┏┏┏┏┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   ┏ ┏┏┏   海と風と砂丘からのふるさとメール内灘    ┏┏ ┏┏    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏┏┏ ┏        165号(平成28年12月23日)   ┏┏┏┏                       毎月第4金曜日発行         〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜         発 行:内灘町総務部総務課            TEL 076−286−1111            FAX 076−286−0617           E−mail uchinada@town.uchinada.ishikawa.jp         〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  今年のクリスマスは3連休。皆様のご予定はいかがでしょうか。ケーキ にチキンと楽しいパーティーが続く方もいらっしゃるかと思います。クリ スマスでおいしいものをたくさん食べ、年末年始でも…。気が付いたらち ょっとふっくらしたかな?となる方も少なくはないことでしょう。  でも、ご安心ください!内灘町総合公園内に屋内多目的広場がオープン しております。ちょっと食べすぎたかなという方も、天気は悪いけど思い っきり体を動かしたい!という方も、ぜひ、ご活用ください!  それでは「海と風と砂丘からのふるさとメール」第165号をお送りし ます。今年も一年ご愛読していただきありがとうございました。それでは 良いお年を。   ☆★☆第165号のメニュ−☆★☆ ◇みんなが元気!健康いきいきプロジェクト第2回タニタ′注Nセミナー ◇第25回新春凧揚げ大会 ◇屋内多目的広場をご活用ください! ◇北國新聞・内灘ニュース ==================================       *** これからの行事のお知らせ *** ○みんなが元気!健康いきいきプロジェクト第2回タニタ′注Nセミナー  みんなが健康で、イキイキとした生活を送れるよう、タニタ食堂で有名な 「タニタ」の健康セミナー第2弾を実施します!年齢を重ねながら、よりい きいきと美しく元気に過ごすためのあぶらの上手な選び方、さびない身体を つくる抗酸化ビタミン、フィトケミカル、および抗糖化などアンチエイジン グに効果的な食生活のコツをお伝えします。参加費無料・託児無料です。託 児をご利用の方は事前に申し込みください。なお、当日は「うちなだタニタ 健康いきいきクラブ」の会員申込も受付します。 ■日 時    平成29年1月14日(土)午前10時〜11時30分 ■場 所    内灘町文化会館3階視聴覚室 ■定 員    100名程度 ■テーマ    タニタの健康セミナー          〜アンチエイジングの食事法 健康美人のつくり方〜 ■申し込み・問い合わせ先          プラッツうちなだ事務局 電話番号 286‐1231 ○第25回新春凧揚げ大会  初春の空に凧を揚げませんか。当日は、先着50名のお子様に無料で凧を 配布いたします。雨天、荒天の場合は中止いたします。 ■日 時    平成29年1月15日(日)午前10時〜11時         (受付:午前9時30分〜) ■場 所    蓮湖渚公園 ■主 催    日本海内灘砂丘凧の会 ■共 催    内灘町、内灘町教育委員会 ■問い合わせ先         日本海内灘砂丘凧の会事務局 電話番号 239‐4553        (お問い合わせは平日午前中にお願いいたします。) ○屋内多目的広場をご活用ください!  屋内多目的広場の供用がスタートし、もうすぐ1ヶ月経ちます。皆さんは ご利用になりましたか。室内でありながらサッカー競技場と同じ人工芝が敷 かれており、天候が悪く運動不足になりがちな北陸においても、屋外と同じ ような感触で運動することができます。