北國新聞社

先輩達の声 

社会部 巻山 彬夫/2015年入社・金沢大学卒

出会いと魅力発見にワクワク

現場に到着すると、すでに野次馬が集まっていました。「ウ~、ウ~、カンカンカン」。過日の午後8時半ごろ。サイレンを鳴らしながら走る消防車の目的地は、繁華街・金沢市片町の雑居ビルでした。火は出ていませんでしたが、急いでカメラのシャッターを切り、消防関係者や通行人に聞き込みをしました。幸いにも飲食店内の排気ダクトから煙が出ただけで、けが人はおらず、胸をなで下ろしました。

「サツ回り」と呼ばれる社会部の警察担当は、県内で発生した事件事故を追い掛けています。自衛隊も担当するため、台風などの災害時も現場に走ります。

いつ、どこで、何が起きるのか。事前に分かれば記事を書くのは簡単ですが、事件事故や災害はいつやってくるか分かりません。そんな「緊張の糸」を体中に張り巡らせていることは、記者という仕事のやりがいでもあり、大変さでもあります。それでも、事件事故が発生した時は、驚きとともに「何が起きたのだろう」という好奇心が勝ります。

入社後しばらくすると、新米記者は地方にある支社・総支局に赴任します。私も3年間は小松支社に勤務しました。苦労したことも多いですが、それ以上に良い思い出が順番に浮かんできます。

長野県出身で石川になじみが薄い分、取材を通して多くの人と出会い、石川の魅力を発見するのもワクワクします。まだまだ「よそもん」かもしれませんが、地元紙の記者として地域に溶け込み、人に食い込み、新鮮な話題を届けていくことが目標です。

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