ふるさとメール第98号(平成26年4月15日) --------------------------------------------------------------------------------------------------  今月5日、名舟町において県民俗無形文化財「御陣乗太鼓」を題材とした陶壁画の除幕式が行われました。 県立輪島漆芸技術研修所と九谷焼技術研修所が共同制作したもので、奇面を被った男衆が勇壮にばちを振るう 姿が描かれています。除幕後には、地元の子供たちによる御陣乗太鼓の披露も行われました。  さて、今週末には全日本競歩輪島大会が開催されます。全国からトップアスリートをはじめとした多くの選 手が輪島に集結し、ふらっと訪夢前をスタート・ゴールとする周回コースでタイムを競います。沿道からの温 かい応援をよろしくお願いします。  それでは、ふるさとメール第98号をご覧ください。 -------------------------------------------------------------------------------------------------- 発行:輪島市役所 担当:交流政策部企画課統計情報係 e-mail:kikaku@city.wajima.lg.jp ホームページ:http://www.city.wajima.ishikawa.jp 〒928−8525 石川県輪島市二ツ屋町2字29番地 TEL(0768)23−1113 FAX(0768)23−1855 ================= 3・4月の主な行事 ==================== ●第98回日本陸上競技選手権大会50q競歩  兼 第17回アジア競技大会(2014/仁川)男子50q競歩代表選手選考競技会  第53回全日本競歩輪島大会  【日 時】4月19日(土)、20日(日)   <19日(土)>   12:00 開始式(輪島ふらっと訪夢前)   13:00 男子全日本、男子ジュニア 10q競歩   13:05 女子全日本、女子ジュニア 10q競歩   <20日(日)>    7:30 日本選手権 50q競歩    9:00 女子高校1・2年 3q競歩    9:30 女子高校 5q競歩   10:30 男子高校1・2年 3q競歩   11:30 男子高校 5q競歩  【場 所】輪島市文化会館周回コース  ☆サブイベント「第5回スピードウォーク輪島大会」  【日 時】4月19日(土) 14:30〜  【種 目】小学生の部 2q       中学生の部 3q       一般の部  3q  【受 付】輪島市立河井小学校  【参加費】1,500円(高校生以下は無料)   ※当日参加を希望する場合は、輪島市ホームページより参加申込書をダウンロードして   必要事項を記入し、大会当日ご持参ください。    (問)生涯学習課 пF0768−23−1176 ●輪島・里山里海ウオーク2014 〜輪島・世界農業遺産コース〜  【日 時】4月26日(土) 9:30出発  【コース】・11qコース       ・18qコース  【参加費】大人:1,000円 小人(小学生以下):無料      ※ただし大会当日の参加受付費は1,200円  【事前申込期限】4月18日(金)      ※当日申込も可能ですが、記念品の数に限りがあるため、お渡しできない場合があります。    【申込方法】郵便振替用紙に以下の必要事項を記入のうえ、参加費をお振込ください。      ≪必要事項≫        参加者名、年齢、性別、参加コース、ご依頼人(代表者)の住所、氏名、電話番号、        新聞掲載の可否(氏名と都道府県名)      ※3名以上の申込の際は、必要事項を実行委員会事務局までファックスまたは郵送で       お知らせください。      ※お申込み手続き完了後、参加登録証を発送します。  (問)輪島・里山里海ウオーク実行委員会(観光課内)     пF0768−23−1146 FAX:0768−23−1855 ●千枚田プチ田植え体験  【日 時】5月1日(木)〜3日(土) 9:30〜15:30  【場 所】白米千枚田  【参加費】1人300円、2人目から200円(1グループあたり)  (問)観光課 рO768−23−1146 ◎漆芸美術館  第19回 飛翔する輪島の漆芸作家たち―全国展入選作品   【期 間】 3月1日(土)〜4月20日(日)   【開館時間】9:00〜17:00(入館は16:30まで)         ※最終日は16:00まで(入館は15:30まで)   【入館料】 一般  620円(510円)        高大学生 310円(210円)        小中学生 150円(100円)               ( )内は20名以上の団体料金  天翔ける馬・午・うま―午の意匠と願い―   【期 間】 4月25日(金)〜5月26日(月)   【開館時間】9:00〜17:00(入館は16:30まで)         ※最終日は16:00まで(入館は15:30まで)   【入館料】 一般  620円(510円)        高大学生 310円(210円)        小中学生 150円(100円)               ( )内は20名以上の団体料金  (問)輪島漆芸美術館 пF0768−22−9788 ◎のと里山空港  ★おらが故郷お国自慢「オカリナグループ レインボーによるミニコンサート」   【日 時】4月20日(日) 15:30〜   【場 所】のと里山空港2階ロビー   【協 力】中能登町  ★ラ・フォル・ジュルネ金沢「熱狂の日」音楽祭2014〜in能登空港〜   【日 時】4月27日(日) 15:20〜   【場 所】のと里山空港2階ロビー   【出 演】筒井裕朗サクソフォン・アンサンブル(サクソフォン4名編成)  ★のっぴーグラスづくり 〜5月のデザイン「」〜   【日 時】5月 日(日)10:00〜12:00、13:00〜15:00   【場 所】のと里山空港1階 能登の旅情報センター   【数 量】限定50個   ーーーーーーーーーー のっぴーフリマ出店者募集中! ーーーーーーーーーー   【開催日】 5月3日(土)〜5日(月・祝) 10:00〜15:00   【出展区画】1区画 1.8m×2.7m(たたみ3畳分)   【申込方法】出店希望日、氏名、住所、電話番号、販売品目を記入のうえ         FAXまたはハガキでお申し込みください。   【応募締切】4月18日(金) 17:00必着         ※締切日前に予定出店数に達した場合、募集を終了します。    (問) 能登空港賑わい創出実行委員会 TEL:0768−26−2303                     FAX:0768−26−2305 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆【のと里山空港の利用をお願いします!!】☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆                      ☆1日2往復☆                 能登⇔羽田  60分『ひとっとび!!』 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ================================================= =================================================   “がんばる輪島”応援寄附金(ふるさと納税制度)  輪島市を応援しようとする方から寄付を募り、魅力あるふるさとづくりを目指すことを目的として、 “がんばる輪島”応援寄附条例(ふるさと納税条例)を制定いたしました。  魅力あるふるさとづくりを進めるため、「高齢者福祉の充実」、「子育て支援」、「自然環境の保全」、  「教育環境の充実」、「奨学金基金への積立て」、「伝統工芸及び地域文化の保存及び継承」といった  事業に寄附金を充てております。  世界に誇れる魅力あふれるふるさとづくりのため、“がんばる輪島”に応援をよろしくお願いいたします。  詳しくは輪島市HPまで http://www.city.wajima.ishikawa.jp/ ================================================= ================================================= ---------------------------------------------------------------------- 01:亡友との大作、完成へ 「悲しむより、安心させたい」  輪島市の春木さん、1.3メートルの「五重塔」製作  02:「藩政期の柚餅子」満喫 輪島市の市民グループ「輪島塾」が品評会 03:輪島から東北へ祈り 能登半島地震から7年 門前町で住民ら黙とう  