ふるさとメール第102号(平成26年8月15日) --------------------------------------------------------------------------------------------------  先月20日、マリンタウンにて今年も「輪島あわびまつり」が開催され、アワビやサザエなどの海の幸を求 める来場者でにぎわいました。地元産のアワビやサザエが浜値で販売されるとあって、直売コーナーには多く の人が詰めかけました。会場内の炭火焼コーナーでは、購入した海の幸を七輪で炙って舌鼓を打つ姿が見られ ました。  さて、今月22日から25日にかけて「輪島大祭」が開催されます。毎年多くの帰省客や観光客がこの祭り を目当てにやってきます。輪島が大いに盛り上がる4日間ですので、ぜひお越しください。  それでは、ふるさとメール第102号をご覧ください。 -------------------------------------------------------------------------------------------------- 発行:輪島市役所 担当:交流政策部企画課統計情報係 e-mail:kikaku@city.wajima.lg.jp ホームページ:http://www.city.wajima.ishikawa.jp 〒928−8525 石川県輪島市二ツ屋町2字29番地 TEL(0768)23−1113 FAX(0768)23−1855 ================= 8・9月の主な行事 ==================== ●黒島天領祭  江戸時代、北前船で栄えた黒島町で五穀豊穣と海上安全を祈願して行われる祭りで、市の無形民俗  文化財に指定されています。大阪城と名古屋城を模した2基の曳山が、勇ましい声とともに古の町  を駆け回ります。  【日 時】8月17日(日)、18日(月)  【場 所】門前町黒島町 若宮八幡神社  (問)門前総合支所地域振興課 пF0768−42−8720 ●曽々木大祭  【日 時】8月17日(日)、18日(月)  【場 所】町野町曽々木海岸  (問)曽々木観光協会 пF0768−32−0408 ●輪島大祭  輪島市街地の4つの神社、奥津姫神社・重蔵神社・住吉神社・輪島前神社それぞれの夏祭りです。  各大祭によりご利用できる駐車場の場所が変わりますのでご注意ください。  【日 時】8月22日(金)〜25日(月)  【会 場】   ・奥津比縄^声丗膾廖奮せ猟・法。厳遑横夏サ紛癲ヒ   ・重蔵神社大祭  (河井町) 8月23日(土)   ・住吉神社大祭  (鳳至町) 8月24日(日)   ・輪島前神社大祭 (輪島崎町)8月25日(月)  (問)輪島市観光協会 пF0768−22−6588 ●ツール・ド・のと400  全国のサイクリング愛好家を石川県に迎え、美しい大自然と優しい人情が息づく石川の大地 「夢半島のと」一周コースを自らの体力と気力で走ることを目的とした大会です。  スピード競技ではなく、交通規則と大会規定を守り、完走した人を賞する大会です。  【日 時】9月13日(土)〜15日(月・祝)  【コース】   ・チャンピオンコース(3日間) ≪スタート・ゴール≫内灘町(石川県立自転車競技場)   ・1日コース      13日(土)  全長約130km ≪スタート≫内灘町(石川県立自転車競技場)                       ≪ゴール≫ 輪島市(マリンタウン)      14日(日)  全長約155km ≪スタート≫輪島市(マリンタウン)                       ≪ゴール≫ 七尾市(能登島マリンパーク海族公園)      15日(月・祝)全長約125km ≪スタート≫七尾市(能登島マリンパーク海族公園)                       ≪ゴール≫ 内灘町(石川県立自転車競技場)  (問)ツール・ド・のと400実行委員会事務局     пF076−260−3581 FAX:076−260−3426 ◎漆芸美術館  手のひらの中の漆―小を愛でる美意識―   【期 間】7月19日(土)〜9月28日(日)   【開館時間】9:00〜17:00(入館は16:30まで)         ※最終日は16:00まで(入館は15:30まで)   【入館料】 一般  620円(510円)        高大学生 310円(210円)        小中学生 150円(100円)      ( )内は20名以上の団体料金  (問)輪島漆芸美術館 пF0768−22−9788 ◎のと里山空港  ★おらが故郷お国自慢「輪島キリコ太鼓 