ふるさとメール第103号(平成26年9月12日) --------------------------------------------------------------------------------------------------  先日、来年春放送開始の前期連続テレビ小説「まれ」のヒロインである土屋太凰さんが輪島市長を表敬訪問 しました。市長との会談では、輪島を訪れた感想やこれからの撮影に対する意気込みなどを語りました。  さて、14日から門前町の總持寺祖院にて光のイベント「ぜんのきらめき」が開催されます。20日には、 總持寺祖院に映像を映し出すプロジェクションマッピングが行われます。普段と違う幻想的な總持寺祖院をお 楽しみください。  それでは、ふるさとメール第103号をご覧ください。 -------------------------------------------------------------------------------------------------- 発行:輪島市役所 担当:交流政策部企画課統計情報係 e-mail:kikaku@city.wajima.lg.jp ホームページ:http://www.city.wajima.ishikawa.jp 〒928−8525 石川県輪島市二ツ屋町2字29番地 TEL(0768)23−1113 FAX(0768)23−1855 ================= 9・10月の主な行事 ==================== ●ツール・ド・のと400  全国のサイクリング愛好家を石川県に迎え、美しい大自然と優しい人情が息づく石川の大地 「夢半島のと」一周コースを自らの体力と気力で走ることを目的とした大会です。  スピード競技ではなく、交通規則と大会規定を守り、完走した人を賞する大会です。  【日 時】9月13日(土)〜15日(月・祝)  【コース】   ・チャンピオンコース(3日間) ≪スタート・ゴール≫内灘町(石川県立自転車競技場)   ・1日コース      13日(土)  全長約130km ≪スタート≫内灘町(石川県立自転車競技場)                       ≪ゴール≫ 輪島市(マリンタウン)      14日(日)  全長約155km ≪スタート≫輪島市(マリンタウン)                       ≪ゴール≫ 七尾市(能登島マリンパーク海族公園)      15日(月・祝)全長約125km ≪スタート≫七尾市(能登島マリンパーク海族公園)                       ≪ゴール≫ 内灘町(石川県立自転車競技場)  (問)ツール・ド・のと400実行委員会事務局     пF076−260−3581 FAX:076−260−3426 ●ぱしふぃっくびいなす寄港  今年の客船入港は、今回の「ぱしふぃっくびいなす」が最後となります。  当日はふるまいやアトラクションなど多数イベントがあります。  【日 時】9月14日(日) 8:00入港 18:00出港  【場 所】マリンタウン  (問)都市整備課 пF0768−23−1156 ●ぜんのきらめき  ☆光の回廊  【日 時】9月14日(日)〜21日(日)  【会 場】門前総合支所から總持寺祖院境内の間    ☆總持寺祖院プロジェクションマッピング&和太鼓虎之介とのコラボ  【日 時】9月20日(土) @19:00〜 A19:45〜 B20:30〜  【会 場】總持寺祖院  【同時開催】梅花流詠讃歌による「大祖堂での仏教讃歌のしらべ」  ☆「坐禅」無料体験&「声明」講演  【日 時】9月14日(日)、15日(月)、19日(金)、21日(日)の4日間        18:30〜受付  19:00〜坐禅体験会 20:00〜声明(しょうみょう)  【会 場】總持寺祖院  (問)峨山道巡行実行委員会 пF0768−23−1113 ●千枚田結婚式・千枚田稲刈りイベント  【日 時】9月21日(日) 9:00〜  【場 所】白米千枚田  (問)観光課 пF0768−23−1146 ●第7回禅の里ロードレースIN輪島  【日 時】10月11日(土)、12日(日)  【場 所】門前町特設コース  <11日(土)>  15:30〜 アトラクション   16:30〜 開会式・交流会  <12日(日)>   8:00〜 全日本実業団サイクルロードレース  11:30〜 ストライダー(3・4歳児向け公開イベント)  11:40〜 表彰式  (問)禅の里ロードレース実行委員会 пF0768−42−1111 ●千枚田あぜのきらめき  【日 時】10月18日(土)〜2015年3月15日(日)  【場 所】白米千枚田  ※本年度より一夜限りのキャンドルイベント「あぜの万燈」は開催しません。