北國新聞社

先輩達の声 

経済部 国分 紀芳/2011年入社 慶應義塾大学卒

世界とのつながりを実感

経済部の主な取材対象は、北陸に根を張る企業です。地方の企業といっても、現代では全国、海外と何らかの取引をしている企業が多く、日ごろの取材では、北陸経済と日本経済、世界経済のつながりを実感しています。

2016(平成28)年は英国の欧州連合(EU)離脱投票、米国の大統領選挙の結果により、株式市場や為替市場が大きく変動しました。為替が動けば企業の輸出環境や材料の調達条件が変わり、業績予想を修正せざるを得ない企業も出てきます。

一夜でビジネスをめぐる状況が180度変わる。このダイナミックさとスピード感は、経済部ならではの面白みだと思います。

北陸経済といえば、2015年3月の北陸新幹線金沢開業前後で、石川県内は大きく変わりました。鉄道の利用者数は在来線特急時代と比べて3倍近くに増え、金沢市内では観光客の増加を受けてホテルの建設が相次いでいます。

通常、企業は自社の取り組みを広く周知させたいため、取材には協力的です。しかし、不動産開発は関係者が複数おり、完成までの長い期間に、行政での手続きも必要なため、相手の口が堅い傾向にあります。ましてや県外の企業が開発するとなると、コミュニケーションも難しくなります。

取材が思うように進まないと、もどかしさや無力感を覚えます。しかし、まちの変貌(へんぼう)は住民の関心も高く、他紙に先駆(さきが)けて掲載できた記事が話題になった際は、大きな喜びを感じます。

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