□◆□◆□◆□◆ 第97号『ふるさとの薫り・七尾情報』 □◆□◆□◆□                          平成24年6月23日  今年も祭りやイベントが盛りだくさんの季節がやってきました。  これから紹介する祭りやイベントのほかにも7月から毎週のように催し物が 行われます。   8月1日(水)からは5日(日)にかけて高校生最大のスポーツの祭典 「全国高校総体」が和倉温泉で開催されます。全国各地の予選を勝ち抜いた 計110艇のヨットが七尾湾で熱戦を繰り広げます。  観戦の後は、開湯1200年の歴史を誇る、和倉温泉でゆっくり心も体も 癒すことができます。  この夏はご家族やご友人で、能登・七尾に遊びに来ませんか。  それでは、「第97号」をお届けします。 ---------------------------------------------------------------------- 七尾市は、市政を身近に感じ、たくさんの人に”ななおファン”になっていた だくきっかけづくりとして、七尾市公式『facebook(フェイスブック)』と 『Twitter(ツイッター)』を運用しています。 これまで以上に新鮮な情報を皆さんにお届けしますので、「いいね!」や「フ ォロー」をよろしくお願いします。 ■フェイスブック(表示名「七尾市役所」) ■ツイッター(表示名「七尾市」「@nanaocity」) 詳しくは↓ http://www3.city.nanao.ishikawa.jp/guide/svGuideDtl.aspx?servno=3014 ----------------------------------------------------------------------                 ご意見、ご要望などは下記まで                ○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●                 発行:石川県七尾市袖ケ江町イ部25番地                    七尾市企画経営部広報広聴課                   電話   0767−53−8423                   ファクス 0767−52−2812                   E-mail  koho@city.nanao.lg.jp                ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○                   〜〜〜●第97号メニュー●〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 1.第71回七尾港まつり            【7月21日(土)・22日(日)】 2.能登島向田の火祭            【7月28日(土)】 3.モントレージャズフェスティバルin能登2012            【7月28日(土)】 4.七尾湾ナイトクルージング            【7月28日(土)〜8月26日(日)】                                 5.和倉温泉わくわく夏まつり            【7月28日(土)〜8月26日(日)】 ※ 市内各施設のイベントについて ☆ 北國新聞「七尾ニュース」 ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ ☆★☆ 1.第71回七尾港まつり ☆★☆        ちびっこカーニバルや市民総踊りなど、七尾港の発展を祝うまつりが行われ ます。夜の花火大会では七尾の夜景を華やかに飾ります。   ■日 程 7月21日(土)・22日(日) ■内 容  (1)第14回ちびっこカーニバル    日時 7月21日(土)17:00〜18:00    場所 七尾マリンパーク(能登食祭市場)    ※雨天のとき    日時 14:00〜17:30    場所 七尾サンライフプラザ     (2)七尾港ベイサイドミュージック2012「潮風のメロディー」    日時 7月22日(日)17:00〜19:00    場所 七尾マリンパーク(能登食祭市場)  (3)第34回総踊り    日時 7月22日(日)19:00〜20:20(荒天中止)    場所 御祓川大通り   (4)北國花火七尾大会    日時 7月22日(日)20:30〜21:10    場所 七尾港府中・湊町埠頭付近     (5)自衛艦「はやぶさ」一般公開    日時 7月21日(土)・22日(日)       午前の部 9:00〜12:00       午後の部13:00〜16:00    場所 七尾港矢田新第一埠頭(七尾市矢田新町)    料金 無料     ※事前の申し込みは必要ありません。    