□◆□◆□◆□◆ 第110号『ふるさとの薫り・七尾情報』 □◆□◆□◆□                          平成25年7月26日    暑い日が続いていますが、いかがお過ごしですか?  子どもたちは夏休みに入り、週末やお盆にお出かけになる方も多いと思います。  七尾市では、これから毎週のようにイベントや祭りが行われます。夏休みは、 祭り・食・温泉と「能登の里山里海」が楽しめる七尾市へぜひお越しください。  また、今年も能登半島全体をパビリオンに見立てた『能登ふるさと博』が開催 されています(10月19日まで)。 今回の案内にもありますように、七尾市では、能登ふるさと博の関連イベントと して、蔵コンサートや田鶴浜あかりまつりを開催。七尾市以外にも、能登各地で 毎週さまざまなイベントが行われていますので、ぜひ一度ホームページをご覧く ださい。能登への旅のきっかけになることと思います。 (能登ふるさと博 で検索してください)    それでは、「第110号」をお届けします。 ---------------------------------------------------------------------- 七尾市は、市政を身近に感じ、たくさんの人に”ななおファン”になっていた だくきっかけづくりとして、七尾市公式『facebook(フェイスブック)』と 『Twitter(ツイッター)』を運用しています。 これまで以上に新鮮な情報を皆さんにお届けしますので、「いいね!」や「フ ォロー」をよろしくお願いします。 ■フェイスブック(表示名「七尾市役所」) ■ツイッター(表示名「七尾市」「@nanaocity」) 詳しくは↓ http://www.city.nanao.lg.jp/koho/shise/koho/sns/index.html ----------------------------------------------------------------------                                  ご意見、ご要望などは下記まで                ○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●                 発行:七尾市市民生活部広報広聴課                   電話   0767−53−8423                   ファクス 0767−52−2812                   E-mail  koho@city.nanao.lg.jp                ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○                   〜〜〜●第110号メニュー●〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 1.和倉温泉夏花火            【8月1日(木)】 2・石崎奉燈祭            【8月3日(土)】 3・能登ふるさと博 蔵コンサート            【8月8日(木)】 4.御祓川まつり            【8月10日(土)】 5.能登ふるさと博 田鶴浜あかりまつり            【8月10日(土)】 6.等伯の里、盆おどり            【8月13日(火)・14日(水)】 7.新宮納涼祭            【8月14日(水)】 8.名水サミットin七尾            【8月30日(金)】 9.2013市民ミュージカル「能登の狸御殿」〜輝く月の夜に〜            【8月31日(土)・9月1日(日)】 ※ 市内各施設のイベントについて ☆ 北國新聞「七尾ニュース」 ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ ☆★☆ 1. 和倉温泉夏花火 和倉名物3尺玉  ☆★☆  北陸最大級の空中・水上3尺玉(30号玉)をはじめ、打ち上げ花火を千数 百発上げ、夏の夜空を焦がす花火大会です。  ■日時 8月1日(木) 20:30〜21:15      ※荒天時は翌日に順延  ■場所 わくわくプラザ(和倉港) (問)和倉温泉観光協会・和倉温泉旅館協同組合    電話 0767−62−1555 =================================== ☆★☆ 2.