_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.198   _/ _/              平成30年 7月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.198をお届けします。    7月のサイエンスヒルズこまつは、宇宙や星に関する体験やプログラムが盛 りだくさん。七夕の伝説を想像しながら、この機会に星空や天体について楽し く学んでみませんか。 ●3Dスタジオ新番組 ◎オーロラの調べ〜神秘の光を探る〜  美しい極北の星空、雄大な地球の自然とともに、色鮮やかなオーロラの姿を 存分にお楽しみください。また、オーロラが光る仕組みをCGで解説します。 とき 7月1日(日)〜毎週日曜日、祝日(8月11日を除く)15時50分 〜 ◎はやぶさ2の挑戦  小惑星リュウグウに到着した探査機はやぶさ2、そのミッションを通して得 られるものとは。 とき 7月1日(日)〜31日(火)13時30分〜 ◎忍たま乱太郎の宇宙大冒険 withコズミックフロントNEXT 月ウサ ギがクレーターをかけるの段  乱太郎たちと一緒に月を冒険しよう。 とき 7月8日(日)〜毎週土・日曜日、7月21日(土)〜8月31日(金) は毎日12時20分〜、14時40分〜 定員 各回120人 観覧料 一般600円、高校生400円、3歳〜中学生200円 ●スターウオッチング「太陽、のち惑星、ときどき七夕の星」 とき 7月7日(土)18時30分〜20時30分 ※曇雨天時は中止、時間 中は自由に参加可 ところ サイエンスヒルズ前 参加費 無料 そのほか 同日17時〜18時30分に3Dスタジオで、小学生以上を対象に したワークショップ「星空へのアプローチ 光る星座観察キット工作」(当日 先着順10人、キット代1,000円)も開催。 問い合わせ ひととものづくり科学館 0761・22・8610  ◆◆文化ガイド◆◆ ●葛西聖司の歌舞伎講座「加賀國こまつ松竹大歌舞伎〜ここがみどころ〜」  古典芸能解説者の葛西聖司さんが、松竹大歌舞伎の見どころを分かりやすく 解説します。 とき 7月19日(木)11時30分〜12時30分 ところ こまつ芸術劇場うらら小ホール 定員 250人(当日先着順) 参加費 無料 問い合わせ 観光文化課 0761・24・8130  ●明治150年記念企画「此処ニ生キルー尾小屋鉱山盛衰記―」  明治初期の採掘開始から昭和37年の閉山に至るまでの写真や資料を展示。 当時の暮らしに思いを馳せてみませんか。 会期 7月1日(日)〜11月13日(火) ところ 尾小屋鉱山資料館 開館時間 9時〜17時(入館は16時30分まで) 入館料 500円、高校生以下無料 休館日 水曜日(祝日の場合はその翌日) 問い合わせ 尾小屋町鉱山資料館 0761・67・1122  □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761・24・8016   FAX :0761・24・5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 小|松|ニ|ュ|ー|ス|// ---------------------------------------------------------------------- 01:起業家の力、町おこしに 小松市の協力隊員が塾開講 02:ネットいじめ「生の声」聞く 小松市の中学生サミット実行委員会 03:東京五輪を小松で盛り上げ パラリンピックの合宿国も紹介 04:防災力向上へ全戸訪問 5年計画で4万2千世帯 小松市消防本部 05:合葬墓の整備構想策定 年度内、機能や方法を調査 小松市議会一般質問 06:小松市の安宅ビューテラス、装い新た カフェレストランなど整備 07:小松市の木場潟でマシジミ確認 水質の改善証明 08:北前船の文化伝え 「水郷の小松」を表現 現代美術展小松展  09:6市町広域で南加賀サイクル インバウンドを促進 オール加賀会議  10:「こまつもんゴールド」 販路拡大へ個別相談 小松市 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2018年06月20日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎起業家の力、町おこしに 小松市の協力隊員が塾開講  小松市地域おこし協力隊員として市南部地域の活性化に取り組む内木洋一さ ん(46)と羽田野真寛さん(28)は19日、起業家を育てる塾を滝ケ原町 で開講した。