ふるさとメール第86号(平成25年4月15日) --------------------------------------------------------------------------------------------------  今月1日より輪島市のホームページが新しくなりました。新年度の始まりに合わせて公開となった新しいホ ームページは、レイアウトや情報の分類、音声読み上げ機能の追加など大きく変わりました。なにぶん移行し て間もないホームページですので、皆様のご意見等をお聞きして、よりよいホームページにしていきたいと考 えております。  さて、来月12日には6月で引退となる客船「ふじ丸」が輪島へやってきます。「ふじ丸」の輪島寄港は、 今回が最後となりますので、ぜひマリンタウンへお越しください。  それでは、ふるさとメール第86号をご覧ください。 -------------------------------------------------------------------------------------------------- 発行:輪島市役所 担当:交流政策部企画課統計情報係 e-mail:kikaku@city.wajima.lg.jp ホームページ:http://www.city.wajima.ishikawa.jp 〒928−8525 石川県輪島市二ツ屋町2字29番地 TEL(0768)23−1113 FAX(0768)23−1855 ================= 4・5月の主な行事 ==================== ●第97回日本陸上競技選手権大会50q競歩  第52回全日本競歩輪島大会  兼 世界陸上競技選手権大会(2013/モスクワ)50q競歩 日本代表選手選考競技大会  【日 時】4月20日(土)〜21日(日)   <20日(土)>     12:00 開始式(輪島市ふらっと訪夢前)    13:00 女子10km競歩    13:05 男子10km競歩   <21日(日)>     7:30 男子50q競歩     9:00 女子高校1・2年3km競歩     9:30 女子高校5km競歩    10:30 男子高校1・2年5km競歩    11:40 男子高校10km競歩  【場 所】輪島市文化会館周回コース  ☆サブイベント「第4回スピードウォーク輪島大会」  【日 時】4月20日(土) 14:30〜  【受 付】輪島市立河井小学校  【参加費】1,500円 (高校生以下無料)   ※当日参加する場合は、参加希望の方は輪島市ホームページより参加申込書を    ダウンロードして必要事項を記入し、大会当日ご持参ください。   (問)生涯学習課 пF0768−23−1176 ●千枚田プチ田植え体験  【日 時】5月1日(水)〜3日(金・祝) 9時30分〜15時30分  【場 所】白米千枚田  【参加費】1人300円、2人目から200円(1グループあたり)  (問)観光課 пF0768−23−1146 ●千枚田田植え  【日 時】5月12日(日)     8:30 ボランティア受付(9:30まで) ※定員に達し次第終了     9:00 開会式     9:10 御陣乗太鼓披露     9:30 田植え開始、早乙女による田植え    10:30 ふるまい開始    12:00 田植えイベント終了  【場 所】白米千枚田   ☆お越しの際は、名舟港臨時駐車場発着の無料シャトルバスをぜひご利用ください。  (問)観光課 пF0768−23−1146 ●ふじ丸寄港受け入れ  【日 時】5月12日(日)入港8時、出港16時  【場 所】マリンタウン  (問)観光課 пF0768−23−1146 ◎漆芸美術館  漆革新―井波家四代の足跡―   【期 間】4月13日(土)〜5月26日(日)   【入館料】 一般  600円(500円)        高大学生 300円(200円)        小中学生 150円(100円)   *( )内は20名以上の団体料金   *4月21日(日)13:30より井波純氏を講師にお招きし、漆文化セミナーを開催します。  (問)輪島漆芸美術館 пF0768−22−9788 ◎能登空港  ★鯉のぼり 遊泳展示   【期 間】4月17日(水)〜5月31日(金)   【場 所】能登空港1階、2階吹き抜け空間   【協 力】珠洲市大谷川鯉のぼりフェスティバル実行委員会  ★鯉のぼり ぬりえ   【期 間】4月17日(水)〜5月31日(金)   【場 所】能登空港2階ロビー   ♪描いてくれた人は、のっぴーシールとのっぴーサブレがもらえるよ♪  ★おらが故郷お国自慢 「寛久美会」による新舞踊   【日 時】4月28日(日) 15:20〜   【場 所】能登空港2階ロビー   【協 力】羽咋市  ★のとキリシマツツジフェスティバル   【日 時】5月3日(金・祝)〜5月5日(日・祝)        9時〜17時(最終日は16時まで)   【場 所】能登空港 芝生広場   【同時開催】    ・まいもん市    5月3日〜5日 10時〜16時(芝生広場)    ・のっぴーフリマ  5月3日〜5日 10時〜15時(芝生広場)    ・子どもアトラクション  5月5日 13時30分〜(空港前広場) −−−−−−−−−のっぴーフリマ出展者募集中!!−−−−−−−−−−    【開催日】5月3日(金)〜5日(日) 10:00〜15:00       (のとキリシマツツジフェスティバルを同日開催)   【応募締切】4月19日(金)17:00必着  【出店区画】1区画1.8m×2.7m(たたみ3畳分) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  ★のっぴーグラスづくり 〜5月のデザイン「のっぴーと鯉のぼり」〜   【日 時】5月12日(日) 10:00〜12:00、13:00〜15:00   【場 所】能登空港1階 能登の旅情報センター   【数 量】限定50個   (問) 能登空港賑わい創出実行委員会 TEL:0768−26−2303                     FAX:0768−26−2305 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆【能登空港の利用をお願いします!!】☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆                      ☆1日2往復☆                 能登⇔羽田  60分『ひとっとび!!』 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ●○●○●○●○●○●○●○●○ 白米千枚田結婚式カップル募集! ○●○●○●○●○●○●○●○●  秋の稲穂実る白米千枚田を背景に挙式してみませんか。  今回で14回目となります白米千枚田結婚式のカップルを募集いたします。  【募集組数】2組 ※応募多数の場合は書類選考となります。  【応募締切】平成25年6月28日(金)必着  【応募条件】結婚式を挙げていないカップルで、新聞記事・ラジオ・テレビの取材に応じられる方。       ※観光宣伝等で写真を使わせていただくこともあります。  <式典>  【日 時】平成25年9月22日(日)9:00〜  【会 場】輪島市白米千枚田    ※衣装は和装での神前式となります。  <特典>   ・輪島塗お祝品(夫婦茶碗セット)   ・お祝い地酒   ・純米千枚田、能登栗   ・輪島温泉郷宿泊施設ペア宿泊券  その他、式典にかかる費用(新郎新婦着付け代・衣装代・会場設営費等)は実行委員会が負担いたしますが、  業者の選定につきましてはこちらでさせていただきますので、ご了承願います。  ※輪島までの交通費、宿泊費、結婚式後披露宴等の経費はご本人負担とさせていただきます。 (問)千枚田景勝保存実行委員会事務局 пF0768−23−1146    (輪島市役所観光課内) ○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○ ================================================= =================================================   “がんばる輪島”応援寄附金(ふるさと納税制度)  輪島市を応援しようとする方から寄付を募り、魅力あるふるさとづくりを目指すことを目的として、 “がんばる輪島”応援寄附条例(ふるさと納税条例)を制定いたしました。  