「つばきメール野々市」平成23年2月10日(第85号)                         毎月第2木曜日発行  ご意見、ご要望などは下記まで          発行:野々市町住民生活部広報情報課            広報広聴担当 TEL 076-227-6056    FAX 076-227-6251          E-mail info@town.nonoichi.lg.jp  「こんなに体に良い野菜なのに、まだまだ知られていないんですよね」。 野〜根(やーこん)倶楽部の小島茂治会長は、ヤーコンの現状をこう話します。 ここ数年、町のあちこちで耳にする「ヤーコン」。南米アンデスが原産のサツマイモによく似たこの野菜は、 腸を整える作用や血圧を安定させる効果があると健康食品愛好家の間で注目されています。 そんなヤーコンを町の特産品として売り出そうと、野〜根倶楽部は平成21年6月に9人の会員で発足しました。 それまで、個人で生産・販売していたヤーコンを団体で扱うことで、在庫が安定して確保できるようになり、販路が広がりました。 今では町内の保育園や小中学校に卸し、給食として出されています。この日は、あすなろ保育園にヤーコンを届けていました。 「小さいときから食べていると、ヤーコンが身近な存在になるかなと思って。そうやって、普通に食卓に並ぶ野菜になってほしいです」。 現在は、収穫時期である11〜3月ごろに販売していますが、これを年間通してのものにしたいと保存方法などを研究中だそうです。 また、加工品の販売も考え、これまでにも、ジュースや粕漬け・味噌漬けにしたり、 巻き寿司や笹寿司の具に入れたりと工夫を重ねてきました。今年秋には、他の健康に良い野菜づくりにも挑戦し、 それらとヤーコンをセットにして売り出す予定です。  町の皆さんに健康野菜を提供したい、と小島さんは語ります。 「体に良い物を食べて健康でいれば病院に行かなくてすむし、医療費も減って良いことだらけです。 ヤーコンの調理方法などを紹介することで、もっと多くの人に気軽に食べてもらいたいですね」。 「野々市の冬の風物詩・ヤーコン」として定着する日を目指して、精根込めて育てています。 【ヤーコンに関する問い合わせ】 JAののいち営農センター内  野〜根倶楽部事務局 電話248−8954 ※昨夏の猛暑の影響で、今年の収穫量が少なくなっています。ご了承ください <85号*メニュー> □市制に向けた新たな門出を祝う〜新年互礼会 □野々市の魅力を発信しよう〜ののいち「里まち」ガイド養成講座が開講 □新たな安心安全の拠点に向けて〜白山警察署の起工式 □北國新聞「野々市ニュース」 □市制に向けた新たな門出を祝う〜新年互礼会 新しい年を迎えた1月4日(火)、恒例の新年互礼会が情報交流館カメリアで開催され、町内各界から約350人が集いました。 粟町長は新年の挨拶の中で平成22年国勢調査による本町の人口が5万人を大きく超えたことを発表し、 市制実現に向けて力強い決意を表明しました。 引き続き、西田町議会議長、吉田県議会議員の挨拶があり、金田野々市農協長の乾杯の発声で、飛躍の年の始まりを祝い合いました。 最後に、藤町連合町内会長の音頭で万歳三唱し閉会しました。 □野々市の魅力を発信しよう〜ののいち「里まち」ガイド養成講座が開講 県内19市町の中で、本町にだけボランティアガイドの団体がありません。 こうしたことから、昨年度、町内の有志が設立に向けた研究会を立ち上げ、ガイド団体設立の準備を進めてきました。 12月14日(火)には、念願の養成講座が開講し、3月まで計8回開かれます。 この日は、金沢市で活動する「まいどさん」代表幹事の芳野哲夫さんから、ガイドの役割とおもてなしの心について学びました。 受講者25人の年齢層は20代から70代まで幅広く、世代ごとに特色のあるガイドが期待されています。 □新たな安心安全の拠点に向けて〜白山警察署の起工式 県警の警察署機能強化計画の一環として、松任と鶴来の2つの警察署を統合し、 新設される白山署。白山市倉光に建設される新庁舎は、国道8号線や昨年10月に運用を開始した白山石川広域消防本部から近く、 町と白山市の安心安全の要所となります。新庁舎は、鉄筋4階建てで、県内最大の敷地面積約6,260uとなる計画です。 また、警察署で初の太陽光発電設備が導入されます。 12月21日(火)、谷本知事や粟町長など関係者約70人が出席し、起工式が行われました。竣工は来年4月の予定です。 ---------------------------------------------------------------------- 01:「のっティ」のチョロQ快走 野々市町 全国のマニアに人気 インター   ネット通販好調 02:多機能携帯で町案内 野々市町、263カ所の施設説明 03:3年生に悪質商法被害防止の冊子 野々市明倫高に野々市町 04:サティ御経塚店で本格運用 野々市町の情報ステーション 05:フォルテで椿まつり 野々市町が来月改修を記念 06:野々市町長選で粟氏に出馬要請 本町地区連合町内会が総会 07:ものづくりの現場取材 野々市町 カメリアキッズの小学生 08:ねんりんピックで「温かいもてなし」 野々市町実行委 09:野々市「町」から「市」へ看板変更 「新市の家計簿」切り詰め、倹約の   シール作戦 11月市制施行へ 前夜に突貫作業 10:4月19日告示、24日投票 野々市町長選 統一地方選と同日 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2011年02月05日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「のっティ」のチョロQ快走 野々市町 全国のマニアに人気 インターネ ット通販好調  野々市町が昨年9月に発売したコミュニティバス「のっティ」のチョロQが、 希少価値に注目した全国のマニアから人気を集めている。リクエストに応え、 1月中旬から始めたインターネット販売も好調で、3台入り2千円の4千セッ トが残り1200セットになった。町側は「バス利用率を一層高めたい」と、 関連グッズに負けない実車の快走を期待する。  チョロQは、昨年6月にのっティの累計乗客数が100万人を突破したこと を記念し、玩具メーカー「タカラトミー」(東京)が企画。同9月9日、バス と同様に青、赤、黄色の3台1組のセットで発売された。県内初のコミュニテ ィバスのチョロQ登場という珍しさから、発売初日は販売窓口の同町情報交流 館カメリア前に順番を待つ行列ができるほどの人気となった。  チョロQはカメリア窓口でのみの販売となっていたため、全国から通信販売 を求める声が町に寄せられ、町は1月18日からネット上で販売を始めた。  町のホームページで受け付けを開始した直後、北海道や長崎県などから申し 込みが相次ぎ、複数まとめ買いする人や日本在住の中国人からの注文もあった という。多田富喜男カメリア事務局長は「野々市町限定品というプレミアが人 気の背景ではないか」とみる。  チョロQは在庫限りの販売となる予定。のっティの昨年度の乗車人員は14 万8397人で、今年度はこれを上回る見通し。町側は「売れ行きが好調なチ ョロQにあやかり、実車の利用を促す方策を真剣に考えていきたい」(都市計 画課)としている。 〈02〉2011年02月05日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎多機能携帯で町案内 野々市町、263カ所の施設説明   野々市町は4日、多機能型携帯電話「スマートフォン」を使った町案内を始 めた。263カ所の施設に内蔵カメラを向けると、画面に施設の写真や説明文 が表示される。  民間提案型雇用創出事業で実施した。町案内の情報発信にはスマートフォン 用のソフト「セカイカメラ」を利用した。  携帯電話の衛星利用測位システム(GPS)を用い、事前に登録された施設 の前でスマートフォンをかざすと画面上に漫画の吹き出しのような「エアタグ」 が現れ、手で触れると町のキャラクター「のっティ」とともに町案内が表示さ れる。  対象施設は町役場やコミュニティバス停留所のほか、町外でも利用できるよ うにJR北陸線の小松―津幡間の駅も加えた。  移動型電子看板ともいえるこの仕組みは昨年10月、金沢市の大野醤油(し ょうゆ)醸造協業組合が観光案内に利用するなど民間で実用化が始まっている が、自治体が活用するのは「県内初ではないか」(産業振興課)としている。 〈03〉2011年02月03日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎3年生に悪質商法被害防止の冊子 野々市明倫高に野々市町    野々市町は2日、野々市明倫高3年生274人に、消費者トラブル防止のた めの啓発リーフレットを贈り、注意を促した。  若者を狙った悪質商法の被害を防ぐため、卒業後、一人暮らしを始めるケー スが多い3年生向けに初めて行った。同町環境安全課の寺尾庄司課長が3年生 代表の能戸雄大君にリーフレットと悪質商法を「断ち切る」意味を込めて爪切 りを手渡した。  