□◆□◆□◆□ 第104号『ふるさとの薫り・七尾情報』 □◆□◆□◆□                         平成25年1月29日  新年明けましておめでとうございます。今年も「ふるさとメール」をご愛読 いただければと思います。  さて、今年8月に「名水百選」に選定された全国の市町村関係者約300人 が七尾市に集い、水と緑の大切さをアピールする「名水サミット」が開催され ます。  9月から10月にかけて、七尾市名誉市民でもある、仲代達矢さんが主宰する 無名塾の能登演劇堂ロングラン公演「ロミオとジュリエット」が、約1カ月間 行われます。  さらに10月には、七尾市、富山県高岡市、山形県米沢市などの県内外8市で つくる寺院群都市会議「寺町サミット」が七尾市で初めて開催されます。    今年も七尾は、全国から多くのお客様にお越しいただくため、演劇やサミッ トなどを通じて、魅力を発信します。  皆さんのお越しを心よりお待ちしています。  それでは、「第104号」をお届けします。 ---------------------------------------------------------------------- 七尾市は、市政を身近に感じ、たくさんの人に”ななおファン”になっていた だくきっかけづくりとして、七尾市公式『facebook(フェイスブック)』と 『Twitter(ツイッター)』を運用しています。 これまで以上に新鮮な情報を皆さんにお届けしますので、「いいね!」や「フ ォロー」をよろしくお願いします。 ■フェイスブック(表示名「七尾市役所」) ■ツイッター(表示名「七尾市」「@nanaocity」) 詳しくは↓ http://www3.city.nanao.ishikawa.jp/guide/svGuideDtl.aspx?servno=3014 ----------------------------------------------------------------------                 ご意見、ご要望などは下記まで                ○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●                 発行:石川県七尾市袖ケ江町イ部25番地                    七尾市企画経営部広報広聴課                   電話   0767−53−8423                   ファクス 0767−52−2812                   E-mail  koho@city.nanao.lg.jp                ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○                   〜〜〜●第104号メニュー●〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 1.能登島ごっつおまつり 開催中           【特別イベント 2月3日(日)】            2.和倉温泉美味食グルメ博覧会           【2月3日(日)】 3.加藤登紀子 能登の夢コンサート           【2月3日(日)】 4.世界農業遺産シンポジウム           【2月3日(日)】 5.七尾湾能登かき祭2013           【2月28日(木)まで】         特別イベント           【2月16日(土)、2月17日(日)】 6.牡蠣グルメ&語り手列車           【3月24日(日)まで】                      ※ 市内各施設のイベントについて   ☆北國新聞「七尾ニュース」 ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ ☆★☆ 1.能登島ごっつおまつり 開催中  ☆★☆         地元産の魚ならではの、納得の鮮度と価格!!