ふるさとメール第109号(平成27年3月16日) --------------------------------------------------------------------------------------------------  毎月市内のイベント情報等をお伝えしてきました「ふるさとメール」は今月号で最後となります。長い間、 ご愛読いただき誠にありがとうございました。  ふるさとメールではこれまで、読者の皆様に観光情報を主にお伝えしてきました。今後は、輪島市メールマ ガジンとして輪島の観光情報だけでなく、防災や子育ての情報などをお知らせする予定です。  登録は市ホームページからできますので、ぜひ登録をお願いします。なお、登録フォームへは市ホームペー ジトップから「広報・広聴」をクリックし、「輪島市メールマガジン」のページにお進みください。  それでは、最終号となりますふるさとメール第109号をご覧ください。 -------------------------------------------------------------------------------------------------- 発行:輪島市役所 担当:交流政策部企画課統計情報係 e-mail:kikaku@city.wajima.lg.jp ホームページ:http://www.city.wajima.ishikawa.jp 〒928−8525 石川県輪島市二ツ屋町2字29番地 TEL(0768)23−1113 FAX(0768)23−1855 ================= 3・4月の主な行事 ==================== ●雪割草・そばの市  【日 時】3月21日(土)、22日(日) 10:00〜15:00  □イベント会場:内容    総持寺通り:門前そば・地域特産物販売   堀端交流広場:アトラクション   禅の里交流館:雪割草写真展、展示会、即売会          雪割草押花展、押花体験(300円・30名/日)                ※雪割草写真展のみ3月29日(日)まで開催されます。  □猿山岬灯台の一般開放  【日 時】3月21日(土) 10:00〜15:00   ☆猿山岬を訪れる方に300円の協力金をお願いしています。ご協力いただいた方には    「のと猿山雪割草のみち散策マップ」をお渡しします。   ☆雪割草群生地は特別保護地区ですので「とる」のは写真だけにしてください。   □シャトル便臨時運行  【料 金】片道100円(資料つき)  【コース】・総持寺境内 ― 門前町深見  10:00始発・15:00最終(随時運行)        ・総持寺境内 → 猿山岬駐車場 10:00、12:00       ・猿山岬駐車場→ 総持寺境内  13:00、15:00                (問)雪割草・そばの市実行委員会(地域振興課内)     пF0768−42−1111   ●輪島キリコ会館オープニングイベント  【日 時】3月29日(日) 9:30〜17:00  【会 場】マリンタウン「輪島キリコ会館」特設会場     ************イベントスケジュール*************    9:35 キリコ練り歩き   10:30 輪島キリコ太鼓実演   10:30 合同竣工式典・記念植樹   11:15 御陣乗太鼓実演   12:00 連続テレビ小説「まれ」放送直前イベント         (出演者トークショー、「まれ」PR映像の上映)   13:00 輪島キリコ会館オープン(当日は入場無料)        ※先着1,000名の方に「まれロゴ入り記念ハンカチ」をプレゼントします。   13:30 輪島和太鼓虎之介実演   14:00 太鼓総踊り&ダンスステージ        ※PR映像を制作しますので、ご来場いただいた皆様には出演のご協力を         お願いいたします。  (問)観光課 пF0768−23−1146 ●輪島塗会館竣工式典  【日 時】3月29日(日) 8:45〜9:30  【会 場】輪島塗会館2階研修室  【内 容】テープカット       式辞       挨拶 等       ※式典後、アトラクションが催されます  (問)漆器商工課 пF0768−23−1147 ●曳山祭  【日 時】4月4日(土)〜6日(月)    ・住吉神社<鳳至地区>    4日(土):宵宮  (住吉神社)    5日(日):曳山巡行(鳳至町内)14:00〜  ・重蔵神社<河井地区>    5日(日):宵宮  (重蔵神社)    6日(月):曳山巡行(河井町内)9:00〜  (問)住吉神社 пF0768−22−0656     