ご了承ください。  ※シャトルバスやオープニングイベントの情報は今後ホームページにてお知らせします。  (問)観光課 пF0768−23−1146 ◎漆芸美術館  手のひらの中の漆―小を愛でる美意識―   【期 間】7月19日(土)〜9月28日(日)   【開館時間】9:00〜17:00(入館は16:30まで)         ※最終日は16:00まで(入館は15:30まで)   【入館料】 一般  620円(510円)        高大学生 310円(210円)        小中学生 150円(100円)      ( )内は20名以上の団体料金  第20回飛翔する輪島の漆芸作家たち   【期 間】10月3日(金)〜12月14日(日)   【開館時間】9:00〜17:00(入館は16:30まで)         ※最終日は16:00まで(入館は15:30まで)   【入館料】 一般  620円(510円)        高大学生 310円(210円)        小中学生 150円(100円)      ( )内は20名以上の団体料金  (問)輪島漆芸美術館 пF0768−22−9788 ◎のと里山空港  ★空の日フェスタ   【日 時】10月12日(日) 10:00〜16:30   【場 所】のと里山空港   ******** イベント内容 ********   ・東京へ行こう!!のと里山空港ウルトラクイズ   ・東京へ行こう!!紙飛行機 的入れゲーム   ・石川県警察音楽隊マーチング   ・空の日絵画展   ・つってつってのっぴーでハッピー   ・のっぴーグラス作り   ・のっぴーぬりえ   ・空港内バスツアー   ・まいもん市   など多数イベントを用意しています!  10月11日(土)、12日(日)は隣接の日本航空学園にて「航空祭」が開催されます。  フライトショーやアトラクション、模擬店など色々なイベントが行われます。      (問) のと里山空港賑わい創出実行委員会 TEL:0768−26−2303                     FAX:0768−26−2305 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆【のと里山空港の利用をお願いします!!】☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆                      ☆1日2往復☆                 能登⇔羽田  60分『ひとっとび!!』 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ================================================= =================================================   “がんばる輪島”応援寄附金(ふるさと納税制度)  輪島市を応援しようとする方から寄付を募り、魅力あるふるさとづくりを目指すことを目的として、 “がんばる輪島”応援寄附条例(ふるさと納税条例)を制定いたしました。  魅力あるふるさとづくりを進めるため、「高齢者福祉の充実」、「子育て支援」、「自然環境の保全」、  「教育環境の充実」、「奨学金基金への積立て」、「伝統工芸及び地域文化の保存及び継承」といった  事業に寄附金を充てております。  世界に誇れる魅力あふれるふるさとづくりのため、“がんばる輪島”に応援をよろしくお願いいたします。  詳しくは輪島市HPまで http://www.city.wajima.ishikawa.jp/ ================================================= ================================================= ---------------------------------------------------------------------- 01:三夜踊り、老いも若きも 輪島市 優雅に幕開け、旧盆彩る 02:少年野球30年、万感の胴上げ 少子化で部員数維持できず 輪島市河原   田 OBら閉部式  03:ヒロインに託す、パティシエの夢 「まれ」製菓指導に辻口博啓さん 駆   け出し時代重ね  04:東京農大OBが輪島に魅せられ移住 茅葺きの里でビジネス 木端みそ、   都内に販路 