_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.192    _/ _/              平成30年 1月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.192をお届けします。  あけましておめでとうございます。新しい年を迎え、サイエンスヒルズこま つでは楽しいイベントをたくさん用意して皆さんをお待ちしています。今年も 科学で楽しみましょう。 ●サイエンスショー「コロリン〜どっちがはやいかな?〜」  缶の大きさの違いで転がる速さはどうなるかなど、「転がる」をテーマに様 々な実験を披露します。 とき 1月4日(木)、5日(金)いずれも@10時20分〜11時、A12 時20分〜13時、B14時30分〜15時10分  ところ エントランス 参加費 無料 ●3Dスタジオ番組「春夏秋冬・星めぐり」  「全ての季節の星座たち」をテーマに、子供たちにも分かりやすく解説する ファミリー向けのプラネタリウム番組です。 とき 1月6日(土)、7日(日)、8日(月・祝)いずれも11時10分〜 (約40分) ところ 3Dスタジオ 観覧料 大人600円、高校生400円、中学生〜幼児(3歳以上)200円 問い合わせ ひととものづくり科学館 0761・22・8610 ◆◆文化ガイド◆◆ ●懐かしの映画上映会  山口百恵、松田聖子、原田知世、宮沢りえと時代を彩ったアイドルたちのみ ずみずしい魅力溢れる作品をご覧ください。 とき 1月13日(土)、14日(日) ところ こまつ芸術劇場うらら大ホール 上映スケジュール 13日(土):10時30分〜「伊豆の踊子」、14時〜 「野菊の墓」  14日(日):10時30分〜「時をかける少女」、14時〜「ぼくらの七日 間戦争」 入場料(全席自由・税込み) 1作品500円 ※チケット好評発売中 07 61・20・5501(予約専用) 問い合わせ こまつ芸術劇場うらら 0761・20・5500 ●第6回小松ビジュアル俳句コンテスト作品展  「俳句」と「写真または絵」を組み合わせたビジュアル俳句。今回から高校 生以下の部が新たに加わり、より一層多彩な作品が揃いました。入賞作品を含 めた全応募作品430点を展示します。 とき・ところ 1月27日(土)〜2月4日(日)10時〜17時 松雲堂 (小松市龍助町27)、2月5日(月)〜9日(金)8時30分〜18時 市 役所エントランスホール ◎表彰式 とき 1月27日(土)13時30分〜14時30分 ところ 松雲堂 入場料 いずれも無料 問い合わせ 文化創造課 0761・24・8130 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761・24・8016   FAX :0761・24・5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 小|松|ニ|ュ|ー|ス|// ---------------------------------------------------------------------- 01:2次交通充実へタッグ 北陸新幹線敦賀延伸に備え 小松・能美会議発足 02:クロスカントリー、1キロのコース完成 小松市・大杉みどりの里 03:綾瀬はるかさんが跳んだ トランポリンに挑戦 小松市でCM撮影  04:「シルバー土曜市」一転して継続 本紙報道で惜しむ声 三日市商店街 05:小松駅の交通広場を改修 高架下で伝統文化を発信 年度内に基本構想 06:高校生が最多、満足度高く イオンモール新小松 小松商高生が調査 07:小松市が誘客重点地域 農泊と食文化発信 08:石切り場跡を雪室に活用 小松の石文化 金大附属高生徒が提案 09:石切り場に見学歩道 路面整備や樹木伐採 小松市観音下町の保存会 10:カブッキーランド、遊んで学んで 小松駅隣にオープン 子育てを支援 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2017年12月26日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎2次交通充実へタッグ 北陸新幹線敦賀延伸に備え 小松・能美会議発足  2023年春の北陸新幹線敦賀延伸を見据え、小松、能美両市は25日、J R小松駅の利用促進でタッグを組み、具体策を協議する「小松・能美鉄道利用 連携会議」を発足させた。