_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.204   _/ _/              平成31年 1月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.204をお届けします。  あけましておめでとうございます。今年もサイエンスヒルズこまつでは楽し い催しが盛りだくさん。遊び始めはみんなでサイエンスヒルズに出掛けよう! ●巡回展示パネル展「潜水調査船がみた深海生物」  「しんかい6500」や無人探査機などのカメラがとらえた、神秘に満ちた 深海写真をご覧ください。 とき 1月5日(土)〜20日(日)9時30分〜17時 ところ エントランスホール 観覧料 無料 ●館内回遊型クイズ「ヒルズチャレンジWINTER〜潜水調査船がみた深海 生物〜」  パネル展との連動企画。館内をまわりながら、深海生物のクイズに挑戦しよ う。 とき 1月5日(土)〜20日(日)の土・日曜日、祝日9時30分〜16時 (受け付けは15時30分まで) ところ 全館 参加費 無料(別途ワンダーランド観覧料必要)   ●3Dスタジオ新番組「雪と氷のサイエンス〜SNOWFLAKE 雪は天か らの手紙〜」  雪の結晶ができる様子や降雪のプロセスを科学的に映像化したプラネタリウ ム番組。 とき 1月12日〜3月23日の毎週土曜日15時50分〜 ※1月12日は 講師を迎えて中谷宇吉郎博士の紹介と科学実験を行います(14時40分〜1 6時、要申し込み)。上映スケジュールはホームページでご確認ください。 ところ 3Dスタジオ 定員 各120人(当日先着順) 観覧料 大人600円、高校生400円、幼児(3歳以上)〜中学生200円 問い合わせ ひととものづくり科学館 0761・22・8610 ◆◆文化ガイド◆◆ ●「新指定!考古資料お披露目展」  今年度、小松市指定文化財となった「埴田後山無常堂古墳出土品」「八里向 山F7号墳出土品」をご覧ください。 会期 1月5日(土)〜2月11日(月・祝)9時〜17時(入館は16時3 0分まで) ところ 小松市埋蔵文化財センター 観覧料 無料 休館日 水曜日、祝日の翌日 問い合わせ 小松市埋蔵文化財センター 0761・47・5713 ●第7回小松ビジュアル俳句コンテスト作品展  写真や絵と俳句を組み合わせ、目で楽しむ「ビジュアル俳句」。入賞作品を 含めた応募作品を展示します。 とき・ところ 1月26日(土)〜2月3日(日)10時〜17時 松雲堂 (小松市龍助町27)、2月4日(月)〜8日(金)8時30分〜18時 小 松市役所エントランスホール 入場料 無料 ◎表彰式 とき 1月26日(土)13時30分〜14時 ところ 松雲堂 問い合わせ 観光文化課 0761・24・8130 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761・24・8016   FAX :0761・24・5563   ホームページ :https://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 小|松|ニ|ュ|ー|ス|// ---------------------------------------------------------------------- 01:武道の拠点、改修を祝う 小松市で落成式 02:日本遺産「北前船」を発信 小松市の安宅にシンボル塔 03:82歳の朝岡さん「生きがい」 「小松第九」皆勤賞 04:登園記録をデジタル化 小松市の3市立保育所 現場の負担を軽減 05:巨匠が手本の古九谷か 初代八十吉と初代佐吉 鉢3点を見比べて 06:プロ28選手と笑顔で交流 小松市でベースボールクリスマス 07:東西連絡通路を整備 粟津駅の利便、安全性確保 08:フードロスを減らそう 「ちゃんと食べよっさ!」 