■□■□■ □■□■                                ■□■       『つばたメール1・2・SUN』       ■□■           第153号(2015・12・24)    ■□■□                               ■□■□■                             毎月第4木曜日発行      今年も残り1週間ほどになりました。年末は年賀状の準備や大掃除など、慌 ただしい毎日が続きますが、皆さまいかがおすごしでしょうか?  2015年最後となる『つばたメール1・2・SUN』をお届けします。今 年もご愛読いただき、ありがとうございました。2016年が皆さまにとって 素晴らしい年でありますように。                         ――――――――――――――――――――――――             発 行: 津幡町総務部企画財政課                  石川県河北郡津幡町字加賀爪二3番地                  TEL 076−288−2158                  FAX 076−288−6358             E-mail: kikakuzaisei@town.tsubata.lg.jp            ―――――――――――――――――――――――― ―――――――――――― 第153号 目 次 ――――――――――――                      ふるさとニュース 全中駅伝 津幡南中学校女子準優勝 イベントガイド  消防団連合会 出初式         ほか       北國新聞・津幡ニュース    ――――――――――――― ふるさとニュース ――――――――――――    ■津幡の名を全国に轟かす  全中駅伝 津幡南中学校女子準優勝(12月13日)     第23回全国中学校駅伝大会が12月13日に山口県セミナーパーククロス カントリーコースで開催され、女子の部(5区12キロ)石川県代表として2 年連続10回目の出場を果たした津幡南中学校が、40分46秒で準優勝に輝 きました。  平成16年の第12回大会で同校が記録した3位入賞以来、石川県勢では実 に11年ぶりの快挙となります。 ○津幡南中学校 女子駅伝チームメンバー  第1区 小笠原朱里(3年)   第2区 澤井 柚葉(2年)   第3区 中川 陽菜(1年)   第4区 松田 奈千(1年)   第5区 川下 玲奈(2年)  ■平成27年津幡町10大ニュース決定  平成27年の町の明るいニュースを選出しようと町民の皆さまからの投票を もとに、選考委員会で協議した結果、次のニュースが選ばれました。 第 1位  新幹線の見える丘公園が完成 第 2位  津幡・倶利伽羅駅で歓迎イベント「IRいしかわ鉄道が開業」 第 3位  世界で輝く女性たち「レスリング川井梨紗子選手リオ五輪内定」 第 4位  全国中学校駅伝大会で津幡南女子が準優勝 第 5位  プレミアム商品券・住宅改修費補助で消費喚起 第 6位  町全体でおもてなし「全国市町村交流レガッタ開催」 第 7位  16議席を争う「町議会で定数2減」 第 8位  地域の特産品に太鼓判「津幡ブランド創設」 第 9位  全国ロボコンで津幡中・津幡南中が入賞 第10位  星稜高校サッカー部全国制覇に貢献       「河崎監督・宮谷選手に特別表彰」  ―――――――――――――  イベントガイド ――――――――――――   ■消防団連合会 出初式  ○津幡町消防関係表彰式  【日 時】 1月4日(月) 9時30分〜  【場 所】 福祉センター  ○河北郡市消防団連合会出初式  【日 時】 1月4日(月) 11時〜  【場 所】 内灘町文化会館        ※式典終了後、河北潟放水路で一斉放水を行います  【問合先】 消防本部 電話 076−288−3000 ■英語スピーチコンテスト   町内在住の小・中学生が、日頃の英語学習の成果を競います。  【日 時】 1月16日(土) 9時15分〜   【場 所】 シグナスホール  【内 容】 小学5年生      ALTとの会話        小学6年生      ペア自由会話        中学1年生      ペア自由会話        中学2〜3年生    自作英文        小学5年〜中学3年生 新聞を読んでの自作英文  【入場料】 無料  【申込・問合先】 学校教育課 電話 076−288−6700 ■町民大学講座「見風俳句の魅力」   津幡町ゆかりの俳人「河合見風」は、広く諸国の俳人と俳句を通じて交流  を深めていました。   