会議では列車を降りた後に乗るバスやタクシーなど、 2次交通の利用環境を充実させるなど五つの指針が示された。「かがやき停車 」 を巡り、加賀温泉駅を抱える加賀市との間で知恵比べが始まっており、小松・ 能美側は両市の特性を生かした施策で利用拡大を目指す。  小松市役所で開かれた初会合には、和田慎司小松、井出敏朗能美の両市長、 西正次小松商工会議所会頭、田上好道能美市商工会長ら両市の行政、商工関係 の委員8人が出席した。座長には和田市長が就いた。  連携会議で示された指針は、▽小松空港との連携▽南加賀のターミナルへの 進化▽ビジネス需要の拡大▽観光・交流の活性化▽定住・移住基盤の整備−と なる。来年3月、小松市内で鉄道利用や北陸新幹線延伸へ、新たなまちづくり の機運を高めるフォーラムを開くことも確認した。  協議は非公開で行われた。事務局によると、連携会議は小松、能美両市が5 本柱の実現に向けて策定した各種行動計画を深化する場となる。会議での議論 を踏まえて随時見直し、磨きを掛ける。この日の出席者からは、駅と空港をつ なぐ自動運転バスの導入に向けた調査の必要性を指摘する意見などが出された。  連携会議は随時開催することも申し合わせた。小松駅の乗降客数データをは じめ、新幹線が延伸した場合の利用者の動向や周辺の市街地整備、交通機関の 利用状況などを調査し、新幹線利用の需要を分析する。  会合後の取材に、和田市長は「(小松と能美は)運命共同体。さらに絆を深 め、経済活性化や地域の価値向上に取り組みたい」、井出市長は「まちづくり への思いは小松と同じ。移住・定住促進、企業誘致など開業効果を高めたい」 と述べた。 ●全便停車へ市民運動 加賀温泉駅  鉄道利用で手を組む小松、能美両市に対し、加賀市はJR加賀温泉駅の新幹 線全便停車を目指し、市民の「停車運動」の盛り上げに力を入れている。  8月には官民連携プロジェクト「東京2023加賀」を掲げ、ドラマ仕立て のPR動画の公開や統一ロゴの使用を開始した。来年2月には市や山代、片山 津、山中の3温泉観光協会が関西方面で初の出張セールスを実施し、みどころ やグルメを売り込む。 〈02〉2017年12月25日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎クロスカントリー、1キロのコース完成 小松市・大杉みどりの里  クロスカントリーコース「ホワイトウェーブ1000」の完成記念式典は2 4日、小松市の里山自然学校大杉みどりの里近くで行われ、関係者約180人 が、競技力向上や体力づくりを支える、新たな拠点の開所を祝った。  市はクロスカントリースキーができる全長1キロのコースと、夏季にノルデ ィックウオークやキックバイク用に使える400メートルの舗装コースを設け、 年中使えるスポーツ施設に仕上げた。  式では、和田慎司市長が「子どもたちが雪に親しみ、体を鍛える場にしたい 」 とあいさつし、宮川吉男市議会議長、勝木保夫市体育協会副会長が祝辞を贈っ た。安井敏成市スキー協会長が感謝の言葉を述べた。スキー協会員らがデモン ストレーションを行い、真新しいコースを滑走した。  ホワイトウェーブ1000は大杉みどりの里が運営し、年末年始の12月2 9日〜1月3日以外は利用できる。 〈03〉2017年12月25日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎綾瀬はるかさんが跳んだ トランポリンに挑戦 小松市でCM撮影   女優の綾瀬はるかさん(32)が24日、2020年東京五輪・パラリンピ ックを応援するCM撮影のため、小松市を訪れた。地元の選手とトランポリン に挑戦した綾瀬さんは「怖くなるけど、見る分には美しい競技。また挑戦した いな」と笑顔で振り返った。  