_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.209     _/ _/               令和元年 6月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.209をお届けします。  改元を記念して「希望」をテーマに「こまつ笑顔フォトコンテスト」を開催 します。新しい時代に希望を乗せて、未来へつなげたいとっておきの笑顔をお 待ちしています。 ■応募資格 小松市内に在住、在学、勤務する人 ■応募方法 応募票を添付し、下記の応募先へ郵送、持参またはEメールでご 応募ください。応募票は市ホームページからダウンロードできます。 ■応募点数 1人3点まで。画像データまたはカラープリント。被写体(本人 または保護者)の承諾を得てください。 ■そのほか 画像データはJPEG形式。カラープリントは四つ切り(ワイド 可)サイズとします。詳しくは市ホームページをご覧ください。 ■応募締切 9月30日(月)当日消印有効 ■応募先 〒923−8650 小松市小馬出町91番地 小松市広報秘書課 「こまつ笑顔フォトコンテスト」係 専用アドレス  egao@city.komatsu.lg.jp  ■問い合わせ 広報秘書課 0761・24・8016 ◆◆文化ガイド◆◆ ●第75回現代美術展小松展  第75回現代美術展の中から、県内を代表する作家の作品、入賞作品、小松 市の作家の作品など、計148点を展示します。 会期 6月27日(木)〜7月7日(日)9時30分〜18時(入場は17時 30分まで)※会期中無休 ところ サイエンスヒルズこまつ わくわくホール 内容 日本画、洋画、彫刻、工芸、書、写真 入館料 一般500円、高校生以下無料 ◎同時開催  ◆地元作家の作品展「令和元年 新たな時代への挑戦」  ◆小松市中高生作品展「未来へ羽ばたく」 ◎ギャラリートーク  出品作家が各作品について分かりやすく解説します。 とき 6月29日(土)10時〜 日本画、彫刻、写真、6月30日(日)1 0時〜 洋画、工芸、書 ◎金沢学院大学生によるワークショップ とき 6月29日(土)13時〜 問い合わせ 観光文化課 0761・24・8130 ●ミュージアムコンサート「大正琴演奏会」  大正琴で奏でる名曲を作品とともにお楽しみください。 とき 6月29日(土)14時〜15時 ところ 宮本三郎ふるさと館 出演 掛上誠、森内さゆり 参加費 コンサート中は入館無料 問い合わせ 宮本三郎ふるさと館 0761・43・3032 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761・24・8016   FAX :0761・24・5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ---------------------------------------------------------------------- 01:3年後に「引退」 旧尾小屋鉄道車両、開業100周年で 8月 02:プロの指導で本番へ意欲 小松高吹奏楽部 6月、小松市で演奏会 03:小松市に九谷焼の発信拠点 原料製造から絵付けまで  04:学生の研究活動の拠点に 小松市の旧西尾小跡地 市側が議会に方針 05:春ダイコンを初出荷 小松市 きょうから店頭に 06:カルガモ親子、救出大作戦 小松駅近く 子ガモが側溝に落下 07:就航1カ月、搭乗率84% 小松―香港定期便 石川県「出足順調」  08:子供役者、気迫の舞台 小松市でお旅まつり開幕 週末も暑さ続く 09:春トマトみずみずしく JA小松市が初出荷 10:新時代、迫真の「勧進帳」 小松市で「日本こども歌舞伎」開幕  ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2019年05月27日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎3年後に「引退」 旧尾小屋鉄道車両、開業100周年で 8月  小松市ポッポ汽車展示館(尾小屋町)で動態保存されている旧尾小屋鉄道の 車両が2022年に「引退」する。