絆によるミニコンサート」   【日 時】8月17日(日) 15:15〜   【場 所】のと里山空港2階ロビー   【協 力】輪島市    ★おらが故郷お国自慢「Aarzn&拓朗によるミニコンサート」   【日 時】9月7日(日) 15:00〜   【場 所】能登里山空港2階ロビー   【協 力】中能登町  ★のっぴーグラスづくり 〜9月のデザイン「お月見のっぴー」〜   【日 時】9月14日(日) 10:00〜12:00、13:00〜15:00   【場 所】のと里山空港1階 能登の旅情報センター   【数 量】限定50個   (問) のと里山空港賑わい創出実行委員会 TEL:0768−26−2303                     FAX:0768−26−2305 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆【のと里山空港の利用をお願いします!!】☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆                      ☆1日2往復☆                 能登⇔羽田  60分『ひとっとび!!』 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ================================================= =================================================   “がんばる輪島”応援寄附金(ふるさと納税制度)  輪島市を応援しようとする方から寄付を募り、魅力あるふるさとづくりを目指すことを目的として、 “がんばる輪島”応援寄附条例(ふるさと納税条例)を制定いたしました。  魅力あるふるさとづくりを進めるため、「高齢者福祉の充実」、「子育て支援」、「自然環境の保全」、  「教育環境の充実」、「奨学金基金への積立て」、「伝統工芸及び地域文化の保存及び継承」といった  事業に寄附金を充てております。  世界に誇れる魅力あふれるふるさとづくりのため、“がんばる輪島”に応援をよろしくお願いいたします。  詳しくは輪島市HPまで http://www.city.wajima.ishikawa.jp/ ================================================= ================================================= ---------------------------------------------------------------------- 01:「輪島塗ジェット」豪華 三菱MRJの客室仕切り板を公開 02:奥能登の特産ずらり 別所岳SAに「山海市場」オープン 03:輪島市の魅力を伝えるこども観光大使に 河井小6年生39人 04:陽光受け漆に輝き 輪島市で「天日黒目」 05:「おばちゃん」の顔で朝市発信 露店の魅力、ホームページに凝縮 輪島   市の組合が再振興計画 06:大崎家、重要建造物に 国登録文化財答申受け 輪島市が検討 塗師屋住   宅を保全  07:未来につなぐ海女漁を 能登空港で世界農業遺産シンポジウム 課題克服   へ三重県と連携 08:朝ドラ「まれ」に応援団 金沢、東京、大阪、東海 4輪島会で結成 フ   ァン増やし、奥能登PR 09:輪島市でロボコン ものづくりの魅力、若者に 日の出製作所社長「ふる   さとに活気を」 市と連携、来年2月初開催 10:県内初の中学生防災士 輪島市で8人 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2014年07月18日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「輪島塗ジェット」豪華 三菱MRJの客室仕切り板を公開  三菱航空機(名古屋市)は16日、ロンドン郊外のファンボローで開催中の 航空ショーで、開発中の国産小型ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット (MRJ)」用に試作した漆塗りの客室仕切り板を報道陣に公開した。「和」 の雰囲気をアピールするため、輪島市の業者に頼んで製作した。費用は非公表。  仕切り板はファーストクラスとエコノミークラスの間に設置するもので、漆 を塗った黒い表面に富士山などの模様を施して日本的な雰囲気に仕上げた。広 報担当者は「顧客から要望があれば実際に搭載することも検討したい」と話し た。