小松市が協力店制度 09:小松−香港に定期便 4月就航、週2便体制 10:増える高齢者、救急車も増車 中消防署に1台配備 新年度から ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2018年12月28日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎武道の拠点、改修を祝う 小松市で落成式  小松市武道館の落成式は27日、同館で行われ、関係者約200人が旧桜木 体育館を改修して機能性と利便性を高めた武道の拠点施設完成を祝った。1月 4日にオープンする。  改修では、剣道場や柔道場の床・畳を張り替え、ウオーミングアップなどに 使う冷暖房完備のリカバリールームを設けた。市内の体育施設で初の女性用化 粧室「パウダールーム」、親子トイレなども新設した。総事業費は2億481 6万円で防衛省の補助金を活用した。  式では、和田慎司市長が「この施設を存分に使い、心身を鍛えてほしい」と あいさつ、宮川吉男市議会議長、近畿中部防衛局の島眞哉局長が祝辞を贈った。 市ジュニア柔道教室の土田賢太君(東陵小6年)、小松桜木剣正会の荒川みさ とさん(日末小6年)がお礼の言葉を述べた。  同市柔道協会と同市剣道協会の小中学生や指導者らが真新しい道場で模範演 技や稽古を披露した。 〈02〉2018年12月27日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎日本遺産「北前船」を発信 小松市の安宅にシンボル塔  小松市は26日までに、北前船の廻船(かいせん)問屋として繁栄した同市 安宅町の米谷家跡地の公園に、同町の歴史を伝えるシンボル塔を整備する方針 を固めた。北前船の解説看板や周遊マップも合わせて整備し、日本遺産「荒波 を越えた男たちの夢が紡いだ異空間〜北前船寄港地・船主集落〜」に追加認定 された地域の魅力を発信する。  米谷家は、江戸後期から明治中期まで北前船の廻船問屋として栄え、189 1(明治24)年に、北國銀行の前身となった米谷銀行を設立した。米谷家の 邸宅は吉竹町の「憩いの森」に移築され、邸宅跡地の約650平方メートルは 2001(平成13)年に公園として整備された。ベンチや遊具、あずまや、 トイレなどが設けられている。  シンボル塔は、同じく日本遺産に認定されている小松の石文化をPRするた め、滝ケ原石などの地元石材を使う予定だ。デザインや大きさ、施工時期につ いては今後詰める。  北前船主や廻船問屋の屋敷、旧船着き場、歌舞伎「勧進帳」の舞台でもある ことなど安宅の歴史や文化を解説する看板や周遊マップも公園内や町内に整備 する。旧船着き場を伝統的景観エリアとして整備するほか、駐車場なども設け、 観光地化を進める計画だ。  市の担当者は「日本遺産に認定された安宅の魅力を多くの人に発信できるよ う整備を進めていきたい」と話した。 〈03〉2018年12月25日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎82歳の朝岡さん「生きがい」 「小松第九」皆勤賞  小松第九をうたう会と小松市音楽協会の「第14回みんなでうたう小松第九 コンサート」は24日、小松市の県こまつ芸術劇場うららで開かれ、総勢14 1人の市民合唱団が「歓喜の歌」を歌い上げて観衆を魅了した。1983(昭 和58)年の初回から毎回参加し、今回の合唱団で最高齢の朝岡明美さん(8 2)=同市丸の内町2丁目=も「歌うことが生きがい」と伸びやかな歌声を響 かせた。  ベートーベンの「交響曲第九番 ニ短調」を披露する、小松第九コンサート は地域文化の振興と市民交流の促進を目的に始まり、第3回まで毎年、その後 は3年に1回開催されている。  小中学校の音楽教諭だった朝岡さんは、第1回から主要メンバーに加わり、 コンサートの運営補助や団員への指導を担当。「100人を超える合唱団で、 一流のソリストとオーケストラと一緒に歌える。毎回、歌い終えた後の感動が 忘れられない」と、退職後も合唱団の公募に応じてきた。  今年のコンサートは、オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)初代常任 指揮者の天沼裕子さんがタクトを振った。