_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.188     _/ _/              平成29年 9月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.188をお届けします。  今年の秋は「乗りもののまち小松」に出掛けませんか。世代を問わず楽しめ るイベントが満載です!お気に入りの乗りものやお仕事体験を通してなりたい 職業が見付かるかも!? ●こまつ乗りもの動物園 とき 9月16日(土)10時〜16時 ところ こまつドーム 内容 ドローンや電動ラジコンのデモ飛行、色々な飛行機作り体験、セグウェ イやミニ新幹線などの体験乗車、自動車整備やフライトシミュレーターなど仕 事に関連する体験やフードコーナーなど  ◎望月照彦講演会「〜乗りもののまち小松〜で夢を描く」   もしこんなまちになったら…夢のあるまちの未来像について講演します。  とき 13時?14時30分(開場12時30分)  ところ 集会室  定員 300人(当日先着順)   参加費 無料 問い合わせ 観光交流課 0761・24・8076 ●こまつ乗りものフェスティバル〜秋の便〜  9月〜10月の期間、日本自動車博物館、JR小松駅周辺、小松空港などで 様々な乗りもののイベントが行われます。詳しくは小松市ホームページをご覧 ください。  ◎蒸気機関車(キハ3)乗車体験  とき 9月24日(日)、10月29日(日)いずれも10時〜15時  ところ ポッポ汽車展示館(尾小屋町)  参加費 無料  問い合わせ 尾小屋鉱山資料館 0761・67・1122   ◆◆文化ガイド◆◆ ●本陣記念美術館 特別企画展「絵画と詩文―東山魁夷を中心にー」  本展では作品とともに添えられた画家の言葉を紹介。絵画と文が織りなす世 界を味わってみませんか。 会期 9月16日(土)〜12月10日(日) ところ 本陣記念美術館 入館料 300円、高校生以下無料 開館時間 9時〜17時(入館は16時30分まで) 休館日 月曜日、祝日の翌日 問い合わせ 本陣記念美術館 0761・22・3384 ●錦窯展示館 特別展「生誕110年 二代・偲槌・週氾検ラ  二代八十吉の生誕110年、また没後20年にあたる今年、その作品にスポ ットを当て、その人となり、作陶についてたどります。また、古九谷や吉田屋 窯、歴代八十吉の作品も合わせて紹介します。 会期 9月23日(土・祝)〜12月3日(日) ところ 錦窯展示館 入館料 300円、高校生以下無料 開館時間 9時〜17時(入館は16時30分まで) 休館日 月曜日、祝日の翌日 問い合わせ 錦窯展示館 0761・23・2668 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761・24・8016   FAX :0761・24・5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 小|松|ニ|ュ|ー|ス|// ---------------------------------------------------------------------- 01:コマツ会長がアドバイザリー・フェロー 公立小松大 02:小松大新設を答申 3学部で来年4月に開学 03:五彩曳山、華やぎ2倍 九谷焼の特徴を強調 陶板83→176枚に 04:地元球児、強豪と熱戦 小松勧進帳高校野球、競技力向上へ初開催  05:「小松里山むすび」を発信 耕作放棄を防ぎ美観維持 06:石文化にアートの息吹 金沢学院大生が12月に作品展 07:桜並木が木場潟一周へ 3年がかりで苗木植樹 小松市  08:小松市の「サイエンスヒルズこまつ」、来館者が50万人 09:無縁墓、清掃続け41年 更生保護女性会 10:小松産トマトと珠洲産塩で調味料 ブランド化へ新商品 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2017年08月29日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎コマツ会長がアドバイザリー・フェロー 公立小松大  文部科学省の大学設置・学校法人審議会が認可の答申をした来春開学予定の 公立小松大の学部長や学科長、客員教授が固まった。