MRJは来年4〜6月に初飛行し、2017年4〜6月から納入を始める 計画だ。 〈02〉2014年07月21日(月)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎奥能登の特産ずらり 別所岳SAに「山海市場」オープン  のと里山海道別所岳サービスエリア(SA)の広域観光施設「奥能登山海 (さんかい)市場」が20日、七尾市の同SAでオープンし、奥能登へ向かう 観光客らでにぎわった。  施設は木造平屋建てで、広さは約300平方b。奥能登2市2町の海産物や 農作物、特産品を年中無休で販売するほか、各自治体からインターネット回線 で配信される映像を放映するモニター4台を設けた。飲食ブースもある。  オープンに先立ち、竣工式が行われ、関係者約40人が施設の完成を祝った。 奥能登広域圏事務組合長の梶文秋輪島市長が「奥能登と出会う最初の施設であ り、観光拠点として活用したい」とあいさつし、谷本正憲知事、宮下正博県議 が祝辞を述べた。 〈03〉2014年07月21日(月)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎輪島市の魅力を伝えるこども観光大使に 河井小6年生39人  輪島市の地図や名所、祭り、特産品を紹介する観光パンフレットを作った河 井小6年生39人が18日、市から輪島こども観光大使に任命され、地域の魅 力を伝える意気込みを新たにした。  印刷したパンフレットは、市が26日に都内のイベントで配る。9月には児 童が市内で観光客に配る。 〈04〉2014年07月22日(火)付北國新聞夕刊----------------------------☆ ◎陽光受け漆に輝き 輪島市で「天日黒目」  生漆(きうるし)を真夏の日差しに当てて精製する「天日黒目(てんぴぐろ め)」の作業が22日、輪島市横地町の大徹八井(だいてつやつい)漆器工房 で始まり、30度を超える暑さの中、職人が汗を拭いながら漆を丁寧にかき混 ぜた。  天日黒目は生漆を上塗り用に精製するため、夏の陽光で水分を減らす作業で、 市無形文化財に指定されている。7人の職人が交代で桶の漆を櫂(かい)でか き混ぜると、乳白色だった漆の色が変わり、約1時間半で光沢のある黒色に仕 上がった。  今年は、例年使用している黒さと厚さが特徴の岩手県浄法寺町の漆に、透明 度が高く薄い茨城県大子町の漆を混ぜて精製した。新商品として活用する。同 工房の八井汎親(ひろちか)会長は「伝統を守りながら、新しいことに挑戦し ていきたい」と話した。 〈05〉2014年07月23日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「おばちゃん」の顔で朝市発信 露店の魅力、ホームページに凝縮 輪島市 の組合が再振興計画  輪島市朝市組合は22日までに、昔ながらの風情を守りながら、朝市の魅力 を高める再振興計画をまとめた。柱の一つとして、組合員約260人の大半を 占める露店の「おばちゃん」たちの顔が入ったホームページをつくり、対面販 売の魅力を発信する。行政、警察、保健所などから委員を迎えての運営委員会 を設け、外部の目で朝市をチェックし、もてなしに磨きを掛ける。  来春の北陸新幹線金沢開業や、輪島が舞台となるNHK朝の連続テレビ小説 「まれ」放映に向けて、朝市の魅力向上に取り組む。運営委員会の外部委員に は輪島市土木、観光の両課長、輪島署あさいち交番所長、県能登北部保健所食 品保健課長、本町商店街振興組合理事長が就いた。  ホームページは8月中旬ごろの開設を予定し、各露店を分かりやすく紹介す る案内地図も配布する。  運営委は月1回巡回し、出店ルールの厳守や商品の衛生管理、表示を点検。 朝市ならではの「買(こ)うてくだ」の掛け声とともに購入を促す行為が人に よってはしつこいと感じ、苦情を寄せるケースもあり、行き過ぎた客引きがな いか販売姿勢にも目を光らせる。  旅行会社にも協力を求める。団体ツアー客がゆっくりと自由にどの店でも買 い物ができるように、ガイドが特定の店ばかりに客を案内することがないよう 要請する。  組合全体のもてなし意識向上に向け、「まれびとを元気な人情でおもてなし」 を掲げる組合憲章を制定、品質へのこだわりと歓待、規則の順守を徹底する。 組合の定款、規約も明確にした。  朝市の入り込み客数は、昨年は64万5千人とピークだった1991年の約 4分の1に落ち込んでいる。組合の商品開発委員会は今後、山海の幸を生かし た新商品展開を本格化させる予定で、小林政則組合長(55)は「値段のやり とりを通じた触れ合いなど、いいところは残しながら、何度も訪れたくなる朝 市にしたい」と話している。 