□◆□◆□◆□◆ 第111号『ふるさとの薫り・七尾情報』 □◆□◆□◆□                          平成25年8月23日    8月も終わりに近づきましたが、皆さんはこの夏どんな思い出を作ったのでし ょうか。  さて9月28日からは、いよいよ能登演劇堂ロングラン公演 無名塾「ロミオと ジュリエット」が開幕します。今回の公演も能登演劇堂ならではの舞台奥の扉 を開けた演出などで、感動を与えてくれることでしょう。 今からとても楽しみです。また、市民劇団 劇団Nの初ミュージカル公演「能登 の狸御殿」が8月31日、9月1日の二日間行われます。子どもから大人まで多くの 市民が参加しますので、ぜひご覧になってみてはいかがでしょうか?  それでは、「第111号」をお届けします。 ---------------------------------------------------------------------- 七尾市は、市政を身近に感じ、たくさんの人に”ななおファン”になっていた だくきっかけづくりとして、七尾市公式『facebook(フェイスブック)』と 『Twitter(ツイッター)』を運用しています。 これまで以上に新鮮な情報を皆さんにお届けしますので、「いいね!」や「フ ォロー」をよろしくお願いします。 ■フェイスブック(表示名「七尾市役所」) ■ツイッター(表示名「七尾市」「@nanaocity」) 詳しくは↓ http://www.city.nanao.lg.jp/koho/shise/koho/sns/index.html ----------------------------------------------------------------------                                  ご意見、ご要望などは下記まで                ○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●                 発行:七尾市市民生活部広報広聴課                   電話   0767−53−8423                   ファクス 0767−52−2812                   E-mail  koho@city.nanao.lg.jp                ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○                   〜〜〜●第110号メニュー●〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 1.七尾まちづくりフェスタ2013                  【9月1日(日)】 2.第72回七尾城まつり                       【9月14日(土)・15日(日)】 3.能登ふるさと博 蔵コンサートin鳥居醤油店                   【9月14日(土)】 4.お熊甲祭                        【9月20日(金)】 5.能登の賑わい伝統芸能の夕べ                   【9月20日(金)〜26日(木)】 6. 西湊まつり                  【9月22日(日)】 7.シーカヤック能登島里海フェスティバル                  【9月28日(土)・29日(日)】 ※ 市内各施設のイベントについて ☆ 北國新聞「七尾ニュース」 ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ ☆★☆ 1.七尾まちづくりフェスタ2013 ☆★☆  まちづくり基本条例が施行されて1年が経過します。条例の理念である「市 民が主役のまちづくり」、「協働のまちづくりの推進と普及」を目的に、活動 団体同士の情報交換や連携、広く市民に活動を紹介し、まちづくりの和を広げ るための場として開催します。 ■日 時 9月1日(日)9:00〜15:00    ■場 所 七尾サンライフプラザ:中ホール、視聴覚室、会議室、ほか ■内 容 ☆ブース出展【9:30〜13:00】  まちづくり活動に取り組む団体が活動PRや物販販売などを行います!         ☆講演会【13:30〜15:00】  テーマ:つぶやきを育てる、地域みんなでまちづくり  サブテーマ:住民のやる気と行動、モチベーションを育む留意点とポイント を考える。  講師:畠中 智子氏(高知のまちづくりを考える会代表)  対象:どなたでも聴講できます。 ☆分科会(誰でも参加OK!ただし、定員がありますので、参加希望者は事前 に申し込みが必要です!) @ファシリテーター養成講座【9:30〜11:00】 地域の課題解決に向けた場をつくることができる人材を育成するため、ファシ リテーター養成講座を開催します。 ※ファシリテーターとは、会議などで中立な立場を保ちながら議論をスムーズ に進行する役割の人。 講 師:畠中 智子氏(高知のまちづくりを考える会代表) 参加費:700円(テキスト代) 定 員:30人 Aダンボールで生ゴミを堆肥に!コンポスト体験講座【9:30〜11:00】 親子でエコ活動と循環型社会への貢献活動に取り組みましょう! 講 師:浜崎 泰彦氏(海O-CREATION-C代表) 対 象:どなたでも参加できます。特に親子での参加は大歓迎です。 参加費:無料(希望者にはダンボールコンポストを販売します【1,200円】)    Bまちづくり活動に活かすフェイスブック講座【11:15〜12:45】 活動の紹介や行事案内などを行う際、フェイスブックを通じて、気軽に情報発 信がしたい人!ぜひ、ご参加を! 講 師:加茂谷 慎治氏(潟Gイチツーオー代表) 参加費:無料 定 員:20人   Cふだんの料理にも使える!震災食の料理教室【11:15〜12:45】 もしもの災害のときにできる震災食を作ってみませんか。また、普段の料理に も使える震災食です。 講 師:橋本良子氏・新納佐和子氏(石川県栄養士会能登支部食育グループ) 参加費:無料(希望者には冊子の販売あり【1,050円】) 定 員:50人 ☆そのほかのイベント ・高階くれない太鼓【9:00〜9:20】 ・移動おもちゃ図書館(NPO法人ぽっかぽか)【9:00〜15:00】 ・託児室(事前申込が必要:700円/1時間)【9:00〜15:00】 (問)七尾市市民男女協働課 電話0767−53−8633     〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ☆★☆ 2.第72回七尾城まつり ☆★☆            日本五大山城の一つに数えられる七尾城の往事を偲ぶ全国詩吟大会をはじめ、 剣舞・太鼓・獅子舞など多彩な行事が催され、楽しい一日が満喫できます。 ■日 時 前夜祭 9月14日(土)18:00〜      本 祭 9月15日(日)10:00〜 ■場 所 七尾城跡本丸など ■内 容 邦楽の夕べ、ちびっこ演技、全国詩吟大会など (問)矢田郷公民館 電話0767−52−5240 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ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ ★★★ 市内各施設のイベントはこちら ★★★ ◎ 能登島ガラス美術館 電話 0767−84−1175   → http://www.city.nanao.lg.jp/glass/index.html  ◎ 七尾美術館  電話 0767−53−1500   → http://nanao-art-museum.jp/ ◎ 七尾フラワーパーク のと蘭ノ国  電話0767−54−0300   → http://www.notorannokuni.com/ ◎ 能登演劇堂  電話 0767−66−2323   → http://www.engekido.com/schedule2008.html   ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ ☆北國新聞ニュース ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 01:奉燈彩る絵、2枚同時新調/七尾市石崎西1区/演舞中に入れ替え 02:全国の山王小、集まれ/七尾市の震災支援で絆/11月、宮城県でサミット 03:高級貝トリガイ、養殖本格化/七尾湾で安定供給へ/9月、漁業権を初設定 04:七尾検定、上級合格でバッジ贈呈/95点以上で金、80〜94点で銀 05:長谷川等伯の傑作、ジャズ組曲に/ピアニスト守屋さん/フェスで初披露 06:明かりと踊りで七尾市田鶴浜町に活気/あかりまつり/東嶺寺でコンサート 07:等伯列車で生誕地ツアー/9月12、13日/七尾線に臨時便 08:長谷川等伯像囲み盆踊り/七尾駅前で初開催/1300人、画聖たたえ 09:七尾城跡を武者姿で巡る/9月にまつり/ウオークラリーで仮装 10:寺院群の案内、御祓中生が修理/10月に寺町サミット/看板塗り直す ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〈01〉2013/08/02付朝刊――――――――――――――☆ ◎奉燈彩る絵、2枚同時新調/七尾市石崎西1区/演舞中に入れ替え   3日に七尾市石崎町で開かれる石崎奉燈(ほうとう)祭を前に、同町西1区で 1日までに、高さ12メートル超の大奉燈を彩る絵2枚が完成した。絵は「岩上 (がんじょう)観音」と「捉鬼(そっき) 不動明王」で、同区によると、一つ の地区で絵を2枚同時に新調するのは同祭では初めて。当日は途中で絵を入れ替 え、観光客に2枚の絵の対比を楽しんでもらう。  絵は縦5メートル、横1・5メートル。石崎町在住者では2人だけの絵師とな った会社員中田剛さん(37)=石崎町西1区=が絵筆を振るった。岩の上に立 つ観音と鬼を捕らえる不動明王を約2カ月で仕上げた。  奉燈に飾られる絵は各地区で代々受け継がれ、破損などをきっかけに描き直さ れる。西1区は「観音」で、3年前の祭りで2枚の観音絵が破れた。  今年の運行指揮を執る竹田吉伸支部長(28)が観音絵を新調して祭りを盛り 上げたいと、2年前から中田さんに絵を依頼。中田さんは一層の盛り上がりを目 指し、不動明王も描いた。  西1区は奉燈の前面を飾る「大文字」も新調。竹田支部長は「町内会の皆さん の協力で完成した。一生の思い出となる祭りにしたい」と話した。 〈02〉2013/08/06付朝刊――――――――――――――☆ ◎全国の山王小、集まれ/七尾市の震災支援で絆/11月、宮城県でサミット  七尾市山王小などが東日本大震災で被災した宮城県多賀城市の山王小を支援し た縁で、今年11月2日に多賀城市で「第1回山王『絆』サミット」(仮称)が 開催されることが決まった。全国各地の「山王小」に参加を呼び掛ける計画で、 遠く離れた各地の山王小の児童がテレビ電話も使ってサミット後も交流を深める。  全国には「山王小」が13校ある。サミットは5日時点で、七尾市と多賀城市 をはじめ、埼玉県狭山市、東京都大田区の各山王小が参加する方向となった。各 校のPTAと学校職員が一堂に集い、児童たちの交流計画などを話し合う。  サミットの開催は、多賀城市山王小の関係者らが「震災を機に生まれた絆を大 切にしたい」と企画した。今月1日には同校の今野喜弘PTA会長や、狭山市山 王小の保護者でつくる「おやじの会」のメンバーが七尾市を訪れ、サミット開催 を打診した。  七尾市の山王小は震災後の2011年4月、被災地に「山王小」があることを 知り、同じ校名のよしみで支援を決めた。PTAが中心となり、各家庭から募っ た義援金と全校児童が折った千羽鶴を多賀城市の山王小に届けた。狭山市と大田 区の山王小も、義援金や物資などを支援した。  七尾市文化課によると、同市山王小の名称は、近くの大地主(おおとこぬし) 神社(山王神社)に由来する。