アドバイザリー・フェロ ーとしてコマツの野路國夫会長を迎えるほか、学長特別補佐に宇宙飛行士で政 府宇宙政策委員、立命館大客員教授の山崎直子さんが就き、客員教授に宇宙飛 行士で京大特定教授の土井隆雄さんらが就任する。  和田慎司小松市長と学長に就任を予定する前金大副学長の山本博氏は28日、 市議会全員協議会で公立小松大の概要について説明した後、市役所で会見した。  生産システム科学部長は熱工学などが専門の木村繁男氏、保健医療学部長は 北岡和代氏、同部臨床工学科長は真田茂氏、国際文化交流学部長は岩田礼氏が 就く。専任教員は73人となる。  客員教授関係は、野路、山崎、土井氏のほか、黒本和憲コマツ取締役専務執 行役員がクリエイティブ・フェロー、西浦みどり、寺門和夫氏がそれぞれ客員 教授に就く。公立大学法人は来年4月1日に設立を予定し、理事長に元科学技 術庁事務次官の石田寛人氏が就任する。  地域連携策として、小松市立高をはじめとする地元小中高校との連携を進め る。国際交流では、新たにアゼルバイジャンのバクー国立大と連携する。  入試日程は12月2日に地域推薦選抜、来年1月27日に一般推薦選抜、2 月18日と3月10日に一般選抜を行う。大学のシンボルマークを定め、校歌 は作詞家なかにし礼氏が作詞、作曲家千住明氏が作曲する。 〈02〉2017年08月26日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松大新設を答申 3学部で来年4月に開学  大学設置・学校法人審議会は25日、公立小松大学の新設についても認可す るよう答申した。8月末までに林芳正文部科学相の認可を受ける見通し。  公立小松大は来年4月に3学部で開学を予定する。定員は、生産システム科 学部の生産システム科学科80人、保健医療学部の看護学科50人と臨床工学 科30人、国際文化交流学部の国際文化交流学科は80人とする。  市公立大学設立準備室は28日の市議会全員協議会で設立認可の答申や学部 長の人選などについて説明する。市議会9月定例会では定款など大学設置に必 要な関連条例の議案を審議する。認可が下り次第、来年1、2月の入試に向け て学生募集の準備を本格化させる。 〈03〉2017年08月24日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎五彩曳山、華やぎ2倍 九谷焼の特徴を強調 陶板83→176枚に  小松九谷工業協同組合(小松市)がお旅まつりの名物、子供歌舞伎の舞台で ある曳山(ひきやま)の模型に九谷焼の陶板を飾り付ける「五彩(ごさい)曳 山」の2台目を制作している。今回は陶板の数を2倍以上に増やすとともに、 華やいだ色味や絵柄を積極的に採用し、九谷焼の特徴である鮮やかさを一層強 調する。組合は「九谷焼史上、最も華やかで力強い作品にしたい」と意気込ん でいる。  五彩曳山は、曳山子供歌舞伎が上演250年を迎えたのを記念して昨年、市 が組合に依頼して初めて制作された。記念事業は3カ年計画で、小松の伝統工 芸を現代に残す取り組みとなる。  模型は高さ約80センチで、実物の曳山の約8分の1サイズとなる。今年は 金彩や青手、赤絵など九谷焼ならではの技法をより多く見せるため、陶板のサ イズを一部小さくし、昨年の83枚から176枚に増やす。  陶板に伝統的な絵柄が主に採用された昨年に対し、組合では今年、作家によ り自由な絵付けを求めている。現代風の図案が数多く上がってくれば、前作と は対照的な九谷焼の「今」を映す作品になりそうだ。  陶板制作には、釉裏(ゆうり)金彩人間国宝の吉田美統さんや小松美術作家 協会の浅蔵五十吉会長らベテランをはじめ、中堅、若手の30代前半から80 代後半の組合員計32人が携わる。現在、陶板作りや絵付け作業が進められて おり、10月中旬に完成する予定である。