今後、拠点を粟津温泉に移し、地域に根ざした活動を育て、温泉 街のにぎわい創出につなげる。「学びと小商いが街を変える」をコンセプトに、 起業活動を町おこしの原動力とする考えだ。  愛知県出身の内木さんは神奈川県鎌倉市を拠点にカメラマンや寺のイベント 企画を手掛け、2016年夏に移住した小松市滝ケ原町で薬草栽培のビジネス に取り組む。静岡県出身の羽田野さんは東京で各地の名産品卸売りの会社を経 営している。  2人は昨年12月、市南部里山エリアの活性化を目的に地域おこし協力隊員 に委嘱された。古民家を改修した滝ケ原町の滝ケ原ファームを拠点に活動し、 準備を進めてきた。  塾は、起業を志す住民や、企業で新しいサービスを始める従業員らを対象に、 起業の心構えや財務、会計などを学んでもらう。講師は起業に詳しい専門家が 務め、雑貨店やデザイン事務所を経営する小松市出身者らも助言する。  今後、起業塾を開く拠点は粟津温泉街に設ける。現在場所を選定中で、施設 では講座の会場として使用するほか、薬草を栽培する内木さんをはじめ、ノル ディックウオークやマッサージ、ヨガなどヘルスケア分野で起業した4人が施 術や物販を行う。  19日、塾のキックオフミーティングが滝ケ原ファームで行われ、内木さん と羽田野さんが和田慎司市長や市職員、住民、粟津温泉の関係者ら約40人に 構想を説明した。自由大学(東京)元学長の岡島悦代さんが特別講義し、地域 おこしには環境や人材育成が重要であることを説いた。  内木さんは「住みたい場所は自分たちで作るという思いを伝えたい」と話し、 羽田野さんは「自ら行動を起こすことが大事だと思う人を多く輩出したい」と 語った。 〈02〉2018年06月19日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ネットいじめ「生の声」聞く 小松市の中学生サミット実行委員会  小松市内の10中学校でつくる同市中学生サミット実行委員会は月内にも、 市内小中学生の「ネットいじめ」の実態調査に乗り出す。ネット上で相手を誹 謗(ひぼう)中傷したり、トラブルになったりするネットいじめが全国的に増 えており、市内の児童、生徒約6千人を対象にアンケートを実施して「生の声 」 を集め、対策を考える。  市教委によると、市内でのネットいじめの調査は初めて。若年層のネット利 用の実態に詳しく、同実行委のアドバイザーである兵庫県立大の竹内和雄准教 授は「中学生がネットいじめについて調査、把握し、対策を考える取り組みは 全国的にも珍しい」と話す。  計画では、市内小学校23校の4〜6年生3141人、中学校10校の1〜 3年生3037人の計6178人にアンケートする。  質問項目は検討中で、スマートフォンを持っているか、SNS(会員制交流 サイト)を利用したことがあるかのほか、ネット上で友人の悪口を書き込んだ り、ネット上で友人が嫌がらせの投稿をしているのを見たりしたこと、見た場 合はどのような対応を取るかなどを聞く。7月下旬の実行委で結果を集約し、 11月23日に小松市第一コミュニティーセンターで開くサミットで報告する。  小松市では2015年度から、市内全10中学校による中学生サミットを実 施しており、ネットとの付き合い方を考えている。これまでに、生徒が企画、 出演して「出会い系サイト」などでのトラブルを伝える映像を制作したり、ネ ット利用の注意を呼び掛ける3カ条の標語を作ったりした。 ●市「施策反映考える」  昨年11月からは、定期テストの前などにネットの利用時間を1日1時間以 内とする「ネットを考える日」を全市で実施している。市教委は「アンケート 結果を施策に反映させることも考える。市PTA連合協議会とも連携し、ネッ トの問題について生徒や保護者と一緒に考える機会にしたい」(未来の教育課) としている。 〈03〉2018年06月17日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎東京五輪を小松で盛り上げ パラリンピックの合宿国も紹介  2020年東京五輪・パラリンピックに向け、小松市は今年度、市内の公共 施設に五輪の歴史や市内で事前合宿する国を紹介するコーナーを設け、小松独 自のPRグッズを作成する。オリンピアンやパラリンピアンを講師に招き、児 童生徒が競技を体験する授業の拡充も検討するなど、4年に一度の祭典の機運 を市内全域で高めると共に、スポーツ振興につなげる。  市内では現在、カヌー競技でニュージーランド(NZ)、ブラジル、モザン ビーク、英国、フランス、カナダの代表チームの事前合宿が決定している。