魅力あるふるさとづくりを進めるため、「高齢者福祉の充実」、「子育て支援」、「自然環境の保全」、  「教育環境の充実」、「奨学金基金への積立て」、「伝統工芸及び地域文化の保存及び継承」といった  事業に寄附金を充てております。  世界に誇れる魅力あふれるふるさとづくりのため、“がんばる輪島”に応援をよろしくお願いいたします。  詳しくは輪島市HPまで http://www.city.wajima.ishikawa.jp/ ================================================= =================================================---------------------------------------------------------------------- 01:実でろうそく作り 漆丸ごと活用 輪島市の若手漆器関係者 02:災害時の連携協定締結 輪島市、日本航空学園 ボランティア活動の拠点   に   03:「老齢音楽家の拠点を」 天沼さん、輪島市に協力依頼 04:別れの春、思い出に感謝 輪島市 西保小で閉校式 05:同じ苦しみ、東北思う 能登半島地震6年 輪島市門前町で式典、住民黙   とう 06:休耕田5枚復活 輪島市の名勝・千枚田 愛耕会があぜ作り 07:匠の技でスヌーピー 輪島塗に感銘 原作者と親交、アーティスト大谷さ   ん 全国30産地、コラボ実現 来月から巡回展  08:朝いっちゃん、朝市アピール 輪島市でデビュー 09:山車にぎやかに巡行 輪島市の曳山祭 春到来に舞い踊る 10:門前町二又川の仁王堂よみがえる 輪島市 江戸期以来初の本格修復  「健脚の神」に大わらじ 13日完成式 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2013年03月17日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎実でろうそく作り 漆丸ごと活用 輪島市の若手漆器関係者  輪島市の若手漆器関係者でつくる「japan輪島再興実行委員会」は漆の 実から採れる蝋分(ろうぶん)を使った和ろうそく作りに乗り出した。16日 は観光客らも見学できるよう同市の輪島工房長屋で蝋の採取作業を行い、メン バーは新たな輪島土産の開発へ意欲を見せた。  市内で一昨年採取した実から採った蝋をさらしに包んで蒸し、搾り器にかけ てこす作業を繰り返し、用意した約30キロの1割ほどがろうそくの材料とし て使える状態になった。  和ろうそく製造販売の高澤商店(七尾市)の協力を得、漆の和ろうそくを試 作してもらう。商品化には、まとまった量の確保が必要だが、委員会では「今 年は多くの実が採れることを期待し、輪島土産や千枚田のライトアップに活用 したい」としている。  漆の実の蝋はかつては和ろうそくの材料に使われており、この日は実の皮か ら蝋分を落とす作業も行われた。処理後に残った種は畑やプランターで育て、 来年市内に植える。  実行委員会は漆の液だけでなく、漆掻(か)き後の木で木工品を作るなど、 漆の木、実もすべて活用していく構想を描いている。 〈02〉2013年03月18日(月)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎災害時の連携協定締結 輪島市、日本航空学園 ボランティア活動の拠点に     輪島市と日本航空学園(山梨県甲斐市)は17日、大規模災害時の連携協定 を締結した。能登の入り口に位置する同学園能登空港キャンパス(三井町)の 立地を生かし、災害の際にボランティア活動などの拠点とする。  輪島市文化会館で行われた調印式で日本航空学園の梅澤重雄理事長と梶文秋 市長が協定書を交わし、梅澤理事長は「新年度は能登空港キャンパス10周年 でもあり、市との連携、市民との交流をさらに深め、いざというときに備えた い」とあいさつした。梶市長は「交通の要の場所に広い敷地を有し、700人 を超す生徒、学生らのマンパワーもあり、心強い」と述べた。  能登空港キャンパスは災害時、ボランティア現地本部、救援物資集積場とな り、学生らもボランティアに協力する。