ふるさとメール第96号(平成26年2月14日) --------------------------------------------------------------------------------------------------  今月8日より「輪島あえの風冬まつり」が始まり、市内各地において輪島の食や文化に触れるイベントが開 催されています。15日、16日には道の駅ふらっと訪夢にて、輪島あえの風冬まつりの締めくくりとなる、 「にぎわい大市」が開催されます。能登の食だけでなく、全国各地のご当地丼をお楽しみいただけます。  さて、11月からスタートしたあぜのきらめきも残すところ1ヶ月ほどとなりました。この時期に合わせて 新たな記念撮影スポットができましたので、ぜひお越しください。  それでは、ふるさとメール第96号をご覧ください。 -------------------------------------------------------------------------------------------------- 発行:輪島市役所 担当:交流政策部企画課統計情報係 e-mail:kikaku@city.wajima.lg.jp ホームページ:http://www.city.wajima.ishikawa.jp 〒928−8525 石川県輪島市二ツ屋町2字29番地 TEL(0768)23−1113 FAX(0768)23−1855 ================= 2・3月の主な行事 ==================== ●あぜのきらめき  【日 時】11月9日(土)〜平成26年3月16日(日)  【会 場】白米千枚田 ********* 特別イベント 〜きらめくハート〜 *********  【期 間】2月8日(土)〜3月16日(日)  【内 容】・ペットボタルハートオブジェ       ・千枚田隠れハート       ・千恋(せんれん)ちゃんと写真を撮ろう   恋する季節にぴったりの記念撮影スポットができました!   大好きなあの人といっぱい思い出をつくろう! ************* 恋フォトプレゼント *************  【期 間】きらめきバレンタイン 2月8日(土)〜2月16日(日)       きらめきホワイトデー 3月8日(土)〜3月16日(日)  【時 間】17:30〜19:30  【内 容】森永製菓ダースとあぜのきらめきのコラボ企画!       あぜのきらめきでの記念撮影画像を「恋するフォトコレクション」       として集めています。企画にご協力いただいた方にチョコレートを       プレゼント!   ☆プレゼント内容☆(1日先着50個)    ・森永ダース ホットチョコレート(2月8日〜2月16日)    ・あぜのきらめきオリジナルラベル 白いダース(3月8日〜3月16日)     (問)観光課 пF0768−23−1146 ●輪島あえの風冬まつり  【期 間】2月8日(土)〜2月16日(日)  【場 所】輪島市内(各種イベント会場) ◇◆各種イベント紹介(※イベント内容は変更になることがあります。ご了承下さい。)◆◇ ・輪島塗ありがとう市  【日 時】2月8日(土)〜2月16日(日)10:00〜17:00  【場 所】輪島市文化会館ホール1階・2階 ・輪島ごっつお祭  【日 時】2月8日(土)〜2月16日(日)  【場 所】輪島市内の飲食施設、旅館民宿等 ・にぎわい大市  【日 時】2月15日(土)、16日(日) 10:00〜15:00  【会 場】道の駅輪島「ふらっと訪夢」  ☆全国丼まつりin輪島   能登丼をはじめとした全国各地の丼が楽しめます!  ☆炭火焼コーナー   会場内でお買い物を済ませたら、その場で焼いて食べてしまおう!   輪島の冬の味覚をまるまる味わうならこれが一番!  (問)輪島商工会議所 пF0768−22−7777 ●万歳楽土  【日 時】2月22日(土)  【場 所】豊受神社(門前町清水)  袴姿の舞人と参拝者がともに独特の節回しで「万歳楽土(マンザイロクト)」と唱え豊作を祈願します。  (問)門前総合支所地域振興課 пF0768−42−8720 ●フキノト祭  【日 時】3月3日(月)  【場 所】内保太玉神社(門前町内保地内)  ナンバミソでも有名なお祭りです。住民達が五穀豊穣と家々の繁栄を祈る神事で、その年の当元(当番)が  11種類の神饌を供えて神様をもてなします。  (問)門前総合支所地域振興課 пF0768−42−8720 ●犬の子まき  曹洞宗の寺院では、お釈迦様が亡くなったこの日、遺徳を偲ぶ法要とともに涅槃団子「犬の子」まきが 行われます。この犬の子は魔除けになるとして、小袋に収めてお守り代わりにする人も多いそうです。  【実施日・会場】   2月15日:蓮江寺(河井町 0768−22−0638)   3月 6日:芳春院(門前町 0768−42−0481)   3月10日:總持寺祖院(門前町 0768−42−0005)   3月13日:興禅寺(門前町 0768−42−3066)   3月15日:覚皇院(門前町 0768−42−0590)  (問)観光課 пF0768−23−1146     門前総合支所地域振興課 пF0768−42−8720 ◎漆芸美術館  第31回日本伝統漆芸展   【期 間】 2月1日(土)〜2月24日(月)   【開館時間】9:00〜17:00(入館は16:30まで)         ※最終日は16:00まで(入館は15:30まで)   【入館料】 一般  600円(500円)        高大学生 300円(200円)        小中学生 150円(100円)               ( )内は20名以上の団体料金  第19回 飛翔する輪島の漆芸作家たち―全国展入選作品   【期 間】 3月1日(土)〜4月20日(日)   【開館時間】9:00〜17:00(入館は16:30まで)         ※最終日は16:00まで(入館は15:30まで)   【入館料】 一般  600円(500円)        高大学生 300円(200円)        小中学生 150円(100円)               ( )内は20名以上の団体料金  (問)輪島漆芸美術館 пF0768−22−9788 ◎能登空港  ★おらが故郷お国自慢「輪島キリコ太鼓によるミニコンサート」   【日 時】2月16日(日) 15:00〜   【場 所】能登空港2階ロビー   【協 力】輪島市  ★お茶会「花とお茶でのおもてなし」   【日 時】3月2日(日) 10:00〜16:00   【場 所】能登空港1階 能登の旅情報センター   【協 力】淡交会  ★おらが故郷お国自慢「B−Durによるミニコンサート」   【日 時】3月2日(日) 15:00〜   【場 所】能登空港2階ロビー   【協 力】能登町  ★のっぴーグラスづくり 〜3月のデザイン「のっぴーのひな祭り」〜   【日 時】3月9日(日)10:00〜12:00、13:00〜15:00   【場 所】能登空港1階 能登の旅情報センター   【数 量】限定50個  ★おらが故郷お国自慢「フラガールズ千里浜によるミニコンサート」   【日 時】3月16日(日) 15:30〜   【場 所】能登空港2階ロビー   【協 力】羽咋市     (問) 能登空港賑わい創出実行委員会 TEL:0768−26−2303                     FAX:0768−26−2305 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆【能登空港の利用をお願いします!!】☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆                      ☆1日2往復☆                 能登⇔羽田  60分『ひとっとび!!』 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ================================================= =================================================   “がんばる輪島”応援寄附金(ふるさと納税制度)  輪島市を応援しようとする方から寄付を募り、魅力あるふるさとづくりを目指すことを目的として、 “がんばる輪島”応援寄附条例(ふるさと納税条例)を制定いたしました。  魅力あるふるさとづくりを進めるため、「高齢者福祉の充実」、「子育て支援」、「自然環境の保全」、  「教育環境の充実」、「奨学金基金への積立て」、「伝統工芸及び地域文化の保存及び継承」といった  事業に寄附金を充てております。  世界に誇れる魅力あふれるふるさとづくりのため、“がんばる輪島”に応援をよろしくお願いいたします。  