東京五輪ワールドワイド公式パートナーであるパナソニックが4K映像で各 地のアスリートや自然を記録する「ビューティフルジャパン」の一環。アンバ サダーの綾瀬さんは2014年から6年がかりで47都道府県を巡り、さまざ まな五輪種目に挑戦する。  撮影会は小松市ふれあい松東で行われ、小松イルカクラブの選手が共演した。 基本を覚えた後、綾瀬さんは田中沙季(南部中2年)、小田原由佳(同3年) 両選手と一糸乱れぬシンクロ演技を披露。撮影スタッフからも拍手が湧き起こ り、世界選手権2位の岸彩乃選手(金沢学院大ク)の母でコーチの直美さんも 「体が柔らかく、素晴らしい素質」と感心した。  3時間の収録を終えた綾瀬さんは「宙に舞って気持ち良かった。皆さん温か く見守ってくれ、楽しい一日でした」と話し、選手たちにエールを送った。C Mは来年3月から放映予定。 〈04〉2017年12月24日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「シルバー土曜市」一転して継続 本紙報道で惜しむ声 三日市商店街  小松市シルバー人材センター会員が同市三日市商店街で開いてきた「シルバ ー土曜市」が23日、止め市を迎え、大勢の買い物客が新鮮な野菜を求めた。 出品者の減少を理由に、土曜市は23日で終止符が打たれる予定だったが、本 紙報道で終了予定を知った常連客や会員から惜しむ声が相次ぎ、センターは一 転して継続させる方向で調整に入った。品ぞろえを増やす方策を整え、来年5 月にも再開する。  土曜市は2008年6月に始まり、5〜12月の毎週土曜に開かれてきた。 青果店がない同商店街に新鮮な野菜が集まり、近隣に住む高齢者や市内外の常 連客が集まってきた。しかし会員の高齢化で出品者や出品数が減り続けており、 年内で終了する予定だった。  23日の止め市では、営業開始前から大勢の客が集まった。会員6人が家庭 菜園で収穫したダイコンやハクサイ、ネギなど約160点を並べたが、20分 程でほとんど売り切れとなる盛況ぶりとなった。  営業開始前に行われた止め市の式典では、小松中心商店街振興組合連合会の 高野哲郎会長、商店街店主らでつくる「カブッキータウンこまつ」の森省学 (よしたか)理事長があいさつした。高野会長から感謝状を受け取った会員の 圓居(まるい)安子さん(78)=同市日末町=は「たんと持ってきた野菜が 全部売れたときが、やってて良かったと感じた」と振り返った。  本紙報道で終了予定が伝えられると、センターには存続を望む声が相次ぎ寄 せられたという。10年前の開市からほぼ毎回足を運んでいるという主婦土肥 陽子さん(75)=同市土居原町=は「みんなと会話できるのが楽しみで、出 品者とも顔なじみになった。何らかの形で復活してほしい」と残念がった。  そこでセンターは、同市花坂町で運営する「シルバー農園」で採れた野菜や その加工品も加えて品ぞろえを充実させ、来年5月にも再開する方向で商店街 側と調整を進める。センターの担当者は「土曜市の終了を残念がる利用者が大 勢いる。何とか再開したい」と話した。 〈05〉2017年12月23日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松駅の交通広場を改修 高架下で伝統文化を発信 年度内に基本構想  2023年春の北陸新幹線敦賀延伸に向け、小松市は年度内に、JR小松駅 東、西の交通広場や高架下の活用の方向性をまとめた基本構想を策定する。北 陸新幹線の駅舎ができる東側では、周遊バスや夜行バスなど観光客向けの利便 性を向上させ、市中心部に面した西側は空港アクセスの機能を高める。加賀温 泉駅との間で綱引きが予想される「かがやき」の停車へ、利便性を高めて乗降 客を増やす環境を整える。  現在、駅の東側は市内周遊や夜行、観光など各種バスの乗り場が混在して分 かりにくいとの指摘がある。基本構想では、広場と駅舎をつなぐ屋根付き通路 などを設置し、乗り場を一目で分かる配置にする。「駐車しにくい」との声が 寄せられている一般車の乗降スペースも確保する。  