重蔵神社 пF0768−22−0695 ●第51回峨山道巡行 参加者募集  【日 時】5月9日(土)、10日(日)  【場 所】羽咋市永光寺〜門前町総持寺  【募集人員】120名  【参加費】7,000円(保険料・バス代・巡行談義経費等)      ※宿泊料、昼食代、集印帳、峨山読本、集合写真は別料金  【申込締切】3月31日(火)  【申込先】峨山道巡行実行委員会       пF0768−42−1111 E-mail:shinkou@city.wajima.lg.jp  (問)峨山道巡行実行委員会(門前総合支所地域振興課内)     пF0768−42−1111 ◎漆芸美術館  漆芸のマスター勢ぞろい!   【期 間】2月28日(土)〜5月11日(月)   【開館時間】9:00〜17:00(2月・3月の毎週土曜日は19:00まで延長)        (最終日のみ16:00閉館、入館は各30分前まで)   【入館料】 一般  620円(510円)         高大学生 310円(210円)         小中学生 150円(100円)      ( )内は20名以上の団体料金   (問)輪島漆芸美術館 пF0768−22−9788 ◎のと里山空港  ★おらが故郷お国自慢「プア・オレナによるミニコンサート」  【日 時】4月5日(日) 15:20〜  【場 所】のと里山空港2階ロビー  【協 力】輪島市  ★のっぴーグラスづくり 〜4月のデザイン「のっぴーのお花見(桜の駅)」〜  【日 時】4月12日(日) 10:00〜12:00、13:00〜15:00  【場 所】のと里山空港1階 能登の旅情報センター  【数 量】限定50個  ★おらが故郷お国自慢「プア・オレナ、琴城流 琴長会によるミニコンサート」  【日 時】4月19日(日) 15:00〜  【場 所】のと里山空港2階ロビー  【協 力】輪島市   (問) のと里山空港賑わい創出実行委員会 TEL:0768−26−2303                    FAX:0768−26−2305 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆【のと里山空港の利用をお願いします!!】☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆                      ☆1日2往復☆                 能登⇔羽田  60分『ひとっとび!!』 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ================================================= =================================================   “がんばる輪島”応援寄附金(ふるさと納税制度)  輪島市を応援しようとする方から寄付を募り、魅力あるふるさとづくりを目指すことを目的として、 “がんばる輪島”応援寄附条例(ふるさと納税条例)を制定いたしました。  魅力あるふるさとづくりを進めるため、「高齢者福祉の充実」、「子育て支援」、「自然環境の保全」、  「教育環境の充実」、「奨学金基金への積立て」、「伝統工芸及び地域文化の保存及び継承」といった  事業に寄附金を充てております。  世界に誇れる魅力あふれるふるさとづくりのため、“がんばる輪島”に応援をよろしくお願いいたします。  (ふるさと納税のお申込み)ふるさとチョイス http://www.furusato-tax.jp/  (ふるさと納税の概要)輪島市HP http://www.city.wajima.ishikawa.jp/ ================================================= =================================================  ---------------------------------------------------------------------- 01:輪島産の漆、業界ぐるみで再興 市が来月から2千本の見本林整備  木地の地元産活用も促進 02:労苦しのぶ山盛りご飯 輪島市で「もっそう祭り」 03:輪島、高山が誘客で連携 3朝市組合が交流協定締結 04:「間垣の里、重文景観に」 輪島市、文化庁に申請 05:ケヤキ打ち鳴らし、五穀豊穣を祈願 輪島市でおしはら祭り 06:「復興の球根」開花間近 被災地の花壇閉鎖で思い託され  輪島市門前町の大倉さん、岩手県陸前高田市で支援 