04:「禅の聖地」ツアーで紹介 輪島市の總持寺祖院、羽咋市の永光寺、金沢   市の大乘寺 門前・まちづくり協議会 05:10周年、地域密着誓う ひまわり基金法律事務所 輪島市で祝賀会 06:輪島市三井中の校歌、CDに 中田元校長ら400世帯に配布 閉校後も   歌い継ぐ 07:「新たな歴史つくる」 3校統合の輪島中が開校式 08:代々受け継ぐ男の誇り 輪島市で曳山祭 桜飾りの山車が巡行  09:御陣乗太鼓の迫力伝え 発祥の地に陶壁画 輪島塗と九谷焼のコラボ 10:学力向上へ土曜授業 輪島市の2小で復活 保護者は歓迎   ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2014年03月17日(月)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎亡友との大作、完成へ 「悲しむより、安心させたい」 輪島市の春木さん 1.3メートルの「五重塔」製作 輪島市杉平町の春木正美さん(80)が、6年前に74歳で病死した友人寺 田勝保さんと共同製作してきた高さ約1・3メートルの五重塔模型を、今春に 完成させる。共同製作を始めてから1年後に寺田さんが亡くなり、失意からし ばらく製作を中断していたが「いつまでも悲しむより、模型を完成させて寺田 さんを安心させたい」と再開した。完成後は寺田さんへの追悼の思いを込めて 多くの人に見てもらうことを願っている。  製作中の模型は東寺(京都)の国宝五重塔で、1万点を超える部品はアテの 木から一つ一つ手作業で削りだした。扉や屋根に至るまで細密に作り込まれ、 長さ1センチにも満たない部品を作るのに30以上の工程を要することもあっ た。現在は4層までを仕上げており、春木さんは5月までの完成を目指してい る。  春木さんと寺田さんは、輪島市河原田小の同級生で、市内の同じ製材所に勤 めていた時期もあった。その後2人は転職し、定年退職するまではほとんど接 点がなかったという。  定年退職後、互いの孫を通じて約40年ぶりに再会した2人は、趣味の模型 作りで意気投合。これまでに各地の五重塔の模型5作品ほどを共同で作ってき た。  春木さんは2年前から中断していた作業を再開した。「1人やったら、こん なに作れんかった」と話す春木さん。屋根の勾配について寺田さんと何時間も 議論し、新しい製作方法などを研究し合ったことを思い起こしている。模型作 りの参考にと、北陸・西国三十三力所巡りや羽咋市の妙成(みょうじょう)寺 (じ)を一緒に訪れたこともあった。  完成させた模型は、地元の公民館などで展示する予定で、春木さんは「寺田 さんと一緒に作り上げた五重塔をいろんな人に見てほしい」と話した。 〈02〉2014年03月21日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「藩政期の柚餅子」満喫 輪島市の市民グループ「輪島塾」が品評会  輪島市の市民グループ「いいがに輪島塾」による食文化講座・柚餅子(ゆべ し)品評会(本社後援)は19日夜、同市河井町のセブンアイルズで開かれ、 市民らが藩政期のレシピで仕上げた柚餅子の味わいをワインなどとともに満喫 した。  映画「武士の献立」にも登場する伝統菓子に親しんでもらおうと企画された。 昨年12月に加賀藩御料理頭舟木安信(やすのぶ)のレシピを基にユズをくり ぬき、「たね」を詰めて蒸し上げた後、各自が軒下につるして乾燥させていた。  参加者は昔ながらの柚餅子の出来栄えを確認し、薄く切ってチーズに似た食 感と柚子(ゆず)の香りを楽しみ、飲み物との相性も確かめた。  柚餅子総本家中浦屋(輪島市)の中浦政克社長が講師を務めた。 〈03〉2014年03月25日(火)付北國新聞夕刊----------------------------☆ ◎輪島から東北へ祈り 能登半島地震から7年 門前町で住民ら黙とう    最大震度6強を観測した能登半島地震は25日、発生から7年を迎えた。 被害の大きかった輪島市門前町では住民らが発生時刻に黙とうし、地震の記憶 をあらためて心に刻むとともに復興途上にある東日本大震災の被災地に祈りを ささげた。  「3・25の灯(ともしび)」と銘打ち、総持寺通り協同組合が企画した。 「復興感謝之碑」が立つ通りの堀端交流広場に約70人が集まり、午前9時4 1分の黙とうに続き、總持寺祖院の僧侶による読経の中、次々と焼香した。  組合の五十嵐義憲代表理事(66)は「つらい思いをしてきたが、何とかこ こまで来た。