□◆□◆□◆□ 第105号『ふるさとの薫り・七尾情報』 □◆□◆□◆□                         平成25年2月24日  もうすぐ新年度が始まります。新しい出会いに満ちた1年の始まりに心が うきうきします。    市の新年度当初予算案が発表され、2年後に迫った北陸新幹線金沢開業や能 越自動車の供用開始などに向けた、移住・交流人口の拡大に関する事業が多く 盛り込まれました。  三大都市圏からの移住交流を促すため、移住情報の発信や移住者に対する住 宅購入助成、家賃補助などで暮らしやすい環境を整えます。  平成22年度にオープンし、大勢の学生などでにぎわっている「和倉温泉多 目的グラウンド」に続き、3月には能登島内に「能登島グラウンド」(仮称) がオープンします。サッカー合宿の拠点が充実し、交流人口がさらに拡大しま す。  また、5月の世界農業遺産国際会議や8月の全国名水サミットなど、大規模 な大会が数多く行われます。  今年も大勢の皆様にお越しいただき、能登・七尾に親しんでいただければと 思います。  それでは、「第105号」をお届けします。 ---------------------------------------------------------------------- 七尾市は、市政を身近に感じ、たくさんの人に”ななおファン”になっていた だくきっかけづくりとして、七尾市公式『facebook(フェイスブック)』と 『Twitter(ツイッター)』を運用しています。 これまで以上に新鮮な情報を皆さんにお届けしますので、「いいね!」や「フ ォロー」をよろしくお願いします。 ■フェイスブック(表示名「七尾市役所」) ■ツイッター(表示名「七尾市」「@nanaocity」) 詳しくは↓ http://www.city.nanao.lg.jp/koho/shise/koho/sns/index.html ----------------------------------------------------------------------                 ご意見、ご要望などは下記まで                ○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●                 発行:石川県七尾市袖ケ江町イ部25番地                    七尾市企画経営部広報広聴課                   電話   0767−53−8423                   ファクス 0767−52−2812                   E-mail  koho@city.nanao.lg.jp                ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○                   〜〜〜●第105号メニュー●〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 1.第2回770のひな人形展           【2月23日(土)〜 3月10日(日)】 2.いよいよ、能登和倉万葉の里マラソン2013           【3月10日(日)】            3.能越自動車道の七尾城山インター〜七尾大泊インターが 3月下旬に開通 ☆★☆           【3月下旬】 4.能登有料道路無料化と記念イベント           【3月31日(日)】                      ※ 市内各施設のイベントについて   ☆北國新聞「七尾ニュース」 ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ ☆★☆ 1.第2回770のひな人形展  ☆★☆  昨年初めて開催され、2万2千人もの来場者が訪れて、大盛況だった 「770のひな人形展」が今年も開催されます!24段の巨大ひな段に飾られ た優美なひな人形は一見の価値あり!    今年は、フォーラム七尾をメイン会場に一本杉通り振興会や東部商店街にも ひな人形を飾り、街中を周遊する取り組みを行います。    七尾に春を告げる『770のひな人形展』に是非お越しください。 