組合に制作を委託した市は、五彩曳 山をイベント会場や市役所などに展示する。  組合によると、当初は落ち着いた色調にする案もあったが、「九谷焼は世界 でも類いまれな華やかさが特徴で、その特徴を生かすことが本来の姿だ」との 意見でまとまった。宮本雅夫副理事長(45)=小松市平面町=は「市民が前 を向いて未来に進むシンボルとなるような五彩曳山を作りたい」と話した。 〈04〉2017年08月20日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎地元球児、強豪と熱戦 小松勧進帳高校野球、競技力向上へ初開催   小松市内6高校の野球部が集う第1回小松勧進帳高校野球交流試合(北國新 聞社後援)は19日、小松市弁慶スタジアムなどで開幕し、6校の高校球児と、 招待された履正社(大阪)の選手がリーグ戦で白熱したゲームを展開した。小 松の高校野球の競技力向上とともに、スポーツを通じた交流人口増加や地域活 性化を狙って初めて開催され、気迫あふれるプレーで小松のまちなかを盛り上 げた。  交流試合は、県高校野球連盟と小松勧進帳カップ実行委員会が主催し、弁慶 スタジアムと小松高グラウンドで開催された。甲子園に春夏10回出場してい る強豪校の履正社からは、2チームを招いた。  2リーグに分かれて行われた。弁慶リーグには履正社A、小松、小松大谷、 小松市立、義経リーグには履正社B、小松明峰、小松商、小松工が入り、初日 は3試合ずつ行った。  会場には各校OB、学童野球の児童、履正社の保護者のほか、大勢の野球フ ァンらが観戦のために集まり、守備や攻撃で好プレーが出るたびに声援や拍手 を送った。  開会式では、大会事務局を置く小松商工会議所の西正次会長が「スポーツを 通して街の元気や企業の活力を取り戻すことが大切だ。選手は全力プレーで自 分の技術を高めてほしい」とあいさつした。和田慎司市長が選手を激励し、始 球式で投手を務めた。  最終日の20日は各リーグ残りの3試合を行う。第1試合は午前9時開始と なる。成績優秀校2校には、地元の陶芸家が手掛けた九谷焼のカップが贈呈さ れる。  ▽弁慶リーグ 履正社A8―0小松、履正社A7―0小松市立、小松大谷6 ―4小松市立  ▽義経リーグ 履正社B11―4小松明峰、小松商6―6小松工、履正社B 11―4小松工 〈05〉2017年08月18日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「小松里山むすび」を発信 耕作放棄を防ぎ美観維持  小松市内の里山活性化に取り組む「こまつSATOYAMA協議会」は、市 内各地の里山地域で収穫された米と具材で作るおにぎりを「小松里山むすび」 と名付け、PRを始めた。市内外のイベントで売り出し、里山の魅力を伝える。 特産品の消費拡大により農家の意欲を高めて耕作放棄地が増えないようにし、 里山の美観維持にもつなげる。  市内の里山地域では、瀬谷や西尾、金野地区でJA小松市のブランド米「蛍 米」などが栽培されている。協議会は、収量は少ないものの、豊かな自然の中 で育つ良質な米を里山の魅力発信に生かすため、住民が取り組みやすい、おに ぎりをシンボルに位置付け、扱っていくことにした。  小松里山むすび第1弾として同市滝ケ原町で11日、「山の日」に合わせ、 地元産のブランド米「清流くらかけ米」を使ったおにぎりが鞍掛山の登山者に 振る舞われた。具は同町で収穫されたゴーヤーとキュウリのつくだ煮、梅干し で、登山者に好評だった。  SATOYAMA協議会は、加盟団体などに小松里山むすびを作るよう呼び 掛け、市内の里山全域に取り組みを拡大させる。さまざまなイベントの際に里 山むすびをアピールし、販売していく。  協議会は里山資源を活用した地域活性化を狙い、産学官が連携して2010 年から活動している。28個人・団体が会員で、金大などがアドバイザー、市 内民間企業などが協力団体となり、里山の魅力を満喫できる催しなどを企画し ている。  市農業委員会によると、市内の耕作放棄地は約10万平方メートルで、この うち約3割が里山のある山間部となっている。