┏┏┏┏┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   ┏ ┏┏┏   海と風と砂丘からのふるさとメール内灘     ┏┏ ┏┏    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏┏┏ ┏        182号(平成30年5月25日)   ┏┏┏┏                       毎月第4金曜日発行         〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜         発 行:内灘町総務部総務課            TEL 076−286−1111            FAX 076−286−0617           E−mail uchinada@town.uchinada.lg.jp         〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  今月、内灘町では世界の凧の祭典、アカシアロマンチック祭、内灘ロマ ンチックウオークの3つの大きなイベントが開催されました。天気の良し 悪しに関わらず、たくさんの方々にご来場いただき、ありがとうございま した。  現在、町内ではアカシアの花が見ごろを迎えています。房状に白く咲く 花は、甘い香りを風に乗せ訪れる人の、疲れた心を癒してくれます。  これから梅雨の時期に入り雨の日が増え、気が滅入りますが、元気に頑 張っていきましょう。  それでは「海と風と砂丘からのふるさとメール」第182号をお送りし ます。   ☆★☆第182号のメニュ−☆★☆ ◇第37回内灘町海浜美化清掃 ◇第64回内灘町民体育祭 ◇原爆と人間展 ◇内灘サイクルフェスティバル ◇北國新聞・内灘ニュース ==================================       *** これからの行事のお知らせ *** ○第37回内灘町海浜美化清掃  町民の憩いの場でもある内灘海岸をきれいにするため、ご家族そろって の参加をお願いします。 ■日時 5月27日(日) 7時〜 (8時 終了予定) ■小雨決行ですが、荒天の場合は中止します。  実施の有無は、当日早朝に防災行政無線でお知らせします。 ■軍手等は各自でご準備をお願いします。 ■問い合わせ先  地域振興課 電話番号 286‐6708 ○第64回内灘町民体育祭  今年で64回目を迎える町民体育祭は、町内17地区対抗の町の運動会 です。毎年多くの方が参加し、熱戦を繰り広げています。奮ってご参加く ださい。 ■日時 6月3日(日) 8時30分〜 (12時30分 終了予定) ■会場 蓮湖渚公園 ※雨天中止です。  また、駐車場が狭小のため、車でお越しの方は乗り合わせ等のご協力を お願いします。 ■問い合わせ先  生涯学習課 電話番号 286−6716  ○原爆と人間展  内灘町は非核平和都市宣言の町として核兵器の廃絶を訴えています。 下記の期間、役場1階ロビーにて「原爆と人間展」のパネルを展示します。 ご来庁の際は、ぜひご覧ください。  ■日時 6月4日(月)〜 6月15日(金) ■問い合わせ先  総務課 電話番号 286−6720 ○内灘サイクルフェスティバル  自転車で楽しく遊び、サイクルスポーツのおもしろさを体験できます。 スタンプラリー、変わり種自転車乗り放題、競輪選手による自転車教室や 模擬競争を行います。来場された方にはお菓子のプレゼントも! ぜひお越しください。 ■日時 7月7日(土) 13時〜 ■場所 石川県立自転車競技場 (内灘町総合公園内) ■問い合わせ先  生涯学習課 電話番号 286−6716 ◆――――――――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 内|灘|ニ|ュ|ー|ス|//     ― ― ― ―   ― ― ― ― ― ― ―  ―――――――――――――――――――――――――――――――― ◆ ---------------------------------------------------------------------- 01:希少昆虫消える イカリモンハンミョウ 町天然記念物の指定解除 02:車不便でも子ども安全に 町道を通行止め 白帆台小通学路 03:地蔵堂の幕新調 向粟崎 04:「あがり」は粟ケ崎遊園 