ト ランポリン競技では8月に群馬県で行われるワールドカップに向け、NZ代表 が直前合宿に臨む。  こうした機会をスポーツの魅力発信に生かそうと、市は末広体育館やこまつ ドームなど、体育施設を中心にオリパラコーナーを設置し、大型モニターや掲 示板、ポスターで出場国の食文化などを紹介する。PRグッズは東京開催を記 念し、石文化や九谷焼など小松の魅力も伝えられるものを想定している。  同市松東中では昨年11月、北京、ロンドン、リオデジャネイロパラリンピ ックの車いすバスケットボール日本代表の宮島徹也さん(砺波市出身)が講師 を務め、全校生徒約80人が夢を持って努力する大切さを学び、車いすバスケ ットを体験した。県のオリンピアン・パラリンピアン派遣事業として実施され、 今年度は小松市粟津小で行われる。  市教委は多様性や共生社会を学ぶ絶好の機会ととらえ、市独自で他の小中学 校でも教室を実施できないか検討する。市スポーツアドバイザー派遣事業は今 年度も継続し、昨年度同様、飛び込みで北京、ロンドン五輪に出場した金沢学 院大OGの中川真依さん(同市出身)に小中学校でスポーツの魅力を語っても らう。  市内で事前合宿する海外選手に良い成績を残してもらうため、市はサポート 体制などを検討するオリパラ推進会議(仮称)を設置するほか、通訳や買い物 などを手伝う市民サポーターも募集している。  市の担当者は「競技を見て体験し、選手を支えることを通して、オール小松 でスポーツの祭典を盛り上げたい」と話した。 〈04〉2018年06月15日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎防災力向上へ全戸訪問 5年計画で4万2千世帯 小松市消防本部  火災、大雨による水害や大地震などの被害を最小限に抑えるため、小松市消 防本部は今年度から、市内全4万2千世帯を訪問し、消火器の設置を呼び掛け たり、最寄りの避難所を周知したりする「全戸訪問プロジェクト」を実施する。 町内会などでつくる自主防災組織や民生委員らの協力を得て5カ年計画で住民 の防災力を高め、災害に強いまちづくりを推進する。  全戸訪問は1992年以来、26年ぶりとなる。市消防本部は既に職員12 人でつくる専門チームを設置した。現段階の構想では、火災予防に関しては職 員らが住民に対し、消火器を設置することやコンロの周辺に燃えやすいものを 置かないこと、タバコの吸い殻を正しく処理することを求める。  大地震への対応では、発生した際に速やかに使っている火を消すこと、日頃 から家具類を金具で固定することを呼び掛ける。大雨・洪水対策では「避難勧 告」「避難指示」などの用語を正しく理解してもらうほか、地震・水害のハザ ードマップを周知し、利用を促すことを想定している。  小松市消防本部は昨年9月、市民約2千人を対象に「防火・防災に関する意 識調査」を実施し、2002年の結果と比較したところ、消火器の設置率が6 9・1%から55・7%に下がった。地震・水害のハザードマップについては 「利用している」との回答が31・3%にとどまり、35・1%が「知らない 」 と回答するなど、防災意識の低下が懸念される結果となった。このため、市内 全世帯の戸別訪問を実施し、防災力の向上を図ることが必要と判断した。  今年秋ごろまでにモデル地区を選定して戸別訪問を試行し、支障がなければ 本格実施する予定で、消防本部は「地域ぐるみでさまざまな災害に対応できる 力をつけたい」(予防課)としている。 〈05〉2018年06月12日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎合葬墓の整備構想策定 年度内、機能や方法を調査 小松市議会一般質問  小松市議会6月定例会は11日、本会議を再開し、6氏が一般質問した。竹 村信一副市長は答弁で、一つの墓に多くの人の遺骨を納める合葬墓の整備構想 を年度内に策定する考えを示した。先進事例の機能や埋葬方法などを情報収集 し、施設の規模や候補地を検討する。灰田昌典氏(会派自民)の質問に答えた。  市によると、「墓がない」「墓を継ぐ人がいない」「家族に負担をかけたく ない」などの理由で、合葬墓は全国で需要が高まっている。県内の公営合葬墓 は、内灘町が2016年5月から運営を開始し、津幡町は8月から申し込みを 受け付ける。  整備構想の策定に向け、市は先行自治体が運営する合葬墓の機能や埋葬方法 のほか、施設の規模や管理方法などについて情報を集める。