ふるさとメール第84号(平成25年2月15日) --------------------------------------------------------------------------------------------------  今月9日より「輪島あえの風冬まつり」が始まり、市内各地において輪島の食や文化を紹介するイベントが 催されています。16日、17日には道の駅ふらっと訪夢にて「にぎわい大市」が開催されます。全国各地の ご当地丼が集う「全国丼まつりin輪島」で、能登丼をはじめとした色々な丼を食べてみてはいかがですか?  また、来月3日には門前町総持寺通りで「門前そばの市」が開催されます。自然薯(じねんじょ)を使った 伝統的な門前そばを中心に、全国の手打ちそば店が多数出店され、会場では特産品の販売やイベントも行われ る予定です。どうぞ皆様お越しください。  それでは、ふるさとメール第84号をご覧ください。 -------------------------------------------------------------------------------------------------- 発行:輪島市役所 担当:交流政策部企画課統計情報係 e-mail:kikaku@city.wajima.lg.jp ホームページ:http://www.city.wajima.ishikawa.jp 〒928−8525 石川県輪島市二ツ屋町2字29番地 TEL(0768)23−1113 FAX(0768)23−1855 ================= 2・3月の主な行事 ==================== ●あぜのきらめき  【日 時】11月10日(土)〜2月17日(日)  【場 所】白米千枚田  ※輪島駅前−白米(千枚田)間運行臨時バス  【期 間】1月5日(土)〜2月17日(日)の毎土日祝日  【料 金】大人:940円 小人:480円      (バス割引チケットを配布しています)  (問)・あぜのきらめき      観光課 пF0768−23−1146     ・バス割引チケット      輪島市観光協会(道の駅ふらっと訪夢内) пF0768−22−6588      北鉄奥能登バス輪島旅行センター     пF0768−22−2314 ●輪島あえの風冬まつり  【期 間】2月9日(土)〜2月17日(日)  【場 所】輪島市内(各種イベント会場) 〜輪島あえの風冬まつりとは?〜 あえの風とは豊穣をもたらす風という意味があります。 輪島では冬に吹く季節風を「あえの風」と呼ぶことから、毎年この時期に輪島の文化や産業を、 もっと多くの方に知って頂き、同様に地域活性化を目的に行なわれるイベントです。 イベントでは「輪島塗」の展示販売や抽選会、能登の食材を存分味わっていただける限定料理 など、輪島の文化を体感していただける内容が盛り沢山です。 ◇◆各種イベント紹介(※イベント内容は変更になることがあります。ご了承下さい。)◆◇ ・輪島塗ありがとう市  【日 時】2月9日(土)〜2月17日(日)10:00〜17:00  【場 所】輪島市文化会館ホール1階・2階  今年も日頃のご愛顧に心から感謝を込め、総勢23業者が日常品から豪華家具まで  総数1万点以上を取り揃え、最大級の輪島塗大御奉仕展を行います。  今回も盛りだくさんの規格と出店者全店今まで以上に最大御奉仕いたしますので、  この機会をお見逃しなく御来場下さい。一同心よりお待ち申し上げております。  ☆福引コーナー  1万円以上お買い上げごとに福引が出来ます。 ・輪島ごっつお祭  【日 時】2月9日(土)〜2月17日(日)  【場 所】輪島市内の飲食施設、旅館民宿等  ごちそうのことを輪島では「ごっつお」と言います。  期間限定で市内飲食施設が能登丼を含めたお店自慢の冬ごっつおを特別メニューとして  提供します。  ☆お楽しみプレゼント企画   期間中“ごっつお祭”参加店でチラシ掲載メニューをご注文いただいた方の中から   抽選で15名様に地場産品をプレゼントいたします!! ・にぎわい大市  【日 時】2月16日(土)、17日(日) 10:00〜15:00  【会 場】道の駅輪島「ふらっと訪夢」  冬まつりの楽しさを特設会場に一堂に集め、そのフィナーレを飾るのがにぎわい大市です。  全国各地にあるご当地の丼を集合させた「全国丼まつり」やさまざまな出店ブースで食べる  もよし、買うもよし、参加するもよしの、まさに冬の輪島が凝縮された誰もが楽しめるにぎ  わい広場です。  ☆特別企画 能登丼フェスティバル「全国丼まつりin輪島」   能登丼をはじめ、能登以外にも全国各地の丼が楽しめます!  ☆能登の食ブース   能登の食材を使用したおいしい食べ物がたくさんあります。  ☆炭火焼コーナー   会場内でお買い物を済ませたら、その場で焼いて食べてしまおう!   輪島の冬の味覚をまるまる味わうならこれが一番!  ☆ステージイベント   輪島っ子太鼓フェスティバルやお遊戯など。    (問)輪島商工会議所 пF0768−22−7777 ●万歳楽土(まんざいろくと)  【日 時】2月25日(月)  【場 所】清水神社(門前町清水地内)  袴姿の舞人と参拝者がともに独特の節回しで「万歳楽土」と唱え、豊作を祈願します。  県の無形民俗文化財に指定されている素朴な神事です。 ●門前そばの市  【日 時】3月3日(日) 10:00〜15:00  【会 場】門前町總持寺通り  (問)そばの市実行委員会 пF0768−42−8720 ●犬の子まき  曹洞宗の寺院では、お釈迦様が亡くなったこの日、遺徳を偲ぶ法要とともに涅槃団子 「犬の子」まきが行なわれます。これは、釈迦の臨終に駆けつけた十二支のうち、作り  易い「犬」や「鳥」などを米の粉で団子を作り、赤や青の彩色で目、鼻などを描いて  仏前に供え法要後その団子をまく行事です。この「犬の子」は、魔よけになるとして、  小袋に納めてお守り代わりにする人も多いそうです。  【実施日・会場】   3月 6日(水)芳春院  (門前町清水2−6  пF0768−42−0481)   3月10日(日)總持寺祖院(門前町門前1−18 пF0768−42−0005)   3月13日(水)興禅寺  (門前町走出6−66−4 пF0768−42−3066)   3月15日(金)覚皇院  (門前町広瀬ホ−13 пF0768−42−0590)  (問)門前総合支所地域振興課 пF0768−42−8720 ◎漆芸美術館  第30回日本伝統漆芸展   【期 間】1月23日(水)〜2月18日(月)   【入館料】 一般  600円(500円)        高大学生 300円(200円)        小中学生 150円(100円)   *( )内は20名以上の団体料金   *2月9日(土)〜17日(日)は「輪島あえの風冬まつり」協賛特別料金    一般 400円、高大学生 200円、小中学生 100円  加賀・能登の至宝―石川県移動美術展―   【期 間】2月23日(土)〜3月4日(月)会期中無休   【入館料】無料  第18回飛翔する輪島の漆芸作家たち―全国展入選作品―   【期 間】3月9日(土)〜4月8日(月)   【入館料】 一般  600円(500円)        高大学生 300円(200円)        小中学生 150円(100円)   *( )内は20名以上の団体料金   *3月10日(日)は13:30よりスペシャルトークを開催します。  (問)輪島漆芸美術館 пF0768−22−9788 ◎能登空港  ★おらが故郷お国自慢「穴水児童館ダンスクラブによるダンス」            「長谷部太鼓〜龍組〜 ミニコンサート」   【日 時】2月17日(日) 14:00〜   【場 所】能登空港2階ロビー   【協 力】穴水町  ★お茶会「花とお茶でのおもてなし」   【日 時】3月3日(日) 10:00〜16:00   【場 所】能登空港1階 能登の旅情報センター   【協 力】淡交会七尾  ★おらが故郷お国自慢「こころcolor ミニコンサート」   【日 時】3月3日(日) 14:00〜   【場 所】能登空港2階ロビー   【協 力】能登町  ★のっぴーグラスづくり 〜3月のデザイン「のっぴーのひなまつり」〜   【日 時】3月10日(日) 10:00〜12:00、13:00〜15:00   【場 所】能登空港1階 能登の旅情報センター   【数 量】限定50個   (問) 能登空港賑わい創出実行委員会 TEL:0768−26−2303                     FAX:0768−26−2305 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆【能登空港の利用をお願いします!!】☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆                      ☆1日2往復☆                 能登⇔羽田  60分『ひとっとび!!』 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ≪能登ふるさと博「みちカード」プレゼントキャンペーン≫  【開催期間】1月13日(日)〜3月3日(日)   特典型キャンペーン 能登有料道路が片道無料に!