ふるさとメール第101号(平成26年7月15日) --------------------------------------------------------------------------------------------------  今月5日「のと里山空港」愛称看板設置セレモニーが開催されました。谷本正憲知事や梶文秋市長らにより くす玉が割られ、ターミナルビルの屋上に設置された看板が除幕されると出席者から拍手が起こりました。  さて、今年も祭りの季節がやってきました。總持寺祖院で行われる「観音まつり」や御陣乗太鼓で有名な 「名舟大祭」など市内各地で様々な祭りが催されます。  それでは、ふるさとメール第101号をご覧ください。 -------------------------------------------------------------------------------------------------- 発行:輪島市役所 担当:交流政策部企画課統計情報係 e-mail:kikaku@city.wajima.lg.jp ホームページ:http://www.city.wajima.ishikawa.jp 〒928−8525 石川県輪島市二ツ屋町2字29番地 TEL(0768)23−1113 FAX(0768)23−1855 ================= 7・8月の主な行事 ==================== ●観音まつり  【日 時】7月17日(木)  【場 所】大本山總持寺祖院 慈雲閣  總持寺祖院の慈雲閣で行われます。およそ700年の歴史がある慈雲閣は總持寺最古の建物。  普段は扉が閉まっており、中の様子を伺うことはできません。観音祭りのこの日、観音山の山開きを行い、  観音堂の扉を開いて供養が行われます。  (問)大本山總持寺祖院 пF0768-42-0005 ●門前まつり(ごうらい祭り)  【日 時】7月18日(金)、19日(土)  【場 所】大本山總持寺祖院、櫛比神社  曹洞宗大本山總持寺祖院の守護神がかつて櫛比神社だった名残で,同神社の神様が年に一度  同祖院の仏様にご機嫌伺いに参上したのが由来です。猿面をつけた「ごうらい」がこん棒を持ち、  露払いをつとめます。無病息災を願う祭りで、「葬式祭り」「ごうらい祭り」の異名をもっています。  (問)地域振興課 рO768−42−8720 ●あわびまつり  【日 時】7月20日(日) 8:30〜14:00  【会 場】マリンタウン特設会場    ☆飲食コーナーや物販コーナーの他、体験コーナーや豪華景品が当たる抽選コーナーを   ご用意してお待ちしております。  ☆物販コーナーは天候等により内容を変更する場合があります。  (問)石川漁業協同組合輪島支所 пF0768−22−1485 ●浦上祭り  【日 時】7月27日(日)  【場 所】浦上八幡神社  (問)地域振興課 пF0768−42−8720   ●水無月祭り  【日 時】7月30日(水)、31日(木)  【場 所】南志見地区  南志見地区の夏祭りで、キリコと神輿が勇壮に乱舞する夏越しの神事です。  (問)南志見公民館 пF0768−34−1001 ●名舟大祭  【日 時】7月31日(木)、8月1日(金)  【場 所】名舟町地内  名舟大祭の目玉は、古くから伝わる「御陣乗太鼓」です。天正5年、能登に攻め入る上杉勢を奇妙な面と  陣太鼓で奇襲をかけ敗走させたのが始まりだと言われています。  (問)輪島市観光協会 пF0768−22−6588 ●山王祭  【日 時】8月10日(日)、11日(月)  【場 所】皆月日吉神社  豊漁を祈願する夏祭りで、5色の吹き流し、青竹、提灯に彩られた船形の曳山が町を歩き、  境内や海岸道路では、馬かけ神事が行われます。  (問)地域振興課 пF0768−42−8720 ◎漆芸美術館  手のひらの中の漆―小を愛でる美意識―   【期 間】7月19日(土)〜9月28日(日)   【開館時間】9:00〜17:00(入館は16:30まで)         ※最終日は16:00まで(入館は15:30まで)   【入館料】 一般  620円(510円)        高大学生 310円(210円)        小中学生 150円(100円)      ( )内は20名以上の団体料金  (問)輪島漆芸美術館 пF0768−22−9788 ◎のと里山空港  ★おらが故郷お国自慢「フォークデュオうそっぷによるミニコンサート」   【日 時】8月3日(日) 15:15〜   【場 所】のと里山空港2階ロビー   【協 力】能登町  ★のっぴーグラスづくり 〜8月のデザイン「のっぴー海水浴」〜   