つばき143号             毎月第2木曜日発行  ご意見、ご要望などは下記まで          発行:野々市市 企画振興部 秘書広報課            広報広聴係 TEL 076-227-6056    FAX 076-227-6190           E-mail info@city.nonoichi.lg.jp   10月25日(日)、旧北国街道本町通りで「北国街道野々市の市」が開かれました。 このイベントは、本町2、3丁目の地元有志らが中心となり運営されています。  通りは歩行者に開放され、出店がずらり。布市神社の収蔵品展や、喜多家、水 毛生家などの町家の公開、弁慶の力石コンテストなど、野々市の歴史・文化を体 験できる催しも行われました。夜には野々市じょんから踊りの踊り流しや、子ど も会作成の夢灯路が訪れる人を楽しませ、幻想的な雰囲気が辺りを包みました。 <143号*メニュー> □安心して暮らし続けるために〜「地域見守りに関する協定」調印〜 □若い発想力で市特産のヤーコンをPR〜日本学校農業クラブ全国大会で優秀賞〜 □暴力反対! DV 防止に向けて〜パープルリボンキャンペーン2015〜 「野々市ニュース」 □安心して暮らし続けるために〜「地域見守りに関する協定」調印〜  10月22日(木)、市と生活協同組合コープいしかわは「地域見守りに関する協 定」を調印しました。コープいしかわは配達などの業務で市民と顔を合わせる際、 高齢者などに対し声掛けや安否確認を実施。異変があれば市や警察に情報を提 供します。  粟市長は「狭い面積の中に多くの世帯があり、一人暮らしや認知症の高齢者が 見えにくい。見守りへの協力はありがたい」とあいさつし、長谷川隆史理事長は 「少しでも地域住民の役に立てればと思う」と応えました。 □若い発想力で市特産のヤーコンをPR〜日本学校農業クラブ全国大会で優秀賞〜  10月27日(火)、翠星高校の食品科学研究会の生徒らが市役所を訪れ、群馬 県で行われた日本学校農業クラブ全国大会で市特産のヤーコンを題材に発表し、 見事優秀賞に選ばれたことを粟市長に報告しました。  生徒らは市の特産品に着目し、大根ずしなどをヒントにヤーコンずしを考案し ました。大会ではヤーコンの生産量や加工品について研究してきたことを発表。 審査員の質疑にも落ち着いて応え、学校として16年ぶりの快挙を成し遂げました。 □暴力反対!DV防止に向けて〜パープルリボンキャンペーン2015〜  “配偶者や恋人から振るわれる暴力をなくそう”という意識を広めるため、 11月を啓発月間として県内でキャンペーンが行われました。  市では市役所内にパープルリボンツリーを設置。来場者に、DVのない社会を 目指すメッセージカードの記入・飾り付けをしてもらいました。11月中旬には 約50のメッセージが寄せられ、カードには「みんな誰かの大切な人」「相手の気 持ちになってみて」など、優しい気持ちを込めた言葉が並びました。 ---------------------------------------------------------------------- 01:共同栽培でヤーコン増産 野々市市の10軒、来季から1カ所で 安定供   給へ作業効率化 02:コンビニで健診 野々市市 03:音楽劇の魅力満喫 野々市市の吹奏楽団、劇団企画 04:特産ヤーコンの収穫ピーク 野々市市、糖度高く 05:個性豊かな住まいを紹介 金沢ハウジングセンター 野々市市柳町でオー   プン 06:野々市市で7カ国の23短編アニメを上映 07:末松廃寺で旗竿の支柱跡確認 野々市市教委 「権威を裏付け」 08:草木染めで「野々市色」 サミットへツバキを染料に 商工会女性部が制   作へ ヤーコンやキウイでも挑戦  09:誘導旗を手作り 野々市市の矢作見守り隊 10:定年後は家庭菜園を JAののいち 生きがいづくりを推進 苗を配布、   細かな指導 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2015年11月05日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎共同栽培でヤーコン増産 野々市市の10軒、来季から1カ所で 安定供給 へ作業効率化  野々市市特産野菜ヤーコンの生産者グループ「ヤーコン倶楽部(くらぶ)」 は来季から、市内の畑1カ所で、栽培から収穫までを共同で行うことを決めた。 