〈06〉2014年07月24日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎大崎家、重要建造物に 国登録文化財答申受け 輪島市が検討 塗師屋住宅 を保全   輪島市は、典型的な塗師屋住宅である大崎家=鳳至(ふげし)町=を、地域 の歴史や文化、風土を感じさせる伝統的建物「景観重要建造物」に指定する検 討を始めた。大崎家は国登録有形文化財へ指定するよう答申されており、市は これを機に、解体や改築が進む塗師屋住宅などの保全に力を入れる。来春には 同建造物の第1号を指定する方針で、景観に合った改修を支援する独自の補助 制度も設ける。   ●補助制度を創設  輪島市内の国登録有形文化財は明治期の大規模民家の特徴を示す南惣(なん そう)家(町野町)、大正、昭和前期の大祖堂(だいそどう)や山門などが残 る總持寺祖院(門前町)に続いて大崎家が3件目となる。  大崎家住宅主屋(しゅおく)は、作業場が前面、居住空間が後方に位置する 一般の町家とは逆の「住前職後(じゅうぜんしょくご)」と呼ばれる塗師屋家 屋の様式を継承している。居住空間が前面にあるのは、塗師たちが文化的空間 としての居住域を重視したためとされる。  明治初期には塗師屋が河井町に140軒、鳳至町に63軒あった。しかし、 1910(明治43)年の輪島大火で多くの民家が焼失、その後に建てられた 塗師屋家屋も、漆器産業が好況に沸いた時期を中心に取り壊しや改築が進み、 特徴を残す家屋は現在、市内で10軒ほどという。  市は、大崎家の国登録有形文化財指定の答申を機に、塗師の家や酒蔵などの 伝統的建物を景観重要建造物に指定する準備に入った。建物の現状調査、所有 者の意向確認などを経て市景観審議会に諮り、景観条例に基づく指定を行う。 修景整備に対する新たな補助金制度も併せて創設する。  市の担当者は「塗師住宅の指定答申を弾みに、伝統的な建物を守っていこう という市民の意識を高めたい」と話した。 〈07〉2014年07月27日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎未来につなぐ海女漁を 能登空港で世界農業遺産シンポジウム 課題克服へ 三重県と連携  「輪島の海女(あま)漁をモデルに持続可能な漁業を未来へ」。輪島市海士 町(あままち)の海女らが受け継いできた伝統的素潜り漁が石川県無形民俗文 化財に指定されたのに合わせ、世界農業遺産シンポジウムが26日、輪島市の 能登空港ターミナルビルで開かれた。関係者が三重県と輪島の海女が連携しな がら課題を克服し、国の重要文化財指定と国連教育科学文化機関(ユネスコ) の無形文化遺産登録を目指す意識を高めた。  会場には、海女マークの入ったそろいのシャツを着た海士町自治会員や海女 ら約150人が詰め掛けた。  石川県の海女文化調査で委員長を務めた小林忠雄北陸大教授が成果を報告し、 古代の海女文化や羽咋市の地名の由来となった伝説との関わりに触れた上で、 「一子相伝の技術伝承が海女集団を守り、資源保護が続けられてきた」と輪島 の海女漁の特徴を位置付けた。  現役海女の青地春江さん(63)、早瀬千春さん(44)らが加わり、あん・ まくどなるど上智大大学院教授がコーディネーターを務めた意見交換では、透 明度の低下や海水温の均一化、海藻の減少など海の環境変化を懸念する声が上 がった。  あん教授は行政や研究者が海女とともに調査、研究を進め、記録に残す必要 性を訴えた。漁期以外の収入が課題との海女の意見に対し、「藻場作りなど資 源保護の取り組みに支払い制度も考えるべき」と指摘した。  海の博物館(三重県鳥羽市)の石原義剛館長は資源管理や海女が安定した収 入を得られる環境整備を輪島と鳥羽・志摩の海女が連携して推進する考えを示 した。あん教授、石原館長は「ユネスコ登録に向け、持続可能な未来型漁業を ともに構築する新たなステージに立った」と締めくくった。 〈08〉2014年08月03日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎朝ドラ「まれ」に応援団 金沢、東京、大阪、東海 4輪島会で結成 ファ ン増やし、奥能登PR  輪島出身の金沢在住者らでつくる「かなざわ輪島の会」などは2日、来春に 放映を控えた輪島が舞台となるNHK朝の連続テレビ小説「まれ」をPRする 応援団「まれびと輪島の会」を発足させた。輪島出身者でつくる東京、大阪、 東海の各輪島会もメンバーとなり、4団体が連携してドラマのファンを増やす とともに、放映を機にふるさとの魅力を全国に発信する。  