■□■□■ □■□■                                ■□■       『つばたメール1・2・SUN』       ■□■            第83号(2010・2・25)      ■□■□                               ■□■□■                             毎月第4木曜日発行      今年の冬は、カナダのバンクーバーでオリンピックが開催されました。雪や 氷の上での競技・演技に、日本はもちろん、各国の代表選手たちから感動をも らったという方も多いのではないでしょうか?  暦の上では春を迎えましたが、まだまだ寒い日が続きますね。早く春が来な いかなあと思う、今日この頃です。            ――――――――――――――――――――――――             発 行: 津幡町総務部企画財政課                  石川県河北郡津幡町字加賀爪二3番地                  TEL 076−288−2158                  FAX 076−288−6358             E-mail: kikakuzaisei@town.tsubata.lg.jp            ―――――――――――――――――――――――― ―――――――――――― 第83号 目 次 ―――――――――――――      ふるさとニュース 第56回文化財防火デー「火災防御訓練」ほか   イベントガイド  シグナス・ホールクルー募集!     ほか   北國新聞・津幡ニュース   ――――――――――――― ふるさとニュース ―――――――――――― ■第56回文化財防火デー「火災防御訓練」(1月24日)  大切な文化財は我らの手で!    昭和24年1月26日、法隆寺金堂壁画が破損した日をきっかけに制定され た「文化財防火デー」にあわせ1月24日広済寺(領家)で火災防御訓練が実 施されました。  訓練は本堂から出火したとの想定で行われ、地区住民のほか、領家女性防火 クラブ、英田地区自主防災クラブや能瀬分団、津幡町消防本部などが訓練に参 加し、有事の際の初期消火訓練や重要物件の搬出など、防災協力体制の連携を 確認しました。 ■海外にも広めよう!(1月30日)  リトル・アース津幡 「新年会と旗源平」  国際交流ボランティアサークル「リトル・アース津幡」によるイベント「新 年会と旗源平」が、1月30日に井上コミュニティプラザで開催されました。  一般参加者のほか、県内で働くアメリカやオーストラリア、イギリス出身の 国際交流員や外国語指導助手ら19人が参加しました。  ほとんどの参加者にとって「旗源平」は初体験でしたが、ルールが簡単なこ ともあって、石川の伝統文化を楽しんでいました。  オーストラリア出身の参加者は、「旗源平を母国の家族や友だちにも紹介し たい」と話していました。   ―――――――――――――  イベントガイド ――――――――――――   ■シグナス・ホールクルー募集!  文化会館「シグナス」のボランティアスタッフとして、イベントのサポート クルーを募集します。  経験や資格は不要です。満面の笑顔で、出演者・お客様をおもてなししませ んか。 【内 容】 イベント時の受付、チケットもぎり、座席案内、楽屋のお世話、       舞台関連作業の補助など 【対象者】 ・18歳以上の健康な男女(高校生不可)       ・積極的に活動に参加できる方 【その他】 報酬や交通費などの支給はありませんが、必要に応じて弁当など       の支給あり 【申込・問合先】 文化会館「シグナス」 電話076−288−8526 ■第55回 津幡町公民館大会 【日 時】 3月7日(日) 午後0時30分受付 【場 所】 文化会館「シグナス」ホール 【入場料】 無料  ○津幡町社会教育功労者表彰  午後1時〜  ○公民館活動発表       午後1時40分〜   ・笠野公民館活動発表   ・小矢部市埴生公民館「地域おやべっ子舞踊教室」   ・河合谷公民館 詩吟とお茶「吟鈴会と和み会」  ○記念講演 「ダニエル流いきいき生涯学習」   【時 間】 午後2時50分〜   【講 師】 ダニエル・カールさん         ドイツ系アメリカ人の翻訳家、タレント。