(宿泊の方限定)     自家用車(レンタカー・自動二輪を含む)を利用して、能登地域の協賛宿泊施設に1泊以上ご宿泊の方に、  能登有料道路等で使用できる「能登ふるさと博みちカード」1,180円分を、車1台につき1枚プレゼントします。   ☆お泊りの際、フロントにお申し出ください。その場で「みちカード」がプレゼントされます。   ☆キャンペーンの詳細はホームページをご覧ください。  キャンペーンの詳細はHPまで http://www.hot-isikawa.jp/notohaku/ ≪リッター25円割引券付宿泊プラン≫  【開催期間】1月13日(日)〜3月3日(日)  「25円割引はどこにもありえないよう値引きでした!」というお客様の声が届いた大好評企画!  石川県輪島市内の宿泊施設限定で「ガソリン・軽油が1リットルにつき25円引き割引券付き」宿泊プランを  冬の「能登ふるさと博」にあわせて設定しました。ぜひ冬の輪島へお越しください。  能登ふるさと博(1/13−3/3)の開催期間にあわせて、石川県輪島市内の宿泊施設限定で「ガソリン・  軽油が1リットルにつき25円引き割引券付き」宿泊プランを設定!  対象プランをお申し込みされた方に、石川県輪島市内の対象ガソリンスタンドに限って利用できる「ガソリ  ン・軽油1リットルにつき25円割引券」を1滞在に付き1枚、宿泊施設にてお渡しいたします。(2連泊  以上されても1枚です。)満タンまでご利用いただけます。お申し込みは、電話またはインターネットで。  【制度対象宿泊施設】 ※市外局番は全て「0768」です。   ・ホテル高州園       TEL:22−8888   ・うるしの宿 やしき TEL:22−0138   ・輪島温泉 八汐        22−0600   ・田中屋旅館       36−2007   ・旅館 浜忠          22−0025   ・民宿漁火        22−2410   ・川端旅館           22−0014   ・お宿たなか       22−5155   ・恵比須屋旅館         22−0296   ・民宿 新雪       22−3284   ・輪風の宿 花屋旅館      22−0272   ・民宿 白塔園      22−2178   ・ねぶた温泉 海游能登の庄   22−0213   ・民宿 さかした     22−4641   ・漁師の宿 城兼        22−5656   ・民宿 寅さん      22−4156   ・新橋旅館           22−0236   ・民宿 海岸通り     22−5622   ・ホテルメルカート輪島     22−9680   ・民宿 浜野       32−0451   ・ペンション クロワッサン   22−1767   ・民宿 横岩屋      32−0603   ・ペンション ハトヤ      22−9999   ・民宿 曽々木荘     32−0211   ・ペンション かもめ      22−1584   ・民宿 佐竹屋      32−0146   ・ペンション 窓岩       32−0143   ・民宿 大峰       32−0546   ・能登門前ファミリーイン・ビューサンセット TEL:0768-42-2050 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ================================================= =================================================   “がんばる輪島”応援寄附金(ふるさと納税制度)  輪島市を応援しようとする方から寄付を募り、魅力あるふるさとづくりを目指すことを目的として、 “がんばる輪島”応援寄附条例(ふるさと納税条例)を制定いたしました。  魅力あるふるさとづくりを進めるため、「高齢者福祉の充実」、「子育て支援」、「自然環境の保全」、  「教育環境の充実」、「奨学金基金への積立て」、「伝統工芸及び地域文化の保存及び継承」といった  事業に寄附金を充てております。  世界に誇れる魅力あふれるふるさとづくりのため、“がんばる輪島”に応援をよろしくお願いいたします。  