その上で、納めら れる遺骨の数や、市民のニーズなどを確かめ、整備構想に盛り込む方向である。  市は候補地として、市道を挟んで市営共同墓地の向かいに位置する空き地な どで検討を進めており、竹村副市長は「収集した情報を踏まえ、今年度には具 体的な整備構想を計画したい」と述べた。 〈06〉2018年06月10日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松市の安宅ビューテラス、装い新た カフェレストランなど整備  小松市安宅町の「安宅ビューテラス」が9日、リニューアルオープンし、大 勢の人が、新たに整備された屋外ウッドデッキや日本海を一望できるカフェレ ストランを楽しんだ。総事業費は約9800万円で、障害者らに対応した多目 的トイレも設けた。  同日行われたオープニング式典では、和田慎司市長があいさつし、宮川吉男 市議会議長、安宅校下連合町内会の円地仁志会長、八田知子県議が順に祝辞を 述べた。テープカットに続き、安宅太鼓会の演奏や地元園児によるアトラクシ ョン、ライブなどが行われた。 〈07〉2018年06月08日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松市の木場潟でマシジミ確認 水質の改善証明  昭和50年代後半に水質悪化で絶滅したとみられていた木場潟(小松市)の マシジミが、生息していることが確認された。潟を管理する木場潟公園協会や 県立大によると、マシジミは水質が比較的良好な河川や湖沼の砂地に生息する ため、1990年に全国の湖沼中、ワースト2位となった木場潟の浄化が進ん でいることを示す。関係者は潟周辺の環境改善に向けた活動がさらに進むこと を期待している。  見つかったマシジミは、殻長(かくちょう)約4・7センチの国内最大級と みられる1個と、約3〜4センチの2個。同公園協会が今月初旬、木場潟東岸 で貝の生息調査をしていた際、岸から5〜10メートル離れた場所で確認し、 約3〜4センチの2個は放流した。  県立大生物資源環境学部の中野光議(みつのり)研究補助員(生態学)によ ると、マシジミは国内各地に生息しており、県内でも河北潟周辺などで確認さ れている。  殻長2〜3センチの個体がほとんどで、今回見つかった4・7センチのマシ ジミは、10年ぐらい前から生息していた可能性がある。木場潟の水質が比較 的良好で汚泥などの流入が少なく、潟の底にマシジミの生息に適した砂地が形 成されていることがうかがえる。木場潟ではマシジミに似ている外来のタイワ ンシジミが多く見られる。  地元住民や行政などでつくる「木場潟再生プロジェクト」の土田凖(ひとし) リーダーによると、木場潟周辺では昭和50年代以降、高度経済成長に伴う生 活用水の流入が進んで水質が悪化。1990年には環境基準指標の化学的酸素 要求量(COD)が基準値の「3」を大幅に上回る「13」となり、全国18 1カ所の湖沼中、ワースト2位となった。  それ以降、官民の一体となった水質浄化活動が本格化し、2000年に県が 大日川の水を木場潟に取り入れたり、クレソンなどの野菜を栽培しながら水質 浄化を図る「ビオパーク」を木場潟公園内に設置したりした。地元住民による 潟周辺のクリーン作戦も展開された。  木場潟の現在のCODは「7」で、依然として基準値を上回ってはいるが、 土田リーダーは「木場潟や周辺の自然環境は確実に良くなっている。マシジミ の確認を機に、生態調査や保全活動が進めばいい」と話した。 ★〔マシジミ〕  淡水にすむシジミ科の2枚貝。殻長は2〜3センチで、4センチを超えるも のもみられる。雌雄同体の卵胎生で、幼貝は黄緑がかった褐色、成貝では黒褐 色。環境省のレッドデータブック絶滅危惧U類に指定されている。 〈08〉2018年06月07日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎北前船の文化伝え 「水郷の小松」を表現 現代美術展小松展   28日に小松市のサイエンスヒルズこまつで開幕する第74回現代美術展小 松展(一般財団法人県美術文化協会、北國新聞社、同市など主催)で、市は北 前船が寄港した港町・安宅など、「水」をテーマにした作品展を開く。日本遺 産「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間〜北前船寄港地・船主集落〜」に 市が追加認定されたことを祝う企画展で、日本遺産と「水郷の町」を多彩に表 現する。  市が「水の郷こまつ〜川・潟・海の風景〜」と銘打ち、現美小松展会場の一 角に展示スペースを設ける。