三井町に拠点、雇用創出目指す 05:神輿、勇壮に海渡る 袖ケ浜海岸 輪島大祭が幕開け 06:豪華「輪島カタログ」 ふるさと納税者増へ特典充実 アワビ、カニ、地   酒、輪島塗…選んで 市、来年度から実施 07:ワイン用ブドウ初収穫 輪島ブランドへ本格始動 門前町のハイディワイ   ナリー 数年後に100%地元産 08:輪島市門前中生が横浜市で「とどろ」を披露 總持寺訪ね 09:千枚田に電気柵 輪島市ピリピリ、景観に配慮 イノシシ撃退へ 500   メートル設置 「現状では最善策」 10:土屋さん「能登の言葉優しい」 連続テレビ小説「まれ」ヒロイン 輪島   市長を訪問 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2014年08月15日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎三夜踊り、老いも若きも 輪島市 優雅に幕開け、旧盆彩る  輪島市無形民俗文化財「三夜踊り」は14日、同市役所前三角州で3日間の 日程で開幕し、地元住民や観光客らが優雅な踊りを楽しみ、旧盆の夜を彩った。  初日は同市鳳至、大屋小の児童による囃子(はやし)や踊りで始まった。続 いて、そろいの浴衣を着た三夜踊り保存会員が模範の踊りを披露する中、「老 いも若きも手拍子そろえて」などの音頭に合わせ、子どもから高齢者までが踊 りの輪を広げた。  三夜踊りは先祖の霊を慰めるため、室町時代に始まったとされ、かつては、 三日三晩踊り明かしたという。15日は連踊りコンテスト、16日は成隆寺の 灯籠流しなども行われた。 〈02〉2014年08月17日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎少年野球30年、万感の胴上げ 少子化で部員数維持できず 輪島市河原田  OBら閉部式   輪島市河原田小の児童らが活躍した「河原田少年野球クラブ」が創設30年 の歴史に幕を下ろした。少子化に伴い部員数が著しく減少し、2年前から活動 停止の状態が続いていた。閉部式が16日、河原田公民館で行われ、OBや保 護者ら約100人がクラブの名残を惜しんだ。  河原田クラブは1983(昭和58)年、市内4番目の少年野球クラブとし て誕生した。90年代には、最大40人ほどが在籍したが、近年は少子化の影 響を受け、部員数が徐々に減少。2012年春には8人となり、活動を停止し た。現在、児童は近隣のクラブなどに移り、活動を続けている。  クラブは、河原田小グラウンドで週5〜6日の練習に励み、2002年には 県大会で準優勝するなど輝かしい成績を収めた。保護者会によるバーベキュー 大会などでチームプレーの精神も育んできた。  初代主将を務めた古畑訓さん(43)は「発足前は稲刈り後の田んぼで白球 を追いかけていたから、クラブに入って初めて野球場でプレーした時の感動は いまだに忘れることができない」と当時を振り返った。  閉部式の会場には、歴代のユニホームやトロフィー、写真などが展示された。 古畑さんらのあいさつに続き、第3代監督の泉治夫さん(53)の音頭で乾杯 した。30年間の活動をまとめたDVDが披露され、OB一人一人がクラブに 対する思いを語った。  古畑さんから河原田小の栂佐紀子校長にクラブの横断幕が返納され、歴代監 督を胴上げして締めくくった。初代監督として13年間チームを率いた川村要 蔵さん(67)は「閉部は寂しいが仕方ない。教え子には、河原田クラブで培 った精神と絆を大切に、これからも野球人生を楽しんでもらいたい」と笑顔で 話した。 〈03〉2014年08月17日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ヒロインに託す、パティシエの夢 「まれ」製菓指導に辻口博啓さん 駆け 出し時代重ね   輪島市を主な舞台に、来春スタートするNHKの連続テレビ小説「まれ」で、 製菓指導を担当する七尾市出身のパティシエ、辻口博啓さん(47)が16日 までに北國新聞社のインタビューに応じ、これまでの半生を振り返りながら、 朝ドラを支える思いを語った。「パティシエという仕事を一人でも多くの子ど もたちに伝えることができれば」。ひたむきに夢を追うヒロインに駆け出し時 代の自分を重ね合わせ、辻口さんはさらなる夢を追いかける。 ●「世界一の職人」  行列のできる洋菓子店として知られる東京・自由が丘の「モンサンクレール」 。国内外で活躍する足掛かりとなった店で、辻口さんは多忙を極めていた。  「世界一のケーキ職人」となる夢を抱き、奮闘するヒロイン、津村希(まれ) の成長を描く「まれ」。