【日 時】8月10日(日) 10:00〜12:00、13:00〜15:00   【場 所】のと里山空港1階 能登の旅情報センター   【数 量】限定50個  ★おらが故郷お国自慢「輪島キリコ太鼓 絆によるミニコンサート」   【日 時】8月17日(日) 15:15〜   【場 所】のと里山空港2階ロビー   【協 力】輪島市     (問) のと里山空港賑わい創出実行委員会 TEL:0768−26−2303                     FAX:0768−26−2305 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆【のと里山空港の利用をお願いします!!】☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆                      ☆1日2往復☆                 能登⇔羽田  60分『ひとっとび!!』 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ================================================= =================================================   “がんばる輪島”応援寄附金(ふるさと納税制度)  輪島市を応援しようとする方から寄付を募り、魅力あるふるさとづくりを目指すことを目的として、 “がんばる輪島”応援寄附条例(ふるさと納税条例)を制定いたしました。  魅力あるふるさとづくりを進めるため、「高齢者福祉の充実」、「子育て支援」、「自然環境の保全」、  「教育環境の充実」、「奨学金基金への積立て」、「伝統工芸及び地域文化の保存及び継承」といった  事業に寄附金を充てております。  世界に誇れる魅力あふれるふるさとづくりのため、“がんばる輪島”に応援をよろしくお願いいたします。  詳しくは輪島市HPまで http://www.city.wajima.ishikawa.jp/ ================================================= ================================================= ---------------------------------------------------------------------- ---------------------------------------------------------------------- 01:能登へ誘客、都内商店街と連携 食談でファン開拓 輪島市のNPO 第1弾の品川から20人 02:木くずや流木を愛らしく再生 輪島市の池田さんがミニチュア制作 03:峨山禅師の遺徳しのぶ 輪島市門前町の總持寺祖院、予修法要に400人 04:「里海の至宝」に認定 輪島の海女保存会 石川県が称号授与 05:横浜市で輪島市の魅力PR 修学旅行の門前高生 總持寺が縁 06:新人海女は全国スイマー 輪島市の20歳、加治さん祖母に教わり  氷見市のテングサ漁支える 07:輪島から夏の味覚 サザエ・アワビの海女漁解禁 08:昼がゆ講、復活10年目 輪島市の重蔵神社 09:縁結びへ自坊開放 32組結婚の実績 輪島市浄蓮寺 89歳鳥毛さん、ボランティアで世話 10:相撲甚句で能登をアピール 輪島市観光協会などがDVD販売 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2014年06月17日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎能登へ誘客、都内商店街と連携 食談でファン開拓 輪島市のNPO、第1 弾の品川から20人  東京で能登の食と文化の発信に取り組むNPO法人能登ネットワーク(輪島 市)は、都内の各商店街と連携し、能登の語り部による食談会を定期開催する。 能登ファンの裾野を広げるため、都内の飲食店で個別に開いてきた食談の対象 を広げる。商店街での食談をきっかけに、16日には第1陣となる能登ツアー の一行が訪れた。NPOはさらに連携商店街を増やし、団体誘客につなげる。  能登ネットワークは一昨年から「東京DEMAE(出前)能登半島」と銘打 った食談イベントを能登ゆかりの都内飲食店で重ねてきた。活動3年目を迎え、 開催形態を個店から商店街単位に拡大した。  5月末には、品川区荏(え)原(ばら)町商店街の老舗料亭で、商店街関係 者を迎え食談イベントを開き、能登ふぐをアピールした。