□◆□◆□◆□ 第101号『ふるさとの薫り・七尾情報』 □◆□◆□◆□                         平成24年10月27日    今年も残すところ約2カ月となり、朝夕の気温がグッと冷え体調を崩さない ようにお気をつけください。    七尾湾は「天然のいけす」と呼ばれるほど多種多様な魚介類が水揚げされま す。身のしまった寒ブリや海のミルクと呼ばれる能登かきなど四季を通じて新 鮮な魚介が市場に並びます。    地魚を使った握りや海鮮ちらし寿司は、絶品です。「すし王国能登七尾」で 旬の地魚を存分に味わいませんか。   それでは、「第101号」をお届けします。 ---------------------------------------------------------------------- 七尾市は、市政を身近に感じ、たくさんの人に”ななおファン”になっていた だくきっかけづくりとして、七尾市公式『facebook(フェイスブック)』と 『Twitter(ツイッター)』を運用しています。 これまで以上に新鮮な情報を皆さんにお届けしますので、「いいね!」や「フ ォロー」をよろしくお願いします。 ■フェイスブック(表示名「七尾市役所」) ■ツイッター(表示名「七尾市」「@nanaocity」) 詳しくは↓ http://www3.city.nanao.ishikawa.jp/guide/svGuideDtl.aspx?servno=3014 ----------------------------------------------------------------------                 ご意見、ご要望などは下記まで                ○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●                 発行:石川県七尾市袖ケ江町イ部25番地                    七尾市企画経営部広報広聴課                   電話   0767−53−8423                   ファクス 0767−52−2812                   E-mail  koho@city.nanao.lg.jp                ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○                   〜〜〜●第101号メニュー●〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 1.毎年恒例!本場讃岐うどんの実演販売『七尾秋の大市』                  【11月2日(金)・3日(土・祝)】 2.能登鍋が出店!『いしかわ食のてんこもりフェスタ』                     【11月11日(日)】 3.わくら湯ばんと『七福神福々めぐり』                   【12月〜平成25年3月の土曜日・日曜日】 4.オーケストラ・アンサンブル金沢 七尾定期公演                        【12月9日(日)】 ※ 市内各施設のイベントについて ☆ 北國新聞「七尾ニュース」 ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ ☆★☆1.毎年恒例!本場讃岐うどんの実演販売『七尾秋の大市』☆★☆  市街地中心部に植木市や多くの露店、親善都市の香川県丸亀市から訪れる 讃岐うどんの実演販売が行われます。       ■日にち 11月2日(金)・3日(土・祝) ■場 所 市街地中心部西部(下記リンク参照) ■内 容 露天、植木市、讃岐うどん (問)七尾市観光交流課 電話0767−53−8424    http://www.nanaoh.net/c66.html    〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ☆★☆ 2.