辻口さんも洋菓子のワールドカップで優勝し、「世界 一のパティシエ」の称号を手にした。  今回のドラマでは登場するスイーツのデザインやレシピを監修し、「パティ シエの存在をさらに高めたい」と言う。  希はパティシエの夢を追うため、輪島市役所を辞め、横浜の洋菓子名門店に 弟子入りする。辻口さんも旧中島高を卒業後、ふるさとの七尾市を離れ、都内 の洋菓子店で修業を積んだ。  パティシエの道を歩み始めて間もなく、実家の和菓子店が倒産した。下積み 時代は試練の連続だった。  「若いときは右も左も分からなかった。その頃の気持ちや所作もNHK側に アドバイスしたい」  NHKの制作スタッフは、辻口さんがパティシエの夢をかなえるまでの半生 をつづった「パティシエ世界一」を読んだ上で製菓指導を依頼した。スイーツ の監修だけでなく、その生き方もドラマ作りに大きな影響を与えている。  ヒロインに決まった女優の土屋太鳳(たお)さん(19)はこれからケーキ 作りを学ぶ。辻口さんは代表理事を務める日本スイーツ協会の「スイーツ検定」 を土屋さんに受験してもらうことをNHK側に提案している。洋菓子の歴史や 専門用語を理解すれば、演技がさらに深まるという思いからだ。 ●石川の菓子編み出す  10月ごろにクランクインし、朝ドラがスタートする来年3月には北陸新幹 線が開業する。  「石川県の食材を使ったお菓子をたくさん編み出したい。朝ドラと新幹線で いろいろなムーブメントが生まれますよ」  ふるさとを元気にするために、世界の頂点を極めた腕を、分野を広げて存分 に発揮するつもりだ。 〈04〉2014年08月19日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎東京農大OBが輪島に魅せられ移住 茅葺きの里でビジネス 木端みそ、都 内に販路 三井町に拠点、雇用創出目指す  能登の自然に魅せられた東京農大OBらが、里山の恵みを生かした特産品開 発や体験ツアーを通じた農村の魅力発信に乗り出した。「茅葺(かやぶ)きの 里」として知られる輪島市三井(みい)町を拠点に、中心メンバーが東京から 移住。自主開発の第1弾商品「木端(こっぱ)みそ」が好評で、秋以降、都内 飲食店にも販路を広げる。任意団体としてスタートした組織を数年後には株式 会社化し、三井で雇用創出を目指す。  東京農大の自然環境・景観保全、観光レクリエーション研究室などのゼミ生 が三井地区で毎年、夏合宿を続けている。この交流から学生らによる三井の特 産品開発、同大収穫祭などでの販売が始まり、OBや現役学生らで特産品生産 販売、ツアー企画運営の団体「かぜとね(風と根)」を今春組織するまでに発 展した。  発起人の山本亮さん(27)は三井町長沢に移住、4月からは輪島市地域お こし協力隊となり、「かぜとね」のコーディネーター役を務めている。第1弾 の「木端みそ」は能登の森を代表するアテの木の切れ端(木端)とネギ、サン ショウなどの練りみそをセットにした商品。かつての山仕事での伝統食をヒン トに、みそを端材に塗り、火であぶって食べてもらう。  アテの香りがみそに移った香ばしさもあり、ご飯や酒によく合うという。通 信販売やイベントでの売れ行きが好調で、都内飲食店との取引交渉も始めた。 商標登録し、間伐材の有効活用とみそ製造による林業、農業、食品業者が連携 した事業として過疎の進む奥能登での雇用確保を見据える。  今夏からは「みい里山の市」を定期開催し、里山体験会も始めた。山本さん は「地域を活性化させることが能登の美しい農山漁村の風景を守ることにつな がる」と話し、今後、能登の他団体とも連携しながら事業を拡大し、能登ファ ンを増やしていく。 〈05〉2014年08月23日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎神輿、勇壮に海渡る 袖ケ浜海岸 輪島大祭が幕開け  輪島市の夏祭りの終わりを飾る輪島大祭が22日、4日間の日程で幕を開け た。初日は奥津ひめ神社大祭が行われ、袖ケ浜海岸で営まれた海中渡御では神 輿を担いだ男衆が勇壮に海の中を練り、豊漁と海上の安全を祈願した。  海中渡御は輪島沖に浮かぶ舳倉(へぐら)島の女神が男神に会うため、海を 渡るという伝承にちなんでおり、神輿の入水時間が長いほど大漁になるとされ ている。  化粧と色鮮やかな腰巻きで女装した男衆が威勢のいい掛け声を響かせて海を 進むと、浜に戻そうと子どもたちが神輿に結んだ綱を引き、何度も浜辺を行き 来する姿が観光客や帰省客らを沸かせた。  輪島大祭は市街地の4神社が順に営む祭りの総称で、25日まで行われた。 