そんな見風が詠んだ俳句の魅力について学びます。  【日 時】 1月19日(火) 19時〜   【場 所】 シグナス多目的室  【講 師】 金沢学院短期大学名誉教授 藏角 利幸さん  【参加費】 無料  【問合先】 生涯教育課 電話 076−288−2125 ――――――――――――――――――――――――――――――――     /北/國/新/聞/* 津/幡/ニ/ュ/ー/ス/ ―――――――――――――――――――――――――――――――― ---------------------------------------------------------------------- 01:河合谷の新交流拠点に 津幡町の慶専寺、版画ギャラリーを開設 02:金剛峯寺から金箔発信 漆使い、空海のパネル制作 津幡町の塚本さん 03:倶利伽羅観光、迷わず巡って 津幡町刈安公民館が周辺地図を試作 04:全国駅伝へ「応援献立」 津幡南中、給食で「鉄腕カレー」など提供  05:津幡通へ22人が受験 歴史、自然など50問 06:女子で津幡南が石川県勢最高の2位 全国中学校駅伝大会 07:津幡ブランド11品を認定 倶利迦羅そば、おまん小豆など 08:ポスターで小矢部市を紹介 津幡町の地域おこし団体 広域観光の絆強く 09:愛犬を「守り神」に 忘れ形見にと飼い主が注文 津幡町の飯田さん制作 10:若い女性続々、全国から参拝 津幡町の倶利迦羅不動寺 ゲームで注目 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2015年11月25日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎河合谷の新交流拠点に 津幡町の慶専寺、版画ギャラリーを開設  津幡町上河合の慶専寺(きょうせんじ)で24日、版画ギャラリーが開設し た。画家で、副住職の谷内正遠(まさと)さん(59)の近作を展示するほか、 谷内さんが集めた版画関連書籍約2千冊を収蔵する「図書館」、カフェの機能 を備える。初日から多くの人でにぎわい、地元関係者は河合谷地区の交流人口 拡大の核となるよう期待を寄せた。  開館に先立つ式典で、矢田富郎町長は2008年に河合谷小が閉校したこと に触れ「地元の振興会に跡地の活用を考えてほしいと投げ掛けている。慶専寺 と合わせ、色んな意味で核になればと思う」とさらなる地域の活性化に期待を 寄せた。  ギャラリーは明治期の土蔵を改修した。2階建てで、1階はカフェと企画展 示コーナー、2階は谷内さんの版画の常設スペースとなる。開館は毎週金、土 曜で、オープン記念で30日までの特別企画展(本社後援)中は毎日開館する。  谷内さんは「人がたくさん集まる場所になってほしい。難しいことは考えず、 好きか嫌いで作品を見てもらえればうれしい」と話した。 〈02〉2015年12月02日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎金剛峯寺から金箔発信 漆使い、空海のパネル制作 津幡町の塚本さん  津幡町北中条の箔(はく)打ち職人塚本守利さん(71)が来年秋、高野山 真言宗の総本山金剛峯寺(こんごうぶじ)(和歌山県高野町)で開催される 「全国伝統職人サミット」に出品する。塚本さんは金箔(きんぱく)の製造工 程や種類などを知ってもらう機会になると考え、金剛峯寺にちなんだパネルや 絵馬などの作品づくりに励んでいる。  サミットは、北陸三県や高知、京都など12都府県の神社仏閣に関係する職 人でつくる日本伝統職人技術文化研究会が主催する。伝統工芸の技術や文化を 発信するため2004年から不定期で開催されている。  研究会の会員でもある塚本さんは今回、縦26センチ、横23センチのアク リル板に金箔を貼り、上から合成漆で真言宗の開祖、弘法大師空海を描いたパ ネルを制作した。金箔で大日如来を表す梵字(ぼんじ)と弘法大師空海を描い た絵馬も用意する。  サミットの会場では、塚本さんが作品を並べて箔打ちの技と伝統を発信する。 和紙を使った伝統的な製造法でつくられている「縁(えん)付(つけ)金箔」 と、大量生産ができる「断切(たちきり)金箔」の違いなども解説する。  絵馬に描いた梵字(ぼんじ)に金箔を貼る体験会も開き、金箔に親しんでも らう計画を立てた塚本さんは「金箔に関するさまざまな情報を紹介し、多くの 人に深く金箔を知ってもらいたい」と意気込んだ。 