車両の老朽化が進み、エンジンなどの部品 確保も難しくなっていることから、管理団体が展示館で動かしていくことは難 しいと判断した。引退前の晴れの舞台として、今年8月に粟津公園(同市)へ 車両を移送し、レールを走る往時の姿を披露する。  尾小屋鉄道は、1919(大正8)年に営業を開始した。新小松駅―尾小屋 駅間の16・8キロをつなぎ、旧尾小屋鉱山で採掘された鉱石や人を運んだ。 71年の閉山に伴い、鉄道は77年に廃線となった。  実際に使われていた車両は10両現存しており、展示館には3両ある。全国 の愛好者でつくる「なつかしの尾小屋鉄道を守る会」が30メートルの線路で 車両を走らせているが、メンバーの高齢化も進み3年後、展示のみに切り替え ることにした。  今年、鉄道開業100周年を迎えることを記念し、3両のうち、エンジン付 きの車両「キハ3号」を粟津公園へ移す。8月3日〜9月14日までの土日 (8月18、24日は除く)に公園内の線路473メートルで走らせる。公園 では現在、別の車両「キハ1号」など4両が走行しており、最後の共演を果た す。いずれも乗車無料。  当日までに、同会はキハ3号の車内を廃線前と同じクリーム色に塗り直す予 定で、坂井稔樹(としき)会長(56)は「昭和レトロな雰囲気が漂う鉄道で、 タイムスリップしたような気分を味わってほしい」と話した。  同会は車両の移送資金を募っている。1口千円からで、問い合わせは坂井会 長のメールアドレス=tsk―1803@ksn.biglobe.ne.j p=まで。 〈02〉2019年05月25日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎プロの指導で本番へ意欲 小松高吹奏楽部 6月、小松市で演奏会  6月7日に小松市の県こまつ芸術劇場うららで開かれる「尚美ウインドオー ケストラ特別演奏会」(北國新聞社共催)に向け、小松高の吹奏楽部員が意欲 を燃やしている。プロの指導を受け、音程やテンポを確認するなど最終調整し ている。  部員は客席の背後から演奏する「バンダ(別働)隊」を務める。23日の特 別練習では尚美ミュージックカレッジ専門学校(東京)専任講師の伊藤透さん がトランペット、ホルン、トロンボーンの部員を指導した。  3年の山愛美(めぐみ)さんは「舞台がより華やかになるような音色を届け たい」と意気込んだ。  本番では小松高のほか、小松明峰高、小松市立高の吹奏楽部員計30人が、 ショスタコービッチの「祝典序曲」、バーンズの「交響的序曲」の一部を担当 する。  演奏会は午後7時に開演する。チケットは一般2千円、高校生以下1500 円となっている。 〈03〉2019年05月23日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松市に九谷焼の発信拠点 原料製造から絵付けまで   小松市で24日、九谷焼の原料製造から絵付けまで一連の工程を見学できる 新たな施設がオープンする。22日、同市若杉町の現地で開業記念式典が行わ れた。九谷焼の原材料で、日本遺産「小松の石文化」の構成文化財の一つ「花 坂陶石」を加工する製土所を備え、日本遺産と九谷焼の魅力を伝える産業観光 の拠点に位置付けられる。関係者は石川が世界に誇る伝統工芸の発信に期待を 込めた。  新施設は、県九谷窯元工業協同組合が整備した「九谷セラミック・ラボラト リー(セラボ・クタニ)」。新国立競技場などのデザインを手掛けた建築家隈 研吾氏が設計した。  施設内の製土所では、近くで産出される花坂陶石を細かく砕き、粘土にする 工程を見学することができる。小松市内では2業者が製土所を持っているが、 いずれも作業内容は非公開のため、市内で唯一原料を加工する様子を見ること ができる施設となる。  さらに、ろくろや手びねり、絵付けを体験することができる工房やギャラリ ーも備える。