独唱は柴田紗貴子さん(ソプラノ)、 鳥木弥生さん(メゾ・ソプラノ)、サヤ・リーさん(テノール)、北川辰彦さ ん(バリトン)が務めた。  合唱団は男性が44人、女性が97人で、和田慎司市長もテノールで参加。 市内の小中学生で編成するコマツHAPPYMELODY児童合唱団は、天沼 さんのオルガン伴奏に合わせて「マリアは茨の道を行く」などを披露した。  朝岡さんは今回、アルトを担当した。仲間とともに、8月から30回以上練 習を重ねてきたとし、コンサート終了後は「今回もやって良かった。まだまだ 頑張ってお手伝いをしていきたい」と声を弾ませた。 〈04〉2018年12月22日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎登園記録をデジタル化 小松市の3市立保育所 現場の負担を軽減  小松市は21日までに、市立保育所3カ所で、園児の出欠や健康状態の記録 などを電子データで管理するシステムを導入した。保育士の事務作業を減らし、 園児に目を向ける保育業務の時間を増やす。電話や紙が基本だった連絡事項は、 スマートフォンの専用アプリを使ったやり取りが可能となり、保育士の負担軽 減だけでなく、保護者の利便性向上にもつなげる。  導入したのは、保育園・幼稚園向けICTサービスの企画・開発・運用を手 掛けるコドモン(東京)のシステムで、11月に那谷保育所、12月に金野、 瀬領両保育所で環境を整えた。来年4月には認定こども園だいいち、やたの認 定こども園あおぞらに導入する。民営化予定の犬丸保育所には導入しない意向 である。  システムでは、保護者が子どもの送迎で保育所を訪れた際、玄関に置かれた タッチパネルで「打刻」する。これにより登園、退園の時刻が記録され、延長 保育の料金計算が自動化された。以前は全て保育士が手作業で行っていた。  検温や排便、発達などのデータも一括管理でき、健康状態や成長過程を一目 で把握できる。専用アプリによって出欠や遅刻の連絡は瞬時に可能となり、保 育所側の電話対応の手間が省けた。保育所で撮影した写真の販売、集金、郵送 などもコドモンが代行し、保育士の作業が大幅に減る。  保護者と保育所が園児の様子を報告し合う連絡帳は電子化した。タブレット 端末やスマホから入力や閲覧が可能となり、情報共有しやすい環境となった。 那谷保育所に長女(4)と長男(1)を通わせる坂井亜美さん(28)=那谷 町=は「保育所での子どもの様子をすぐ把握できるので、とてもありがたい」 と笑顔を見せた。  市によると、県内の公立保育所で同様のシステムを導入した自治体は小松が 初めて。全国的に保育士不足が深刻化しており、担当者は「保育所の労働環境 を良くして、保育士を確保していきたい」と話した。 〈05〉2018年12月17日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎巨匠が手本の古九谷か 初代八十吉と初代佐吉 鉢3点を見比べて  初代徳田八十吉(1873〜1956)と、初代松本佐吉(1884〜19 42)が手本にした古九谷とみられる鉢が、小松市立博物館で展示されている。 赤い幾何学模様が特徴的な作品で、2人がそっくりに仕上げた模倣品とともに 並ぶ。ただ、2人がまねて作った経緯や時期は不明で、専門家が小松九谷の原 点を築いた巨匠2人のルーツを示す史料として関心を寄せている。  博物館によると、古九谷とされる鉢は口径約21センチ、高さ約14センチ。 作者不明で、17世紀に作られたとみられる。表面の赤い幾何学模様に加え、 四方に松や瑞鳥(ずいちょう)、岩山などが描かれている。底面には古九谷作 品によく記される「福」の文字を確認した。  初代八十吉は、古九谷をこよなく愛したとされ、窯元「松雲堂」の陶芸家で ある初代佐吉は古九谷の再現に情熱を傾けた。同館の二木裕子館長は「2人が 同時期に鉢を手本にして作品を仕上げた可能性もある」と指摘する。  初代八十吉の鉢「古九(こく)谷(たに)欽慕丸紋深鉢(きんぼまるもんふ かばち)」は口径25センチ、高さ15センチと、モデルとした鉢より一回り 大きい。古九谷の窯跡から見つかった原石を使っており、器のくすんだ色合い などが似ているという。