2日、JR金沢駅もてなしドーム地下広場で始まった輪島発信イベント「能 登近し輪島名産どんながけ?」(北國新聞社後援)の会場で、かなざわ輪島の 会の池端良伸会長(56)が結団を報告した。  まれびと輪島の会は、「まれ」放映を控え、幅広いネットワークを生かして、 ドラマの周知を図ろうと各会に呼び掛け、発足した。4団体で約700人の登 録があり、登録者が知人らに輪島が舞台であることなどをアピールし、輪島の 知名度向上にもつなげる。  池端会長が代表世話人を務め、ドラマ終了後も活動していく予定。地元石川 から、各地域に輪島市に関する情報も随時発信していくという。池端会長は 「離れていても輪島を近くに感じてもらい、多くの人に訪れてもらってふるさ とを元気にしたい」と意欲を語った。  輪島発信イベントでは、輪島塗や柚餅子(ゆべし)などの菓子、海藻などが 並び、ふるさとの特産品をPRした。イベント最終日の3日は、輪島高洲太鼓 が演奏を披露し、会場を盛り上げる。 〈09〉2014年08月09日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎輪島市でロボコン ものづくりの魅力、若者に 日の出製作所社長「ふるさ とに活気を」 市と連携、来年2月初開催  日の出製作所(川崎市)の岩和志社長(66)=輪島市出身=が、ふるさと の若者のものづくりへの関心を深め、能登の発展につなげようと、「のとロボ ット競技大会(ロボコン)」の開催を企画した。これに市側も応じ、来年2月 にも開く方向で準備に入った。ロボコンをきっかけに、国内有数のものづくり 企業集積地の川崎市と交流が深まり、輪島の漆器産業の発展につながることも 期待している。  岩社長は高校卒業後、輪島を離れ、東京などで会社勤めを経て、1977 (昭和52)年に義父が創業した日の出製作所を継いだ。東京の大学卒業後、 輪島に適した就職先がなかったこともあり、会社のかじ取りをしながら、ふる さと能登の産業発展と雇用創出への思いを抱き続けてきた。  日の出製作所は難しい金属加工を得意とする会社で、一昨年、グループ企業 サンテック(川崎市)の「のと輪島工場」を臨空産業団地に設けた。10人の 地元雇用をしており「さらに能登でものづくりの芽を育てたい」(岩社長)と ロボコン開催を企画した。  川崎市では全国から200チーム以上が出場するロボコンが毎年開催され、 日の出製作所も昨年から独自のロボコン「日の出杯」を開いている。  輪島市での「のとロボコン」は、高校生以上の部と小中学生の部を設け、日 の出杯の優勝チームを招いて交流も図る。  岩社長は「子どもたちのものづくりへの夢を広げ、ふるさとの活性化に少し でも貢献できればうれしい」と話し、能登の浮揚へ輪島、川崎両市の産業、技 術交流も計画している。 〈10〉2014年08月14日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎県内初の中学生防災士 輪島市で8人  輪島市内の中学生8人が13日までに、NPO法人日本防災士機構が認証す る「防災士」資格に合格した。市によると高校生以下での合格は、県内で初め て。  輪島中から合格したのは、2年生の塩谷璃子さん、平野実優さん、上加夏未 さん、山上理歩さん、竹園雅さん。5人は、まちづくりサークル「輪島キッズ ランド」として、昨春、仙台市を訪問しており、それを知った小川正校長が、 防災士の受講を勧めた。  防災士は、災害時、住民の誘導や避難所運営などに当たる。2007年に能 登半島地震を経験した輪島市は、防災士の育成に力を注いでおり、現在、金沢 市に次ぐ、460人が資格を取得している。  輪島市内では門前中生1人と、東陽中生2人も合格した。上加さんは「防災 意識の普及に努め、地域に貢献していきたい」と話した。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の記事データベース「ホッコクシンブン・ドットコム」  から抽出しました。申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「輪島ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・ふるさとメール・輪島の申し込みや解除は輪島市や北國新聞社のホームペー  ジから行うことができます。   輪島市のホームページは http://www.wajima-city.or.jp/   北國新聞社のホームページはhttp://www.hokkoku.co.jp/ 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