ぜひ体力向上や、交流の場としてご 活用ください! ■使用時間   午前8時〜午後10時 ■使用料金   一面1時間 高校生以下 2,500円               一般    4,000円 ■予約の申し込み先 一般財団法人内灘町公共施設管理公社                       電話番号 225‐7800 ■使用に関する問い合わせ先 教育部生涯学習課                       電話番号 286-6716 ◆――――――――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 内|灘|ニ|ュ|ー|ス|//     ― ― ― ―   ― ― ― ― ― ― ―  ―――――――――――――――――――――――――――――――― ◆ ---------------------------------------------------------------------- 01:内灘巡りにハイカラマップ 灘ジェンヌが制作、完成 方言で名所案内 02:歌って踊って、見どころ紹介 内灘町で「灘ジェンヌ」 03:嫁、姑の絆深め 内灘町の明證寺で尼御講 04:姉妹・友好都市と食で一層交流 特産物でラーメン、パスタ開発 05:学校長の許可制に 引率時、教員の車使用 06:冷房整備、内灘中から 全小中学校の学習環境を向上 07:6部門に力作539点 内灘町総合美術展が開幕 08:「婦人標準服」の型紙見つかる 戦時中に着用奨励 風と砂の館 09:「バスケットボール広場」を整備 来年度、町総合公園に 10:内灘町の浜茶屋が県を提訴 「夜間営業」で占用不許可 管理組合 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2016年11月26日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎内灘巡りにハイカラマップ 灘ジェンヌが制作、完成 方言で名所案内  内灘町商工会女性部の役員16人が「灘ジェンヌ」を名乗り、内灘の魅力を 女性の目線で発信する地図「灘ジェンヌ ハイカラマップ」が完成した。着物 とはかま姿の役員が写真で登場し、飲食店や観光地をはじめ、粟ケ崎遊園や内 灘の女性の歴史などを紹介する。27日に開催される内灘の魅力発信イベント (北國新聞社後援)で配布し、マップを使った内灘巡りを呼び掛ける。  灘ジェンヌは、内灘町の良さを発見してPRするため、華やかな着物とはか まに身を包んで活動しており、戦前の内灘で栄えた娯楽施設「粟ケ崎遊園」の 女優「アワ(粟)ジェンヌ」にちなみ名付けた。  マップはB3判で、持ち運びしやすいようB6判に折り畳める。飲食店や内 灘海岸、サンセットブリッジ内灘(内灘大橋)などを記し、町内を巡るコミュ ニティーバス「なだバス ナディ」の時刻表も掲載した。  随所に登場する灘ジェンヌが方言を交えて、観光名所や約2時間で回れる車 の観光コース、かつて6万坪の広さを誇った粟ケ崎遊園の歴史などを伝える。 アワジェンヌや、戦後の国内初の基地反対運動「内灘闘争」で座り込みした主 婦など、内灘の女性の「美しく強い姿」も添えた。  マップは27日、町役場町民ホールで開かれる町商工会の魅力発信イベント で配られる。イベントでは内灘の魅力を伝えるステージや出店が繰り広げられ、 女性部考案のコロッケ「ジェンヌポップ」も提供される。  イベント後、マップは町内約8600世帯に全戸配布され、一部の商工会加 盟店や北陸鉄道内灘駅などにも置かれる。高橋玲子女性部長は「マップ片手に 巡り、内灘を丸ごと知ってほしい」と話した。 〈02〉2016年11月28日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎歌って踊って、見どころ紹介 内灘町で「灘ジェンヌ」  内灘町と町商工会の「ハイカラなお店紹介イベント 灘ジェンヌ」(北國新 聞社後援)は27日、町役場町民ホールで開かれ、華やかな着物と袴(はかま) に身を包んだ商工会女性部の役員16人が内灘の魅力を伝える「灘ジェンヌ」 となり、飲食店や観光名所をPRした。  イベントは町商工会女性部が、内灘の商店や見どころを紹介しようと企画し た。戦前の内灘で栄えた粟ケ崎遊園の女優「アワ(粟)ジェンヌ」にちなみ、 イベントと、魅力発信に努める女性部員を「灘ジェンヌ」と名付けた。  会場には町内の飲食店やマッサージ店などの14ブースが並び、女性部が作 った内灘の魅力紹介マップも配られた。