問い合わせ先 七尾市産業振興課 電話0767−53−8565   (問)七尾市観光交流課 電話0767−53−8436     =================================== ☆★☆ 2.能登島向田の火祭 ☆★☆            日本3大火祭りの一つ。大小7基のキリコが約30mの大松明の周りをまわ り、男衆が手松明を投げて大松明に点火する様子は見ごたえ十分です。 ■日 時 7月28日(土)20:00〜22:50 ■場 所 向田崎山広場(能登島向田町) (問)能登島観光協会 電話0767-84-1113   =================================== ☆★☆ 3.モントレージャズフェスティバルin能登2012  ☆★☆  七尾湾を背にしたステージでは、森山良子、綾戸智恵をはじめ11組の多彩 な出演者が7時間に渡り熱演を繰り広げます。 ■日 時 7月28日(土)  開 場 13:30  開 演 14:00(21:00終演予定)   ■場 所 七尾マリンパーク(能登食祭市場横) ■料 金 (前売券)大人5,000円      (当日券)大人6,000円       高校生以下 2,000円      ※未就学児は保護者同伴で無料 ■出演者 森山良子、綾戸智恵、守屋純子ほか ■その他 雨天決行、全席自由、ペット同伴での入場不可 (問)モントレージャズフェスティバルイン能登事務局     電話0767−54−8820 =================================== ☆★☆ 4.七尾湾ナイトクルージング ☆★☆  波静かな七尾湾で美しい和倉温泉の夜景を見ながら海の上を快走するクルー ジングを楽しみませんか。 ■日 程 7月28日(土)〜8月26日(日)(わくわく夏まつり期間中)      ※和倉温泉夏花火の日【8月9日(木)】は休み ■料 金 大人500円・小人200円(現地受付にてお支払いください) ■時間帯 第1便 19:50発      第2便 20:15発      第3便 20:40発 ■運行時間 約20分間 ■乗 場 和倉港(受付:わくわく夏まつり本部テント横) ■定 員 50名  ※事前の申し込みは必要ありません。   (問)和倉温泉観光協会・和倉温泉旅館協同組合     電話0767-62-1555   =================================== ☆★☆ 5.和倉温泉わくわく夏まつり ☆★☆  輪投げやボールすくい、射的などの夜店が軒を連ね、懐かしい縁日が行われ ます。イベントやゲームコーナー、抽選会など楽しさ満載です。 ■日 程 7月28日(土)〜8月26日(日)      ※8月9日(木)は夏花火のためお休みします。  ■場 所 和倉温泉わくわくプラザ ■時 間 19:30〜21:10 ■内 容 射的、ボールすくい、弓的、スマートボール、型抜き、竹馬      ベーゴマ、スイカ割り、いでゆ太鼓、お楽しみ抽選会など (問)和倉温泉観光協会・和倉温泉旅館協同組合     電話0767-62-1555   ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ ★★★ 市内各施設のイベントはこちら ★★★ ◎ 能登島ガラス美術館 電話 0767−84−1175   → http://www.city.nanao.lg.jp/glass/index.html  ◎ 七尾美術館  電話 0767−53−1500   → http://nanao-art-museum.jp/ ◎ 七尾フラワーパーク のと蘭ノ国  電話0767−54−0300   → http://www.notorannokuni.com/ ◎ 能登演劇堂  電話 0767−66−2323   → http://www.engekido.com/schedule2008.html   ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 01:能登島振興へ電子地図活用/地域づくり協、あらゆる情報網羅 02:中島商店街に10年ぶり新顔/75歳の江尻さん、「にぎわいの一助に」 03:県定置漁業協会に台湾企業加入・日台経済交流を推進 04:最高の美と対話楽しむ・現代美術展七尾展が開幕 05:古き御祓を写真で伝え/街全体で「博物館」 06:子ども会連合会が飛ばした風船、長野市へ/男性から返信  07:七尾湾、舳倉島/石川の里海、日本代表/生物多様性条約事務局がHP紹介 08:介護の若者「語る会」/職員が意見交換/成功事例共有、ストレス軽減 09:祇園祭の奉燈、住民が守る/本府中町有志が善意、改修 10:日中作家の書画100点並ぶ/交流展が開幕 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〈01〉2012/06/01付朝刊――――――――――――――☆ ◎能登島振興へ電子地図活用/地域づくり協、あらゆる情報網羅  七尾市の能登島地域づくり協議会は今月から、島内の観光スポットや農地、が け地などの危険箇所を電子地図に掲載し、住民に活用してもらう取り組みを始め る。