ふるさとメール第95号(平成26年1月15日) --------------------------------------------------------------------------------------------------  明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。  先日、輪島市文化会館にて成人式が執り行われました。式には235名の新成人が出席し、大人としての新 たな一歩を踏み出しました。   さて、2月8日から16日にかけて「輪島あえの風冬まつり」が開催されます。期間中は輪島市内において、 「輪島塗ありがとう市」や「ごっつぉ祭り」などが催される予定です。ぜひお越しください。  それでは、ふるさとメール第95号をご覧ください。 -------------------------------------------------------------------------------------------------- 発行:輪島市役所 担当:交流政策部企画課統計情報係 e-mail:kikaku@city.wajima.lg.jp ホームページ:http://www.city.wajima.ishikawa.jp 〒928−8525 石川県輪島市二ツ屋町2字29番地 TEL(0768)23−1113 FAX(0768)23−1855 ================= 1・2月の主な行事 ==================== ●あぜのきらめき  【日 時】11月9日(土)〜平成26年3月16日(日)  【会 場】白米千枚田  (問)観光課 пF0768−23−1146  *****きらめきバレンタイン***********  【期 間】2月8日(土)〜14日(金)  【内 容】ハートのモニュメントを飾ります     (問)観光課 пF0768-23-1146 ●酒蔵見学  【期 間】1月20日(月)〜2月16日(日)  ※酒蔵見学をされる際は、必ず事前に各蔵元に電話連絡してください  ※仕込みの状況によっては、対応できない場合もあります。  ※利き酒、試飲を希望される方は、お車でのご来店はご遠慮ください。 <実施酒造店>  ・清水酒造(1月20日〜1月26日)   住所:河井町1−18−1 пF0768−22−5858  ・日吉酒造(1月27日〜2月2日)   住所:河井町2−27−1(朝市通り) пF0768−22−0130  ・白藤酒造(2月3日〜2月9日)   住所:鳳至町上町24 пF0768−22−2115  ・中島酒造(2月10日〜2月16日)   住所:鳳至町稲荷町8 пF0768−22−0018  (問)輪島市観光協会 пF0768−22−6588 ●輪島あえの風冬まつり  【期 間】2月8日(土)〜2月16日(日)  【場 所】輪島市内(各種イベント会場) ◇◆各種イベント紹介(※イベント内容は変更になることがあります。ご了承下さい。)◆◇ ・輪島塗ありがとう市  【日 時】2月8日(土)〜2月16日(日)10:00〜17:00  【場 所】輪島市文化会館ホール1階・2階 ・輪島ごっつお祭  【日 時】2月8日(土)〜2月16日(日)  【場 所】輪島市内の飲食施設、旅館民宿等 ・食談義(要予約)  ※電話予約が必要となります。пF0768−22−7777  ☆あぜのきらめきとあえのこと  【開催日】2月10日(日)、14日(金) 17:30〜  【内 容】食談義後、千枚田あぜのきらめきを見学  【会 場】曽々木体験実習館  【料 金】3,500円  【定 員】各日20名 ・輪島朝市感謝祭  【日 時】2月9日(日) 9:00〜11:30  【会 場】輪島朝市(本町通り) пF0768−22−7653  ☆めぎす団子汁の振る舞いを予定しています! ・にぎわい大市  【日 時】2月15日(土)、16日(日) 10:00〜15:00  【会 場】道の駅輪島「ふらっと訪夢」  ☆特別企画「全国丼まつりin輪島」   能登丼をはじめ、能登以外にも全国各地の丼が楽しめます!  ☆炭火焼コーナー   会場内でお買い物を済ませたら、その場で焼いて食べてしまおう!   輪島の冬の味覚をまるまる味わうならこれが一番!  (問)輪島商工会議所 пF0768−22−7777 ◎漆芸美術館  アジアの漆芸―物語と意匠の世界―   【期 間】 2013年11月29日(金)〜2014年1月19日(日)         ※12月29日(日)〜31日(火)年末休館   【開館時間】9:00〜17:00(入館は16:30まで)   【入館料】 一般  600円(500円)        高大学生 300円(200円)        小中学生 150円(100円)               ( )内は20名以上の団体料金  第31回日本伝統漆芸展   【期 間】 2月1日(土)〜2月24日(月)   【開館時間】9:00〜17:00(入館は16:30まで)         ※最終日は16:00まで(入館は15:30まで)   【入館料】 一般  600円(500円)        高大学生 300円(200円)        小中学生 150円(100円)               ( )内は20名以上の団体料金  (問)輪島漆芸美術館 пF0768−22−9788 ◎能登空港  ★お茶会「花とお茶でのおもてなし」   【日 時】1月19日(日) 10:00〜16:00   【場 所】能登空港1階 能登の旅情報センター   【協 力】淡交会  ★おらが故郷お国自慢「琴生流輪島会 大正琴ミニコンサート」   【日 時】1月19日(日) 15:30〜   【場 所】能登空港2階ロビー   【協 力】輪島市  ★のっぴーグラスづくり 〜2月のデザイン「のっぴーの豆まき」〜   【日 時】2月9日(日)10:00〜12:00、13:00〜15:00   【場 所】能登空港1階 能登の旅情報センター   【数 量】限定50個   (問) 能登空港賑わい創出実行委員会 TEL:0768−26−2303                     FAX:0768−26−2305 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆【能登空港の利用をお願いします!!】☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆                      ☆1日2往復☆                 能登⇔羽田  60分『ひとっとび!!』 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ================================================= =================================================   “がんばる輪島”応援寄附金(ふるさと納税制度)  輪島市を応援しようとする方から寄付を募り、魅力あるふるさとづくりを目指すことを目的として、 “がんばる輪島”応援寄附条例(ふるさと納税条例)を制定いたしました。  魅力あるふるさとづくりを進めるため、「高齢者福祉の充実」、「子育て支援」、「自然環境の保全」、  「教育環境の充実」、「奨学金基金への積立て」、「伝統工芸及び地域文化の保存及び継承」といった  事業に寄附金を充てております。  世界に誇れる魅力あふれるふるさとづくりのため、“がんばる輪島”に応援をよろしくお願いいたします。  詳しくは輪島市HPまで http://www.city.wajima.ishikawa.jp/ ================================================= ================================================= ---------------------------------------------------------------------- 01:素麺で地域おこしを 東四柳教授が講演 輪島市の聖光寺 02:輪島市に福祉車両寄贈 鎌倉市の中前さん 亡き姉の遺志継ぐ 03:藩政期のレシピで柚餅子作り いいがに輪島塾の食文化講座 04:まだら、迫力 能登の第九、1600人 輪島、七尾の保存会 ピアノ、   マリンバ 洋楽と融合 05:輪島中の校章決まる 松陵中の小向君が考案 06:怠け者はおらんか 輪島市門前町でアマメハギ 07:やすん場、出会いと憩い 能登定住・交流機構 雇用、Uターンなど支援    門前町の空き店舗を活用 08:海女の町、方言探る 輪島市海士町 国語研究所、金大など 「じょー」   は驚き 「な」「わ」はあなた 文法集め発音解析 09:ビシッと厄払い 輪島市で成祝式 10:御当が事務所開き 輪島市で輪和会と鳳結輝会 看板掲げ精進誓う ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2013年12月16日(月)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎素麺で地域おこしを 東四柳教授が講演 輪島市の聖光寺  輪島市の市民グループ「いいがに輪島塾」の文化講座は15日、同市輪島崎 町の曹洞宗聖光寺(しょうこうじ)で開かれ、東四柳史明金沢学院大教授が講 演した。