これまでは10軒がそれぞれ育てており、作業が負担となって収穫しきれずに 腐らせてしまう農家があった。共同生産で作業の効率を上げ、焼酎など人気加 工品向けに安定供給を図る。  ヤーコンは整腸作用や血圧安定の効果があり、健康野菜として知られる。生 で食べられるほか、市内では焼酎、せんべいなどの加工品が人気を集めている。 収穫時期は10月下旬から12月中旬で、倶楽部では年間約2・5トンを出荷 している。  計画では、市内にある会員の畑約30アールを使い、苗植えから水やり、収 穫を全て共同で行う。水やりは当番を決め、収穫は全員に参加を呼び掛ける。  作付面積は各農家の畑の合計と変わらないが、負担をカバーし合い、計画的 に栽培、収穫、保存できるため、出荷量の大幅な増加が見込めるという。  会員は平均年齢60代半ばと高齢化が進んでいる。スコップで実を掘り出す 作業がおっくうになって収穫期間にとりきれず、大半を腐らせている高齢農家 もある。各農家の生産量は不安定で、収穫終盤にならないと全体の年間出荷量 が把握できないため、積極的な販路拡大に乗り出せないでいた。  一方で、ヤーコン焼酎を販売するJAののいちからは今季、昨年の倍となる 800キロの注文があるなど、茶やせんべいなどを含めて加工品用の需要が高 まっている。  ヤーコン倶楽部の西本正明会長は「情報交換や交流の機会にもなる。市外に も売り出せるほどの出荷量を目指したい」と話した。 〈02〉2015年11月01日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎コンビニで健診 野々市市  コンビニエンスストア駐車場を会場とする「コンビニ健診」は31日、野々 市市御経塚3丁目のローソン御経塚北店の駐車場で行われ、市民らが受診した。 2年目の取り組みで、昨年の42人よりも多い55人が訪れた。  受診者は18〜74歳が対象で、健診用車両と特設テントで医師の診察のほ か、血圧測定、血液・尿検査を受けた。昨年、県のモデル市に指定されて初め て実施した。好評だったため、今年は市単独事業として行った。 〈03〉2015年11月16日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎音楽劇の魅力満喫 野々市市の吹奏楽団、劇団企画  野々市市を中心に活動する社会人吹奏楽団「石川フィルハーモニックウィン ズ」と市民劇団「劇団nono」の合同企画「音楽劇×ファミリーコンサート」 (北國新聞社後援)は15日、市文化会館フォルテで行われ、親子ら約150 0人が生演奏を織り交ぜた躍動的な劇を楽しんだ。  演目は「ブレーメンの音楽隊」で、場面転換では、楽団がクラシックや童謡 などを演奏した。子どもたちは手拍子や手遊びをしながらリラックスして吹奏 楽と劇の魅力を満喫した。 〈04〉2015年11月13日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎特産ヤーコンの収穫ピーク 野々市市、糖度高く  野々市市で12日、市特産野菜ヤーコンの収穫が最盛期を迎えた。今年は9 月の気温が低く好天が続いたため、糖度が高く仕上がったという。  同市中林3丁目の畑では、ヤーコン倶楽部(クラブ)副会長の小島茂治さん がスコップで土を掘り起こし、丁寧に芋を収穫した。  同倶楽部は12月中旬まで収穫を続ける。収穫量は例年並みの2・5トンを 見込んでおり、市内のスーパーをはじめ、学校給食や焼酎などの加工品用に出 荷する。ヤーコンのPRのため、22日午前10時から、市富奥防災コミュニ ティセンターで同倶楽部による料理教室(本社後援)が開かれる。  ヤーコンは整腸作用や血圧安定の効果が期待される健康野菜として根強い人 気がある。同倶楽部は来季から農家10軒が同じ畑に集まって、栽培から収穫 まで共同で行う。 