流暢な山形弁を         話すアメリカ人として人気を集める。         アメリカ合衆国カリフォルニア州出身。 【問合先】 生涯教育課公民館係 電話076−288−2125 ■加茂遺跡遺物展示会  日本最古のお触書「加賀郡ぼう示札」が加茂遺跡から出土して10年。  これまでの調査成果を一堂に展示するとともに、加茂遺跡の性格や時代背景 などを考察します。  ○加茂遺跡出土遺物展  【日 時】 3月9日(火)〜16日(火) 午前9時〜午後6時  【場 所】 文化会館「シグナス」多目的室  【入場料】 無料  ○加茂遺跡講演会  【日 時】 3月13日(土) 午後1時30分〜  【場 所】 文化会館「シグナス」多目的室  【講 師】 国立歴史博物館名誉教授 吉岡康暢さん  【入場料】 無料  【問合先】 生涯教育課文化財係 電話076−288−2125 ■シニア体力アップステーション ○やわやわぁっとストレッチ体操 【日 時】 3月12日(金) 午後1時30分〜 ○レクリエーション 「ピロポロ」 【日 時】 3月19日(金) 午後1時30分〜 ○レクリエーション 「ティーボール」 【日 時】 3月26日(金) 午後1時30分〜 【場 所】 津幡町総合体育館  【参加費】 1回200円(保険料含む) 【申込・問合先】 サンズつばた事務局          電話076−289−3161(総合体育館内) ■石川県森林公園 イベント情報 ○春の芽観察会A(インフォメーションセンター)  【日 時】  3月21日(日) 午前10時〜  【定 員】  15組   【費 用】  600円  【受 付】  3月3日(水)〜10日(水)  【申込方法】 往復はがきまたはホームページから  【申込・問合先】 森林公園インフォメーションセンター           〒929−0323 津幡町津幡エ14            電話076−288−6449   ――――――――――――――――――――――――――――――――     /北/國/新/聞/* 津/幡/ニ/ュ/ー/ス/   ―――――――――――――――――――――――――――――――― ---------------------------------------------------------------------- 01:全国社会人相撲の前身、八朔大相撲を調査 400年の歴史後世に 津幡   町の歴史グループなどが情報、資料収集へ  02:大河ドラマ「義仲」誘致に連携 津幡町と小矢部市 合同要望も呼び掛け 03:3月16日に要望書提出 大河ドラマ「義仲と巴」 津幡町が誘致合同会   議 04:「おまん」商標登録 津幡町の有志グループ おにぎりのラベル完成 05:〈月〉の会・加越能、旗源平の巨大まといを手作り 14日、津幡町のイ   ベントで披露 希望者に貸し出す 06:まちづくり実験館、暗雲 津幡町の中心商店街 空き店舗、競売で落札    移転存続を検討へ 07:NHK会長 「義仲・巴」に高い関心 大河ドラマ 村津幡町長ら要請  08:一般会計128億9500万円 津幡町の新年度予算案 準通年型、2.   5%増  09:高齢化や人手不足で地元住民、山林荒廃に危機感 津幡町・倶利伽羅地区    県立大生が調査、きょう発表 10:2世誕生願い「千羽トキ」 津幡高のサポート隊 来月22日、いしかわ   動物園に体験コーナー開設  ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2010年01月30日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎全国社会人相撲の前身、八朔大相撲を調査 400年の歴史後世に 津幡町 の歴史グループなどが情報、資料収集へ   津幡町の歴史文化を探究するグループ「津波多百韻(つばたひゃくいん)会 」と同町教委は29日までに、毎年夏に町常設相撲場で行われる全国選抜社会 人相撲選手権(財団法人日本相撲連盟、同町、北國新聞社主催)の前身で、約 400年の歴史を誇ったとされる八朔(はっさく)大相撲の調査に乗り出した。 