07:「新幹線ハウス」お目見え 輪島市の正角さん、自ら自宅を改築 08:沈金パネルに思い出刻む 輪島市河井小児童が卒業制作  北陸新幹線も鮮やか 09:おさよトンネル貫通 輪島市の門前中心部―七浦結ぶ 来春完成 10:復興の酒蔵で初搾り 輪島市の中島さん 亡き父に「恥ずかしくない」 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2015年02月16日(月)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎輪島産の漆、業界ぐるみで再興 市が来月から2千本の見本林整備  木地の地元産活用も促進  輪島市は輪島産漆再興事業に乗り出す。輪島の漆器業界は使用する漆の大半 を中国産に依存しており、地元産漆を供給できるよう3月から漆の木の見本林 を整備する。同市町野町の県市共有地で将来的に約2千本を植栽し、漆液を採 取する以外の活用法も探る。合わせて輪島塗の木地として地元のアテ、ケヤキ の利用を促すセミナーを展開し、材木商や木地師、塗師屋らを巻き込んだ業界 ぐるみの産地再興につなげる。  里山里海保全リーダー育成・情報発信事業として自治総合センターの今年度 環境保全助成事業に採択され、漆植栽と漆器用木材の利用推進を柱に取り組む。  漆の木から漆液を集める漆掻(か)き職人をはじめ、漆器用木材を扱う材木 商、木地師ら輪島塗の原材料を供給する側の後継者不足が産地として課題にな っており、業界を挙げて現状への認識を深め、今後の方向性を見いだす。 漆見本林は町野町白崎の県市共有地約8ヘクタールのうち、約2ヘクタールを 活用する計画だ。市内の若手漆器関係者でつくる「japan輪島再興実行委 員会」が2年がかりで苗木1千本を用意しており、3月7日に現地で漆植栽の 現地指導を行う。来年以降、定期的に漆器関係者に加え、一般の人らも対象に した植樹会を開き、輪島産漆への関心を高める。 担い手の育成が急がれる材木商や椀木地荒型木地師らとの現地懇談、木地師ら による意見交換会も計画している。 漆の木の新たな活用策では、専門家を招いて、漆液採取後の木材で漆染めの布 製品を作る研修会を開く。 里山里海保全のプロジェクトとして金大、輪島漆器商工業協同組合と連携して 進める。市の担当者は「輪島塗のユネスコ無形文化遺産登録を見据え、地元で 保護、継承する体制を整えていきたい」と話した。 〈02〉2015年02月17日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎労苦しのぶ山盛りご飯 輪島市で「もっそう祭り」  わんに山盛りのご飯を食べる「もっそう祭り」が16日、輪島市久手川町の 民家で行われ、住民13人が黙々とご飯を頬張り、年貢の取り立てに苦しんだ 先人の労苦をしのんだ。 祭りは藩政期の農家が役人の目を盗み、隠し田で収穫した米を腹いっぱい食べ たことが始まりとされる。 今年の当番宿、坂本和夫さん(65)方では、6升の米が炊かれ、円筒状の木 枠「もっそう」で高さ20センチ近くまで盛られた約5合のご飯、メギスのつ みれ汁、ゴボウの南蛮みそあえ、ダイコンとニンジンの酢の物、ワラビのから しあえが並んだ。 住民は午前6時ごろから集まり、箸で上の方から崩しながらご飯を味わった。 全て平らげる人はまれで、重箱に残りを詰めて持ち帰った。 〈03〉2015年02月20日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎輪島、高山が誘客で連携 3朝市組合が交流協定締結  輪島市朝市組合は19日、飛騨高山(岐阜県高山市)の陣屋前朝市組合、宮 川朝市協同組合と連携交流協定を結んだ。能越自動車道七尾氷見道路の開通、 北陸新幹線金沢開業を機に海の幸を中心とする輪島、山の幸が特徴の高山がタ ッグを組んで魅力を発信し、誘客で連携を図っていく。 調印式が輪島市役所で行われ、輪島朝市の小林政則組合長は「独特の魅力を持 つ高山の両組合から多くを学びたい」とあいさつした。 陣屋前の川端幸泰組合長は外国人客の増加で組合員が英語、中国語の習得に励 んでいることを紹介し、宮川の野村正理事長も観光客が増える一方、市民の台 所としての役割が薄れている現状を挙げた。 梶文秋市長、高山市の清水孝司商工観光部長が祝辞を述べた。今後、輪島、高 山それぞれの朝市に相互出店し、連携して情報発信する。商品の魅力アップや 効果的なPR、増加する外国人対応、後継者育成策などについて定期的に情報 交換する。 