奈良時代に現在の滋賀県にある山王社(日吉大社) の分霊を勧請(かんじょう)して創建したことから、「山王さん」と呼ばれてい る。  七尾市山王小PTAの伊藤隆行会長は「互いに行き来し合って末永い交流を目 指したい」と期待している。 〈03〉2013/08/07付朝刊――――――――――――――☆ ◎高級貝トリガイ、養殖本格化/七尾湾で安定供給へ/9月、漁業権を初設定  高級貝トリガイの養殖が来年、七尾湾で本格化する。県は9月1日付で、トリ ガイの漁業権を初めて設定し、県漁協組合員が来年7月に養殖を始める。県によ ると、トリガイの養殖は国内で2例目。肉厚でうまみが強い「もてなし食材」の 供給を安定させ、北陸新幹線金沢開業を見据え、誘客の中心メニューに育てる。  トリガイは二枚貝で、他産地の標準が長さ5〜6センチなのに対し、七尾湾産 は8〜10センチと大きいことが特長。大きいほど味が良く、七尾湾産は1個数 千円で取引されるものもある。  悩みの種は、漁獲量が安定しないこと。天然物は、底引き網漁に似た「貝桁網 (かいけたあみ)漁」で水揚げされるだけ。加えて、漁獲量が少ない年は資源を 守るため、禁漁にする。1989年以降、禁漁した年が7年あった。漁を行った 年でも、年間漁獲量は175〜50万3722キロと約3千倍の開きがある。  県は、供給を安定させ、「七尾へ行けばトリガイを食べられる」とPRするこ とが誘客につながると考え、2010年に県水産総合センターで養殖に必要な稚 貝の育成を始めた。稚貝の供給にめどが付いたため、県漁協が県に漁業権の設定 を申請した。  漁業権は、七尾市能登島の2カ所と、同市の石崎漁港、中島町、穴水町志ケ浦 の各1カ所の計5カ所に設定された。面積は0・35〜3・8ヘクタール。漁師 は来年7月、種苗を購入して育成用の箱に入れて海中に沈め、手入れを経て翌年 6月に出荷する。  トリガイはこれまで、首都圏の高級料理店やすし店に出荷されることが多く、 県は漁獲量の安定を地元での消費拡大につなげたい考えだ。  県は「養殖物の味は天然物と遜色が無い。漁獲量を増やして大勢の人に食べて もらい、地域振興につなげたい」(水産課)としている。 〈04〉2013/08/07付朝刊――――――――――――――☆ ◎七尾検定、上級合格でバッジ贈呈/95点以上で金、80〜94点で銀  七尾市は、市内の歴史や文化などの知識を問う「七尾検定」の上級合格者に特 製の合格バッジを贈ることを決めた。七尾城址(じょうし)本丸跡と七尾の地名 の由来である七つの尾根を描いたデザインで、市は「バッジを目標に、多くの人 に受験してもらいたい」と期待している。  バッジは直径2・5センチで金、銀2種類を用意した。合格時の点数が95点 以上なら金色、80〜94点なら銀色を贈る。  検定は2009(平成21)年から始まった。上、中、初級の3部門があり、 自然や祭事、時事問題など幅広く出題される。いずれも100点満点で、上、中 級は80点以上、初級は70点以上で合格となる。これまで合格者には認定証を 贈っていたが、上級者にはバッジを贈ることにした。  今年の検定は11月17日、七尾サンライフプラザで開催される。検定料は無 料で、申し込みは10月18日まで。今月19日から3回、検定対策講座も開催 し、歴史を物語る地を巡る。 〈05〉2013/08/07付夕刊――――――――――――――☆ ◎長谷川等伯の傑作、ジャズ組曲に/ピアニスト守屋さん/フェスで初披露   七尾出身の画聖・長谷川等伯の傑作がジャズの組曲になった。等伯の作品に魅 了された七尾ゆかりのジャズピアニスト守屋純子さん(48)=東京都=が以前 作曲した国宝「楓図(かえでず)」に続き、「枯木猿猴図(こぼくえんこうず)」 「仏涅槃図(ぶつねはんず)」をイメージした曲を作り、国宝「松林図屏風(し ょうりんずびょうぶ)」も作曲中だ。守屋さんは「等伯組曲」として国内外で演 奏し、等伯の魅力を世界に発信する。  