The Hokkoku Shimbun ひと to みらい─石川の未来へつづく、石川の人のこと。

ISSUE#01

加速する人口減少。
私たちに今できることを考えていきます。

石川の未来を変えるために+200

わーみんなの回答を見る

2020年までに県人口の社会減を解消するため、
Uターン就職する学生を2014年と比べ200人増へ。

 今月1日、東京駅からほど近いパソナグループ本部ビル(東京・大手町)内に、「いしかわ移住UIターン相談センター(ILAC東京)」がオープンしました。首都圏で石川県への移住やUJIターン就職に関する幅広い情報を発信し、相談者にワンストップで対応する施設です。

いしかわ移住UIターン相談センター(ILAC東京)
NEWSPOT
4月1日に県が開設した、いしかわ移住UIターン相談センター(ILAC東京)=東京・大手町
人口の移動マップ

 石川県の人口は2000(平成12)年頃の約118万人をピークに減少に転じ、対策を講じないままだと、2060年には約78万9000人まで落ち込むと予想されています。最大の原因は、少子化による「自然減」ですが、東京など大都市へ人口が流出する「社会減」も無視できません。
 これにブレーキをかけるため、県では県外の大学で学ぶ石川出身学生に熱い視線を送ります。ふるさとへのUターン就職者数を2020年までに約1500人と、2014年比で200人伸ばす計画で、ILAC東京をその前線基地に位置づけています。
 オープン前の3月に首都圏の約80大学にILAC東京の案内チラシを配布しており、「学生向けの就職セミナーや相談会も開催していきますので、多くの学生の方に利用していただきたいですね」と担当者は話します。
 一方、同センターの姉妹施設にあたる「いしかわ就職・定住総合サポートセンター」(金沢市石引・県本多の森庁舎内)には、保護者からの電話相談や問い合わせが相次いでおり、県では「東京と金沢で相乗効果を発揮し、1人でも多くのUターンにつなげたい」と期待を膨らませます。
 両施設のウェブサイトである「イシカワノオト」も開設され、その浸透とともに学生の利用が増加するものと見込まれています。

わーみんなの回答を見る

県外大学と就職支援協定を結び、学生への情報を厚く。

 県では石川出身者の多い県外大学と就職支援協定を結び、石川へのUIターンを検討する学生への就職先、インターンシップ先の情報提供も連携して行っています。現在、協定を締結するのは、首都圏では神奈川大と東海大、関西・中京では同志社大、立命館大、関西大、京都女子大、龍谷大、京都産業大、京都橘大、名城大などの11校で、今年度中に14校まで増やす計画です。
 一方、こうした「県外から戻って来てもらう」ためのアプローチと並行して、就職時に「県内にとどまってもらう」取り組みが進んでいます。

2060年県の人口将来展望931,000人
グラフ

 地方で学ぶ大学生の地元定着を図る文部科学省の「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COCプラス)」であり、県内では金沢大と金沢工業大、石川県立看護大、石川県立大、金沢星稜大、北陸大、金沢学院大、金城大が参加。さらに、北陸先端科学技術大学院大、金沢美術工芸大、金沢医科大、北陸学院大、北陸学院大短期大学部、金城大短期大学部など7校が協力大学となっています。
 いわば、学生の大都市圏への流出を、学・官・産がタッグを組んで阻止しようというもので、県では2020年までに県内学卒者の地元就職率を2014年比で10%向上させ、就職者の実数では300人の上乗せを図りたいと意気込んでいます。

わーみんなの回答を見る
PAGE TOP