〈04〉2015年02月27日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「間垣の里、重文景観に」 輪島市、文化庁に申請  輪島市は、強風や荒波から民家を守る間垣(まがき)が残る同市大沢、上大 沢町全域を「能登・間垣の里」として国重要文化的景観(重文景観)に選定す るよう、県を通じて文化庁に申請した。6月にも開かれる文化審議会に諮られ る見通しで、市は地元と協力して保全活用事業を推進する。 市教委文化課によると、間垣はかつて能登半島一帯で見られたが、昔ながらの ニガタケを組み、まとまった形で残っているのは大沢、上大沢町のみという。 海沿いの両町は日本海からの強風を和らげるため、集落を囲うように間垣が連 なる。大沢町は3月から放映が始まるNHK連続テレビ小説「まれ」の主要ロ ケ地にもなった。 両町の間垣は住民の高齢化に伴い、ニガタケの確保や補修作業が難しくなって きている。重文景観に選定されれば、伝統的な間垣の改修に国の補助が得られ る。市はニガタケの採取地整備や補修の担い手確保、技術継承など保存対策に 取り組むとともに、観光誘客に生かす方針である。 重文景観は全国で47件選定されており、県内では「金沢の文化的景観 城下 町の伝統と文化」のみとなっている。 〈05〉2015年03月04日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ケヤキ打ち鳴らし、五穀豊穣を祈願 輪島市でおしはら祭り   輪島市町野町佐野に伝わる奇祭「おしはら祭り」は3日、同所の八幡神社で 行われ、住民15人が漆の木の一種「カツキ」でケヤキの板を打ち鳴らして五 穀豊穣や家内安全などを願った。 亀山國彦宮司(55)が神事を営んだ後、拝殿にケヤキの板が並べられた。氏 子らは持ち寄った約36センチのカツキの棒で、煩悩の数といわれる108回 にわたって板をたたいた。 祭りは藩政期から続くとされ、災厄を「おし払う」との言い伝えがある。 〈06〉2015年03月06日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「復興の球根」開花間近 被災地の花壇閉鎖で思い託され  輪島市門前町の大倉さん、岩手県陸前高田市で支援  能登半島地震で被害の大きかった輪島市門前町に住む主婦大倉好子さん(65) が、岩手県陸前高田市から贈られた花の球根を丹精し、青々とした葉を伸ばすま でに育てた。東日本大震災の被災地を美しく彩った花の球根で、かさ上げ工事に 伴う花壇閉鎖により、花壇作りを支援してきた大倉さんに託された。球根は復興 を願うシンボルとして門前町内の愛好者にも配られ、今月末には可憐な花が咲き そろう。  大倉さんは能登半島地震の後、復興の思いを込めて自宅隣接地の約千平方メー トルで花壇を作っている。同じ被災者として寄り添いたいと、陸前高田市高田町 の森の前地区に花苗を提供し、昨春には現地で夫と花壇整備に汗を流した。 しかし、陸前高田の花壇は復興に向けたかさ上げ工事の本格化で撤去が決まった。 花壇を整備する陸前高田花菜畑(はなばたけ)の会は大倉さんに支援への礼を兼 ねて球根を託すことにし、交流の橋渡し役となった田中純一北陸学院大准教授を 通じて、ムスカリ約500個、ジャーマンアイリス200個弱の球根を昨秋に届 けた。 花菜畑の会の佐藤新三郎代表から届いた感謝の手紙には、かつての美しい花壇を 「決して消えない心の花」として胸に刻み、かさ上げ工事完了後には再び世界に 誇れる花壇を復活させる決意が記されていた。 「離れていてもできる支援はある」。大倉さんはムスカリを花壇の一部やプランタ ーに植え、総持寺通り商店街のガーデニング仲間や門前町黒島公民館の寄せ植え 教室参加者にも分けた。同じ被災地として預かった花を皆で大切に守っていくつ もりだ。 ムスカリの花言葉は「通じ合う心」「明るい未来」である。11日には東日本大 震災から4年、25日には能登半島地震から8年となる。大倉さんは被災地をつな ぐ絆の花の成長を願い「陸前高田にまた花畑ができる時には、たくましく育った苗 や球根をお返ししたい」と話した。 〈07〉2015年03月09日(月)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「新幹線ハウス」お目見え 輪島市の正角さん、自ら自宅を改築  輪島市河井町の正角(しょうかく)稔さん(79)が新幹線の車両をモチー フに進めてきた自宅の改築工事が、北陸新幹線開業を前に、ほぼ完成した。自 分で設計、施工した力作で、運転席部分は乗れるようになっている。正角さん は運転席を希望者に開放しており、華やかな建物が近所の子どもたちの人気を 集めている。 新幹線にあこがれを抱いていた正角さんは昨年11月から、木造平屋建て住宅 の改築に取り組んできた。