□◆□◆□◆□◆ 第85号『ふるさとの薫り・七尾情報』 □◆□◆□◆□                          平成23年6月24日     日本そして先進国では初めて『能登の里山里海』(羽咋市以北)が世界農業 遺産(GIAHS=読み方:ジアス)に認定されました(世界で12地域目)。 認定された一番の要因は、能登の人たちが能登の里山里海を愛し、昔からの伝 統や風習、文化を大切に守ってきたことです。  能登の人たちは、日ごろから身近な里山里海の利用保全に尽くし、伝統や風 習を守り、世界に誇れる里山里海を形成してきました。国連食糧農業機関(F AO)のパルヴィス・クーハフカン水資源部長は「これほど、自然や産業、伝 統が融合し、すべてのものが自然美として残る地域は世界でも少ない。『能登 の里山里海』が世界のモデル地域になることを期待したい」と絶賛していまし た。  これから先、能登半島の経済への波及効果を期待できる半面、世界に誇れる 『能登の里山里海』を大切に守っていかなければならない責任が伴います。ま た、山と海、農林水産業が一体となった持続的な農業生産システムへの取り組 みが必要とされるなど、世界農業遺産の称号をどう活かすかが今後の課題とさ れています。  東日本大震災を契機に注目された、東北地方における地域の絆の強さや、そ こに住む人々の温かさ。そして『能登の里山里海』の世界農業遺産認定。これ までの生活様式が見直され、田舎であることを誇りに思える時代がやってきた と思うと、能登に住む一人の人間としてとても喜ばしいことです。  これからもより多くの人に能登へ足を運んでいただき、能登の素晴らしさを 味わっていただければと思います。  それでは、第85号をお届けします。                 ご意見、ご要望などは下記まで                ○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●                 発行:七尾市企画経営部広報広聴課                    TEL 0767−53−8423                    FAX 0767−52−2812                    E-mail koho@city.nanao.lg.jp                ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○                   〜〜〜●第85号メニュー●〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  @ 七尾線電化開業20周年 ラッピング列車運行  A 第70回 七尾港まつり  B 第2回 城下町B級まいもんグランプリ 〜J−1グランプリ〜  C 御祓川まつり 〜能登からつなぐ希望の灯り〜    ※ 市内各施設のイベントについて   ☆北國新聞「七尾ニュース」 ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ ☆★☆ @ 七尾線電化開業20周年 ラッピング列車運行  ☆★☆       JR七尾線の電化開業20周年を記念して、地元ゆかりのキャラクターをデ ザインした「和倉温泉わくたま号」「七尾とうはくん号」などが期間限定で運 行されます。  旅の記念にラッピング列車の前で記念撮影などいかがでしょうか?   ■運行期間 7月1日(金)〜9月30日(金)  ■出発式 7月1日(金)   「七尾とうはくん号」・・・七尾駅 9:32出発   「和倉温泉わくたま号」・・・和倉温泉駅 11:00出発 【 お得な『能登ふるさと博フリーきっぷ』 発売中! 】  能登ふるさと博のイベントに参加する人やラッピング列車に乗車する人に、 より便利にご利用いただくため、沿線の観光施設の割引・特典がついた割引き っぷが発売されます。  JR(金沢〜七尾間)の普通列車と、のと鉄道が『2日間乗り放題』となる たいへんお得なきっぷです。  ■利用期間 7月1日(金)〜9月30日(金)  ■料金 大人1,500円、子ども300円      (※2人以上同一行程での利用に限り発売し、子どものみの利用は       できません)  ■発売場所 JR西日本金沢支社内 みどりの窓口    ※「能登ふるさと博フリーきっぷ」を使用して、沿線の観光施設を巡る    スタンプラリーが行われます。