能登への関心は高く、 この料亭の主人の呼び掛けで同商店街からの1泊2日の能登ツアーが早速実現 した。16日は約20人が朝市やキリコ会館を見学し、昼食には輪島の新鮮な 海の幸を味わった。  7月には本紙で「お腹いっぱい あすかりん」を連載中の1級フードアナリ スト雅珠香(あすか)さん=穴水町出身=を語り部とし、荏原町商店街で2回 の食談を開く。8、9月には輪島で旅館を営む田中孝一能登ネットワーク理事 長が語り部を務め、北品川本通りなど2商店街で開催する。都内の団体を対象 とした食談も計画している。  品川区からは大井本通りなど2商店街が夏から秋にかけての能登ツアーを準 備している。  田中理事長は「商店街の人たちは多くが地域の世話役も務めており、ネット ワークを広げ、首都圏と能登の結び付きをさらに深めたい」と話し、能登と都 内の商店街同士の交流協定締結も見据えている。 〈02〉2014年06月18日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎木くずや流木を愛らしく再生 輪島市の池田さんがミニチュア制作  流木や木くずを使った木工芸品作りに取り組む輪島市新橋通の池田猛さん (86)は17日までに、動物のミニチュア作品約300点を制作した。池田 さんは「かわいい動物を眺めて、笑顔になってほしい」と願いを込め、希望者 に無料で配布している。  池田さんは十数年前に趣味で木工芸品作りを始めた。昨年タイやコイの置物 を制作し、付近住民に配ったところ「縁起物」として好評だったため、他の動 物も作ることにした。  作品はイヌやネコ、パンダなどの10種類で、大きさは3〜5センチ。木材 から一つ一つ手作業でパーツを削りだし、毛並みの様子まで丁寧に彩色した。  昨年12月頃から作り始め、既に約200点を配った。池田さんは「喜んで くれる人がいる限り、制作を続けていきたい」と話した。 〈03〉2014年06月20日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎峨山禅師の遺徳しのぶ 輪島市門前町の總持寺祖院、予修法要に400人   大本山總持寺二祖峨山韶碩禅師(がざんじょうせきぜんじ)650回大遠忌 (だいおんき)予修法要は19日、輪島市門前町の同寺祖院で営まれ、北信越 地区の僧侶、檀信徒ら約400人が曹洞(そうとう)宗の教えを全国に広める 基礎をつくった峨山禅師の遺徳をしのんだ。  横浜市鶴見区の大本山總持寺の江川辰三(しんざん)貫首を迎え、菓子や茶 を供え、法語などが唱(とな)えられた後、僧侶が一斉に読経しながら堂内を 右回りで巡った。最高の敬意を表す行道(ぎょうどう)で、能登半島地震後の 改修を終えたばかりの本堂は熱気に包まれた。  江川貫首が「禅師の教えを未来へ伝え続ける責任の重さをかみしめ、来年の 大遠忌を迎えよう」と述べ、締めくくった。  予修法要は7月にかけて全国9会場で営まれ、来年10月に大遠忌正当法要 を迎える。 〈04〉2014年06月21日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「里海の至宝」に認定 輪島の海女保存会 石川県が称号授与  県の無形民俗文化財に「輪島の海女(あま)による伝統的素潜り漁技術」が 指定されたのに合わせ、県は20日、輪島の海女漁保存振興会を「いしかわ里 海の至宝」に認定した。現地で活動する海女に分かりやすい通称を設けること で全国にアピールし、漁の振興につなげる。  県庁で認定式が行われ、谷本正憲知事は「輪島の海女漁は県の掛け替えのな い宝だ。海女漁が生業として確立するよう支援したい」と話した。認定書を受 け取った沖崎恵子会長は「海女漁がさらに元気になるよう頑張りたい」と意欲 を述べた。梶文秋輪島市長が同行した。  県は海女文化について、国の重要無形民俗文化財指定と国連教育科学文化機 関(ユネスコ)の無形文化遺産の登録を目指す。 〈05〉2014年06月28日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎横浜市で輪島市の魅力PR 修学旅行の門前高生 總持寺が縁  門前高2年生46人が27日、修学旅行で横浜市鶴見区を初めて訪れ、大本 山總持寺見学や商店街で能登をPRするチラシを配布し、輪島の魅力を伝えた。  輪島市と鶴見区の双方に總持寺があることを縁に、友好交流協定が結ばれた ことを受けて企画された。  總持寺では石田征史副監院老師らが出迎える中、生徒らは大祖堂などを見学。 その後、生徒は同区の豊岡商店街を訪れ、生徒が手作りしたチラシを観光客ら に配布し、能登への観光を呼び掛けた。  