詳しくは輪島市HPまで http://www.city.wajima.ishikawa.jp/ ================================================= ================================================= ---------------------------------------------------------------------- 01:金蔵みそ、東京へ 輪島市 来月に物産展 あかり会が袋詰め  02:能登の米俵、神事救う 都内の神社 400年の伝統つなぐ 輪島市の保   下さん奉納 農業遺産認定縁に 03:能登丼、大阪で行列 百貨店で 穴水町、輪島市の2店 29日まで 04:おたすけ隊、3月発足 輪島市 買い物代行や話し相手 05:しょうゆづくりに挑戦 輪島市の三井小 種麹と大豆、小麦混ぜる 06:おやじバンド、能登PR 輪島市拠点、結成30周年 鳴き砂の琴ケ浜な   ど歌う 全国に出前演奏 07:輪島市門前でワイン醸造 横浜市出身の高作さん 「能登を元気に」 父   の故郷、畑も用意 誘客の好機、期待高まる 道路無料化、新幹線開業 08:青い目の人形、メリーさん 紙芝居に 輪島市西保小、「生い立ち」紹介 09:田植えなぞり豊作祈願 輪島市門前町でぞんべら祭り 10:里山の豊穣を祈る 奥能登であえのこと  ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2013年01月22日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎金蔵みそ、東京へ 輪島市 来月に物産展 あかり会が袋詰め   輪島市町野町金蔵の農産物加工グループ「金蔵あかり会」は21日、来月2 日に東京で開かれる物産展に向け、同会が考案したニンニクやサンショウのス パイスを効かせた加工みそ作りに取り掛かった。  同会の田中みなみ会長(65)ら3人が、サンショウやみじん切りにしたニ ンニクを、火を通して香ばしくなったみそに混ぜ、冷めるのを待ち順次袋詰め した。  みそは全国の農産物加工商品が並ぶ「Farmers Market@UN U」に「金蔵みそ」としてサンショウ、ニンニク、トウガラシの3種の味を各 30個ずつ用意する予定で、田中さんは「棚田の里が育んだおいしいみそをぜ ひ食べてもらいたい」と話した。 〈02〉2013年01月22日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎能登の米俵、神事救う 都内の神社 400年の伝統つなぐ 輪島市の保下 さん奉納 農業遺産認定縁に  能登に伝わるわら細工の技術で作られた米俵が、都内の神社で400年続く 将軍ゆかりの神事に用いられる。輪島市別所谷町の保(ぼう)下(した)友子 さん(77)は21日までに、第六天榊(だいろくてんさかき)神社(東京) に正月神事用の米俵を奉納した。職人の減少で米俵を確保できなくなった神社 が、世界農業遺産に認定された能登で受け継がれるわら細工に一目ぼれ。能登 の生活の技が、存続が危ぶまれた伝統神事の歴史をつないだ。  第六天榊神社は、約1900年前、日本(やまと)武尊(たけるのみこと) が東国へ出発する際に創祀(そうし)したといわれる。江戸時代に徳川幕府の 米蔵などがあった浅草・隅田川右岸の鎮守の神で、正月の神事は2代将軍秀忠 が米俵をささげたのが始まりとされている。  明治に入って将軍による奉納がなくなってからは、氏子らが米俵を用意して 慣習を継続。400年間にわたって伝統を守ってきた。 ●PR展で発見  近年は正月に約70俵を奉納する形式で、毎年10俵程度を古い俵と入れ替 えていた。しかし、30年以上前から俵作りを担当していた福島県内の農家男 性が2年前、体調を崩して制作を辞退。第六天榊神社の安川忠正宮司は、関東 一円や東北などで後継者を探したが、米俵を作れる人は見つからなかった。  安川宮司は神事の継続を諦めかけていたが、昨年10月、日本橋三越本店で 開かれていた能登のPR展「世界農業遺産フェア」を訪れた際、展示用の米俵 を見つけた。主催者である石川県に相談し、11月、県と輪島市の仲介で保下 さんに協力を依頼し、保下さんは快諾した。安川宮司は「まさに神のお導き。 本当に感謝している」と話す。 ●記憶を頼りに  保下さんは、60歳まで漆職人として働いており、米俵を作り始めたのは定 年後しばらくたってからである。「昔、両親の作業を見て覚えた」という編み の技を駆使し、正月の縁起物として毎年複数個を制作していた。  里山里海に囲まれた能登の地に親から子へ、子から孫へと、脈々と受け継が れてきた生活の技は、長い時間を経ても保下さんの腕に刻まれていた。  半世紀以上前の記憶を頼りに作ったにもかかわらず、保下さんの米俵は地元 で「立派な仕上がりだ」と評判になった。第六天榊神社から相談を受けていた 県、輪島市にも保下さんの名前が届いた。  