_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.211     _/ _/               令和元年 8月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.211をお届けします。    夏といえばお祭り、小松市でも暑さを吹き飛ばす楽しいお祭りが各地で開催 されます。夜店や輪踊りのほか様々なイベントが目白押し。家族みんなでお出 掛けください。 ●第7回 納涼みよっさ夏まつり とき 8月10日(土)18時〜21時 ところ 花道広場よろっさ(こまつ曳山交流館みよっさ前) ※雨天時は八の 市曳山通り(八日市町アーケード内) ◎おっしょべ太鼓演奏と太鼓体験 18時〜18時45分  実際に太鼓を体験「打ってみよっさ!」。体験記念にオリジナル缶バッジを プレゼント。 ◎輪踊り大会 19時〜21時  小松市民謡連合会による生演奏。飛び入り参加大歓迎! 曲目 おっしょべ節(流し)、越中おわら節、小松音頭、みよっさ音頭、東京 五輪音頭 ◇踊りを知らない人も安心。輪踊りのお稽古を8月9日(金)まで、15時〜 17時にこまつ曳山交流館みよっさで開催しています。 参加費 無料 問い合わせ こまつ曳山交流館みよっさ 0761・23・3413 ※夏まつり歌舞伎市が15時〜21時、小松まちなか商店街、花道広場よろっ さで同時開催。夜店や縁日、ステージなどを併せてお楽しみください。問い合 わせ カブッキータウンこまつ 0761・24・8200 ●おっしょべ祭り  飛び入り参加大歓迎の華やかなおっしょべ踊り大会や太鼓、子供獅子、YO SAKOIソーランなど とき 8月22日(木)〜24日(土) ところ 粟津温泉 ●スモールワールドinKOMATSU2019  世界各国のパフォーマンスが楽しめるワールドステージ、世界の食ブースな ど とき 8月24日(土)17時〜19時30分 ところ 市民公園(JR小松駅前) 問い合わせ 観光文化課 0761・24・8076 ◆◆文化ガイド◆◆ ●尾小屋鉄道開業100年企画「追憶 尾小屋鉄道」  大正8年の開業から100年。懐かしの尾小屋鉄道を振り返ります。 会期 11月26日(火)まで ところ 尾小屋鉱山資料館 入館料 一般500円、高校生以下無料 休館日 水曜日、祝日の翌日 問い合わせ 尾小屋鉱山資料館 0761・67・1122 ●期間限定「あんぎん体験」  縄文時代に行われた布作りの方法で、コースターやミニ敷物を作ってみませ んか。 とき 9月30日(月)まで14時〜15時30分随時受付、所要時間60分 程度 ところ 小松市埋蔵文化財センター 対象 小学生以上(小学2年生以下は保護者同伴) 参加費 無料 休館日 水曜日、祝日の翌日 問い合わせ 小松市埋蔵文化財センター 0761・47・5713 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761・24・8016   FAX :0761・24・5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ---------------------------------------------------------------------- 01:最長22メートル、橋げたを架設 夜通し、北陸初の工法 小松市で北陸   新幹線工事 国道を封鎖し搬入 02:事故STOP!外国人向けに動画 小松署 交通ルールを英語で解説 レ   ンタカー営業所にチラシ 03:空港−駅に自動運転バス 日野自動車と小松市が協定 北陸新幹線延伸へ   導入実験  04:小松市の鍋谷川堤防脇に休憩所 憩いの場、災害時の拠点 環境推進協力   会 屋根付き、土のう備え 05:東口をタクシー、西口は路線バス 小松駅前広場 市が新幹線延伸へ整備   本格化 9月にデザイン検討会 06:ブランド米栽培にドローン活用 JA小松市 肥料散布を開始 生育の遠   隔診断を視野 07:滝ケ原石橋群、保全へ3D化 金沢工大が修復の基礎データに 小松の石   文化象徴 08:産業観光10選に「九谷焼」「コマツ」 訪日客向けのモデルに 全国推   進協選定 小松市がなど視察誘致へ 09:桃の外壁、創建の姿再び 小松高120周年で同窓会 元校舎の記念館改   修 展示室を増設 あすから一般公開 10:捕獲、処理情報を一元化 イノシシ肉管理 小松市で北陸初 安全性高め   需要を喚起 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2019年07月27日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎最長22メートル、橋げたを架設 夜通し、北陸初の工法 小松市で北陸新 幹線工事 国道を封鎖し搬入  2023年春の北陸新幹線敦賀延伸に向け、鉄道建設・運輸施設整備支援機 構(鉄道・運輸機構)は25日夜から26日朝にかけ、小松市内の高架橋工事 で最長22メートルの橋げたのパーツを現場に搬入して架設した。