小松空港側に向く駅西側の広場は現在、路線バスの発着点となっており、駐 車場も多く、市民の利用が多い。開業後は従来の乗降機能を保ちながら、空港 までノンストップでつながる運行を整備するなど、効果的な連結を検討してい く。  高架下では小松の伝統文化を活用した魅力づくりを図る。現在、高架下にあ る売店は駅舎建設に伴って空き店舗になる見通しだ。市は歌舞伎や九谷焼など の伝統文化、市内の観光情報の発信、物産販売などを行う場所にする。  23年春に決まった敦賀延伸へ、市は来年度に東西広場改修などの実施設計 に着手し、2020年から工事に入る計画となっている。 ●ビジネスVS観光  同じく敦賀延伸で開業する加賀温泉駅は、小松の基本構想に当たる「施設整 備基本計画」を5月に策定した。バスやタクシーの乗降場所を新幹線駅舎近く に移し、正面にランドマーク機能を備えた広場を整える。  JR側は乗車人員数を重視して新幹線の停車本数などを判断するとみられる。 ビジネス利用を強調する小松市の担当者は「南加賀のターミナルとしての機能 を高め、駅利用者を増やしたい」と話し、観光面に重きを置く加賀市の担当者 は「新幹線駅舎と調和の取れた魅力ある構築物を計画したい」と語った。 〈06〉2017年12月16日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎高校生が最多、満足度高く イオンモール新小松 小松商高生が調査  小松商高の3年生17人は15日、小松市のイオンモール新小松を訪れ、7、 8月に利用客千人余りに聞き取りしたアンケート結果を伝えた。調査は平日の 昼間に限定したものだったが、来店が「10回以上」「数え切れないほど」と 答えた年代は高校生が最多で、10代からも関心が高いことが分かった。同店 はアンケートに示された要望や不満、物足りなさなどを今後に生かしたいとし ている。  同校は毎年、生徒のデータ分析力などを高める狙いで市場調査を実施してい る。今年は3月に開業したイオンモール新小松で実施し、夏休み期間中、課題 研究に取り組む17人が28項目について1050人から回答を得た。  住居地は「小松市」が46・2%と最多で、14・8%の「加賀市」が続き、 「福井」は6・0%、「富山」は1・4%などだった。来店回数を「数え切れ ないほど」(21・4%)、「10回以上」(17・0%)とした利用客のう ち、高校生の割合が5割を超えた。 ●不満は「広すぎる」  満足度は10点満点で平均8・03点と高く、店舗の優れた点には「広い」 (29・3%)、「店の種類が多い」(26・4%)などが挙げられた。「不 満な点がある」とした人も27・5%おり、敷地の広さを逆に「広すぎる」と した回答もあったほか、「人が多い」「店の位置が分かりにくい」などの意見 も紹介した。入居してほしい店名や季節ごとのイベントの要望もあった。  同店ではイベント情報の発信に無料通信アプリLINE(ライン)を使用し ているが、「あれば利用する」とした会員制交流サイト(SNS)はツイッタ ー(21・5%)、インスタグラム(18・1%)がライン(11・3%)を 上回った。  発表会に参加した同店営業マネージャーの最上亜紀さんは興味深そうに聞き 入り、「若い世代の関心が分かる」と話し、内容を社内で報告するとした。調 査でリーダーを務めた橋本琴音さんは「地域に長く愛される施設になってほし い」と語った。 〈07〉2017年12月15日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松市が誘客重点地域 農泊と食文化発信  小松市が、農山漁村での滞在型旅行「農泊」や地域の食を軸に外国人観光客 の誘致に取り組む重点地域として、国に認定されることが内定した。政府は2 020年の東京五輪・パラリンピックを見据えて「農泊」などを強力に推進し、 年間訪日客4千万人を目指す方針を示している。小松の魅力を世界に売り込む ことで多くの外国人を呼び込み、地元農家、商店の所得増大や雇用拡大につな げる。  農林水産省が創設した「農泊 食文化海外発信地域『Savor Japa n(セイバージャパン、深く味わう日本)』」として認定される。