□◆□◆□◆□◆ 第81号『ふるさとの薫り・七尾情報』 □◆□◆□◆□                          平成23年2月25日    徐々に寒さも和らいできました。冬の北陸を象徴するどんよりとした鉛色の 空も減り、見渡す限り青空という日も見られるようになってきました。例年に なく降り積もった雪も日に日にその姿を消し、春の訪れももうそこまでといっ たところです。  先日、約8年ぶりに再会した東京の友人(出身地:大阪府)たちとともに、 能登ふるさと博の『酒蔵街道めぐりスタンプラリー』(3月6日まで開催中)に 参加しました。七尾市内や能登町内の酒蔵や醤油蔵を見学し、場所によっては 出来たての新酒が試飲でき、さらにはお土産までついてくるという何とも魅力 的な旅でした。王道の観光地だけではなく、隠れた観光地がまだまだたくさん ある能登の奥深さを改めて実感しました。  そして、友人たちが口をそろえたのは『景色』。冬には一面銀世界に覆われ る能登半島の景色そのものが『財産』なのだと話していたのがとても印象的で した。食材、温泉、景色、そして人・・・。能登を満喫した友人たちが最後に 残した「ぜひまた来たい」というひと言が、地元に住む人間に対しての一番の 褒め言葉だったように思います。  忙しい日々に追われ、心のゆとりをなくしている人も多いのではないでしょ うか。ほっと一息入れたいときにはぶらりと能登を訪れ、心と体を『充電』し ていただければと思います。 【 能登ふるさと博ホームページはこちらから 】   http://www.hot-ishikawa.jp/notohaku/  それでは、第81号をお届けします。                 ご意見、ご要望などは下記まで                ○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●                 発行:七尾市企画経営部市民男女協働課                    TEL (0767)53−8633                    FAX (0767)53−1125                    E-mail:kyoudou@city.nanao.lg.jp                ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○ 〜〜〜●第81号メニュー●〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  @ 平成23年度当初予算案を発表!  A 長谷川等伯ふるさと調査シンポジウム  B いよいよ、能登和倉万葉の里マラソン2011   ※ 市内各施設のイベントについて   ☆北國新聞「七尾ニュース」 ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ ☆★☆ @ 平成23年度当初予算案を発表!  ☆★☆        『「元気な七尾」実現プラン』と題し、平成23年度当初予算案を発表しま した。@地域資源を活かした魅力ある七尾の発信、A七尾に誇りを持つ市民の 育成、B安心安全で住みよい七尾づくりをテーマに、地域資源と人材を活かし 住みよい七尾を作るための事業を積極的に取り組みます。  景気低迷による市税収入の落ち込みが見込まれながらも支出の見直しを行い、 対前年度比12億6千万円の増額予算を計上しました。  七尾市民にも、そして七尾を訪れていただく方々にも関係深い項目ばかりで すので、ぜひご覧ください。 ※「当初予算案の概要」と「重点分野」は七尾市ホームページでご覧いただけ ます。 http://www3.city.nanao.lg.jp/guide/svGuideDtl.aspx?servno=2430  (問)七尾市財政課 TEL 0767-53-3824     =================================== ☆★☆ A 長谷川等伯ふるさと調査シンポジウム ☆★☆        ふるさと七尾が生んだ画聖・長谷川等伯の足跡をたどる「長谷川等伯ふるさ と調査」が今年度行われました。