東四柳教授は同寺と臨済宗東福寺(京都市)の関わりを説き起こし、 「輪島素(そう)麺(めん)は両寺の禅僧にルーツがある可能性が高い」とし て聖光寺と輪島素麺に光を当てた地域おこしを提言した。  聖光寺は中世の輪島の領主だった温井氏の菩提寺(ぼだいじ)で、もとは臨 済宗だった。東四柳教授によると、東福寺と行き来があり、東福寺の僧が京都 の臨済宗の寺で食べられていた素麺を輪島に持ち込んだと考えられるという。  講座は今夏の長谷川等伯ふるさと調査で聖光寺から見つかった南北朝時代の 「十六羅漢図(じゅうろくらかんず)」の一般公開に合わせ、輪島の寺社にあ る文化財などを地域活性化に生かそうと企画された。約40人が十六羅漢図に 目を凝らした。 〈02〉2013年12月19日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎輪島市に福祉車両寄贈 鎌倉市の中前さん 亡き姉の遺志継ぐ  元輪島市職員で5月に79歳で亡くなった中前菊生(きくえ)さんの遺志を 継ぎ、弟の中前松雄さん(68)=鎌倉市=は18日、輪島市に福祉車両4台 を寄贈した。  「人様の役に立ちたい」と願いながら菊生さんが蓄えた貯金を遺族で相談し て活用することにした寄付で、梶文秋市長から松雄さんに感謝状が贈られた。  寄贈したのは市地域包括支援センター用3台、市立輪島病院用1台で、訪問 介護などに使われる。菊生さんの愛称にちなんで「きぃちゃん号」と名付けら れた。寄付により同病院の身障者用トイレのドア自動化も行われる。  菊生さんは市役所で戸籍業務に長く携わり、退職後は地域包括支援センター の体操教室に通うなどし、市の福祉サービスに感謝していた。漫画タイガーマ スクの主人公「伊達直人」を名乗る人物による贈り物が全国で相次いだ際には 「『伊達直子』で何かしたい」などと話していたという。  松雄さんは「ふるさとの福祉に貢献でき、姉も本望だろう」と話した。 〈03〉2013年12月22日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎藩政期のレシピで柚餅子作り いいがに輪島塾の食文化講座  輪島市の市民グループ「いいがに輪島塾」による食文化講座(北國新聞社後 援)は21日、同市ふれあい健康センターで開かれ、市民らが映画「武士の献 立」に登場する伝統菓子「柚餅子(ゆべし)」作りを体験した。  加賀藩御料理頭舟木安信(やすのぶ)のレシピを基にユズをくりぬき、もち 米を干して砕いた「道明寺粉(どうみょうじこ)」とユズの果肉などで中に詰 める「たね」を作り、蒸し上げた。参加者各自で3カ月、軒下につるして乾燥 させた後、持ち寄って品評会を開く。  柚餅子総本家中浦屋(輪島市)の中浦政克社長が講師を務め、輪島の菓子文 化についても紹介した。  親子で参加した萩野つきさん(三井小4年)は「竹べらでユズをくりぬくの が大変で、職人の苦労が分かった。完成が楽しみ」と声を弾ませた。 〈04〉2013年12月24日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎まだら、迫力 能登の第九、1600人 輪島、七尾の保存会 ピアノ、マ リンバ 洋楽と融合  「1000人が歌う『能登の第九』まだら公演2013」(同実行委員会、 北國新聞社主催)は23日、輪島市文化会館で開かれ、会場を埋めた約160 0人が心を一つに地元の祝い唄を歌い上げ、1年の活動を締めくくった。 ●輪島市で公演  輪島、七尾両市の保存会が順に「まだら」を披露した。観客は「めでためで たの 若松様よ」と、歌い出しは同じながら手拍子や節回し、踊りが異なる、 それぞれの地域に根付いた伝統芸能の豊かさを感じ取った。  ピアノの下原由佳さん、マリンバの竹宮純子さんは輪島まだら保存会の太鼓、 三味線と共演、洋楽との融合が観客を引き付けた。輪島・和太鼓虎之介は太鼓 曲にアレンジし、地響きのような迫力のリズムでまだらに新たな魅力を加えた。  輪島市大屋小、七尾市小丸山小・保育園の子どもらが練習の成果を披露、伝 統継承の意気込みを見せた。金沢まだら愛好会も堂々たる舞台で拍手を浴びた。 民謡歌手加賀山昭さん・紋(あや)さん親子が特別出演した。  出演者が勢ぞろいしたフィナーレでは観客と共に輪島の「締めまだら」を大 合唱した。  夫婦で初めて訪れた野々市市住吉町の会社員茶山一男さん(68)は「大迫 力の合唱に圧倒された。来年もぜひ見たい」と興奮気味に話した。輪島市河井 町の無職萬亀弦治(ばんきげんじ)さん(70)は「市民にとってまだらは欠 かせない文化だと再認識した」と声を弾ませた。  冒頭、輪島まだら保存会長の角秀人実行委員長、梶文秋輪島市長、南紀一七 尾市副市長があいさつした。2014年は七尾市で開催される予定である。 