□■□                               □ ■□       ┃つ┃ば┃き┃メ┃ー┃ル┃野┃々┃市      ■□ □                               ■□■              毎月第2木曜日発行         ■□■□ **********第72号 平成22年1月14日**********  昭和41、42年の国営発掘調査から40数年の年月を経て、今年5月に文 化庁から『史跡 末松廃寺跡』発掘調査報告書が刊行されました。これを記念 したふるさとシンポジウムが、11月15日(日)情報交流館において開催さ れました。参加した約200人の町民や考古学研究家は古代のロマンに思いを はせていました。  基調報告では、末松廃寺と前後して建立したとされる北陸地方の扇状地に位 置する寺院調査の結果をもとにして、その用水の開発や条里地割りなどから、 手取川扇状地の開発と末松廃寺の地理的な役割を推測しました。報告では、塔 や金堂などの配置が、白鳳期、天平期、平安期と時代とともに変遷し、その姿 を少しずつ変えていたことや、末松廃寺独自の瓦が使われていたことなどが報 告がされました。  パネルディスカッションでは、古代仏教伝来や大和朝廷との関係など、国家 的プロジェクトの可能性が高いことが話し合われました。しかし、僧房など寺 院に備わっているとされるいくつかの建物跡が見つかっていないことなどから、 建立の意味合いや、塔が実際に建っていたのかなどの謎について今後の研究が 必要とされました。  最後まで会場は熱い思いがあふれ、これまで熱心に発掘調査に係わった地元 への賞賛の言葉やシンポジウムの定期的な開催などの提案が出されました。こ のシンポジウムを終えて、末松廃寺や周辺の古代遺跡による開発が、かつての 富奥村そして現在の野々市町の姿につながる歴史の重みを改めて感じさせられ ました。 ご意見、ご要望などは下記まで 発行:野々市町住民生活部広報情報課           広報広聴担当                 TEL 076-227-6056                 FAX 076-227-6251          E-mail info@town.nonoichi.lg.jp <72号*メニュー> □日本の至宝とも評される名手と〜BIG APPLE in NONOICHI 2009 □近い国をもっと身近に感じよう〜ロシアフェスティバルinののいち □おじいちゃんおばあちゃんに笑顔でお正月を  〜ふれあい事業「年賀状と障子張り替え」 □北國新聞「野々市ニュース」 □日本の至宝とも評される名手と〜BIG APPLE in NONOICHI 2009  11月21日(土)、22日(日)、毎年恒例となったジャズの祭典「BIG  APPLE」が文化会館で開催されました。  初日は、ワークショップでミュージシャンから一流の演奏を学びました。野 々市、布水の両中学吹奏楽部のクラリネット奏者は、ほかの出演者からも尊敬 を受ける日本のジャズクラリネットの第一人者北村英治さんから指導を受け、 緊張と興奮を感じていました。  2日目はコンサートで約800人の聴衆が演奏に酔いしれました。20日 (金)にも野々市中学で演奏が披露されました。 □近い国をもっと身近に感じよう〜ロシアフェスティバルinののいち  12月13日(日)、情報交流館カメリアでロシアの文化を体験するフェステ ィバルに約1,000人の住民が集りました。開催のきっかけは、昨年9月の 国際交流フェスティバルに参加したロシア留学生の皆さんが、こうしたイベン トをまたしたいと思ったことからだそうです。  一番人気は料理コーナーで、ブリンチキ(ロシア風クレープ)などを見なが ら「これどんな味?」と尋ねながら買い求めていました。ほかに民芸品の販売 やロシアの遊び、料理教室、ロシア語の体験など、さまざまな交流が生まれま した。 □おじいちゃんおばあちゃんに笑顔でお正月を  〜ふれあい事業「年賀状と障子張り替え」  年の瀬を迎えた12月、高齢者世帯の方へ、気持ちよくお正月を迎えてほし いという気持ちを込め取り組みが行われました。  13日(日)には、商工会青年部によるひとり暮らし高齢者宅の障子張り替え が行われました。今年は本町地区が対象で、約20人の会員が、31軒117 枚の障子を回収、張り替え、配達の作業に汗を流しました。  また、社会福祉協議会ではひとり暮らし・高齢者世帯の方へ町内の児童・生 徒が書いた年賀状を届けています。今回は、放課後児童クラブや野々市中学校 で約750枚が作成され、子どもたちからお年寄りへのあたたかい贈り物とな ります。 ---------------------------------------------------------------------- 01:精進誓い 奉納謡初め 野々市町の謡曲サークル 02:潜水で日本新 フリーダイビングの二木さん、野々市町長を表敬 03:学生アパート「住人」で設計 金沢工大建築学科 04:寅のみこし完成 野々市町下林地区 来年10月の祭りで練る 05:手作り門松で役場の玄関飾る 野々市町の山田さん 06:病院や施設に善意の贈り物 野々市町社会福祉協議会 07:園児に熱帯魚贈る 野々市町粟田4丁目の熱帯魚リース会社 08:「立涌」で加賀友禅 野々市町の伝統文様 金沢の業者らが協力 09:箔押しを体験 伝統工芸学ぶ 野々市町富陽小 10:野々市特産を東京で紹介 物産展、ヤーコン人気 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2010年01月11日(月)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎精進誓い 奉納謡初め 野々市町の謡曲サークル  野々市町中央公民館謡曲サークルの「奉納謡(うたい)初め」(本社後援) は10日、同町本町2丁目の布市神社で行われ、会員12人が素謡5番や仕舞 8番などを演じ、さらなる精進を誓った。  