□◆□◆□◆□ 第116号『ふるさとの薫り・七尾情報』 □◆□◆□◆□                         平成26年1月24日    遅くなりましたが新年あけましておめでとうございます。  平成16年10月に七尾市、中島町、田鶴浜町、能登島町の1市3町の合 併で誕生した七尾市。早いもので今年は、新市が誕生して10年となり ます。  これまでを振り返ると市内では、平成21年に能登限定の無名塾による 能登演劇堂ロングラン公演「マクベス」が開催。平成23年「能登の里山 里海」が国内で初めて世界農業遺産に認定。平成25年には、能越自動車道 の七尾城山インターから七尾大泊インターまでが開通するなどさまざまな 出来事がありました。  さて、今年はどんな歴史の1ページが加えられるのでしょうか。これからも ふるさと七尾の情報に注目してください。  それでは、「第116号」をお届けします。 ---------------------------------------------------------------------- 七尾市は、市政を身近に感じ、たくさんの人に”ななおファン”になっていた だくきっかけづくりとして、七尾市公式『facebook(フェイスブック)』と 『Twitter(ツイッター)』を運用しています。 これまで以上に新鮮な情報を皆さんにお届けしますので、「いいね!」や「フ ォロー」をよろしくお願いします。 ■フェイスブック(表示名「七尾市役所」) ■ツイッター(表示名「七尾市」「@nanaocity」) 詳しくは↓ http://www.city.nanao.lg.jp/koho/shise/koho/sns/index.html ----------------------------------------------------------------------                                  ご意見、ご要望などは下記まで                ○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●                 発行:七尾市市民生活部広報広聴課                   電話   0767−53−8423                   ファクス 0767−52−2812                   E-mail  koho@city.nanao.lg.jp                ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○                   〜〜〜●第116号メニュー●〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 1.鱈まつり(ごっつおまつり)【平成26年2月1日(土)まで】   特別イベント       【平成26年2月2日(日)】 2.第3回770のひな人形展            【平成26年2月22日(土)〜 3月9日(日)】                   3.能登畠山文化講演会            【平成26年2月24日(月)】 4.新しいメールサービスを開始!            【平成26年3月1日(土)から】 ※ 市内各施設のイベントについて ☆ 北國新聞「七尾ニュース」 ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ ☆★☆ 1.鱈まつり(ごっつおまつり)  ☆★☆         地元産ならではの、納得の鮮度と価格!!能登島に泊まって「ぴんぴん鍋」 (魚すき焼き)をたらふく食べましょう。 ※ぴんぴんとは、能登島地域の方言で「新鮮な」や「元気がある」を意味  します。 ■開催期間 平成26年2月1日(土)まで      ■場 所  能登島の協賛旅館民宿12軒 ■内 容  七尾冬の味覚の代表である新鮮な鱈を使った       魚すき焼き「ぴんぴん鍋」、鱈子付き刺身、鱈切り身       白子の酢の物など ※ぴんぴん鍋は、宿泊者のみの提供です。 【特別イベント】 ■日 時 平成26年2月2日(日)10:00〜14:00 ■場 所 マリンパーク海族公園周辺(ひょっこり温泉島の湯横) ■内 容 タラ鍋、カキ貝炭火焼、特産品販売など 問 能登島観光協会 TEL0767−84−1113   http://n.rokuhoku.shoko.or.jp/info/local/2418    =================================== ☆★☆ 2.