1969(昭和44)年に幕を閉じてから40年が過ぎ、記憶の薄れる八朔大 相撲の歴史を後世に受け継ぐため、広く情報提供を呼び掛け、散逸した資料を 収集する。  八朔大相撲は天正年間(1573〜1592年)から慶長年間(1596〜 1615年)にかけて始まったとされる。旧暦8月1日に、現在の同町加賀爪 にある弘願寺や同町清水の清水八幡神社の境内、津幡小の校庭に土俵を移しな がら開催されていた。  現存する羽咋市の唐戸山神事相撲と並び称される出世相撲として知られ、現 在の北陸三県はもとより、東京から大相撲の力士や大学生も集まったという。  町八朔大相撲協会が70年に清水八幡神社へ奉納した「八朔大相撲大関芳名 」には1906(明治39)年から69年までの大関が記されるが、それ以前 の記録は見つかっていない。土俵周辺には多数の露店が軒を並べ、見物客でご った返したと伝えられる。しかし、参加人数や相撲内容など細部を示す資料が ないため、町内外から広く情報を募ることにした。  津波多百韻会の宮本眞晴会長、勝崎努副会長、会員の平良雄さん、町教委職 員が29日、清水八幡神社を訪れ、大関芳名を調べた。  同会と町教委は6月12〜15日に特別企画展「宿場町つばたの生活文化展 」を開き、現存する大関の化粧まわしなど八朔大相撲の資料を展示する。宮本 会長は「八朔大相撲の歴史を後世に伝えるため、資料や写真を持っていたら連 絡してほしい」と呼び掛けている。連絡先は町教委生涯教育課=076(28 8)2125=まで。 〈02〉2010年02月04日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎大河ドラマ「義仲」誘致に連携 津幡町と小矢部市 合同要望も呼び掛け   小矢部市・津幡町交流推進協議会の総会は3日、同町役場で開かれ、武将・ 木曽義仲と巴御前を主人公に想定した大河ドラマ誘致で連携を深めることを決 めた。小矢部市が義仲をキャラクター化したピンバッジやポスター製作など、 誘致活動を紹介し、要望活動に津幡町の参加も呼び掛けた。  両市町議会や各種団体から36人が出席した総会では、村隆一町長、桜井森 夫市長があいさつし、双方のイベント参加や県境不法投棄防止合同パトロール を実施する事業計画など議案3件を承認した。国、県に対する国道8号の4車 線化や倶利伽羅トンネル整備促進の要望でも、連携を確認した。  この後、昼食会が町文化会館「シグナス」で開かれ、出席者が町立図書館に 設けられた「木曽義仲コーナー」を見学した。 〈03〉2010年02月05日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎3月16日に要望書提出 大河ドラマ「義仲と巴」 津幡町が誘致合同会議  津幡町大河ドラマ誘致推進協議会・実行委員会の第3回合同会議は4日、同 町文化会館「シグナス」で開かれ、タイトルを「義仲と巴」と題してNHKに 提出する要望書の最終報告が示された。要望書は3月16日、協議会長の村隆 一町長や谷口正一町議会議長ら8人が東京のNHK放送センターなどを訪れ、 提出する。  A4判57ページの要望書には、義仲と巴のキャラクター、主な登場人物、 第1話「巴の回想」から第45話までのタイトルと趣旨、「火牛の計」で知ら れる倶利伽羅源平合戦と古戦場など史跡をまとめた。会議出席者の意見を受け て修正を加え、提出までに仕上げる。  誘致推進シンボルとする木曽義仲、巴御前、火牛の計をイメージした「ゆる キャラ」のデザインとネーミングを、4月5日から5月31日まで募集する。 最優秀賞(1点)に商品券(図書券)3万円、優秀賞2点に同1万円を贈る。 問い合わせは津幡町産業経済課=076(288)2129=まで。 ●富山、長野県知事も要望10日  石井隆一富山県知事と村井仁長野県知事は10日、東京のNHK放送センタ ーを訪れ、木曽義仲と巴御前を題材にした大河ドラマの誘致を働き掛ける。昨 年1月に続く2度目の要望で、義仲ゆかりの小矢部市、木曽町の両首長のほか、 新たに石川県職員と、源平合戦の舞台、倶利伽羅古戦場を抱える津幡町の村町 長が参加する。  石井、村井の両知事は昨年1月、NHK放送センターに福地茂雄会長を訪ね、 両県の義仲ゆかりの地や50回のシナリオ例を盛り込んだ企画案を提出してい る。