昭和2年の希少な双六 資料館で発見 05:昭和の湧き水を憩いの場に 来秋、親水空間に再整備 向粟崎 06:校歌作者に歌声披露 白帆台小で全校児童 07:高校生が看護の心に触れる 金沢医科大病院 08:屋号200軒を地図に 宮坂 キャッキャスの会が調査  09:友好交流「一歩ずつ」 内灘町が台湾・竹北市と協定 10:音頭に乗って海岸美化 北方さん作る、内灘町で26日披露 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2018年04月28日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎希少昆虫消える イカリモンハンミョウ 町天然記念物の指定解除  内灘町は、1972(昭和47)年に町天然記念物となった希少昆虫「イカ リモンハンミョウ」の指定を解除した。1980年代後半から見られなくなっ ていたため、町が昨年6〜7月に生息調査を実施したところ、町内での絶滅が 確認された。  27日、内灘町議会全員協議会で町側が報告した。解除は3月27日付。砂 質の変化や車の乗り入れによる環境悪化が原因とみられる。石川むしの会の協 力で町内4地区で調査した。  イカリモンハンミョウは体長12〜15ミリ、茶褐色の昆虫で、国の絶滅危 惧T類、県の希少野生動植物種に指定されている。県内ではかつて金沢市から 志賀町まで広く分布していたとされるが、現在は羽咋市と志賀町の海岸の一部 にのみ生息する。  町文化財「木谷藤右衛門家文書」についても、2004年の県文化財指定に 伴い、町指定を解除した。  昨年度の町内小中学校教職員の勤務状況調査結果によると、内灘町では1人 当たりの月平均時間外勤務が小学校で53時間45分、中学校で74時間35 分だった。県平均を上回る見込み。  町は昨年4月に新装オープンした展望温泉「ほのぼの湯」の2017年度利 用者が1日平均776・6人となり、16年度の512・8人から約1・5倍 に伸びたことを報告した。 〈02〉2018年05月08日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎車不便でも子ども安全に 町道を通行止め 白帆台小通学路  内灘町は7日から、宮坂と白帆台を結ぶ道路の一つ町道宮坂8号を、終日車 両通行止めとした。4月に新設された白帆台小へ通学する児童の安全を確保す るためで、付近には通学路として階段歩道が新たに整備されたが、歩道につな がる町道区間での通行車両による危険性が指摘されていた。付近の車利用者に とっては不便になるが、子どもの安全確保を優先した。  町道宮坂8号は1983(昭和58)年に町道に指定された。昭和初期から あったといい、指定前も高台上にある農地や海岸へのアクセス道として、宮坂 区民に利用されていた。高台上に白帆台ニュータウンが造成され、白帆台と県 道を結ぶアクセス道として2008年に町道宮坂南線が新たに整備され、廃止 が検討されたが、近道のため地元住民の要望で残されていた。  白帆台小開校にあたり、斜面を大回りする宮坂南線を通学路とすると、宮坂 8号に比べて宮坂区北部に住む児童の通学距離が約1キロ増える。このため地 元は宮坂8号を拡幅するなどして、安全な通学路にするよう町へ要望した。  町は宮坂8号の勾配がきつく、歩道も整備されていないことから、宮坂8号 の上り口付近から宮坂南線に向けて最短距離でつなぐ階段歩道を整備する代替 案を提案。昨年11月には階段の整備が完了し、通学路となる宮坂8号の一部 に「安心路肩」として緑色の塗装が施され、歩行者ゾーンが確保された。  しかし、今年1月に開いた町、学校、PTA、津幡署などが参加する町通学 路安全連絡協議会で、階段上り口付近が下り坂の終点に近く急カーブであるこ とから、事故の危険性が指摘され、階段歩道の通学路指定が見送られた。  終日、車両通行止めとなるのは坂道の起点から終点までの約230メートル。 町は今後、車両進入防止柵を宮坂8号上り口と下り口に設置する。白帆台小は 柵が設置され次第、再度通学路安全連絡協議会を開き、今月中には宮坂8号の 一部と階段歩道を正式な通学路として利用を開始する予定となっている。  宮坂区の坪内健一区長(69)は「車を利用している人が不便になっても、 最終的には子どもの安全を第一にという考えにまとまった」と話した。 