期 間  2月23日(土)〜 3月10日(日) 場 所  フォーラム七尾、ミナ.クル、能登食祭市場、一本杉通り、      東部商店街、七尾駅など 開館時間 平日(月〜金)10:00〜18:00      土日10:00〜17:00      ※入場無料 問 第2回770のひな人形展開催委員会事務局 ?0767−54-0770   =================================== ☆★☆ 2.いよいよ、能登和倉万葉の里マラソン2013 ☆★☆  今年は、過去最多の7,636人のランナーが全国から参加します。   参加する人にとっても、応援する人にとっても思い出深く、感動的な大会に なるよう沿道での応援をお願いします。 ※大会当日は臨時の交通規制を行うため、会場周辺はかなりの交通混雑が予想 されます。ご理解とご協力をお願いします。 ■開催日 3月10日(日) 雨天決行 ■場 所 七尾湾周辺 ■スタート時間  ・マラソン      10:00  ・10km      11:10  ・5Km       10:25  ・親子ペア(高学年) 10:20  ・親子ペア(低学年) 10:25 ----------------------------------------------------------------------- <関連イベント> (1)トップランナーから学ぼうマラソン教室    日時 3月9日(土) 14:00〜15:30    場所 和倉温泉観光会館    内容 元オリンピック選手の中山竹道さんから、ランナーへの心構えや 練習方法などを指導していただけます。    参加費 無料    ※申し込み不要 (2)牡蠣フェスティバル    日時 3月10日(日)        飲食ブース    8:30〜18:00       焼き牡蠣テント 10:00〜18:00    場所 和倉温泉あえの風前駐車場    内容 プリプリとした食感と甘く濃厚な味わいの「能登かき」が炭火焼       で召し上がれます。       『能登かき12個入り1,000円』 問 能登和倉万葉の里マラソン大会組織委員会事務局   (七尾市観光交流課内)     電話 0767−53−8436    能登和倉万葉の里マラソン ホームページ  http://www.city.nanao.lg.jp/kankou/kurashi/bunka/marathon/index.html =================================== ☆★☆ 3.能越自動車道「七尾城山インター〜七尾大泊インター」が 3月下旬に開通 ☆★☆              奥能登の輪島市から富山県砺波市までを縦断する能越自動車道。  この道路の一部である七尾大泊インターから七尾城山インターまでの区間 9.3kmが3月下旬に開通します。  能越自動車道は、平成26年度末に全線開通の予定で、北陸自動車道や東海 北陸自動車道とつながります。これにより七尾から首都圏や中京圏との時間と 距離がグッと近くなります。  ドライブを通して、世界農業遺産に認定された「能登の里山里海」の景色や 海の幸・山の幸など、能登の魅力に触れていただけます。 問 七尾市土木課 電話0767−53−8453   =================================== ☆★☆ 4.能登有料道路無料化と記念イベント ☆★☆  金沢と能登をつなぐ能登有料道路の通行料金が3月31日正午から無料とな ります。無料化にともない、道路の名称がふるさと紀行「のと里山海道」に 変更されます。  また、無料化を記念して次のイベントが行われます。 ■「無料化記念式典」および「おもてなし推進大会」  株式会社ジェイティービー代表取締役社長の田川博己様を招いて「旅とおも てなし」をテーマにした講演や、特色あるおもてなしの事例発表を行います。 私たちにできる「おもてなし」とは何かを、一緒に考えてみませんか。 