_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.215     _/ _/              令和元年 12月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.215をお届けします。  寒さが身にしみる季節となりましたが、サイエンスヒルズこまつではそんな 寒さを吹き飛ばす楽しいイベントをご用意しました。この機会にみんなで一緒 に出掛けてみませんか。 ●サイエンス・フェスタ2019  企業や大学、高校、教員、職人、ボランティアなどによる、実験・ものづく りが体験できる19のブースが大集合。※ブースによって、参加に整理券が必 要です(当日10時30分からエントランスで配布します)。 とき 12月14日(土)11時〜16時 ところ サイエンスヒルズこまつ わくわくホール 参加費 無料 そのほか 当日受け付け、先着順。ブースによって、参加に整理券が必要です (当日10時30分からエントランスで配布します)。 ●3Dスタジオ特別番組  ◎山崎直子宇宙飛行士のスペースアカデミー  宇宙に行った感動や魅力、宇宙への素朴な興味に答える特別授業。最後には みんなで火星ツアーへ出発します。 とき 令和2年1月13日(月・祝)まで 平日15時30分〜、土・日曜日、 祝日10時30分〜 参加費 無料 ◎サンタさんとトナカイの星さがし  可愛いクリスマスのお話です。 とき 12月1日〜22日の毎週日曜日11時10分〜、12月24日(火) 及び、25日(水)11時10分〜、12時20分〜 観覧料 大人500円、高校生以下250円(ヒルズパスポート利用可) ◎オーロラ 生命の輝き  実際に撮影された全天を包むオーロラ映像を見てみよう。 とき 12月14日(土)〜令和2年1月13日(月・祝)の土・日曜日、祝 日いずれも15時50分〜 観覧料 大人500円、高校生以下250円(ヒルズパスポート利用可) 定員 各120人(当日先着順) 問い合わせ ひととものづくり科学館 0761・22・8610 ◆◆文化ガイド◆◆ ●ミュージックベル・ミニコンサート  小松市内の高校生からなるミュージックベルクラブ「メロディ」が、すてき な音色を奏でます。 とき 12月22日(日)14時〜 ところ 小松市立図書館 参加費 無料  問い合わせ 小松市立図書館 0761・24・5311 ●天神堂飾り展  小松市内の旧家が所蔵している天神堂(天神様をまつっているミニチュアの お堂)を展示します。小松の古きよき文化を曳山とともにご覧ください。 期間 12月26日(木)〜29日(日)、令和2年1月2日(木)〜7日 (火) ところ こまつ曳山交流館みよっさ 開館時間 10時〜17時 入館料 無料 休館日 水曜日(祝日の場合は翌日)、12月30日(月)〜令和2年1月1 日(水・祝) そのほか 1月2日(木)〜7日(火)には縁起物のお茶「大福茶」を振る舞 います。 問い合わせ こまつ曳山交流館みよっさ 0761・23・3413 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761・24・8016   FAX :0761・24・5563   ホームページ :https://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ---------------------------------------------------------------------- 01:7町合同で子供歌舞伎 来年5月のお旅まつり 西町と2演目披露 02:小松署の画伯が活躍 宮川巡査、イラストで犯罪防止 看板や漫画 03:空の貴賓室 小松市で6月公開 航空プラザに搬入 市12月補正予算案 04:箏と朗読で俳聖の旅 芭蕉来訪の小松で「奥の細道330年祭」 05:「花と緑首長会」を設立 小松市が発起、109自治体連携  06:松元さんに表彰伝達 都市緑化功労者 小松市 07:耐震、滝ケ原石で仕上げ 小松産 那谷寺で岩場の工事完了 08:女性目線、寺院で生かす 小松市でサミット、まちづくり考える 09:乗降場所、時刻、柔軟に 小松市「らくらく通勤」実験開始 10:「源平」交流増の糸口に 小松市で初、全国から12自治体150人 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2019年11月27日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎7町合同で子供歌舞伎 来年5月のお旅まつり 西町と2演目披露  小松市で毎年5月に行われるお旅まつりで、来年の曳山(ひきやま)子供歌 舞伎の当番町である材木町が人手不足を理由に単独での上演を見送り、同町を 含む7町で初めて子供役者や若衆を募ることになった。