〈03〉2018年05月08日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎地蔵堂の幕新調 向粟崎  「六地蔵菩薩(ろくじぞうぼさつ)」の愛称で親しまれる内灘町向粟崎2丁 目の地蔵堂で6日、堂内の幕が新調され、記念法要が営まれた。住民約30人 が参列し、地域の安泰を願って手を合わせた。  幕は白、赤、黄、緑、紫の5色で、縦1・5メートル、横8・5メートルあ る。住民有志17人が資金を出し合い、寄進した。新調するのは9年ぶりとな る。法要では、北川利一区長があいさつし、向粟崎1丁目の真宗大谷派蓮徳寺 の藤島学陵(がくりょう)住職が読経した。  六地蔵菩薩は江戸時代から向粟崎区の共同墓地近くにあったとされる。当時 は2体のみだったが、県道の敷設や拡張工事で移転される度に地蔵が新たに献 納され、現在の6体になった。かつては魚の行商が豊漁や安全を願って、利益 の一部を置いていったという。  世話人の一人、米田高志さん(69)は「地域の宝として、世代を超えて末 永く受け継いでいきたい」と話した。 〈04〉2018年05月08日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「あがり」は粟ケ崎遊園 昭和2年の希少な双六 資料館で発見  戦前に「北陸の宝塚」と呼ばれた粟ケ崎遊園を「あがり」に据えた1927 (昭和2)年の希少な双六(すごろく)が、内灘町歴史民俗資料館「風と砂の 館」で見つかった。後に北國毎日新聞(現・北國新聞)に吸収合併された北國 夕刊新聞の付録として作られ、金沢市内や園内の料理店、着物店など30店が 紹介されている。遊園開園直後の熱気や、昭和モダンの金沢の空気を伝える貴 重な資料で、内灘町は近く複製を公開する。  「まんぐわすごろく(漫画双六)」と題された一枚は、内灘町文化財保護審 議会長の竹田菊夫さん(74)=同町緑台1丁目=と同町生涯学習課の担当者 が、風と砂の館の資料庫で発見した。  「北國夕刊新聞新年附録」「昭和二年一日一日」とあり、遊園が開園した約 1年半後の1927年に作られたことが分かる。作者は「岡本霊祥」と記され ている。  石川の近代史に詳しい金沢星稜大の本康宏史教授によると、北國夕刊新聞は 1921(大正10)年に創刊され、41(昭和16)年に別の会社の北國毎 日新聞に吸収合併された。29(同4)年の電話帳には、社屋の住所として金 沢市弓ノ町(現・本町1、2丁目)が記されている。  本康教授は「粟ケ崎遊園がゴールに描かれた双六はこれまで見たことがない」 と話す。「浅野川電鉄」と記されたスタートには、晴れ着姿で電車に乗る人が つり革とともに描かれており、新聞社が浅野川電鉄に呼び掛け、各店から広告 料を集めて製作した付録とみられる。  途中のマスには呉服店や時計店のほか、西洋料理店、映画館「第二菊水」、 大衆劇場、ビリヤード店、「ビールスタンド」などがイラストと川柳付きで紹 介されている。  金沢市武蔵ケ辻にあった「田守屋呉服店」、浅野川大橋近く、旧森下町の 「つばたや正札店」といった今はなき老舗が名を連ねる一方、「森忠香油店」 「小鍛冶金物店」など、現存する会社の前身とみられる店も散見される。  本康教授は双六について「何部も印刷されたのだろうが、大変貴重な資料だ。 都市文化が栄えた金沢の昭和モダンの空気をよく伝えている」と評価した。  紙は所々傷み、インクが剥げ落ちる懸念もあるため、内灘町は複製を作って 展示する方針だ。生涯学習課の担当者は「内灘、金沢の昭和を伝える資料とし て多くの町民や県民に見てもらいたい」と話している。 ★〔粟ケ崎遊園(あわがさきゆうえん)〕  材木商で浅野川電鉄社長の平沢嘉太郎が1925(大正14)年、内灘の砂 丘地に創設した遊園地。兼六園の2倍近い約19万8千平方メートルの敷地に 1千人収容の劇場や旅館、動物園、遊技場などが設けられていた。太平洋戦争 の開戦で41(昭和16)年に閉園した。施設は戦後、51(昭和26)年に 「オリンピック観光博」に使用された後、解体された。 〈05〉2018年05月10日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎昭和の湧き水を憩いの場に 来秋、親水空間に再整備 向粟崎  内灘町と向粟崎地区街づくり協議会は同地区の「清(しょう)水(ず)」が 残る歴史的景観を守るため、幅広い世代の住民が集う親水空間として来年秋を めどに再整備する。