6年前の能登半島地震を教訓に全国か ら集まるボランティアが円滑に活動できるよう運営の検討が進められ、日本航 空学園が協力を申し出た。 ●自主防災を推進  協定調印式に続き、防災士フォローアップ研修が行われ、約130人が模擬 訓練などを通じて避難所の運営を学んだ。市内には自主防災組織が116あり、 防災士は374人いる。新年度は自主防災組織の大字(おおあざ)単位での活 動活性化、児童生徒への防災教育などを進める。 〈03〉2013年03月23日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「老齢音楽家の拠点を」 天沼さん、輪島市に協力依頼  オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)初代常任指揮者で指揮者・作曲 家の天沼裕子さんは22日、梶文秋輪島市長と懇談し、老齢音楽家の拠点とな る場を設ける構想への協力を依頼した。  イタリアの作曲家が考えた「音楽家のための憩いの家(カーザ・ヴェルディ) 」がイタリアとフランスにあり、天沼さんは懇談の中で、「年老いた音楽家が 羽を休める場」を風光明媚(めいび)な能登に設け、地域の文化度も高める考 えを示した。  具体的には、3年前から「天沼塾」を開いている中能登町や、今夏新たに塾 を開催する輪島市を考えているとした。梶市長は門前町のもんぜん文化村や市 内の空き校舎などの活用の可能性があると述べた。  音楽塾と天沼さんの構想を具体化させる輪島市、中能登町の実行委員会のメ ンバーらが同行し、この後、天沼さんともんぜん文化村などを視察した。  実行委員会では、今夏の音楽塾開催を老齢音楽家のための施設実現の第一歩 に位置付けている。 〈04〉2013年03月24日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎別れの春、思い出に感謝 輪島市 西保小で閉校式  輪島市西保小で23日、閉校式が行われ、児童や教職員、地区住民約50人 が出席し、21年の歴史に幕を下ろした。同校の閉校により、同市西海岸沿い の西保地区から小学校が消えた。  地原正彦校長は「地域、保護者、児童が一体となった素晴らしい学校だった」 と同校の歩みを振り返った。児童を代表して6年生の浦本凜香さんと中津美咲 さんが「校舎はなくなるけれど、心の中に残っている思い出を大切にして過ご していきたい。ありがとうさようなら西保小」と述べた。  地原校長が吉岡邦男教育長に校旗を返納すると、会場から拍手が送られた。  小橋明直教育委員長が式辞を述べ、梶文秋市長、漆谷豊和市議会議長らがあ いさつ。列席者全員で「ふるさと」「花は咲く」を合唱し式を終えた。  同校の近所に住む川端富子さん(64)は「子どもたちの元気な笑い声を聞 くのが楽しみだった。これからはさみしくなる」と話した。  同校は少子高齢化の影響で、1992(平成4)年に下山、西保、西二又の 3小学校が統合して開校した。新年度の新入生がおらず、児童数が6人となる ため閉校することになった。児童は4月から、河井小に通う。 〈05〉2013年03月26日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎同じ苦しみ、東北思う 能登半島地震6年 輪島市門前町で式典、住民黙と う  最大震度6強を観測し、1人が死亡、309人が負傷した能登半島地震は2 5日、発生から6年を迎えた。被害が大きかった輪島市門前町では「3・25 の灯(ともしび)」と題した式典が行われ、住民らが復興の歩みを振り返ると ともに、東日本大震災の被災地に祈りを込めた。 ●困難に打ち勝つ  総持寺通りで行われた式典では、約50人が「復興感謝之碑」を前に地震発 生時刻の午前9時41分に黙とうし、總持寺祖院の僧侶による読経の中、焼香 した。宮城県石巻市出身の今村源宗監院(かんにん)老師は「あの日を思い起 こし、困難に打ち勝ちたい。同じような苦しみを味わった私どもが東日本に思 いを寄せ、復興を祈願したい」とあいさつした。  総持寺通りでは商店街の39店舗のうち28店が全半壊したが、一昨年暮れ に全て再建を果たした。石川県や輪島市の主な復旧事業も一昨年夏に一区切り を迎えた。  