木材の骨組みにトタン板をかぶせ、ペンキで色を塗 るなどして、先頭車両をイメージした全長15・8メートルの外観を整え、ト ラックのホイールを使って車輪にした。 運転席部分には、ハンドルやレバーに見立てて船外機のレバーや電動リールを 取り付け、時計のボタンを押すと車内アナウンスが流れるなど工夫した。 正角さんは今後、住宅の側面に「輪島―東京」の看板を掲げ、車輪を増やすな ど仕上げ作業に入る予定で「大勢の人が訪れる観光名所のような家にしたい」 と話した。 〈08〉2015年03月13日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎沈金パネルに思い出刻む 輪島市河井小児童が卒業制作  北陸新幹線も鮮やか  輪島市河井小の6年生39人の卒業制作となる輪島塗沈金パネルが12日、 完成した。児童の思い出や、同市の国名勝「白米(しろよね)千枚田」、14 日に開業する北陸新幹線などが伝統技法で鮮やかに浮かび上がった。 児童は同校OBで沈金師の前古孝人さん(55)の指導で、下絵をもとに2月 中旬から彫りを進めた。作品のテーマを「無限大の未来へ〜その夢の先には〜」 として、パネル中央の大きな「∞」の中に、運動会や鼓笛隊を描いた。縦24セ ンチ、横30センチのパネルを28枚組み合わせて額に入れ、縦約1メートル、 横約2・2メートルに仕上げた。作品は18日の卒業式で校内に展示される。 〈09〉2015年03月14日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎おさよトンネル貫通 輪島市の門前中心部―七浦結ぶ 来春完成  輪島市の門前町中心部と北部の七浦地区を結ぶ「おさよトンネル」の貫通式 は13日、現地で行われ、約90人が工事の節目を祝った。2016年春に完 成予定で、市道まがき線全体が開通する。 延長1359メートルのトンネルは、市道で県内最長となる。13年11月に 着工し、今年1月下旬に貫通した。今後、トンネル内の舗装や防災設備工事な どを進める。開通後は、急こう配が続く広瀬−鵜山間の県道など3路線13・ 3キロを回るより約15分短縮される。 貫通式では、梶文秋市長があいさつし、祝辞では宮下正博県議が「約30年待 ったトンネルがやっと完成する」と涙ぐむ場面もあった。 〈10〉2015年03月14日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎復興の酒蔵で初搾り 輪島市の中島さん 亡き父に「恥ずかしくない」  能登半島地震から復興を果たし、酒造りに励んでいた父の急逝を受け、蔵元 杜氏(とうじ)となった中島遼太郎さん(26)=輪島市鳳至町=の手掛けた 新酒が13日、完成した。初搾りの純米酒を口にした中島さんは「恥ずかしく ないでき」と胸を張り、父が信条としたこだわりの酒造りを受け継ぎながら、 新たな日本酒ファンをつかむ意欲を見せた。  鳳至町稲荷町の中島酒造店の酒蔵は2007年の震災で全壊した。遼太郎さ んの父浩司さんが再建し、昨シーズンは輪島商工会議所に勤めていた遼太郎さ んも蔵の仕事を手伝い、事業は軌道に乗っていた。しかし、浩司さんは復興を 見届けるように昨年11月、60歳で他界した。 父の遺志を継ごうと遼太郎さんは今冬、滋賀県東近江市の酒造会社で徹底的 に杜氏の仕事を学んだ。輪島に戻った遼太郎さんは通常より1カ月遅れの2月、 父が残してくれた蔵で新酒の仕込みに取り掛かった。 13日朝、父の代から信頼を置く仲間とともに、もろみの搾り作業に汗を流し 遼太郎さんは搾り立てを蔵の神棚と、笑顔の父の遺影を掲げた仏前に供えた。  出来上がった純米酒は父が売り出した「おやじの手造り」である。味見した 遼太郎さんは「香りやうまみ、辛口の切れもしっかり出ている」と満足げだっ た。 別のタンクでは、遼太郎さんが新たに売り出す酒の発酵が進んでいる。父の酒 を受け継ぎ守っていくだけでなく、日本酒愛好者の裾野を広げようと攻めの酒 造りも見据えている。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の記事データベース「ホッコクシンブン・ドットコム」  から抽出しました。申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「輪島ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・ふるさとメール・輪島の申し込みや解除は輪島市や北國新聞社のホームペー  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