能登島に泊まって 「ぴんぴん鍋」(魚すき焼き)をたらふく食べましょう。 ■開催期間 2月11日(月・祝)まで      ■場 所  能登島内の15飲食店 ■その他  2名様以上、前日までの要予約       ぴんぴん鍋、ぴんぴん膳は、宿泊者のみの提供です。 【特別イベント】 ■日 時 2月3日(日)10:00〜14:00まで ■場 所 マリンパーク海族公園周辺(ひょっこり温泉島の湯横) ■内 容 タラ鍋、カキ貝炭火焼、特産品販売など 問 能登鹿北商工会能登島支所 TEL0767-84-1087   http://n.rokuhoku.shoko.or.jp/info/local/2071 =================================== ☆★☆ 2.和倉温泉美味食グルメ博覧会  ☆★☆              和倉温泉旅館の料理人たちが、腕によりをかけて能登野菜の中島菜や能登豚 などの美味いもんを提供します。    ■日 時 2月3日(日)12:00〜15:00まで             (入場は14:30まで) ■場 所 和倉温泉観光会館大ホール(入場無料) ■内 容 試食チケット1枚で5品のメニューが召し上がれます。            各メニュー数に、限りがありますので品切れの際にはご容赦くださ      い。 ■メニュー 能登豚のホワイトカレー中島菜うどん       鱈親子つみれぼた海苔の粕汁など ■試食チケット 1枚500円(大人・小人共通) 問 和倉温泉観光協会・和倉温泉旅館協同組合    TEL0767-62-1555   http://www.wakura.or.jp/p399.html =================================== ☆★☆ 3.加藤登紀子 能登の夢コンサート ☆★☆  世界農業遺産「能登の里山里海」の認定を記念し、全国に能登の素晴らしさ を発信するコンサートです。 ■日 時  2月3日(日)開場 15:00                開演 16:00〜17:30 ■場 所  七尾サンライフプラザ大ホール ■出 演  加藤登紀子、告井延隆、渡辺剛、遠藤征志 ■予定演奏曲目   能登の夢、百年の恋歌、百万本のバラ、知床旅情など ■前売り券 1人5,000円、ペアチケット8,000円(全席自由) ■当日券  1人6,000円 ■その他  当日は、駐車場の混雑が予想されます。乗り合わせまたは、       公共交通機関のご利用をお願いいたします。 問 能登の夢プロジェクト実行委員会 TEL0767-54-8888   http://www.noto.or.jp/dream/index.html =================================== ☆★☆ 4.世界農業遺産シンポジウム ☆★☆  世界に認められた能登・七尾の「里山里海」に触れてみませんか? ■日 時  2月3日(日)13:00〜15:20 ■場 所  七尾サンライフプラザ視聴覚室 ■内 容  基調講演「はじめての世界農業遺産〜能登の里山里海って何?」            小学生による環境学習の成果発表会            パネルディスカッション       ■料 金  無料 問 七尾市里山里海会議事務局 TEL0767-53-8005 =================================== ☆★☆ 5.七尾湾能登かき祭2013      ☆★☆        〜2日間限りの特別イベントを開催〜        2月28日(木)まで、産地だからこその味と新鮮さを生かして、ふるさと 七尾冬の食材まつり「七尾湾能登かき祭2013」が開催されています。  期間中に協賛飲食店で、能登かきを使用した各種オリジナルのななおメニュ ーを特別価格770円(税込)で提供します。  協賛飲食店は、「七尾湾能登かき祭・能登かき街道食べ処」ののぼり旗設置 店です。  2日間限定の特別イベントも開催しますので、お見逃しなく!! 