単に再現するのではなく松や瑞鳥などの構図は変えて おり、二木館長は「本物と差別化を図るため構図に手を加えたのではないか」 と推察する。  一方、初代佐吉の鉢「赤(あか)絵古九谷深鉢(えこくたにふかばち) 模 写」は口径20センチ、高さ12・5センチで、大きさはほぼ同じ。全体の構 図も忠実に再現している。古九谷の土を使っていないとみられ、全体的に明る い色合いになっている。  古九谷とされる鉢は、趣味で刀剣や古美術作品を収集している市議の浅野清 利さん(65)が市内の知人から購入した。同館などによると、古九谷の真贋 (しんがん)を判別するのは専門家でも非常に難しいため、本物かどうか結論 づけることはできない。  企画展は、初代佐吉の模倣品も所有する浅野さんが提案した。初代八十吉の 鉢は、小松市立博物館が所有者である市内の女性から借り受けた。3月10日 まで公開する。  浅野さんは「どのような経緯で作品が作られたのか思いを巡らせるだけで楽 しい。多くの人に見比べてほしい」と話した。 〈06〉2018年12月11日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎プロ28選手と笑顔で交流 小松市でベースボールクリスマス  プロ野球セ、パ両リーグの現役選手がファンと交流する「ベースボールクリ スマス2018in石川」(日本プロ野球選手会、同実行委主催、北國新聞社 特別協力)は9日、小松市のこまつドームで開かれた。北陸初開催で、航空石 川高OBの角中勝也外野手(ロッテ)、星稜高OBの島内宏明外野手(楽天) ら全12球団の計28選手がキャッチボールやトークショー、じゃんけんなど で約1万2千人(主催者発表)と触れ合った。  県高野連創立70周年・小松市野球協会創立90周年の行事として実施され た。選手とじゃんけん勝負する「安宅の関所やぶり」や、柳田悠岐(ソフトバ ンク)や中田翔(日本ハム)ら有名選手が実際に使用したバットでの打撃体験 が人気を集めた。抽選会では元大リーガーの松井秀喜氏から提供されたバット も登場し、来場者がどよめいた。  開会式では、実行委会長の温井伸北國新聞社社長、日本プロ野球選手会の森 忠仁事務局長があいさつ、和田慎司小松市長が歓迎の言葉を述べた。中日の大 島洋平選手会理事長があいさつし、ロゴマークを作成した松田ことねさん(県 工高3年)が始球式を務めた。 ●角中、島内ら県出身8選手がトーク  ○…トークショーには角中、島内、オリックス・山崎颯一郎(加賀市出身)、 ロッテ・田中靖洋(加賀高OB)、ロッテ・岩下大輝(星稜高OB)、中日・ 京田陽太(能美市出身)、ヤクルト・谷内亮太(金沢西高OB)、巨人・高木 京介(星稜高OB)の県出身8選手が登場した。  島内選手は「小学生の頃からプロテインを飲んで鍛えていた」と選手も驚く エピソードを披露。子どもの頃に憧れた選手には5人が松井秀喜氏を挙げた。  小松・東陵少年野球クラブの山田哩久君(6年)は「努力する大切さを知っ た」と目を輝かせ、寺井学童クラブの上田久遠君(3年)はクラブの先輩であ る京田選手とキャッチボールして大満足。角中選手は「子どもたちから元気を もらった」と振り返った。  DeNA・寺田光輝(BC石川OB)、ロッテ・三木亮(遊学館高OB)両 選手、元巨人の北篤氏(小松工高OB)も交流を楽しんだ。 ●「特製新聞」発行  ○…選手との記念写真をあしらった「特製新聞」をプレゼントする北國新聞 のコーナーが設けられ、ファン約150組が島内、谷内、高木選手らと笑顔で 写真に納まった。諸江プリンス(金沢市)の中井脩生君(6年)は「プロはオ ーラがすごい。思い出の一日になった」と話した。 ●三和ファイターズV キャッチボール全国大会  ○…キャッチボールの正確さとスピードを競う「キャッチボールクラシック 2018 全国大会」が併催され、小学生の部は三和ファイターズ(金沢)が 優勝した。中学生の部は平三中(福島)が制し、高松中ソフトボール部が5位 に入った。  1チーム9人が7メートルの距離で向かい合い、キャッチボールを2分間で 何回できたかを競った。