〈03〉2015年12月04日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎倶利伽羅観光、迷わず巡って 津幡町刈安公民館が周辺地図を試作  津幡町刈安公民館が、地元の倶利伽羅地区周辺を案内する散策マップを試作 した。IRいしかわ鉄道倶利伽羅駅で降りた観光客が倶利迦羅不動寺など名所 までの道のりで迷いやすいことから、イラストや写真で分かりやすく道順を描 いた。県内客も楽しんでもらえるよう、地元住民が勧める隠れた観光スポット も紹介する。  無人駅の倶利伽羅駅は、タクシー乗り場やバス停がなく、昨年度の1日平均 利用者数は約80人となっている。刈安公民館によると、史跡巡りで倶利伽羅 を訪れる観光客が増え、住民に名所への道順を尋ねる人も多い。そのため、地 図を駅に置き、役立ててもらうことにした。  地図は縦30センチ、横42センチの3枚折りで、倶利伽羅駅から倶利伽羅 公園まで約3・4キロの道のりや龍ケ峰城跡、倶利迦羅不動寺などを写真と絵 で案内する。  名所だけでなく、地域住民の意見を取り入れて津幡町を見渡せる絶景スポッ トや住民が整備した「足軽公園」なども紹介する。  吉田暁(さとる)館長(71)ら公民館関係者は来年1月に地図を完成させ、 2月にIRいしかわ鉄道の倶利伽羅駅や津幡駅、JR金沢駅に置く予定で、3 月に刈安公民館が主催するIRいしかわ鉄道1周年の記念ウオーキングでの活 用を見込む。  地図にはスマートフォンなど携帯端末を使うことで倶利伽羅駅の電車発着メ ロディー「倶利伽羅峠の歌」の動画も見られるようにする計画となっている。 〈04〉2015年12月08日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎全国駅伝へ「応援献立」 津幡南中、給食で「鉄腕カレー」など提供   津幡町津幡南中で7日、全国中学校駅伝大会に出場する女子選手8人を応援 する特別メニュー「全国駅伝応援献立」の給食が始まった。栄養教諭の小鹿山 久美さんが選手の活躍を願い、全校生徒で応援するムードを盛り上げたいと献 立を考えた。特別メニューの給食は10日まで4日間提供される。  津幡南中陸上部の女子は、11月5日の県大会(北國新聞社後援)で1〜5 区全てで1位を記録する力走を見せ、同23日の北信越大会でも優勝した。全 国大会は13日、山口市で開催される。  7日の給食では、貧血を防ぐ鉄分が豊富なアサリとホウレンソウが入った 「鉄腕カレー」や、赤血球をつくるのに必要なビタミンB12を多く含むサケ を使った「鮭のグリル最強(西京)みそバターソース」などが並び、全校生徒 や教職員ら約650人が味わった。  特別献立では、このほか、ゴボウの代わりにレンコンとヤーコンを入れた 「ごぼう抜ききんぴら」などの料理が提供される。8、9日は、全員でたすき をつないでほしいという願いを込め、料理の頭文字を並べると「たすき」「つ なぐ」となる献立にした。  同校の陸上部は昨年、1、2年生のチームで全国大会に出場し、32位だっ た。今回は1年生2人、2年生4人、3年生2人で上位が狙えるチームという。 大会に初出場する中川陽菜さん(1年)は「栄養豊富な給食を食べて、タイム を縮めたい」と話した。風邪をこじらせて、昨年は本調子でなかった小笠原朱 里さん(3年)は「体調を万全にして、優勝を目指したい」と意気込んだ。 〈05〉2015年12月15日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎津幡通へ22人が受験 歴史、自然など50問  津幡町の歴史や自然など幅広い知識を問う第8回津幡ふるさと検定は13日、 町役場で行われ、初、中、上級で計22人が合格を目指して4択の50問に挑 戦した。  金沢、羽咋、津幡の2市1町の34〜77歳が受験し、「火牛の計で使われ た牛の冥福を祈り、追善供養として舞った郷土芸能はどれか」などの問題に取 り組んだ。  40問以上正解で合格となり、結果は今月中に通知される。合格者には合格 証と町大河ドラマ誘致推進キャラクターのストラップが贈られる。 〈06〉2015年12月15日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎女子で津幡南が石川県勢最高の2位 全国中学校駅伝大会   第23回全国中学校駅伝大会(13日・山口県セミナーパーククロスカント リーコース)石川代表は女子(5区間12キロ)の津幡南が40分46秒で準 優勝し、2004年の第12回大会で同校が記録した県勢最高順位(3位)を 更新した。