《特別イベント》 ■日 時  平成25年2月16日(土)10:00〜16:00            2月17日(日) 9:00〜15:00 ■場 所  能登演劇堂正面(七尾市中島町) ■内 容  炭火焼かき・殻付きかき・能登野菜・中島菜・新鮮大鍋・地元の       食材販売コーナーなど ■交 通  鉄道「能登中島駅」       ・能登ふるさと博フリーきっぷ(金沢⇔能登中島)        大人1,500円、こども300円で2日間乗り放題        (観光施設などの割引特典付き)        ■その他  能登中島駅前から会場までのシャトルバスあり       前売り券、当日券の販売はありません。 問 ふるさと七尾冬の食材まつり実行委員会(能登鹿北商工会内)   TEL 0767-66-0001    =================================== ☆★☆ 6.牡蠣グルメ&語り手列車      ☆★☆         世界農業遺産に認定された「能登の里山里海」を眺めならが走るローカル線 「のと鉄道」。地元名物ガイドが沿線の見どころを紹介しながら、のんびりと 皆さんをご案内します。  語り手列車に乗って、能登の冬の味覚「牡蠣」を楽しみに出かけませんか。 ■日 程  3月24日(日)までの土曜日、日曜日、祝日のみ運行 ■乗車場所 七尾駅または和倉温泉駅 ■コース  七尾駅から穴水駅間の往復 ■乗車料金 1人500円(七尾−穴水間往復料金)       ※食事代は含まれておりません。 ■店 舗  駅周辺の15店舗で「能登かき」を提供しています。 問 和倉温泉観光協会・和倉温泉旅館協同組合    TEL0767-62-1555   http://www.wakura.or.jp/p457.html    ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ ★★★ 市内各施設のイベントはこちら ★★★ ◎ 能登島ガラス美術館 電話 0767−84−1175   → http://www.city.nanao.lg.jp/glass/index.html  ◎ 七尾美術館  電話 0767−53−1500   → http://nanao-art-museum.jp/ ◎ 七尾フラワーパーク のと蘭ノ国  電話0767−54−0300   → http://www.notorannokuni.com/ ◎ 能登演劇堂  電話 0767−66−2323   → http://www.engekido.com/schedule2008.html   ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 01:海の生き物と年越し/のとじま水族館で初のイベント 02:市内全小学校が実習で利用へ/七尾コロサスキー場 03:前田家、宇喜多秀家の絆、でか山で現す/魚町が青柏祭で 04:能登島歩く観光路開発/地域おこし協力隊の志野さん/都市圏から誘客 05:わくたまくんに年賀状/全国から過去最多52通 06:七尾カキ料理/770円で提供/14店が丼、鍋、カレーなど 07:自治体サッカー大会、七尾で県内初開催/来年7月、全国から700人 08:間一髪、踏切事故を阻止/七尾産業技術専門校/立ち往生のトラック救出 09:ジンベエザメの愛称「モモベエ」「オトベエ」に決定 10:「能登なまこ」取扱店認定制度を創設/七尾の加工協同組合 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〈01〉2013/01/03付朝刊――――――――――――――☆ ◎海の生き物と年越し/のとじま水族館で初のイベント のとじま臨海公園水族館の年越しイベントは31日深夜から1日にかけて七尾 市の同水族館で行われ、大勢の来館者が新年の幕開けを祝った。  来館者と職員が大型水槽「ジンベエザメ館 青の世界」の前でカウントダウン し、年明けと同時に「ハッピーニューイヤー」と声をそろえた。水槽には深紅の 晴れ着姿のマリンガールが登場し「謹賀新年」の幕を掲げた。  