日 時 3月31日(日)14:00〜16:00 場 所 サンビーム日和ヶ丘 定 員 350人 (参加無料) 問 七尾市観光交流課 電話0767-53-8424   ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ ★★★ 市内各施設のイベントはこちら ★★★ ◎ 能登島ガラス美術館 電話 0767−84−1175   → http://www.city.nanao.ishikawa.jp/glass/  ◎ 七尾美術館  電話 0767−53−1500   → http://nanao-art-museum.jp/ ◎ 七尾フラワーパーク のと蘭ノ国  電話0767−54−0300   → http://www.notorannokuni.com/ ◎ 能登演劇堂  電話 0767−66−2323   → http://www.engekido.com/   ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 01:緊急時の日本語学ぶ/矢田郷まちづくり協/住民、外国人に伝達想定 02:太鼓「大関」が振興会/七尾大会の最高位者が技術継承/鼓道会を発足 03:西村賢太さんら手合わせ/七尾で清造忌/仏前に活動報告 04:七尾の米に感謝の手紙/福島・南相馬から/炊きあがりに笑顔 05:暴れザルのさばる/能登島に/住民を威嚇、野菜奪う 06:田鶴浜建具の技光る積み木/職人と保育園が共同開発 07:能登島産イタリア野菜でイタリア料理味わう/オリーブの会 08:懐かしの味どうぞ/じゃり子餅、コロサスキー場で振る舞い 09:七尾西湾の幸「能登かき」アツアツを堪能/七尾で祭イベント 10:創作民謡「等伯さん」優雅に/七尾市文化協会の舞踊8団体が練習 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〈01〉2013/02/01付朝刊――――――――――――――☆ ◎緊急時の日本語学ぶ/矢田郷まちづくり協/住民、外国人に伝達想定  七尾市矢田郷地区まちづくり協議会の講座「いざというときに役に立つやさし い日本語を学ぼう」は30日、同市の七尾サンライフプラザで開かれ、地区住民 約40人が簡単な言葉で外国人に緊急事態を伝える方法を学んだ。  能登で暮らすアメリカや中国など4カ国出身の7人が参加し、苦労した経験を スライドにまとめて、住民に能登で暮らす上で不都合な点を伝えた。  県国際交流協会の今井武専任講師(45)=金沢市=は、緊急時に外国人に呼 び掛ける場合は、熟語、敬語、方言をなるべく使わないように地区住民を指導し た。  「体調不良の方はご遠慮なくお申し出ください」を「体の調子が悪い人は、言 ってください」、「断水や停電となり、市民の生活がまひしています」は「水と 電気が使えません」などと短く分かりやすい文章の例を地区住民に示した。 〈02〉2013/02/02付朝刊――――――――――――――☆ ◎太鼓「大関」が振興会/七尾大会の最高位者が技術継承/鼓道会を発足  能登全域の太鼓保存会などが出演する県下太鼓打競技七尾大会で、一般の部最 高位の「大関」を獲得した出演者が和太鼓文化の振興に努める「鼓道(こどう) 会」を組織する。能登に息づく勇壮な太鼓の音色や技術を末永く後世に伝えるた め、後継者育成などにも力を入れたい考えで、17日に発会式を行う。  同大会は2000年に始まり、毎年秋に能登各地の太鼓保存会のメンバーらが 「大関」獲得を目指して技を競い合うほか、児童、生徒らも練習の成果を披露す る。10年に歴代大関獲得者による横綱大会が初めて開かれ、志賀町の丸山真希 男・宅田欣央組(冨木神幸太鼓)が優勝し、初代横綱となった。  能登の和太鼓文化を次世代に伝えるため丸山さんと宅田さんが発起人となり、 歴代大関獲得者でつくる「鼓道会」を結成することをこのほど決定。17日に七 尾市和倉温泉の「ホテル海望」で発足式を行う運びとなった。宅田さんは「能登 の和太鼓の魅力を広く発信し、愛好者を増やしたい」と話した。 〈03〉2013/02/02付朝刊――――――――――――――☆ ◎西村賢太さんら手合わせ/七尾で清造忌/仏前に活動報告  七尾出身の作家、藤澤清造をしのぶ第14回清造忌は1日、生家の菩提(ぼだ い)寺である七尾市小島町の浄土宗西光寺で営まれ、芥川賞作家の西村賢太さん が清造の短編集出版や最近の活動を仏前に報告し、親族3人とともに手を合わせ た。  西村さんは清造の墓前で合掌し花を手向けた後、本堂で法要に臨んだ。清造の 遺影を前に高僧英淳(こうそうえいじゅん)住職が読経し、参列者が故人に思い をはせた。  清造忌は2001年に清造に私淑する西村さんが復活させ、命日の1月29日 に営んできた。