□◆□◆□◆□◆ 第74号『ふるさとの薫り・七尾情報』 □◆□◆□◆□                          平成22年7月23日  梅雨明けと同時に日本列島は猛暑に見舞われています。最近では気温35度 と聞いてもあまり驚かなくなってしまったのは私だけでしょうか。    夏といえば夏休み。とはいっても、子どもたちとは違い、仕事をはじめてか ら長期休暇といえば新婚旅行くらいのもの。今では遠い過去となってしまいま した。以前に比べれば、祝日が月曜日になることが増え、サラリーマンとして はいくらか休暇が取りやすい環境にはなりつつありますが、まだまだ長期と呼 べるものではないような気がします。    暑くなると食欲が落ちてしまいがちですが、バランスのとれた食事にも気を つけたいところです。7月26日は「土用の丑の日」。私たちの体内にあるビ タミンB1は水に溶けやすく、熱によって失われやすい性質をもっているため、 夏になると汗とともに流れ出しやすくなります。ビタミンB1は神経や筋肉の 働きを助ける役目があり、不足すると疲れやすく「夏バテ」と呼ばれる症状が 出るそうです。うなぎにはこのビタミンB1をはじめとして、豊富なタンパク 質やビタミン、ミネラルを含んでいるため、夏バテ防止になるようです。    適度な運動や適度な食事に心がけ、時にはうなぎの力も借りながら、暑い夏 を乗り切りましょう!  それでは、第74号をお届けします。                 ご意見、ご要望などは下記まで                ○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●                 発行:七尾市企画経営部市民男女協働課                    TEL (0767)53−8633                    FAX (0767)53−1125                    E-mail:kyoudou@city.nanao.lg.jp                ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○ 〜〜〜●第74号メニュー●〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  @ 和倉温泉夏花火  和倉名物三尺玉  A 能登を代表するキリコ祭り 石崎奉燈祭  B さざなみ夢花火納涼漁港まつり  C 昔ながらのろうそくがキリコを照らし出す 新宮納涼祭   ※ 市内各施設のイベントについて   ☆北國新聞「七尾ニュース」 ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ ☆★☆ @和倉温泉夏花火  和倉名物三尺玉 ☆★☆  北陸最大級の空中・水上3尺玉(30号玉)をはじめ、打ち上げ花火を千数 百発上げ、夏の夜空を焦がす花火大会です。 ■日時:8月5日(木) 20:30〜21:15     ※荒天時は翌日に順延  ■場所:わくわくプラザ(和倉港)  (問)和倉温泉観光協会 TEL 0767-62-1555    和倉温泉観光協会ホームページ http://www.wakura.or.jp/ =================================== ☆★☆ A能登を代表するキリコ祭り 石崎奉燈祭  ☆★☆  能登に数多く点在する奉燈祭の中でも、最も勇壮華麗なものの一つ。1基の 奉燈を海の男約100人によって担ぎ上げられます。高さ10mを超す奉燈6 基が狭い町中を乱舞。夜には、奉燈に灯りが灯り、幻想的な雰囲気を醸し出し、 祭りは深夜遅くまで繰り広げられます。 ■日時:8月7日(土)14:30〜24:00(解散予定)        ■場所:七尾市石崎町地内 (問)七尾市観光交流課 TEL 0767-53-8424    七尾市ホームページ http://www.city.nanao.lg.jp/ ===================================   ☆★☆ Bさざなみ夢花火納涼漁港まつり ☆★☆  日本一の交流体感漁村づくりを意識した「ぶりの里・ぶり街道づくり」の一 環として開催します。 ■日時 8月14日(土)     15:00〜21:00 ■場所 下佐々波漁港(七尾市佐々波町地内) ■内容 (1)舞台イベント:ジャズ、マジック、太鼓、               金沢えみ「七尾線」、三輪一雄「さざなみ漁港」     (2)湾内沿岸クル−ジング        17:00〜、18:30〜 20:20〜(花火鑑賞)      (3)地元テント村、お神輿御祓い     (4)さざなみ夢花火 など 問 のと灘会マネージャー 吉田正智 TEL0767−53−8223 =================================== ☆★☆ C昔ながらのろうそくがキリコを照らし出す 新宮納涼祭  ☆★☆  この祭りのキリコは昔ながらのろうそくを使ってキリコを照らし出している というのが特徴。現在ではキリコの灯をともす電源はバッテリーが主流となっ ているだけに、ゆらゆらと揺れるろうそくの灯ならではの魅力が味わえます。  藤瀬に鎮座する藤津比古神社の納涼祭。夕刻から夜半にかけてとり行われ、 「おあかし」と呼ばれる大小10基ほどの華麗な奉燈が「やんさこ」の祭唄に 合わせて練りまわります。 ■日時:8月14日(土)     20:00〜24:00 ■場所:藤津比古神社周辺(七尾市中島町藤瀬地内)    (問) 七尾市観光交流課 TEL 0767-53-8424     七尾市観光協会ホームページ http://www.nanaoh.net/   ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ ★★★ 市内各施設のイベントはこちら ★★★  ◎ 能登島ガラス美術館  TEL 0767-84-1175    → http://www.city.nanao.lg.jp/glass/index.html   ◎ 七尾美術館  TEL 0767-53-1500    → http://www.city.nanao.lg.jp/nanabi/index.htm  ◎ 七尾フラワーパーク のと蘭ノ国  TEL 0767-54-0300    → http://www.notorannokuni.com/  ◎ 能登演劇堂  TEL 0767-66-2323    → http://www.engekido.com/schedule2008.html   ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 01:ジンベエザメ飼育展示へ/七尾市沖の定置網で捕獲/のとじま水族館の目玉 02:奉燈祭に助っ人/七尾市石崎/担ぎ手に星稜大から20人 03:総踊り、あでやか/七尾港まつり/35チーム2300人、華麗に踊り流し 04:MJFイン能登へ猛練習/石川ジュニアジャズアカデミーの女子児童5人 05:身近な歴史遺産、気軽に/七尾の山の寺寺院群で初の女性ウオーク 06:沢野ごぼうを丼に/七尾の生産組合がレシピ公募/消費拡大目指す 07:夜の「語り部処」登場/七尾市中心部/「銀座」加わり74店に 08:能登名物で石けん/ナマコ、珪藻土、和倉の湯/七尾市の会社が開発 09:レジ横の「つぶやき板」人気/七尾のスーパー/「能登留学」生が考案 10:能登野菜・中島菜×七尾の醤油・もろみ/新ドレッシング販売へ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〈01〉2010/07/22付朝刊――――――――――――――☆ ◎ジンベエザメ飼育展示へ/七尾市沖の定置網で捕獲/のとじま水族館の目玉  七尾市佐々波町沖の定置網にかかったジンベエザメが21日、同市ののとじ ま臨海公園水族館で今秋オープンするパノラマ大水槽(仮称)に搬入された。 20日の捕獲作戦は輸送用水槽に収まらなかったが、大型の水槽に切り替えた この日は成功。19日に網に入ったのが確認されてから56時間を経て新居に 落ち着いたジンベエザメは、約1時間半の陸送の疲れも見せず、水槽内を悠々 と泳ぎ回った。  定置網の中にいたジンベエザメはこの日午前9時20分ごろ、前日より一回 り大きい輸送用水槽に、すんなりと入った。水槽は漁船に引かれて、約1キロ 離れた同市下佐々波漁港へ運ばれた。