今年の干支(えと)「巳(み)」にちなんでホウライウミヘビを展示した「の とじま水族館神社」が設けられ、親子らが「開運お魚おみくじ」を引いて新年の 運勢を占った。  同水族館の年越しイベントは1982年の開館以来初めて。北陸の水族館でも 初開催で全国で5館目となる。  2日は振り袖姿の2羽のマゼランペンギンが水族館前で来館者を迎えたほか、 「回遊水槽」ではマリンガールの餌付けショーが行われ、おせちに見立てて重箱 に入れたエビやイカの餌を振る舞った。 〈02〉2013/01/04付朝刊――――――――――――――☆ ◎市内全小学校が実習で利用へ/七尾コロサスキー場 能登唯一の本格的スキー場である七尾市多根町の七尾コロサスキー場で1、2 月に、同市内の全13小学校がスキー教室を開くことを決めた。全小学校による 利用は1998(平成10)年の開所以来初めて。これまで市内の数校は富山県 内のスキー場で教室を開いていたが、市教委の働き掛けもあり、移動時間が短い 地元スキー場の利用に切り替えた。  この方針を受けて同スキー場は今年、新たに小学3、4年生向けの貸しスキー 40セットを用意。小学生向けの貸しスキーは250セットとなり、より幅広い 年齢層や大人数のスキー教室を受け入れできる態勢を整えた。 〈03〉2013/01/05付朝刊――――――――――――――☆ ◎前田家、宇喜多秀家の絆、でか山で現す/魚町が青柏祭で  七尾市中心部を沸かせる5月の青柏祭で、祭りの主役となる山車「でか山」の 一つである魚町のでか山に、加賀藩祖前田利家の4女豪姫の夫である宇喜多秀家 と前田家の絆(きずな)を現す人形舞台が組まれることが決まった。北國総合研 究所が昨年5月に岐阜県内で確認した明治中期の歌舞伎作品を題材とし、前田利 長や豪姫、秀家が登場する。  人形舞台の題材となるのは、明治時代の新聞記者、劇作家だった福地桜痴(お うち)が手掛けた1892(明治25)年刊の歌舞伎作品「関原誉凱歌(せきが はらほまれのかちどき)」。この台本の写しが、北國総合研究所の「北國総研の ふるさと講座 前田家の女たち」の収録の過程で、昨年5月に確認された。  本紙報道でこの作品の存在を知った七尾市魚町でか山保存会資材係の通則雄さ ん(64)=同市馬出町=は、前田家にまつわる新たな物語としてこの作品に注 目し、舞台化を北國総合研究所に打診。同所の仲介で、台本の写しが確認された 岐阜県揖斐川(いびがわ)町の関係者から舞台化の快諾を得た。  物語は、関ケ原の合戦後に敗走した秀家が、家臣の進藤三左衛門に伴われ、進 藤の義兄である浪人矢野五郎右衛門方へ落ち延び、追っ手から逃れた上、進藤は 忠心を買われて徳川家康に召されるという内容。秀家の妻豪姫も登場する。通さ んは、この台本を元に、宇喜多家を支援し続けた前田家のかかわりを人形舞台で 表現するため、現在舞台構成を考えているという。  同保存会によると、でか山の人形舞台は江戸時代の歌舞伎作品を題材とするこ とが大半で、近代の歌舞伎が舞台化されるのは「魚町では初めて」という。通さ んは「前田家は、宇喜多家を江戸時代が終わるまで支援し続けたという記録もあ る。その強い絆を、青柏祭で多くの人に知ってもらいたい」と話した。 〈04〉2013/01/07付朝刊――――――――――――――☆ ◎能登島歩く観光路開発/地域おこし協力隊の志野さん/都市圏から誘客  七尾市の地域おこし協力隊員である志野佑介さん(29)は6日までに、同市 能登島の魅力を歩いて体験できる観光資源の開発に乗り出した。寺社やほこら巡 りや農業、漁業のミニ体験、住民との触れ合いなどを交え、ゆっくりと島の景色 を楽しめる複数のコースを設け、長期滞在型観光として都市圏からの誘客を目指 す。  徒歩観光コースの素案として志野さんは、寺社巡りの「島遍路」や、1次産業 を絡めた体験、自転車ツーリングなど、観光客の希望に応えられるように、多く のミニ体験を交える方針。民宿や道中で出会う住民との触れ合いも、旅の妙味に したい考えである。  志野さんは昨年9月、県内初の同隊員として千葉県東金市から能登島に移住。 