総事業費は約2億6千万円で、このうち、約1億8千万円は小松 マテーレ(能美市)から市への「企業版ふるさと納税」が充てられた。  式典では、宮吉勝茂組合理事長が、九谷焼の美と技を体感できる拠点施設に なったと強調し、「業界の振興に努めたい」とあいさつ。谷本正憲知事、中山 賢一小松マテーレ会長が祝辞を述べた。和田慎司小松市長、井出敏朗能美市長、 福村章県議会議長らが加わり、テープカットした。  施設には小松マテーレの環境技術を駆使した緑化基盤材「グリーンビズ」や 強度な土壁が採用されている。隈氏は「最先端技術と九谷焼の伝統を同時に味 わうことができるものづくり施設に仕上がった」と話した。23日には地元向 けの内見会が開かれる。 〈04〉2019年05月22日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎学生の研究活動の拠点に 小松市の旧西尾小跡地 市側が議会に方針  小松市議会は21日、総務企画、福祉文教、経済建設の3常任委員会を開い た。経済建設委で市側は、昨年3月末に閉校した同市観音下(かながそ)町の 旧西尾小跡地について、学生を中心とした研究・体験農場・実習の場に活用す る方針を示した。  市が跡地の有効活用に関する基本構想を取りまとめ、説明した。「Sato yama Artist College こまつ観音下」(仮称)と銘打ち、 里山を舞台とした創作活動、野菜や山菜、薬草栽培、農村振興の研究に役立て てもらう。カフェやレストラン、宿泊施設の整備も進め、里山ビジネスの創出 も目指す。  福祉文教委では、市国際交流協会が6月に「外国人くらしの相談窓口」を開 設することが報告された。改正入管難民法に基づく外国人労働者の受け入れ拡 大を受け、ポルトガル語とベトナム語に対応できる相談員を配置し、タブレッ ト通訳サービスも行う。  総務企画委で市選管は、4月の県議選小松市選挙区、同市議選の18、19 歳の投票率がそれぞれ31・01%、31・13%だったとした。昨年3月の 知事選では、市内の投票率は31・67%だった。 〈05〉2019年05月21日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎春ダイコンを初出荷 小松市 きょうから店頭に  小松市で20日、春ダイコンの出荷が始まり、この日の朝に収穫された約1 トンが小松、金沢の市場に運ばれた。21日に店頭に並ぶ。  小松市松崎町で選別基準を確かめる「目合わせ会」が開かれ、農家がダイコ ンの重さや形をチェックした。市内では農家5軒が春ダイコンを栽培しており、 6月10日ごろまでに計約50トンの出荷を見込む。  JA小松市春だいこん部会長の中野伸幸さん(51)は「みずみずしく歯触 りの良いダイコンに育った。サラダや大根おろしにして楽しんでほしい」と話 した。 〈06〉2019年05月20日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎カルガモ親子、救出大作戦 小松駅近く 子ガモが側溝に落下   JR小松駅近くに19日早朝、カルガモの親子が現れた。親子は連れ立って 歩き回っていたが、間もなく子ガモが側溝に落下。住民から通報を受けた小松 署員が出動し、1時間半に渡って子ガモを探したり、行き交う車両を誘導した りする「救出大作戦」が繰り広げられた。  小松署や付近住民によると、午前7時半頃には、駅近くの「日の出ふれあい 公園」(小松市日の出町)に姿を現した。  親ガモを先頭に子ガモ数羽が一列になって仲良く周辺を歩いていたが、ふた の隙間から子ガモが側溝へ落ちた。突然、消えた我が子を探し回る親ガモの姿 を見かねた住民が午前8時40分頃、小松署へ連絡した。  急行した署員2人は、子どもに呼び掛けるように「グエグエ」を鳴く親ガモ に付き添って、右へ左へと捜索を開始。親ガモが道路を横断したり、立ち止ま ったりする度に通行車両を止めて、協力した。  約1時間後、150メートルほど離れたサイエンスヒルズこまつ裏の側溝下 から鳴き声を確認した。