能登鍋が出店!『いしかわ食のてんこもりフェスタ』 ☆★☆        毎年恒例の県内ご当地グルメが勢ぞろいするイベントです。七尾市からは バラエティーに富んだ3種類の能登鍋が出店します。  ■日時 11月11日(日) 10:00〜16:00 ■場所 石川県産業展示館3号館(金沢市) ■出店物 能登牡蠣白味噌鍋、美食能登もつ鍋、ちぃ研コラボ能登鍋など ■入場料 無料 ■ステージイベント いしかわご当地グルメシンポジウム           13:30から1時間程度           俳優の辰巳琢郎さんやフードアナリストの雅珠香さん           などによるトークショーが行われます。 (問)いしかわ食のてんこもりフェスタ実行委員会     電話076-225−1312    http://www.pref.ishikawa.lg.jp/shinkou/tenkomori/index.html 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ☆★☆ 3.わくら湯ばんと『七福神福々めぐり』 ☆★☆  和倉温泉の7つの名所に、幸せを呼ぶ七福神の石像と輪郭彫りがあります。 輪郭彫りに、用紙を押して7つそろうと宿泊旅館でプレゼントが当たります。 ■日時 12月〜平成25年3月の土曜日・日曜日       15:30〜16:30   ■場所 和倉温泉総湯 ■対象 和倉温泉旅館にご宿泊される人 ■料金 無料 (問) 和倉温泉観光協会・和倉温泉旅館協同組合      電話0767-62-1555   〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ☆★☆ 4.オーケストラ・アンサンブル金沢 七尾定期公演 ☆★☆ ■日時 12月9日(日) 開演14:00(開場13:30) ■場所 七尾サンライフプラザ大ホール ■ゲスト ヴァイオリン 千住 真理子 氏 ■予定プログラム ヴァイオリン協奏曲、交響曲第7番など ■入場料 <全席自由>一般3,500円、高校生以下2,000円、            車イス席2,000円、車イス介護者席2,000円            ※当日は500円高となります。 ■販売先 ミヤコ音楽堂、パトリアサービスカウンター、石川県立音楽堂      七尾市文化課 (問) 七尾市文化課 電話0767−53−8437 ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ ★★★ 市内各施設のイベントはこちら ★★★ ◎ 能登島ガラス美術館 電話 0767−84−1175   → http://www.city.nanao.lg.jp/glass/index.html  ◎ 七尾美術館  電話 0767−53−1500   → http://nanao-art-museum.jp/ ◎ 七尾フラワーパーク のと蘭ノ国  電話0767−54−0300   → http://www.notorannokuni.com/ ◎ 能登演劇堂  電話 0767−66−2323   → http://www.engekido.com/schedule2008.html   ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 01:長谷川等伯しのぶ光と音色/あかりのこみち/ピアノ連弾や美声披露 02:能登の高校生初/難関旋盤試験に合格/七尾東雲の坂口君 03:サザベエ死ぬ/のとじま水族館のジンベエザメ/網絡まり呼吸不全 04:七尾まだら、富山でも継承/保存伝承師審査会/南砺から審査会参加 05:花咲くいろは効果、七尾にも/のと鉄道西岸駅/ファンが大挙 06:児童が手作り品販売/ジュニアエコノミーカレッジ/完売店が続出 07:角中、初の首位打者/石川出身では松井秀以来 08:豪快な演奏で韓国魅了/七尾・西湊鬼楽太鼓/姉妹都市金泉市で公演 09:海抜表示板を設置/古府町会、独自の取り組み 10:活動写真、七尾名物に/商店街連合会が上演/来月24日、光徳寺で ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〈01〉2012/010/02付朝刊――――――――――――――☆ ◎長谷川等伯しのぶ光と音色/あかりのこみち/ピアノ連弾や美声披露  七尾出身の画聖長谷川等伯をしのぶ「第3回山の寺寺院群あかりのこみち」は 30日夜、等伯の生家奥村家の菩提(ぼだい)寺である七尾市小島町の日蓮宗本 延寺(ほんねんじ)で開かれた。