これまでの調査を通して見えてきた等伯の姿 を、調査団のメンバーがわかりやすく解説し、郷土の偉人の足跡をたどります。 ■日時 3月12日(土) 13:00〜 ■場所 七尾サンライフプラザ 大ホール ■内容 @13:15〜 基調講演「画聖等伯の足跡」     A14:30〜 ハネル討論「見えてきたふるさとの等伯像」 ■入場料 無料(※ただし、入場整理券が必要です)  (問)七尾市文化振興課 TEL 0767-66-2325 ===================================   ☆★☆ B いよいよ、能登和倉万葉の里マラソン2011 ☆★☆  今年は過去最多の約6,800人のランナーが全国から参加します。   2つの大橋を駆け抜ける風光明媚なコースでは数々のドラマが待っているに 違いありません。日本一の人情マラソンをめざすべく、全国から集まるランナ ーに温かい声援を送りましょう。  参加する方にとっても、応援する方にとっても思い出深い感動的な大会にな るよう沿道での応援にご参加ください。 ※大会当日は臨時の交通規制を行うため、かなりの交通混雑が予想されますの  で、ご理解とご協力をお願いします。 ■日にち 3月13日(日) ■場所  七尾市和倉温泉周辺 ■スタート時間  ・マラソン      10:00  ・1.4Km(高学年) 10:10  ・1.4Km(低学年) 10:20  ・5Km       10:35  ・10km      11:10 * * * * * * * * トップランナーから学ぼう! * * * * * * * * ■日にち 3月12日(土)  13:30〜14:30 マラソン教室(講師:宗 茂氏)               会場:和倉温泉多目的グラウンド                  (雨天時:香島中学校体育館)               対象:地元中高校生(※一般の方の見学は自由)  15:00〜15:45 ピラティス教室(講師:市河麻由美氏)               会場:和倉温泉観光会館大ホール     16:00〜17:00 マラソン談議                会場:和倉温泉観光会館大ホール                            ゲスト:宗 茂氏、市河麻由美氏               コーディネーター:大森 重宜氏               参加費:無料(誰でも入場できます) (問)能登和倉万葉の里マラソン大会組織委員会事務局 TEL 0767-53-8436   (七尾市スポーツ振興課内)    能登和倉万葉の里マラソン ホームページ    http://www.city.nanao.lg.jp/marathon/index.html        ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ ★★★ 市内各施設のイベントはこちら ★★★  ◎ 能登島ガラス美術館  TEL 0767-84-1175    → http://www.city.nanao.lg.jp/glass/index.html   ◎ 七尾美術館  TEL 0767-53-1500    → http://www.city.nanao.lg.jp/nanabi/index.htm  ◎ 七尾フラワーパーク のと蘭ノ国  TEL 0767-54-0300    → http://www.notorannokuni.com/  ◎ 能登演劇堂  TEL 0767-66-2323    → http://www.engekido.com/schedule2008.html   ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 01:カンボジアに「のとニコニコ小」/七尾や金沢の寄付で建設 02:一本杉通りの花嫁のれん/大阪で好評 03:全小学校で「制服」導入/七尾市で半世紀ぶり/4月から段階的切り替え 04:寒風に揺れ味わい深く/七尾市で「干しくちこ」づくり 05:漁師が運営、加工もお任せ/鵜浦漁港に直売所/「買い物難民」対策に一役 06:顔出しパネル、7カ所に/七尾観光の「主役」とパチリ/のと女の会 07:「健康は命より大事」??