引地開君は「思っていたより、門前町に興味を持っている人が多くて驚いた。 ふるさとをもっと勉強してみたくなった」と話した。 〈06〉2014年06月29日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎新人海女は全国スイマー 輪島市の20歳、加治さん祖母に教わり 氷見市 のテングサ漁支える   氷見市間島沖のテングサ漁に、高校時代に競泳選手として活躍した輪島の海 女がいる。4月に海女になった加治奈々枝さん(20)=輪島市河井町=は全 国大会に出場した経歴の持ち主で、水泳で鍛えた技術と体力を生かして海に潜 る。間島漁業実行組合は50年以上前からテングサ漁を海女に依頼しており、 石川県無形民俗文化財に指定されたばかりの素潜り漁技術と若い力が、氷見の 漁業の一端を支える。  間島沖は6月から約1カ月間、ところてんの材料となるテングサが採れる。 住民たちでつくる間島漁業実行組合が海女に採取を依頼しており、20年以上 前から加治さんの祖母で海女歴57年の白崎はた子さん(72)=同市鳳至町 =が担当。昨年から白崎さんの長女で海女の松下直子さん(42)=輪島市輪 島崎町=が時々、手伝い、今年から加治さんが加わった。  輪島で生まれ育った加治さんは進学先の小松大谷高で自由形の競泳選手とし て活躍し、国体やインターハイなどに出場した。白崎さんの指導を受けながら、 4月から海女の見習いとして働いている。 ●「練習よりきつい」  加治さんと白崎さんは氷見市内に滞在しながら晴天の日に間島沖の水深5〜 7メートルを潜り、手でテングサを採る。加治さんは「1日6時間、海にいる 時もあり、水泳の練習よりきつい。早く一人前になりたい」と将来を見据え、 白崎さんは「初めての割には奈々枝は線がいい」と孫の成長を期待する。2人 は、7月からは輪島でアワビ漁を始める。  白崎さんによると、50年前は約20人の輪島の海女が氷見の各組合の依頼 でテングサを採っていた。今年はテングサの生育状況が悪く、収量は例年の7 割の2トン余りになる見込みだが、間島漁業実行組合の山多和雄組合長(70) は「加治さんの参加は高齢化が進む氷見の漁業関係者に元気を与えてくれる」 と話した。 ★〔輪島の海女(わじまのあま)〕  石川県水産課などによると、輪島市の海女は地域の結び付きが強いことから 若い女性も自然に職業に選び、後継者が育っているのが特徴で、人数は1地域 としては国内最高の約200人。平均年齢は50歳前後で20代も多い。石川 県教委は6月20日付で「輪島の海女による伝統的素潜り漁技術」を県無形民 俗文化財に指定した。 〈07〉2014年07月02日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎輪島から夏の味覚 サザエ・アワビの海女漁解禁  輪島市に夏到来を告げるアワビ、サザエの海女(あま)漁が1日、解禁され た。市内の海女約200人が総出で舳倉島(へぐらじま)、七ツ島周辺に繰り 出し、日本海の夏の味覚を伝統の素潜りで採った。  舳倉島から約60人、輪島港から百数十人が船に乗り込み、それぞれの海女 が知る好漁場へ向かった。海女2年目の中野葵さん(19)は、ベテランの祖 母町子さん(76)と伝馬船で舳倉島を出発、漁ができる午前9時から午後1 時までの4時間で約150個のサザエを採った。「少し酔ったけど、楽しく潜 れた」と笑顔を見せた。  県漁協輪島支所によると、初日はサザエ約3トン、アワビ約70キロの水揚 げだった。海の濁りが強く、アワビは昨年より少なかった。  アワビ、サザエの素潜り漁は9月30日まで。今月20日には輪島港マリン タウンで「輪島あわびまつり」(北國新聞社、テレビ金沢後援)が行われる。 〈08〉2014年07月08日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎昼がゆ講、復活10年目 輪島市の重蔵神社  輪島市河井町の重蔵神社の「昼がゆ講」は7日、同神社で開かれ、参加者は 輪島塗の御膳(ごぜん)に盛り付けられた郷土料理を楽しみ、輪島の食文化に 触れた。かゆ講は今年が復活10年目で、関係者は輪島のおもてなしのシンボ ルにしたいと意気込んでいる。  この日は県内外から約30人が参加した。赤米と小豆のかゆ、太刀魚やしま エビの刺し身、インゲンの黒ゴマあえなど旬の味に舌鼓を打ち、食談議を楽し んだ。  かゆ講は高名光夫漆芸工房(同市鳳至町)の高名由美子さんが企画し、約2 0年前まで重蔵神社で毎月行われていた朝がゆ講を再現した。 ●児童たいまつ手に虫送りで豊作祈る  重蔵神社の県無形民俗文化財「如月(きさらぎ)祭」の虫送り神事は6日夜、 輪島市杉平町で行われ、祭りに奉仕する御当組「未(び)申桜輪会(しんおう わかい)」のメンバーや家族、地元児童ら約80人が豊作を祈った。  参加者は杉平町の諏訪八幡神社で神事に臨んだあと、1本ずつたいまつを持 って出発。太鼓の先導で農道などを練り歩き、今年5月に植えた赤米の御供田 に着くと「ウンカもケイジャも飛んでけ飛んでけ」と声をそろえた。  赤米は、来年3月の如月祭で神前に供えられる。 〈09〉2014年07月10日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎縁結びへ自坊開放 32組結婚の実績 輪島市浄蓮寺、89歳鳥毛さん  ボランティアで世話  輪島市門前町浦上にある真宗大谷派浄蓮寺(じょうれんじ)の前坊守(ぼう もり)鳥毛すづゑさん(89)は、市内の男女の結婚をサポートするため寺を 開放する。県内で100人余りが活動する「縁結びist(えんむすびすと)」 の最年長で、32組の縁談をまとめてきた経験を生かし、自坊で相談に乗る。 8月には卒寿を迎える鳥毛さんは、奥能登の少子化に少しでも歯止めをかけた いと意気込んでいる。  鳥毛さんは助産師、保健師、養護教諭などの資格を持ち、知り合いらの縁談 の世話を焼いてきた。いしかわ子育て支援財団が2005年度に結婚相談や男 女の出会いの場を仲介する「縁結びist」制度を創設したときから関わり、 輪島地区運営委員を務めている。  幸せなカップルが増えることを願い、これまで32組の男女をゴールインさ せた。奥能登で少子高齢化と人口減が進む現状を少しでも変えようと、自坊で 結婚相談を受けることにした。  支援財団の「縁結びist」事業では県奥能登総合事務所内の「サテライト 輪島」で月に1度面接日を設定しているが、足を運びづらいとの声もあり、地 域の身近な場所の「縁結びist」となる。  輪島市内で「縁結びist」として活動しているのは現在、鳥毛さんを含め 門前地区の2人しかおらず、鳥毛さんは「縁結びist」の養成と組織化を市 に働き掛けたいと考えている。  能登は特に男性の未婚者が多い。県の10年の統計によると、能登の男性の 未婚率は30〜34歳で49・6%、35〜39歳が36・7%、40〜44 歳が30%で、いずれも20年前より約20%高まっている。  鳥毛さんは卒寿を前に「人生を人の幸せのために使いたい」と話し、地域か らボランティアで縁の輪を広げる。浄蓮寺へ予約すれば相談できる。 〈10〉2014年07月11日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎相撲甚句で能登をアピール 輪島市観光協会などがDVD販売  輪島市の輪島甚句会は能登を詠んだ相撲甚句を新たに作った。能登名所、千 の棚田(白米(しろよね)千枚田)、のと鉄道の3曲があり、来春の北陸新幹 線金沢開業、輪島が舞台となるNHKの「朝ドラ」放映を追い風に、能登の魅 力を発信する。3曲入りDVDの販売を10日、市観光協会などで始めた。  世界農業遺産「能登の里山里海」認定3周年を記念し、相撲甚句を地域おこ しに生かそうと企画した。「千の棚田」では「瑞穂の国の宝、次の世代へ」と 美しさと大切さをアピールし、「能登はやさしや土までも」で締めくくり、能 登の人情も伝えている。  輪島市名舟町の南高志さんが唄を担当、能登半島広域観光協会の藤平朝雄相 談役が作詞した。小路清夫越後屋社長が映像を編集した。DVDは1枚1千円、 のと鉄道や道の駅千枚田の売店でも扱う。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の記事データベース「ホッコクシンブン・ドットコム」  から抽出しました。申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「輪島ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・ふるさとメール・輪島の申し込みや解除は輪島市や北國新聞社のホームペー  ジから行うことができます。   輪島市のホームページは http://www.wajima-city.or.jp/   北國新聞社のホームページはhttp://www.hokkoku.co.jp/ ---------------------------------------------------------------------- ----------------------------------------------------------------------