第3回770のひな人形展  ☆★☆  高さ4.8m、幅10m、奥行き5.5mの巨大な24段のひな壇が今年も 登場。県内外から寄付を受けた、約千体のひな人形が並べられます。今回は、 初めてひな壇を発光ダイオードで装飾し、光でお内裏さまとおひなさまを表現 します。  七尾に春を告げる『770のひな人形展』にぜひお越しください。 ■期 間 平成26年2月22日(土)〜 3月9日(日) ■場 所 メイン会場 フォーラム七尾(七尾駅前パトリア4階)      その他会場 ミナ.クル、能登食祭市場、一本杉通り、東部商店街            七尾駅など ■開館時間 平日(月〜金)10:00〜18:00       土日10:00〜17:00 ■入場料  無料 問 第3回770のひな人形展開催委員会事務局    TEL0767−54-0770 =================================== ☆★☆ 3.能登畠山文化講演会  ☆★☆    戦国時代に能登国を支配していた畠山氏が遺した畠山文化と七尾出身で 安土桃山時代に活躍した画聖長谷川等伯の偉大な足跡を語る講演会です。       ■日 時  平成26年2月24日(月)13:00〜17:00 ■場 所  ワークパル七尾(七尾市小島町) ■内 容  ・基調講演 「等伯と畠山文化」             講師 安部 龍太郎(直木賞受賞作家)       ・シンポジウム        ・等伯を偲ぶ交流会(巻き鰤、堅豆腐など郷土食の試食)        ■入場料  無料 ■定 員  200人(予定) 問 七尾の里山里海文芸紀行実行委員会(七尾市観光交流課)   TEL 0767-53−8436   E-mail kankou@city.nanao.lg.jp =================================== ☆★☆ 4.新しいメールサービスを開始!  ☆★☆         ご愛読いただいております「ふるさとの薫り・七尾情報」は、今年3月28 日付けの118号で終了となります。引き続き市からの情報は、 「インフォメールななお」で発信します。  これまでのイベントだけでなく、防災や福祉、子育てなどの多種多様な情報 をお知らせします。  利用方法や登録方法などの詳細は、2月28日付け117号のメールでお知 らせします。 ■名 称 インフォメールななお ■開始日 平成26年3月1日(予定) ■情 報 ・防災情報      ・七尾市からのお知らせ情報(観光、福祉、子育てなど) 問 広報広聴課 TEL0767−53−8423   ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ ★★★ 市内各施設のイベントはこちら ★★★ ◎ 能登島ガラス美術館 電話 0767−84−1175   → http://www.city.nanao.ishikawa.jp/glass/  ◎ 七尾美術館  電話 0767−53−1500   → http://nanao-art-museum.jp/ ◎ 七尾フラワーパーク のと蘭ノ国  電話0767−54−0300   → http://www.notorannokuni.com/ ◎ 能登演劇堂  電話 0767−66−2323   → http://www.engekido.com/   ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ ☆北國新聞ニュース ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 01:冬の能登島でダイビング/冬の日本海楽しんで/異業種団体企画 02:「わくたまくん」宛て88通/過去最多の年賀状/七尾市和倉温泉 03:旬、能登のカキ/クーポンで消費促進/日本海随一の産地PR/七尾で祭 04:ひな人形展、会場拡大/2月22日開幕/50カ所に 回遊性向上へ 05:写真1万枚でモザイク画/小丸山小5年生/旧校舎の思い出、形に 06:創業、後押しへ4者連携/県内初の協定/個別事業の情報を共有 07:1年通じて里山里海体験/七尾市能登島に定住者呼び込め/新年度から 08:熱々、海水の雑煮満喫/七尾市能登島長崎町/50年ぶりサギチョウチョウ 09:トラックで七尾魚PR/定置網漁業振興会/マグネットで「動く広告塔」 10:能登島にまき加工所/公民館、間伐促し里山保全/利用者に地域通貨 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〈01〉2014/01/01付朝刊――――――――――――――☆ ◎冬の能登島でダイビング/冬の日本海楽しんで/異業種団体企画   七尾市能登島の異業種団体「のとじまん会」は、能登島の冬の海を新たな観光 資源とする取り組みに乗り出した。