大型トラックに積み替えられ、約30人 の市民に見送られながら、午前11時5分に漁港を出発した。  31キロの道中、海水約2トンを積んだトラックが伴走し、新たな海水や酸 素の補給、職員による体調確認も行われ、午後0時半、トラックは大水槽脇に 到着した。ジンベエザメが入った水槽は超大型のクレーンで大水槽の天井の搬 入口から水槽内に運ばれた。定置網を出発してから約3時間半後、白い斑点の 甚兵衛柄の巨体が、ゆっくりと大水槽に泳ぎ出た。  家族4人で水族館を訪れ、搬入作業を見守った金沢市福久町の会社員佐々木 章さん(31)は「すごい迫力。大水槽がオープンしたら、また見に来たい」 と話し、カメラのシャッターを切った。  輸送を指揮した池口新一郎副館長は「けがもなく、感無量。職員を一人ずつ 抱き締めたい気持ちだ。観光客にはジンベエの息吹を感じてほしい」と感動の 面持ちで語った。 〈02〉2010/07/20付朝刊――――――――――――――☆ ◎奉燈祭に助っ人/七尾市石崎/担ぎ手に星稜大から20人  七尾市石崎町で8月7日に行われる石崎奉燈祭に、大学生グループが初めて 助っ人として参加する。重さ2トンの奉燈を、威勢良い掛け声とともに一昼夜 担ぎ続ける港町らしい勇壮な祭りを通し、大学生は住民と交流しながら地域に 根ざした祭礼の歴史と伝統を学ぶ。  助っ人となるのは金沢星稜大でスポーツフィールドゼミに所属する3年生1 6人と、自主参加の4年生4人。ゼミを指導する同大人間科学部教授で、同市 の大地主(おおとこぬし)神社の大森重宜宮司が、同祭奉賛会に協力を申し出 た。  大学生は、祭り当日に最も長い距離を練る東1区の奉燈に参加する。7日か ら8日の未明まで担ぎ続けた後、町中心部から東1区まで約400メートルを 戻り、奉燈を解体して収納する。  同区には、祭りの中核を担う青年団員15人をはじめ、町外から駆け付ける 出身者や親族ら計100人程度の担ぎ手がいるが、他地区に比べても労力を要 するため、屈強な学生の参加を歓迎している。  学生は奉燈の準備から手伝う予定。東1区の住民は学生を自宅に宿泊させる などして支援する。同区支部長を務める竹内大生さん(24)は「本当にあり がたい」と話し、大森教授は「体験こそが最高の教育。学生には石崎の風土も ぜひ学んでほしい」と期待を込めた。 〈03〉2010/07/19付朝刊――――――――――――――☆ ◎総踊り、あでやか/七尾港まつり/35チーム2300人、華麗に踊り流し  七尾港開港を記念した七尾港まつりの第32回総踊りは18日夜、七尾市中 心部の御祓川沿いで繰り広げられた。市内の各種団体や企業などの35チーム 約2300人がそろいの浴衣や法被姿であでやかに踊り流し、港町をまつりム ード一色に染め上げた。  午後7時、「七尾まだら」のゆったりとした節回しがスピーカーから流れ、 御祓川沿いに陣取った踊りの列が一斉にスタート。曲がテンポの早い「みなと ヨイサ」に変わると、各チームの踊りは次第に一体感を増した。通りには踊り 手の息の合った掛け声や手拍子が響き、街なかは熱気で包まれた。  沿道には大勢の市民が訪れ、各チームが織りなす華麗な踊りに見入った。  総踊りの後は七尾港府中ふ頭付近で恒例の北國花火2010七尾大会が行わ れた。約2500発の大輪が港町の夜空と海を染め上げ、大勢の見物客を魅了 した。 〈04〉2010/07/18付朝刊――――――――――――――☆ ◎MJFイン能登へ猛練習/石川ジュニアジャズアカデミーの女子児童5人  31日に七尾市の七尾マリンパークで開かれる第22回モントレージャズフ ェスティバル(MJF)イン能登2010に能登地区の女子児童5人が出演す る。石川ジュニア・ジャズ・アカデミー(IJJA)の一員として舞台に立つ ため、中高生の先輩団員に追いつけ追い越せとばかりに練習を重ねている。  5人は、アルトサックスの濱岸瑞季さん=七尾市山王小6年=、ドラムの瑠 奈さん=同4年=姉妹と、トロンボーンの瀬戸つづらさん=輪島市三井小6年 =、パーカッション(コンガ)の日奈さん=同4年=姉妹、アルトサックスの 山口小枝さん=七尾市和倉小5年=。  昨年から今年5月にかけて初めて楽器を持った5人は、七尾産業福祉センタ ーでの練習で技術とともにスイングを楽しむことに磨きを掛けている。