あんどんの明かりに包まれた本堂で、来場者が バスバリトンの美声やピアノ連弾に聞き入った。  七尾市の中道小津紀さんと吉田未由起さんによる初披露の連弾で幕を開け、映 画音楽やテレビ番組曲、唱歌などの美しい音色が響いた。  七尾市史編さん室の和田学次長と北原洋子県七尾美術館主幹・学芸員は、本社 が県七尾美術館と同市の協力で実施し、のと共栄信用金庫が特別協賛した「長谷 川等伯ふるさと調査」の成果を報告。長家と、奥村家や長谷川派の関係を解説し た。  続いて七尾市生まれの声楽家北川辰彦さんが「闘牛士の歌」や秋の唱歌などで 美しい声を響かせ、軽妙なトークで会場を沸かせた。 〈02〉2012/010/02付朝刊――――――――――――――☆ ◎能登の高校生初/難関旋盤試験に合格/七尾東雲の坂口君  七尾東雲高テクニカル工学科3年の坂口貴俊君=七尾市=はこのほど、旋盤機 で鉄鋼を削り、部品を作る技能検定「機械加工普通旋盤2級」に合格した。同校 によると、この検定は通常、金属加工業で5〜10年の経験を積んだ社会人が受 検する難関で、高校生での合格は能登地区初。坂口君はさらに技術を磨き、技能 五輪出場を目指す。  坂口君は7月、毎分180〜1800回転する鉄鋼に金属歯を当てて削り、誤 差0・05ミリで二つの組み合わせ部品を作り上げて実技試験を通過し、8月に は筆記試験もこなし、9月28日に合格が伝えられた。  検定では、金属の性質を理解して正確に機械を操る技術と知識、寸分の狂い無 く部品を削り出し、美しく仕上げる集中力と探求心が問われた。金沢工大への進 学が決まっている坂口君は「機械加工の優秀な技術者になりたい」と話した。 〈03〉2012/010/03付朝刊――――――――――――――☆ ◎サザベエ死ぬ/のとじま水族館のジンベエザメ/網絡まり呼吸不全  のとじま臨海公園水族館(七尾市)で放流に向けて訓練中だったジンベエザメ 「サザベエ」の死が2日、確認された。台風の影響でいけすの網が体に絡まり、 泳げなくなったのが原因とみられる。2年にわたり水族館を代表する人気者で、 放流後は生態解明への貢献も期待されただけに、関係者は「ただただ残念」と肩 を落とした。  サザベエは先月20日、館内から、深さ16メートル、20メートル四方の海 上いけすへ移されていた。日本海側初の回遊ルート調査のため、発信器を付けて 放流する計画があり、海に慣れる訓練を積んでいた。  訓練は順調だったが、台風17号が通過した1日、潜水した職員が、海水の大 きなうねりで巻き上がったとみられるいけす底部の網に絡まって動けなくなった サザベエを発見。その場で網を外したが、翌2日朝に呼吸停止が確認された。  池口新一郎副館長によるとジンベエザメは常に泳いだ状態でないと、えら呼吸 が十分できず、呼吸不全で死に至った可能性がある。現在、解剖で死因を調べて いる。  水族館を運営する石川県県民ふれあい公社の橋本政人理事長は2日、県庁で記 者会見し「2年間非常に人気があった水族館の『核』だった。残念だ」とした上 で「こうした事態が想定できなかったことを将来の教訓としたい」と話した。水 族館の敷地内には3日、サザベエを悼む献花場が設けられる。  武元文平七尾市長は「長い間、多くの人を楽しませてきただけに寂しい。回遊 ルートの追跡調査に期待していたのに残念だ」と話した。 