島の最新情報を一目で把握することができ、必要があれば簡単に書き換える ことが可能で、同協議会は近く住民を対象とした説明会を開き、観光誘客や防災 に役立ててもらう。  計画では、手始めに6月中に能登島二穴(ふたあな)町周辺の見通しの悪い交 差点やガードレールのないがけ地などを電子地図に記載。交通安全や防災に活用 する。9月にはウオーキングイベントを企画する。コースや観光スポットのほか 参加者の消費カロリーやチェックポイント通過などを地図上で一目で確認できる ようにする。  能登島の住民でつくる松茸(まつたけ)山再生研究会はマツタケが植生してい る可能性があるアカマツの分布状況を地図に入力し、環境保全に生かす。  同協議会は昨年度、国の助成や今井修東大空間情報科学研究センター客員研究 員の指導を受け、GIS(地理情報システム)と呼ばれる電子地図の制作に取り 組んでいる。GISは地図に画像や文章、映像を登録し、特定の場所と、その地 の情報を瞬時に表示できる利点がある。  これまでに島内の高齢者に聞き取り調査を実施し、かつて味噌(みそ)づくり に取り組んでいた地域やたばこ畑の面積の変遷などを地図上に表示する作業に着 手したほか、今年1月、住民が知る島の名所を写真とともに地図上に入力した。 同協議会は「島のさまざまな情報を網羅した電子地図を住民に使ってもらい、新 たな町おこしの手法が見つかればうれしい」としている。 〈02〉2012/06/08付朝刊――――――――――――――☆ ◎中島商店街に10年ぶり新顔/75歳の江尻さん、「にぎわいの一助に」  七尾市中島商店街で7日までに、元信用金庫役員の江尻喜之助さん(75) が「江尻美術店」を開店した。同商店街振興会によると、同商店街では10年ぶ りの新装開店となる。同店の前身は、妻が営み、1年半前に閉店した金物店。江 尻さんは、収集した品々を愛好家に紹介しながら、ふるさとのにぎわいづくりに 意気込む。  江尻美術店は、1889(明治22)年築造の自宅のうち、通り沿いの35平 方メートルを改装し3日に開店した。江尻さんが20代から父喜一さんの薫陶 を受けて収集した美術品の九谷焼や輪島塗、掛け軸など約300点が並ぶ。  美術店の前身は、喜一さんが1933(昭和8)年に自宅で始めた江尻金物店 だった。91年に喜一さんが亡くなった後は、信金勤めの江尻さんに代わり妻の 道子さんが切り盛りしていた。しかし、道子さんの入院で2010年12月に閉 店。道子さんは昨年4月、80歳でこの世を去った。  20年前は約40店あった中島商店街の商店数は24店に減った。ふるさとに 活力がほしいと考えた江尻さんは、あるじを失った金物店の活用を考え、今年3 月に県公安委員会から美術品商許可を受けて収集品などを販売することを決意し た。  江尻さんの開店について同商店街振興会の辻口利広理事長は「客足の流れが変 わった。商店街のいい活力になってほしい」と歓迎し、江尻さんは「商店街にに ぎわいが生まれればうれしい」と話した。 〈03〉2012/06/08付朝刊――――――――――――――☆ ◎県定置漁業協会に台湾企業加入・日台経済交流を推進  台湾定置漁業協会と技術提携している石川県定置網漁業協会(七尾市)は7日 までに、台湾の漁具メーカーを賛助会員として受け入れた。石川での販路拡大を 後押しするとともに、県内企業の台湾への進出を促し、日台双方の業界発展を推 進する。国内の定置網協会に海外の企業が加盟した例は初めて。  県定置網漁業協会は、正会員の定置網漁業者や賛助会員の漁具メーカーなど約 40の経営体で構成する。2007年には台湾定置漁業協会と技術交流提携を締 結。日本と台湾を相互に訪問し、定置網漁のノウハウ、水揚げされた魚の鮮度管 理を研究している。  賛助会員として認定されたのは台湾最南端の屏東(ぺいとう)県を拠点とする 「昇泰漁業資材有限公司」。  同社役員の蔡松穎さん(31)が昨年、同協会の正会員である七尾市東部の定 置網水産会社「鹿渡島定置」で約2カ月間、漁を学んだ。研修中、蔡さんは同社 の酒井秀信代表を通じて協会側に加盟を打診し、このほど役員会で了承された。  台湾では定置網漁が急速に普及し、日本と同様、網の大型化が進んでいる。漁 具メーカーの商機も拡大しており、利益拡大へ日台双方の業界連携が不可欠とな っている。  