住民との交流や、美しい風景を目の当たりにする中で、徒歩観光を思い立った。  6日は、日本一周自転車旅の途中、能登島を訪ねた糟谷壮範さん(28)=愛 知県岡崎市出身=とともに、島東部を歩いて巡回。能登島に農業や漁業を伝えた とされる飛鳥時代の祖母ケ尼行者(ばがにぎょうじゃ)の石碑や寺社に参詣し、 出会った住民との会話で、開拓の歴史や豊かな漁業資源を再認識した。  志野さんは「自動車での観光では、せっかくの魅力を見落としてしまう。魅力 を満喫できる能登島の旅を提案したい」と話した。 〈05〉2013/01/08付朝刊――――――――――――――☆ ◎わくたまくんに年賀状/全国から過去最多52通  七尾市和倉温泉のゆるキャラ「わくたまくん」宛てに今年、過去最多となる5 2通の年賀状が届いた。差出人は青森県から愛媛県まで全国にわたっており、和 倉温泉観光協会は「人気が全国に広がっている」と手応えを感じている。  年賀状には、全国のイベントに登場したわくたまくんを収めた写真や絵が印刷 され、「パレードで見てファンになりました」「和倉に会いに行きます」などの 文言が添えられている。 ●給食の卵焼きに  わくたまくんの焼き印が押された厚焼き卵が10、11日、市内の全小中学校 の給食に初めて登場する。卵焼き納入業者のアイデアで実現した。2日間で児童 生徒と教職員の4930食分が提供される。 〈06〉2013/01/09付朝刊――――――――――――――☆ ◎七尾カキ料理/770円で提供/14店が丼、鍋、カレーなど  七尾市中島、田鶴浜、能登島地区を中心とした飲食店14店は13日から2月 28日まで、七尾西湾のカキを使ったオリジナル料理を770円の統一価格で提 供する。観光客らに日本海側最大のカキ産地の魅力を発信するため、価格を七尾 にちなんだ770(ななお)円に設定し、2月16、17日に開催される特別イ ベントへの誘客を促進する。  能登鹿北商工会などの運営委が実施する「七尾湾能登かき祭2013」の一環 として企画した。  期間中、各店がかき菜揚げやかき鍋のほか、かき丼、かきそば、かきカレーな どを販売。観光客らに海の幸に恵まれた七尾をアピールし、特別イベントへの来 場やリピーター客確保を狙う。  かき祭は今年で7回目。2月16、17日に七尾市中島町の能登演劇堂前広場 で開催される特別イベントでは、来場者が炭火焼きコーナーで自由に焼きかきな どを満喫できる。  七尾市の和倉温泉観光協会と同温泉旅館協同組合は、12日から3月24日ま で毎週土・日曜、祝日、のと鉄道を利用した貸し切り列車「牡蠣(かき)グルメ &語り手列車」を七尾―穴水間で運行する予定である。運営委は「世界農業遺産 に認定された能登の里山里海の素晴らしさを多くの人に堪能してほしい」として いる。 〈07〉2013/01/11付朝刊――――――――――――――☆ ◎自治体サッカー大会、七尾で県内初開催/来年7月、全国から700人  七尾市で来年7月、全国の強豪自治体サッカーチームが集う「第43回全国自 治体職員サッカー選手権大会」が開催されることが内定した。北陸新幹線金沢開 業や能越自動車道七尾氷見道路の全線開通を控えた時期の全国大会だけに、同市 は、誘客促進の一大好機として受け入れ準備を進める。  同市によると、同大会の開催は県内では初めて。全国11ブロックで約340 チームが予選を戦い、勝ち抜いた32チームが全国一の座を懸けて七尾に集う。 会場は、和倉温泉運動公園と、今春完成予定の能登島グラウンドとする方針。  地元開催となる七尾市役所は、すでにサッカーチームの編成を始めており、7 月26日に秋田県にかほ市で開幕する第42回大会と、七尾市で開催される来年 の第43回大会へ出場する。  大会開催によって、選手や監督、役員と家族ら700人以上が来場する見込み で、和倉温泉など七尾市内での宿泊による経済効果が期待できる。  加えて、全国の自治体やサッカー関係者に、七尾市がサッカー大会開催や合宿 などに適した環境であることを、運営を通じてアピールし、北陸新幹線金沢開業 や能越自動車道七尾氷見道路開通後の観光誘客や合宿誘致に弾みをつける構えで ある。 