寺尾課長は「トラブルに巻き込まれたら最寄りの自治体窓口に相談してほし い」と呼びかけ、能戸君も「メールで不審な勧誘を受けたことがある。気をつ けたい」と話した。 〈04〉2011年02月03日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎サティ御経塚店で本格運用 野々市町の情報ステーション    町行政や情報を発信する場として、野々市町が同町御経塚2丁目のサティ御 経塚店で実験的に取り組んでいた「ののいちHOT(ホット)情報ステーショ ン」が2日、本格運用を始めた。  同ステーションは、町内最大とされるサティ御経塚店の集客力を生かして、 昨年10月、同店2階の総合サービスコーナーに設置された。  町は今後町内の公共機関、団体が実施する事業のポスター掲示などを増やす 計画で、サティ側もコーナー拡大を検討している。町広報情報課は「町内外の 人たちに野々市の情報を伝える場にしたい」としている。 〈05〉2011年02月01日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎フォルテで椿まつり 野々市町が来月改修を記念    野々市町の花木であるツバキをテーマにした「花と緑ののいち〜椿まつり2 011」(北國新聞社後援)が3月19、20日、同町文化会館フォルテの改 修完成を記念して、同館を主会場に開催される。  建設から23年がたつフォルテは、全館で空調、照明などのリニューアル工 事が進められており、椿まつりがこけら落としの行事となる。  まつりは今年で22回目で、ツバキの生け花や切り花、盆栽、折り紙のほか、 ツバキを題材にした日本画、洋画などの美術作品を展示する。文学講演会や茶 会なども開かれる。  今年は町内の名産品を販売する特産物市の会場も館内に移す。 〈06〉2011年01月24日(月)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎野々市町長選で粟氏に出馬要請 本町地区連合町内会が総会   野々市町の本町地区連合町内会は23日、町中央公民館で開いた総会で、4 月に行われる同町長選で、現職の粟貴章氏(50)=1期=に出馬を要請する とともに、同氏の推薦を決めた。来賓として総会に出席した粟氏は明言は避け たものの「しっかりと胸に刻み、頑張りたい」と、意欲を強くにじませた。  総会ではこのほか、役員改選で藤力会長を再選し、長年、町内会長を務めた 石田聖悟氏と小西國夫氏に感謝状を贈った。  6月9日の任期満了に伴う野々市町長選は統一地方選と同じ4月19日告示、 24日投開票で執行される。粟氏の立候補は確実視されており、町長選ではほ かに動きは見られない。 〈07〉2011年01月16日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ものづくりの現場取材 野々市町 カメリアキッズの小学生   野々市町情報交流館カメリアで活動しているカメリアキッズの小学生13人 は15日、町内の店舗4カ所を訪ね、「ものづくり」の現場を取材した。  三納にある創業40年の印鑑店では「印は人なり。高級品を作るのは店のレ ベルを上げるため」と話す経営者尾崎利正さん(61)のこだわりに触れた。  店舗探訪は野々市の魅力発見のために計画された。撮影した映像は、サポー ト役の金沢工大生から指導を受けながら児童が自分で編集する。来月5日に発 表会を開き、ネット上でも公開する。 〈08〉2011年01月15日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ねんりんピックで「温かいもてなし」 野々市町実行委   昨年10月に開かれたねんりんピック石川2010の野々市町実行委員会は 14日、町役場で最後の総会を開き、温かいもてなしが同町で実施された水泳 競技の選手団に好評だったと大会を振り返った。  実行委会長の粟貴章町長が「野々市の良さや素晴らしさが全国に発信できた」 とあいさつし、大会を主管した県水泳協会の根布寛理事長も「温かなもてなし は、これまでのねんりんピックで初めて」と高く評価した。  野々市町を会場にした水泳競技には全国から43チーム、291人が参加し た。実行委は14日で解散した。 