石崎奉燈祭 ☆★☆            能登に数多く点在する奉燈祭の中でも、最も勇壮華麗なもののひとつで、 1基の奉燈が海の男約100人によって担ぎ上げられます。重さ2トン、高さ が10mを超す奉燈6基が狭い町中を乱舞。夜には、奉燈に灯りがともり、幻 想的な雰囲気を醸し出し、祭りは深夜まで繰り広げられます。 ■日 時 8月3日(土)14:00〜24:00 ■場 所 石崎町地内 (問)七尾市観光交流課  電話0767−53−8424   =================================== ☆★☆ 3.能登ふるさと博 蔵コンサートin能登食祭市場 ☆★☆    能登各地で造り酒屋や寺などを舞台に、多彩なコンサートが行われています。  七尾市では、能登食祭市場でジャズのコンサートが行われます。 ■日 時 8月8日(木)19:00〜 ■場 所 能登食祭市場 ■定 員 50人 ■料 金 1,500円(1ドリンク付き) ■出演者 karate Chops、江藤良人、田中邦和、井上陽介 (問)モントレージャズフェスティバルイン能登事務局    電話 0767−54−8820 =================================== ☆★☆ 4.御祓川まつり〜灯りと水に感謝を込めて〜  ☆★☆  七尾市の中心市街地に流れる、御祓川沿いから町中の賑わいづくりのため、 大人も子どもも楽しめるイベントを行います。 ■日 時 8月10日(土)15:00〜21:00【雨天中止】 ■場 所 御祓川 仙対橋〜泰平橋 左岸 ■内 容 15:00〜 御祓川縁日(七尾・のじマーケット)      17:10〜 オープニング 七尾豊年太鼓      17:30〜 御祓川まつり 神事スタート      18:00〜 点灯セレモニー(市民によるろうそく点灯スタート)      18:30〜 川への祈りコンサート       出演者 ・ゴスペルコーラスユニットVOX OF JOY           ・管弦楽団 オルビスNOTO           ・混成合唱団 俊友会           ・大相撲甚句 北脇貴士(いしかわ観光特使)      19:00〜 灯ろう流しスタート (問)御祓川まつり実行委員会事務局(褐葢P川内)    電話 0767−54−8866 =================================== ☆★☆ 5.能登ふるさと博 田鶴浜あかりまつり  ☆★☆  幻想的な灯りの世界をお楽しみください。 ■日 時 8月10日(土)13:00〜21:30【雨天中止】 ■場 所 東嶺寺周辺・田鶴浜市民センター広場 ■内 容 13:00〜 アトラクション      17:00〜 オープニング       18:45〜 点灯セレモニー (問)田鶴浜あかりまつり実行委員会    電話 0767−68−3131 =================================== ☆★☆ 6.等伯の里、盆おどり ☆★☆  家族そろって盆おどりに参加しませんか? ■日 時 8月13日(火)、14日(水)      18:00〜  盆踊りは19:30〜 ■場 所 パトリア、ミナ.クル前 ■内 容 櫓のまわりには、飲食ブースなどが出店します。 (問)七尾駅前活性化協議会事務局    電話 0767−54−0770 =================================== ☆★☆ 7.新宮納涼祭 ☆★☆  キリコ祭りの多くに電飾が使われている中、この新宮納涼祭では、すべての 灯りに、今なおロウソクが使われています。 ゆらゆらとゆれるロウソクならではの魅力をお楽しみください。 ■日 時 8月14日(水)20:00〜24:00      ■場 所 藤津比古神社(中島町藤瀬) (問)七尾市観光交流課  電話0767−53−8424 =================================== ☆★☆ 8.名水サミットin七尾 ☆★☆  第27回全国水環境保全市町村連絡協議会 全国大会 名水サミットin七尾 「里山と里海をつなぐ水」 地球上のすべての生き物にとって欠かすことのできない「水」。 その大切さを伝えるために選定された「名水百選」を通じ、水環境への関心を 高めるとともに、世界農業遺産に認定された「能登の里山里海」の地で、地域 をつなぐ水の役割と健全な水環境がもたらす恩恵を再認識するために「名水サ ミットin七尾」を開催。 ■日 時 8月30日(金) 13:00〜17:00 ■場 所 和倉温泉加賀屋姉妹館「あえの風」 シンポジウム  ※入場無料 ●事例発表/地元名水紹介  事例発表 発表者:七尾市内中学生〉 「川に親しもう 〜助けよう私達の手で大好きな御祓川を〜」 「中島の里山里海を未来へつなげよう 〜カキちゃんトキちゃん物語〜」    地元名水紹介      御手洗池(昭和の名水百選)・藤瀬の水(平成の名水百選)   ●基調講演  テーマ:「スマイル・レボリューション」              講 師:加藤 登紀子(歌手・七尾ふるさと大使)   ●パネルディスカッション  テーマ:「能登の里山里海と地域を繋ぐ水の役割」     〜持続可能な地域構築のために必要な自然環境と社会基盤の融合〜 コーディネーター 長尾誠也(金沢大学・環日本海域環境研究センター教授) パネリスト    古川雅詩(七尾市立中島小学校教論)          酒井秀信(鹿渡島定置代表取締役)          森山外志夫(株式会社御祓川代表取締役会長) (問) 全国水環境保全市町村連絡協議会事務局(環境課内)     電話0767-53-8421 =================================== ☆★☆ 9.2013市民ミュージカル「能登の狸御殿」〜輝く月の夜に〜☆★☆  七尾市民劇団 劇団Nのミュージカル初挑戦。  市内の子どもたちや、中島高校演劇コース卒業生の無名塾 南千尋さん、 劇団(重力/Note)で活躍中の滝腰教寛さんが出演します。 ぜひ、ご覧ください。 ■日 時 8月31日(土)14:00〜(13:30開場)              18:30〜(18:00開場)      9月 1日(日)16:00〜(15:30開場) ■場 所 能登演劇堂 ■料 金 一般1,000円      高校生以下・65歳以上 500円      (全席自由) (問) 能登演劇堂      電話0767-66-2323 ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ ★★★ 市内各施設のイベントはこちら ★★★ ◎ 能登島ガラス美術館 電話 0767−84−1175   → http://www.city.nanao.lg.jp/glass/index.html  ◎ 七尾美術館  電話 0767−53−1500   → http://nanao-art-museum.jp/ ◎ 七尾フラワーパーク のと蘭ノ国  電話0767−54−0300   → http://www.notorannokuni.com/ ◎ 能登演劇堂  電話 0767−66−2323   → http://www.engekido.com/schedule2008.html   ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ ☆北國新聞ニュース ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 01:発掘調査の思い出語る/国史跡「能登国分寺跡」/七尾の展示館で黒崎さん 02:マップ作成、一目で把握/高齢者、要介護者/七尾市徳田 03:能登島ロードレース大会、新かっぽう着で歓迎/七尾市・すみれ会 04:能登の恵み、立体地図に/でか山、輪島塗、カキなど/七尾東雲高生 05:七尾高生が手製ごみ箱/港まつり、七尾駅前など7カ所/設置場所聞き取り 06:大谷川の保護、横断幕で訴え/七尾市の天神山小が制作 07:防災メール登録、1.5倍に/七尾市/1カ月で800件から1200件 08:七尾まだら、200人の輪/初の総おどり/伝統に親しみ 09:奉燈の屋台骨、はしごを新調/七尾市・東4区/8月3日石崎奉燈祭 10:日本の父母に妻子紹介/22年前ジャパンテント参加/中国の劉さん ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〈01〉2013/07/03付朝刊――――――――――――――☆ ◎発掘調査の思い出語る/国史跡「能登国分寺跡」/七尾の展示館で黒崎さん  約40年前に国指定史跡「能登国分寺跡」の発掘調査に携わった黒崎直さん (68)=大阪府弥生文化博物館長=が2日、七尾市国分町の能登国分寺展示館 を訪れた。