中学生32、小学生44チームが参加し、三和ファイ ターズは109回で他チームと並んだが、準決勝の回数で上回った。 〈07〉2018年12月08日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎東西連絡通路を整備 粟津駅の利便、安全性確保  小松市議会12月定例会は7日再開し、和田慎司市長は、利用者が増えるJ R粟津駅に、駅の東西を結ぶ連絡通路を整備する考えを示した。駅の出入り口 は現在、東側のみで、東西を行き来するには踏切を渡る必要がある。2020 年度には駅西側で公立小松大粟津キャンパスの開設を控えており、市は利用者 の安全を確保するとともに利便性の向上を図りたい考えだ。  表靖二氏(会派自民)の代表質問に答えた。  粟津駅の東口側は住宅地が広がり、西側にはコマツ粟津工場や公立小松大粟 津キャンパスとしてリニューアルする小松短大がある。  市によると、市内の観光客増加に伴って粟津駅の乗降客数は増加傾向にあり、 1日平均は2013年に2446人だったが、昨年は12%増の2757人だ った。今後も同キャンパスに通う学生や、北陸新幹線敦賀延伸で粟津温泉への 宿泊客らの利用増が見込まれる。 ●時期や構造は未定  市は粟津駅を南部地区の重要な交通拠点と位置付けており、快適性や安全性 の向上などの機能を強化したい考えだ。具体的な整備時期や構造は未定だが、 和田市長は現在、国やJRなど関係機関と協議を進めていることを説明した。 〈08〉2018年12月07日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎フードロスを減らそう 「ちゃんと食べよっさ!」 小松市が協力店制度  余った食材を廃棄するフードロスを減らすため、小松市は6日までに、市内 のスーパーや飲食、宿泊施設を対象に協力店の募集に乗りだした。協力店には 運動に取り組んでいることを宣言するポスターを掲示してもらい、消費者や利 用客に周知して機運を高める。食品を売る側にまで協力の呼び掛けを拡大し、 対策の輪を広げる。  市は募集に応じた協力店を登録し、ホームページで公開するほか、取り組み を示すポスターを配布し掲示してもらう。  ポスターは販売店用と飲食店用の2種類を作成した。販売店向けには「食材 は使いキリ」「料理は食べキリ」「生ごみは水キリ」と記し、買い物客に適量 の食材を買うよう呼び掛ける。  飲食店用では「適量を注文」「食べきれない時は仲間で分け合おう」などと 明記し、料理を残さないよう利用客に注意喚起する。  市は、協力店には食べ物の大切さを訴えるコースターも配る。市ホームペー ジには、食べ残しを減らす独自の方法など、各店が実践している情報を掲載す る。  市は2016年度からフードロスを減らす取り組みを始めた。宴会の食べ残 しを減らそうと、ホテルや飲食店にコースターを配り、施設担当者が宴会の責 任者に運動の内容を出席者に伝えるよう努めてきた。家庭でも啓発するため、 市内全児童約6千人にコースターを配布している。  今回、新たに協力店制度を始めるのは、一過性ではなく継続した運動につな げる狙いで、制度導入に合わせ、これまで呼び掛けてこなかったスーパーなど 食品を販売する店側にも協力を求め、市内全体で取り組みを推進させることに した。  市は9日、協力店第1号のイオン小松店で、協力店制度の開始など運動を知 らせるキックオフイベントを行う。市の担当者は「食品の無駄や食べ残しをな くす意識を市内全域に浸透させ、ごみ減量化を図りたい」と話した。 〈09〉2018年12月04日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松−香港に定期便 4月就航、週2便体制  小松空港に来年4月、香港との定期便が就航する見通しとなった。香港最大 手の航空会社「キャセイパシフィック航空」が夏ダイヤから、小松―香港便を 水、土曜の週2便体制で運航する方針を固めた。実現すれば、小松にとってソ ウル、上海、台北に続く4番目の国際定期路線で、新規では11年ぶりとなる。  来年3月31日から10月26日までの夏ダイヤでの就航に向け関係機関と 調整に入っており、機材はチャーター便にも使われた約300人乗りのエアバ ス330が採用される見込みだという。  