協議会は里山むすびが普及すれ ば、各里山地域特産の米や野菜、加工品の販路が広がって生産も増え、耕作放 棄地増加の抑制に結び付くのではないかと期待している。  協議会の生水茂会長は「里山のおいしい米を多くの人に味わってもらい、里 山が荒れないよう守っていきたい」と話した。 〈06〉2017年08月15日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎石文化にアートの息吹 金沢学院大生が12月に作品展  日本遺産「小松の石文化」を学生がアートを通じて応援する。金沢学院大芸 術学部の学生が「石の里」として知られる小松市滝ケ原町の住民から石の加工 技術を学び、12月に展覧会を現地で開くことが決まった。若い世代が石の造 形物にどうすれば興味を持つかに思いを巡らせながら、小松の石文化を継承す る活動に、アートの息吹を与える。  学生たちは滝ケ原町の石切り職人や石工らから滝ケ原石の特徴や加工の仕方 を学び、造形やデザインに関する知識を生かした作品づくりに挑む。滝ケ原石 を紹介する映像も制作し、若年層がどうしたら小松の石に関心を示し、石を使 った製品を買うかを考え、住民に提案する計画だ。  雨や霜に強い滝ケ原石は神社の鳥居や灯籠の材料として重宝されてきた。き めが細かく加工や彫刻が容易なのが特徴で、アクセサリーや小物入れなどにも 向いているとみられる。22日に滝ケ原町の住民と顔を合わせて意見交換し、 創作活動への参考にする。  活動に取り組むのは、陶芸や漆芸、メディアアートなどを学ぶ2年生を中心 とした10人ほどで、芸術学部の羽場文彦准教授と村谷聡志、吉田一誠両講師 が指導している。活動は今年度の大学コンソーシアム石川の地域貢献型学生プ ロジェクト推進事業に採択された。  滝ケ原町には藩政期から石切り場があり、2013年からは観光客らが滝ケ 原石でハート形のオブジェを作る「ストーン・ハート・プロジェクト」が進め られるなど、「小松の石文化」を象徴するスポットの一つとなっている。  講師の吉田さんは「活動を通じて石を使った作品づくりに進む学生が出てく るかもしれない。小松の石文化の継承につながる活動にしたい」と話した。 〈07〉2017年08月13日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎桜並木が木場潟一周へ 3年がかりで苗木植樹 小松市   小松市の木場潟で来年春から、1周6・4キロの園路全てに桜並木を整備す る計画が進められる。木場潟を桜の名所とするため、県と小松市が、1周6・ 4キロの園路のうち桜がない2・7キロに苗木を植える。10月をめどに市民 や企業、団体から寄付金を募り、来年3月から植樹を始める。  木場潟公園協会によると、園内には小松中央ライオンズクラブなどが植樹し た桜が約1300本ある。しかし、潟南東側の舟小屋周辺から南園地、西園地 にかけての2・7キロの園路沿いには桜並木がない。寄付金も事業費の一部に 充てて、毎年100本ずつ増やし、3年がかりで園内を桜でつなぐ「桜リング 」 を完成させる。  植樹ではソメイヨシノやシダレザクラなど5種類の苗木を用意し、植樹した 翌年から開花するように大きめの苗木を植える。寄付者の希望に応じ、苗木に は「結婚」「出産」「孫の誕生」などを記念したプレートを設置する計画であ る。  市の担当者は「園内のどこでも桜を楽しめる環境を整え、木場潟への愛着を 深めてほしい」と話した。 〈08〉2017年08月06日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松市の「サイエンスヒルズこまつ」、来館者が50万人  小松市のひととものづくり科学館「サイエンスヒルズこまつ」の来館者が5 日、2014年3月22日の全面オープンからの累計で50万人に達し、節目 となった京都府長岡京市長岡第六小4年の原拓海君に記念品が贈られた。  和田慎司市長が原君に実験セットなどを手渡した。家族4人で同館を訪れた 原君は「学校で習わないことを学べて、とても勉強になる」と話した。 