□◆□◆□◆□◆ 第96号『ふるさとの薫り・七尾情報』 □◆□◆□◆□                          平成24年5月26日  5月の青柏祭が終わり、次は第16回能登よさこい祭りです。  「湯の街和倉温泉」で全国の踊り子たちがエキサイティングな踊りを披露し ます。  そして、モントレージャズフェスティバルin能登2012(7月28日)や 高さ10mを超す奉燈が狭い町中を乱舞する石崎奉燈祭(8月4日)など7月 から9月にかけて多彩なイベントを開催します。  全国の皆様に能登へ足をお運びいただき、世界農業遺産に認定された『能登 の里山・・ぢ里海』を満喫してください。   それでは、「第96号」をお届けします。 ---------------------------------------------------------------------- 七尾市は、市政を身近に感じ、たくさんの人に”ななおファン”になっていた だくきっかけづくりとして、七尾市公式『facebook(フェイスブック)』と 『Twitter(ツイッター)』を運用しています。 これまで以上に新鮮な情報を皆さんにお届けしますので、「いいね!」や「フ ォロー」をよろしくお願いします。 ■フェイスブック(表示名「七尾市役所」) ■ツイッター(表示名「七尾市」「@nanaocity」) 詳しくは↓ http://www3.city.nanao.ishikawa.jp/guide/svGuideDtl.aspx?servno=3014 ----------------------------------------------------------------------                 ご意見、ご要望などは下記まで                ○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●                 発行:石川県七尾市袖ケ江町イ部25番地                    七尾市企画経営部広報広聴課                   電話   0767−53−8423                   ファクス 0767−52−2812                   E-mail  koho@city.nanao.lg.jp                ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○                   〜〜〜●第96号メニュー●〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 1.和倉温泉スイーツめぐり               【4月1日(日)〜9月30日(日)】 2.七尾七駅ウオーキング            【5月〜9月】 3.第16回 能登よさこい祭り            【6月1日(金)〜3日(日)】 4.いろんな海を体験しよう!「能登マリンフェスタ」            【6月2日(土)〜3日(日)】                                  ※ 市内各施設のイベントについて ☆ 北國新聞「七尾ニュース」 ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ ☆★☆ 1.和倉温泉スイーツめぐり ☆★☆        和倉温泉街でしか味わえない自慢のスイーツが勢ぞろいします!  スイーツめぐり券1枚につき対象店舗の内3店のおススメ商品と引き換えで きます。  各店イチ押しのスイーツでハッピーなひとときをお過ごしください。 ■開催期間 4月1日(日)〜9月30日(日) ■対象店舗 和倉温泉街       ・和倉まかない食道・ゥ・ぢほっこりくんアイス       ・焼きたてベーカリーアンリス・ゥ・ぢ和倉長者(シュークリーム)       ・菓子工房シャールベルベ・ゥ・ぢChiffon(シフォン)       ・能登ミルクホリカワミルクショップ・ゥ・ぢ能登ミルク小瓶or                          のむヨーグルト       ・ルミュゼドゥアッシュ・ゥ・ぢN-ドーナツ       ・和倉温泉ごま屋・ゥ・ぢ黒ごまソフトクリーム       ・ブロッサム・ゥ・ぢブロッサム・シフォンヌ       ・和倉温泉観光会館、和倉じばん館・ゥ・ぢ和倉温泉わくたまくん                         3つ子の塩プリン ■料  金 1枚500円 ■スイーツめぐり券販売先 和倉温泉観光会館 (問)和倉温泉観光協会・和倉温泉旅館協同組合     TEL0767-62-1555 =================================== ☆★☆ 2.七尾七駅ウオーキング        ☆★☆            七尾市内にある7つ駅周辺をウオーキングしませんか。  各月1カ所〜2カ所をガイドが説明しながら回ります。歩けば七尾がもっと 好きになります! ■日  程 5月〜9月(週末の予定) ■所要時間 2〜3時間 ■集合場所 開催される各駅に集合(列車時間に合わせます。) ■料  金 500円 ※スポーツ保険代含む (問)和倉温泉観光協会 TEL0767-62-1555   =================================== ☆★☆ 3.第16回 能登よさこい祭り ☆★☆        全国の踊り子が『湯の街和倉温泉』に一堂に会し、エキサイティングな踊り を披露します。 ■日 程 6月1日(金)〜3日(日) ■場 所 和倉温泉街 ■スケジュール(予定)  6月1日(金) 20:00〜21:30  6月2日(土) 12:00〜21:00  6月3日(日) 12:00〜20:30            フィナーレ 20:45〜21:30 ■参加チーム数:地元(能登・加賀方面含む) 21チーム、県外29チーム         合計50チーム、参加者数 約1,800人 ■臨時駐車場:和倉温泉運動公園、潮の香広場ほか (問)和倉温泉観光協会・和倉温泉旅館協同組合    TEL0767−62−1555    http://www.wakura.or.jp/yosakoi/      =================================== ☆★☆ 4.いろんな海を体験しよう!「能登マリンフェスタ」  ☆★☆  波穏やかな七尾湾で、いろんなマリンレジャーが体験できます。 ■日 時 6月2日(土)・3日(日)10:00〜16:00 ■場 所 ナナオベイマリン(七尾市津向町ト部53-5) ■参加費 無料 ■体験コーナー      ・プレジャーボート試乗      ・水上オートバイ試乗      ・カヤック体験(3日のみ)      ・ヨット乗船      ・ルアー釣り体験 (問)ナナオベイマリン TEL0767−53-3838    http://nanaobaymarine.nomaki.jp/index.html ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ ★★★ 市内各施設のイベントはこちら ★★★ ◎ 能登島ガラス美術館 電話 0767−84−1175   → http://www.city.nanao.lg.jp/glass/index.html  ◎ 七尾美術館  電話 0767−53−1500   → http://nanao-art-museum.jp/ ◎ 七尾フラワーパーク のと蘭ノ国  電話0767−53−0300   → http://www.notorannokuni.com/ ◎ 能登演劇堂  電話 0767−66−2323   → http://www.engekido.com/schedule2008.html   ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 01:でか山駆ける/青柏祭、宵山で幕開け 02:花嫁のれん、関東でも感動/千葉の浦山さん、長男の結婚式で披露 03:喜寿祝い再出発/七尾高六期生の会「華六」が歌碑建立 04:田鶴浜建具の技で里山里海PR/一花さん、アテ製の木札考案 05:若年層も親しんで/七尾まだら音頭に/保存会が制作へ 06:でか小屋再生「くじけずに」/全国芝居小屋会議 07:カナダとの友好の壁画完成/天神山小、創立30周年式典で展示へ 08:地元企業を一貫支援/能登鹿北商工会/指導員が完全密着 