第1弾として、今月25日から寒中ダイビン グを楽しむ宿泊メニューを始める。透明度が高く、冬ならではの海の魅力を広く PRし、冬の能登島観光のてこ入れを図る。  寒中ダイビングは、能登島野崎町の松島海水浴場で体験してもらう。会員であ る能登島ダイビングリゾートのインストラクターが指導する。  同リゾートによると、能登島周辺の海は内海で、冬でも波が荒れる日が少なく、 冬の日本海でダイビングが可能な数少ない海域だ。さらに、海藻が伸びる時期で、 海中で見ると深緑の森のような美しい景色が楽しめる。水温は10度以下だが、 ドライスーツの着用で問題ない。  のとじまん会によると、冬の能登島の民宿宿泊者数は、イルカウオッチングな どの観光資源がある夏の3分の1ほどに落ち込む。同会は異業種が一体となり、 北陸新幹線開業などで増える観光客を、冬の能登島に呼び込みたい考えだ。  ダイビングの参加者には会員の民宿に宿泊してもらい、ブリやタラ、ナマコ、 カキなど旬の海の幸を提供する。同会は今後も、能登島の食や自然などを活用し た誘客策を検討していく。 〈02〉2014/01/08付朝刊――――――――――――――☆ ◎「わくたまくん」宛て88通/過去最多の年賀状/七尾市和倉温泉  七尾市和倉温泉のゆるキャラ「わくたまくん」宛てに、過去最多となる88通 の年賀状が届いた。昨年の56通から約1・5倍に増え、差出人は北海道から福 岡県まで全国にわたる。同温泉観光協会は人気拡大に手応えを感じ、「温泉利用 者の増加につながってほしい」と期待している。  年賀状には、イベントに登場したわくたまくんとのツーショット写真などが印 刷され、イラストも描かれている。「わくたまくんに会ってファンになった」 「今年も和倉温泉に行きます」などと書かれている。  賀状の差出人にはわくたまくんから年賀状を送っており、昨年に誕生5周年を 迎えた際の写真や「今年も仲良くしてね」といったメッセージを添えた。12日 に同温泉で開催の北國冬花火・海鮮まるごと大鍋とうまいもん市などのイベント 情報も紹介している。 〈03〉2014/01/09付朝刊――――――――――――――☆ ◎旬、能登のカキ/クーポンで消費促進/日本海随一の産地PR/七尾で祭  ふるさと七尾冬の食材まつり実行委員会は、旬の能登かきの消費拡大を目指し、 12日、七尾市で開幕する「七尾湾能登かき祭」で初めて割引クーポン券を発行 する。多くの人に味わってもらい、七尾湾が日本海側随一のカキ産地であること を発信する。  七尾湾能登かき祭は今年で8回目。2月28日まで、七尾市中島を中心とした 18飲食店と6直売店で行われる。割引クーポンはかき祭のチラシやホームペー ジに掲載されている。一人千円以上飲食、購入すると利用できる。  飲食店ではかき祭期間中、焼きがきやかきフライ、かき飯などカキずくめの特 別料理を提供する。同実行委は飲食店や直売店の場所とともに、七尾の観光名所 を記したマップも用意した。  同実行委事務局の勢登豊さんは「祭の時期はカキが大きくなり一番おいしくな る。里山里海の恵みをたくさん味わってほしい」と来場を呼び掛けた。  2月15、16日は、同市能登演劇堂前広場で能登かき祭の特別イベントが開 催される。長さ約100メートルで約500席分の焼きがき用コンロや立ち食い 用コンロスペースを用意する。海鮮大鍋やかき飯、かきフライ、能登野菜などの 飲食ブースも設ける。 〈04〉2014/01/15付朝刊――――――――――――――☆ ◎ひな人形展、会場拡大/2月22日開幕/50カ所に 回遊性向上へ  七尾市の商業施設「パトリア」を中心に2月22日から始まる「第3回770 (ななお)のひな人形展」で、人形を飾る会場が、昨年の32カ所から50カ所 に拡大される。中心市街地の回遊性を一層向上させ、町ぐるみで七尾を「ひな見」 の街として定着させる。14日、パトリア内のフォーラム七尾で開かれた開催委 員会で決まった。  ひな人形展では、フォーラム七尾に高さ4・8メートル、幅10メートル、奥 行き5・5メートルの巨大な24段ひな壇を設け、県内外から寄付を受けた約千 体の人形を並べる。  