□◆□◆□◆□◆ 第77号『ふるさとの薫り・七尾情報』 □◆□◆□◆□                         平成22年10月22日  いよいよ秋本番!ということで、肌に感じる風も冷たさを増し、季節の移り 変わりが感じられるようになってきました。七尾を代表する味覚の一つ「牡蠣 (カキ)」の初出荷も終わり、これから冬に向けて能登の豊かな食材が私たち の舌を楽しませてくれます。  先日、「花嫁のれん」を題材としたドラマの撮影が市内各所で行われ、エキ ストラの1人として参加しました。中島町浜田の店舗内で今シーズン初のカキ を口にしましたが、地元に住む人間ながら10月にカキを食べるのは初めての こと。それでも炭火のコンロで焼いたカキは”絶品”。七尾湾の適度な塩加減 もまた絶妙でした。  皆さんも冬の風物詩「能登かき」を、ひと足先にご堪能されてみてははいか がでしょうか。     それでは、第77号をお届けします。                 ご意見、ご要望などは下記まで                ○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●                 発行:七尾市企画経営部市民男女協働課                    TEL (0767)53−8633                    FAX (0767)53−1125                    E-mail:kyoudou@city.nanao.lg.jp                ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○ 〜〜〜●第77号メニュー●〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  @ 全国ネットで放送決定! 連続ドラマ『花嫁のれん』  A 海の幸 山の幸が盛りだくさん! 『のとじまおつけ祭り』  B 本場の讃岐うどんも登場! 『七尾秋の大市』    ※ 市内各施設のイベントについて   ☆北國新聞「七尾ニュース」 ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ ☆★☆ @ 全国ネットで放送決定! 連続ドラマ「花嫁のれん」 ☆★☆  東海テレビ・フジテレビ系全国ネット(11月放送)お昼の連続ドラマで、 羽田美智子さん・野際陽子さんがダブル主演の「花嫁のれん」が放送決定!    金沢の老舗旅館を舞台にした“ホームドラマ”。アラフォー女と最強加賀女 との終わりなきバトル!今年最強の女たちの奮闘記が始まります!!  撮影地は金沢市および七尾市。七尾市では一本杉通り・仙対橋・七尾駅前・ 「かき処海」(中島町浜田)などで撮影が行われました。 ■放送日時 11月1日(月)スタート<12月末まで>        ※11月23日(火・祝)休止        毎週月曜日〜金曜日 13時30分〜14時 ■出演 羽田美智子、野際陽子、里久鳴祐果、内田朝陽、烏丸せつこ、小林す     すむ、津田寛治、山本圭ほか (問)七尾市観光交流課 TEL 0767-53-8424    番組の詳細はこちら(東海テレビHP) http://tokai-tv.com/hanayome/    =================================== ☆★☆ A 海の幸 山の幸が盛りだくさん! のとじまおつけ祭り ☆★☆  毎年秋に開催される島をあげての収穫祭。能登島の海の幸・山の幸、オリジ ナリティあふれる手作りの品々を存分にお楽しみください! ■日時 11月7日(日)9時〜14時 ■場所 えの目漁港(七尾市能登島えの目町地内) ■内容(予定)  ●ふれあい直売                    ・おつけ(海鮮、山菜)・さかな市場・浜焼きコーナー  ●ふれあい体験   ・クルージング体験・櫓こぎ体験・魚さばき体験・魚つり体験(釣竿づく    り、補修体験含む)   ・足湯体験・陶芸体験・ガラス細工体験  ●アトラクション   ・保育園児による踊り・獅子舞  ●その他   ・移動水族館(のとじま水族館) (問)のとじまおつけ祭り開催委員会 TEL 0767-84-1113    (能登島観光対策室内)  http://www3.city.nanao.lg.jp/event-topics/svEveDtl.aspx?servno=2844 ===================================   ☆★☆ B 本場の讃岐うどんも登場! 