黒崎さんは、遺跡の歴史や調査の思い出などを全国から集まった考古 学ファン40人に語った。  黒崎さんとともに県内の遺跡などを巡る考古学ツアーの一環で、大阪のツアー 会社が企画した。同史跡は1970(昭和45)年に本格調査が始まり、奈良国 立文化財研究所に勤めていた黒崎さんは71年から調査に参加した。国史跡指定 や史跡公園の整備も指導した。  調査した塔跡や講堂跡などを解説した黒崎さんは「調査当時は全て田んぼだっ た。展示品を見ると懐かしい」と話した。一行は1泊2日の日程で、3日は野々 市市の御経塚遺跡などを巡った。 〈02〉2013/07/04付朝刊――――――――――――――☆ ◎マップ作成、一目で把握/高齢者、要介護者/七尾市徳田  七尾市徳田地区まちづくり協議会は、災害時に一人では避難しにくい高齢者や 要介護者らを網羅した「福祉防災マップ」の作成に乗り出す。各世帯は何人で、 どこの世帯と行き来があるかなど細かい情報も盛り込み、避難場所や要救援者宅 などを色分けする予定。万が一に備えて地域の結び付きを強める。  徳田地区は16町会で組織し、約2千世帯約5500人が生活している。  同協議会によると、同地区の高齢化率が現在の3割弱から2040年には4割 を超えるとの試算があるという。この数字に危機感を抱いた堀岡敏幸会長は「近 所付き合いは徐々に希薄になる。ほうっておけば災害時に共助ができなくなる」 として、マップ作りを始めることにした。  マップは、協議会が各町会に作成を依頼し、地域を細かく分けた班ごとで話し 合って作成する計画。避難経路をはじめ、各世帯の住人の年齢や名前など周辺住 民でないと分かりにくい情報も書き込むことを想定している。9月までの完成を 目指し、マップは町会長や民生児童委員、福祉推進員らが保管する。  堀岡会長は「個人情報は守るべきだが、災害時にはそんなことを言っていられ ない。後世に残せるものを作り上げたい」としている。 〈03〉2013/07/07付朝刊――――――――――――――☆ ◎能登島ロードレース大会、新かっぽう着で歓迎/七尾市・すみれ会  七尾市能登島の女性団体すみれ会は6日、同市能登島向田町のおにゆりの里で、 7日開催の2013能登島ロードレース大会で振る舞う豚汁の準備を行った。初 回大会から選手の疲れを癒やしてきた豚汁で、16回目の今大会ではそろいのか っぽう着を新調し、例年以上に愛情を込めて仕込みに励んだ。  すみれ会は、能登島に住む60代を中心とした女性49人で構成し、約20年 前に結成された。  結成当時は白いかっぽう着をそろえていたが、汚れが目立つようになり新調し た。かっぽう着と三角巾を会の名称に合わせて紫色とし、スミレのイラストをあ しらった。市能登島地域づくり活動支援助成金を一部活用した。  6日は、メンバー約20人が能登島産タケノコなど10種類以上の材料を切る 下準備を行った。豚汁は1700食分が用意され、競技終了後に選手らに無料で 提供される。大会開始当初は旧能登島町職員らが調理しており、9年前の七尾市 合併時からすみれ会が担当している。  同大会は全国から市民ランナーや愛好家が参加する。川田武子会長(65)は 「大会や豚汁を通して能登島の魅力を伝え、また来たいと思ってもらいたい」と 意気込んだ。 〈04〉2013/07/10付朝刊――――――――――――――☆ ◎能登の恵み、立体地図に/でか山、輪島塗、カキなど/七尾東雲高生  世界農業遺産に認定された「能登の里山里海」をPRするため、七尾東雲高の 家庭クラブは、端切れを利用してタペストリーを完成させた。布で立体的に表現 された能登半島に、七尾のでか山や穴水のカキなど8市町の特産品や名物の縫い ぐるみをつけて一目で特色が分かるように表現した。来校者が見られるよう校内 のカフェに飾り付け、能登の魅力を再認識してもらう。  2年生の佐藤絢架さん(総合学科)、上月悠里子さん、竹本晴香さん、室塚明 莉さん(以上デジタル工学科)の4人を軸に、部員約20人が約1年がかりで制 作した。  タペストリーは縦1メートル、横1・5メートル。各市町の形に切り抜いた布 に綿を入れて能登半島の形に縫い付け、七尾には和ろうそくや中島菜、輪島には 輪島塗、羽咋にはクワイなどの縫いぐるみ15個を取り付けた。北陸新幹線金沢 開業を控え、新型車両も縫い付けた。  