詳しくは輪島市HPまで http://www.city.wajima.ishikawa.jp/ ================================================= ================================================= ---------------------------------------------------------------------- 01:のとてまり、大きく育って 輪島市で園児、植菌を体験 02:輪島市の千枚田、地元農家1軒に 2農家が高齢で断念 ボランティア引   き継ぐ 03:杜氏の技に触れる 輪島市で酒蔵見学始まる 04:曳山継承へ小型山車 輪島市大沢町の住民ら用意 子どもでも引きやすく    夏季大祭盛り上げ 05:ふくしあいちゃん、着ぐるみお披露目 輪島市社会福祉協議会 06:地蔵アートで癒やしを 輪島市 簡易郵便局長の國田さん 自宅倉庫をギ   ャラリーに 07:輪島市で音楽家育成を 「憩いの家」設立へ基金 世界中のベテラン滞在    OEK初代常任指揮者 天沼さん企画 08:ご当地ナンバー「能登國」、特例認めて 9市町が推進組織 国に要望へ    認可基準、「軽」含め10万台に 09:農作業演じ豊作願う ぞんべら祭り、ユーモラスに 輪島市門前町 10:100歳のおばあちゃん 絵手紙千枚、初の個展 輪島市の岡本さん、 「もっと精進」 来月から北國銀門前支店 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2014年01月17日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎のとてまり、大きく育って 輪島市で園児、植菌を体験  能登森林組合輪島支所のシイタケ「のとてまり」植菌体験は16日、輪島市 鳳来保育所を皮切りに始まり、年長児約20人が大きく育つよう願い、原木に 菌を打ち込んだ。  特秀品が「のとてまり」のブランドで出荷されるシイタケ「のと115」に 小さいころから親しんでもらおうと初めて実施した。園児は職員らの指導で、 保育所で栽培する原木と家に持ち帰る分の原木に種駒を押し込んだ。  2月上旬までに計7公立保育所で行われた。 〈02〉2014年01月18日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎輪島市の千枚田、地元農家1軒に 2農家が高齢で断念 ボランティア引き 継ぐ  輪島市の国名勝・白米(しろよね)千枚田の地元耕作農家が今年、1軒にな ることが17日、分かった。昨年まで地元白米町の農家3軒が米作りを続けて きたが、2軒が高齢を理由に耕作を断念した。2農家分の約200枚は近在の 農家でつくる耕作ボランティアグループ「白米千枚田愛耕会」が引き継ぐ。  稲作を諦めたのは竹上昌男さん(82)と鵜嶋智さん(80)。いずれも棚 田での米作りは年齢的にきつくなってきたためという。耕作を続ける地元農家 は千枚田景勝保存会長を務める田中喜義さん(72)のみとなる。  千枚田の棚田1004枚中、現在耕作されているのは943枚。このうち約 400枚を地元白米町の3農家がこれまで維持してきた。  2軒の断念で作り手がいなくなる約200枚を引き受ける白米千枚田愛耕会 は、今年からメンバー30人で全体の半分近くの約440枚を一手に担うこと になる。白米の隣接町に住む定年を迎えた男性を新規会員として迎えたり、会 員が個人で耕作する棚田を増やしたりする。 ●オーナー会員増へ  輪島市は全国から募っているオーナー会員を増加して対応する。年会費2万 円で棚田1枚のオーナーとなり、田起こしから稲刈りまで年7回の作業に参加 する制度で、地元農家の高齢化に伴い2007(平成19)年度に設けられた。 千枚田の米などが贈られる特典がある。  「能登の里山里海」が世界農業遺産に認定された効果で、オーナー会員は一 昨年の80人から昨年は103人に増えた。オーナー田は千枚田愛耕会が管理 と耕作指導を担い、オーナーが作業に参加できない際は代わりに耕作している。 輪島市は「世界農業遺産を代表する棚田景観の維持に少しでも力を貸してほし い」(観光課)としている。千枚田愛耕会の堂前助之新(どうまえすけのしん) 代表(70)は「10人のプロより一般の人でも100人集まれば大きな力に なる。全国の人たちと交流しながらうまい米作りに励んでいきたい」と話した。 〈03〉2014年01月21日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎杜氏の技に触れる 輪島市で酒蔵見学始まる  輪島市観光協会の酒蔵見学は20日、同市河井町の清水酒造店で始まり、観 光客ら約40人が新酒の香りが漂う酒蔵で杜氏(とうじ)の技に触れた。  