「つばきメール野々市」平成25年7月11日(第114号)                         毎月第2木曜日発行  ご意見、ご要望などは下記まで          発行:野々市市 市民生活部 市民協働課            広報広聴担当 TEL 076-227-6056    FAX 076-227-6259           E-mail info@city.nonoichi.lg.jp   地域に住む外国人と日本語サポーターが、会話を中心に交流しながら日本語を勉強する 日本語教室が5 月21 日(火)情報交流館カメリアで開講し、 中国、フィリピン、マレーシア、メキシコ出身の留学生や主婦ら4人が参加しました。 自己紹介の後、「買い物での表現を勉強したい」「病院へ1人で行けるようになりたい」など、 日本語を学ぶ目標や日本での生活について話し合いました。 教室は、1 年間で全20 回程度を予定。随時、受講生を募集しています。 <114号*メニュー> □ やさしさ、思いやりの心を忘れずに〜人権の花運動 □お互いの価値観を認め合う社会に〜市各種女性団体連絡協議会10 周年記念講演 □スポーツを通して楽しく交流〜市老人クラブ連合会大運動会 □北國新聞「野々市ニュース」 □やさしさ、思いやりの心を忘れずに〜人権の花運動 草花を育てることを通して、思いやりの心を持ってもらおうと、 市の人権擁護委員3 人が5 月28 日(火)、菅原小学校を訪れ、 サルビアやマリーゴールドの花苗を手渡しました。 委員の宮城さんは「人の命と同じようにお花も大切に育ててください」と呼びかけると 児童代表の後勇也君は「たくさんの花で明るく元気な学校にしていきたいと思います」と答えました。 参加した4 年生77 人は、花苗をプランターに植えかえ、学校入口にきれいに並べていました。 □お互いの価値観を認め合う社会に〜市各種女性団体連絡協議会10 周年記念講演  市内の女性団体が集まる各女連が6月18日(火)、 創立10 周年を記念して「こころの言葉」と題した講演会を開き、約330 人が参加しました。  奈良県薬師寺の執事・大谷徹奘さんは 「人間はそれぞれが持っている価値観が違うのだからぶつかることは避けられない。 その違いを認める広い心が幸せを生み出す」と、ユーモアを交えて話しました。  会では、上野弘子各女連会長、藤村恵子講演会実行委員長があいさつし、10 年の節目を祝いました。 会場には男性の姿も。性別を超え、人間のあり方を考えました □スポーツを通して楽しく交流〜市老人クラブ連合会大運動会  6 月8 日(土)市民体育館で市老人クラブ連合会大運動会が開かれ、 各地区から約400 人が参加しました。 田中副市長は「体を動かす喜びを実感していただき、精一杯けがのないようにプレーしていただきたい」 と激励の言葉を送りました。 一打入魂では同得点によるサドンデスが行われ、一球ごとにため息と歓声が入り交じり、 手に汗にぎる戦いが繰り広げられていました。  今年は富奥地区の健寿会と郷地区の松寿会が同点優勝でした。 ---------------------------------------------------------------------- 01:七ケ用水の恩恵学ぶ 野々市市末松 住民らが初の見学会 児童、壁新聞   で結果報告へ 02:虫送り継承へ、保存会再興 野々市市富奥地区 住民有志17人 20日   開催 啓発活動にも尽力  03:ITバス停の実用化目指す 野々市産業戦略会議 04:野々市市が公式ページ フェイスブック、来月開設 05:ツバキ育成の温室整備 日本ツバキ協会野々市支部 サミット目指し 06:学校給食、全てセンターで調理 野々市市で新施設起工  07:北窓 給湯の無料サービス始まる 野々市市の温泉スタンド 08:全国住みよさランク 野々市市、今年も2位 かほく市13位、能美市は   19位 09:市町議会(13日) 野々市市 柳町は来年7月に 区画整理事業の認可   見通し  10:ほくりく水紀行(19) ミネラルウオーター(野々市市) 白山が育み、   森が磨く 長い名前に愛着込め ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2013年06月30日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎七ケ用水の恩恵学ぶ 野々市市末松 住民らが初の見学会 児童、壁新聞で 結果報告へ  野々市市末松の住民でつくる「環境保全ネット末松」は29日、手取川扇状 地を潤す七ケ用水の仕組みを学ぶため初の現地見学会を開き、32人が取水口 がある白山市鶴来地区の管理センターと川北町中島の発電所を訪ねた。