女性部が考案し、町特産ラッキョウや 地元産サツマイモなどを使ったコロッケ「ジェンヌポップ」が来場者の人気を 集めた。  舞台では、和太鼓演奏やYOSAKOIソーラン、児童のダンスなどが繰り 広げられた。灘ジェンヌは「黄色いさくらんぼ」の替え歌で、「夕日がきれい よ」「砂丘が長いよ」など内灘を紹介する歌を踊りとともに披露した。  開会式では、川口克則町長と表井源一商工会長があいさつし、生田勇人町議 会議長が祝辞を述べた。 〈03〉2016年11月28日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎嫁、姑の絆深め 内灘町の明證寺で尼御講  内灘町室地区の物故者を女性のみで弔う「尼御講」は27日、同所の真宗大 谷派明證寺で営まれ、嫁世代と姑(しゅうとめ)世代の約30人が交流し女性 同士の絆を深めた。  同寺の藤田賢英住職によると、尼御講は同地区が漁師町として栄えていた戦 前から始まった。漁で長期間海に出る男衆に代わり、家を守る女性が地区や家 庭内の団結力を高めようと、寺に集まり、物故者の追悼や姑から嫁へ料理の振 る舞いを行うようになったという。  参加者は、昨年12月から地区内で亡くなった3人の遺族とともに故人をし のんだ後、菓子や手製の漬物などを囲んで談笑した。町保健センター職員によ る講演も行われた。 〈04〉2016年11月29日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎姉妹・友好都市と食で一層交流 特産物でラーメン、パスタ開発  内灘町の道の駅「内灘サンセットパーク」は、町の姉妹都市である北海道羽 幌(はぼろ)町の甘エビや友好都市の猿払(さるふつ)村特産のホタテを使い、 ラーメンとパスタを開発した。食を通して羽幌、猿払との友好を深める試みで、 現地から海産物を直接仕入れる。新メニューは12月1日から提供する。 ●北海道の羽幌町と猿払村  内灘町は、明治期に内灘の漁師が羽幌を訪れたことを縁に羽幌町と交流する。 明治から昭和期には内灘の漁師が猿払村にホタテ漁を伝えたとされ、友好都市 提携に発展した。  内灘サンセットパークの内藤保英駅長は、漁が交流の縁であることにちなみ、 海産物を使った「帆立海老らーめん」と「帆立と海老のペスカトーレ」を提供 しようと考えた。従業員が試行錯誤して味を高め、地元フードコーディネータ ーの中井史花さんが監修した。  ラーメンには能登のいしるを入れ、ペスカトーレには、内藤駅長が経営する 五郎島農園(金沢市)のフルーツトマト「五郎のほっぺ」を添える。  道の駅では新メニューのポスターを掲示し、内灘の漁師が北海道で漁をした 歴史や3町村の交流を発信する。12月初旬から下旬に「北海道フェア」を開 き、ホタテカレーなどの物産を販売する内藤駅長は「経済交流を通じ、友好が さらに深まるとうれしい」と期待した。 〈05〉2016年11月30日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎学校長の許可制に 引率時、教員の車使用 内灘町議会全員協議会  内灘町議会全員協議会は29日開かれ、小中学校の教員が自家用車や公用車 で児童生徒を引率する際、学校長の許可を必要とする規定を新設したことが報 告された。10月にのと里山海道で珠洲市緑丘中野球部のマイクロバスとワゴ ン車が衝突し、19人が死傷した事故を受けて設けられた。  規定は県教委の「児童・生徒引率に係る自家用車等の使用に関する要綱」に 準じて定めた。教員は年度初めに引率で使う自家用車を登録し、使用する際は 事前に学校長に申請して許可を受ける。  使用基準も明文化し、移動先が北陸三県であることや、教員が運転免許取得 から3年以上経過していることなどを条件とした。  これまでは明確な規定がなく、教員は車を使う際に学校長に日時や人数など を届け出るが、承認を必要としなかった。規定は12月1日から適用される。 〈06〉2016年12月03日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎冷房整備、内灘中から 全小中学校の学習環境を向上  内灘町は12月補正予算案で、全6小中学校に冷房を整備する第1弾として、 内灘中の全普通教室に冷房を入れる事業費約9千万円を計上する方針を固めた。 