〈05〉2015年11月08日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎個性豊かな住まいを紹介 金沢ハウジングセンター 野々市市柳町でオープ ン  「金沢ハウジングセンター野々市」は7日、野々市市柳町土地区画整理事業 施行地区でオープンした。住宅メーカー10社の個性的なモデル住宅12棟が 並び、初日から大勢の家族連れでにぎわった。オープニングイベントでは来場 者が800個の風船を一斉に飛ばし、マイホーム取得の夢を膨らませた。  同センターには大型の開口部やウッドデッキを設けた開放的な住まいのほか、 天井高が約3・1メートルのリビングや防音室を備えた住宅、家庭内の消費電 力を一元管理するシステムを導入した物件などが並んだ。木造軸組や鉄骨造り などの工法も紹介している。  展示場は金沢外環状道路海側幹線沿いにあり、大型会員制量販店「コストコ 野々市倉庫店」に隣接している。営業時間は午前10時〜午後6時で、水曜定 休となる。出展社、出展ブランドは次の通り。  アルスホーム、石友ホーム(2棟)、オダケホーム、ステーツ、積水ハウス、 住友林業、ダイワハウス、タカノホーム、タカノ一条ホーム、パナホーム、三 井ホーム 〈06〉2015年11月08日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎野々市市で7カ国の23短編アニメを上映  野々市市情報文化振興財団の「国際アニメーション・デー2015in野々 市」は7日、市情報交流館カメリアで開かれ、約70人が多彩なアニメ作品に 見入った。  広島国際フェスティバルの受賞作など7カ国23短編作品が上映された。ア ニメアートの普及と発展を目的に、国際アニメーションフィルム協会が県内で 初めて開催した。 〈07〉2015年11月25日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎末松廃寺で旗竿の支柱跡確認 野々市市教委 「権威を裏付け」  7〜9世紀に建立され、北陸最古の寺とされる野々市市の国史跡「末松廃寺 跡(すえまつはいじあと)」で、祭事などで旗竿(はたざお)を掲げていたこ とが、市教委の発掘調査で分かった。市教委は寺院東側の二つの柱(はしら) 穴(あな)について、竿を差し込む穴の可能性が大きいと結論付け、手取川扇 状地開発の国家的な事業のシンボルだった同寺の権威を裏付ける発見としてい る。  旗竿の支柱跡は、この時代の全国の代表的な建物で見つかっているが、石川 県内では初となる。市教委によると、穴は縦1・3メートル、横1・1メート ルで、約3メートル離れている。木製の柱の間に布製の旗を取り付けていたと 推測される。  穴は1966、67年度の調査では塀か門とみられていた。今年度の調査で 近くに同様の穴がなく、別の箇所で寺院と外を区切る「区画溝」が見つかった ことから、用途が明らかになった。  区画溝の発見で寺院の規模が想定より大きくなる可能性が出ており、来年度 は他に溝がないか調べる。  市教委は14年度から22年度までの計画で発掘調査、整備事業を進めてい る。28日の現地説明会で成果を報告する。 〈08〉2015年11月19日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎草木染めで「野々市色」 サミットへツバキを染料に 商工会女性部が制作 へ ヤーコンやキウイでも挑戦   野々市市商工会女性部草木染部は、市花木のツバキなど野々市の名物を染料 とした草木染めの制作を始める。2017年3月18、19日に全国椿(つば き)サミットが野々市で開かれることから、県内外の愛好家に市民が一丸とな ってツバキのPRに取り組んでいることを示す。ヤブツバキから出る薄いピン ク色を布に定着させるのは難しく、研究を重ねて商品化を目指す。  1995年に発足したグループは、活動開始当初もツバキを染料とした草木 染めに挑戦したが、色が濃く定着しなかったり変色したり、思い通りの色が出 せずに断念した。その後20年間、ヨモギやアカネ、アイの葉などさまざまな 素材で制作を続け、染め方も上達した。  今回、1年半後に控える全国椿サミットを、市とグループ活動を紹介する絶 好の機会と捉え、再びツバキの作品に挑むことにした。