署員らが救出方法に頭を悩ませる中、子ガモの「SO S」を感じ取ったのか、親ガモは近くの入り口からひょいっと潜り込み、無事 に「再会」を果たしたとみられる。  現場に駆け付けた市の担当者によると、側溝下には九龍橋川へつながる雨水 管が通っており、親子はそのまま川へ出た可能性が大きい。捜索に協力した女 性署員は「こんな事案は初めてだったが、親子が無事に会えた様で良かった」 と胸をなで下ろした。 〈07〉2019年05月14日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎就航1カ月、搭乗率84% 小松―香港定期便 石川県「出足順調」   4月3日に就航した小松―香港定期便の搭乗率が4月末時点で84・1%と なった。チャーター便で運航した昨年4〜6月の91・4%より低いものの、 高い水準を保っており、県は「出足は順調」と評価する。今後の課題はチャー ター便の運航実績がない夏場の需要をどう掘り起こすか。県は現地の旅行会社 を招いて夏のツアー商品の造成を後押しし、てこ入れを図る。  定期便は、香港最大手の航空会社「キャセイパシフィック航空」が座席数3 15〜250席のエアバス機を使い、毎週水曜と土曜に飛ばしている。10月 26日までの季節運航となる。  定期便は団体旅行の利用をある程度確保した上で運航されるチャーター便と 異なり、一般の個人客も含まれるため、搭乗率はチャーター便に比べて落ち着 く傾向にある。  定期便が運航された4月3〜27日の利用者は3863人で、「ほとんどが 香港からの訪日客」(空港企画課)となっている。香港からの旅行客は定期便 に合わせて3泊4日か4泊5日で訪れ、立山黒部アルペンルート「雪の大谷」 を目的とする人が多い。  石川では、兼六園やひがし茶屋街をはじめとする金沢の観光地のほか、輪島 の朝市や白米千枚田などの能登巡り、「加賀伝統工芸村ゆのくにの森」(小松 市)での工芸体験を組み込んだプランが好評という。  順調なスタートを切った定期便だが、7、8月はチャーター便の運航経験が ない「未知の領域」(県担当者)だ。  「雪の大谷」が開通する春や、白山周辺などで紅葉を楽しめる秋は北陸の魅 力を生かして安定したチャーター利用を取り込んできたが、香港からの訪日客 は夏場は東京や大阪のテーマパークなど家族で楽しめる屋内施設を目当てにす る人が多いとされる。  県はこうした傾向を考慮し、4、5月に香港の団体ツアーを扱う旅行社3社 の担当者を招いて、のとじま臨海公園水族館(七尾市)や加賀フルーツランド (加賀市)などを巡り、夏の旅行商品に組み込むことを提案した。  一方で、日本側からの利用を促すため、県内でのPRにも力を入れている。 担当者は「夏ダイヤ以降も定期便を継続的に運航できるよう、幅広くニーズを 取り込み、今の勢いを持続していきたい」と話した。 〈08〉2019年05月11日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎子供役者、気迫の舞台 小松市でお旅まつり開幕 週末も暑さ続く  小松市のお旅まつりは10日、3日間の日程で幕を開け、藩政期から伝承す る曳(ひき)山(やま)子供歌舞伎の上演が始まった。小松の日中の最高気温 が23・5度まで上がる好天の下、当番町の大文字町、京町の子供役者が情感 あふれる芝居を披露し「令和」初の舞台を飾った。  大文字町は、生き別れた姉妹が父のあだ討ちをもくろむ「碁太平記白石噺 (ごたいへいきしろいしばなし) 新(しん)吉原揚屋(よしわらあげや)の 場」を上演した。両親の死を悼んで泣き叫ぶ見せ場では、気迫のこもった熱演 に大きな拍手が送られた。  京町は「恋飛脚(こいびきゃく)大和(やまと)往(おう)来(らい) 封 印切(ふういんきり)の場(ば)」で、遊女を巡る男性2人の三角関係を表現 した。主人公と恋敵の息もつかせぬ掛け合いや、小道具を駆使した演出で観衆 を魅了した。  お旅まつりは本折日吉神社と莵橋(うはし)神社の春季祭礼。子供歌舞伎の 上演は最終日の12日まで。11日はメイン行事「曳山曳揃(ひきぞろ)え」 が行われる。午前はこまつ曳山交流館みよっさ前に5基、午後は細工町交差点 に6基が集結する。  