ISSUE#06
加速する人口減少。
私たちに今できることを考えていきます。
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自宅のリフォームで「安全」に
日本人の平均寿命が昨年、過去最高の男性80.98歳、女性87.14歳に達しました。60歳の定年を迎えた後も、住み慣れた今の自宅に住み続けたいと考える人は多いでしょうが、加齢による体力の衰えは無視できません。老後の備えとして、バリアフリー化などの住宅改修は不可避のものになりつつあります。
バリアフリー化に際しては、移動時の安全性と介助のしやすさの確保が重要です。具体的には、①手すりの設置②段差の解消③床材を滑りにくいものにする④トイレの洋式化⑤浴槽をまたぎ高さの低いものに交換⑥玄関や廊下の段差にスロープを設置⑦寝室・トイレ・浴室・脱衣所のスペースを拡大⑧扉を引き戸や折れ戸にする-などがポイントです。
住宅リフォームで豊富な施工実績を持つ喜多ハウジング(金沢市)の今井猛常務は、「冬場に居間とトイレ、浴室間で生じる温度差で血圧が急変動し倒れるヒートショックの防止のため、断熱性の向上も図りたいところです」と指摘し、「廊下をLDKの一部に改修するなどして、屋内の空間全体を魔法瓶のように温める断熱構造にすることは、省エネにもつながります。お住まいが耐震基準を満たしていない場合は、耐震改修も併せて実施し、安心の度合いを一層高めてください。2階建てを平屋にすることで耐震性を高める方法もあります」と話します。
喜多ハウジングでは今年1月から、「ハウスリボーン」というネーミングで、2階建ての住居を平屋にリフォームし、耐震性、断熱性、生活利便性を同時にアップする、減築リフォームを推進しています。国土交通省が最大250万円の補助金を用意する「長期優良住宅化リフォーム」にも適用可能で、従来にない住まいのダウンサイジングに注目が集まっています。
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空き家の利活用や管理も念頭に
また、老後の安心を確保する上で、新築や住み替えも重要な選択肢でしょう。新しい住まいを現住所とは違う場所に建てる場合には、空いてしまう家をどうするかも考えてください。近年、人口減少や高齢化を背景に空き家が増えており、社会問題化しています。石川県宅地建物取引業協会=076(291)2255=が「空き家総合相談窓口」を開設しており、空き家の売却や維持管理、相続、解体などさまざまな相談に応じてくれます。お近くの不動産会社に相談してみてもいいでしょう。
このほか、空き家の利活用という面では、県内で多くの自治体がUJIターン転入者向けに「空き家バンク」を設けています。空き家となってしまう家を「空き家バンク」に登録しておくことがおすすめです。UJIターン転入者が気に入って入居してくれれば、賃料収入が期待できます。
リフォーム、空き家バンクなど、市や町が住まいにかかわるさまざまな助成制度や仕組みを用意しています。存分に活用し、老後の安心を確実なものにしてください。
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