昨年からは、来場客の流れを市街地全体に広げるため、一本杉通り、東部、中 央通り、リボン通りの4商店街、JR七尾駅、再開発ビル「ミナ・クル」、能登 食祭市場、金融機関も展示会場とした。商店街の店舗なども、代々受け継がれた 人形や飾られなくなった人形を飾った。  今年は初めて、24段ひな壇を発光ダイオード(LED)で装飾する。光でお 内裏さまとおひなさまを表現し、子どもたちを楽しませる。市各種女性連絡協議 会や市地域女性団体協議会など50団体が手作りしたつるし飾りも、華を添える。  このほか、展示会場を記したマップの配布やスタンプラリー、買い物レシート を使った抽選、演奏会などのステージイベントがある。  14日の開催委で、石垣宏委員長は「北陸新幹線金沢開業や能越道七尾氷見道 路開通を見据え、街中のにぎわいをつくっていきたい」と話した。人形展は3月 9日まで。 〈05〉2014/01/16付朝刊――――――――――――――☆ ◎写真1万枚でモザイク画/小丸山小5年生/旧校舎の思い出、形に   七尾市小丸山小5年生は、新年度に解体される旧校舎を惜しみ、旧校舎や運動 会などの行事を自分たちで撮影した写真約1万枚を組み合わせてモザイクアート を制作した。15日、新校舎でお披露目会が開かれ、児童や保護者が45年間の 思い出が詰まった校舎や、ふるさとの七尾に思いをはせた。  モザイクアートは縦2メートル、横5メートル。旧校舎の正面玄関や、桜の名 所小丸山公園、校下を流れる御祓川を描いた。使った写真には旧校舎の教室や中 庭、体育館、サッカー大会、運動会の練習などが写っている。青柏祭のでか山と 花嫁のれんは、児童が8色の小さな点約9万4千個を塗って表現した。  アートは、新年度に取り壊される旧校舎の思い出を形にして残し、七尾の名所 や文化も紹介したいと同校が企画した。県健民運動推進本部の「子どもドリーム フェスティバル事業」の助成を受け、昨年7月に制作を始めた。  お披露目会では、児童が制作の過程や苦労した点などを発表した。小林きあら さんは「体育館で友だちと遊んだのが一番の思い出。うまくできてうれしい」と 話した。  児童は、19日に金沢市の県立音楽堂で行われる同フェスティバル発表会でも アートを紹介する。発表会後は新校舎に飾られる。 〈06〉2014/01/18付朝刊――――――――――――――☆ ◎創業、後押しへ4者連携/県内初の協定/個別事業の情報を共有    七尾商工会議所と七尾市、のと共栄信用金庫、日本政策金融公庫は22日、七 尾での創業を支援する協定を結ぶ。行政、商工団体、金融機関による県内初の連 携協定となる。創業者の育成や助成制度など各組織が個別に行う支援策の情報を 共有し、創業から持続、発展を一貫して後押しすることで、市内の事業所数を増 やす。  協定では、4者が、他組織の支援策を把握し、創業者に必要な情報を全組織で 提供する「ワンストップ」の仕組みを整える。4者は、のと共栄信用金庫以外の 市内にある金融機関とも連携する。  七尾には創業支援策として、会議所による創業者育成の場「創業塾」の開催、 商店街の空き店舗で開業する際に費用を補助する市の「シャッターオープン事業」 などがある。ただ、各組織が違う組織の事業を把握しておらず、創業に向けた的 確な情報を提供できていない面があった。  協定後は、経営について知識を学びたい人が金融機関を訪れたら、窓口で創業 塾の存在を案内するといった連携ができるようになる。  七尾市内の事業所数は、1986(昭和61)年に5千を超えていたが、20 12(平成24)年には3600ほどに減少した。  北陸新幹線金沢開業や能越自動車道七尾氷見道路の開通により、各組織は創業 者の増加を見据え、支援態勢を強化し、事業所の減少を食い止める。さらに、事 業所を増やすことで、雇用の創出や定住人口の拡大につなげる。 〈07〉2014/01/20付朝刊――――――――――――――☆ ◎1年通じて里山里海体験/七尾市能登島に定住者呼び込め/新年度から  七尾市能登島長崎町の住民団体「能登島自然の里ながさき」は新年度から、同 町の豊かな里山里海環境を生かした体験プログラムを始める。耕作放棄地を使っ た農業や製塩、みそ造り、自然保全活動などを盛り込んだ年間プログラムを作り、 県内外から参加者を募る。里山里海の魅力を体感してもらうことで町へ愛着を持 つ人を増やし、定住者の獲得につなげる。  19日は、能登島で前日から田舎暮らしを体験している東京の市民大学「丸の 内朝大学」のメンバーや地元住民らが、製塩の見学や里山保全活動などを行った。  