『七尾秋の大市』  ☆★☆ ■日にち 11月2日(火)〜3日(水・祝) ■場 所 市街地中心部西部(下記リンク参照) ■内 容 別名「おとき市」は光徳寺の報恩講が始まりで、市街地中心部に植      木市や多くの露店が並びます。旧中央図書館前では、親善都市丸亀      市から訪れる讃岐うどんの手打ち職人による実演販売が行われ、市      内外から約3万人の人手で賑わいます。 (問)七尾市観光交流課 TEL 0767-53-8424    七尾市観光協会ホームページ http://www.nanaoh.net/    ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ ★★★ 市内各施設のイベントはこちら ★★★  ◎ 能登島ガラス美術館  TEL 0767-84-1175    → http://www.city.nanao.lg.jp/glass/index.html   ◎ 七尾美術館  TEL 0767-53-1500    → http://www.city.nanao.lg.jp/nanabi/index.htm  ◎ 七尾フラワーパーク のと蘭ノ国  TEL 0767-54-0300    → http://www.notorannokuni.com/  ◎ 能登演劇堂  TEL 0767-66-2323    → http://www.engekido.com/schedule2008.html   ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 01:能登島の味覚、バーガーでPR/道の駅職員有志が開発 02:伊藤博文が和倉で宿泊/七尾の本龍寺で旅館の看板発見 03:定置網の技 若手に伝授/船頭育成へ初の講習/県定置網漁業協会 04:初出店、七尾の魚が人気/東京・築地まつり/4時間で完売 05:寺宝を見学、歴史学ぶ/七尾の妙圀寺で「山の寺学」が開講 06:長谷川等伯にあやかり「七尾の豆腐」発信/「グルメ博覧会」が開幕  07:養殖トリガイ、猛暑でも順調/七尾湾での実験/2、3倍の大きさに 08:温泉街、花で彩り、にぎわいを/和倉温泉で社会実験/立体花壇を設置 09:沢野ごぼうを丼に/七尾でコンテスト/主婦や金大生、アイデア「大盛り」 10:カブトムシ博士になろう/金ケ崎公民館で教室/児童が幼虫の生態学ぶ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〈01〉2010/10/17付朝刊――――――――――――――☆ ◎能登島の味覚、バーガーでPR/道の駅職員有志が開発  七尾市能登島向田町の道の駅のとじま「交流市場」の職員有志は能登島など の山海の幸を使った「能登島バーガー」3種類を開発した。全国的な「ご当地 バーガー」ブームに乗って島内でのイベントなどで販売し、能登島のイメージ アップにつなげる。  バーガーは、能登島のアオリイカのイカスミやカボチャ、中島町産の中島菜 の粉末を練り込んで3種類のバンズ(パン部分)を作った。能登でしぼられた 牛乳「能登ミルク」やアオリイカのミンチなどで作るクリームコロッケを具と する。  バーガー開発は、県が支援する里山里海の資源活用プロジェクトの一環とし て8月下旬から始まった。長崎県佐世保市の「佐世保バーガー」をはじめ、射 水市の「白エビバーガー」、坂井市の「三国バーガー」などご当地バーガーが 地域おこしの起爆剤となっていることから、能登島の味覚をバーガーに詰め込 むことにした。  価格は1個400円。16日から始まったのとじま手まつりの会場で初披露 され、来場者の人気を集めた。  