謡初めは、芸の上達と会の発展を祈願し、毎年行われている。会員は拝殿で 神事に臨んだ後、素謡「鶴亀」を皮切りに、仕舞「桜川」や「嵐山」などで流 麗な舞や朗々とした声を披露した。 〈02〉2010年01月09日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎潜水で日本新 フリーダイビングの二木さん、野々市町長を表敬  昨年11月にフィン(足ひれ)を履かずに潜るフリーダイビングのコンスタ ント・ウィズアウト・フィンで当時の女子日本記録を樹立したフリーダイバー の二木あいさん(29)=野々市町太平寺1丁目=が8日、同町役場を訪れ、 粟貴章町長に喜びを語った。  当時の日本記録を2メートル更新する水深45メートルまで潜った二木さん は「まだまだ記録を伸ばせる。今年は62メートルの世界記録を更新したい」 と話した。粟町長は「記録更新に向けて頑張ってほしい」と激励した。西田治 夫町議会議長にも報告した。  現在の女子日本記録は52bで、先月更新された。 〈03〉2010年01月08日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎学生アパート「住人」で設計 金沢工大建築学科  建築を学ぶ学生が自分の住むアパートの改修設計に携わる金沢工大の「Re −Design Apartment(RDA)プロジェクト」が7日までに 始動し、二つの物件で工事が始まった。「ワンルームでも開放感を」「大勢で 集まれるスペースがほしい」など、住人となる学生の希望を直接反映させて、 改修期を迎えたアパートに新たな魅力を吹き込む。  学生の生きた「教材」となるのはキャンパス周辺にある約290棟、480 0戸の大学提携アパート。大半が1990(平成2)年前後に建てられ、改修 の必要な建物が多い。  プロジェクトリーダーの建築学専攻修士2年、山下利史さん(23)による と、提携アパートの間取りは画一的で、多様化する学生のニーズに対応できな い場合が多いという。  建築学科の学生約10人は昨年7月、改修期を迎えていたアパート2軒の大 家から協力を得て設計に取り掛かった。宮下智裕同学科准教授と民間の建築事 務所が監修して設計案をまとめた。  野々市町高橋町にある1987(昭和62)年築の木造アパートの1室では、 壁などの工事が進んでいる。改修後に住人になる4年生外川祐輔さん(22) と山下さんらは、現場で実際の仕上がりと図面を見比べながら職人と意見を交 わした。  外川さんの希望を元に打ち出した設計のテーマは「緑」と「開放感」。植物 を置ける約2畳の土間や窓台を設け、浴室と台所を簡素化して広々とした居室 を確保した。新年度以降に駐車場の1区画を「共同農園」に造り替える構想も ある。  同じく野々市町高橋町にある別のアパートの1室は、建築を学ぶ学生が集団 で作業できるよう設計した。大きな図面を広げられる空間を取り、建築模型を 搬出するための第2の玄関を設けた。  工事2件はいずれも1月末に完了予定。山下さんは「取り組みを広げ、学生 にとって魅力ある物件を増やして、『学生街』としての活気を生み出したい」 と話している。 〈04〉2009年12月29日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎寅のみこし完成 野々市町下林地区 来年10月の祭りで練る  「干支みこし」が秋祭り(北國新聞社後援)で町内を練る珍しい風習がある 野々市町下林地区で28日までに、来年の干支であるトラのみこしが完成した。 制作した秋祭り実行委員会は、トラの堂々とした姿に、不景気を吹き飛ばせと の願いを込めた。  みこしは、高さ約1.6メートル、重さ約120キロ。鉄筋で骨組みを作っ て新聞紙や和紙を張り、表面には防水用の樹脂を塗ってスプレーで着色した。 同実行委員13人が11月から作業を始め、1カ月半ほどかけて完成させた。  干支みこし作りは、同地区にしかないみこしで住民の親睦(しんぼく)を図 ろうと、22年前から続いている。  今年は、プラスチック製のほうきでピンと立ったたてがみやひげを表現した ほか、目が光るように電球を埋め込むなどの工夫を凝らした。トラの迫力ある 表情や立つバランスが難しかったという。来年10月に行われる秋祭りでは、 みこしを台車に載せて地区内を練る。  みこしは、1月1日の同地区新年互礼会で住民にお披露目され、祭りまで同 町下林4丁目の下林会館で展示される。棒田晃実行委員長(52)は「立派な 仕上がりになった。来年は力みなぎる年になってほしい」と期待を寄せた。 〈05〉2009年12月29日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎手作り門松で役場の玄関飾る 野々市町の山田さん  元野々市町議会議長の農業山田清司さん(72)=同町三納=が28日、町 役場に手作りの門松1対を贈った。