金沢地方気象台によると10日の石川県内各地は5月下旬から7月上旬並み となり、七尾26・3度、輪島26・1度と2地点で今年一番を記録した。週 末の11〜12日も引き続き高気圧に覆われて晴れ、暑さが続く見込み。 〈09〉2019年05月09日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎春トマトみずみずしく JA小松市が初出荷  JA小松市野菜集出荷場で8日、春トマトの出荷が県内トップを切って始ま り、選果・箱詰め作業が行われた。小松市は北陸三県最大の産地で、収穫した ばかりのみずみずしいトマトが金沢や小松の市場に送られた。  同JAによると、春トマトは越冬して成長するため、味が濃く、酸味と甘み のバランスが良い。市内では農家41軒が「桃太郎はるか」を中心に生産して おり、今季の作付面積は7ヘクタールとなる。7月末までの総出荷量は大雪で 落ち込んだ昨年より120トン多い約750トンを見込み、初日は6軒が約1 トンを持ち込んだ。  店頭には9日午前から並ぶ。同JA春トマト部会の神田誠部会長(38)は 「日射量や寒暖差が十分あったので、おいしいトマトに仕上がった。多くの人 に味わってもらえれば」と話した。 〈10〉2019年05月06日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎新時代、迫真の「勧進帳」 小松市で「日本こども歌舞伎」開幕  第21回日本こども歌舞伎まつりin小松(北國新聞社特別協力)は5日、 小松市の石川県こまつ芸術劇場うららで2日間の日程で開幕した。地元の小中 学生が「歌舞伎十八番の内 勧進帳」で情感たっぷりのドラマを繰り広げ、 「令和」初の舞台を感動で包んだ。  小松の子供役者12人が、地元「安宅の関」を舞台にした「智仁勇」の物語 を力強く体現した。弁慶と富樫の息もつかせぬ掛け合いや、弁慶が義経をつえ で打ち付ける見せ場では、観客から大きな拍手が送られた。長唄・囃子(はや し)方の児童生徒も稽古の成果を発揮した。  特別ゲストとして若手歌舞伎俳優・中村虎之介さん(21)が出演し、舞踊 長唄「供奴(ともやっこ)」で主人を捜し回る従者を躍動的に表現した。小鹿 野(おがの)子ども歌舞伎(埼玉)は「義経千本桜 伏見稲荷鳥居前の場」を、 松尾塾伝統芸能(東京)は舞踊「越後獅子」を披露した。  「全国子供歌舞伎フェスティバルin小松」から今年、名称変更された。会 場には芝居を終えた子供役者を撮影するコーナーや、平成の公演を振り返る写 真展などが設けられた。千秋楽の6日は、同じプログラムで午後1時に開演す る。  富樫役の千田咲希さん(芦城中1年)は、弁慶と息ぴったりの熱演を披露し た。公演後の取材で、昨年11月に母亜希さん=享年(45)=を乳がんで亡 くしたことを明かし、「(天国で)きっと母も見てくれていると思って、頑張 れた」と気丈に話した。  観客席では父慎一さん(50)や祖父の下山勝さん(72)ら家族が、亜希 さんの遺影を持って千田さんの演技を応援した。慎一さんは「迫力ある演技で 良かった。(亜希さんも)喜んでいると思う」と目を細めた。6日の千秋楽に 向けて問われると千田さんは「あしたは最後。力を出し切りたい」と決意を込 めた。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。 申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「小松ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・「ふるさとメール・小松」の申し込みや解除は、小松市や北國新聞社のホー  ムページから行うことができます。   小松市のホームページ   http://www.city.komatsu.lg.jp/   北國新聞社のホームページ http://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------