日本定置漁業協会(東京)の森義信専務理事は「石川は定置網漁の最先端地域 であり、台湾企業の参入は今後の国際交流のモデルケースになる」と期待を寄せ る。県定置網漁業協会の一瀬(ひとせ)保夫副会長は「時間はかかるだろうが、 着実に交流を進めたい」と意欲を語った。 〈04〉2012/06/08付夕刊――――――――――――――☆ ◎最高の美と対話楽しむ・現代美術展七尾展が開幕  第68回現代美術展七尾展は8日、同市の県七尾美術館で開幕した。地元作家 の74点を含む秀作260点が会場を彩り、来場者は県内最高水準の美との対話 を楽しんだ。  加賀展、白山展に続く巡回展の締めくくりで、日本画、洋画、彫刻、工芸、書 、写真の6部門の作品が並んだ。訪れた人たちは地元作家の意欲作をはじめ、若 手からベテラン作家の入賞、入選作をじっくり堪能し、文化勲章受章者や日本芸 術院会員、人間国宝の近作に親しんだ。  開会式では武元文平七尾市長らが順にあいさつ、石川邦彦市議会議長が祝辞を 述べた。三浦光雄市教育長や嶋崎丞館長、能登香島中1年の竹内大輔君が加わり テープカットした。  会期は7月1日まで。月曜休館。入場料は一般500円、大学・高校生350 円、中学生以下無料。 〈05〉2012/06/14付朝刊――――――――――――――☆ ◎古き御祓を写真で伝え/街全体で「博物館」  七尾市御祓公民館は9月、同市中心部の御祓地区で撮影された過去の風景や風 物詩の写真を、街全体に展示する。「まちなか博物館」と銘打ち、市民から募っ た古い写真を、撮影した場所に飾ることで、七尾の街の移り変わりを住民や観光 客に伝える。7月から住民向けに街の歴史教室も始め、ふるさと愛を育む。  まちなか博物館では、明治から昭和40年代までの御祓地区の建物や街並み、 でか山、ちょんこ山、御祓川、七尾港などの写真を展示する予定。7月10日ま で募集する。  御祓地区では、1963(昭和38)年以降、大規模な海岸埋め立てやバイパ ス整備が進み、それまで奥能登と中能登、富山を結ぶアクセス道だった一本杉通 りの往来が次第に減った。同公民館は「博物館」イベントを通じ、にぎやかだっ た昭和40年代以前の御祓地区の姿を、特に若い住民に認識してもらい、街への 愛着を育むことを狙う。  御祓地区では中世に魚町が魚商などで発展し、青柏祭のでか山を運行する「山 町」の一つとなった。加賀藩祖前田利家が同地区で小丸山城を構えて以降は、城 下町や職人街が整備され、七尾の中心部として繁栄した。  昭和40年代以降のバイパス道整備後、空洞化が進み、同館によると、166 0世帯約3800人の同地区の高齢化率は35%。住民の半数以上は55歳以上 で、若者の定住促進が急務となっている。  同公民館は、まちなか博物館や、歴史講座で、「御祓のかつてのにぎわいや風 習を若者にも知ってもらい、地元への愛を育てて定住者や移住者を増やしたい」 としている。 〈06〉2012/06/15付朝刊――――――――――――――☆ ◎子ども会連合会が飛ばした風船、長野市へ/男性から返信  七尾市子ども会連合会の児童と育成委員ら約70人が10日、東日本大震災か らの復興を祈って中能登町の県鹿島少年自然の家から飛ばした風船が、約110 キロ離れた長野市に届いた。風船に付けたメッセージカードを拾った長野市内の 男性から同市役所にこのほどメールがあり、関係者は遠く離れた場所でも心が通 じ合ったと喜んだ。  メールを寄せた男性は11日午後1時ごろ、信州大グラウンドで、カードとコ スモスの種が入ったビニール袋を拾った。  昨年3月、長野県北部地震が発生し、長野県は現在も復興の途上にある。男性 は被災地への思いが込められたカードを拾ったことは何かの縁とし「7月には、 災害のありました栄村(さかえむら)に行く予定でおりますのでその際にお届け したい」などとつづっている。  風船は、能登半島地震に負けずに頑張っている児童の思いを各地に伝えるため に2007(平成19)年から飛ばしている。昨年からは東日本大震災からの復 興の願いも託しており、今年は色鮮やかな風船70個を空に放った。  川淵正会長は「温かいつながりを感じる。他の風船も全国に届いてほしい」と 話した。 〈07〉2012/06/16付朝刊――――――――――――――☆ ◎七尾湾、舳倉島/石川の里海、日本代表/生物多様性条約事務局がHP紹介  生物多様性条約事務局(カナダ・モントリオール)は15日までに、「日本の 里海」として七尾湾や輪島市舳(へ)倉島(ぐらじま)など全国10カ所の事例 研究をホームページに公開した。2カ所紹介されたのは石川のみで、豊かな里海 と持続的な研究が評価された。  「日本の里海」は、同事務局が生物多様性の会議や研究成果を紹介するシリー ズの61号として掲載。