小松市のほ か国内10カ所程度の都市や地域が認められる見通し。  同省は認定された地域の観光情報を積極的に海外に発信する。宣伝用の映像 制作に補助金を出すほか、外国人観光客の好みをよく知る料理人らを派遣し、 助言するなどの支援も想定しており、「国がお墨付きを与えた外国人観光客の 誘致を推進し、地域を活性化する狙い」(同省)である。  小松市では、観光宿泊施設などでつくる一般社団法人「こまつ観光物産ネッ トワーク」が主体となり、誘客に取り組む。「百姓の持ちたる国での饗応御膳 と風土の体感」をテーマに、市内のホテルや旅館、農家民宿などに滞在して楽 しむ三つの周遊ルートを策定。今年度から5カ年計画で台湾、中国、米国を照 準に誘客に取り組み、2016年に約5500人だった台中米の宿泊者を約3 ・ 5倍の約1万9500人まで引き上げる。  周遊ルートは(1)加賀藩3代藩主・前田利常による産業振興で発達した町 衆文化や懐石料理を楽しむ旅(2)白山信仰や伝統の「報恩講料理」を味わう 旅(3)日用苔の里や木場潟など「環境王国こまつ」を堪能する旅を設定する。  外国人のもてなし力を高めるため、年度内に通訳ガイド向けのマニュアルや 食文化・歴史を学ぶためのテキスト作成、案内表示板の見直しなどに着手する。 来年度以降はモニターツアーやボランティアガイドの研修会を実施するほか、 レンタサイクルの運営検討を行う。観光客へのアンケート調査も実施する。 ★〔「農泊(のうはく) 食文化海外発信地域(しょくぶんか・かいがい・は っしん・ちいき)「Savor Japan(セイバージャパン)」〕  農水省は2016年度、地域の食文化を売りに外国人観光客の誘致に取り組 む地域を「食と農の景勝地」として認定する制度を創設し、北海道十勝地域な ど5カ所を認め、情報発信に取り組んだ。今年度は外国人が農山漁村に滞在し、 旅行を楽しむ「農泊」を後押しするため、制度名称を「農泊 食文化海外発信 地域」に変更した。認定都市を「セイバージャパン(深く味わう日本)」ブラ ンドで世界に強力に発信していく。 〈08〉2017年12月08日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎石切り場跡を雪室に活用 小松の石文化 金大附属高生徒が提案  日本遺産「小松の石文化」を生かした起業プランを金大附属高生徒が考え、 日本政策金融公庫の高校生ビジネスプラン・グランプリで、ベスト100に選 ばれた。石切り場跡を農産物などを貯蔵する雪室として活用し、余った石材の 加工販売を提案している。地元小松市は生徒のプランを歓迎し、市内産地など に周知し、まちづくり推進に役立てる。 ●市、地元に周知へ  ビジネスプラン・グランプリは地域活性化、環境問題といった課題の解決や、 生活をより良くする新サービスなど未来を切り開くアイデアを求める。自由な 発想、創造力を生かしたプランを全国の高校生から公募し、5回目の今年は3 85校から過去最多の3247件の応募があった。  金大附属高1年の前田啓登さん、深谷野乃さん、塚本征良さん、高木さつき さんは地域課題を研究する授業で、小松の石文化について学んだ。全国的にも 例のない石に光を当てた観光誘客や、移住につながるビジネスプランを立案し ようと思い立った。  4人はとりわけ滝ケ原町の石切り場で産出される滝ケ原石に着目した。プラ ンでは雨や霜に強く、加工しやすい特徴を生かし、切り出しの際に出る端材を、 敷石などに使う9センチ角の「ピンコロ石」に加工してインターネット販売す ることを計画した。  滝ケ原町には、藩政期から昭和20年代まで使われた西山石切り場跡がある ことから、場内に運び込んだ雪で小松産の野菜や日本酒などを貯蔵することも 提案した。具体的な収支計画も盛り込んでいる。  4人は19日に学校で開かれる発表会でプランを披露する。来年3月までに さらに内容に磨きを掛けて計画書としてまとめ、取材で世話になった市や市内 の石材業者、食品会社、茶店などに贈る。  ベスト100入りしたプランは日本政策金融公庫のホームページなどで紹介 されている。