抽選で和倉温泉の宿泊券や能登の特産品    が当たりますので、チャレンジしてみてください。 (問)七尾市観光交流課 TEL 0767−53−8424 =================================== ☆★☆ A 第70回 七尾港まつり  ☆★☆ 【 子どもちょうちん行列in御祓川大通り 】   御祓川大通りを車両通行止めにして各種イベントを開催。その周りを市内の 子どもたちが部隊ごとに3色のちょうちん(緑・黄・赤)を持って回り、会場 周辺はイルミネーションの演出で彩られます。  ■日時 7月16日(土) 19:30〜20:30(※雨天時中止)  ■場所 御祓川大通り 【 第13回ちびっこカーニバル 】  市内の保育園・幼稚園の園児たちが一堂に集まり、元気でかわいい踊りを披 露します。今年はどんな踊りを見せてくれるかな?  ■日時 7月16日(土) 17:00〜18:00        ■場所 七尾マリンパークイベント広場(能登食祭市場横)      (※雨天時は七尾サンライフプラザ) 【 七尾港ベイサイドミュージック2011 〜潮風のメロディ〜 】 潮風に乗せて、夏のひと時を音楽とともに過ごしませんか?  ■日時 7月17日(日) 14:00〜16:00        ■場所 七尾マリンパークイベント広場(能登食祭市場横)      〈※雨天時は能登食祭市場内モントレー広場〉 【 第33回七尾港まつり 総踊り 】  港まつり最大のイベント『総踊り』。今年も浴衣や法被姿の市民が2千人以 上参加します。見る楽しみもありますが、やはり参加するのが一番!みんなで 祭りを盛り上げましょう。  ■日時 7月17日(日) 19:00〜20:20      (※雨天時は翌日に延期)  ■場所 御祓川大通り(※今回からコースが一部変更となります) 【 北国花火七尾大会 】  港まつりのフィナーレを飾る「北国花火七尾大会」。七尾の夜空に華やかな 大輪の花が咲き誇ります。  ■日時 7月17日(日) 20:30〜21:10      (※雨天時は18日(月・祝)に延期)  ■場所 七尾港府中・湊町埠頭付近 (問)七尾市観光交流課 TEL 0767−53−8424 =================================== ☆★☆ B 第2回 城下町B級まいもんグランプリ ☆★☆           〜J−1グランプリ〜   B級グルメをテーマとした料理コンテストを行い、食によるまちの賑わいを 生み出します。あなたの1票によりグランプリが決まります。    各地からたくさんのゆるキャラも集まります。  ■日時 7月18日(月・祝) 10:00〜16:30  ■場所 御祓川大通り  ■内容 10:00〜 オープニング      11:00〜 ステージイベント      15:00〜 七尾検定クイズ      16:00〜 J−1グランプリ 表彰式 (問)(社)七尾青年会議所 TEL 0767−53−2822 =================================== ☆★☆ C 御祓川まつり 〜能登からつなぐ希望の灯り〜 ☆★☆  ■日時 7月23日(土)15:00スタート  ■場所 御祓川沿い  ■内容 15:00〜 オープニング(豊年太鼓・川への祈りコンサート             1部)、御祓川縁日(のじマーケットなど)      17:30〜 御祓川まつり 神事      18:00〜 能登ふるさと博 あかりまつり 点灯セレモニー      18:30〜 川への祈りコンサート2部      19:30〜 川への祈りコンサート               特別ゲスト ソプラノ歌手 雨谷麻世      20:00〜 灯籠流しスタート (問) 川への祈り実行委員会(褐葢P川内)     TEL 0767−54−8866       ===================================  ※七尾の夏は祭り王国。これからたくさんの祭りが市内各地で行われます。   