生徒数840人の県内屈指の「マンモス校」で、廊下の両側に教室がある構造 のため風通しが悪く、学習環境の向上を図ることにした。来年7月中の工事完 了を目指す。  内灘中は町内唯一の中学校で、生徒数増加に応じて増築を重ねた。鉄筋コン クリート4階建ての現校舎は、大規模改修で2009年春に完成した。敷地や 改築の制約で廊下を挟んで普通教室が向かい合うように配置されている。  町や学校関係者によると、廊下側の教室の窓を開けると、別の教室から音が 聞こえるため「勉強に集中しにくい」との声がある。しかし、校舎外側の窓を 開けても風が通りにくく、夏場は廊下側も開けざるを得ないという。  夏場は「暑くて気分が悪い」と訴える生徒もおり、9月上旬に校舎外側と廊 下側両方の窓を開けて室温を計測すると32〜34度だった。町側は冷房を整 備することで生徒が勉強に集中しやすくなると期待している。  18年4月に開校予定の白帆台小は冷暖房を備える計画で、町は今後、各小 学校の大規模改修に合わせ、冷房を入れる方針である。町は6日開会の町議会 12月会議に補正予算案を提出する。 〈07〉2016年12月04日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎6部門に力作539点 内灘町総合美術展が開幕  内灘町総合美術展2016(本社後援)は3日、町役場で始まり、一般とジ ュニアの計6部門に寄せられた力作539点が芸術文化の魅力を伝えた。  役場6階の町民ギャラリーには、一般の部門で大賞に選ばれた写真「ふたり の大夕日」、絵画「蝉時雨」、工芸「月兎」、書「李白詩」とともに、独創的な 形状の器や自然の雄大さを切り取った写真など秀作が並んだ。同1階の町民ホ ールにはジュニアの作品が飾られ、感性豊かに描かれた絵や力強い筆致の書が 来場者の目を楽しませた。  町民ホールでは表彰式が行われ、川口克則町長、北川晴勝町文化協会長らが 入賞者に賞状を手渡した。 〈08〉2016年12月09日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「婦人標準服」の型紙見つかる 戦時中に着用奨励 風と砂の館  戦時中に着用が奨励された「婦人標準服」の型紙2枚が、内灘町歴史民俗資 料館「風と砂の館」で見つかった。布地の節約を目的に、女性が手持ちの着物 を仕立て直して作るように政府が定めた服で、作り方が載った雑誌などはある が、型紙の確認は珍しい。旧日本軍の真珠湾攻撃による太平洋戦争の開戦から 8日で75年。型紙は同館の企画展で公開され、物資が困窮した銃後の暮らし を伝えている。  婦人標準服は1942(昭和17)年、厚生省(現在の厚生労働省)が男子 の「国民服」に続き、定めた。洋服タイプの「甲型」と着物タイプの「乙型」、 もんぺや頭巾までそろった「活動衣」がある。  内灘町で見つかった型紙は、洋服タイプと着物タイプの2枚。いずれも縦9 0センチ、横110センチの紙に、3、4枚の型と完成時の姿が描かれている。 型紙の販売価格と思われる「金参拾銭」の文字も記されている。  町職員らが「風と砂の館」の所蔵品を整理する中で発見した。町民が町へ寄 贈したものと考えられるが、寄贈者の名前や寄贈の日付などの情報は残ってい なかった。  文化学園服飾博物館(東京都渋谷区)の村上佳代学芸員によると、標準服は 政府が普及を目指し、雑誌で紹介されたり、洋裁学校で作られたりした。着る 機会が無かったためか、洋服タイプは全く普及しなかったという。  実物大の型紙が残るのは珍しく、村上学芸員は物資不足にも関わらず大きな 紙が使われ、制作手順が分かりやすく書かれていることに着目する。「型紙の 販売元が婦人標準服の普及に力を入れていたことが分かる」と指摘する。  型紙2枚は風と砂の館で25日まで、企画展「裁縫道具 母から娘へ」に合 わせて展示される。同館の中江麻代学芸員は「型紙などから、昔の人の物を大 事にする心を感じてほしい」と話した。 〈09〉2016年12月15日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「バスケットボール広場」を整備 来年度、町総合公園に  内灘町議会全員協議会は14日開かれ、町側は来年度、町総合公園で「バス ケットボール広場」を造成する方針を示した。