末松子 ども会の小学生19人も参加し、市子ども会育成連絡協議会主催の壁新聞コン クール(北國新聞社後援)に出品するため熱心に取材した。  管理センターでは枝分かれする七ケ用水のルートを学び、9年前に大量の水 と落差を利用して作られた水力発電所では大きな発電機に目を見張った。1年 間の発電量が390万キロワットで、一般家庭1100戸分の年間電気使用量 に相当するとの説明に「七ケ用水はスケールが大きい」との声が聞かれた。  同ネットは環境保全活動を始めて6年たつ。地元の末松を中心に進めてきた これまでの調査研究の視点を変え「末松の川の水はどこからやってくる」をテ ーマに、七ケ用水の全体像を探る活動として計画した。  事務局を担当する川畑良一さんは「見学会と学習会を、広い視点に立ってふ るさとの水を考える機会にしたい」と話した。末松にキャンパスがある県立大 ビオトープ研究会の学生も協力した。 〈02〉2013年06月29日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎虫送り継承へ、保存会再興 野々市市富奥地区 住民有志17人 20日開 催 啓発活動にも尽力  野々市市富奥地区の伝統行事・虫送りを長く継承しようと、長年虫送りに携 わってきた住民有志17人は、休眠状態が続いていた保存会を再興した。27 日、富奥公民館で再結成総会を開いて来月20日の虫送り大会(北國新聞社後 援)成功を期し、年間を通じて啓発活動に取り組むことを決めた。  保存会は14年前に結成されたが、実際の運営は町内会や公民館が担ってき た。その町内会も役員が毎年交代するケースが増えて、虫送り経験のある指導 者が次第に減少した。  継承を危ぶむ声が広がり、今年に入ってから「虫送り太鼓の音を聞くと胸が 高まる」という伝統行事を愛してやまない60代前後の人たちが中心となって、 保存会の立て直しと組織強化を決めた。  新しい保存会は代表と、ブロック各代表の地区長4人、町内会代表の総代、 事務局で構成する組織に改めた。 ●代表に長井さん  地区長の小島茂治(しげはる)さん(62)は「小学生のころから毎年虫送 りを楽しみにしていた。農業に従事する者としても絶やしてはならない伝統行 事と思っている」と力を込めた。代表に選ばれた前富奥公民館長の長井廣長 (ながひろ)さん(82)は総会で「虫送りを長く続けていくために力を尽く す」とあいさつし、次代を担う児童生徒への啓発活動にも取り組むとした。  富奥地区の虫送りは明治以前から続き、今も昔と同じ14集落が太鼓を打ち 鳴らし、旧富奥小跡の市スポーツランドふれあい広場に集結して行われる。地 区挙げての虫送りは野々市市内唯一で、近隣自治体でもまれとなっている。今 年の虫送り大会は7月20日午後8時に高さ約15メートルの大たいまつが点 火され、子ども相撲大会や写真コンテストも行われる。 〈03〉2013年06月28日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ITバス停の実用化目指す 野々市産業戦略会議  野々市市内の商工農業者有志24人でつくる野々市産業戦略会議は27日、 同市役所で第2回通常総会を開き、ITバス停の実用化を目指すなど、今年度 の事業計画を決めた。  ITバス停とは、市内に111カ所あるコミュニティーバスのっティのバス 停に、バスの運行状況や防災、防犯情報などが分かる通信情報機器を民間主導 で設置する構想。実用化を目指し、今年度は技術課題などについて検討すると した。  市民がイベントなどで集うのっティセンター(仮称)設置について、道の駅 を参考に研究することを決めた。佛田利弘理事長、粟貴章市長があいさつした。 〈04〉2013年06月28日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎野々市市が公式ページ フェイスブック、来月開設  野々市市は7月1日、交流サイト「フェイスブック」に公式ページを開設す る。20〜30代の職員9人がチームを組み、毎日、市の事業や季節の話題な どの情報を発信する。  27日、市長室で、粟貴章市長が初回掲載用の写真撮影に臨んだ。市のキャ ラクターのっティの着ぐるみとともにカメラに収まった。  市広報誌が7月に通算700号を迎えリニューアルすることに合わせ、開設 を決めた。粟市長は「市の行政を身近に感じてもらい、市民協働のまちづくり の一環としたい」と話した。