男子(6区間18キロ)の田鶴浜は1時間4秒で43位に沈んだ。 ●小笠原に後輩続いた  津幡南は都道府県予選のタイムで全体7番目ながら、全5区間で2位通過と いう安定した走りを見せ、昨年の32位から躍進した。  1区を走ったのは、全中1500メートル覇者で唯一の3年生の小笠原だっ た。トップから11秒差でたすきをつなぎ、2区の澤井も「先輩の順位を守ろ う」と力走。矢田富郎津幡町長ら地元応援団が見守る中、続く3人も区間8位 以内の堂々の走りだった。  小笠原にとっては、1年前の悔しさを晴らす舞台だった。昨年は大会直前に 体調を崩して区間33位。区間賞は逃したものの「後輩たちが頼もしかった。 一丸で走れた」と晴れやかだった。  「小笠原先輩は頭はクールだけど、気持ちは熱い」と澤井。大会前の卯辰山 を駆け上がるハードな練習をけん引したのも小笠原だった。日本一の先輩の後 ろ姿を見て、後輩は大きく力を伸ばしてきた。  深浦隆史監督は「強豪がそろう中、目標通りにレースを運べた。本当によく やった」と興奮気味に教え子をたたえ、来年の初優勝に照準を合わせた。 〈07〉2015年12月17日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎津幡ブランド11品を認定 倶利迦羅そば、おまん小豆など  津幡町は16日、町内産品11品を「津幡ブランド」として認定した。商品 の発信を後押しするほか、来年度から、ふるさと納税の返礼品として活用して いく方針である。  「津幡ブランド」の認定では、町が11月にJA石川かほくの西川一郎常務 理事をトップとする委員会を設置した。認定候補には17品の応募があった。 選考会で委員からは「食品の味はいずれも良い。津幡をアピールできるかどう かが大事だ」との意見が出された。  西川委員長は16日、津幡ブランドの認定を矢田富郎町長に報告した。町は 来年3月をめどに津幡ブランドの認証マークを設定するほか、第2弾として追 加の認定を行う予定である。認定品、申請者は次の通り。  ▽倶利迦羅そば(倶利迦羅そば普及会)▽おまん小豆茶(おまん小豆の会) ▽おまん小豆アイス(同)▽純正日本はちみつ(坂本稔)▽つ〜バーガー(町 商工会青年部)▽建具・障子、ドア、ふすま(中田建具店)▽建具・森のアー ト漆塗り板戸(河原建具店)▽まこもたけ(津幡まこも生産組合)▽千寿大福 (高倉製菓)▽火牛の計・せんべい(同)▽特別栽培米 火牛の里「倶利伽羅 米」(JA石川かほく) 〈08〉2015年12月19日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ポスターで小矢部市を紹介 津幡町の地域おこし団体  津幡町の地域おこし団体「津幡いいとこ・やまほどあっろの会」は、小矢部 市の観光地や歴史を紹介する20種類のポスターを手作りした。同会が津幡の ポスターを制作したところ、広域観光で連携する小矢部市観光協会から依頼が あり、連携を深めるため、小矢部版も手掛けた。倶利伽羅峠に八重桜を植え続 けた偉人やメルヘン建築の中学校などを紹介しており、1月に小矢部市内で展 示される。  縦30センチ、横42センチのポスターには、メルヘン建築として有名な石 動中や木曽義仲が戦勝祈願したとされる埴生(はにゅう)護國八幡宮(ごこく はちまんぐう)、倶利伽羅峠一帯に八重桜3千本を植えた高木勝己氏などが描 かれた。「津幡いいとこ・やまほどあっろの会」の酒井知克会長が現地を訪れ て紹介文や配置を考え、金沢市のパステルアート作家石野一男さんがイラスト と文を描いた。  同会と小矢部市観光協会は10月、「つばた・おやべ観光戦略会議」を設立 した。その際、酒井会長が津幡の名所を紹介するポスターを披露したことで、 同観光協会が小矢部版の制作を依頼した。  同会は、さらに石動曳山祭(ひきやままつり)などのポスターも制作し、1 月中旬に小矢部市観光協会へ贈る。協会はクロスランドおやべや、あいの風と やま鉄道石動駅でのポスター展を予定している。  酒井会長らは、津幡町庄の料理旅館「勝崎館」で小矢部版のポスターを展示 している。同会長は「津幡の人にも小矢部のことを知ってもらい、連携をさら に密にしたい」と意気込んだ。展示は27日まで。 