関係者 は「ハーモニーは上々」と息のあった演奏に太鼓判を押している。  IJJAは31日のMJFに加え、8月21〜22日に、本場アメリカでの 演奏会出場の登竜門となる神戸市での大会にも参加する。  魚岸志乃富運営委員長は「最終目標は再びアメリカで演奏すること。まずは 七尾で生き生きとした演奏をしてほしい」と話した。 〈05〉2010/07/15付朝刊――――――――――――――☆ ◎身近な歴史遺産、気軽に/七尾の山の寺寺院群で初の女性ウオーク  七尾市の七尾山の寺地域振興会は14日、山の寺寺院群を舞台にした、初の 女性向け企画「山の寺ウオーク 女性のためのパワースポット巡り」を行った。  寺院群近くに住む主婦が、身近な歴史遺産を訪れて学び、汗も流す一石二鳥の 取り組みで、参加した女性は、古刹(こさつ)名刹のいわれや七尾の歴史を学 んだ。  第1回のウオークは、振興会会員の大窪光代さんが企画した。  市内在住の女性12人が寺院群内に設けられた緑濃い遊歩道を歩き、曹洞宗 徳翁寺では目や耳の病に霊験があるとされる地蔵尊、曹洞宗龍門寺では樹齢8 00年で市記念物のマキの巨木「羅漢槇」を由来を聞いた。  最後に訪れた浄土宗宝幢(ほうどう)寺では、1887(明治20)年に建 てられた「歯治し地蔵」の逸話や寺の由緒などを高田光彦住職が解説した。  大窪さんは「敷居が高いと思っていた寺院に入って歴史を学ぶいい機会にな った」と話した。同振興会は今後、年3回程度の女性向け催しを行う。次回は 寺院群内の観音巡りを予定している。 〈06〉2010/07/14付朝刊――――――――――――――☆ ◎沢野ごぼうを丼に/七尾の生産組合がレシピ公募/消費拡大目指す  七尾市の沢野ごぼう生産組合は13日までに、能登野菜の沢野ごぼうをメー ンに使った丼の開発に乗り出した。生産者や料理人、市民からアイデアを募り、 専門家による審査で絞り込んだ一品を商品化する。11月には市民にお披露目 する予定で、沢野ごぼうの消費拡大や、生産地のにぎわい創出につなげる。  同生産組合は6月、丼プロジェクトを始動させ、「沢野ごぼう丼」の定義を、 沢野地区の棚田で育った米に、沢野ごぼうをメーンにした具を載せることと定 めた。  募ったレシピを基に、9月に審査会を開いて「沢野ごぼう丼」を決定。料理 人のアイデアも加えた一品を10月に関係者で試食してレシピを確定する。そ の上で、11月7日の沢野ごぼうまつりで、市民に提供する。  沢野ごぼうは、沢野地区の粘土質の畑で平安時代から栽培が始まり、藩政期 には将軍家などに加賀藩特産品として献上された歴史を持つ。風味が良く、近 年は和倉温泉の旅館での提供や、加工食品としても流通している。ただ「ごぼ う自体をメーンにする料理が少ない」(同組合)ことから、新たに「主役」と なる丼の案を募ることにした。  組合では、市内料理店でのメニュー化や、地域のイベントでの提供を通じて 七尾のご当地グルメに育てたい考えで、谷口藤悦組合長は「丼が話題となり、 沢野地区の盛り上がりや、ひいては能登野菜全体の活性化につなげたい」と話 した。 〈07〉2010/06/05付朝刊――――――――――――――☆ ◎夜の「語り部処」登場/七尾市中心部/「銀座」加わり74店に  七尾市一本杉通りで5年前に始まった、観光客と語り合う「語り部処(どこ ろ)」制度が同市中心部に広がり、11日までに74店が加盟した。新たに飲 食店が集まる大手町の銀座エリアの店も加わり、夜も楽しめる語り部処が出現。 関係者は観光客とのふれあい観光をさらに推進し、まちなかの回遊性を高めた いと意気込んでいる。  同制度は、同市の商店主有志らでつくる「まちなか語り部処会」が推奨する 制度。店を訪れた観光客に店主らが七尾の歴史や逸話を語り、七尾ファンを増 やすことを目指す。新しく加わる銀座エリアの店では、鮮魚店主やすし店主が 七尾で好まれる魚の特徴を語り、ウナギ料理店主やブティック店主が店舗前を 流れる御祓川の逸話や昔の銀座の姿を伝え、観光客を楽しませる。  同会が協力し、七尾まちづくりセンターが74店を網羅した改定版ガイドマ ップを作成した。一本杉通り、東部商店街、魚町見附界隈、泰平橋周辺の地域 版マップも作成され、JR七尾駅や能登食祭市場、観光案内所などで配布を始 めた。  