〈06〉2014年08月26日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎豪華「輪島カタログ」 ふるさと納税者増へ特典充実 アワビ、カニ、地酒、 輪島塗…選んで 市、来年度から実施  輪島市は自治体への寄付で税金を軽減する「ふるさと納税」制度で、輪島の 特産品を特典とし、寄付者が特典を選べるカタログギフト方式を導入する。輪 島塗や海産物など幅広く特産品をそろえ、税収増に加え、地元産品の需要拡大 による地域活性化を狙う。来年度から実施する。  輪島市は2008(平成20)年に「がんばる輪島」応援寄付条例を制定し、 ふるさと納税を募ってきた。現在は、寄付者に謝意を伝える品として塩せんべ いや干しエビ、ノリなどを市側が選んで贈っている。  全国的に各自治体が特典の趣向を凝らしたことで制度の利用者が増え、政府 も来年度から、関連手続きの簡素化など制度を拡充する方針である。この機に 合わせて使い勝手が良いカタログ方式の特典を導入し、輪島への寄付者を募る。  特典としてアワビやサザエ、ズワイガニ、コウバコガニなど海の幸、能登牛 (のとうし)の肉、地酒のほか、輪島塗なども用意する。5千円以上2万円未 満、5万円以上10万円未満、10万円以上100万円未満などの寄付金額に 応じて5段階の特典をそろえ、品物は寄付者が選べる。寄付金の3割程度の価 格帯にする。  市では今年の納税分から寄付者に試行的に特産品を贈り、来年度からカタロ グ方式の特典をアピールした上で寄付を募り、本格的に実施する。特産品の生 産で地域が活性化するよう業務は民間に委託する方針である。  輪島市へのふるさと納税は制度創設の08年は能登半島地震の翌年だったこ ともあり、約966万円だった。その後は約50件、300万円を上回る程度 で推移している。  ふるさと納税は出身地や応援したい自治体に2千円を超す額を寄付すれば、 居住自治体の個人住民税や所得税が控除される。 〈07〉2014年08月29日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ワイン用ブドウ初収穫 輪島ブランドへ本格始動 門前町のハイディワイナ リー 数年後に100%地元産  昨秋、輪島市門前町で操業を開始したワイン醸造・販売「ハイディワイナリ ー」は28日、自社で所有する同町鵜山の畑で初めてブドウを収穫した。ワイ ン醸造1年目となる昨年は山梨や神戸から買い付けたブドウを使用したが、今 後は原料の栽培から醸造まで地元で手掛ける「輪島ブランド」のワイン作りを 本格化させる。  収穫したのは、白ワイン用品種「ソーヴィニヨンブラン」の約300キロ。 午前5時すぎ、防鳥ネットが一斉に外され、厄ク鄒擬w卍后複械押法甓I融埆ミ 身=と従業員7人が収穫を開始した。一つ一つ手作業で行われ、夜明けのブド ウ畑にハサミの軽快な音が響いた。  横浜市育ちで、新潟でワインづくりの修業をしていた厄ク郤卍垢蓮・秧討里ユ るさとである門前町でワインを醸造することを決意し、2011年にハイディ ワイナリーを設立。12年春から門前町に移り住み、苗木630本を植えた。  今年、最初に植えた苗木の収穫時期を迎え、厄ク郤卍垢蓮嶌能蕕良通擇篭豎レ をともにした戦友のようなもの。収穫の感動はひとしおだ」と語った。  ブドウ畑は日本海を望む斜面に広がる。13年、14年と、苗木2500本 ずつ増やし、現在は2・7ヘクタールとなった。ソーヴィニヨンブラン以外に、 プティ・ヴェルド(赤)、セミヨン(白)など7品種を栽培。今は別産地のブ ドウも使用しているが、数年後に100%地元産ワインの出荷を目指すという。  収穫したブドウは早速、門前町千代にある醸造所でプレス機にかけられた。 1カ月間発酵させた後、樽(たる)詰めして半年〜1年間熟成させる。初期出 荷分は来春、ワイナリーの会員用に販売するという。  絞りたての果汁を試飲した厄ク郤卍垢蓮屬箸討眷燦セ粘鼎・▲錺ぅ鵑僚侏茲ャ 楽しみ。量は少ないが、いつか輪島の特産品にしたい」と話した。 〈08〉2014年09月03日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎輪島市門前中生が横浜市で「とどろ」を披露 總持寺訪ね  輪島市門前中2年生は2日、横浜市鶴見区の大本山總持寺を訪ね、門前に伝 わる祝い唄「門前とどろ」(輪島市無形民俗文化財)を披露した。輪島市と鶴 見区はともに總持寺があるのを縁に交流協定を結んでおり、生徒は同区の豊岡 商店街で手作りの門前観光チラシも配り、交流推進に一役買った。  生徒34人が修学旅行の一環で訪問した。