〈05〉2013年12月27日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎輪島中の校章決まる 松陵中の小向君が考案  新年度に開校する輪島市輪島中の校章が決まった。統合する3中学のシンボ ルを組み合わせて図案化した。26日、市役所で表彰式が行われ、デザインし た松陵中2年の小向敦士君に梶文秋市長が賞状を贈った。  新校章には、松陵、三井、上野台の3中学校の校章に使われている松、アス ナロ、三角形が盛り込まれた。  市教委がデザインを公募し、市内外から180点が寄せられた。日本芸術院 会員の漆芸家三谷吾一さんが選考した。  三谷さんは「左右対称の美しさに加え、三つのモチーフのバランスも優れて いる」と講評した。賞状と校章の輪島塗記念パネルなどを受け取った小向君は 「これからずっと残ると思うと光栄」と笑顔を見せた。 〈06〉2014年01月03日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎怠け者はおらんか 輪島市門前町でアマメハギ  奥能登に伝わる国指定無形民俗文化財「アマメハギ」は2日、輪島市門前町 皆月で行われ、奇面を着けた若者が「怠け者はおらんか」などと声を上げて子 どものいる家々を回った。  天狗(てんぐ)やサルの面、烏帽子(えぼし)、狩衣(かりぎぬ)姿の青年 会員ら8人が午後5時半ごろ、門前町アマメハギ保存会長の番場政晴さん方を 出発。各家で作り物の金づちやノミを振りかざして脅かすと、子どもたちは親 にしがみついて「いい子にします」と泣き叫んだ。  アマメはいろりに長くあたるとできる火だこを指し、鬼がアマメをはぎ取る と脅して、春耕前に怠け心を戒めたとされる。  皆月地区のアマメハギは「七日正月」の前夜に当たる6日に厄払いとして行 っていたが、3年前から若者の帰省に合わせて2日に変更した。 〈07〉2014年01月04日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎やすん場、出会いと憩い 能登定住・交流機構 雇用、Uターンなど支援  門前町の空き店舗を活用  能登で地域おこしに取り組む有志でつくる「能登定住・交流機構」は3日ま でに、輪島市門前町の総持寺通りに活動拠点を設けた。空き店舗だった旧呉服 店を借りて「やすん場」として地域住民や観光客らの憩いと交流、出会いの場 とし、能登に人を呼び込む情報を発信する。国際協力機構(JICA)の東京 本部に勤務後、門前に移住した女性らが専属スタッフとして常駐し、活動を支 える。  「やすん場」では、空き家・空き店舗、雇用情報を発信するほか、Uターン、 Iターン希望者の受け入れ調整、能登での起業などを総合的に支援する。  木造2階建ての店舗の1階に、談話スペース、畳敷きのギャラリーコーナー、 能登やまちづくりなどに関する本をそろえたミニ図書館を設けた。ギャラリー には輪島に移住した漆芸家の作品を展示、古本市や紙芝居の会、人気パンの即 売会などの催しも企画する。  事務局専属スタッフとして20代、30代の上野谷佳子さん、森さやかさん、 土田郁紀さんの3人が加わり、今後、定住・移住につなげる活動をさらに強化 する。  能美市出身の森さんは、JICAの東京本部での勤務経験を生かし、ふるさ と石川県で地域おこしに関わろうと門前に移住した。  森さんは「都会で経験を積んだ視点を生かし、能登と都市との橋渡し役を担 いたい」と意気込みを見せた。 〈08〉2014年01月07日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎海女の町、方言探る 輪島市海士町 国語研究所、金大など 「じょー」は 驚き 「な」「わ」はあなた 文法集め発音解析  海女の町である輪島市海(あ)士町(ままち)で、国立国語研究所、金大な どの共同チームによる方言調査が6日までに始まった。同町は研究者の間で 「言語島(げんごとう)」と呼ばれ、独特の言語文化が息づくが、方言を話せ る人が少なくなっている。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の人気で、 「じぇじぇじぇ」が昨年の流行語大賞に選ばれるなど、方言が脚光を浴びる中、 輪島の海女文化の特色やルーツを探る。  海士町は、日本海沿岸の海女発祥の地と伝わる福岡県宗像市鐘崎の住民が移 住したのが始まりとされ、海女約200人を含む約千人が暮らす。海女は、春 にはワカメ、夏にはアワビ、サザエ漁のため、漁場である舳倉島(へぐらじま) に渡る。昨シーズンは10代の海女がデビューしたが、50〜60代が中心で、 高齢化が課題となっている。 ●九州と共通性?  海士町の高齢者らは「じぇじぇじぇ」に当たる驚きの表現を「じょー」「お こらいえー」と言う。「あなた」という二人称を「な」「わ」、複数なら「な ども」「わども」、「(服を)着ない」を「着らん」と表現するなど、輪島市 内でも使われていない独特の方言が多い。