東北は門前とは比べものにならない状況だが、能登、東日本の災 害を後世に伝えていかなければならない」と述べた。  商店街では39店舗のうち28店が全半壊したが、2011年12月にすべ て再建を果たした。 ●「あとはにぎわい」  梶文秋市長は報道陣に対し、總持寺祖院の大祖堂(だいそどう)(本堂・国 登録有形文化財)の修復が完了したことから「一つの区切りを迎え、完全復興 を果たした思いだ」と語った。  總持寺祖院の今村源宗監院(かんにん)老師は「街並みは戻った。あとはか つてのにぎわいを取り戻してこそ、復興が本当の姿になる」と述べた。  能登半島地震では1人が死亡、338人が重軽傷を負い、住宅2426棟が 全半壊した。県や市の主な復旧事業は11年の角海(かどみ)家住宅(門前町 黒島町)の復元で一区切りを迎えた。總持寺祖院再建は3月末で1期工事を終 え、新年度から2期工事に入る。 ●藤本さんら仲間と手合わせ 仮設住宅元区長   輪島市横地町の災害公営住宅前では、仮設住宅の元区長の藤本幸雄さん(6 0)らが手を合わせ、復興感謝と震災犠牲者の慰霊、鎮魂を祈った。  横地町と宅田町の災害公営住宅で暮らす9人が黙とうした。25日に両住宅 の住民が集まるのは初めてで、藤本さんは「仮設住宅で共に生活した、なじみ の顔に会えるのは心強い。時間が過ぎるのは早いけど、忘れることはできない」 と震災の被害を風化させないことを誓った。  地震で唯一の犠牲者となった輪島市鳳至町の宮腰喜代美さん=当時(52) =の夫、すし店経営の昇一さん(65)は地震発生時刻に妻が亡くなった中庭 に花を手向け、手を合わせた。宮腰さんは「体はきつくなってきたが、すしを 握り続けることが妻への供養です」と語った。 〈04〉2014年03月29日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「禅の聖地」ツアーで紹介 輪島市の總持寺祖院、羽咋市の永光寺、金沢市 の大乘寺 門前・まちづくり協議会 輪島市門前町の總持寺周辺地区まちづくり協議会は、来春の北陸新幹線金沢 開業に合わせ、地元の曹洞(そうとう)宗大本山總持寺祖院を中心に禅文化発 祥の聖地を訪ねる旅を提案する。金沢の大乘寺から羽咋の永光(ようこう)寺 を経て總持寺祖院に至る石川の三大禅寺を巡るコースをモデルとし、金沢から 能登への誘客を促す。首都圏に加え、外国人観光客に売り込み、交流人口の拡 大につなげる。  新幹線開業に向けた県の行動計画「STEP21」の重点プロジェクトとし て30、31日にモニターツアー、秋にはモデルツアーを実施する。  モニターツアーでは100年余り前に本山が移転した横浜市鶴見区にある鶴 見大の教授陣に旅を体験してもらい、本格実施に向けた意見や提案を聞く。總 持寺の歴史を調べている関根透同大名誉教授らが3寺や總持寺祖院周辺の名所 を巡る。また梶文秋市長を訪ね、今後の交流拡大へ意見交換する。  このツアーを受けてモデルコースを作り、秋に鶴見区の団体を中心に本番に 備えた旅行企画を試行する。  来年以降は鶴見区、金沢市などとも連携し、鈴木大拙館、県西田幾多郎記念 哲学館を含め石川の奥深い禅文化に触れられるプランで誘客を本格化させる。 観光客が新幹線金沢駅で石川入りし、能登空港から帰るコース設定などで空港 活用にもつなげる。来年は總持寺二祖の峨山韶碩(がざんじょうせき)禅師6 50回大遠忌(だいおんき)を迎えることから、檀信徒らも呼び込む。  總持寺周辺地区まちづくり協議会は「700年前の總持寺の開山から今日ま で発展してきた禅宗の歴史を体感できる旅として国内外の幅広い層を引きつけ たい」としている。 〈05〉2014年03月30日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎10周年、地域密着誓う ひまわり基金法律事務所 輪島市で祝賀会  弁護士が少ない「司法過疎」の解消のため、日本弁護士連合会が設けた「輪 島ひまわり基金法律事務所」の10周年記念祝賀会は29日、輪島市河井町の 事務所で開かれた。歴代弁護士や関係者が歩みを振り返り、地域に密着した活 動を続けていくことを誓った。  初代の平良卓也(43)、若松恭子(43)両弁護士が沖縄から子どもを連 れて駆け付けた。現在は穴水、七尾で事務所を構える2代目の中上勇輔(42) 、菊地環(39)両弁護士、3代目の現所長、杉森芳博弁護士(47)がそろ い、祝賀会に臨んだ。  杉森所長は「能登は高齢化が進んでいる。お年寄りが安心して暮らせるよう 地域に密着し、弁護士をより身近に感じてもらえるよう頑張る」とあいさつし た。  