〈09〉2011年01月14日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎野々市「町」から「市」へ看板変更 「新市の家計簿」切り詰め、倹約のシ ール作戦 11月市制施行へ 前夜に突貫作業   今年11月の市制施行を目指す野々市町は13日までに、「町」と表示され た看板類を「市」に変更する際、上からシールを貼り付けて対応することを決 めた。市制移行には多くの経費が必要となるため、見栄えより倹約を重視する。 対象となるのは263件。同町の新年度当初予算案に関係費を盛り込み、新市 誕生前夜に突貫作業で衣替えを行う。 ●当初予算案に関係費  町は一昨年と昨年の2度、「野々市町」と表記された看板類をリストアップ した。263件の中には、町内の複数箇所にある町名表示板を一まとめにした 項目もあり、実際に変更しなければならない看板類はさらに多い。  市制施行に当たっては、看板以外にも変更しなければならないものが多数あ り、町は単独市制を敷いた愛知県みよし市など県外6市を視察した結果、主流 となっているシール作戦に着目した。  表面が平らな看板類はシール貼り付けで対応するが、中には「野々市町役場」 と表記されている役場前の表示板や、町の名前がレリーフで記された町花木ツ バキのモニュメント、石柱など、凹凸のある表示も少なくない。こうしたケー スは交換や彫り直しが必要だという。  「町」から「市」への表示変更にかかる費用は数百万円とみられ、町は現在、 新年度当初予算編成作業と合わせて実施計画を策定中。表示変更作業を行うの は市制施行の前夜で、町は「フライングや間違いは許されない」(総務企画課) と気を引き締めている。    野々市町の人口は、昨年10月1日実施の国勢調査を利用した町集計の推計 人口が5万1894人になり、市制要件の5万人を超えた。4月の町長選、町 議選後に開かれる町議会臨時会で市制移行議決、県への申請、国の告示を経て、 11月に市制施行となる見通しである。 ●そのほか「変わる」もの1200件  野々市町は昨年6月から7月にかけて、市制施行に伴う影響調査を行い、町 から市へ移ることで必要となる表記変更を点検した。  調査は看板類の表示変更のほか、住民基本台帳や市民税、介護保険、国民健 康保険などにかかわる住民情報システム、許認可事業の表記など、合わせて9 項目で実施した。変更が必要な案件は1200件に上り、164ある公印はす べて新しい印鑑に変更する計画だ。  町は、最も時間と経費を要するのは住民情報システムの変更とみており、1 億円以上かかるといわれる全体の経費を半分に抑えるよう、思案している。 〈10〉2011年01月13日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎4月19日告示、24日投票 野々市町長選 統一地方選と同日   野々市町選挙管理委員会は12日、6月9日の任期満了に伴う町長選の日程 を、統一地方選と同じ4月19日告示、24日投開票と決めた。同町は11月 の市制施行を目指しており、町長選は事実上、初代市長を選ぶことになる。  同選管は選挙期日の臨時特例に関する法令に基づき、投票率アップと経費節 減のため町長選を統一地方選として執行することを決めた。4月26日の任期 満了に伴う町議選も同じ日程で告示、投開票される。 ●粟氏、3月議会の冒頭で出馬表明か  町長選では現職の粟貴章氏(50)=1期=が、昨年の町議会12月定例会 で市制施行要件となる人口5万人達成の状況を見極めて出馬を判断するとして おり、立候補が確実視されている。町議会3月定例会冒頭で出馬表明するとの 見方も出ている。町長選ではほかに出馬をめぐる動きは見られない。  同町の有権者数は、昨年12月2日現在で3万6851人(男性1万837 3人、女性1万8478人)となっている。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。申し込み  はhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「野々市ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。  コピーや加工、再配付はしないでください。 ・「つばきメール野々市」の申し込みや解除は、野々市町や北國新聞社のホー ムページから行うことができます。   野々市町のホームページ  http://www.town.nonoichi.ishikawa.jp/   北國新聞社のホームページ http://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------