桜井森夫小矢部市長と、義仲の本拠地だった木曽町の田中勝己町長も同行 した。  さらに富山、長野県は、昨年8月に小矢部市などゆかりの自治体と「『義仲 ・巴』広域連携推進会議」を設置。会議には両県の16市町村が加わり、活動 を本格化させている。  関係者らは連携の拡大によって誘致活動を強めたい考えだ。 〈04〉2010年02月09日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「おまん」商標登録 津幡町の有志グループ おにぎりのラベル完成  津幡町北横根などに残る伝説ゆかりの「おまん小豆」で町おこしを目指す有 志グループの倶利伽羅「おまん小豆の会」は同小豆の赤飯、おにぎり、菓子を 「おまん」として商標登録した。藩政期に池の堤の決壊を見かねて人柱になっ た女性おまんと地蔵を図案化したパック用ラベルも完成。同会は8日、おにぎ り2個入り100パックを試作し、関係者らに披露した。  おにぎりの名称は「くりから源平おにぎり『おまん』」とし、同会長の中多 弘さん(69)=北横根=が自然農法で栽培し、はさ掛けしたコシヒカリを使 っている。  源平の旗にちなみ、おまん小豆入りの赤飯と地元特産のマコモ入り白飯の紅 白おにぎりを1個ずつと漬物を1パックに入れた。中多さんと平良雄さん(7 7)=加賀爪=、寺西国子さん(74)=庄=らメンバーが試作した。 ●五十嵐さん図案化  パック用ラベルは、おまんをしのぶ地蔵を本堂に安置する倶利迦羅不動寺 (津幡町)の先代住職の3女、五十嵐淳子さん(29)が顔彩で描いたイラス トを原画にした。伝説のおまんと地蔵、同寺近くの埴生大池、おまん小豆を図 案化し、「人のため 村のため おまんの心は 菩薩の心」の言葉を添えてい る。  同会は今後、おにぎりを各種イベントに出品し、同町の倶利迦羅不動尊西之 坊鳳凰殿の休憩所でも飲食メニューに加えることを検討している。 〈05〉2010年02月11日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎〈月〉の会・加越能、旗源平の巨大まといを手作り 14日、津幡町のイベ ントで披露 希望者に貸し出す  石川、富山県の有志で構成し、月にまつわる郷土の文化や風習の研究に取り 組む〈月〉の会・加越能は10日までに、金沢独特の正月遊び「旗源平」に使 う巨大なまといや旗、軍配、さいころを手作りした。太陰太陽暦(旧暦)の正 月にあたる今月14日の午後1時半から、津幡町竹橋の倶利伽羅塾で開く「旧 正月を偲(しの)ぶ」(北國新聞社後援)で披露し、希望者に貸し出す。  世話人代表の岡田良治さん=津幡町能瀬=、同副代表の加茂修さん=同町北 中条=らが手作りしたまといは高さ2メートル、旗は高さ1・5メートル。同 町が木曽義仲と巴御前を主人公に想定した大河ドラマ誘致に取り組むことから、 「火牛の計」で知られる倶利伽羅源平合戦の地をアピールする。  「旧正月を偲ぶ」は、岡田さんが講師を務めるセミナー「生命を育(はぐく) む月」、加茂さんの和太鼓、新月に摘み取った茶とぜんざいを楽しむほか、会 員の藤森みさ子さんがエコの歌を披露する。会費は1千円。問い合わせは岡田 さん=090(6276)8118=まで。 〈06〉2010年02月11日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎まちづくり実験館、暗雲 津幡町の中心商店街 空き店舗、競売で落札 移 転存続を検討へ  津幡町清水の中心商店街で町おこしや高齢者、障害者の支援などに取り組ん できた「まちづくり実験館」の利用する空き店舗が10日、金沢市内の不動産 業者に競売で落札された。不動産業者は空き店舗の取り壊しを想定しているた め、まちづくり実験館が立ち退きを迫られる可能性が大きくなり、今後の運営 に不安が広がっている。  まちづくり実験館は、2007(平成19)年10月に閉鎖した衣料品スー パーの鉄骨造4階建て空き店舗を所有者の了解を得て活用し、08年10月に 開設した。1階部分の230坪(約760平方メートル)を中心に利用し、津 幡の方言で「もったいない」を意味する「あったらもん市」と題したフリーマ ーケット、毎週土曜に不用品を競りにかける「助け合いオークション」などを 開催してきた。  