スカーフやポケットチ ーフ、Tシャツなど色鮮やかで色落ちしにくい品に仕立て、サミットでの展示、 販売を目指す。  同グループは今後、色を定着させる作業「媒染(ばいせん)」に必要な液の 種類や、ツバキを採取する時期などをいろいろ試し、最適な色合いが出る方法 を研究する。  同時に、市の特産野菜ヤーコンの葉や茎を使った作品に挑戦するほか、特産 フルーツであるキウイの作品制作にも取り掛かる。  長尾喜代美代表は「サミットに集う全国の愛好家に、草木染めで野々市の魅 力発信に貢献したい」と意気込んだ。 〈09〉2015年12月03日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎誘導旗を手作り 野々市市の矢作見守り隊  野々市市矢作見守り隊は1日、児童の登校の見守り時に使う誘導旗の製作を 始めた。  これまで既製品を約20年間使っていたが、古くなったため手作りすること にした。隊員5人が矢作公民館に集まり、黄色の布を縦50センチ、横30セ ンチに切り、布の周囲を縫って補強し、60センチの棒を付けた。市キャラク ター「のっティ」をあしらい、最終的に12枚作る。  泉泰彦隊長は「自分たちで手作りしたので温かみのある仕上がりになった」 と話した。同隊は矢作町内会の2カ所で毎日、児童の登校を見守っている。 〈10〉2015年12月01日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎定年後は家庭菜園を JAののいち 生きがいづくりを推進 苗を配布、細 かな指導  JAののいち(野々市市)は、勤め先を定年退職した組合員らを対象に、家 庭菜園の支援事業に力を注いでいる。野々市は耕地面積や大規模農家が少ない ため、農業振興だけでなく、生きがいづくりも推進する。県内JAでも珍しい 取り組みで、苗を配布して園芸指導員が助言までを行うきめ細かな支援が人気 を集めている。  毎年、春と秋の2回に分けて種や苗を無料配布する。ブロッコリー「スティ ックセニョール」、ハクサイ「タイニーシュシュ」などの品種もあり、約10 0種類から好きな野菜を選んでもらう。定年退職した組合員、准組合員に呼び 掛けており、兼業農家や園芸栽培初心者が多い。  3年前の開始当初の6人から18人に増え、参加者からは「おいしいと言っ てもらえてやりがいが持てる」「家族との会話が増えた」との声が上がってい る。今では40〜50種類の野菜を栽培する初心者や、直売所に出荷する人も 出てきた。  3年前に園芸栽培を始めた川畑良一さん(65)=末松2丁目=はハウスを 新たに建設し、収穫分の3分の2を近所にお裾分けしている。川畑さんは「変 わった野菜も作れるようになり、やりがいを感じる。近所付き合いも増えた」 と話す。  野々市は県内自治体で面積が最も小さく、区画整理事業などで商業施設や住 宅が増え続け、約30年前を比べると、耕地面積は半分に減った。農産物の産 地化や生産量の大幅な引き上げのような農業振興だけでなく、都市近郊の立地 にあるJAならではの取り組みとして、2012年8月から家庭菜園支援を始 めた。  直売所への積極的な出荷を推奨しており、西村信夫組合長は「地元Aコープ の直売コーナーなど、野々市産取扱量のアップにも貢献したい」と話した。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。申し込み  はhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「野々市ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。  コピーや加工、再配付はしないでください。 ・「つばきメール野々市」の申し込みや解除は、野々市町や北國新聞社のホー  ムページから行うことができます。   野々市市ホームページ  http://www.city.nonoichi.lg.jp/   北國新聞社のホームページ http://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------