交流市場支配人の狩山彰彦さん(42)は「次回は、能登島で育った豚の肉 『能登島ポーク』も具材に使い、能登島の味の魅力を多くの人に広めたい」と 話した。 〈02〉2010/10/16付朝刊――――――――――――――☆ ◎伊藤博文が和倉で宿泊/七尾の本龍寺で旅館の看板発見  七尾市郡町の真宗大谷派本龍寺で15日までに、初代首相を務めた伊藤博文 が1899(明治32)年10月、同市内で宿泊したことを示すとみられる看 板が見つかった。伊藤は当時、政党を結成するため全国各地の遊説に奔走した との記録が残っており、同市史編さん室は明治期の七尾の歴史を伝える貴重な 資料とみている。  看板は戸島眞住職が1827(文政10)年に建てられた本堂屋根裏で見つ けた。縦91センチ、横24センチ、厚さ2センチのヒノキ板で明治後期の資 料と一緒に保管されており、表に「大勲位侯爵伊藤博文殿御旅館」、裏に「大 勲位伊藤博文殿御旅館」と墨書されている。伊藤が宿泊した旅館に掲げられた とみられる。  七尾地方史の会の元会長で17年前に97歳で亡くなった大林昇太郎氏の郷 土史書「続七尾町旧話」には、1899(明治32)年10月20日、伊藤が 七尾の有力支持者である回船問屋を訪ねて歓迎会に出席、「和倉温泉和歌崎旅 館に一泊の筈(はず)なり」と記されている。  同市史編さん室によると、和歌崎旅館は現在なく、看板が本龍寺にある理由 もはっきりしない。ただ、同寺は1889(明治22)5月から1年半、初代 七尾町長を務めた西尾与平の菩提(ぼだい)寺にあたる。戸島住職は、西尾は 七尾とロシア・ウラジオストクの航路開設に熱心だったことから、訪問中の伊 藤に会って要望した可能性もあるとし、「何らかの理由で看板を手に入れ、寺 に運んだのではないか」と推測している。  1940(昭和15)年に発刊された「伊藤博文傳」(春畝公追頌會)によ ると、伊藤は当時、新たな政党を発足させるため長野や大阪、九州など国内各 地を遊説。10月14日以降は北陸の有志の求めに応じて演説したと記されて いる。別の書籍には、伊藤が金沢で10月18日、実業界有志の歓迎会に出席 したとの記録も残る。  七尾市史編さん室次長・専門委員の和田学氏は、伊藤が七尾を訪れる3カ月 前に七尾港での国際貿易が許されたことなどを挙げ、「発展途上にある明治期 の七尾の様子を伝える貴重な資料」と評価。県立歴史博物館の北春千代学芸主 幹は「七尾の文明開化の歩みを示す興味深い資料だ」と話した。 〈03〉2010/10/15付朝刊――――――――――――――☆ ◎定置網の技 若手に伝授/船頭育成へ初の講習/県定置網漁業協会  石川県定置網漁業協会と県定置漁業技術研究会は30日、七尾市内で定置網 漁業の現場責任者である「船頭」の育成を目指す初の技術講習会を開くことに なった。ベテラン漁師の技術や経験、思いを集中的に若手に伝え、60代が中 心となっている県内の定置網漁業の活性化や次代への継承を図る。  同研究会によると、化学繊維が網の材質の主流となったことによって網替え の機会が大幅に減ったため、若手の漁師が網替えを体験する機会が激減。日々 の経験の積み重ねだけでは、臨機応変の判断を求められる船頭としての技量を 身につけにくくなっていることから、講習会を開くことにした。  「マスターズコース」と名付けた講習会では、船頭経験者が講師となり、県 内の定置網で働く若手漁師らに長年の経験に基づいて編み出した理論などを伝 える。  県内には約40の定置網経営体があり、その大半で60代以上の漁師が船頭 を務めている。同研究会の酒井秀信会長は「多くの定置網の船頭は、数年後に 代替わりの時期となる。技術を途切れさせぬようにしたい」と話した。 〈04〉2010/10/13付朝刊――――――――――――――☆ ◎初出店、七尾の魚が人気/東京・築地まつり/4時間で完売  七尾・能登島定置網漁業振興会や七尾特産品協会は12日までに、東京都中 央卸売市場築地市場の「築地市場まつり」に初出店し、七尾産の魚介類の魅力 をアピールした。店先には長蛇の列ができ、同市場の大手仲卸業者が七尾の海 産物のブランド確立に向け、同振興会や協会に首都圏での共同販促を提案した。  