〈09〉2017年08月06日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎無縁墓、清掃続け41年 更生保護女性会  小松地区更生保護女性会は5日、小松市向本折町の市営共同墓地内にある、 明治期の旧県小松監獄で亡くなった身寄りのない人たちの墓を清掃した。旧盆 前の恒例行事で、今年が41年目となった。会員の高齢化が進む中、女性会員 ら10人は草むしりなどを行い「墓を守るのは私たちしかいない」と活動継続 へ思いを新たにした。  墓には、小松監獄署(金沢刑務所の前身)で亡くなった受刑者が埋葬されて いる。墓標は1889(明治22)年12月に建てられ、「在監人合葬」「小 松監獄」と記されている。  女性会や金沢保護観察所の松本裕伸所長によると、明治期の監獄で死亡した 人の墓が残るのは全国で小松のみという。世話をする人がいなかったため、女 性会が1976(昭和51)年から清掃奉仕を行っている。  今年の清掃活動には、64〜83歳の会員9人と松本所長が参加した。高さ 約2メートル、敷地面積31・8平方メートルの墓で、ごみ袋8袋分の雑草を 刈った。終了後、ヒマワリやキクなどの花やまんじゅうを供えて読経し、霊を 慰めた。  女性会によると、清掃活動は当初、春と夏に行っていたが、約20年前から 毎年8月5日の年1回実施している。会員190人の平均年齢は60代後半だ が、墓の清掃を引き継ぎ、会の活動を活発にするため、年齢が若い会員への継 承策を検討しており、会長の中谷純子さん(72)は「先輩が続けてきた活動 を何としても引き継いでいきたい」と話した。 〈10〉2017年08月03日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松産トマトと珠洲産塩で調味料 ブランド化へ新商品  小松市産のトマトと珠洲市産の揚浜(あげはま)塩を使った調味料「しおト マト」が加賀市の企画会社の手で誕生した。塩とトマトの相性の良さに着目し、 肉料理やパスタの味付けなど幅広い調理に手軽に使える万能調味料として売り 出す。加賀能登の特産がタッグを組んだ絶妙の味わいが、互いのブランド化推 進に一役買うと期待されている。  「しおトマト」を考案したのは、県内の農産物などを使ったオリジナル商品 の開発を手掛けている「Ante(アンテ)」(加賀市)。同社は珠洲市長橋 町に揚浜式塩田を所有しており、全国的にブームとなった「塩レモン」にヒン トを得た。  県内では、小松市が北陸三県最大のトマトの生産量を誇ることから、産地化 を進めようと昨年から新商品開発に乗り出した。小松産トマトと揚浜塩を組み 合わせた商品は初めてとなる。  「しおトマト」は完熟させたトマトと揚浜塩のほか、酢、ハチミツ、ニンニ ク、カツオエキスを加えて仕上げた。酸味と塩味、甘みのバランスが良く、生 野菜や蒸し鶏、豆腐などにかけて味わうドレッシングのほか、ゆでたパスタ、 焼いた肉とも相性がいい。肉を漬け込むと、肉が柔らかくなり、うま味が増す 効果もあるという。  しおトマトは1瓶当たり145グラム入りで、7月下旬から小松市の道の駅 「こまつ木場潟」で販売を始めた。近く小松空港の売店や金沢駅構内の店舗、 東京のセレクト店でも取り扱い、贈答用3本入りも販売する。  小松産トマトを使った商品はこれまでに、レトルトカレーやスナック菓子、 ドレッシングなどが開発され、JA小松市は今年からケチャップを製造する加 工用トマトの出荷を始めた。  中巳出理(なかみでりい)社長は「しおトマトの使い方は無限大で、食卓に 広めて小松産トマトのブランドを高めたい」と話した。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。 申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「小松ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 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