タペストリーは、昨年9月にオープンした校内のカフェ「高校生カフェ・レス  しののめ夢パーク」に、一目で能登の魅力が分かる品を飾ろうと、企画した。  部員はカフェの店員も務めており、上月さんは「自分たちが感じている里山里 海の恵みを盛り込んだマップができた。多くの人に見てほしい」と話した。カフ ェの開店時間は毎週木曜午後4〜同5時。 〈05〉2013/07/12付朝刊――――――――――――――☆ ◎七尾高生が手製ごみ箱/港まつり、七尾駅前など7カ所/設置場所聞き取り   13〜15日に七尾市内で開かれる七尾港まつりで、七尾高の生徒有志が主会 場となる七尾マリンパーク周辺などに手作りのごみ箱を設置する。生徒は会場周 辺の住民にごみが放置されやすい場所などを聞き、ごみ箱の位置を決めた。まつ りや七尾のイメージを損なうごみの散乱を防ぎ、環境美化を呼び掛ける。  ごみ箱の設置は、今年5月の県高校生ボランティアリーダー養成事業に参加し た2年の三宅真愛さんと百海さやかさん、1年の久木あおいさんの3人が企画し た。3人は昨年のまつりで、道路やコンビニエンスストアのごみ箱などが、ごみ であふれかえっていたことに心を痛めた。まつりの出店などで購入した商品のご みなどが多く、自分たちでごみ箱を置こうと考えた。  3人はJR七尾駅から七尾マリンパークに通じる御祓川大通りで地域住民に聞 き取り調査を実施。駅前や泰平橋、仙対橋など7カ所に可燃物用とペットボトル 用の計18個を設置することにした。  ごみ箱は高さ約1メートル、縦、横約0・5〜1メートルで段ボール製。同校 の美術部がデザインを担当し、うちわや花火などをあしらった。  3人の活動には趣旨に賛同した生徒有志約30人もごみ箱の制作などで協力し た。  ごみ箱は14、15日に設置し、生徒が会場でごみ拾いも行う。まつり終了後 にごみを分別し、市に回収を依頼する。三宅さんは「まつりを楽しむ観光客が美 しい街と感じるよう頑張りたい」と話した。 〈06〉2013/07/13付朝刊――――――――――――――☆ ◎大谷川の保護、横断幕で訴え/七尾市の天神山小が制作  15日に七尾市の大谷川で行われる「第12回大谷川クリーン大作戦」に向け て、同市天神山小の6年生67人が環境保護を訴える横断幕4枚を制作した。当 日は川沿いに掲示し、通行人にふるさとの自然を守るよう呼び掛ける。  横断幕は横3・6メートル、縦0・9メートル。ポスターカラーなどで「守ろ う!美しき自然」「自然を救い 緑をふやそう」と書かれ、愛らしい花や魚など のイラストが添えられた。  児童は今年度、「総合的な学習」の授業で、「ふるさとの自然」をテーマに大 谷川や城山で生物調査などを行っている。児童は環境保護に興味を持つ人が増え てほしいとの願いを込め、横断幕を作成した。  横断幕は大和町や天神川原町など、児童の通学路を流れる川沿いに掲出される。 6年の西野烈雄(れお)君は「みんなで力を合わせて、ふるさとの自然を守って いきたい」と話した。  大谷川クリーン大作戦は、同市矢田郷公民館が主催している。川周辺の住民や 事業所、鵬学園高や七尾東部中の生徒など約500人が参加し、約10キロにわ たって、草刈りやごみ拾いなどを行う。 〈07〉2013/07/18付朝刊――――――――――――――☆ ◎防災メール登録、1.5倍に/七尾市/1カ月で800件から1200件  七尾市が3年前から配信している防災メールの登録者が急増している。6月の 1カ月間で800件から1・5倍の1200件となった。市内ではクマの目撃情 報が昨年の約2倍の9件となったほか、6月下旬に大雨が続き、土砂崩れなど被 害が発生。市は、身の危険に関わることが続いたことで市民の危機意識が高まっ たとみている。  防災メールは、災害時に電話回線の混線、断絶が発生することを予測し、20 10(平成22)年9月に運用を開始した。  避難指示や津波警報、クマの目撃情報をはじめ、地震、火災、気象警報、土砂 崩れといった災害に関する情報、犯罪や感染症などの注意喚起などを、携帯電話 やパソコンにメール配信している。  市が災害情報などを市民に知らせる手段として、屋外スピーカーや広報車など があるが、大雨や暴風時は音声が聞こえにくくなることや、市民が聞き逃すこと もあるという。市防災交通課は「多くの人が携帯電話を持っており、メールは確 実に情報を伝えることができる」と話す。  同課によると、6月19日の大雨では防災メールで避難準備情報を把握し、避 難した住民がいたという。