事務所が開設されたのは奥能登2市2町に弁護士が不在だった2004年3 月。相談件数は社会福祉協議会での無料相談を含めると3千件近く、依頼を引 き受けた件数は1100件を超えるという。 〈06〉2014年04月02日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎輪島市三井中の校歌、CDに 中田元校長ら400世帯に配布   閉校後も歌い継ぐ  3月末に統合により閉校した輪島市三井中の校歌を収録したCDが1日まで に完成した。山あいにある市内唯一の木造校舎で子どもたちが60年歌い継い できた校歌を残していきたいと中田勇一元校長が生徒と共に作ったCDで、三 井地区の約400世帯に配った。  三井中は1947(昭和22)年に開校した。しばらく正式な校歌はなかっ たが、いずれも輪島市出身で当時教員をしていた能門政利さん、堤谷正路さん の作詞、作曲で54年に現在の校歌が完成した。  「希望にもゆる 若草の みどりが丘の 大空に」と三井地区の豊かな自然 の情景を盛り込み、児童の健やかな成長を願ったリズム感のある曲で、学校行 事の際は欠かさずに歌い続けてきた。  児童数減で松陵、上野台中との統合が決まった際、校長だった中田さんは 「校名は消えても、校歌は残るよう歌い継いでほしい。大人になった時、三井 中を思い出す宝物になる」とCD制作を決めた。  生徒たちも歓迎し、音楽の授業や放課後を使い、33人の全生徒で歌い、録 音した。収録のピアノ伴奏は、三井中で音楽を教えていた橋谷輝美さんが協力 した。  中田さんは1日、完成したCDを作曲者のおいである稲住雅陸(いなずみま さみち)さん(79)=河井町=に届けた。稲住さんは「60年間愛された校 歌を記憶にとどめようと力を合わせてくれ、伯父も喜んでいると思う。いつま でも歌い続けてほしい」と話した。 〈07〉2014年04月05日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「新たな歴史つくる」 3校統合の輪島中が開校式   輪島市の旧松陵、上野台、三井の3中学校が統合した輪島中で4日、開校記 念式が行われ、生徒や教職員ら約400人が新たな伝統を築くことを誓った。  輪島中は生徒474人が通う市内最大の中学校となった。式は、仮校舎とな る旧上野台中で行われ、小橋明直教育委員長の式辞に続いて小川正校長が「そ れぞれの中学校での誇りを大切にし、新たな歴史をつくってほしい」とあいさ つした。梶文秋市長らが祝辞を述べた。吉岡邦男教育長から小川校長に校旗が 渡された。  上野台出身の黒田陸斗君(3年)、松陵出身の土中優希さん(同)、三井出 身の山下光輝君(同)が「後輩たちの誇りとなる学校を目指して、努力します」 と宣誓した。最後は指揮者の天沼裕子さんが作詞作曲した校歌を全員で合唱し た。入学式は7日に行われた。 〈08〉2014年04月06日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎代々受け継ぐ男の誇り 輪島市で曳山祭 桜飾りの山車が巡行    雪交じりの荒天から一転、澄み切った青空のもと、総輪島塗の豪華な山車 (だし)が輪島市鳳至地区の住宅地を進んだ。輪島に本格的な春の訪れを告げ る「曳山祭(ひきやまさい)」は5日、本番を迎えた。「御当(おとう)組」 の男衆は代々伝統の祭りを受け継いでいく喜びと誇りを胸に練り歩き、町を活 気づけた。  午後2時半、花火が上がり、祭りばやしが響く中、男たちが乗り込んだ山車 が住吉神社(鳳至町)を出発した。輪島塗と高蒔絵(まきえ)が施された山車 は高さ約5メートル、重さは約2トンあり、手作りの桜飾りと戦国武将、真田 幸村の人形が彩りを添える。  祭りを取り仕切る御当組は同級生グループを指し、住吉神社の曳山祭を今年 担うのは数え41、42歳でつくる新当組「鳳結輝(おおとりゆうき)会」と 1年先輩の古当(こうとう)組「鳳祥(ほうしょう)会」だ。準備を担うのは 新当組で、メンバーは1月の結成から連日連夜、作業を進めてきた。  新甫(しんぼ)将人会長(39)はこの3カ月、家業の魚の卸問屋の仕事が 終わると、鳳結輝会の事務所に通った。約40人の仲間と飾り作り、祝い歌の 練習、寄付金集めなどに励み、帰宅はいつも日付が変わってからだった。  新甫会長の妻まゆみさん(39)は旧門前町出身で、輪島独特の「御当」に 最初は戸惑った。「子どもたちは遊ぶ時間が減って、さみしかったと思います。 