梶文秋市長は輪島市防災会議に出席後、報道陣に「あっという間の6年だっ た。ハード面では8、9割方整った。ただ、精神的なダメージはずっと尾を引 くだろう」と述べ、地域の防災力向上と能登半島地震の教訓を次代に伝える教 育に力を入れる姿勢を強調した。 〈06〉2013年03月27日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎休耕田5枚復活 輪島市の名勝・千枚田 愛耕会があぜ作り  輪島市の棚田復活プロジェクトは26日、同市白米(しろよね)町の名勝・ 千枚田で行われ、耕作ボランティア白米千枚田愛耕会(あいこうかい)のメン バー5人がくわやスコップで休耕地を耕し復田(ふくでん)させた。  会員は海岸付近の田5枚計20平方メートルの土をならし、あぜ作りに励ん だ。今後、オーナー会員を交えて田起こしや田植えを行う。同会の堂前助之新 (すけのしん)会長は(69)「労力はかかるが、頑張ってきれいな棚田にし ていきたい」と話した。  プロジェクトは千枚田の景観保全を目的に2011年から始まり、昨年は7 枚を復田した。 〈07〉2013年03月28日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎匠の技でスヌーピー 輪島塗に感銘 原作者と親交、アーティスト大谷さん  全国30産地、コラボ実現 来月から巡回展   輪島塗や九谷焼、加賀友禅、加賀繍(ぬい)の「スヌーピー」が27日まで に誕生した。スヌーピーの原作者と親交の深かったアーティスト大谷芳照さん (三重県出身)が5年前、輪島塗に感銘を受けたのがきっかけ。石川をはじめ、 全国30の伝統工芸の職人によって制作されたスヌーピーの展覧会が4月から 国内を巡回する。来年には金沢展も予定されており、「工芸王国石川」の匠 (たくみ)らが手掛けた世界的人気キャラクターが各地で話題を呼びそうだ。 ●九谷焼、加賀友禅、加賀繍も  大谷さんは、スヌーピーが活躍する米国の漫画「ピーナッツ」の作者故チャ ールズ・シュルツ氏の友人で、日本で唯一スヌーピーを描くことを許されてお り、スヌーピーを水墨画で表現した作品などで知られる。  大谷さんは2008(平成20)年、輪島商工会議所の里谷光弘会頭と出会 い、輪島塗に関心を持った。同年秋、輪島市を訪れ、岐阜県の和傘作家堀江康 子さんとともに、椀木地(わんきじ)職人の工房などで輪島塗の工程を見学。 ものづくりをひたむきに極める職人の姿に、作品と真摯(しんし)に向き合っ ていたシュルツ氏との共通点を感じ、伝統工芸とスヌーピーの融合を思い立っ た。その後、商工会議所などを通じて、13府県の作家、職人に制作を依頼し た。  「スヌーピー×日本の匠(たくみ)展」と銘打ち、4月17日から東京・松 屋銀座で始まる展覧会には、スヌーピー100点以上が並ぶ。  輪島塗では、漆黒のスヌーピーに鮮やかな金の花柄が施された作品など6点 が会場を飾る。塩安漆器工房(輪島市小伊勢町)の塩安愛子専務は、黒の輪島 塗箱に蒔絵(まきえ)で伝統模様を描いたスヌーピー形の間仕切りを入れた、 オブジェとなる作品を出品。塩安さんは「試行錯誤の連続だったが、新たな挑 戦として楽しみながら制作できた」と話した。  九谷焼作家の木田弘之さん(68)=小松市加賀八幡=は、スヌーピーがキ スをするしぐさをかたどった照明器具などを制作。電気を付けるとスヌーピー のほっぺが赤くなり、胴体には桜の模様が描かれている。木田さんは「九谷焼 らしい作品に仕上がった」と語る。  展覧会には、友禅着物や刺繍など加賀友禅、加賀繍のスヌーピーも展示され る。作品制作の責任者を務めた堀江さんは「スヌーピーの型を守る厳しいルー ルがあったが、皆それを乗り越え伝統の上に新しい風を吹かせてくれた」と話 した。  輪島商工会議所は「輪島塗をはじめ、石川の伝統工芸に興味を持つきっかけ になればいい」としている。 〈08〉2013年04月02日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎朝いっちゃん、朝市アピール 輪島市でデビュー  昨年11月に輪島朝市のゆるキャラとして誕生した「朝いっちゃん」のデビ ューイベントが1日、輪島市河井町の朝市通りで行われ、多くの観光客や地元 住民らの目を引いた。  