詳しくはこちらをご覧ください ⇒ http://www.nanaoh.net/c71.html (問)七尾市観光協会(七尾市観光交流課内)    TEL 0767−53−8424      ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ ★★★ 市内各施設のイベントはこちら ★★★  ◎ 能登島ガラス美術館  TEL 0767-84-1175    → http://www.city.nanao.lg.jp/glass/index.html   ◎ 七尾美術館  TEL 0767-53-1500    → http://nanao-art-museum.jp/  ◎ 七尾フラワーパーク のと蘭ノ国  TEL 0767-54-0300    → http://www.notorannokuni.com/  ◎ 能登演劇堂  TEL 0767-66-2323    → http://www.engekido.com/schedule2008.html   ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 01:ディスカぼちゃん大きくなって/北星小で苗植え 02:七尾湾のトリガイ復調/天然もの5年ぶり5トン超 03:最高水準の秀作群堪能/現美七尾展が開幕 04:耕作放棄地を再生/能登島に農事組合法人/稲やイタリア野菜栽培 05:来年、生駒町がシャギリ生演奏/チャンチキ山祭り 06:喪家が次世代支援/ゆずり葉精神で教育充実/田鶴浜教育会議 07:クロダイに挑戦/能登島公民館/12人がさばき方学ぶ 08:能登島の農道脇にヒガンバナの道/球根5千個植える  09:摘み立て梅でシロップ/有磯小で漬け込み 10:能登島の思い出/陶製トロフィー完成/7月のシーカヤックフェス ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〈01〉2011/06/02付朝刊――――――――――――――☆  七尾市北星小5年生は1日、運動場脇の菜園に、宇宙飛行士山崎直子さんがス ペースシャトル「ディスカバリー」に持参したカボチャの苗3本を植えた。  このカボチャは山崎さんの出身地である千葉県松戸市ゆかりの和種「松戸白」 と、同市と交流があるカンボジアのカボチャを交配した「国際交流かぼちゃ」。 昨年4月に山崎さんがディスカバリーへ持ち込んだたことから「ディスカぼちゃ ん」と呼ばれている。  松戸市が全国に配布した種1万5千粒のうちの3粒が北星小に届き、スクール バス運転手の田辺栄松さんが高さ約20センチの苗に育てた。児童が世話をし、 9月下旬に収穫する。 〈02〉2011/06/03付朝刊――――――――――――――☆  高級二枚貝であるトリガイの県内唯一の漁場である七尾湾で、今年の漁期中の 水揚げ量が6・7トンとなり、5年ぶりに5トンを超えたことが、2日までの七 尾市のまとめで分かった。同湾では、県水産総合センターが昨年度から始めた養 殖試験も順調に進んでおり、関係者は、天然資源回復と養殖の実用化による産地 復活の期待を膨らませる。  七尾湾での今年のトリガイ漁は、4月18日から5月30日まで七尾市石崎漁 港を拠点に行われた。県漁協七尾支所によると、今年は小型底引き網の一種「貝 けた網」を引いた小型漁船12隻が出漁、一日の水揚げ量が250キロ前後あり 、多い日では350キロが港に持ち込まれたという。  肉厚で甘みとうまみが強い七尾湾産トリガイの大半は、関東方面に出荷される 。料亭やすし店などに流通し、一個数千円で取引されるという。  市の統計では、七尾湾産トリガイの水揚げ量は過去最高の1989(平成元) 年の503トンなど例外的な豊漁を除くと、昭和50年代から10トン台が平均 的に続いていた。  しかし2006年の17トンを最後に、07年は1・7トン、08年は3トン 、09年は2トン、10年は3トンと激減。07年3月の能登半島沖地震の影響 を推し量る漁業関係者もいるが、市は「出漁漁船が6年間で11隻減った。必ず しも資源量の減少とはいえない」(農林水産課)と慎重な見方を示す。  七尾市能登島沿岸5カ所で昨年7月に海中養殖を始めたトリガイは順調に生育 しており、市場出荷に適した8センチ近くまで貝が成長していた。 