それでも、真剣に打ち込む夫の姿に思いが変わりました」。会員の妻たちは婦 人部として直会の準備や飾り作りなどで男たちを支えた。  約2・5キロの巡行を終え、神社に戻ると、再び花火が打ち上げられ、会員 による、もちまきに住民たちの笑顔が広がった。先輩たちから受け継いできた 知恵、協力し合う仲間、家族の支えが伝統の祭りをしっかり守っている。 ●ユーモラスに神主ら舞う 重蔵神社で宵宮祭  重蔵神社では宵宮(よいみや)祭が行われ、拝殿で神に春の到来を伝える 「神主舞(かんぬしまい)」が披露された。  神主舞は「寒のしまい(冬の終わり)」を意味し、伝統の舞に自由な動作を 加えて春の喜びを表現する。  能門重矩(のとしげのり)宮司らが飛び跳ねるように舞い踊り、厄年の福光 英徳輪和会会長らも左右に体をふったり、こけたりと、ユーモラスな動きで参 拝者の笑いを誘った。  曳山祭最終日の6日は重蔵神社の山車が河井町を練った。 〈09〉2014年04月06日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎御陣乗太鼓の迫力伝え 発祥の地に陶壁画 輪島塗と九谷焼のコラボ  県無形民俗文化財「御陣乗太鼓」を題材にした陶壁画の除幕式は5日、発祥 の地である輪島市名舟町で行われた。県立輪島漆芸技術研修所、九谷焼技術研 修所の共同制作で、石川を代表する伝統工芸で御陣乗太鼓の里を発信する。  奇面の男衆が勇壮にばちを振るう姿を描いた陶壁画縦1・7メートル、横3 ・4メートルの一対で、名舟町の白山神社前にあるステージに飾られた。式で は今寺研治御陣乗太鼓保存会長が「観光輪島の新たな名物として生かしていき たい」とあいさつ、梶文秋市長、宮下正博県議が祝辞を贈った。  研修所の前史雄、横川隆之両所長、金沢美大の百々俊雅(どどとしまさ)名 誉教授、西出茂弘教授らが加わって除幕し、地元児童が御陣乗太鼓を披露して 陶壁画の完成を祝った。 〈10〉2014年04月13日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎学力向上へ土曜授業 輪島市の2小で復活 保護者は歓迎    県内の一部公立学校で12日、土曜の授業が復活した。輪島市では鳳至、三 井両小を皮切りに始まり、教員OBによる英語の授業などが行われた。今年度 は金沢市も4小中学校で5月から始める予定。2市の取り組みを参考に、来年 度からの実施を検討する市町もあり、「脱ゆとり教育」が加速しそうだ。  輪島市鳳至小では5、6年の4学級が算数、理科、外国語活動の授業を受け た。外国語では、中学で約30年英語を教えた教員OBの谷内誠一さん(62) =門前町=が外部講師として教壇に立ち、納豆を取り出して「英語の勉強のポ イントは納豆と同じです」と粘り強く繰り返し学習する大切さを説いた。児童 はアルファベットの書かれたカードを使い、興味津々の様子で発音などを学ん だ。  児童は3限を終えて下校。大端愛美さん(6年)は「いつもは家の手伝いや バレエ教室の準備をしてるけど、楽しい授業で良かった」と笑顔を見せた。実 施前の市教委による保護者アンケートでも8割超が土曜授業に参加させたいと 回答しており、6年男子の母親(43)は「授業数が増えれば分からないまま にならず、いい試みだ」と歓迎した。  輪島市は全小中学校で順次、土曜授業を実施する。原則8、3月を除く月1 回で、小学校は5、6年、中学は全学年で行う。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の記事データベース「ホッコクシンブン・ドットコム」  から抽出しました。申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「輪島ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・ふるさとメール・輪島の申し込みや解除は輪島市や北國新聞社のホームペー  ジから行うことができます。   輪島市のホームページは http://www.wajima-city.or.jp/   北國新聞社のホームページはhttp://www.hokkoku.co.jp/ ---------------------------------------------------------------------- ----------------------------------------------------------------------