保下さんは21日までに2俵を神社に送り、2月初めにかけてさらに11俵 を奉納する。保下さんは「神様のための仕事だから、元気がある限り続けたい」 と話した。 〈03〉2013年01月25日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎能登丼、大阪で行列 百貨店で 穴水町、輪島市の2店 29日まで  23日に大阪市の百貨店「阪急うめだ本店」で開幕したイベントで能登丼が 人気を集めている。24日も開店直後から行列ができ、出展した能登丼事業協 同組合(事務局・穴水町)は大阪で初めて販売する能登丼をさらにアピールし たいと意気込みを見せている。  イベントは「旨(うま)し、美し。金沢・加賀・能登展」で29日まで開か れる。同町川島の「福寿司」と輪島市町野町金蔵の「オープンカフェ木の音 (こえ)」の2店舗が出展した。  福寿司は「能登カキの南蛮漬丼」、木の音は「能登牛贅沢重(ぜいたくじゅ う)」を提供し、初日は2店舗合わせて300食、24日も300食を販売し た。期間中の販売数が当初目標の2千食を超えそうな勢いを見せている。  来店者からは「能登のカキや能登牛のおいしさに驚いた」などの感想が聞か れ、同組合事務局の島田隆雄さん(52)は「能登丼を通じて能登を訪れる人 が増えてほしい」と話した。 〈04〉2013年01月29日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎おたすけ隊、3月発足 輪島市 買い物代行や話し相手  輪島市まんなか商店街振興組合は3月にも、有償ボランティアグループ「輪 島おたすけ隊」を発足させる。隊員は高齢者らの買い物を代行したり、話し相 手になったりし、活動時間に応じて商品券などを受け取れる。組合では共助の 輪の広がりと地元商店街の活性化を期待している。  県の安心生活サポート事業の一環。家事援助や除雪などの作業、話し相手に なるなどの見守り支援により、高齢者や子育て中の母親らを支援する。活動し た隊員には1時間当たり、500円分に相当する輪島スタンプ会の商品券かボ ランティア積み立てチケットが渡される。  商品券は、市内の加盟約200店で使える。積み立てチケットは、自分や家 族がおたすけ隊を依頼する際に使用可能だ。  隊員を募集し、3月中に20〜30人規模で始め、市社会福祉協議会と連携 してボランティア育成講座も開く。  まんなか商店街振興組合は市街地の中央通り沿いの64店舗で構成される。 10年前から高齢者対象の宅配サービスを行っている。矢田松雄監事は新たな 試みについて「市街地を皮切りに活動し、郊外にも広げていきたい」と意気込 みをみせる。  福田和稔理事長は「それぞれの得意なことを生かし共助のまちづくりを進め、 商店街も活気づかせたい」と話した。 〈05〉2013年01月30日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎しょうゆづくりに挑戦 輪島市の三井小 種麹と大豆、小麦混ぜる  輪島市三井小の「しょうゆづくり」は29日、釜屋谷町の谷川醸造で行われ、 5年生10人が昨年春から栽培した大豆を使い、しょうゆづくりに挑戦した。  参加者は谷川貴昭専務(36)からしょうゆの作り方を学び、種(たね)麹 (こうじ)と煮た大豆、粉砕した小麦を混ぜ合わせる作業を体験した。同小の 総合的な学習の一環で、伝統的な活動を体験し、地域の良さを知ろうと企画さ れた。 〈06〉2013年01月30日(水)付北國新聞夕刊----------------------------☆ ◎おやじバンド、能登PR 輪島市拠点、結成30周年 鳴き砂の琴ケ浜など 歌う 全国に出前演奏  輪島市を拠点に活動する“おやじバンド”が、結成30周年を機に「全国各 地へ出かけ、音楽を通して能登の魅力を伝えたい」と、出前コンサートによる PRに意欲を見せている。27日には、京都市内のホテルで、能登半島の観光 名所などを題材にしたオリジナルなど計14曲を披露した。  「バイストリートバンド」は同じ高校の先輩後輩で、メンバー5人のうち4 人が50代後半。輪島市職員や神主、高校教員など職業はさまざまだ。198 2年の結成以来、能登を中心に県内のイベントに数多く出演してきた。  演奏ジャンルはフォーク、ロック、ジャズと幅広く、鳴き砂で知られる輪島 市の琴ケ浜を歌った「恋の砂浜」や雪割草の群生地を題材にした「思い出の猿 山岬」などオリジナル15曲を集めたCDを作った。県外では富山県利賀村 (現南砺市)や北海道厚田村(現石狩市)などのイメージソングを手掛けたこ とも。  