参加者は杜氏でもある清水亘社長から醸造工程の説明を受け、タンクの中で、 もろみがふつふつと音を立てて発酵する様子を見学した。原酒や甘酒を試飲し、 まろやかな味を楽しんだ。  寒仕込みに合わせた見学会で、清水酒造店、日吉酒造店、白藤酒造店、中島 酒造店の順に7日間ずつ2月16日まで行われる。 〈04〉2014年01月24日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎曳山継承へ小型山車 輪島市大沢町の住民ら用意 子どもでも引きやすく  夏季大祭盛り上げ  「間垣の里」として知られる輪島市大沢町の公民館や住民が、曳山(ひきや ま)が練るかつての夏季大祭のにぎわいを取り戻そうと動き出した。曳山が壮 年団員不足から出せないため、子どもでも引ける小型曳山を用意し、祭り唄の 聞き取り調査も進めている。住民らは26日の市生涯学習推進大会で小型曳山 を使って夏季大祭を再現し、地域挙げて伝統を次代へつなぐ意気込みを示す。  大沢町の夏季大祭は高さ6メートルの曳山と神輿(みこし)が時にぶつかり 合うなど駆け引きするように海岸沿いや集落を練るのが特徴で、人形や色とり どりの小旗などで彩られる舟形の曳山も見ものの一つだった。  しかし、祭りの担い手となる壮年団員が4、5人にまで減り、2009年を 最後に曳山巡行は行われていない。  大沢町の西保公民館の主事中嶋恵美子さん(55)の親族で、同町出身の村 田平八郎さん=故人、穴水町甲=が、ふるさとを懐かしんで大沢の大工に作っ てもらった半分の大きさの曳山を所有していたことから、寄贈を受けた。  昨夏、試しに小型曳山を公民館で出したところ、住民らに好評で、今夏以降、 曳山が練る際の祭り唄も皆で歌えるよう歌詞の記録保存にも乗り出した。  市文化会館で開かれる生涯学習推進大会では、住民の協力で本格的な飾り付 けをした小型曳山の巡行を舞台で披露する。河原源作さん(69)、西濱秀行 さん(66)が「富士の白雪朝日にとける 娘島田は情けでとける」などユニ ークな歌詞もある祭り唄を歌う。  西保公民館の中嶋主事は「子どもからお年寄りまでが参加し自分たちで作り 上げる祭りとして大沢の伝統を長く受け継いでいければいい」と話した。 〈05〉2014年01月25日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ふくしあいちゃん、着ぐるみお披露目 輪島市社会福祉協議会  輪島市社会福祉協議会のマスコットキャラクター「ふくしあいちゃん」の着 ぐるみが24日、わじまミドリ保育園でお披露目された。登場したふくしあい ちゃんは得意のダンスを披露するなど、園児や地域住民約200人を喜ばせた。  ふくしあいちゃんは、フクシアの花から生まれた女の子をイメージしており、 デザインを公募して2年前に誕生した。身長2メートル20センチで、ハート の形をした髪形が目印となっている。同会が幅広い年代に活動を知ってもらい たいと制作した。今後、市内のイベントなどに参加する。 〈06〉2014年01月29日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎地蔵アートで癒やしを 輪島市 簡易郵便局長の國田さん 自宅倉庫をギャ ラリーに  輪島市の曽々木で、簡易郵便局長を務める國田欽也さん(51)=町野町西 時国=は28日までに、自宅倉庫を改造し、地蔵をテーマにしたアート作品の ギャラリーを開いた。國田さんが手掛けた地蔵の絵画や詩画などを並べ、週末 に観光客らが自由に立ち寄れるスペースとして開放している。作品のポストカ ード化も考えており、奥能登を代表する景勝地からの「地蔵アート」発信に意 欲を見せている。  ギャラリーは「きまぐれ画廊〜きんちゃんのO地蔵V(おじぞうさん)」と 名付けた。作品は優しい表情の地蔵のアクリル画やペン画、粘土細工の地蔵を 曽々木の風景の中に置いて撮影した写真など多彩で、地蔵を題材にさまざまな 表現を追求している。  國田さんは実家の簡易郵便局の仕事をしながら趣味でイラストや絵画を描き 続け、悩みを抱えていた6年程前に癒やしや救いにつながる地蔵を主なモチー フにするようになった。岩倉山の中腹にある奇岩「千体地蔵」を目にしていた ことも影響したという。  小品を含めると年間100点近く制作し、作品が増えてきたため、ギャラリ ーを開設した。