高架下を通 る国道を封鎖し、トレーラーで運び入れる大掛かりな工法が北陸新幹線で初め て採用された。  橋げたが架設されたのは小松市御宮町の工事現場。鉄道・運輸機構によると、 新幹線の高架橋工事は現場で橋げたを組み上げるケースがほとんどだが、今回 は高架橋が通常より長いことに加え、現場のスペースが狭いため、近くの「こ まつの杜(もり)」で組み立てたパーツを運び入れた。東北新幹線建設工事で 実施されたことがある。  25日午後9時から26日午前6時にかけ、国道360号の細工町東―御宮 町交差点間約360メートルが通行止めとなった。長さ約22メートルと約2 1メートル、幅約3メートルの二つのパーツ(重さ54〜56トン)が貨物輸 送用トレーラーで搬入され、クレーンで約6・3メートルの高さにつり上げら れた。  周辺には見学の市民が多く集まり、敦賀延伸に期待を膨らませた。工事は2 6、27日も行われ、最終的に八つのパーツを溶接して延長58メートルの橋 げたを整備する。 〈02〉2019年07月25日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎事故STOP!外国人向けに動画 小松署 交通ルールを英語で解説 レン タカー営業所にチラシ  小松署は、小松―香港定期便の就航など管内を訪れる訪日客の増加を見込み、 日本の交通ルールを解説した動画を制作した。外国人向けにそうした動画を作 る取り組みは県警初。英語で交通標識や事故が起きた際の対応について説明す る内容で、小松空港周辺のレンタカー営業所にQRコードを記載したチラシを 置き、事故の抑止につなげる。  動画は約2分で、石崎和彦署長が英語で「小松へようこそ」と歓迎の言葉を 述べた後、通訳官の交通課員が小松空港やJR小松駅、北陸自動車道小松イン ターチェンジ周辺に設置してある速度制限や一時停止など交通標識の意味を説 明している。  事故が起きた場合は110番通報するよう呼び掛けているほか、飲酒運転が 法に触れることも強調している。動画はQRコードをスマートフォンで読み取 るとアクセスできる。  夏の交通安全県民運動に合わせた事業で、レンタカーを利用する外国人が増 えていることから、今月下旬に空港周辺のレンタカー営業所6カ所にチラシを 配布し、交通ルールの周知に協力を求める。  2020年東京五輪・パラリンピックに向け、小松市は海外選手らと住民が 交流を深める「ホストタウン」に登録しており、市内を訪れる外国人はさらに 増える見通しだ。  小松署の担当者は「空港を利用する旅行客らに交通ルールを知ってもらい、 安全運転で小松の名所や文化、食を楽しんでほしい」と話している。 〈03〉2019年07月23日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎空港−駅に自動運転バス 日野自動車と小松市が協定 北陸新幹線延伸へ導 入実験   バス・トラックメーカーの日野自動車(東京)と小松市は22日、地域公共 交通に関する協定を締結した。小松空港とJR小松駅を結ぶ自動運転バスの運 行実験の実施などが柱。空路と鉄道を使う観光客らがスムーズに移動できるよ う、北陸新幹線が敦賀に延伸する2023年までの導入を目指す。  市役所で行われた締結式で山手昇常務と和田慎司市長が協定書を交わした。  1年目の今年度は、市内で「デマンド型交通」の実証実験に取り組む。10 月から来年1月にかけ、矢田野地区でワゴン車を使って買い物や通院、通学の 乗り合い実験に取り組み、小松鉄工団地では駅と商業施設を結ぶ通勤、買い物 向けのシャトルバスを運行する。  山手常務は「ヒトとモノの移動で社会貢献してきた技術を地域で活用しても らいたい」と語り、和田市長は高齢化や過疎化を挙げ「地域のセーフティーネ ットとして、公共交通の在り方を探りたい」と述べた。 