/ガッツ石松さん×輪島さんがトーク  08:御祓川大通りの完成を祝福/七尾中心部で道路拡幅が完了 09:能登たけの子普及へ組合/七尾市内の24生産者/規格基準を定義へ 10:家族の写真で事故防止訴え/七尾海保と県漁協ななか支所/特製カード配布 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〈01〉2011/02/03付朝刊――――――――――――――☆ ◎カンボジアに「のとニコニコ小」/七尾や金沢の寄付で建設  3月にカンボジアのバッタンバン州に「のとニコニコ小学校」と名付けられた 小学校が開校する。昨年、七尾市内で開かれたチャリティー講演会で集まった寄 付金を建設費用の中心としたことから校名に「のと」の2文字が刻まれることに なった。  のとニコニコ小は、教室4部屋、トイレ2室。3月18日に開校し、484人 の児童が学ぶ予定となっている。  建設費440万円のうち240万円は、昨年9月、七尾市内で大手居酒屋チェ ーン「ワタミ」会長・CEOの渡邉美樹氏を招いて開かれた講演会の入場料から 公益財団法人「スクールエイドジャパン」に寄託された寄付金。同法人金沢支部 も200万円を寄付し、同校が建設された。 〈02〉2011/02/06付朝刊――――――――――――――☆ ◎一本杉通りの花嫁のれん/大阪で好評  大阪府豊中市で開幕した七尾市一本杉通りの「花嫁のれん展in関西」が盛況 を博した。1日で700人を超える来場者が訪れ、会場では入場制限するほどと なっており、関係者は「花嫁のれん」のブランド力と魅力に改めて手応えを感じ ている。  同展は豊中市の古民家を改修したギャラリー「桜の庄兵衛」で行われている。 関西では初開催で、開会式には七尾市の武元文平市長や地元豊中市の田中逸郎副 市長も出席した。  七尾から持ち込んだのれん10枚が飾られており、初日、2日目は、平日なが らいずれも来場者600人を超え、会場に入り切れず、入場を一時待ってもらう ケースもあった。  会場では一本杉通りの商店の女将らが語り部となって、加賀藩内に伝わる「花 嫁のれん」の由来や逸話、能登・七尾の一本杉町などについて紹介した。 〈03〉2011/02/09付朝刊――――――――――――――☆ ◎全小学校で「制服」導入/七尾市で半世紀ぶり/4月から段階的切り替え  七尾市内で私服登校を認めている10小学校が4月から、段階的に統一デザイ ンの制服「標準服」を導入する。市教委によると、従来、制服登校を実施してい る3校と合わせ、市内全小学校が制服を導入するのは約半世紀ぶり。各校長は、 児童の華美な服装や洋服選びに費やす時間を無くし、より勉学に集中できる環境 づくりが進むと期待している。  市内には小学校が13校ある。同市校長会小学校部会によると、私服登校10 校のうち3校が1〜4年生、2校が1〜3年生、5校が1年生を4月から標準服 登校とし、段階的に私服登校を減らす。すでに制服登校を実施している3校のう ち、制服上着を着用する徳田小は1年生を標準服に切り替える。田鶴浜、中島両 小児童は現在の制服を着用する。  制服導入の議論は2009(平成21)年秋ごろから始まった。保護者の負担 を抑えるため標準服方式を採り、昨年6月に要綱を決めた。七尾の標準服は、男 女とも上着は二つボタンが2列ある「イートンダブル」、男子は半ズボン、女子 はひだ数20のスカート、夏季の上着は白いポロシャツなどとなる。各校が保護 者らに理解を求めた。  同部会の岩城敏明部会長は、標準服の買い換えは6年間で2、3回であるとし 「長い目で見れば経済的負担は大きくない。