〈08〉2013/01/12付朝刊――――――――――――――☆ ◎間一髪、踏切事故を阻止/七尾産業技術専門校/立ち往生のトラック救出  県立七尾産業技術専門校の訓練生と職員は8日、七尾市津向町の同行近くの踏 切内で立ち往生した大型トラックを脱出させ、間一髪で列車事故を防いだ。自動 車整備士などを育てる「自動車のプロ」である職員が機転と連携プレーで惨事を 阻止した。JR西日本七尾鉄道部は「こんなに確かな対応は聞いた事がない」と して、15日、同校へ感謝状を贈る。  同校などによると、8日午前8時40分ごろ、JR七尾線津向踏切で立ち往生 している三重県四日市市の製缶会社所有の大型トラックを訓練生が見つけ、同校 職員に伝えた。直後にのと鉄道の列車が接近し、警報機が鳴ったため、職員10 人が駆けつけ、非常停止ボタンを押して列車を止めた。  全長12メートル、タイヤ10輪を備えたトラックは、駆動輪である中央のタ イヤ4輪が踏切と道路との境に落ち込んで宙に浮いたため動けなくなっていた。  状況を見た水野領訓練課長が除雪車でトラック後部を持ち上げて駆動輪を接地 させることを思いつき、5分足らずで脱出させた。ほかの職員は交通整理や遮断 棒の持ち上げなどを手分けして行った。  列車には乗客乗員約20人が乗車していた。同鉄道部の川崎郁夫部長は「一つ 間違えば大事故だった。的確な判断と行動力に感謝している」と胸をなで下ろし た。  水野課長は「列車が踏切の30メートル手前で止まったのを見てほっとした。 うまくいってよかった」と話し、製缶会社の社長(48)は「重大事故にならず 七尾の皆さんに感謝している」と話した。 〈09〉2013/01/13付朝刊――――――――――――――☆ ◎ジンベエザメの愛称「モモベエ」「オトベエ」に決定 七尾市ののとじま臨海公園水族館で12日、雄のジンベエザメ2頭の愛称命名 式が行われ、志賀町百浦(ももうら)沖で昨年7月に捕獲されたサメは「モモベ エ」、七尾市大泊(おおとまり)沖で昨年8月に捕獲されたサメは「オトベエ」 と名付けられた。  モモベエは金沢市の森野藍さん(10)、オトベエは富山市の太田結唯ちゃん (3)が名付け親となった。全国から920件の応募があった。モモベエの応募 は72件あり、抽選で選ばれた10人の中から森野さんが代表者に選ばれた。  モモベエは推定で体長4・6メートルとやや小さく、最も大きい背びれの後部 に切れ込みがあるのが特徴。オトベエは体長推定4・9メートルで、腹にもまば らに斑点がある。  式では名前が書かれた看板が除幕された。小川隆男館長が「親しみやすい名前 になった。多くのお客さまに楽しんでもらいたい」とあいさつし、2人に命名証 や記念品を手渡した。 〈10〉2013/01/22付朝刊――――――――――――――☆ ◎「能登なまこ」取扱店認定制度を創設/七尾の加工協同組合    能登なまこ加工協同組合(七尾市)は21日までに、七尾湾周辺のナマコを使 う料理を提供する店であることを証明する認定制度を創設した。第1号は旧山中 町出身の料理人道場六三郎さんの東京・銀座ろくさん亭となる見通しで、26日 に認定証を交付する。  世界農業遺産となった能登の里山里海で育まれた海の幸を広く発信し、ブラン ド化を推進する狙い。認定証は縦10センチ、横15センチ。ヒノキ材に同組合 が作成した「能登なまこ」のロゴマークが描かれており、財団法人能登半島地震 復興基金の支援事業として中能登町徳前の松田建具製作所の協力を得て作った。 銀座ろくさん亭を皮切りに、七尾湾周辺のナマコを使用している県内外の飲食店 や旅館などに置いてもらう。  同組合は2007年に発足し、ナマコの消費拡大に向け、加工技術の保護継承 や新商品開発、販路開拓に取り組んできた。26日には道場さんが監修する能登 のナマコと寒ブリの食談会を銀座ろくさん亭で開き、同店に第1号の認定証を交 付する予定で、杉原省理事長は「能登のナマコのおいしさを一人でも多くの人に 知ってほしい」と話した。