〈04〉2019年07月21日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松市の鍋谷川堤防脇に休憩所 憩いの場、災害時の拠点 環境推進協力会  屋根付き、土のう備え  小松市鍋谷川の美化に取り組む「鍋谷川環境推進協力会」は20日までに、 同市古府町の堤防脇に休憩所を完成させた。川を見渡すことができる屋根付き のベンチで、住民の憩いの場として利用してもらう。今後、大雨や台風の水害 に備えて土のうなどの資材を置き、災害時にも活用する。  休憩所は、奥行き約2メートル、幅約4メートル、高さ約2・5メートルの 大きさでアルミ製。一本松橋付近の左岸で、同会が桜を植樹するなど整備を進 める「健幸(けんこう)の道」沿いにある。近隣の児童生徒の通学路にもなっ ているため、発光ダイオード(LED)照明の防犯灯も備えた。  同会は、2012年から官民連携で河川の景観向上を図る県の「いしかわ我 がまちアドプト制度」の認定を受けている。  休憩所近くには、認定書交付式で谷本正憲知事から同会に贈られた句「雪衣 (ゆきごろも) まといて越(こし)の 嶺々映(ねねは)ゆる」を刻んだ石 碑を建てた。句は、川から眺めた新緑の白山を雪の衣をまとった美女に例えて いる。  石碑の隣には、建設費を寄付した23の企業・団体名を記した記念碑も設置 した。  川中強会長は「通常は散歩や通学中に休んで景色を楽しむ場所として、災害 時は消防団や町内会の待機場として多様に利用してほしい」と期待を込めた。 〈05〉2019年07月19日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎東口をタクシー、西口は路線バス 小松駅前広場 市が新幹線延伸へ整備本 格化 9月にデザイン検討会  2023年春の北陸新幹線敦賀延伸に向け、小松市はJR小松駅の周辺整備 を本格化させる。東西駅前にある広場は東口側をタクシー乗り場、西口側を路 線バスの発着点とする方針を決定。東口にあった長距離バスの乗降場は駅南に すでに移転しており、新幹線利用者向けの2次交通の動線をすみ分ける。9月 に駅周辺デザイン検討会を設置し、両広場の基本構想をまとめる計画だ。  鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)が4月に駅舎デザイン を公表しており、これを受け、市は駅前の東西広場についても駅舎と調和がと れた景観とする見通しだ。9月をめどに両広場の基本構想を策定し、2020 〜22年度に改修工事を進める。  現状、東口にはタクシーのほか、高速バスや観光バス、長距離バスの一部が 乗り入れている。市は今年2月から公立小松大が入る「こまつアズスクエア」 横で駅南バス乗り場の供用を開始しており、秋からはマイクロバスも含め、東 口を使っていたバスが全て駅南で乗降することになる。  一方、西口は現在も路線バスの発着点になっているが、市は新幹線開業時に はタクシーの西口利用を抑制し、バスの乗り入れがなくなる東口での乗降にシ フトさせる計画だ。  市は駅周辺の整備に合わせ、JR西日本や鉄道・運輸機構と高架下の活用に ついても協議する。  また、市は新幹線開業を見据えて、レンタカーやレンタサイクルなどによる 移動も充実させる考えで、担当者は「南加賀のターミナル駅にふさわしい広場 に仕上げたい」と話している。 〈06〉2019年07月18日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ブランド米栽培にドローン活用 JA小松市 肥料散布を開始 生育の遠隔 診断を視野  JA小松市はブランド米「えちゃけな」の生産性向上に向け、農業用の小型 無人機ドローンの運用を開始した。農作業の省力化が目的で、8月中旬まで 「えちゃけな」の水田にドローンを飛ばして肥料を散布する。将来的にはカメ ラを搭載させて、稲の生育状況を観測するリモートセンシング(遠隔診断)に 活用する計画で、先端技術を駆使してブランド米の競争力を高める。  農業用ドローンの導入は、市の「こまつスマート農業実証事業」の一環で、 農家の高齢化や人手不足が課題となる中、農作業の負担軽減を図り、人材の確 保につなげる。  ドローンによる肥料散布は15日に開始され、JA小松市によると、すでに 普及している小型無人ヘリコプターに比べて、ドローンは購入費が安価である ことに加え、操縦が容易で小回りも利くため、効率的な作業が可能になるとい う。  同JAでは今後、ブランド米の農地で、ドローンを使ったリモートセンシン グの実験にも取り組む予定だ。空撮データを分析し、肥料が追加で必要となる 場所や的確な収穫時期を判断するなど、品質と食味の向上を目指す。  