勉学に集中できる学校環境づくりへ 理解を求めたい」と話し、三浦光雄教育長は「児童の発育は内面を磨くことが大 切。私服は個性という意見もあるが、学校では学習を優先すべき」と支持した。 〈04〉2011/02/10付朝刊――――――――――――――☆ ◎寒風に揺れ味わい深く/七尾市で「干しくちこ」づくり  日本海側最大のナマコ産地である七尾市石崎漁港周辺では、ナマコの卵巣を使 う高級珍味「干しくちこ」の寒干し作業が2月に入って最盛期を迎えている。  くちこは、2、3月にわずかしか取れない貴重品。同市石崎町香島1丁目のな まこや本店では、くちこづくり30年の大根小夜子店長(66)が手作業で、糸 状のくちこを糸に掛け、逆三角形状に仕上げていった。  干しくちこは10〜14日間、寒風にさらされて完成する。干しくちこづくり は3月末まで続き、店頭や全国のデパートで販売される。 〈05〉2011/02/10付朝刊――――――――――――――☆ ◎漁師が運営、加工もお任せ/鵜浦漁港に直売所/「買い物難民」対策に一役  七尾市の鵜浦地区流通改善グループは9日、同市鵜浦漁港内に鮮魚の加工・直 売施設「魚工房 旬」を開設した。定置網などで捕れた新鮮な魚介やクラゲを漁 師らが切り身やぬか漬けなどに加工、販売することで付加価値を高める。鵜浦地 区唯一の鮮魚店として、「買い物難民」対策に一役買う。  施設は、約100平方メートルの平屋建てで、冷蔵庫と冷凍庫などを備える。 加工する鮮魚を入れるいけすも設けた。総工費は約2500万円。  同グループが全国漁業協同組合の補助を得て整備した。大型定置網漁業者を含 むグループが同様の施設を整備するのは同市内で2例目で、直売所を兼ねるのは 初めて。  初日は、グループの中核である鹿渡島定置で捕れたブリやカワハギ、スルメイ カなどのぬか漬け、ミズクラゲの塩蔵品に加え、朝捕れのタラやフクラギ、カワ ハギ、アジの鮮魚が店頭に並び、詰めかけた付近住民らが次々と買い求めた。即 売されたタラ汁も好評だった。  施設は当面無休で午前10時から午後3時まで営業する。同市中心部にあるJ A能登わかばの直売所「わかばの里」を通じても加工品を販売する。12、13 日に同市御祓川大通りで行われる「のと七尾海鮮七輪まつり」にも出品する。  同日、施設で行われた竣工式で、同定置の酒井秀信代表は「漁価低迷の中、手 を加えることで付加価値を生み、魚のファンを増やしたい」と意気込んだ。不嶋 豊和副市長が祝辞を述べ、石垣康弘県漁協ななか支所運営委員長の発声で乾杯、 同グループの順毛弘英代表が「雇用と地域の活気を生みたい」とあいさつした。 〈06〉2011/02/11付朝刊――――――――――――――☆ ◎顔出しパネル、7カ所に/七尾観光の「主役」とパチリ/のと女の会  七尾市内の女性起業家グループ「のと女(め)の会」は3月、同市内の観光地 など7カ所に「顔出しパネル」を設置する。旅の思い出の写真撮影の場として観 光客を楽しませるとともに、七尾の魅力をアピールする。9日夜は、同市桧物町 の観光案内処しるべ蔵で制作に協力する羽咋工高美術部と打ち合わせをし、わく たまくんやブリなどの絵柄を確認した。  顔出しパネルは、顔に当たる部分がくりぬかれた板から、顔を出して写真撮影 する絵を描いた道具。  打ち合わせでは、メンバーと羽咋工高美術部顧問の荒木和広教諭が美術部員の 生徒の描いた下絵を見ながら、能登島に「イルカとジンベエザメ」、和倉温泉街 に「わくたまくんとサギ」、道の駅いおりに「立山とブリ」など場所に応じた絵 柄について微調整した。  今後は順次生徒が板に絵を描き、同会がパネルの組み立てと安全対策を施す。  滋賀県彦根市のゆるキャラ「ひこにゃん」の顔出しパネルの人気を受け、同会 は昨年5月、「でか山」の顔出しパネルを製作し、青柏祭期間中に七尾市中心部 に設置。観光客に人気があったことから会では市の協働のまちづくり推進事業の 助成金を得て市内にパネルを設置することにした。  パネル設置場所のマップを作り、観光客の回遊性向上も目指す予定。