京都でのコンサートのきっかけは、メンバーの輪島市福祉環境部長、丹圃 (たんぼ)俊記さん(58)が昨年7月発行の共済組合広報誌に書いたバンド 紹介の記事。京都府市町村職員共済組合事務局の職員で年に1〜2回、60〜 80人規模のコンサートを企画している田中由子さん(54)=京都府亀岡市 =が目にして活動や音楽に共感し、出演を依頼した。友人らに呼び掛けて能登 ツアーも企画した。  メンバーで、輪島市の総持寺周辺地区まちづくり協議会室長の酒井郷夫さん (58)は、2年後の北陸新幹線長野−金沢間開業でも観光客誘致策を練る。 「少しでも能登のお役に立てるなら、県外にも出かけます」と演奏の機会を待 っている。 〈07〉2013年02月01日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎輪島市門前でワイン醸造 横浜市出身の高作さん 「能登を元気に」 父の 故郷、畑も用意 誘客の好機、期待高まる 道路無料化、新幹線開業  輪島市門前町の日本海を望む高台に9月、ワイン醸造所が誕生する。人気ワ イナリーで修業を積んだ若者が父親の郷里に移り住み、会社を設立しての挑戦 で、レストランや宿泊施設にも手を延ばそうと夢を広げている。能登では20 04年設立の「能登ワイン」(穴水町)がファンを拡大しており、能登有料道 路の無料化が控える中、ワインの魅力を生かした誘客に期待が寄せられている。  ワイン醸造所を開くのは横浜市出身で昨春、門前町に移り住んだ厄ク遏覆燭ォ さく)正樹さん(30)。東京の大学・大学院を卒業後、新潟のワイナリー 「カーブドッチ」の創業者、落希一郎さんと出会い、その事業に魅せられ、弟 子入りした。  1年半研修を積み、自分のワイナリーを持とうと土質や気候など条件のいい 場所を探し歩き、父のふるさとにたどり着いた。支援者の協力を得て、資本金 1千万円で自身の会社ハイディワイナリーを設立、昨春、門前町鵜山にワイン 用のブドウ苗630本を植え、準備を進めてきた。 ●9月オープン宿泊施設の構想  門前町千代の能登門前ファミリーイン・ビューサンセットに程近い醸造所用 の450平方メートルは整地を終え、2月中旬に着工、地元の若者5人を雇用 し、9月にオープンする。当初は予約会員への販売が中心となる見込みだが、 醸造所に隣接してログハウスを設け、直売も予定している。  ブドウ畑用の土地を含め一帯の約4千平方メートルでさらに飲食・宿泊など に事業を広げる構想を描く。  3月にはさらにブドウの苗2500本を植える。オープン時は山梨や長野か ら買い付けたブドウになるが、数年後には100%門前産ワインにする。  厄ク遒気鵑蝋盥算・紂▲好ぅ垢卜嘘悗靴討・蝓◆屮好ぅ垢糧・靴ぅ屮疋θ・ホ 光景がずっと目に焼き付き、憧れていた。このワイナリーが能登の活性化につ ながればうれしい」と話した。 ●4日、市長に説明  ハイディワイナリーの社長を務める厄ク遒気鵑錬監サ・疂現・堋垢鯔・諭⇔ゥ 地計画を説明する。 ■切磋琢磨し魅力向上 2004年設立能登ワイン社長   穴水町旭ケ丘の能登ワインは、県内初のワイン醸造・販売会社として同町を 筆頭株主に2004年に設立され、06年から本格醸造を開始した。08年以 降は「国産ワインコンクール」にも出品、数々の賞を受賞するようになり、県 内外に能登ワインの名が知られるようになった。現在、赤、白ワイン合わせて 年間8〜9万本を出荷するまでに成長した。  同社の村山隆社長は、3月31日の能登有料道路無料化や2014年度末の 北陸新幹線金沢開業を見据え「お互い切磋琢磨(せっさたくま)して、能登誘 客につなげていきたい」と話した。 ●「レベル高まる」 アドバイザー、西田さん  日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザーの西田櫻子さん(61)=七尾市 矢田新町=は、気候や地形が異なる輪島と穴水では同じ種類のブドウを使って も違った味のワインができるとし、消費者の楽しみが増えると強調。「もとも と高い能登の食文化のレベルがより一層、高まる。新たに誕生する醸造所を地 域ぐるみで育ててほしい」と話した。 〈08〉2013年02月03日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎青い目の人形、メリーさん 紙芝居に 輪島市西保小、「生い立ち」紹介  輪島市西保小の全児童12人はこのほど、同校が保管する「青い目の人形メ リー」の半生を描いた紙芝居の作成に乗りだした。日米親善の象徴であるメリ ーは、3月末の同校閉校に伴い「家」を失う。