農林水産省の「農林業センサス」では、2015年の小松市内の農家就業人 口は約1千人で、10年前の半数にまで落ち込んでいる。一方、農業経営の大 規模化が進み、臨時雇用で農業に携わる人数は10年前からほぼ倍増している。  同JA営農部の担当者は規模の大きい農地では、ICT(情報通信技術)の 導入が重要性を増しているとし、「ドローンの活用でスマート農業を推進し、 ブランド米の生産性を上げたい」と話している。 〈07〉2019年07月17日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎滝ケ原石橋群、保全へ3D化 金沢工大が修復の基礎データに 小松の石文 化象徴  金沢工大は16日までに、小松市指定文化財である同市滝ケ原町のアーチ型 石橋の構造を解析し、3次元(3D)でデータ化した。初の試みで、明治期以 降に建造され、老朽化している石橋の修復、保全の基礎資料として活用しても らう。アーチ型石橋群は日本遺産「珠玉と歩む物語」(小松の石文化)を象徴 する場所でもあり、里山を背に描き出される柔らかな曲線美を後世に伝える後 押しをする。  アーチ型石橋は、中央に要石を配して橋の両側から荷重を支える構造。藩政 期から石材業で栄えた滝ケ原町には、地元で産出される滝ケ原石で建造された 五つの橋が現存するが、多くは1900年代初期に架設されて損傷が目立つ。  金沢工大工学部の鈴木亮一教授が昨年度から学生とともに現地で計測などを 進め、5橋の中で建造時期が最も古いと伝わる東口橋の構造を3Dデータ化し た。  さらに、橋に用いられる滝ケ原石の強度や特徴についても調査。仮想現実 (VR)や拡張現実(AR)などを利用して滝ケ原町に残る石工の技術を継承 する際に役立てることができないかも検討する。  金沢工大によると、国内に2千橋近くあるアーチ型石橋のうち、9割超は九 州にあり、北陸では希少という。滝ケ原町は良質な石材の産地で木橋の代わり に石橋が架けられたとされており、鈴木教授は「小松の石文化の魅力を伝えて いきたい」と話している。  子どものころに東口橋を渡って通学していたという東野實さん(89)は 「日本遺産の認定で滝ケ原を訪れる人が多くなった。学生の力で石橋群の景観 を継承していってほしい」と期待を込めた。 〈08〉2019年07月12日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎産業観光10選に「九谷焼」「コマツ」 訪日客向けのモデルに 全国推進 協選定 小松市がなど視察誘致へ  訪日外国人客向けの産業観光のモデルとして、小松市などにある九谷焼の工 房、建機大手コマツの工場を組み込んだ二つのルートが世界に発信される。全 国産業観光推進協議会(東京)が専用サイトで掲載を始めた10コースに選定 された。地元の小松市と小松商工会議所は協議会などと連携し、海外からの企 業視察、教育旅行の誘致につなげる。  専用サイトでは九谷焼について、「ジャパン・クタニ」のタイトルで、原料 製造から絵付けまで一連の工程を見学できる「九谷セラミック・ラボラトリー 」 (小松市)や九谷陶芸村(能美市)などを巡るコースが紹介されている。  コマツに関しては「世界的建機メーカーの発祥の地」として、小松市の遊泉 寺銅山跡地や粟津工場、こまつの杜(もり)などで、ものづくりの魅力に触れ ることができる行程が掲載された。  モデルコースには九谷焼、コマツのほか、産業観光にクルーズ船での遊覧を 組み込んだ北九州市の工場夜景ツアー、秋田県北部エコタウンの環境リサイク ル見学、トヨタ自動車の車両開発を学ぶツアーなどが選ばれた。  協議会は、公益社団法人・日本観光振興協会(東京)が事務局を務めており、 国内外からのツアーの受け入れ窓口として、モデルに選んだ地元と旅行会社を 仲介する。小松市と小松商工会議所はコースの内容をさらに充実させ、観光庁 や日本政府観光局(JNTO)、日本貿易振興機構(ジェトロ)などの協力を 得て情報発信に取り組む方針だ。  政府は東京五輪・パラリンピック開催の2020年に訪日客を4千万人にま で増やす目標を掲げている。  伝統工芸や最先端技術に加え、リサイクル、産業遺産は「MICE」(学会 や会議などの総称)のテーマとして海外からの関心が高い。市の担当者は「も のづくりの技と企業が集積する小松を海外に広く売り込み、23年春の北陸新 幹線敦賀延伸へ弾みをつけたい」と話している。 