09:七尾の魅力かるたで学ぶ/市観光協会、七尾東雲高が制作 10:西湊小の校章、文鎮で復活/6月の同窓会で配布 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〈01〉2012/05/04付朝刊――――――――――――――☆ ◎でか山駆ける/青柏祭宵山で幕開け  国の重要無形民俗文化財に「青柏祭の曳山行事」として指定されている七尾 市の青柏祭は3日、鍛冶町の宵山で幕を開け、高さ約12メートル、重さ約2 0トンある日本一の山車「でか山」が小雨の中、「エーンヤー」「ワッショイ 」の男衆の掛け声とともに七尾の町を駆け巡った。  鍛冶町のでか山には、め組辰五郎、藤松、四ツ車大八の3体の人形が乗る最 大幅13メートルの巨大な舞台が備えられ、観光客を驚かせた。子どもや成人 の木遣(きや)り歌で男衆が気合を入れ、歌の節目を合図に若衆や市民らが一 斉に綱を引くと、でか山が民家の軒先をかすめて一気に路地を進んだ。  4日は午前1時に府中町の朝山、同8時に魚町の本山が始まり、正午すぎに 3台のでか山が同市の大地主(おおとこぬし)神社に勢ぞろいして神事が営ま れる。青柏祭は5日まで続く。 〈02〉2012/05/09付朝刊――――――――――――――☆ ◎花嫁のれん、関東でも感動/千葉の浦山さん、長男の結婚式で披露  七尾市一本杉通りで開催中の「第9回花嫁のれん展」に、千葉県柏市の浦山 まきえさん(64)が長男の妻?子さん(30)に贈った花嫁のれんを出展し た。昨年の同展で加賀友禅の美しさと、花嫁への思いをのれんに託す北陸の風 習に魅入られた浦山さんが、今年は花嫁のれんの魅力を伝えている。  浦山さんは昨年、雑誌で花嫁のれん展を知って初めて一本杉通りを訪れ、石 川、富山両県で伝わる嫁入りの風習に感動した。その際、知り合った一本杉通 りの古美術商大田久志さん(63)、祐美子さん(58)を通じて、翁(おき な)と媼(おうな)、めでたいマツの絵柄の加賀友禅ののれんを求めた。  浦山さん夫婦、大田さん夫婦の結婚記念日とくしくも同じ今年3月20日に 都内で開かれた?子さんと長男昌生(まさお)さんとの結婚披露宴で、浦山さ んは新郎新婦に内緒にしていた花嫁のれんを披露した。神奈川県出身の?子さ んや親族らを感動させ、のれんに親の思いを込める北陸の風習に涙する出席者 も多かった。  浦山さんは4日、?子さんののれんが飾られた一本杉通りの鳥居醤油店を夫 の久昌さん(65)、義理の姉の青木由紀子さん(71)=魚津市=、浦山由 美子さん(68)=同=とともに訪れ、思い出ののれんに目を細めた。 〈03〉2012/05/10付朝刊――――――――――――――☆ ◎喜寿祝い再出発/七尾高六期生の会「華六」が歌碑建立  七尾高六期生でつくる会「華六(はなろく)」はこのほど、七尾市中島町藤 瀬の藤津比古(ふじつひこ)神社境内に喜寿を記念した歌碑を建立した。同窓 生は10日、除幕式に続き同窓会を開いて77歳の節目を祝い、ますます元気 に活動することを誓う。  歌碑は高さ約80センチ、横約100センチで、表側には、大伴家持が詠ん だ旋頭歌(せどうか)「鳥総(とぶさ)立て 船木切るといふ 能登の島山  今日見れば 木立(こだち)茂しも 幾代神(いくよかん)びぞ」を記した。 同会事務局長で、七尾市美術作家協会副会長、県書美術連盟評議員の木本峰生 氏が揮毫した。裏側には同窓生105人の名前を記した。会長が神主を務める 縁で同神社に建立した。  華六は2年前、同高の敷地内に河津桜の苗木20本を植樹した。母校に生い 茂る桜を思い、この旋頭歌を選んだ。  木本さんは「桜に囲まれた素晴らしい学校で後輩は勉学に励んでほしい。自 分たちも負けないように元気良く活動する」と話した。 〈04〉2012/05/13付朝刊――――――――――――――☆ ◎田鶴浜建具の技で里山里海PR/一花さん、アテ製の木札考案  七尾市田鶴浜町の建具職人で一花建具代表の一花俊一さん(76)は12日 までに、能登産のアテで世界農業遺産「能登の里山里海」をアピールする木札 を作った。一花さんは「能登に生まれ育った者の責任として、宣伝に一役買い たい」と話し、アテを知り尽くした職人の技で1枚1枚丁寧に仕上げている。  