まつりには約7万人(主催者発表)が訪れた。同振興会や協会が七尾のアオ リイカやアジ、カマスの冷凍一夜干し、サバのみりん干し、ナマコなど約50 0個の商品を並べたところ、4時間で売り切れたという。  10日に行われたまつり前日には、同市場の大手仲卸業者との懇談会が開か れ、振興会員の定置網で取れたアジやフクラギ、アオリイカなどの刺し身、カ マスの焼き魚などを振る舞った。  席上、業者側は、全国の魚介産地が首都圏でのブランドイメージ確立に懸命 であると説明。七尾の魚の新鮮さや種類の豊富さを消費者に伝えるには長期間 の販売促進活動が必要とし、「産地と仲卸が協力する必要がある」と話した。 〈05〉2010/10/10付朝刊――――――――――――――☆ ◎寺宝を見学、歴史学ぶ/七尾の妙圀寺で「山の寺学」が開講  七尾市の山の寺地域振興会の「山の寺学」は9日、同市小島町の日蓮宗妙圀 寺(みょうこくじ)で開かれ、参加した約200人が同寺の歴史を学び、一般 公開された寺宝に見入った。  山の寺寺院群の寺院を対象に、2007(平成19)年から毎年2カ寺で開 催している。  鈴木和憲住職が寺の由来などを説明し、県立歴史博物館学芸主幹の戸澗幹夫 氏が「雨乞い絵馬と災異史」のテーマで特別講演、同市文化財審議委員の木越 祐馨氏が「妙圀寺のあゆみ」について話した。  戸澗氏は同寺に残る明治期の2枚の雨乞い絵馬を紹介し「雨乞い儀礼を描い た絵馬は県内に7枚あり、うち4枚が山の寺寺院群にある。周辺は古代から続 く水の聖地だったのではないか」と話した。  本堂では国内でも数少ない室町期の「名入り涅槃図(ねはんず)」や、「開 運様」として崇められる鎌倉期の日蓮上人木像、日蓮上人の孫弟子に当たる日 印(にちいん)直筆の本尊など貴重な寺宝が公開され、来場者は熱心に見入っ た。 〈06〉2010/10/03付朝刊――――――――――――――☆ ◎長谷川等伯にあやかり「七尾の豆腐」発信/「グルメ博覧会」が開幕   七尾市の長谷川等伯没後400年記念事業実行委員会などによる「長谷川と うふ伯グルメ博覧会」は2日開幕した。市内14の飲食店で豆腐を使った21 の新料理が楽しめるほか、豆腐店が作る「等伯とうふ」の発売も始まり、「七 尾の豆腐」を観光資源として多くの人にPRした。  七尾に根付く豆腐の食文化を新たな名物として発信するため、同市観光協会 が初めて企画した。  オープニング式典は、豆腐の語呂合わせで10月2日午前10時2分にJR 七尾駅前に建つ長谷川等伯の銅像「青雲像」前で始まり、あいさつした同委員 長の武元文平市長、市観光協会の高澤良英会長が、同博覧会での観光誘客に期 待を寄せ、協賛する料理店にのぼりが贈られた。  保育園児が踊りを披露した後、市内の豆腐店3店が作った、イカスミ入りの 豆腐「等伯とうふ」400個が無料配布された。集まった大勢の市民は、等伯 が描いた国宝「松林図屏風(しょうりんずびょうぶ)」をイメージしてイカス ミで着色された豆腐の味を等伯像の前で楽しんだ。「等伯とうふ」は100円 で、市内豆腐店をはじめ七尾、中能登などの各市町の食品スーパー「どんたく」 でも発売される。  グルメ博覧会では、豆腐を使った鍋やすし、サラダに加え、ジェラートやパ フェ、ドーナツなどの菓子も発売された。同市津向町のカフェ・モリタートは、 生クリームの代わりに絹ごし豆腐を使ったチーズケーキを開発し、先月下旬の 発売以来人気を集めている。市内で作られた豆腐を使い、甘さの中にほのかな 豆の香りが楽しめる。  グルメ博覧会は前期が11月30日、後期が来年1月9日から3月6日まで 行われる。豆腐料理は、観光協会ホームページなどで閲覧できる。 〈07〉2010/09/30付朝刊――――――――――――――☆ ◎養殖トリガイ、猛暑でも順調/七尾湾での実験/2、3倍の大きさに  石川県水産総合センターと七尾湾漁業振興協議会は29日、七尾湾周辺で、 養殖実験中のトリガイの生育状況を確認した。7月の養殖開始時の2、3倍の 大きさに育ち、生存率は7、8割程度。同センターは「猛暑の割には順調」と し、今夏の経験をどんな状況下でも安定供給できる養殖技術確立に役立てたい としている。  