野外に公式コート1面を整備し、 3人対3人のゲームもできる広場としてアピールする。  広場は総合公園の調整池を兼ね、サッカー競技場駐車場横に設ける。20年 度から体育館を建設する計画も示された。 ●旧施設の利活用を検討  町側は来年度から10年間の町公共施設等総合管理計画の概要案を提示した。 管理基本方針では旧緑台、旧鶴ケ丘両保育所と旧消防庁舎は利活用法を考慮し、 取り壊しも検討するとした。  基本方針では、産業、勤労者会館は「更新の必要性を判断する」とした。小 学校には順次学童クラブを移設する。町営住宅は耐震診断を実施し、改修、更 新工事を行う。全施設の今後40年間の更新費用は年間19億6千万円と試算 し、コスト削減が不可欠とした。 〈10〉2016年12月17日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎内灘町の浜茶屋が県を提訴 「夜間営業」で占用不許可 管理組合  内灘海水浴場(内灘町)の浜茶屋が今夏、許可外の「夜間営業」を行ったと して、石川県が管理組合に対して土地の占用を不許可とした問題で、組合側が 県を相手取り、処分の取り消しを求める訴訟を金沢地裁に起こしたことが16 日、分かった。浜茶屋の撤去を求めている県に従わず、組合側が「不法占用」 の解消を図ろうとした格好で、浜茶屋の営業や撤去をめぐる問題は法廷で争わ れる。  訴えを起こしたのは、浜茶屋3軒でつくる「内灘海岸海の家管理組合」。北 國新聞社の取材に対し、吉田幸二組合長は「弁護士に対応を一任している」と 話した。  組合は今夏まで海岸管理者の県に土地の占用を申請し、許可を受けてきた。 県は1年を通じて組合に占用を認めてきたが、今春に無届け施設の建設が確認 されたため、今年度は海水浴シーズンの7月15日から9月末までの期間に限 って許可した。組合側は10月以降の占有許可をあらためて申請したが、県は 不許可とし、現在も建つ浜茶屋は不法占用状態となっている。  県が占用を許可しない背景には、組合側が今夏、県の再三の是正要請に従わ ず、「夜間営業」を継続したことがある。  組合と県、津幡署などでつくる内灘海水浴場連絡会は3月、夜間のトラブル 防止を目的に、浜茶屋の営業終了時間を午後6時とすることで合意した。しか し、合同パトロールで午後6時を超える営業などが確認されたため、県は文書 や口頭で15回にわたり行政指導した。10月以降は浜茶屋の撤去要請を2回 行っている。  組合が撤去に応じず、訴訟が長引けば、来年度の海水浴シーズンに「不法占 用」の浜茶屋が内灘海水浴場に存在する可能性があり、利用客の混乱は避けら れない状況となる。連絡会関係者は「提訴することで、組合が撤去作業の引き 延ばしを図ったのではないか」と推測した。  浜茶屋の営業問題が議会で議論されている内灘町は、来夏の組合による浜茶 屋開設は困難とみており、「町か民間か、いずれにせよ海水浴場を開きたい」 としている。町は来年度当初予算編成などで海水浴場の運営方法を検討する方 針で、担当者は「訴訟の影響などの状況をみて、町の対応を決める」としてい る。  本社の取材に対し、海岸を管理する県港湾課の担当者は「訴訟の過程で、県 側のしかるべき主張をしていく」と語った。第1回口頭弁論は来年1月17日 に開かれる。 ----------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の記事データベース「ホッコクシンブン・ドットコム」  から抽出しました。申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「内灘ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・「海と風と砂丘からのふるさとメール内灘」の申し込みや解除は内灘町や 北國新聞社のホームページから行うことができます。   内灘町のホームページは http://www.town.uchinada.lg.jp/webapps/www/index.jsp   北國新聞社のホームページはhttp://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------