輪島朝市組合の小林政則組合長があいさつ。鏡開きが行われた後、組合員ら がタイのあら汁やぜんざい、朝市せんべいなどを振る舞った。朝いっちゃんは 輪島高総合学科の生徒の先導で通りを歩き、観光客に朝市をアピールした。  今後朝いっちゃんは4月4日に開幕する曳(ひき)山(やま)祭や輪島署の 交通安全キャンペーンなどに参加する。 〈09〉2013年04月06日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎山車にぎやかに巡行 輪島市の曳山祭 春到来に舞い踊る  輪島市の曳山(ひきやま)祭2日目の5日、同市鳳至町を住吉神社の山車 (だし)が巡行し、大人も子どもも桜飾りを手に祭りムードを盛り上げて、春 の訪れを祝った。  輪島塗をふんだんに施した山車は、桜飾りや花咲かじいさんの人形で華やか に飾られた。祭りを取りしきる「鳳(おおとり)きらめき会」の天野誠会長と 「鳳祥会(ほうしょうかい)」の中尾和仁会長が乗り込み、祭りばやしと威勢 の良い掛け声の中、市街地を練り歩いた。  同市河井町の重蔵神社では宵宮(よいみや)祭が行われ、神職や男衆が拝殿 で飛び跳ねるように舞い踊る「神主舞(かんぬしまい)」を披露した。  「寒のしまい(冬の終わり)」を喜ぶ踊りで、御当組「子丑松友(ねうしし ょうゆう)会」の木村隆明会長ら10人が、でんぐり返しなどを盛り込んで舞 うと、参拝者が大きな拍手を送った。  祭り最終日の6日は、重蔵神社の山車巡行が行われた。 〈10〉2013年04月10日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎門前町二又川の仁王堂よみがえる 輪島市 江戸期以来初の本格修復 「健 脚の神」に大わらじ 13日完成式  輪島市指定文化財である同市門前町二又川の仁王堂が初めて本格修復され、 創建当時の趣がよみがえった。県内最古と推定される鎌倉時代の仁王像(同文 化財)が安置されており、住民が先祖代々さまざまな願いをかけ、地域で受け 継いできたお堂で、地元の二又川区は13日、地域を挙げて完成を祝った。  仁王像と仁王堂は市町合併前の1987(昭和62)年に門前町の文化財 (彫刻、建物)に指定された。口を大きく開けた阿(あ)像は2メートル72 センチ、口を閉じた吽(うん)像は2メートル42センチの高さがある。茅葺 (かやぶ)きの仁王堂は江戸時代に建立された。  仁王堂は代々、地元の二又川区で管理している。約15年前に傷みが激しか った茅葺き屋根を改修したものの、再び雨漏りが始まり、堂の内壁など内部の 傷みも目立つようになった。市教委との交渉の末、市の予算で修理が可能とな り、土台から整備し直す修復が昨年から進められていた。  仁王には口でかんだ紙片を投げて張り付けると願いがかなうとの言い伝えが ある。二又川の2体にも紙片が残り、今も近隣のお年寄りらが時折、手を合わ せている。「健脚の神」とも言われ、修復に合わせて地元の女性が手作りの大 きなわらじを奉納するなど仁王堂は地域住民の心のよりどころだ。  13日の完成式では、二又川から金沢などに移り住んだ孫子らを招き、天狗 (てんぐ)の衣装を子どもに着せるなどし、華やかな獅子舞を出して祝った。  仁王堂の管理を任されている栂木(とがのき)八郎さん(75)は「立派な 姿がよみがえった」と満足げで、区長を務める中田幸一さん(75)は「寄せ られた浄財で今後の修復もできる。区の宝として守っていきたい」と話した。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の記事データベース「ホッコクシンブン・ドットコム」  から抽出しました。申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「輪島ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・ふるさとメール・輪島の申し込みや解除は輪島市や北國新聞社のホームペー  ジから行うことができます。   輪島市のホームページは 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