トリガイは暑さや波浪による揺れの影響を受けやすく、養殖が難しいとされ ている。約10年前から養殖し市場に出荷している京都府でも、今年4月の水 揚げ時の生存率は53%だったことから、七尾湾の表面水温が平年より2度高 かった今夏の猛暑の影響が心配されていた。  29日はセンターや市職員が能登島沿岸で、稚貝が入った箱を海中から引き 上げ、養殖開始時は2〜3センチだった殻の長さが、5〜6センチにまで大き く成長したことなどを確認した。箱の中の海水温が高かったため、水を入れ替 えたほか、稚貝の生育のために1箱あたりの稚貝の数を減らした。  実験は、高級食材として取引されるトリガイの資源量確保を目的に、7月に 始まった。七尾市能登島沿岸の七尾北湾2カ所、同市中島町瀬嵐地区沿岸の七 尾西湾、同市石崎町沿岸の七尾南湾と、穴水町沿岸の計5カ所で、水深5メー トルと10メートルに分け、計2400個の稚貝を養殖している。  同センターは「今夏の猛暑とその結果を考慮して、トリガイに最適な栽培方 法を確立したい」としている。今年度養殖したトリガイは来年4月ごろに水揚 げする。実験は今後5年間続く。 〈08〉2010/09/29付朝刊――――――――――――――☆ ◎温泉街、花で彩り、にぎわいを/和倉温泉で社会実験/立体花壇を設置  七尾市和倉温泉のにぎわい再生協議会女性部会などは28日、同市和倉町ひ ばり1丁目の「湯っ足りパーク」にデザイン性の高い立体型の花壇「3Dフラ ワー」を設置した。温泉街を花と緑で彩り、にぎわいを創出するための社会実 験で、温泉街の旅館や商店に新たな花の飾り方を提案する。  同日は和倉小1、2年生と和倉保育園児計98人が、絵を描いた鉢にナデシ コやヘデラなどの花を植え、立体花壇に置いた。女性部会員は花鉢を掛けて展 示できる木製の「ハンギングバスケット」36個を製作し、温泉街にあるフェ ンスなどに取り付けて彩った。  立体花壇の活用は同協議会や市などで組織する「和倉温泉まちづくり社会実 験企画検討準備会」が企画した。立体花壇は11月末まで同パークで展示され、 観光客をもてなす。 〈09〉2010/09/27付朝刊――――――――――――――☆ ◎沢野ごぼうを丼に/七尾でコンテスト/主婦や金大生、アイデア「大盛り」  七尾市の沢野ごぼう生産組合の「沢野ごぼう丼コンテスト」は26日、同市 東湊公民館で行われた。地元の主婦や金大生など6組14人が能登野菜の沢野 ごぼうを生かした丼を出品し、同市祖浜町の会社員宮下佐和子さん(48)が 最優秀賞を獲得した。  宮下さんの丼はごぼうや鶏肉、豆腐を細かく切ってご飯に乗せ、薄切りごぼ うの空揚げを添えた。上からかけたあんにも角切りのごぼうを交ぜるなど、沢 野ごぼうを前面に出したことなどが評価された。  大会は沢野地区など能登野菜産地の活性化を図ることを目指して行われた。  同組合は同市東湊公民館で10月24日に試食会を開き、先着30人に食べ てもらって感想を聞いた上で、11月7日に開催する沢野ごぼうまつりで販売 する。 〈10〉2010/09/24付朝刊――――――――――――――☆ ◎カブトムシ博士になろう/金ケ崎公民館で教室/児童が幼虫の生態学ぶ  七尾市金ケ崎公民館の「ねむの木の郷学院大学 カブトムシ博士になろう!」 の第1回教室は23日、同公民館開かれ、同市内の児童ら17人がカブトムシ の幼虫の生態を学び、自作した寝床で幼虫の飼育を始めた。来夏のコンテスト 参加を目指し、昆虫をいつくしむ心をはぐくむ。  屋外で遊ぶことが少なくなった子どもたちに、昆虫の魅力と命の大切さを知 ってもらうために企画された。  講師を務めた同市の前田信康さんが幼虫の目やあごなどを紹介した後、幼虫 は2度脱皮して体が大きくなることを説明した。この後、児童はペットボトル に腐葉土を詰めて飼育容器を作り、前田さんが育てた幼虫を入れた。  教室では今後、羽化までの注意点などを学び、来夏、県ふれあい昆虫館で行 われる見込みの子どもによるカブトムシ自慢のコンテストへの参加を目指す。 すべての教室に参加した児童には、公民館が「博士号」を授与する。