「苦しみの先にある楽しみに 辿(たど)りつくための苦しみ を楽しみなさい」など詩と組み合わせた作品が人気という。入場無料で、さい 銭箱に心動かされた分だけ入れてもらう。平日は郵便局業務があり、土日祝日 のみオープンしている。 ●ポストカード化計画  國田さんは昨夏、親から局長職を引き継いだ。作品のポストカード化やギャ ラリーと郵便局での相互展示などを考えており、「ふるさとから人を励ます力 のある作品を広めていきたい」と話した。 〈07〉2014年01月29日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎輪島市で音楽家育成を 「憩いの家」設立へ基金 世界中のベテラン滞在  OEK初代常任指揮者 天沼さん企画  第一線を退いた世界の音楽家が生活し、若手を育成する拠点「老齢音楽家の ための憩いの家(カーザ・ヴェルディ)」を輪島市に開設しようと、同市の音 楽愛好家らが28日までに基金を設立した。一口千円で全国から賛同者を募り、 空き校舎などを活用して3年以内の拠点完成を目指す。  オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)初代常任指揮者で、欧州で活躍 する天沼裕子さんがイタリアの「憩いの家」の取り組みに感銘を受け、日本で の開設を考えた。天沼さんは4年前から、呼び掛けに賛同した中能登町で、世 界の音楽家を招いて県内外の愛好家を指導する音楽塾を開催してきた。塾に参 加した輪島市の7人が、同市での「憩いの家」実現に向け「カーザ・デル・チ ェーロ輪音の里in WAJIMA実行委員会」を設立した。  委員会は昨夏、輪島市門前町のもんぜん文化村で「憩いの家」開設の足掛か りとなる音楽塾を開き、4日間で受講生、聴講生が約300人集まった。今年 は2月15、16日に同所で音楽塾を開催する。賛同者千人を目標に、地元住 民や全国の音大などに基金への協力を呼び掛ける。  委員会は輪島市内の空き家や廃校舎、宿泊可能な市施設などを「憩いの家」 として活用したい考えだ。市の協力も得て拠点を開設し、老齢音楽家の3カ月 程の滞在から始め、将来は定住を目指す。ジャンルを問わず世界各地から質の 高い音楽家を輪島に呼び込み、指導を受ける若手にも集まってもらう。  畑中恵子実行委員長は「輪島には心休まる風景と芸術の下地がある。ベテラ ン音楽家の指導で輪島から世界に通用する若手が育ってほしい」と話した。 ★〔老齢音楽家のための憩いの家【カーザ・ヴェルディ】(ろうれいおんがっ かのためのいこいのいえ【かーざ・ぶぇるでぃ】)〕  約110年前にイタリアの作曲家ヴェルディがミラノに創設した。現役を引 退した音楽家が第二の人生を送り、音大生らが食事などの身辺の世話をする代 わりに老齢音楽家は学生らを無償で指導する。福祉を兼ねた音楽交流の場とし て世界から注目を集めている。 〈08〉2014年02月01日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ご当地ナンバー「能登國」、特例認めて 9市町が推進組織 国に要望へ  認可基準、「軽」含め10万台に  宝達志水町以北の能登4市5町は、自動車のご当地ナンバー「能登國(のと のくに)」実現を目指し、新年度に推進組織を設けて国に認可基準の緩和を要 望する。認可には「軽自動車を除く登録自動車数10万台以上」の条件があり、 9市町では約1万1千台届かないが、軽自動車込みなら10万台を超えるため、 「過疎の半島の特例」として、軽を合わせた基準とするよう呼び掛ける。北陸 新幹線開業を控え、ご当地ナンバーで世界農業遺産「能登の里山里海」の発信 と9市町の一体感を強める狙いだが、実現の道のりは険しそうだ。  「能登國」ナンバーは、昨年「能登の里山里海」の認定地域に宝達志水町が 加わったのを受け、輪島市の梶文秋市長が各首長に呼び掛け、かつての地域名 で実現へ足並みをそろえることで一致した。輪島市に事務局を置き、9市町で 研究会を設けており、新年度には推進協議会に移行して取り組みを本格化させ る。  国土交通省はご当地ナンバー導入の条件として、登録自動車台数のほか▽複 数の市町村の集まり▽全国的にも認知されている地域名−などを挙げる。研究 会では登録数10万台超以外の条件は満たしているとみて、台数の基準緩和を 求める。  国交省北陸信越運輸局石川運輸支局によると、9市町の昨年3月末時点の台 数は、軽込みなら16万2573台、除くと8万8873台。自動車のうち4 5%が軽で、金沢市の32%、全県平均の38%より比率が高い。