楓図は「メープル」、枯木猿猴図は「モンキーズ イン ウィザード ツリー」、 仏涅槃図は「ニルバーナ」と名を変え、大編成の「ビッグバンド」形式のジャズ となった。作曲に当たり、守屋さんは書物で作品や等伯の生涯について学び、図 録を見ながら作品の持つ明暗、動静などの特徴を表現した。  守屋さんは、ジャズ界で権威ある作曲コンペで女性初、東洋人初の優勝を果た した実績を持つ。2009年には七尾市を拠点に活動する小中高校生バンド「石 川ジュニア・ジャズ・アカデミー(IJJA)」の音楽監督に就任。同市で毎夏 開催される「モントレージャズフェスティバルイン能登」にも出演してきており、 七尾に感謝の思いを込めて等伯の作品を曲にすることにした。  現在作曲中の「松林図屏風」は、「日本水墨画の最高峰」と称され、「等伯の 代表作もジャズに」と考えた守屋さんは「松林図屏風は単色で動きが少なく、ジ ャズにはかなり難しい」と苦心しながらも曲作りを進めている。タイトルはまだ 決まっていないが、6人で演奏する「セクステット」となる。4曲で30分ほど の組曲となる予定だ。  等伯組曲は、24日に七尾市の県七尾美術館で開催の「等伯ジャズフェスティ バル」で守屋さんが初めて披露する。松林図屏風以外の曲はセクステットに編曲 して演奏する。守屋さんは4作品以外にも作曲したいとしており「等伯は七尾の 誇りであり、七尾の方々に喜んでもらいたい。世界中の人に日本の文化を広めた い」と話している。 〈06〉2013/08/11付朝刊――――――――――――――☆ ◎明かりと踊りで七尾市田鶴浜町に活気/あかりまつり/東嶺寺でコンサート  田鶴浜地域づくり協議会などの田鶴浜あかりまつり2013は10日、七尾市 田鶴浜町の曹洞(そうとう)宗東嶺寺などで行われ、伝統の田鶴浜建具や地元児 童が制作したあんどんなど約2千基の優しい明かりが夜の町を照らした。今年は 田鶴浜壮年会の盆踊り大会も同時開催され、例年にも増してにぎわった。  まつりのテーマは「灯(あか)りが人と地域を照らし、つなぐ」。町内の路地 や各施設がろうそくやあんどんで彩られ、地域住民や観光客約1500人が幻想 的な雰囲気を楽しみながら歩いた。  東嶺寺では山門がライトアップされ、境内にろうそくで「絆」の文字が浮かび 上がった。本堂では「あかりコンサート」が行われ、胡弓(こきゅう)や大正琴、 フルートの演奏が繰り広げられた。職人の技が光る田鶴浜建具のあんどんも展示 されたほか、スギの間伐材を使ったチェーンソーアートの実演もあり、観光客を 楽しませた。  田鶴浜市民センターでは、田鶴浜壮年会による盆踊り大会「よろこび祭」が開 かれ、「田鶴浜音頭」などで踊りの輪を広げた。 〈07〉2013/08/14付朝刊――――――――――――――☆ ◎等伯列車で生誕地ツアー/9月12、13日/七尾線に臨時便  七尾市などでつくる「七尾の里山里海文芸紀行実行委員会」は9月12、13 日、JR七尾線でラッピング列車「国宝長谷川等伯号」の臨時便を走らせる。七 尾出身の画聖・等伯ゆかりの地を満喫できる観光ツアーを合わせて実施し、七尾 城跡や山の寺寺院群などをコースに組み込んで誘客につなげる。  市や市内の観光、文化団体などが等伯や七尾城跡、能登畠山氏など歴史・文化 を発信する事業を展開するため実行委を組織した。  等伯号は市観光協会が企画し、昨年7月末からJR七尾線金沢―和倉温泉間で 1日1〜3便が運行されている。3両編成の車体に等伯の国宝「楓図(かえでず) 」などが印刷されている。  ただ、通常ダイヤの車両の一つとなっており、運行時刻が不定期のため、臨時 便にすることでツアーの日程に合わせて金沢―七尾間を走らせることができる。 JRと連携し、2日間とも金沢駅午前9時25分発、七尾駅午後4時50分発の 1日2便を運行する。  移動時から七尾旅の気分を高めてもらうため、3両のうち1両は車内を特別装 飾する。等伯に関するものや七尾の観光地ポスターなどを掲示し、七尾の魅力を 満載した内容を検討している。  七尾市内では、貸し切りバスで移動し、市観光ボランティアガイド「はろうな なお」が案内する。