清水は豊富な湧き水を共同利用できる場所として、住民に 親しまれてきたが、近年は利用する人がほとんどいなくなった。清水を中心に 子どもが水遊びできるスペースを新たに設け、憩いの場としてよみがえらせる。  親水空間として再整備される清水は向粟崎2丁目の住宅街の一角にあり、毎 分約50リットルの水が湧いている。昭和30〜40年代ごろまでは清水の水 路を板で三つに仕切って水をため、上流側から一つ目を野菜や果物の洗い場、 二つ目は食品を冷やす場所、三つ目を食器や衣服の洗い場として利用していた。  向粟崎区によると、向粟崎2丁目では、現在も住民有志が定期的に掃除をす るなどして「清水」を管理している。かつては住民のコミュニケーションの場 となっていたことから、子どもが安全に水遊びできるスペースを新たに設けて 憩いの場として復活させることにした。  計画では、洗い場として使用していた清水の景観はそのまま残した上で、石 畳の水遊びゾーンを設ける。大野川ともつながっているため、川魚など水生生 物の観察スポットとしての活用も見込む。  内灘町によると、清水はかつて旧市街地を中心に町内に10カ所以上あった とされるが、現在も当時の面影を残しているのは向粟崎区の清水のみとなって いる。整備事業は街並み環境整備事業として実施し、国から整備費の半額の補 助を受ける。  向粟崎地区街づくり協議会長の北川利一区長(62)は「地区の伝統的景観 として大切に残し、活気ある町づくりにも生かしていきたい」と話した。 〈06〉2018年05月10日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎校歌作者に歌声披露 白帆台小で全校児童  内灘町白帆台小の全校児童359人が9日、同校で、校歌を作詞作曲した町 出身の作曲家北方寛丈さんに歌声を披露した。  北方さんは曲の歌い出しの伴奏に学校のチャイムの音色を取り入れたことを 紹介、歌詞も音に合わせて「新たな時を告げる鐘が鳴る」としたことなど、制 作時の工夫を説明した。  児童を代表して6年の百万花梨(かりん)さんが「歌詞のように白帆台小の 1年目の歴史をつくり上げていきたい」とあいさつした。児童の歌声を聞いた 北方さんは「元気いっぱいの歌声に感動した。校歌を好きになってほしい」と 話した。 〈07〉2018年05月13日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎高校生、看護の心に触れる 金沢医科大病院  金沢医科大病院のふれあい看護体験(北國新聞社後援)は12日、内灘町の 同病院で行われ、県内各地の高校3年生18人が患者の車いすを押して移動し たり、看護師による洗髪を手伝ったりし、看護の心に触れた。  看護師志望の宮本裕里さん(北陵高3年)は「患者さんの気持ちになって看 護する大切さを勉強しました」、舟橋優花さん(同)は「優しい看護師さんば かりで感動しました」と話した。 〈08〉2018年05月15日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎屋号200軒を地図に 宮坂 キャッキャスの会が調査    内灘町宮坂区の歴史や文化を調べる「キャッキャスの会」が、昭和中期の各 世帯の屋号を調べ、結果を地図にまとめた。内灘町の旧町5地区で初の試みで、 「ロクロベ」や「ミヤノマエ」など当時あった約200世帯のほぼ全ての屋号 を網羅した。会は宮坂区民のほか、町を通じて公民館や小中学校に配布し、郷 土の歴史を知る資料として役立ててもらう。  キャッキャスの会は方言や屋号、地域の風習などをまとめて後世に残すため、 昨年2月から活動を開始した。町史を読み込んで宮坂に関する部分を抜粋した り、地域の古老への聞き取り調査を実施したりして、情報を集めた。  調査中には、江戸期の宮坂北部(黒津船地区)を描いたとみられる古地図が 個人宅から見つかった。地図には家ごとに家主の名前が記されており、聞き取 りから得た屋号と照らし合わせると、漁師町で商家の少ない宮坂区では屋号の ほとんどが名前から派生していたことが分かった。  調査結果は冊子「宮坂のこと」にまとめた。冊子はA4判84ページで、屋 号のほか、農具や履物などに所有者を示す印として使っていた各家庭の「焼印」 のデザインを記した。河北潟での漁や砂丘地農業、祭礼や獅子舞なども、住民 から提供を受けた当時の写真とともに紹介した。  14日はメンバー4人が町役場に川口克則町長を訪ね、冊子の完成を報告し た。