児童は27日に同校で開く「西 保小さよなら会」で紙芝居を発表し、メリーの新しい保管場所の確保を地区住 民に訴えようと、懸命に絵筆を動かしている。 ●27日、さよなら会で発表  題名は「メリーちゃんとピピ」。同校にすむネズミのピピがメリーに、米国 で生まれ、日本に渡り、西保小に落ち着くまでの物語を聞く筋書きを12枚の 絵におさめる。  ストーリーは、山田さんと西保地区在住で読み聞かせボランティアグループ 「たんぽぽ文庫」に所属する小(こ)矧@覆兇@帽畭綮劼気鵝複僑機砲・涌討キ た。絵は児童が1人1枚、下書きから色塗りまでを担当している。  西保公民館主事の山田祥子さん(53)が児童に呼び掛け、昨年12月から、 制作と読み聞かせの練習を始めた。6年生の前江田(まえだ)朋さんは「丁寧 に仕上げて、メリーを多くの人に知ってもらいたい」と話した。  メリーは昭和初期、米国が日本への親善の思いを込めて贈った西洋人形約1 万3千体のうちの1体。県内にはメリーのほか、白山市と津幡町に各1体が残 っている。 〈09〉2013年02月07日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎田植えなぞり豊作祈願 輪島市門前町でぞんべら祭り  県指定無形民俗文化財の「ぞんべら祭り」は6日、輪島市門前町鬼屋の神明 宮で営まれた。氏子らが今年の豊作を願いながら農作業の様子をユーモラスに 演じ、春の訪れを心待ちにした。  神事は拝殿の一角を田に見立てて行われた。祭主の中田玄丈さん(65)が 鏡餅を棒で刺した鍬(くわ)を手に、あぜ塗りや苗代づくりを演じた。  牛耕の場面では、鼻取り役の勘田調好さん(64)が牛を表す神楽太鼓を追 いかけ回し、会場の笑いを誘った。  最後に早乙女役の池田清美さん(76)、横林悦子さん(66)、宮川三枝 さん(59)、池田とも子さん(29)の4人が松葉を置きながら田植えを表 現し、コゴメの枝で床を打ち鳴らし豊年を祈った。 〈10〉2013年02月10日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎里山の豊穣を祈る 奥能登であえのこと   国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産で国重要無形民俗文化財 の農耕儀礼「あえのこと」は9日、奥能登各地で執り行われた。農家の主人は 世界農業遺産「能登の里山里海」の伝統を守り、昨年12月初旬から家でもて なしてきた「田の神」を丁重に送り出し、今年の五穀豊穣(ごこくほうじょう) を願った。 ●輪島市  輪島市白米町の名勝千枚田では、県職員の川口喜仙(よしのり)さん(48) が儀礼を執り行い、今年一年の豊作を願った。  川口さんは自宅でアテの葉に宿る田の神に風呂を勧め、おはぎやタイ、甘酒 など山海の幸でもてなした後、アテの葉と鍬(くわ)を携え田の神を千枚田に 導き、酒と塩をまいて鍬入れし、「まだ雪深く寒いですが、今年も豊作で家族 が安心して働けるようお願いします」と手を合わせた。  川口さん宅は2011年に落雷し全焼。昨年12月5日の迎え入れの際は、 座敷にふすまや畳を急いで運び入れ臨んだ。1月に工事が完了し、新築の家か ら神様を送り出した。「火災前と同じ間取りなので落ち着いてもてなすことが できた。無事に送り出せて良かった」と話した。 ●珠洲市  珠洲市若山町火宮の田中茂好さん(61)方では、夫婦で目が見えないとさ れる田の神に田中さんが料理を説明しながら振る舞った。  田の神が宿るとされるワカマツを前に、田中さんは小豆飯や豆腐のみそ汁、 ブリの大根なますなどの料理を2組供え、一品ずつ丁寧に説明した。米を盛っ た上にクリや干し柿を載せた盆も添えられた。  田中さん方では2年前から、神を3日間掛けて送り出してきた神事を一日で 行っている。田中さんは神様を風呂、いろりでもてなし、田に導いて「今年も 良い収穫がありますように」と述べて鍬を入れた。  10日に輪島市で開かれる研究会に参加する大学教授や住民ら約40人が見 守った。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の記事データベース「ホッコクシンブン・ドットコム」  から抽出しました。申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「輪島ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・ふるさとメール・輪島の申し込みや解除は輪島市や北國新聞社のホームペー  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