〈03〉2011/06/04付朝刊――――――――――――――☆ 第67回現代美術展七尾展(財団法人県美術文化協会、北國新聞社、七尾市な ど主催)は3日、県七尾美術館で開幕した。初日は市内外の美術ファンに交じっ て七尾高の1年生52人が団体鑑賞し、県内最高水準の作品群に見入った。  加賀展、白山展と続いた巡回展の締めくくりで能登地区唯一の開催。日本画、 洋画、彫刻、工芸、書、写真の6部門に、地元作家の73点を含む秀作249 点が並んでいる。  団体鑑賞したのは、選択科目で美術、書道を選んだ生徒で、会場では、出品 者でもある同校非常勤講師の書道家大場濯川さん(県美術文化協会員、七尾市中 島町)から出展された書の説明を受けながらじっくりと鑑賞した。 〈04〉2011/06/15付朝刊――――――――――――――☆  七尾市能登島で増大する耕作放棄地の再生に向けて、住民有志が農事組合法人 を設立した。初年度は約9万平方メートルの水田で稲作を請け負い、畑地でのイ タリア野菜やオリーブの栽培に取り組む。将来的に住民と一緒に収穫物の加工、 販売を手掛け、観光誘客に向けた収穫体験なども見据えており、豊かな産物を 発信する仕組みづくりを目指す。  農事組合法人はイタリア語で収穫物を表す「ラコルト能登島」との名称で、能 登島交通が昨年設立した「能登島 里山里海景観向上プロジェクト」が母体。同 プロジェクトは昨秋、島内全域での拡大を目指して遊休農地でのオリーブ栽培事 業を始めた。  その中で、同社の青山邦一社長らが同島向田町で広大な水田が耕作困難な状況 となったことを知り、農事組合法人を設立して島内の遊休農地も含めて再生事業 に本格的に乗り出すことにした。  今月初めに正式発足した法人は青山社長を代表理事に組合員4人、作業員3人 でスタート。オリーブ栽培事業を引き継ぎ、稲作を請け負っているほか、旧たば こ畑を借り受けて、既にズッキーニやパプリカなどのイタリア野菜の栽培も手掛 けており、7月中旬にも初収穫できるという。  耕作地は作業の余力を見ながら拡大する方針で、オリーブやイタリア野菜の苗 は地元の農家にも提供する。将来は宿泊もできるレストラン「オーベルジェ」の ような施設や観光農園の整備も視野に入れている。青山代表理事は「観光や漁業 者も交えて島が一つになれる仕組みをつくりたい。農事組合法人の活動が、その 起爆剤となれればいい」と話した。 〈05〉2011/06/18付朝刊――――――――――――――☆ 七尾市生駒町は毎年4月のチャンチキ山祭りで、囃子(はやし)「シャギリ」 を生演奏することを決めた。来年の祭りでのお披露目に向け、7月から定期的に 「お囃子教室」を開き、町内の小学生5人に笛や太鼓を教え、伝統の音色で行列 をさらに盛り上げる。  同祭りは、市内6町が、シャギリに合わせて「ちょんこ山」と呼ばれる山車を ひき、五穀豊穣(ほうじょう)を願う。  6町のうち、演奏者がちょんこ山に乗ってシャギリを生演奏しているのは、近 年では一本杉町だけ。生駒町では、法被と地下足袋姿で山車をひいたところ「伝 統的な日本の祭り情緒が感じられる」と好評だったため、さらに伝統色を強くす る狙いで囃子を生演奏することにした。  教室は、ちょんこ山保存会囃子部会に協力を仰ぐほか、笛の心得がある町民が 指南役を務め、児童に2〜3曲を教える。将来は、成人の町民が三味線を習得し て囃子に加わることも検討していく。  保存会事務局長の戸田和伸さん=生駒町=は「にぎやかな調べを生駒町からも 奏で、祭りをさらに華やかにしたい」と話した。 ●新会長に仲村さん  ちょんこ山保存会はこのほど同市御祓公民館で総会を開き、役員改選で、佐藤 一郎会長が顧問、新会長に仲村克己さん=木町=が就任した。 〈06〉2011/06/19付朝刊――――――――――――――☆  七尾市田鶴浜地区で青少年の心の教育を推進する田鶴浜教育会議は今年度、不 幸があった家が次世代の教育活動を支援する「ゆずり葉」募金活動に取り組む。 かつては喪家(そうか)が地域への感謝の印として町などに寄付していた慣習を 受け継ぐ制度で、地区内の保育園、小、中学校の教育環境の充実につなげる。  「ゆずり葉」募金は▽喪家の喪主からの寄付▽「ゆずり葉葬」による寄付▽一 般家庭から香典返しなどのビール券の寄付―の三つの形式を想定している。  