小松美術作家協会が協力し、役員18人が1人1 点ずつ出展し、日本画1点、洋画8点、彫刻1点、工芸4点、書3点、写真1 点が並ぶ。  企画展に向け、同協会副理事長で洋画家の寺西武久さんは厳冬期の日没時、 岩礁にぶつかって波しぶきを上げる安宅海岸を情感豊かに描いた。同協会長で 九谷焼作家の浅蔵五十吉さんは安宅の海をイメージし、海中で優雅に泳ぐ魚を 花瓶に表現した。  市内には、湖面越しに見る白山が絶景として知られる木場潟や、梯(かけは し)川に浮かぶように見える浮島化された小松天満宮など、水に関連する名所 がある。北前船の寄港地である安宅が日本遺産に加わり、市は海も含めた「水 郷の町」として魅力の発信に力を入れる。  小松美術作家協会理事長で洋画家の曽我章さんは、日本遺産「小松の石文化 」 の構成資源である滝ケ原町の石橋「我山橋」と宇谷川を描く予定で、「多様な 表現で小松の日本遺産をPRしたい」と話した。 〈09〉2018年06月05日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎6市町広域で南加賀サイクル インバウンドを促進 オール加賀会議   野々市市以南の5市1町でつくる加賀地域連携推進会議(オール加賀会議) は、複数の市町にまたがって利用できるレンタサイクルの導入を目指す。近年、 首都圏ではインバウンド(訪日外国人客)向けに、自転車で観光スポットを巡 る楽しみ方が注目を集めている。今年度は旅行者のニーズを調査すると共に、 ポート(駐輪場)の位置やルートを研究し、観光客の利便性を向上して誘客に つなげる。  4日開会した小松市議会6月定例会の提出議案の説明で、オール加賀会議の 事務局を務める同市の和田慎司市長が構想を語った。  ニーズ調査では、レンタサイクルに対する旅行者の希望や動向を把握するほ か、専門家の意見を取り入れてポートの設置箇所などの検討を進め、二次、三 次交通としての自転車の可能性を探る。  レンタサイクルは小松、白山、加賀で実施されているが、いずれも自転車を 借りた地域内で返却しなければならない。広域での利用が可能となれば、関係 市町を周遊する旅行者は、自転車をわざわざ借りた自治体に戻らずとも返却で き、旅の自由度が増す。  2023年春の北陸新幹線敦賀開業を見据え、オール加賀会議は観光ガイド タクシーを導入するなど周遊観光のPRに力を入れている。小松市の担当者は 「二次、三次交通を補完する手段として広域連携でのレンタサイクルを導入し、 観光客に加賀地域を巡ってもらいたい」と話した。 〈10〉2018年06月01日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「こまつもんゴールド」 販路拡大へ個別相談 小松市  小松市産の農林水産物を使用した商品「こまつもんゴールド」の販路拡大を 支援するため、市は31日、商品開発業者を対象に個別相談会を初めて開いた。 講師に招いた専門家が消費者の関心を引く効果的な包装などを助言し、業者は 首都圏進出に向けた参考にした。  こまつもんゴールドは「こまつもんブランド」商品の中でも、特に「小松の イメージアップにつながる商品」で、17点が認定されている。市は今年度、 トマトカレーを手掛けるJA小松市、トマトの手作りジャムを作る漬物製造会 社「まるしょう」(小松市)、麦のシリアルを販売するパン店「あんずの木」 (同)の3事業者に対し、専門家による助言や首都圏への取引先紹介を行う。  JA小松市会館で開かれた個別相談会では、県産食材のブランド化に取り組 む商品評価アドバイザー白田典子さんとデザイナー横山真紀さんが講師を務め た。2人は小松の特産物であることを強調したパッケージなどをアドバイスし た。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。 申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「小松ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・「ふるさとメール・小松」の申し込みや解除は、小松市や北國新聞社のホー  ムページから行うことができます。   小松市のホームページ   http://www.city.komatsu.lg.jp/   北國新聞社のホームページ http://www.hokkoku.co.jp/ 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