〈09〉2019年07月11日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎桃の外壁、創建の姿再び 小松高120周年で同窓会 元校舎の記念館改修  展示室を増設 あすから一般公開  今年創立120周年を迎えた小松高で、かつて校舎として利用された記念館 が大幅にリニューアルされた。同校卒業生でつくる同窓会が記念事業の一環と して取り組み、ピンク色の外壁を塗り直して創立当時の状態に近づけ、最近の 学校行事・活動に関する写真などを並べた展示室を増設した。12日から一般 公開し、明治から令和へと受け継がれてきた学びやの歴史を後世に伝える。  記念館は、1899(明治32)年、前身の旧制小松中創立時に本部棟とし て建てられ、1963(昭和38)年まで校舎として使われた。  創立100周年の際にも大がかりな改修が行われ、部活動のトロフィーなど を陳列した部屋と、学校行事や生徒会活動に関する備品などを保管する2室を 展示室として整備した。  それ以降の年代の展示はなかったため、第3展示室を増設した。「新たなる 道程」とタイトルを付けて、年代順に体育祭やボート大会の様子を撮影した写 真のほか、2006年に完成した現校舎と前校舎を比較できるパネルも掲げた。  創立120周年記念事業実行委員長で、小松同窓会長の東野義信さん(68) は「校舎を訪れ、古き良き時代を思い返してほしい」と呼び掛け、自身も同校 卒業生の中川素子校長(58)は「節目に立ち会えて光栄。在校生も記念館を 見て、母校に誇りを持ってもらいたい」と期待を込めた。  小松同窓会は12日から、記念館収蔵庫と校舎内ギャラリーで特別展を開催 する。11月2日まで。創立120周年記念事業として、小松市民ギャラリー 「ルフレ」でも美術展を開く。 〈10〉2019年07月10日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎捕獲、処理情報を一元化 イノシシ肉管理 小松市で北陸初 安全性高め需 要を喚起  小松市で9月にジビエの出荷が始まる獣肉処理加工施設「ジビエ・アトリエ 加賀の國(くに)」で、トレーサビリティー(生産流通履歴)の管理システム が導入されることになった。イノシシの搬入段階で個体ごとに番号を割り当て、 捕獲から加工、包装、販売までの情報を一元管理する。北陸三県では初の採用 で、捕獲者や詳細な処理情報を公開して安全性を高め、イノシシ肉の需要を喚 起する。  新たに導入するシステムでは、出荷するジビエのラベルにQRコードを記載 する。消費者はスマートフォンでQRコードを読み取ると、捕獲や解体、加工 の日付のほか、捕獲方法に関する情報も確認できる。  同施設によると、ジビエの生産流通履歴を照会する仕組みは全国的にも少な く、大半の施設では、出荷する商品に捕獲地や賞味期限、加工者などを表示す るにとどまっているという。  石川県と隣接する大野市など福井県内で豚コレラに感染した野生のイノシシ が発見されており、今後、ジビエの消費拡大に向けてはより高いレベルの衛生 管理が重要になるとみられる。  今回のシステムは、安全なジビエを普及させる目的で農林水産省が定めた 「国際ジビエ認証制度」の取得に必要で、ジビエ・アトリエ加賀の國は、ジビ エの安全性向上と流通の透明性を確保して認証の取得を目指す。  ジビエ・アトリエ加賀の國は南加賀地区で初となる獣肉処理加工施設で、小 松、加賀、能美、川北4市町と猟友会などでつくる「南加賀ジビエコンソーシ アム」が運営する。北陸で最大規模の年間1千頭のイノシシを処理でき、精肉 に加え、併設する加工室でソーセージやハムなども作る。  今月から段階的にイノシシの受け入れを始め、試験販売を経て9月上旬の本 格出荷を予定する。コンソーシアムの小谷口幸司会長(南加賀鳥獣被害対策協 議会長)は「安全性を担保することでイノシシの有効活用が広がれば、猟師の 意欲も高まる」と話している。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。 申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「小松ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・「ふるさとメール・小松」の申し込みや解除は、小松市や北國新聞社のホー  ムページから行うことができます。   小松市のホームページ   http://www.city.komatsu.lg.jp/   北國新聞社のホームページ http://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------