市の担当者は「石文化のPRになり、ありがたい。プランは市内 で石に関わる人たちに伝え、参考にしてもらいたい」と話した。 ●金沢商高もベスト100  県内では同じく金大附属高の「酒峰 コマツ 白山が恵む水で作られたお酒 で小松市を豊かに!」、金沢商高の「八百屋〜下克上の巻〜」もベスト100 に入った。 〈09〉2017年12月05日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎石切り場に見学歩道 路面整備や樹木伐採 小松市観音下町の保存会  小松市内有数の石の産地として知られる観音下(かながそ)町の住民団体が、 地元の石切り場を観光名所とするため、見学用の歩道整備に着手した。周辺の 樹木も伐採し、石をどのように切り出し、運搬したかをイメージしやすいよう にする。滝ケ原町では、14日から石切り場跡のライトアップが予定されてお り、日本遺産に認定された「小松の石文化」を発信する活動が本格化する。  歩道の整備は、地元住民有志でつくる「観音下石の保存会」が始めた。計画 では、町内から石切り場に向かう約250メートルと約70メートルの二つの 歩道を整える。  現在、石切り場周辺には樹木が生い茂り、観音下石独特の黄色い肌が見えに くい状況となっている。来年秋までに路面を平らに整える工事や樹木の伐採を 会員自らが行い、観光客らが見学しやすいようにする。  市などによると、観音下町は大正時代に石の産地として栄え、今も採掘が行 われている。地元で産出された石は昭和初期、国会議事堂や「西の帝国ホテル 」 と呼ばれた旧甲子園ホテル(兵庫県西宮市)にも使われた。  保存会は案内板の設置も計画しており、辻本嘉明会長は「観音下の名前を一 人でも多くの人に知ってほしい」と意気込んでいる。 ●滝ケ原は点灯  藩政期から昭和20年代まで使われた滝ケ原西山石切り場跡では、14日か ら25日まで市内の観光宿泊施設でつくる「こまつ観光物産ネットワーク」が ライトアップを初めて実施する。午後5時から7時まで、青白さが特徴となる 石の壁に光を当て、幻想的な風景を楽しんでもらう。担当者は「石の町『小松 』 の魅力を目にしてほしい」と話した。 〈10〉2017年12月02日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎カブッキーランド、遊んで学んで 小松駅隣にオープン 子育てを支援  子どもの遊びや学び、子育てを支援する「カブッキーランド」のオープニン グ式典は1日、施設が入る小松市土居原町の複合ビル「こまつアズスクエア」 で行われ、供用が始まった。小松駅隣に建設された複合ビルには公立小松大も 入る計画で、関係者が活性化に期待した。  カブッキーランドはビル1階に入る。この日は招待された白嶺幼稚園、木場 こども園の園児約60人が、大型遊具や知育玩具が設置された「すくすくひろ ば」で元気に体を動かしたり、クッキングスタジオで料理体験をしたりした。  保護者の相談に応じる子育てスマイルステーションなどを備えており、第三 セクター「こまつ賑(にぎ)わいセンター」が運営する。  約90人が出席した式典では、こまつ賑わいセンター社長の竹村信一副市長 が式辞、和田慎司市長、梅田利和市議会議長が祝辞を述べた。ビル4〜8階の ホテルグランビナリオKOMATSUも同日、開業した。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。 申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「小松ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・「ふるさとメール・小松」の申し込みや解除は、小松市や北國新聞社のホー  ムページから行うことができます。   小松市のホームページ   http://www.city.komatsu.lg.jp/   北國新聞社のホームページ http://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------