旧市街地の8町でつく る小松曳山八町連絡協議会が「八町子供歌舞伎」として、もう一つの当番町で ある西町とともに、豪華絢爛(ごうかけんらん)な曳山を舞台に地元の子供役 者が2演目を披露する伝統をつなぐ。  26日に市役所であった12月補正予算案の発表で和田慎司市長が説明した。  お旅まつりは小松市の本折日吉、菟橋両神社の春祭り。子供歌舞伎は250 年近い伝統を誇り、協議会によると、昭和20年代半ばからは曳山を持つ旧市 街地の大文字、寺、龍助、西、八日市、京、中、材木の8町のうち2町が当番 制で上演する。  出演するのは地元の小学3〜6年生を中心とする女子児童で、近年は少子化 に伴う人手不足で町外からの参加も認められてきたが、1町のみの上演で終わ る年もあった。  材木町が上演を見送ることを受け、協議会は夏ごろに役員会を開いて対応を 協議。来年の小松市制80周年に花を添えるため、単独で上演する西町を除く 7町から人手を募って2演目を維持することを決めた。  八町子供歌舞伎はお旅まつりのメイン行事に位置付け、各町の曳山が市中心 部に集う「曳山曳揃(ひきぞろ)え」の際に7町の曳山のいずれかを舞台に上 演する。曳山交流館みよっさでも披露する。  協議会長の福島利雄さん(72)=西町=は「当番町が単独で子供歌舞伎を 維持できないのは残念だが、人手が足りなくなる中、各町が連携して伝統を継 承していくモデルになる」と話している。  今年の曳揃えでは、材木町と中町が人手を確保できず参加を断念した。来年 のまつりで全8基が揃うかどうかは決まっていない。 ■劇場うららに歌舞伎コーナー 「ポムポムプリン」も採用  小松市の12月補正予算案では、2月に県こまつ芸術劇場うららで行われる 「市川海老蔵特別公演」(北國新聞社主催)に合わせた歌舞伎コーナーの設計 費が盛り込まれた。来年の市制80周年を記念し、人気歌舞伎俳優の海老蔵さ んら市川家ゆかりの品々を同劇場に常設展示し「歌舞伎のまち小松」のPRに つなげる。  80周年記念では、4月に芦城公園周辺で「利常公大茶会・献茶式」を催す。 加賀藩3代藩主前田利常の小松城入り380年の節目に茶道に親しんでもらう。  小松市はサンリオのキャラクター「ポムポムプリン」を80周年のプロモー ションキャラクターに採用する。デザイナーが同市出身であることがきっかけ で、市のイメージキャラクター「カブッキー」と並び、勧進帳の山伏姿の源義 経に扮(ふん)したポムポムプリン、市提供=のイラストを用意した。 〈02〉2019年11月25日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松署の画伯が活躍 宮川巡査、イラストで犯罪防止 看板や漫画  小松空港警備派出所の宮川友唯(ゆうい)巡査(22)が絵描きの特技を生 かして小松署の啓発グッズ作製に取り組んでいる。2年前に手掛けた広報紙の 出来栄えが評判を呼び、部署を越えて看板やポスターなどに使うイラストの作 成依頼が入るようになった。絵を通じて事故や犯罪の防止を訴える宮川巡査は、 「自分のイラストが少しでも役立てば」と筆に力を込めている。  金沢市出身の宮川巡査は幼少期から絵を描くのが好きで鳴和中、県工高時代 の6年間は剣道部員として練習に打ち込む傍ら、アニメや漫画のキャラクター を模写するなどして腕を磨いた。高校3年時には全国理容美容学生技術大会の ヘアデザイン画部門(中高生の部)に応募し、1052点の中から金賞に選ば れたこともある。  高校卒業後、剣道の先輩の影響もあって憧れていた警察官となってからも、 休日の趣味としてほそぼそと絵を描き続けてきた。  その絵が上司の目に留まったのは、粟津駅前交番に勤務していた2017年 秋。特殊詐欺や交通事故防止を呼び掛ける広報紙を出すことになり、県警マス コット「いぬわし君」などを手描きしたところ、「よく似ている」と小松署内 に評判が広がり、「注文」が舞い込むようになったという。  