同課は「市民に防災メールの存在をさらに周知してい きたい」とし、登録を促す方法を検討する。 〈08〉2013/07/19付朝刊――――――――――――――☆ ◎七尾まだら、200人の輪/初の総おどり/伝統に親しみ  七尾まだら保存会などの「七尾まだら総おどり大会」は18日、七尾市の能登 食祭市場で初めて開かれ、地元住民ら約200人が唄や踊りを楽しんだ。同保存 会は7月18日を「まだらの日」と定めており、会員らは「正調七尾まだら」を 披露し、さらなる精進を誓い合った。  総おどり大会は同市場モントレー広場で開かれ、参加者は七尾まだらのゆった りとした節回しに合わせ、伝統の踊りに親しんだ。今年から七尾港まつり総踊り の曲目となった創作民謡「等伯さん」のほか、七尾まだらを簡略化した「七尾ま だら音頭」に合わせ、軽快な踊りも楽しんだ。  大会に先立ち、七尾まだら保存会、同伝承会、同愛好会による記念式典が行わ れた。長憲二保存会長が「郷土の芸能文化を守るため、これからも力を尽くした い」とあいさつした後、保存会員らが「正調七尾まだら」を披露し、一層の努力 を誓った。  七尾豊年太鼓保存会が力強いばちさばきを見せ、南砺市の福野民謡会と豊翠会 が「越中おわら節」などを上演した。 〈09〉2013/07/22付朝刊――――――――――――――☆ ◎奉燈の屋台骨、はしごを新調/七尾市・東4区/8月3日石崎奉燈祭  8月3日に七尾市石崎町で行われる石崎奉燈(ほうとう)祭に向け、同町東4 区は奉燈の「はしご」と呼ばれる柱2本を22年ぶりに新調した。はしごは高さ 12メートル超の奉燈を支える「屋台骨」で、新調に伴って細かい部品も新しく した。若衆は生まれ変わった奉燈で祭りをさらに盛り上げようと、気合をみなぎ らせている。  新調したはしごは県内産のアテの木を使っており、長さ約12メートル、幅約 0・5メートル。大工の竹田信二さん(71)=石崎町=が手掛けた。これまで のはしごは、長年の使用でひびや漆のはげなど傷みが目立ち、若衆から新しい奉 燈を担ぎたいとの意見もあったことから新調した。  21日は石崎町の八幡神社で、古くなったはしごや部品のおはらいが行われ、 若衆ら約30人が見守る中、手厚く処分された。新調されたはしごは28日に若 衆が担いで町内を回り、住民にお披露目される。奉燈が最終的に組み上がるのは 8月2日となる。東4区の柿島佐多之支部長(36)は「新調した奉燈で祭りを さらに盛り上げ、新しい時代を築いていきたい」と意気込んだ。  石崎奉燈祭は、8月2日にJR和倉温泉駅周辺で前夜祭が行われ、3日の本祭 で6基の奉燈が町内を乱舞する。 〈10〉2013/07/23付朝刊――――――――――――――☆ ◎日本の父母に妻子紹介/22年前ジャパンテント参加/中国の劉さん  22年前の「JAPAN TENT」に参加した元中国人留学生の劉勁聰(り ゅうけいそう)さん(46)が、当時のホスト家族である会社経営、竹中健二さ ん(75)=七尾市白馬町=方を訪れている。劉さんは「自然豊かな七尾の魅力 を知ってもらいたい」と11年ぶりの七尾に妻子ら家族を初めて連れてきた。劉 さんと竹中さん一家は出会いの原点を振り返り、末永い交流を誓い合った。  劉さんは福島大の留学生だった1991(平成3)年の第3回ジャパンテント で、竹中さん方に3日間ほど滞在した。現在、中国・広州市の広東外語外資大日 本語学部で準教授を務め、今年4月から神戸女学院大客員研究員として中国語を 教えている。夏休みを利用して妻の黄宇庭(こううてい)さん(38)や長男劉 俊謙(しゅんけん)ちゃん(3)、妻の兄とその長女の計5人で21日に訪れた。  劉さんは22年前、浴衣を着て茶道を体験、能登の海で遊んだ。ジャパンテン ト後も竹中さんに手紙や電話で近況を伝えてきた劉さんは「七尾の人情や温かさ が好きになった。ジャパンテントで教科書に載っていない日本に触れられた」と 話した。  健二さんの妻昭代さん(71)によると、劉さんは能登半島地震後、誰よりも 早く電話し、竹中さんらの無事を確かめた。初めて劉さんの妻子と出会った竹中 さん夫婦は「劉さんの子も自分の孫のようで感激した」と語った。  劉さんらは22日、健二さんの長男孝人さん(42)の一家と能登島の八ケ崎 海水浴場で遊んだ。健二さんは劉さんと出会ってからホスト家族を続け、5年前 からは孝人さんが受け継いだ。劉さんは「子供同士でも交流を代々重ねたい」と 笑顔を見せた。