昭和30年代の調査では、一部に九 州の方言との共通性も指摘されたが、全容は明らかになっていない。  研究チームは新田哲夫金大教授(歴史言語文化学)が代表を務め、木部暢子 (きべのぶこ)国立国語研究所副所長、久保智之九州大大学院教授(言語学) が共同研究者となっている。  研究チームは、まず母音や子音を分析するため、海士町自治会の田井敬治前 会長らの協力を得て、現地で談話形式による方言の聞き取りやデジタル録音を 進めている。  新年度は語彙(ごい)、文法を集め、アクセントやイントネーションを解析 するほか、世代別調査に取り組む。宗像市のほか、海士町に隣接する鳳至町、 輪島崎町との比較も行い、方言のルーツを調べる。  2015年度には音声データ付きの報告書、語彙集を作成して、輪島市内で 報告会を開き、地元の人たちに研究成果を知ってもらう。海士町と舳倉島の方 言と文化をまとめたホームページも開設し、輪島の海女文化を幅広く発信する。  新田教授は「海女漁を中心に独特の文化を受け継いできた海士町の言葉は言 語学上、興味深い。地元が方言を文化遺産として見直す契機になればいい」と 話した。海士町自治会の上浜政紀会長(50)は「将来、方言がどれだけ残る か心配だが、調査をきっかけに若い世代が関心を持ってほしい」としている。 〈09〉2014年01月08日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ビシッと厄払い 輪島市で成祝式  輪島市河井町の重蔵神社で7日、厄払い行事「成祝(なりわい)式」が営ま れ、厄年の男女31人が川柳の枝で床板をたたき、厄よけを祈願した。  数えで42歳の男性と33歳の女性が拝殿で向かい合わせに座り、神楽太鼓 の合図で両手に持った「御宝木(ごほうぎ)」と呼ばれる約1メートルの枝を 振るい「ビシッ」「バシッ」と激しい音を響かせた。神事は「鳴る」と「成る」 をかけ、床板を打ち鳴らす音が大きいほど願いがかなうとされている。  御宝木の先端は十字に切られており、稲穂のように裂けるほど豊作になると も伝えられる。 〈10〉2014年01月09日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎御当が事務所開き 輪島市で輪和会と鳳結輝会 看板掲げ精進誓う  輪島市の重蔵神社(同市河井町)と住吉神社(同市鳳至町)の祭礼にそれぞ れ奉仕する今年の御当(おとう)は8日、事務所開きを行い、1年の精進を誓 った。  今年数え年42歳となる重蔵神社「輪和(りんわ)会」、同41歳の住吉神 社「鳳結輝(おおとりゆうき)会」がそれぞれの事務所で神事に臨み、看板を 掲げた。  輪和会の福光英徳会長(40)は「心を一つに輪島を盛り上げられるよう力 を尽くす」と述べ、鳳結輝会の新甫将人会長(39)は「一致団結し、輝く未 来を目指して活動したい」と抱負を語った。  会長を除く役員は次の皆さん。  ◇輪和会▽筆頭副会長 天甚信之▽副会長 村田航一(総務部長)大向正浩 (直会部長)森下厚、白米正幸、能門慎吾▽幹事長 山瀬高雅▽会計長 前川 康弘▽監査 中谷大志、矢花秀樹▽企画部長 平田勝▽神事部長 江端博行▽ 装飾部長 室瀬豊▽運行部長 堂坂勝▽記録広報部長 坂出和彦  ◇鳳結輝会▽筆頭副会長 谷真一路▽副会長 若島久志(御立寄・神事部長) 岡田春生(装飾部長)道畠和一(写真部長)濱崎与市(唄部長)藤野勝(直会 部長)岩崎直(寄付部長)茶谷正英、水口武志、石部宏伸▽幹事長 津田憲男 ▽会計長 山形栄一▽事務局長 桂木治▽交通部長 谷浩行▽企画・子供部長  松木勝 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の記事データベース「ホッコクシンブン・ドットコム」  から抽出しました。申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「輪島ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・ふるさとメール・輪島の申し込みや解除は輪島市や北國新聞社のホームペー  ジから行うことができます。   輪島市のホームページは http://www.city.wajima.ishikawa.jp/   北國新聞社のホームページはhttp://www.hokkoku.co.jp/ ---------------------------------------------------------------------- ----------------------------------------------------------------------