体験プログラムでは、耕作放棄地を活用した大豆や米の栽培、海水を煮詰める 昔ながらの製塩、大豆と塩を使ったみそ造りを行う。まき割りや林道整備などの 里山での活動にも参加してもらう。参加者は同団体や行政のホームページなどで 募集する。  同団体は以前にも、農業や里山保全を手伝うボランティア団体を受け入れてき た。能登島長崎町で可能な体験メニューを年間通して行うことで、島の自然や暮 らしをより深く楽しみ、体験できると考え、プログラム化することにした。  能登島自然の里ながさきは、昭和初期の長崎町の海沿いに並んでいた舟小屋や 製塩の小屋の再現にも取り組んでいる。参加者はこの舟小屋造りなども手伝う。  室屋哲生代表は「長崎の里山里海を発信し、ふるさとを離れた人もUターンし たくなるような、魅力あふれる町にしたい」としている。 〈08〉2014/01/20付朝刊――――――――――――――☆ ◎熱々、海水の雑煮満喫/七尾市能登島長崎町/50年ぶりサギチョウチョウ  七尾市能登島長崎町で19日、昭和40年代に途絶えた小正月の伝統行事「サ ギチョウチョウ」が約50年ぶりに復活した。地元住民ら約50人が、野菜や餅 などを海水で煮込んだ雑煮を味わい、懐かしい味を楽しんだ。  長崎漁港そばの広場に竹で2棟の小屋を組み、その中で、海水を入れた鍋を火 にかけた。続けてハクサイやネギ、鶏肉、餅、卵を煮込んだ。  海水は、塩分を抑えるために真水で薄めた。大半の住民が初めて食べる味で、 「素材からうま味が出ていてあっさりしていた」と笑顔を見せ、半世紀ぶりに食 べたという住民からは「懐かしい記憶がよみがえった」と喜んだ。  サギチョウチョウの起こりは不明ながら、戦前に行っていた記録が残っている という。能登島長崎町の住民団体「能登島自然の里ながさき」と能登島地域づく り協議会が地元の子どもに伝統を残すために復活させた。  参加者は海水を煮立たせた塩を使ったおにぎりも味わったほか、住民が持ち寄 った正月飾りを燃やした。 〈09〉2014/01/21付朝刊――――――――――――――☆ ◎トラックで七尾魚PR/定置網漁業振興会/マグネットで「動く広告塔」  七尾市内の定置網水産会社や漁協などでつくる七尾・能登島定置網漁業振興会 は、七尾沖などで捕れた魚のブランド名「いきいき七尾魚」を記したマグネット シートを作成した。県内外を走る会員のトラックや営業車などに貼り付け、「動 く広告塔」として七尾の鮮魚をアピールする。  「いきいき七尾魚」は、同振興会が2000(平成12)年に公募で決めたブ ランド名で、02年に商標登録した。しかし、県内での認知度は高くなく、魚の 輸送などで移動の多い会員の車を使ったPR作戦に乗り出すことにした。  北陸新幹線金沢開業や、のと里山海道の無料化、能越道七尾氷見道路の開通な ど交通アクセスの向上も追い風に、ブランド名を広めていく。  制作したマグネットシートは縦20センチ、横60センチで歩行者からも見え るサイズとした。青色の文字でブランド名「いきいき七尾魚」を入れ、7色の魚 などを描いたロゴマークを施した。50枚を用意し、七尾市鵜浦町の鹿渡島定置 では既にトラックに貼って走行している。  同振興会の事務局である七尾市は「市民にブランド名を周知させるとともに、 観光客に七尾は新鮮な魚が豊富であることを発信していきたい」(里山里海振興 課)としている。 〈10〉2014/01/22付朝刊――――――――――――――☆ ◎能登島にまき加工所/公民館、間伐促し里山保全/利用者に地域通貨  能登島の間伐を進めるため、七尾市能登島公民館は新年度、同公民館に「まき ステーション」(仮称)を設置する。地元住民が間伐材を持ち込んで、まきに加 工し、その量に応じて温浴施設などが利用できる「地域通貨」を受け取る仕組み で、里山の保全につなげる。  県内では間伐しても材木の使い道に困るケースが多く、積極的に間伐が行われ ずに、荒れたままになっている里山が多い。能登島公民館はこの状況を改善しよ うと、まきステーションによる里山再生に取り組むことにした。  まきステーションに置いた自動まき割り機で作ったまきを、まきストーブ利用 者などに販売する。間伐材を持ってきた住民には、現金ではなく地域通貨を渡す。  能登島公民館は、すでに自動まき割り機を購入した。26日に開かれる薫製講 座の受講生に自動まき割り機を体験してもらい、まきステーションの仕組みを説 明する。今後、利用希望者の声や、全国のほかのまきステーションの運営方法を 参考にして詳細な実施要項を決める。  能登島公民館の谷内玲香主事は「まきステーションを地元住民の新たな交流の 場にもしたい」と話した。