高さ1.8メートルの門松は役場正面玄関 に飾られ、迎春の雰囲気を漂わせている。  町議を24年間務めた山田さんは、町に恩返ししたいと、2年前から門松を 役場に贈っている。門松は、梅や松の枝のほか、センリョウや葉ボタンなどで 色鮮やかに飾り付けた。 〈06〉2009年12月23日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎病院や施設に善意の贈り物 野々市町社会福祉協議会  野々市町社会福祉協議会の歳末たすけあい慰問は22日行われ、町民生児童 委員85人が23班に分かれて県内の病院や福祉施設など52カ所を訪れ、お 年寄りら257人に慰問金を贈った。  今月から行っていた歳末たすけあい募金に約760万円が集まった。同町中 林4丁目の特別養護老人ホーム「富樫苑」には、粟貴章町長や宮崎昭男同協議 会理事長も訪れ、お年寄りを激励した。  慰問は、お年寄りや障害者、生活困窮者ら約1240人が対象。関係者が2 4日にも施設を回り、慰問金を贈る。 〈07〉2009年12月18日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎園児に熱帯魚贈る 野々市町粟田4丁目の熱帯魚リース会社  野々市町粟田4丁目の熱帯魚リース会社「ミズックス」の水越利勝社長(4 0)は17日、同町粟田保育園を訪れ、熱帯魚の入った水槽を贈った。園児は 一足早いクリスマスプレゼントに大喜びで、色とりどりの熱帯魚を目で追った。  サンタクロースの格好をした水越社長が、同園の玄関前廊下に高さ50セン チ、幅60センチ、奥行き30センチの水槽を設置した。グッピーやネオンテ トラなど8種約30匹の熱帯魚が水槽に入れられると園児は「小さい」「かわ いい」などと歓声を上げた。同社が毎月1回、無料でメンテナンスする。 〈08〉2009年12月18日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「立涌」で加賀友禅 野々市町の伝統文様 金沢の業者らが協力  日本立涌(たてわく)の会と金沢の染色業者らは17日までに、野々市町の 伝統文様「立涌」などを使った加賀友禅の商品開発に乗り出した。現代的なデ ザインを取り入れ、幅広い年齢層に加賀友禅の良さを知ってもらう。これまで に着物やワンピース、シャツなどを試作しており、関係者は「低迷する需要を 喚起し、県内の和装文化振興につなげたい」としている。  加賀友禅の生産額は1991(平成3)年度の200億円をピークに減少し、 昨年度は42億円となっている。着物離れが進む中、日本立涌の会の代表で県 和装文化協会の理事を務める田中竜之介氏が、協同組合加賀友禅染色団地(金 沢市)の奥田勝将理事長らに新商品開発を呼び掛けた。  染めた柄は、日本立涌の会がブランド化に取り組む「立涌」と、兼六園の冬 の風物詩である雪づりと麻の葉からイメージした「雪吊 麻」、そして「市松」 の3種類。直線や曲線から成る幾何学模様をベースにした意匠で、「シンプル な文様を用いたことで、年齢や性別も問わない作品に仕上がった」(田中代表) という。  着物だけでなく、洋服の試作にも取り組み、アパレルメーカー「ヒロ」(金 沢市)の大沼洋美社長が反物をワンピースやシャツ、ブラウスのほか、ペット ウエアに仕立てた。試作品は田中代表や若手舞踊家の孝藤左近さんらがモデル となり、PR活動を進める。  田中代表は「石川県の文化資産である着物や伝統文様の魅力を発信していき たい」と商品開発に向けた意欲を語り、奥田理事長は「加賀染の美と高い技術 力をぜひ見てほしい」と話している。 〈09〉2009年12月18日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎箔押しを体験 伝統工芸学ぶ 野々市町富陽小  金沢仏壇商工業協同組合の体験学習は17日、野々市町富陽小で行われ、4 年生約120人が箔(はく)押しを通して、ふるさとの伝統工芸の技術に理解 を深めた。  高松美津雄事務局長ら7人が同校を訪れ、仏壇作りの工程や箔押しの技法を 説明した。児童は山中塗(ぬ)りの平皿に、テープで漢字や幾何学模様などの 図柄を描き、箔はしを使って慎重に金箔を皿へ移した。テープをはがすと美し い模様が浮かび上がり、児童らが歓声を上げた。 〈10〉2009年12月15日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎野々市特産を東京で紹介 物産展、ヤーコン人気  野々市町物産展は14日、東京・有楽町のふるさと情報プラザで3日間の日 程で開幕した。2回目の今年は、町が特産化を目指している健康野菜「ヤーコ ン」を初出品したのをはじめ、草木染やキウイワイン、和菓子などの特産品が 来場者の人気を集めた。  野々市町の魅力を首都圏で発信するのが狙い。約40種類の特産品をそろえ、 3月の椿まつり(本社後援)などのイベントも紹介している。昨年に続いて訪 れたリピーター客もあり、法被姿で店頭に立った粟貴章町長は「うれしいこと であり、さらに野々市ファンが増えるよう頑張りたい」と話した。 ---------------------------------------------------------------------- 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