県内自治体では8番目のフェイスブック活用にな るという。 〈05〉2013年06月25日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ツバキ育成の温室整備 日本ツバキ協会野々市支部 サミット目指し  日本ツバキ協会野々市支部は24日、野々市市役所で今年度総会を開き、ツ バキの育成温室整備を目指す方針を決めた。  育成温室は「椿ののいち」の原種保存や市花木ツバキ普及の拠点になるとし ている。2017年3月の野々市開催が内定している全国椿サミットまでの整 備を目標とする。  同支部長を務める粟貴章市長は「椿愛好会、椿ののいち生産組合などの関係 団体とも連携して取り組むことが大切だ」と述べた。  全国椿サミット野々市大会は毎年3月の花と緑ののいち椿まつり(北國新聞 社後援)に合わせて開かれる。来年3月の愛媛県松山大会で開催が正式に決定 する。 〈06〉2013年06月22日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎学校給食、全てセンターで調理 野々市市で新施設起工   野々市市の新しい学校給食センターが21日太平寺3丁目で起工した。来年 9月から運用を始め、隣接する既存センターと合わせて、市内7小中学校の給 食は全てセンター調理方式に変わる。  新施設は鉄骨2階建て、延べ床面積1850平方メートル。調理場のほか食 育活動用のホールを設ける。1日3500食を調理し、完成後は5小学校への センターとなる。同1750食の既存施設は2中学校用の給食センターとする。  新センターの建設、運営は、県内の学校給食施設では初めて民間事業者が担 うPFI方式が採用された。東京の給食会社グリーンハウスと佐藤工業、日立 ビルシステムなどで構成された野々市スクールランチサービスが、34億69 31万円の契約金額で建設し、18年間、運営に当たる。  建設現場で行われた起工式で、粟貴章市長が鎌入れを行い、工事の安全を祈 願した。 〈07〉2013年06月21日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎北窓 給湯の無料サービス始まる 野々市市の温泉スタンド  ◇…泉温37度のナトリウム塩化物泉を提供している野々市市田尻(たのし り)町の温泉スタンドで20日、給湯の無料サービスが始まった。  ◇…2年前の開設以来、利用が542件と少ないことから、管理する同市が 利用促進を図るため、26日までの実施を決めた。  ◇…7月以降も毎月26日を無料の日にしててこ入れを図る。「家庭で温泉 気分を味わって」と、市の担当者は熱くアピール。 〈08〉2013年06月19日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎全国住みよさランク 野々市市、今年も2位 かほく市13位、能美市は1 9位  全国の市を対象にした東洋経済新報社(東京)の「住みよさランキング」で 18日、野々市市が昨年と同じ総合2位に入った。同日発行の「都市データパ ック2013年版」に掲載された。安心度と利便度が1位、快適度は5位だっ た。  各種統計データをもとに算出し、県内からは、かほく市が13位(昨年18 位)、能美市が19位(同210位)に入った。能美市の躍進は誘致した大規 模工場の稼働などが好材料になったとみられる。1位は昨年と同じ千葉県印西 市だった。 〈09〉2013年06月14日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎市町議会(13日) 野々市市 柳町は来年7月に 区画整理事業の認可見 通し   【野々市市】本会議を再開し、7氏が一般質問した。粟貴章市長は計画中の 3土地区画整理事業の認可時期について、柳町地区は来年7月、中林地区と蓮 花寺・田尻・堀内地区は再来年9月を想定していると述べた。  3地区とも組合施行方式で区画整理を行い現在、市街化区域編入に向けた調 整が行われているとした。柳町地区では日本海側初となる米国資本の大型会員 制倉庫店「コストコ」の誘致を視野に準備が進められている。金村哲夫氏(五 鈴)の質問に答えた。 ●避難所で連絡会議  災害時の拠点避難所となる小中学校7校、野々市明倫高、県立大、金沢工大 と周辺町内会、市役所の連絡会議が7、8月、避難所ごとに初めて開かれる。  市の地域防災計画見直しで拠点避難所が7カ所から10カ所に増えたことか ら連携強化へ計画された。来年からは、拠点避難所単位の防災訓練実施も検討 されている。中村義彦氏(五鈴)への答弁。 