今回は西村さんが執筆活動などで多忙だったため日程を変えた。 昨年3月の清造短編集発刊を報告した西村さんは「仕事が続き丸1年七尾に来る ことができず、申し訳なかった。これからの活動も見守ってほしい」と話した。 〈04〉2013/02/02付朝刊――――――――――――――☆ ◎七尾の米に感謝の手紙/福島・南相馬から/炊きあがりに笑顔  七尾市藤橋町の農業山田重隆さん(68)のもとに1日までに、山田さんや七 尾の園児が福島県南相馬市に贈った古代米へのお礼の手紙と写真が届いた。原発 事故の影響で屋外活動が制限され、田畑での食育や外遊びができない園児が、古 代米の米粒に触れ、炊き上がりを喜ぶ様子がつづられている。  手紙を出したのは、南相馬市原町聖愛保育園の遠藤美保子園長。同園は、七尾 から古代米が届いた1月18日、七尾での古代米栽培の紹介や、米の育ち方の学 習、古代米の米粒を触る体験などを行った。「おいしいからお代わり」と笑顔を 見せる園児も多かったという。  原発から24・5キロの同園では、恒例のコンニャクイモの栽培体験などがで きず、屋外活動も1日30分に制限している。遠藤園長は「七尾の恵みに感謝す るとともに、畑に出られない今の状況を多くの人に知ってほしい」と話した。山 田さんは2日、古代米をともに育てた七尾市本宮保育園を訪れ、礼状や写真を園 児に見せて、南相馬の園児の様子を伝える。 〈05〉2013/02/03付朝刊――――――――――――――☆ ◎暴れザルのさばる/能登島に/住民を威嚇、野菜奪う 七尾市能登島に生息する雄のサルが人間を恐れなくなり、住民への威嚇や畑に 入るなどの迷惑行為がエスカレートしている。住民が運んでいた野菜を奪うなど 「悪事」はとどまるところを知らない。畑作が始まる春の訪れを前に住民は、わ が物顔で島内を歩くサルに不安を募らせている。  七尾市によると、能登島には現在、高齢、青年、幼年の雄ザル計3頭が生息し ているとみられる。いずれも、金沢市か白山市の群れから離れた「はぐれ猿」で 能登島大橋か中能登農道橋を渡ってきたと推測される。 ●「筋肉隆々で怖い」  3頭のうち、住民への迷惑行為に及ぶのは青年のサル。昨秋、このサルと遭遇 した能登島野崎町の女性(81)は「立ち上がると小学3年生ぐらいの大きさ。 筋肉隆々で怖い」と語る。  このサルは昨年10月、能登島野崎町で、高齢女性が畑から野菜を持って歩い ている最中、野菜入りの袋をひったくって逃走。同時期に、ほかにも住民2人が 被害に遭った。1週間前にも姿を現している。  住民によると、このサルは10年ほど前から目撃されていたが、近年、急に迷 惑行為が目立ち始めた。住民と目が合うと威嚇し持ち物を奪うそぶりを見せる。 畑のダイコンなどを人目をはばからず食べるため、住民は畑をネットで覆って作 物を守っている。 ●能登で駆除例なし  石川県白山自然保護センターや県自然環境課によると、昨年3月末時点で金沢 と白山両市に推定1246頭のニホンザルが生息しており、農業被害などの報告 を受け、昨年度は17頭を駆除した。  一方で県は能登地区の生息状況は把握しておらず、駆除の先例もないという。 七尾市は能登島の暴れザルを「危険な存在」とし、対応に苦慮している。  能登島地区町会連合会会長の一瀬重之さん(64)は「高齢者が襲われて、け がをしては大変だ。能登島でも増えているイノシシ被害対策も含め、行政に対応 をお願いするしかない」としている。 〈06〉2013/02/05付朝刊――――――――――――――☆ ◎田鶴浜建具の技光る積み木/職人と保育園が共同開発  七尾市伝統の田鶴浜建具の業者と金沢市内の幼児教育関係者が、同建具が誇る 組子細工の技を応用し、能登産ヒノキを素材とした幼児用の積み木を共同開発し た。ヒノキの感触、香りなどで五感を刺激し、知的好奇心を育む知育玩具で、田 鶴浜の伝統の技が健やかな心を育てる後押しをする。  開発したのは、永江建具製作所の永江榮毅(えいき)社長(71)=七尾市田 鶴浜町=と、社会福祉法人「泉の台保育園」理事長の新保善正さん(72)=金 沢市泉野町1丁目=。国産の木製おもちゃを模索していた新保さんが昨年3月、 知人の永江さんに製作を依頼。「創造積み木くみっこ」の名称で11月に商標登 録した。  積み木として使うのは、縦14・4センチ、横2・4センチ、幅0・8aの板 6種類。