国連大学高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティン グ・ユニットが北海道から沖縄まで全国の事例を集めた。  輪島市舳倉島では海女漁に着目。人が海と密接に関わってきた歴史を見詰め直 し、海の営みを持続させる伝統的な知識を紹介している。北國新聞社調査団によ る定点観測も評価された。  七尾湾は、環境省の「里海創生支援事業」に採択された取り組みを中心に、漁 師やダイバーと里海の関わりが取り上げられた。 ●英語版冊子も作製  英語版でA4判118ページに写真とともにまとめられた。冊子も作製され、 国際会議などで配布し、里海の在り方や保全を考える材料にしてもらう。アドレ スは=http://www.cbd.int/ts/=。 ●COP11へセミナー 7月2日から  10月にインドで開かれる生物多様性条約第11回締約国会議(COP11) に向け、同ユニットは全3回シリーズの公開セミナーを開く。  初回は金沢市のしいのき迎賓館で7月2日午後1時から、「石川・金沢の里山 里海」と題し、同ユニットの竹本和彦所長や中村浩二金大教授らが基調講演やパ ネル討論を行う。入場無料。問い合わせは同ユニット=076(224)226 6まで。 〈08〉2012/06/17付朝刊――――――――――――――☆ ◎介護の若者「語る会」/職員が意見交換/成功事例共有、ストレス軽減  七尾など中能登地区の介護施設、病院で働く20、30代職員が16日、「介 護を語り合う会」を同市内で発足させた。高齢者との意思疎通や介護方法の成功 事例などを共有し、仕事に役立てる。同世代の職員が毎月集まって離職率の高さ や、新入職員への指導の難しさなど、悩みを話し合うことで解決し、ストレスの 軽減を目指す。  語り合う会は、会場の同市和倉町のカフェ「ベース・トゥ・フリーダム」のオ ーナー石田智宏さん(33)が企画した。12年間介護施設で働いた経験を持つ 石田さんは、同年代の職員が大きなストレスを抱えながら、日々笑顔で高齢者に 接する姿を多く見て「本音で語れる場が必要」と痛感。知人らに会の設立を呼び 掛けた。  初顔合わせの16日は、七尾市や中能登町、志賀町などで働く介護職員や看護 師5人が集まった。ほとんどの参加者は10年前後、介護施設や病院で働いてお り「責任感を持って働く若手が少ない」「欠勤した後輩に『就職面談に行くので 休みます』と言われて驚いた」と高い離職率を嘆く声が相次いだ。  「入浴時に物を投げられて顔に当たった」「スライダーを使えば、腰に負担を かけないで入浴介助ができる」など、介護や看護現場の苦労話や経験談も飛び出 した。石田さんは「1人で悩みを抱える介護職員は少なくない。みんなで話し、 心を軽くしてほしい」と話した。 〈09〉2012/06/18付朝刊――――――――――――――☆ ◎祇園祭の奉燈、住民が守る/本府中町有志が善意、改修 七尾市本府中町の若衆ら有志は費用を出し合って、大地主(おおとこぬし)神 社の夏祭り「七尾祇園祭」で担ぐ奉燈を改修することを決めた。17日は奉燈の 前面に掲げる大字の仕上げが行われ、迫力ある書家の筆運びを見守った有志は、 町の新たな伝統を築く心意気を新たにした。  本府中町は、9年前塗師町から高さ5・5メートル、長さ約15メートルの奉 燈を譲り受け、8年前から約70人の若衆が担いで七尾祇園祭に参加している。 奉燈の損傷が激しくなり、同町青壮年会が町会に新調を求めたが予算の都合上、 認められなかった。  青壮年会は、会員が持ち寄った資金に、窮状を知った子ども会会員や住民有志 が寄せた善意を加えた約150万円を改修費として捻出。大字や大字の木枠、奉 燈を担ぐ際に持つ約6メートルの大棒4本、武者絵などを新調することとした。  この日は同市本府中会館で、県書美術連盟常任理事で一聖会会長の書家清水聖 鵬氏(73)が、大字の「雲従龍(くもりゅうにしたがう)」と、奉燈上部に掲 げる「風従虎(かぜとらにしたがう)」の文字を書き上げた。  同町青年部長の木戸恒洋さん(38)は「寄せられた善意で初めて改修し、真 に本府中の奉燈になった。手を掛けることで奉燈への町民の愛着を深め、祭りを より盛り上げたい」と意気込んだ。 〈10〉2012/06/22付朝刊――――――――――――――☆ ◎日中作家の書画100点並ぶ/交流展が開幕 日中国交正常化40周年記念交流書画展「真愛と平和」七尾会場は21日、七 尾市の七尾サンライフプラザで始まり、来場者は、日中の作家による水墨画や書 など約100点に見入った。  会場には、墨の濃淡が印象的な花鳥や風景の水墨画、書道作品、美人画などが 並んだ。  開幕式では、大久保洋子NPO法人日中文化経済交流機構理事長、武元文平市 長、石川邦彦市議会議長、池崎一人県中能登総合事務所長、岡田成石川七尾日本 中国友好協会長があいさつ。テープカットで開幕を祝った。26日まで。