木札は縦20センチ、横8・5センチ、厚み2センチで表側に「世界農業遺 産能登の里山里海」の文字をプリントした。裏側には能登の人柄や土地の温か さを書いた文章を付けた。  一花さんによると、アテは油分を多く含むため、水に強く耐久性があり、昭 和30年代まで住宅に多用されてきた。能登の里山で育つ代表的な木材である ことから、砥の粉を表面に塗り込めて文字のにじみを止めるひと手間を加え、 香りのよい展示用の木札として仕上げた。  田鶴浜建具センターや道の駅のとじま、能登食祭市場で1本1千円で販売し ている。一花さんは「大勢の観光客が里山里海を満喫し、帰宅後はこの札を見 て、能登の思い出に浸ってほしい」と話した。 〈05〉2012/05/13付朝刊――――――――――――――☆ ◎若年層も親しんで/七尾まだら音頭に/保存会が制作へ  七尾市の七尾まだら保存会は今年度、子供や若い世代などへの普及活動の一 環として、「七尾まだら音頭」(仮称)制作に乗り出す。まだら独特のリズム と節回しを現代風に編曲し、親しみやすい歌詞を載せた曲とすることで、県指 定民俗文化財である七尾まだらの愛好者の裾野拡大に役立てる。  同保存会の長憲二会長が、七尾市内で11日に開かれた保存会総会で、音頭 の制作に向けた研究に取り組むことを提案した。  保存会の構想では、音頭は七尾まだらと同じ4拍子とし、節回しも生かした 曲とする。曲調は、盆踊りやフォークダンス、歌謡曲など幅広い種類の中から 検討を進める。  七尾まだらは、七尾の祭礼や祝いの席などで披露される唄と踊りとして市民 から親しまれている。ただ、独特の節回しや音階、母音を長く歌う歌詞、洗練 された踊りが難しいため「若年層に敬遠されてしまうのではないか」と懸念す る保存会員も少なくない。若年層にも愛好者を増やすため、七尾まだら入門編 として、親しみやすい「音頭」の制作構想が浮上した。  長会長は「年代を問わず七尾まだらが愛され、後世に引き継がれるようにし たい」と話した。 〈06〉2012/05/14付朝刊――――――――――――――☆ ◎でか小屋再生「くじけずに」/全国芝居小屋会議 芝居小屋の活用策を探る第18回全国芝居小屋会議inでか小屋・七尾大会 は13日、七尾市府中町の旧芝居小屋「でか小屋」などで始まり、明治から昭 和初期に建てられた小屋をにぎわい拠点として再活用する事例が報告された。 でか小屋、粟津演芸場(小松市)の関係者が「くじけず再生運動に取り組む」 と決意を新たにした。  でか小屋の構造を解説した文化財建造物保存技術協会の賀古(かこ)唯義副 参事は、屋根のふき替え状況からでか小屋は天保年間に建てられたと指摘。現 存する中では国内最古級の「和小屋」構造の芝居小屋だと文化財的な価値を評 価し「ぜひ復活を」とエールを送った。  シンポジウムでは、熊本県山鹿市の八千代座など再生された4カ所と七尾、 小松の芝居小屋関係者が話し合い、卒業式など地元密着型イベントと歌舞伎な どのプロ公演を共に行う場として運営することが不可欠との意見が挙がった。  でか小屋再生おせっ会の鳥居貞利事務局長は「地域に愛される芝居小屋を目 指し、あきらめずに再生運動を続ける」、粟津演舞場の山本博之理事が「2年 後のこけら落としが目標。どう活用できるか挑戦する」と述べた。  でか小屋には、市民や関係者約100人が集まり、青柏祭ででか山を巡行す る山町の一つ府中町の若衆が木遣(きや)り唄や七尾まだらを披露した。大会 実行委員会の高澤良英委員長があいさつ、作家の森まゆみ氏が東日本大震災で 被災した文化財の復興状況を報告した。会場には、府中町でか山の人形や、で か小屋再生運動を紹介するパネルが展示された。 〈07〉2012/05/15付朝刊――――――――――――――☆ ◎カナダとの友好の壁画完成/天神山小、創立30周年式典で展示へ  七尾市天神山小で14日、カナダ・オンタリオ州の小学校と共同制作した壁 画2枚の完成式が行われた。絵を描いた4年生46人が両国の遊びや伝統など が描かれた大きな壁画に歓声を上げ、カナダの文化に思いをめぐらせた。  壁画はいずれも縦1・5メートル、横3・6メートル。4年生が3年生だっ た昨年度、2クラスで1枚ずつを担当した。1組はブリュッセル・パブリック スクールと「一緒に遊ぼう」、2組はW・Cリトル小と「守りたい自然伝えた い文化」と題し制作した。  