能登全体の 台数は年々減る一方、軽は増えており、研究会では「農作業で軽トラックの利 用が多い」など、能登の事情も勘案するよう働き掛ける。  国交省が台数条件で軽を除いているのは、軽の登録業務が管轄でなく、軽自 動車検査協会が担っているため、便宜上、同省が関わる台数を基準に置いたた めという。ただ、ご当地ナンバーが認められた際、交付は軽自動車にも行われ る。  今年度に国交省が第2弾として10地域を認可した際には、離島に限り台数 条件が緩和され、奄美群島12市町村(鹿児島県)が軽を含めて8万台余の台 数で「奄美ナンバー」が認められた。9市町では同様に、半島地域でも特例と して認めてもらうことや、構造改革特区として申請するなどの手法を検討する。  ご当地ナンバーを所管する国交省自動車情報課は、今後の方針について「こ れまでの効果を検証し、各地域の要望を見ながらになるが、地域、観光振興に つながるかの観点から判断する」としている。輪島市の梶市長は「新幹線を迎 える今こそ『能登國』ブランドに磨きをかけ、発信しなければならない。ナン バー実現で住民も誇りを持てる」と話した。 ★〔ご当地ナンバー(ごとうちなんばー)〕  国土交通省が自治体からの要望を受け、2006年度に採り入れた。同年度 に第1弾として「金沢ナンバー」など全国18地域で導入され、08年には2 県にまたがる「富士山」の交付が始まった。昨夏、第2弾として平泉(岩手県) 、世田谷(東京)など10地域の導入が決まり、14年度中に交付される。ご 当地ナンバーの地域の住民は、車の新規購入時にご当地ナンバーとなり、旧ナ ンバーも希望すれば有料で交換できる。 〈09〉2014年02月06日(木)付北國新聞夕刊----------------------------☆ ◎農作業演じ豊作願う ぞんべら祭り、ユーモラスに 輪島市門前町  輪島市門前町鬼屋の鬼屋神社で6日、石川県指定無形民俗文化財「ぞんべら 祭り」が営まれ、氏子らが田作りから田植えまでの様子をユーモラスに演じ、 五穀豊穣(ほうじょう)を祈願した。  拝殿の一角を田に見立て、祭主の中田玄丈(げんじょう)さん(67)が鏡 餅に棒をさした鍬(くわ)であぜ塗りや苗代作りを再現した。神楽太鼓を牛に 見立てた場面では、牛の鼻取り役の平野敏雄さん(52)と激しく動き回り、 参列者の笑いを誘った。  最後は早乙女役の中田里美さん(63)、岡田芳恵さん(58)、平野文代 さん(50)、松本かの子さん(47)、高井未桜ちゃん(2)が苗の代わり に松葉を置いて田植えを演じ、豊作を願った。 〈10〉2014年02月11日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎100歳のおばあちゃん 絵手紙千枚、初の個展 輪島市の岡本さん、「も っと精進」 来月から北國銀門前支店  輪島市門前町の岡本よつさん(100)が10年以上描き続けてきた絵手紙 が千枚を超え、3月に初めての作品展を開く。今冬、毎日1枚仕上げる日々を 送り、ちょうど100歳の誕生日を迎えた10日、長寿祝いに訪れた梶文秋市 長に描きためた作品を披露した。家族や親類の祝福を受け、岡本さんは「もっ と精進する」とかくしゃくと意気込みを見せた。  岡本さんは2002(平成14)年に絵手紙を始めた。絵手紙講師をしてい る次女伊藤美枝子さん=静岡県浜松市=からもらった絵手紙にあった「ヘタで いい、ヘタがいい」の言葉がきっかけだった。  以来、手先が器用な岡本さんは「ヘタでも描くことが楽しみ」と日課の畑仕 事に出られない雨や雪の日に1日1枚描いてきた。美枝子さんや親類ともやり 取りし、美枝子さんは「母の耳が遠くなって電話では話せませんが、絵手紙で おしゃべりしている」と話し、大切なコミュニケーションの手段になっている。  題材は草花や人物、仏像、日常の一こまなど多彩だ。毎日、新聞を隅々まで 読んでおり、最近は県のマスコットキャラクター「ひゃくまんさん」やフィギ ュアスケートの浅田真央選手を描いた。  この日、岡本さん宅を訪れた梶市長には市長の似顔絵も披露した。市長や孫 らからのプレゼントに囲まれた岡本さんは祝いに駆け付けた親類らと共に、に こやかに記念写真に納まった。  100歳記念の初の作品展(北國新聞社後援)は門前町走出の北國銀行門前 支店で3月1日から開かれる。 ---------------------------------------------------------------------- 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