同会を取りまとめる一本杉町会の北林昌之会長は「能越自動車道開通や北陸 新幹線開業を前に、観光客にふれあい観光を一日中楽しんでもらえる七尾のま ちづくりの一助にしたい」と話した。 〈08〉2010/07/10付朝刊――――――――――――――☆ ◎能登名物で石けん/ナマコ、珪藻土、和倉の湯/七尾市の会社が開発  能登特産のナマコ、珪藻(けいそう)土と、和倉の温泉水を原料にしたオリ ジナルの化粧石けんが、9日に完成した。七尾市の水産加工品製造「なまこや」 が、ナマコをさばく職人の手は美しく潤いがあることにヒントを得て開発した。 同社は和倉温泉の旅館女将(おかみ)に試供品を提供し、効果を確認してもら っており、「和倉の観光名物にしたい」と意気込んでいる。  石けんはマナマコの抽出エキスや珪藻土の粉末を配合し、しっとりと潤いあ る洗い上がりが特徴。マナマコのエキスのサボニン成分は皮膚の脂を落とし、 天然保湿成分セラミドとコラーゲンが肌に潤いと透明感を与え、珪藻土に含ま れるモンモリオナイト成分が毛穴の汚れや角質を吸着するという。  無香料の「ナチュラルベージュ」と、ミントの香りの「マリンブルー」の2 種類があり、マリンブルーは珪藻土を少なめにし、さっぱりとした洗い上がり で男性向きという。「なまこ美人」の名称で8月1日から販売し、いずれも1 個80グラムで2310円。  県の「いしかわ産業化資源活用推進ファンド」を活用した事業で、商品開発 には金大イノベーション創成センターが協力した。 〈09〉2010/07/02付朝刊――――――――――――――☆ ◎レジ横の「つぶやき板」人気/七尾のスーパー/「能登留学」生が考案  七尾市内のスーパー「どんたく」のレジ近くに、店員がボードに思いを書い た「つぶやき」が掲げられている。七尾留学推進協議会が募集した「能登留学」 インターン第1号の大学生が考えた客とのコミュニケーション策で、買い物客 の関心を集めている。  この取り組みは「レジさんのつぶやき」と名付けられ、レジ担当の店員がボ ードに「きょうミニトマトがなりました」「山口百恵さんのDVDほしいです ぅ」など、自分の思いや身の回りのニュース、子や孫の成長をつづっている。  6月下旬から市内2店舗16台のレジに日替わりで設置されており、注目度 も上がっている。「つぶやきが気になって思わず見てしまう」と話す買い物客 もいるという。  考案したのは、福岡県大野城市出身で、立命館アジア太平洋大(大分県別府 市)3年生の甲斐一生さん(21)。4月26日から運営会社「山成商事」で インターンとして働いている。レジを味気ない場所にしたくない、との思いか ら始めた。  今後は甲斐さんが考えた買い物客と店員との感動エピソード文集や、買い物 客が考えた文句やだじゃれの中から、商品宣伝用の「ポップ」の文言を選ぶ取 り組みなども実施される予定。甲斐さんは「お客様の中に、共感してもらえる 人がいればうれしい」と話した。 〈10〉2010/05/28付朝刊――――――――――――――☆ ◎能登野菜・中島菜×七尾の醤油・もろみ/新ドレッシング販売へ  石川県、七尾市、中能登町、JA能登わかばで作る能登野菜育成七尾鹿島協 議会は30日、同市一本杉町の鳥居醤油(しょうゆ)店で、中島菜などの能登 野菜を使ったドレッシングとたれの試食会を行った。能登野菜と、七尾産の醤 油、もろみを合わせた新たな味を開発、普及させ、能登野菜の販路開拓につな げる。  協議会と鳥居醤油店が開発した調味料は、能登白ねぎと醤油のもろみを使っ たたれと、同市のみやけ食品が開発した中島菜のペーストをだしつゆや醤油、 能登の粗塩などで味付けしたドレッシング。たれは醤油よりもコクのある深い 味わいが楽しめる。ドレッシングは中島菜の苦みがアクセントとなっている。  試食会には、協議会の12人が参加し、ささみの揚げ物やサラダ、サーモン のカルパッチョなどを新開発の調味料で味わった。  参加者からは、「中島菜の味をもっと濃くした方がいい」「もろみだれはご 飯にも合う」などの感想のほか、「高血圧対策など中島菜の健康効果を宣伝し たら売れ行きが上がるのでは」など販促に関する意見が出た。  さらに味を改良して年度内に試作販売、来年度から店頭販売を目指す。