昨年秋には交通課から事故防止の注意看板向けに署長、副署長の似顔絵を描 くよう頼まれた。似顔絵を気に入った宮下実之副署長は自らの名刺にイラスト を採用。「署専属イラストレーター」としての活躍ぶりに、同僚からは「画伯 」 と呼ばれるようになった。  最新作は生活安全課の依頼で手掛けた詐欺被害防止に向けた4コマ漫画だ。 パソコンのアプリを使って描き上げ、手口や注意点が一目で分かるようシンプ ルな構図とした。村学生活安全課長も「期待通り」と太鼓判を押す。若者用啓 発ポスター、チラシに掲載し、25日から市内の学校に配る。  宮川巡査は「こういう形で趣味を生かせるとは思わなかった。今後も依頼が あればできる限り応じたい」と話した。 〈03〉2019年11月25日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎空の貴賓室 小松市で6月公開 航空プラザに搬入 市12月補正予算案  3月に退役し、小松市が航空自衛隊から貸与を受ける旧政府専用機の貴賓室 の備品が、公開場所となる同市の県立航空プラザに搬入された。天皇陛下や歴 代首相らが海外訪問などの際に滞在したスペースで、市は6月からの常設展示 に向け、航空プラザ2階を改装して「空の貴賓室」を再現する。29日開会の 市議会定例会に提出する12月補正予算案に事業費1200万円を計上する。  貴賓室は旧政府専用機「ボーイング747―400型」の1階最前部にあっ た。幅6メートル、奥行き6メートル、高さ2・4メートルほどのスペースに 執務机や大型モニター、打ち合わせ用のテーブル、革張りのシート、ベッドな どが並べられていた。警備上の理由から退役まで内部は非公開だった。  貴賓室は旧政府専用機の退役後に機体から外され、旧政府機が所属した空自 千歳基地(北海道千歳市)で保管されていた。  小松市は10月29日に貴賓室の備品44個をトレーラー2台に積んで同基 地から搬出し、今月1日に航空プラザに運び入れた。現在は倉庫に収納されて いる。今後、2階を一部改装し、展示スペースを確保する。いずれの備品も展 示のみで、シートに座ったりはできない。  旧政府機は2機あり、いずれも3月に退役した。もう1機の貴賓室は空自浜 松広報館(愛称エアパーク・静岡県浜松市)で展示が計画されている。 〈04〉2019年11月24日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎箏と朗読で俳聖の旅 芭蕉来訪の小松で「奥の細道330年祭」  江戸時代の俳人・松尾芭蕉が小松市を訪ねて330年となるのを記念した 「奥の細道こまつ330年祭」(北國新聞社後援)は23日、同市の粟津演舞 場で行われた。箏(こと)の演奏に合わせて芭蕉の句の朗読があり、市民ら約 180人が多太神社や那谷寺などゆかりの地の情景を思い浮かべながら、俳聖 が17音に込めた句の世界観に浸った。  芭蕉は1689(元禄2)年に紀行文「奥の細道」の旅で東北を経由し、旧 歴7月に小松に着いた。平安末期の武将、斎藤別当実盛ゆかりの多太神社に奉 納した「あなむざん(むざんやな) 甲(かぶと)の下の きりぎりす」、奇 岩が連なる那谷寺の景観を詠んだ「石山の 石より白し 秋の風」などの句を 残した。  330年祭は箏と朗読で幕開けし、箏演奏家の八木美知依さんが奏でる幽玄 な音に重ねて朗読家の松浦このみさんが情感あふれる表現で聴衆を引き込んだ。  東北から北陸、旅の終着地である大垣(岐阜県)に至る芭蕉の旅が紹介され、 トラベルライターの関屋淳子さんが芭蕉ゆかりの地のグルメや温泉地を伝えな がら「奥の細道」の旅の魅力を解説した。俳句に絵や写真を組み合わせた「小 松ビジュアル俳句コンテスト」の表彰式もあった。  記念セレモニーとして、大垣市が4月から芭蕉ゆかりの地に届けている「俳 聖の火」の分火式が行われた。北陸で最後の点灯で、和田慎司小松市長と小川 敏大垣市長に加え、小松市のイメージキャラクター「カブッキー」、観光大使 「こまつ姫御前」が参加した。  同市粟津温泉の旅館「辻のや花乃庄」では、関係自治体で構成する「おくの ほそ道の風景地ネットワーク」の総会が開かれた。 〈05〉2019年11月22日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「花と緑首長会」を設立 小松市が発起、109自治体連携   小松市議会総務企画、福祉文教、経済建設の3常任委員会は21日開かれた。 