川口町長は「郷土の歴史を知ることは大切。他の地区にも同様の活動が広 がってほしい」と話した。キャッキャスの会の横谷隆行代表(66)は「形と して残すことができてほっとしている。幅広い世代に見てもらいたい」と語っ た。 〈09〉2018年05月17日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎友好交流「一歩ずつ」 内灘町が台湾・竹北市と協定  内灘町と台湾・竹北市は16日、友好交流都市協定を結んだ。同日、竹北市 役所で協定調印式に臨んだ川口克則町長は「さまざまな分野で交流を一歩ずつ 進めたい」と述べ、両市町関係者が観光、産業、スポーツなどの交流推進を誓 った。  町によると、川口町長と何淦銘(かかんめい)竹北市長、両市町議会議長が 協定書に署名した。  町の友好交流都市締結は、中国・呉江区(ごこうく)に続いて2件目となる。 竹北市は人口約17万1200人で、台北市から約80キロに位置する。IT 関連企業が集積し「台湾のシリコンバレー」と言われる。  町は2016年から台湾の都市との交流を探っていた。今回、町議や職員1 5人の訪問団が15日から4泊5日の日程で竹北市を訪れている。 〈10〉2018年05月18日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎音頭に乗って海岸美化 北方さん作る、内灘町で26日披露  内灘町出身の作曲家北方寛丈さん(36)が、毎年大量の漂着ごみが流れ着 く内灘海岸の美化活動推進を願って「ゴミ拾い音頭」を作った。単調になりが ちな清掃作業をリズムに乗って楽々とこなしてもらおうと、民謡調の音楽で、 ごみを拾うしぐさを振り付けに盛り込んだ。海岸清掃時のBGMとして活用す るほか、盆踊りの定番曲として地域に広め、「美しい海岸」を守る意識を高め てもらう。  ゴミ拾い音頭は1曲2分43秒で、歌詞にはごみを数えながら拾い上げ、き れいな海岸が取り戻されていく様子が表現されている。単調な作業を楽しくこ なしてもらおうと、北方さんが各地に残る茶摘み歌や田植え歌などの作業歌を 参考に作詞作曲した。  埼玉県鴻巣市在住の北方さんは、劇団四季のミュージカルの編曲、指揮、ピ アノ演奏を手掛け、4月に開校した白帆台小校歌を作詞作曲した。3年前、砂 浜に無数のごみが打ち上げられた内灘海岸の現状を憂える知人の話を聞き、音 楽の力で貢献できないか検討を重ね、昨年、海の美化を願って歌うイベント 「UTAUMI(うたうみ)」(北國新聞社など後援)を初めて実施した。  今年の「UTAUMI」は26日午後4時半から内灘海水浴場で開かれ、 「ゴミ拾い音頭」が初めて披露される。作業後には参加者全員が手をつなぎ、 作家井上靖が内灘海岸の美しさをたたえて作った詩を基に、北方さんが作曲し た「日本海美し」を歌う。19日午後2時からは内灘町文化会館で事前練習会 が開かれる。  北方さんは「単調な作業もみんなで楽しくできればはかどる。歌詞を口ずさ みながら笑顔でごみを拾ってもらえればうれしい」と話した。 ●〔ゴミ拾い音頭 作詞作曲・北方寛丈〕 どこから来たのか  このゴミは いつまでいるのか  このゴミは ひふみよいつむ  ななやここのとお 心すむまで  すくい出せ 尻ごみしてたら  陽が昇る 屁理屈こねたら  陽が沈む ひふみよいつむ  ななやここのとお 身体動かせ  拾い出せ アヨイショ! もひとつ! アソーレ! ----------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の記事データベース「ホッコクシンブン・ドットコム」  から抽出しました。申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「内灘ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・「海と風と砂丘からのふるさとメール内灘」の申し込みや解除は内灘町や 北國新聞社のホームページから行うことができます。   内灘町のホームページは http://www.town.uchinada.lg.jp/webapps/www/index.jsp   北國新聞社のホームページはhttp://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------