多端千尋 会長は「パネルをきっかけに、観光客に七尾への興味を持ってもらいたい」と話 した。 〈07〉2011/02/13付朝刊――――――――――――――☆ ◎「健康は命より大事」??/ガッツ石松さん×輪島さんがトーク   七尾市の能登食祭市場の「如月(きさらぎ)おいしんぼ市2011」は12日 同市場で始まった。初日は元WBC世界ライト級チャンピオンのガッツ石松さん と地元出身の元横綱輪島大士さんのトークショーが繰り広げられ、ボクシングと 相撲、それぞれの勝負の世界の厳しさについて語り合い、来場者を楽しませた。  大相撲の八百長問題で出演が中止となった横綱白鵬に代わって来場したガッツ さんは、ステージ脇に置かれた好物のバナナを味見して「OK牧場」と場内を沸 かせた。八百長問題に関してガッツさんが「スポーツ選手でも試合に気が乗らな い時はある」と話すと、輪島さんが「その時にどうするかがプロだ」と受けた。  ガッツさんは「自分は努力もしたが運も良かった。運は頑張った人のところに 寄ってくる」と続け最後には心身の健康の大切さを訴えて「健康は命より大事」 との「迷言」も飛び出した。 〈08〉2011/02/13付朝刊――――――――――――――☆ ◎御祓川大通りの完成を祝福/七尾中心部で道路拡幅が完了  七尾市の御祓川大通り完成を祝う会は12日、同大通り泰平橋で行われ、関係 者や市民ら約100人が市中心部の目抜き通りの完工を喜び合った。  JR七尾駅と七尾マリンパークを結ぶ同大通り(都市計画道路府中七尾駅線) は、1994(平成6)年に道路拡幅整備事業に着手し、御祓川の橋3本の架け 替えや護岸整備事業と合わせて県が整備した。総事業費は約80億円。  祝う会では、七尾都心軸まちづくり協議会の高澤良英会長が「この道路が市内 への誘客拡大につながると確信している」と式辞。山岸勇副知事が谷本正憲知事 のメッセージを代読し、武元文平市長があいさつした。和田内幸三、石島正則、 西田昭二の3県議が祝辞を贈り、関係者が鏡割りとくす玉割りで完成を祝った。 〈09〉2011/02/15付朝刊――――――――――――――☆ ◎能登たけの子普及へ組合/七尾市内の24生産者/規格基準を定義へ 能登有数のタケノコ産地である七尾市内の生産者が13日、「能登ななお筍( たけのこ)生産組合」を設立した。生産者24人が「能登たけの子」のブランド 名で4月に共同出荷を開始し、価格安定やタケノコ生産の活性化を図る。  同日、七尾市公設地方卸売市場で設立総会が開かれ、組合長に春間菊松氏を選び 「能登たけの子」のマークが入った統一の段ボール箱の採用、集荷方法や規約を決 めた。3月に規格基準を定める。菊間組合長は「生産者が意欲を増すよう取り組み たい」と述べた。  同組合は、同市場の荷受会社「丸果七尾青果」と生産者が共同で設立準備を進め た。約20年前は表年で約100トンあった生産量が、近年は生産者の高齢化や価 格が安い中国産の攻勢で10トン程度に落ち込んでおり、共同出荷による産地振興 で流通の活性化も進める。  同組合は将来的に、市外の生産者にも加入を呼び掛けていく方針である。 〈10〉2011/02/17付朝刊――――――――――――――☆ ◎家族の写真で事故防止訴え/七尾海保と県漁協ななか支所/特製カード配布  七尾海上保安部と県漁協ななか支所は16日までに、出漁する際の三つの注意点 を記載した「海の安全カード」を完成させた。裏面には子どもや孫などのお気に入 りの写真を貼ってもらうスペースがあり、常に身につけてもらうことで海の事故防 止を強く呼び掛ける。近く同支所管内の漁師に配布する。  同海保は現在、チラシやリーフレットなどで漁業者に乗船前の救命胴着着用や非 常時に連絡できる携帯電話の携行、天気予報の確認を呼び掛けている。しかし、船 にチラシなどを持ち込む人はほとんどいないという。  安全カードは縦5センチ、横8センチと運転免許証ほどの大きさで、子どもの写 真などを貼る裏面には「あなたの帰りを待つ家族がいます」との文言が記されてい る。同海保は300枚を作成する予定で、効果が確認されれば他地域でも配る。