フリーマーケットでは地域の障害者を店番として雇用するほか、昨年5月か ら全員が70歳以上の世帯の不用品を無料で引き取る事業にも乗り出した。当 初は古物商中心だったオークションは町内や近隣市町、富山県西部からも会社 員や主婦らの参加が増え、中心商店街の賑(にぎ)わい創出に一役買っていた。  空き店舗は今後、金沢地裁が売却許可決定を出し、不動産業者が代金を納付 すれば、売却が完了する。  同実験館では今後も不用品の引き取りを続ける。加茂修代表は「最後の日ま で困っている人に役立つ楽しいイベントを続ける。実験館の存続を望む声も強 く、移転を検討したい」と話している。問い合わせは同実験館=076(22 5)7575=まで。 〈07〉2010年02月11日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎NHK会長 「義仲・巴」に高い関心 大河ドラマ 村津幡町長ら要請   津幡町の村隆一町長は10日、石川、富山、長野県の関係者とともに、都内 のNHK放送センターで福地茂雄NHK会長と会い、木曽義仲と巴御前を題材 にした大河ドラマの実現を要請した。各県に伝わる2人の逸話を聞いた福地会 長は「大河ドラマになれば、面白いものになる」と高い関心を示した。  源平合戦の舞台として知られる倶利伽羅古戦場を抱える津幡町の村町長らは 「従来のイメージを打ち破る2人のドラマをつくりたい」と強調。2014年 度末に迫った北陸新幹線金沢開業の効果を高めるため、早期の大河ドラマ化を 働き掛けた。  昨年は、富山県の石井隆一、長野県の村井仁の両知事で福地会長に要請活動 を展開。今回は村町長ら石川県勢も加わり、「義仲・巴」の大河ドラマ実現に 向けた機運は高まりをみせている。今回の要望は、石井知事のほか、谷口正一 津幡町議会議長らが参加した。 〈08〉2010年02月18日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎一般会計128億9500万円 津幡町の新年度予算案 準通年型、2.5 %増   津幡町は17日、2010(平成22)年度当初予算案を町議会に内示した。 4月6日告示の町長選に村隆一町長が出馬しないため、経常経費を基本に経済 対策などを加えた準通年型で編成した。しかし、子ども手当や津幡小改築など により、一般会計は前年度当初比2・5%増の128億9500万円となり、 過去10年間で3番目の予算規模となった。  一般会計の歳入では、町税を同5・6%減の35億2813万3千円と見込 んだ。地方交付税は同9・3%増の37億7000万円を計上したが、臨時財 政対策債6億円を加えた実質的な地方交付税総額は同11・5%増となる。  11特別会計と2事業会計を加えた総額は225億4381万6千円で同3 ・7%減。議案は3月3日開会の町議会定例会に提出する。計上された主な事 業は次の通り。  ▽宝くじ助成事業補助金(岩崎太鼓保存会太鼓整備)230万円▽津幡小校 区放課後児童健全育成施設整備(つばたっ子新築)6519万3千円▽太白台 小校区放課後児童健全育成施設整備(もりもりクラブ増築)1800万円▽北 部公園整備1億1080万円▽津幡小改築14億4995万9千円▽地域交流 センター(仮称・津幡コミュニティプラザ)建設2億9290万円▽子ども手 当8億76万3千円▽大河ドラマ誘致推進120万9千円▽文化会館(シグナ ス開館5周年記念含む)1991万7千円▽消防団員新基準難燃活動服支給1 91万1千円 〈09〉2010年02月20日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎高齢化や人手不足で地元住民、山林荒廃に危機感 津幡町・倶利伽羅地区  県立大生が調査、きょう発表  津幡町の倶利伽羅地区振興会が里山、森林の保全状態を把握するため、全8 79世帯を対象に行った「里山・森林アンケート」の結果が19日までにまと まった。県立大(野々市町)の学生援農隊「あぐり」の分析では、高齢化や人 手不足による山林荒廃に危機感を抱く住民意識が浮き彫りとなった。20日に 現地で報告し、里山の再生プランづくりに生かす。  