キャセイ航空は現在、世界50カ国・地域の約200都市に定期便を運航し ており、国内では新千歳、成田、羽田、中部、関西、福岡、那覇の7空港に乗 り入れている。石川県側は30年近くにわたって小松への定期便就航を働き掛 けてきた。就航後は、本州日本海側の「空の玄関口」として観光、ビジネス面 での拠点化が進みそうだ。  同社は県の要請を受け、昨年と今年、それぞれ春と秋に小松―香港チャータ ー便を飛ばし、搭乗率はいずれも90%を超える高水準を記録した。11月に は石川、福井両県議会の小松空港国際化推進議連が香港の本社を訪れ、定期便 化を求めていた。  航空関係者によると、キャセイ航空側はチャーター便の実績に加え、石川県 を中心とした北陸の豊かな自然や歴史、伝統文化、食文化などを高く評価し、 新規路線開設を決めた模様だ。  小松空港には現在、国際定期便が3路線就航している。  台北便はエバー航空が週5便、格安航空会社(LCC)のタイガーエア台湾 が週2便運航し、毎日1便のデーリー運航体制となっている。ソウル便は週3 便、上海便は週4便が就航している。いずれも搭乗率は好調で、小松の国際線 利用者は昨年度初めて20万人を超え、今年度上半期も過去最多ペースで推移 している。 〈10〉2018年12月03日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎増える高齢者、救急車も増車 中消防署に1台配備 新年度から  小松市消防本部は来年4月、中消防署に救急車1台を追加配備する。同署の 救急出動件数は全体の約4割を占めており、2台態勢でさらなる救命率向上に つなげる。高齢者の増加に伴い、今年の出動件数は1964(昭和39)年4 月の業務開始以降、初めて4千件を超える見込みで、11年ぶりの「増車」で 市全体では5台となる救急車を運用し、安心安全な地域づくりにつなげる。  救急車は現在、中、南消防署と東西出張所にそれぞれ1台ずつ配備されてい る。近年は、出動が重なって全て出払うケースもあり、特に人口が密集するま ちなかを管轄する中消防署管内の出動事案は、南消防署や東西出張所管内に比 べて約2倍となっている。  出動件数を押し上げているのは高齢化の進展だ。市内の65歳以上の人口は 10年前の1・6倍となる約2300人に上る。高齢者は自身で病院に行くこ とが難しいため「急に動けんくなった」「体調が悪いけど病院に行けん」と通 報を受けることが多い。  同本部防災指令課によると、市内全体の救急出動件数は10年前に3千件超 となって以降、ほぼ右肩上がりの状態で、2016年は3694件、17年に は3924件だった。今年の出動件数は11月29日現在で、昨年同期比13 2件増の3689件となり、12月中に4千件を超える見込みで、搬送の大半 は高齢者という。  中消防署では救急車の配備に合わせて救急チームも1隊、追加で編成する計 画で、中山恵嗣防災指令課長は「きめ細やかな救急態勢を敷き、誰にでも優し く安心なまちづくりに貢献していきたい」と話した。 ●名前は未定  現在配備されている救急車には、それぞれ小松にちなんで「弁慶」「富樫」 「義経」「利常」の名前が付けられている。新たに配備される救急車の名前に ついては未定という。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。 申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「小松ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・「ふるさとメール・小松」の申し込みや解除は、小松市や北國新聞社のホー  ムページから行うことができます。   小松市のホームページ   http://www.city.komatsu.lg.jp/   北國新聞社のホームページ http://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------