経済建設委で市側は、同市を含む9市を発起市として、14日に「子どもたち と地域の未来を考える花と緑のまちづくり全国首長会」を設立したことを報告 した。  北海道から沖縄まで109自治体が連携し、花や緑があふれる都市空間の形 成に取り組む。小松市は花と木でまちを彩る「フローラルこまつ」を推進して いる。県内からの参加は同市のみで、和田慎司市長は首長会の理事に就いた。  福祉文教委では、昨年11月に市役所に開設された「お見送り手続きデスク 」 の1年間の運用状況について説明があった。葬儀を終えた遺族が行う手続きを 1カ所に集約したサービスで、1064件の利用があった。市は10月に南部 行政サービスセンターでも運用を始め、12月からは土日に駅前行政サービス センターで手続きを受け付ける。 〈06〉2019年11月16日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎松元さんに表彰伝達 都市緑化功労者 小松市  都市緑化功労者に対する国土交通大臣表彰の伝達式は小松市役所で行われ、 30年以上にわたって地元の同市西軽海町4丁目にある軽海中央公園の美化に 取り組む自営業松元俊幸さん(71)をたたえた。  松元さんは和田慎司市長から表彰状を受け取り「ふるさと小松の緑化へ精進 したい」と決意を述べた。知事表彰を受けた「こまつ日本花の会」の宮崎紀代 二会長、「中海町資源保全会」の本良一代表が受賞を報告した。 〈07〉2019年11月16日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎耐震、滝ケ原石で仕上げ 小松産 那谷寺で岩場の工事完了  小松市の那谷寺で15日までに完了した国名勝「奇(き)岩(がん)遊仙境 (ゆうせんきょう)」の耐震化工事で、地元で産出される滝ケ原石が仕上げに 使われた。青白くものさびた独特の風合いで参拝者の目を引いており、数年か けてコケに覆われれば、いっそう境内の景観にとけ込むとみられる。日本遺産 「小松の石文化」を象徴する滝ケ原石のあしらいで古刹の情緒をさらに深める。 ●景観と調和図る  耐震化は2014年に奇岩遊仙境や本殿、三重塔などが建つ約3万300平 方メートルが名勝に追加指定されたことを受けて寺が今年7月に始め、10月 末に終えた。国や県、市などと協議し、重要文化財の本殿後方にある岩場の崩 落を防ぐため、震度6強の揺れに耐えられるようにした。  大勢の参拝者が巌窟(がんくつ)内の「胎内くぐり」に訪れる本殿脇の岩肌 にある亀裂や空洞などの3カ所に特殊なモルタルを注入して補強する工法を採 用。巨石に洞穴が点在する、希少な景観との調和を図り、補強部の表面に滝ケ 原石のブロックを配して仕上げた。  本殿一帯は「小松の石文化」を構成する資産の一つとなっている。那谷寺の 担当者は「奇岩と木々、建造物が組み合わさる境内の趣を安心して楽しんでほ しい」と話している。 ■芭蕉の小松訪問330年記念で看板 市が設置  小松市は15日、俳聖松尾芭蕉が小松を訪れてから今年で330年になるこ とを記念し、那谷寺の山門前に解説看板を設置した。  芭蕉は1689(元禄2)年に「奥の細道」の道中で那谷寺や多太神社(い ずれも小松市)で句を奉納したり、句会を開いたりした。那谷寺境内の奇岩遊 仙境は芭蕉がめでたことで知られる。  23、24日は小松市の粟津演舞場などで「奥の細道こまつ330年祭」 (北國新聞社後援)が催される。全国の自治体でつくる「おくのほそ道の風景 地ネットワーク」の総会も開かれる。 〈08〉2019年11月15日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎女性目線、寺院で生かす 小松市でサミット、まちづくり考える  寺院を活用したまちづくりを推進する「寺町サミットin小松」は14日、 小松市寺町の真宗大谷派本覺寺で開かれた。小松、金沢、高岡、新潟県上越、 長野県飯山、岐阜の6市の市長らが寺院を舞台に女性の視点を生かす方策を考 えた。  6市でつくる「寺院群都市会議」主催のサミットは今年25回目で、小松で の開催は2回目となる。「新時代、お寺を支える女性たち」をテーマに開かれ、 約200人が参加した。  パネル討論で村山卓金沢市副市長は町会活動がまちづくりの鍵だと指摘し 「女性が町会に参加しやすい環境を整える」と語った。和田慎司小松市長は近 年、寺院の活動を支える女性の活躍が目立つとした。