このうち「ゆずり葉葬」は喪主からの寄付に加え、会葬者の理解を得て香典返 しに充てる費用の一部も寄付に回す仕組み。ビール券の寄付は春秋の彼岸時期に 募金活動を展開する。  同会議は地域の学識経験者や学校、PTA、社会教育関係者らで組織。七尾市 との合併により償還事務を引き継いだ旧田鶴浜町育英会奨学金制度の運用金を財 源として毎年、田鶴浜小、中学校などに備品を寄付してきた。しかし償還金が次 第に先細りとなり、新たな財源確保のため、「ゆずり葉」募金に取り組むことに した。  募金名は、若葉が芽吹くと前年の古い葉が落ちる性質を持つユズリハの木にな ぞらえた。  17日夜、同市田鶴浜農村環境改善センターで開かれた今年度初会合では、メ ンバーが「ゆずり葉」募金活動の展開について協議。「ゆずり葉葬」の第1号と して、今月初めに父を亡くした福田教導副会長が立川美治会長に40万円を寄付 した。 〈07〉2011/06/20付朝刊――――――――――――――☆  七尾市能登島公民館と七尾・能登島定置網漁業振興会の「お魚さばき方教室」 は19日、七尾市能登島生涯学習総合センターで開かれ、島内の男性ら12人が 能登島淀k楜t舛膿緲箸欧気譴織・蹈瀬い鬚・蹐靴道匹型箸砲靴燭蝓△△藹舛鮑・ って料理のこつを学んだ。  講師を務めた淀k楝臧潴屬両硝楷管廚気鵑・鵤苅哀札鵐舛離・蹈瀬い鬚気个@「 「骨に包丁の刃先が当たる感覚を感じて刃先を進める」と指南した。参加者は 悪戦苦闘しながら出刃包丁を操り、料理を仕上げた。 〈08〉2011/06/20付朝刊――――――――――――――☆ 七尾市能登島の住民グループ「スローライフのとじま」と「ビオトープ向田」 は19日、同市能登島向田町の農道脇に、ヒガンバナの球根約5千個を植えた。 幹線道路沿いに「花の道」を作り、島の新たな名所にする。両グループは11月 にオニユリの苗も植えるほか、能登島曲町の住民グループもヒガンバナを植える 計画で、能登島全体を花で彩る。  スローライフのとじまとビオトープ向田は、旧能登島町の町花オニユリで島内 を彩る計画を進めており、3年前から苗を育てている。オニユリの生育環境を整 えるため、殺虫効果や雑草の抑制が期待でき、秋に花を咲かせるヒガンバナも植 えることにした。  両グループと能登島曲町住民の代表者は16日、七尾市の仲介でヒガンバナの 大群生地のある愛知県半田市を訪れ、同市観光協会の案内で大量の球根を譲り受 けた。19日はこのうち約5千個を、のとじま臨海公園水族館に向かう県道沿い の農道脇約700メートルにわたって植えた。  19日の球根植えには、能登島ガラス工房や能登島イルカ・海洋研究所の関係 者10人と両グループ関係者の計13人が参加。農道脇を耕して球根を植え、豚 糞と赤土で覆土した。早ければ今秋から、真っ赤な花が咲く。11月に植えるオ ニユリも来夏から花を咲かせる見込みで、スローライフのとじま代表の瀬川勇人 さんは「ヒガンバナとオニユリで夏、秋の能登島路を彩り、住民や観光客の目を 長く楽しませたい」と話した。 〈09〉2011/06/21付朝刊――――――――――――――☆  七尾市有磯小の「梅シロップ作り」は20日、同校で行われ、1〜3年生20 人が浜和代さん=同市東浜町=に教わりながら青梅を砂糖に漬け込んだ。  児童は池岡薫さん=同市花園町=方で摘み取った梅のへたを竹串で取り除き、 砂糖を交互に瓶に詰め、3カ月後のシロップの完成を心待ちにした。 〈10〉2011/06/23付朝刊――――――――――――――☆ 7月9、10日に七尾市能登島マリンパーク海族公園周辺や七尾南湾で行われ る「第2回シーカヤック能登島里海フェスティバル」の実行委員会は22日、七 尾産業福祉センターで開かれた。今大会から無人島周遊レースの入賞者に特製の 陶器製トロフィーが贈られることになり、実行委の席上、委員に披露された。  トロフィーはイルカやカップをかたどり、能登島の陶房「独歩炎」が制作。会 合ではスクーリング&ツーリングや海岸清掃、前夜祭、レースなどの日程や安全 確保策などを決めた。 ●参加者を募集  フェスでは、9、10日のシーカヤック無料体験試乗会、10日の無人島周遊 レースと無人島探検コースの参加者を募集している。問い合わせは七尾商工会議 所内の同フェス実行委事務局=0767(54)8888=まで。