うち5種類に幅0・8aで統一したほぞを1〜2カ所彫り込んだ。ほぞ 同士をかみ合わせることで自由に形を作ることができる。接着剤を使わずに1メ ートル以上の高さの塔を組み立てられる強度を備えている。  永江さんらによると能登産のヒノキには強い抗菌作用がある。大きさも、幼児 の口に入らないよう設計した。洋間の普及などで田鶴浜建具の受注が伸び悩む中 永江さんは「新たな市場を開拓できる」と自信を深める。 ●中能登町長に寄贈  永江さんと新保さんは4日、中能登町鳥屋庁舎を訪れ、杉本栄蔵町長に積み木 550個を寄贈した。近く町内の保育園に配置される。積み木は昨年11月に福 岡県内の保育園に初納入したほか、都内で6日開幕する雑貨の国際展示会に展示 する。新保さんは「積み木に詰め込んだ田鶴浜の技で、幼児の健全な心身の発達 を促したい」と話した。 〈07〉2013/02/09付朝刊――――――――――――――☆ ◎能登島産イタリア野菜でイタリア料理味わう/オリーブの会 七尾市の能登島オリーブの会の新年交流会は7日、同市小島町のイタリア料理 店「イル・ピアット・ハタダ」で開かれ、七尾、金沢、輪島市在住の会員15人 が、能登島で栽培されたイタリア野菜を使ったイタリア料理を味わいながら、食 やオリーブ植樹活動を通した交流促進を誓った。  スープには甘み豊かなポロネギ、メーンのパスタにはカーボロネロや能登かき を使うなどし、七尾の食材を生かした料理が出された。  会場では、今春以降のオリーブ植樹計画なども話し合われた。 〈08〉2013/02/11付朝刊――――――――――――――☆ ◎懐かしの味どうぞ/じゃり子餅、コロサスキー場で振る舞い  七尾市多根町の七尾コロサスキー場で10日、餅つき会が行われ、多根町や、 隣接する熊淵町など熊淵川流域に古くから伝わる伝統食「じゃり子餅」がスキー 客らに振る舞われた。  じゃり子餅は「じゃり子」と呼ばれる産卵間近のタラの真子を、酒と水、しょ うゆで炊き、つきたての餅に付けて味わう郷土料理。タラを棒だらなどに加工し てタンパク源としていた七尾の山間部では、産卵のため2月に同市沿岸に来るタ ラが捕れるころだけ味わえるごちそうだったという。  「七尾の山海の幸が合体した郷土食を味わってほしい」と、同スキー場を運営 する湖畔公園コロサ管理組合の仙田忍理事長(80)=熊淵町=が、餅つき会で じゃり子餅を振る舞うことを発案した。自身が棚田で収穫したもち米約40キロ とじゃり子約3キロを持ち込み、熊淵町の住民約10人が手際良く餅をついた。  仙田さんはスキー客にのどごしが良いじゃり子餅などを勧めながら「これを食 べんと春が来ない。この土地の味を知ってほしい」と話した。 〈09〉2013/02/17付朝刊――――――――――――――☆ ◎七尾西湾の幸「能登かき」アツアツを堪能/七尾で祭イベント  冬の七尾の味わいと、日本海側最大のカキ産地である七尾西湾をアピールする 「七尾湾能登かき祭」の特別イベントは16日、七尾市の能登演劇堂前広場で始 まった。大勢の家族連れやカップルが囲む、焼きかき用のコンロから食欲をそそ る磯の香りが広がった。  会場には約500席分のコンロに加え、今回初めて100人分の立ち食い用の コンロスペースが設けられた。客は七尾西湾産「能登かき」や鮮魚、海鮮大鍋や 豚汁、かき飯、かきフライなどを16の飲食ブースで買い求め、白く輝く「能登 かき」などを口いっぱいに頬張った。  七尾西湾では、昨年夏の記録的猛暑で能登かきの大量死などが発生したが、同 祭運営委員会は「来場者分の確保は万全」としている。 〈10〉2013/02/17付朝刊――――――――――――――☆ ◎創作民謡「等伯さん」優雅に/七尾市文化協会の舞踊8団体が練習  七尾市文化協会が3月3日に開催する「第41回七尾市民音楽祭」に向け、同 協会加盟の舞踊8団体が16日、同市のワークパル七尾で創作民謡「等伯さん」 の合同練習会を開いた。参加者約50人は「等伯さんは日本の宝」などの歌詞や 三味線、尺八の音に乗せて優雅に舞い、本番に備えた。  「等伯さん」の合同練習は3日に続き2回目。音楽祭では、舞踊団体総出演の フィナーレで「等伯さん」を披露する。今夏からは七尾を代表する踊り流しであ る七尾港まつり市民総踊りに「等伯さん」が取り入れられ、舞踊団体会員が市民 の「指南役」となることもあり、参加者は全身の動きをそろえ、舞の習得に励ん だ。