加賀藩祖前田利家の子孫 に当たる前田紀貞安田女子大家政学部教授が司会を務めた。  これに先立ち前田教授が講演し、女声合唱団沙羅の花(小松市)、小立野ま ちづくり協議会(金沢市)、寺のある町連絡協議会(高岡市)が事例発表した。 15日は那谷寺などを視察する。 〈09〉2019年11月12日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎乗降場所、時刻、柔軟に 小松市「らくらく通勤」実験開始  小松市は11日、地域交通「らくらく通勤」の実証実験を開始した。小松鉄 工団地で勤務する従業員らを対象に平日の朝夕、同団地とJR小松駅、イオン モール新小松など市中心部を結ぶ定期バスを走らせる。午後7〜9時には、団 地から帰宅する利用者のニーズに応じて乗降場所や時刻を柔軟に設定する「デ マンド型」の小型車両を運行する。  実験は12月27日まで。バス(定員24人)、小型車両(定員4人)のい ずれも無料で利用でき、バスは1日に3便、小型車両は需要に応じて運行する。 スマートフォンなどで事前に登録し、利用日時や乗降場所を予約する必要があ る。初日は団地に向かう第1便のバスに19人が乗車した。  団地近くの県道は朝夕の渋滞が目立つのに加え、団地内企業の駐車スペース の確保が難しい。運転免許証のない外国人労働者が増えていることもあり実験 で需要を探る。 〈10〉2019年11月07日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「源平」交流増の糸口に 小松市で初、全国から12自治体150人  弁慶の「勧進帳」の舞台、安宅の関がある小松市で6日、「義経・与一・弁 慶・静・継信・忠信合同サミットin小松」が初めて開かれた。平安末期の源 平合戦で活躍した源義経や弁慶らゆかりの全国12自治体の約150人が集い、 基調講演とパネルディスカッションを通じて歴史や伝承を生かしたまちづくり、 交流人口拡大に向けた方策を探った。  サミットはホテルビナリオ小松セントレで開催され、加盟する43自治体の うち、小松、白山、能美、加賀、野々市の県内5市のほか、岩手県平泉町、福 島市、神奈川県鎌倉市、滋賀県東近江市、岡山県井原市、徳島県小松島市、高 松市の7市町が参加した。  小松市安宅町に伝わる「安宅木遣(きや)り音頭」で幕を開け、フリーアナ ウンサーで古典芸能解説者の葛西聖司さんが「能『安宅』から歌舞伎『勧進帳 』 へびっくりアレンジの裏側」と題して勧進帳の魅力をユーモアあふれる語り口 で説明した。  「まちづくりを歴史から語る」をテーマとする討議が行われ、和田慎司小松 市長、青木幸保平泉町長、松尾崇鎌倉市長、大舌勲井原市長が市町それぞれの ゆかりの人物を題材とした観光振興策について意見交換した。  それぞれ弁慶や悲運の名将と伝わる義経、義経最愛の女性、静御前、弓の名 手として名高い那須与一に関わりを持つ。和田市長は平家ゆかりの武将、斎藤 別当実盛の兜(かぶと)が市内に残されていることや、小松市原町が平清盛の 寵愛(ちょうあい)を受けた仏御前の出生地とされることを挙げ「源氏に加え、 平家に関連する自治体が集えば、交流の新たな呼び水になる」と話した。  松尾市長は小松市の「子ども歌舞伎」を参考に、鎌倉市で「子ども能」を開 始したことを紹介した。  交流会では、原町文化財保存会が「白拍子演舞」を披露。次回は2021年、 井原市で開催される。サミットの小松開催は、現在の名称となった2017年 以降、初めて。小松では「義経・与一合同サミット」だった2010年にも開 かれている。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。 申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「小松ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・「ふるさとメール・小松」の申し込みや解除は、小松市や北國新聞社のホー  ムページから行うことができます。   小松市のホームページ   http://www.city.komatsu.lg.jp/   北國新聞社のホームページ http://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------