有効回答319人のアンケートでは、山への出入りについて242人が「少 なくなった」と回答。入らなくなった理由は「用がない」が32%、「山道が 歩きにくい」が27%、「クマなどの出没で危険」が21%、「体力の衰え」 が14%だった。  住民からは、高齢化や人手不足の影響で、山林の世話が不十分となり、山道 の荒廃や動物の出没などが進み、山へ入らなくなる悪循環が指摘された。田畑 や里山の荒廃を懸念する意見も多く寄せられた。  アンケートは県のいしかわ森林環境基金事業の支援を受け、昨秋に同地区全 世帯に全19項目の用紙を配布。あぐりの2年、市川広幸さん、川上洋平さん、 折戸美樹さん、1年の伊達彩香さんが集計結果を分析してまとめた。  「里山・森林アンケート報告と講演会」は20日午後2時から、津幡町竹橋 の倶利伽羅塾で開かれ、県立大の長谷川和久客員名誉教授が調査結果を報告。 金大大学院医学系研究科の安川緑准教授が園芸療法を取り入れた町づくりにつ いて講演する。  指導に当たった長谷川客員名誉教授は「学生が地域住民のぬくもりを感じな がら学んだ里山の厳しい現実を今後の研究に生かしてほしい」と話した。 〈10〉2010年02月22日(月)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎2世誕生願い「千羽トキ」 津幡高のサポート隊 来月22日、いしかわ動 物園に体験コーナー開設   津幡高のボランティア組織「朱鷺(とき)サポート隊」は21日までに、い しかわ動物園(能美市)で繁殖期を迎えたトキの2世誕生を願う「千羽トキ」 の製作に乗り出した。毎月22日の「トキの日」に合わせ、3月22日には同 動物園で、入園者がトキの折り紙とポストカード「トキメキカード」を作る体 験コーナーを開設。千羽トキの参加者を集め、繁殖成功を願う活動の輪を広げ る。  朱鷺サポート隊は、トキの学名「ニッポニア・ニッポン」にちなみ毎月22 日を「トキの日」に設定し、多彩な活動に取り組んできた。今月22日には、 トキの餌として津幡町内の水田で養殖してきたドジョウを初めて、いしかわ動 物園に贈る。  千羽トキは、生徒が昨年7月に実物のトキを観察するため訪れた新潟県佐渡 市で、トキの折り紙を見つけ、同動物園のトキがちょうど繁殖期を迎えたこと から企画した。  折り紙は、トキの淡いピンク色や、くちばしの赤と黒色を再現した専用品を 購入。同隊の生徒は、3月22日にいしかわ動物園へ千羽トキを届けるため、 こつこつと折り続け、これまでに約150羽が出来上がった。  体験コーナーは、1月17日に「展示・映像コーナー」がオープンした動物 学習センターのレクチャーホールに設ける。「千羽トキ」をはじめ、津幡高で 栽培した草花の押し花を使った「トキメキカード」作りが体験できる。同隊は、 動物園で定期的な体験コーナー開設も検討している。  千羽トキ作りは協力者を集め、活動を継続する。問い合わせは、津幡高の松 井元雄教諭=076(289)4111=まで。 ●トキの日、カード150枚配布  朱鷺サポート隊と生徒会役員は「トキの日」の22日、3年生全130人と 2年生のフラワーデザイン選択者20人が手作りしたトキメキカード150枚 をJR津幡駅前で配布する。津幡とくの幼稚園も訪れ、ポップコーンやトキメ キカードを作り、年長児と交流する。 --------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の記事データベース「ホッコクシンブン・ドットコム」  から抽出しました。申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「津幡ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・ふるさとメール「つばたメール1・2・SUN」の申し込みや解除は、津幡  町や北國新聞のホームページから行うことができます。   津幡町のホームページ  http://www.town.tsubata.ishikawa.jp/   北國新聞のホームページ http://www.hokkoku.co.jp/ 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