〈10〉2013年06月12日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ほくりく水紀行(19) ミネラルウオーター(野々市市) 白山が育み、 森が磨く 長い名前に愛着込め  午前4時半、野々市市高橋町。薄暗く、静まり返った早朝の住宅街で、ホー スから地下水が勢いよく流れ出てきた。水源は地下133メートル。見る見る うちに、トラックに積まれた11トンタンクが水で満たされていく。同市が製 造するミネラルウオーターの原水の採取風景である。 ●予期せぬ人気   このミネラルウオーターは野々市の水道水と同じ水源からつくられており、 市制1周年を記念して2012年11月に発売された。なんと言っても名前が 面白い。  「野々市では、飲むのも、ゴハン炊くのも、決まってこの水です。あたりま えです。白山からの伏流水ですから。」  解説文がそのまま商品名になったような、ユニークなネーミングである。ア イデアの良さが功を奏したのか、発売半年で当初予想の約3倍となる1万63 8本が売れた。  「正直、そこまで売れるなんて思っていなかった」。当時、市企業局で企画 を担当した寺西憲一さん(57)=同市藤平田1丁目=は「何げなく飲んでい る水道水に価値があるんやと知ってほしかっただけなんです」と驚く。  商品名を決める会議は難航し、「ののいち銘水」「のっティウオーター」な ど6案の中から、なかなか決まらなかった。「分かりやすいのが一番じゃない か」。誰からともなく出た言葉が、「野々市の水のおいしさを伝えたい」との 思いを詰め込んだ名前を後押しした。  水のうまいまずいは感覚的なもの。それでも職員は、ちまたにあふれる他の ミネラルウオーターより野々市の水はまろやかでおいしいと断言する。寺西さ んは「『この水が一番』って金沢からわざわざ買いに来る人もいる。野々市の 水は別格なんや」とうれしそうである。その笑顔には、ふるさとの水への愛着 がにじみ出ている。 ●100年かけ平地へ   野々市の水がおいしいのはなぜか。手取川流域の水を研究する県立大の早瀬 吉雄教授は、霊峰白山の伏流水が生まれる環境に注目する。  水質汚染の原因となる窒素濃度が低い白山の「ざらめ雪」が雪解け水となり、 浄化されながら地下に浸透していく。その水は、樹木の茂った土壌のミネラル を吸収しながら100年かけて野々市などの平地までたどり着く。早瀬教授は、 この地下水を「白山が育み、森が磨いた水」と表現する。  数値で見ると、野々市のミネラルウオーターは他の自治体が売り出している 水に比べてミネラルが豊富だ。  野々市の水は100ミリリットルにナトリウムが1・3ミリグラム含まれ、 犀川を水源とする「金沢の水」の約4倍、地下水を水源とする「いよっ小松」 と比較しても約2倍である。カルシウムやマグネシウムなども同様の値が出て いる。ミネラルが多いと口当たりがまろやかになり、コーヒーやお茶がおいし く仕上がるという。  「1本どうぞ」。市職員から、冷えた500ミリリットルのペットボトルを 手渡された。口に含むと、飲みやすくて、自分好みである。「全都市住みよさ ランキング」で昨年、全国2位となった野々市市。その背景には、豊かな水資 源の存在もあるのだろう。  毎日飲む何の変哲もない水がおいしい。こんな幸せなことはない。(文・麻 柄瑶子、写真・三上聡一) ★〔自治体のミネラルウオーター(じちたいのみねらるうおーたー)〕  水道局の技術力や水資源の豊富さ、質の良さをアピールするために、全国各 地の自治体がペットボトルで飲料水を販売している。2007年に大阪市が水 道水のおいしさを訴えようと発売した「ほんまや」が評判となり、全国でブー ムとなった。県内では金沢、小松市が販売している。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。申し込み  はhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「野々市ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。  コピーや加工、再配付はしないでください。 ・「つばきメール野々市」の申し込みや解除は、野々市市や北國新聞社のホー ムページから行うことができます。   野々市市のホームページ  http://www.city.nonoichi.lg.jp/   北國新聞社のホームページ http://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------