〈09〉2015年12月22日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎愛犬を「守り神」に 忘れ形見にと飼い主が注文 飯田さんが置物制作  津幡町横浜の洋画家、飯田恭彦さん(70)が、犬を亡くした飼い主から依 頼を受け、愛犬の姿を再現する置物づくりに取り組んでいる。もともと飯田さ んは洪水被害から町を救った忠犬をモデルに「守り犬」を制作してきたが、飼 い主から「大好きだった犬の置物をぜひ作ってほしい」との声が寄せられるよ うになった。近年は県内外から依頼が舞い込んでおり、飯田さんは置物が持ち 主の「守り神」となるよう願って制作を続けている。  津幡町では1944(昭和19)年、津幡池の堤防が大雨で決壊しかけた際、 1匹の犬がほえて知らせ、住民が土のうを積んで難を逃れたと伝わる。住民は 近くの神社でまつる不動明王が姿を変えて危険を知らせたと感謝したとされる。  飯田さんは98年から、水難を防いだ「守り犬」の制作を手掛けてきた。当 初は町民から年間20件ほどの依頼があり、洋画制作の傍ら、こつこつ作って きた。愛犬の置物の制作依頼が寄せられるようになったのは5年ほど前からで 「思い出が消えないよう家に飾っておきたい」と、写真を持って来る愛犬家が 増えた。  置物づくりは口コミで全国に広まり、愛知や東京からも頼まれる。  制作前、飯田さんは写真を見ながら犬種や色、体の特徴などを飼い主に聞き、 置物のイメージを考える。犬の姿にかたどった発泡スチロールを金網で補強し てセメントを塗り、ペンキで色付けする独自の方法で仕上げる。依頼者からは 材料費だけをもらっている。  「守り犬」は津幡町加賀爪の男性が1993年から制作し、町内の商店や民 家に飾られるようになった。99年に男性が亡くなった後、飯田さんに依頼が 集まるようになった。  依頼者へ「守り犬」の由来を説明し、壊れた置物の修繕も手掛けている飯田 さんは「愛犬とともに津幡を救った忠犬も末永く思い出してほしい」と話した。 〈10〉2015年12月23日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎若い女性続々、全国から参拝 津幡町の倶利迦羅不動寺 ゲームで注目  津幡町の真言宗倶利迦羅不動寺に、刀が好きな「刀剣女子」ら若い女性が全 国各地から訪れ、お守りの指輪やネックレスが人気を集めている。刀をキャラ クター化したインターネットゲームで名刀「大倶利伽羅」が注目されたことが きっかけで、指輪は既に例年の1・6倍の約1千個が売れている。寺院関係者 は思いもしないお守りの人気に驚きながら、若い参拝客の増加を喜んでいる。  同寺職員によると、若い女性らの参拝が目立つようになったのは今年からで、 特に夏以降、銀製の指輪を求める参拝者が増え始めた。  寺院名とゲームのキャラクター名「大倶利伽羅」が重なることに加え、名刀 「大倶利伽羅」の刀身と同様、指輪に竜が刻まれていることから人気が高まっ たらしい。剣に竜が巻き付いたデザインとなっているネックレスを求める人も 増えてきたという。  本来、指輪とネックレスは厄よけのお守りで、特に指輪は肌身離さず持てる お守りとして、主に高齢者らから人気を得ている。毎年、年間600個ほど売 れるが、今年は22日時点で計約1千個が売れ、ネックレスは例年の200個 が既に無くなり、仕入れ待ちの状態となっている。  同寺によると、参拝する若い女性は20〜30代が中心で、全国各地から指 輪のためだけに訪れる人もいる。五十嵐光峯住職は「意外なことで倶利迦羅不 動寺が注目されている。若い人が仏教に興味を持つきっかけとなってほしい」 と期待を込めた。 --------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の記事データベース「ホッコクシンブン・ドットコム」  から抽出しました。申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「津幡ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・ふるさとメール「つばたメール1・2・SUN」の申し込みや解除は、津幡  町や北國新聞のホームページから行うことができます。   津幡町のホームページ  http://www.town.tsubata.ishikawa.jp/   北國新聞のホームページ http://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------