門前とどろ保存会員ら地域の18 人が同行した。紋付き袴(はかま)などの衣装を身に着けた生徒たちは大本山 の大祖堂(だいそどう)(本堂)で、伝統のとどろを堂々と歌い踊った。鶴見 学園中2年生や修行僧、参拝客ら200人以上が見学した。門前のマスコット 「もんちゃん」も奉納舞台に花を添えた。生徒は4日に門前に戻った。 〈09〉2014年09月06日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎千枚田に電気柵 輪島市ピリピリ、景観に配慮 イノシシ撃退へ 500メ ートル設置 「現状では最善策」  輪島市は5日、国名勝「白米(しろよね)千枚田」でイノシシを撃退するた めの電気柵を約500メートルにわたって設置した。今夏に踏み荒らされた痕 跡が初めて見つかるなど、奥能登に拡大する獣害は全国に誇る棚田景観にも及 んだ。地元農家から雰囲気を損なわない対策を求める声があり、市はやむなく、 無粋な電線の高さなどを極力抑える形で北上を続けるイノシシから世界農業遺 産「能登の里山里海」を代表する観光地を守る。 ●電線の高さ抑える  電気柵は国道249号の東南側にある山林との境界部に設置され、柵の高さ を地面から40センチにとどめた。電線は40センチと20センチの位置に張 り、色調も反射光でイノシシを退ける効果があるとされる銀一色を避け、青、 白、黒を織り交ぜた。約8千ボルトの電圧が常時かかっており、イノシシの鼻 先が触れると恐怖心で二度と近寄らなくなるという。  奥能登2市2町では、2009年ごろからイノシシの目撃情報が寄せられる ようになり、4市町の年間農作物被害額は11年の150万円から12年に5 40万円に急増した。13年は590万円で、輪島市は140万円だった。  千枚田では7月下旬に足跡が見つかり、中には耕作面積の9割が被害に遭っ た農家もいる。市が8月中旬に箱わな1基を仕掛け、農家も有刺鉄線を張った。 しかし、効果は低く南東側の棚田約50アールのうち、約26アールが収穫で きなくなった。  新たな被害が懸念される一方で、地元からは「輪島を代表する景勝地で、お おげさなものはやめてほしい」との声があり、市は景観配慮型の電気柵を選択。 棚田前には注意看板も設置した。有刺鉄線は順次撤去する。6日には地元白米 町の全世帯に柵の地図と注意喚起の案内文を配布する。  白米千枚田愛耕会(あいこうかい)の堂前助之新代表は「イノシシの数は確 実に増えている。今年だけで終わらず、継続した対策が必要」と今後を心配し た。電気柵の設置について、市農林水産課の林平成人課長は「現状でとりうる 最善の策だと思う。地元農家、観光客の双方のことを考えながら、千枚田の美 しい風景を守っていきたい」と話した。 〈10〉2014年09月12日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎土屋さん「能登の言葉優しい」 連続テレビ小説「まれ」ヒロイン 輪島市 長を訪問  輪島市が主な舞台で、来春放送が始まるNHK朝の連続テレビ小説「まれ」 のヒロインを演じる土屋太鳳(たお)さん(19)が11日、市役所を訪ね、 梶文秋市長と対談し、ドラマで話す能登の方言について「優しい印象で、つい 発したくなる。これからたくさん勉強します」と意欲を見せた。  市役所ロビーには市職員や市民約150人が詰めかけ、土屋さんを歓迎した。  土屋さんは、輪島塗の名札とボールペンが贈られると「艶(つや)やかで美 しいですね」と目を輝かせた。 ●「自然と人情伝える」  土屋さんは対談後、取材陣のインタビューに答え、「現場は元気いっぱい。 能登の豊かな自然と温かい人情を伝える朝陽のような作品にしたい」と9日の 先行ロケを振り返った。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の記事データベース「ホッコクシンブン・ドットコム」  から抽出しました。申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「輪島ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・ふるさとメール・輪島の申し込みや解除は輪島市や北國新聞社のホームペー  ジから行うことができます。   輪島市のホームページは http://www.wajima-city.or.jp/   北國新聞社のホームページはhttp://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------