コースには七尾湾クルージングや中島町の藤瀬霊水公園など 里山里海を楽しめる内容も盛り込んだ。  実行委は「旅を機にリピーターとして七尾に何度も足を運んでもらいたい」と し、今後、臨時列車の運行などを定期開催したい考えだ。 〈08〉2013/08/14付朝刊――――――――――――――☆ ◎長谷川等伯像囲み盆踊り/七尾駅前で初開催/1300人、画聖たたえ  七尾市の中心市街地のにぎわい創出を目指す七尾駅前活性化協議会の「等伯の 里、盆おどり」は13日、JR七尾駅前で初めて開かれ、地元住民や帰省客ら約 1300人が踊りや多彩な催しを満喫した。  「盆おどり」は故郷七尾を旅立とうとする画聖長谷川等伯の銅像「青雲」を囲 み、午後7時半から行われた。  参加者は「等伯さんは日本の宝」などとたたえる創作民謡「等伯さん」に合わ せて踊りの輪を広げ、見物客も飛び入りで参加した。「港ヨイサ」「七尾まだら」 「炭坑節」でも踊りを楽しんだ。  会場には金魚すくいやかき氷、たこ焼きなどの店が設けられ、家族連れらが祭 りの雰囲気を味わった。  このほか、JR西日本七尾鉄道部によるミニ新幹線の試乗体験や、おもちゃな どがプレゼントされるお楽しみ抽選会も行われた。  七尾駅前活性化協議会は「盆おどり」を旧盆の七尾の恒例行事として継続開催 し、定住促進にもつなげたい考えだ。 〈09〉2013/08/19付朝刊――――――――――――――☆ ◎七尾城跡を武者姿で巡る/9月にまつり/ウオークラリーで仮装  9月14、15日に七尾市の七尾城跡周辺で行われる「第72回七尾城まつり」 のウオークラリーで、参加者が武者や姫の姿に扮(ふん)してコースを巡る「仮 装部門」が新設された。中世の雰囲気を味わいながら古道を歩いてもらうのが狙 い。主催の同市矢田郷公民館は、スタッフが着る鎧兜(よろいかぶと)の衣装3 体を制作中で、まつりを彩る。  ウオークラリーは同市天神山小を出発し、安寧寺、三の丸、二の丸、九尺石の 4カ所のチェックポイントを巡り、本丸跡をゴールとする約4キロのコースで実 施される。所要時間は約1時間で、七尾城山を愛する会のメンバーや市文化課職 員が随行し、七尾城の歴史などを解説する。  仮装は、武者や姫などをイメージしたもので、優れた仮装の参加者には賞品も 贈られる。七尾市などでつくる「七尾の里山里海文芸紀行実行委員会」と矢田郷 公民館が、まつりの一層の盛り上がりにつながればと企画した。  同公民館では現在、スタッフがウオークラリーの出発式などで着用する鎧兜の 衣装3体を制作中。ヘルメットやビス、古くなった人形の部品などで制作してお り、まつりに華やかさを加える。  同公民館の武井忠仁(ちゅうに)館長は「楽しみながら、気持ちよく歩こう」 と参加を呼び掛けた。 〈10〉2013/08/20付朝刊――――――――――――――☆ ◎寺院群の案内、御祓中生が修理/10月に寺町サミット/看板塗り直す  七尾山の寺地域振興会と同市御祓中の生徒有志17人は19日、10月に「寺 町サミット」が開催される山の寺寺院群の案内看板を修理した。14年前に設置 された看板は傷みが目立ち、全て直すのは今回が初めて。生徒たちは訪れた人が 気持ちよく散策できるよう、看板の文字をペンキで塗り直し、草むしりも行った。  山の寺寺院群は、桜川を挟んで小丸山城址の対岸にある。寺の名称が記されて いる案内看板はコンクリート製で高さ約1・5メートル。七尾市が1999(平 成11)年、観光客が迷わないよう13カ所に設置した。  この日は生徒が4班に分かれ、看板にかかったクモの巣などを取り除き、文字 を白のペンキで塗り直した。3年の紺愛乃さんは「地域の歴史を知る機会になっ た。七尾を訪れた人にきれいになった看板を見てほしい」と話した。  寺町サミットは今年19回目で、10月25、26日に開催される。金沢、小 松、高岡や上越(新潟県)、飯山(長野県)、岐阜、米沢(山形県)の各市が参 加し、観光誘客や地域活性の方策を話し合う。振興会と生徒は今後、歩道の整備 やサミットをPRする看板の設置も進める。