〈04〉2012/010/08付朝刊――――――――――――――☆ ◎七尾まだら、富山でも継承/保存伝承師審査会/南砺から審査会参加  県指定無形民俗文化財「七尾まだら」の保存伝承師認定審査会は7日、七尾市 の県七尾美術館で開かれ、初の富山勢を含む53人が、磨き抜いた七尾まだらの 舞や唄、三味線を披露し、審査員に伝統を受け継ぐ心意気を見せた。  審査会に初めて参加した富山勢は、南砺市の4人。昨年8月から毎週「七尾ま だら愛好会」の練習に参加して研鑽(けんさん)を積み、今年8月には第18回 七尾まだら大会(本社など後援)に出演した。認定されれば、埼玉県内の男性に 次ぐ県外の保存伝承師となる。  2年に1度の審査会では、能登民俗音楽の会の宮川隆之会長、同市文化協会の 橋元道彦理事長ら8人の審査委員を前に、富山勢を含む参加者が20組に分かれ て、朗々とした歌声やばちさばき、凜(りん)とした踊りを発表した。  主催した七尾まだら保存会の長憲二会長は「七尾まだらの輪が、大きく根を広 げていることがうれしい。さらに市民の交流を進めたい」とあいさつし、三浦光 雄教育長が祝辞を述べた。審査結果は今月中に発表される。 〈05〉2012/010/08付朝刊――――――――――――――☆ ◎花咲くいろは効果、七尾にも/のと鉄道西岸駅/ファンが大挙 金沢市の湯涌温泉がモデルのアニメ「花咲くいろは」の中で主人公が通学に利 用する「湯乃鷺(ゆのさぎ)駅」のモデルとなった七尾市中島町ののと鉄道西岸 駅に7日、前日の湯涌ぼんぼり祭り(北國新聞社協力)に参加したファンらが大 勢訪れた。  アニメの登場人物が描かれたラッピング列車は西岸駅に向かうファンらで満員 状態となり、同駅ホームでは熱心に列車を写真撮影する姿が見られた。  鹿児島県から友人7人と訪れた会社員の下小薗拓士さん(24)は「西岸駅へ 来るのは2回目だが、今回はラッピング列車を見ることができ、一層楽しむこと ができた」と笑顔を見せた。 ●ぼんぼりなくなる  ファンがアニメ舞台を訪れる「聖地巡礼」を楽しむ一方、作品に登場する祭り にちなんで4日から西岸駅に設置されていたぼんぼり20個のうち、1つがなく なっていることが分かった。  ぼんぼりは直径約30センチ、高さ約30センチで「湯涌ぼんぼり祭り」「の と鉄道 湯乃鷺駅」と記されている。同駅を訪れたファンの一人は「もし同じフ ァンが持ち去ったのなら悲しい」と話した。湯涌温泉観光協会によると、550 個のぼんぼりが設置された同温泉街では、ぼんぼりがなくなる被害は報告されて いないという。  のと鉄道常務の蜂須賀和行さん(64)は「予備のぼんぼりは用意していない ので早く戻してもらいたい」と話した。 〈06〉2012/010/09付朝刊――――――――――――――☆ ◎児童が手作り品販売/ジュニアエコノミーカレッジ/完売店が続出  七尾商工会議所青年部の第2回ジュニア・エコノミー・カレッジinななおの 販売実践は8日、七尾市の能登食祭市場で行われた。15の模擬株式会社を運営 する児童71人が、観光客に手作りの飲食物や七尾の特産品などを販売し、店舗 前に人だかりができた。  児童は、焼きそばや能登米のカレーライス、クッキー、タピオカドリンクなど の飲食物をはじめ、ミサンガなどの手作り品、和ろうそく、輪島塗のはしなどを 販売。青空の下、会場には多くの買い物客が集まり、大半の店が開店後1〜2時 間で品切れとなった。約40分でカレーライス30食を売り切った「フレンド」 社長の山口美星さん=天神山小5年=は「たくさんのお客さんに来てもらえてう れしい」と喜んだ。  販売前に、濱岸喜代美青年部会長、武元文平市長があいさつした。 〈07〉2012/010/10付朝刊――――――――――――――☆ ◎角中、初の首位打者/石川出身では松井秀以来  プロ野球のセ・パ両リーグは9日、今季の全日程を終了し、パではロッテの角 中(かくなか)勝也外野手(25)=七尾市出身、航空二高(現航空石川高)O B=が打率3割1分2厘で初の首位打者に輝いた。石川県出身者がプロ野球で首 位打者を獲得したのは、2001年の巨人・松井秀喜外野手以来、11年ぶり2 人目で、独立リーグ出身者として第1号。   