天神山小の児童はけん玉やおはじきのほか、桜の木や田植えの様子など日本 の文化や風習を色鮮やかに描き、昨年12月、カナダへ送った。今年4月に相 手校から、アイスホッケーや爽やかな夏の空などを描いた完成品が届いた。  11月10日に行われる同小創立30周年式典で展示される。竹田桃彩さん は「カナダのことは全然知らなかったけれど、日本と同じようにたくさんの遊 びがあると分かった」と笑顔を見せた。  壁画は国連教育科学文化機関(ユネスコ)が推奨するジャパンアートマイル (兵庫)の「アートマイル国際交流壁画共同制作プロジェクト」の一環で制作 された。 〈08〉2012/05/16付朝刊――――――――――――――☆ ◎地元企業を一貫支援/能登鹿北商工会/指導員が完全密着 能登鹿北商工会は今年度、地元企業の収益増強に向け、事業所の資金繰りか ら新商品開発、販売までを「一貫支援」する態勢を整える。商工会の経営指導 員が経営革新に意欲のある企業に完全密着。国、県の各種制度の活用などを助 言し、長引く不況を生き抜く強い事業所を増やす。  同商工会には今年3月末現在、旧中島、田鶴浜、能登島町の523社が加盟 している。  計画では、経営改善や新分野進出に意欲のある地元企業を募集し、支援企業 を選定。経営指導員が巡回訪問を繰り返し、資金調達や商品開発、情報発信の ノウハウをアドバイスする。中小企業診断士の派遣を受け、企業体質を改善さ せる県の「企業ドック制度」などの活用も勧める。このほど開かれた総会で了 承された。  同商工会は地域のにぎわい創出に向け、毎年、七尾湾能登かき祭や田鶴浜あ かりまつり、能登島ごっつおまつりを開催している。地域活性化にはこれらの イベントも不可欠だが、長引く不況を受け、地元企業の経営強化という大原則 をもっと重視すべきだとの声が相次ぎ、地元企業の一貫支援を決めた。  村田正志会長は「必要ならば県商工会連合会の支援を受け、地元企業を元気 づけるために役立ちたい」と話した。 〈09〉2012/05/16付朝刊――――――――――――――☆ ◎七尾の魅力かるたで学ぶ/市観光協会、七尾東雲高が制作  七尾市観光協会が七尾東雲高の協力で制作を進めていた「ふるさと七尾いろ はかるた」が15日までに完成した。青柏祭や和倉温泉、七尾城、能登演劇堂 など七尾の名所、名物を詠んだ。かるたは市内の小中学校、放課後児童クラブ 、保育園、幼稚園に計300セット配られ、子どもたちが遊びの中から七尾の 魅力を学ぶ。  かるた制作は昨年9月から始まり、協会の依頼で同高美術部員が、七尾の祭 礼や風物詩などを学びながら、読み札の語句、絵札の原画を考案した。一水会 会友の画家加地求さん=七尾市=が絵札のイラストを仕上げた。  「ん」を加えた48音のいろはかるたには、石崎奉燈祭や七尾仏壇、花嫁の れんなど七尾の有名な祭礼や事象に加え、三引獅子舞、住吉大祭、新宮納涼祭 など地域の祭礼、藤瀬の霊水、このわたなどの名物も取り上げた。  15日は制作に携わった2、3年の美術部員が徳田小を訪れ、5年生41人 とかるたを楽しんだ。  部長の古木裕之君は「制作中に自分たちは七尾の勉強になったので、小学生 にもかるたで七尾を知ってほしい」と話した。 〈10〉2012/05/20付朝刊――――――――――――――☆ ◎西湊小の校章、文鎮で復活/6月の同窓会で配布  七尾市西湊小を1948(昭和23)年に卒業した、日蓮宗大本山中山法華 経寺の新井日湛貫首(77)=千葉県市川市=はこのほど、喜寿を記念し、文 鎮を作成した。閉校した同小の校章をかたどった文鎮は、6月3日、市内で開 かれる同窓会で配られる予定で、新井さんは「今はない学びやを思い出すきっ かけにしてほしい」と顔をほころばせた。  文鎮は円形で、直径7センチ、重さ400グラムの合金製。男性分は濃い青 色、女性分は薄い青色に仕上げた。男女計70個作り、同窓生のほか当時の校 長の家族や担任教諭、公民館、市役所などに贈る。  同小は1914年西湊尋常小として開校、71年に小丸山小と統合し閉校し た。校舎は取り壊され、現在の西湊公民館の敷地と西湊公園として活用されて いる。  文鎮は6月3日、同市和倉温泉のホテル海望で開かれる同窓会で配られる。 新井さんは「文鎮の校章を見て当時を思い出し、旧友との再会を楽しみたい」 と話した。