角中選手は旧田鶴浜町出身で、航空二高から四国アイランドリーグ・高知ファ イティングドッグスに入団。2006(平成18)年のプロ野球大学生・社会人 ドラフト会議でロッテの7巡目に指名を受けた。  角中選手は6年目の今季、4月からレギュラーに定着。オールスター戦に、独 立リーグ出身者として初めて出場した。477打数149安打で、3本塁打、6 1打点だった。身長180センチ、体重80キロ。右投げ左打ち。背番号は「6 1」。 ●毎日必死にやった 角中外野手  前から首位打者は取りたかったが、まさかこんなに早く取れるとは。毎日、必 死にやって、気が付いたら終わっていた。 〈08〉2012/010/13付朝刊――――――――――――――☆ ◎豪快な演奏で韓国魅了/七尾・西湊鬼楽太鼓/姉妹都市金泉市で公演  七尾市の西湊鬼楽(きらく)太鼓は10、11日、同市の姉妹都市である韓国 金泉市で開催された「韓・中・日民俗文化フェスティバル」に日本代表として出 演し、心揺さぶる豪快なばちさばきで、韓国の市民を魅了した。  同太鼓は10日夜に金泉市の彫刻公園前広場、11日は同市総合スポーツタウ ン韓国民俗芸術祭メーン舞台で演奏した。3カ国の8チームの一員として舞台を 盛り上げ、初日は約1千人、2日目は500人の観客を前に、七尾まだらのリズ ムを織り込んだ「故郷(ふるさと)の風」と「怒涛」の2曲のオリジナル曲を披 露。観客の掛け声に合わせ、熱気あふれるステージを繰り広げた。  七尾から訪韓した5人と、同太鼓メンバーで金泉市に派遣中の七尾市職員1人 が演奏し、演奏後も写真撮影を求められるなど、金泉市民の人気を集めた。同太 鼓代表の松平武男さんは「演奏するうちに、どんどん盛り上がってきた。訪韓前 は心配もあったが、金泉の市民は温かく迎えてくれた」と話した。 〈09〉2012/010/13付朝刊――――――――――――――☆ ◎海抜表示板を設置/古府町会、独自の取り組み  七尾市古府(ふるこ)町会は12日、町内12カ所に海抜表示板を付けた。津 波対策をはじめとする防災意識の向上や災害時の迅速な避難を促す。町会独自で 海抜表示板を設置したのは、同市内では佐味町に次いで2例目。  海抜表示板は縦40センチ、横30センチで、夜間でも見やすいように反射材 を塗った。古府町会役員4人と民生児童委員1人が、ごみ集積所や神社前に計1 2枚を取り付けた。  森井正明町会長(67)は「町民の目につきやすい場所を選んで設置した。1 人でも多くの人に防災意識を高めてもらいたい」と話した。 〈10〉2012/010/16付朝刊――――――――――――――☆ ◎活動写真、七尾名物に/商店街連合会が上演/来月24日、光徳寺で  かつて5館の映画館でにぎわった七尾の街に、再び映画の灯がともる。七尾市 の七尾商店街連合会は15日までに、同市一本杉通り沿いの寺院で11月、初の 「七尾まちなか映画祭〜復活、活動写真〜」(仮称)を開催することを決めた。 毎年継続する方針で、活動写真のレトロ感と弁士の名調子を冬の七尾観光の新た な目玉に育てる。  今年の映画祭は11月24日、同市馬出町の浄土真宗本願寺派光徳寺を会場と する。「阪妻」の愛称で親しまれた二枚目時代劇スター阪東妻三郎主演の「血煙 高田の馬場」を2回上演。活動写真弁士の井上陽一氏と、井上氏に師事する俳優 目黒裕樹さんが活弁する。  寺での活動写真に加え、周辺では昭和初期の七尾のまちなみをとらえた写真展 やテント市なども開き、映画のにぎわいを商店街に広げる。  連合会によると、七尾市中心部には40年前までは5館の映画館があったが、 テレビの普及もあって約30年前に映画館は姿を消した。  商店主の間から、今では貴重となった活動写真の上映で、かつてのにぎわいを 取り戻そうとの機運が高まり、上映会の開催が決まった。当初は同市府中町の旧 芝居小屋「でか小屋」を利用する構想もあったが、収容人員などの問題から、寺 本堂が会場になった。  道下正樹連合会長は、来年以降も映画祭を続けるとした上で、「活動写真のレ トロ感と活弁のライブ感で、七尾の中心部に映画ファンだけでなく、多くの人を 呼び込みたい」と話した。