_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.185     _/ _/              平成29年 6月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.185をお届けします。  今年もこまつ笑顔フォトコンテストを開催します!今回のテーマは「乗りも の」。電車、飛行機、車、自転車など、身近にある乗りものとのお気に入りの 笑顔あふれる1枚をお待ちしています。 ■応募資格 市内に在住、在学、勤務する人 ■応募方法 応募票を添付し、下記の応募先へ郵送、持参またはEメールでご 応募ください。応募票は市ホームページからダウンロードできます。 ■応募点数 1人3点まで。画像データまたはカラープリント。被写体(本人) の承諾を得てください。 ■そのほか 画像データはJPEG形式。カラープリントは四つ切り(ワイド 可)サイズとします。詳しくは市ホームページをご覧ください。 ■応募締切 9月29日(金)当日消印有効 ■応募先 〒923−8650 小馬出町91番地 小松市広報秘書課「こま つ笑顔フォトコンテスト」係 専用アドレス egao@city.komatsu.lg.jp  ■問い合わせ 広報秘書課 0761・24・8016 ◆◆文化ガイド◆◆ ●朗読と篠笛の演奏会 宮本三郎の生い立ちを記した「自画像」の朗読と篠笛演奏を宮本作品とともに お楽しみください。 とき 6月24日(土)14時〜15時 ところ 宮本三郎ふるさと館 朗読と演奏 藤舎秀志 定員 40人(当日先着順) 参加費 演奏会中は入館無料 問い合わせ 宮本三郎ふるさと館 0761・43・3032 ●第73回現代美術展小松展  第73回現代美術展の中から、県内を代表する作家の作品、入賞作品、小松 市の作家の作品、計146点を展示します。 会期 6月29日(木)〜7月9日(日)9時30分〜18時(入場は17時 30分まで)※会期中無休 ところ サイエンスヒルズこまつ わくわくホール 内容 日本画、洋画、彫刻、工芸、書、写真 観覧料 一般500円、高校生以下無料 ◎同時開催  ◆山〜悠久の歴史と美の調和〜   白山開山1300年にちなみ、市内作家による「山」をテーマとした企画 展  ◆未来にはばたく中高生作品展   小松の美術の未来を担う市内中高生の作品展 ◎ギャラリートーク  出品作家が各作品について分かりやすく解説します。 とき 7月1日(土)10時〜 彫刻・書・写真、2日(日)10時〜 洋画 ・日本画・工芸 問い合わせ 文化創造課 0761・24・8130 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761・24・8016   FAX :0761・24・5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 小|松|ニ|ュ|ー|ス|// ---------------------------------------------------------------------- 01:大規模火災に排水車 県内初、ポンプ車8台の水確保 小松市消防本部 02:小松とまと応援へチーム 北陸学院短大部学生ら6月に結成  03:市施設利用でポイント 電子マネー、健診でも 小松市議会常任委 04:顕彰者に九谷焼のメダル 中堅、若手作家が制作 市が贈呈 05:いよっ、子供歌舞伎に喝采 小松市・お旅まつり開幕 06:小松の秀作97点を堪能 美術展が開幕 サイエンスヒルズ 07:「石文化」小松市が独自に認定 6月に制度開始 人、技術、自然も対象 08:前田利常愛用の茶室を初公開 「如是庵」 小松市の那谷寺 09:勧進帳を熱演「いよっ」 全国歌舞伎フェスティバル、小松市で開幕  10:集中力向上へ「時鐘」書き写し 小松商高3年生 就職、進学対策に活用 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2017年05月27日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎大規模火災に排水車 県内初、ポンプ車8台の水確保 小松市消防本部  小松市消防本部は、水害発生時に出動する国土交通省金沢河川国道事務所の 排水ポンプ車を、大規模火災の消火に活用する取り組みに県内で初めて乗り出 す。排水ポンプ車は毎分30トンの水を送り出す能力があり、1台で消防のポ ンプ車8台分の水量を確保できる。新潟県糸魚川市の大火で排水ポンプ車が出 動したことを教訓に、来月6日に実施する訓練を通じて、排水ポンプ車の運用 を検証する。  金沢河川国道事務所の担当者によると、これまで同事務所の排水ポンプ車を 消火に使ったことはない。排水ポンプ車が消火活動に使えることは知られてい るものの、消防と合同訓練を行う事例は全国的にも聞いたことがないという。  147棟を焼いた昨年末の糸魚川市の大火では、消火用水の確保に時間がか かったことが被害拡大の一因に挙げられている。当時、高田河川国道事務所 (新潟県上越市)の排水ポンプ車が出動、送水に当たった。  小松市は、糸魚川市と同様に住宅密集地を抱える。市消防本部は、地震など によって消火栓や防火水槽が機能しない状況になることも考え、大規模火災で 排水ポンプ車を活用できるよう金沢河川国道事務所に連携を呼び掛けた。  排水ポンプ車は通常、冠水や浸水などの水害時、海や川に水を排出する作業 を担っている。小松市の安宅漁港で実施する訓練では、住宅密集地の大規模火 災を想定し、排水ポンプ車が港から海水を吸い上げて消防ポンプ車2台にホー スで送水する。この2台から、はしご車3台とポンプ車5台に水を枝分かれさ せ、計8車両から海に向かって一斉放水する。  放水には小松市消防本部と市消防団のほか、加賀、能美市の各消防本部のポ ンプ車、はしご車が参加し、県消防防災ヘリも上空から状況把握する。小松市 消防本部の担当者は「大規模火災で水が足りないのは致命的だ。排水ポンプ車 と連携できることを確認し、万一に備えたい」と話した。 〈02〉2017年05月25日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松とまと応援へチーム 北陸学院短大部学生ら6月に結成   北陸三県最大の生産量を誇る小松市産トマトを普及、啓発するため、北陸学 院大短大部の学生らが6月、「小松とまと応援チーム」(仮称)を結成する。 トマトの豊富な栄養素を効果的に摂取できるレシピを開発し、幅広い世代への 食育指導を展開するなど、栄養学的な観点から特産トマトをPRする。  市によると、トマトには、風邪の予防や美肌効果があるビタミンCをはじめ、 老化を抑制するビタミンEなどがバランスよく含まれる。特に、トマトの赤い 色素であるリコピンは抗酸化作用が高く、生活習慣病予防や老化防止に効果が あるとされる。  同短大部食物栄養学科の学生5、6人で構成する小松こまと応援チームは、 生食では低いリコピンの吸収性を、熱を加えることで高めたメニューなど、お 勧めのレシピ開発に取り組む。  チームは、市内の保育施設に出向いて園児にトマトの栄養について分かりや すく説明する。子どもからお年寄りが参加する料理教室も開催し、トマトを食 べることで病気の予防や健康増進につながる点を紹介する。昨年度の第1回レ シピコンテストのメニューを、8月のとまと収穫祭、10月のどんどんまつり などで提供し、普及を図る。 〈03〉2017年05月20日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎市施設利用でポイント 電子マネー、健診でも 小松市議会常任委  小松市議会の福祉文教常任委員会は19日開かれ、市民の各種施設の利用や イベント参加を促進する目的で、市内の公共施設の利用や健康診断に参加した 人に電子マネーカードのポイント「カブッキーポイント」を付与することが報 告された。  カブッキーポイントは、市独自のポイント制度で、FeliCa(フェリカ) ポケット搭載の電子マネーカード「小松カブッキーWAON」で利用できる。 4月29日から、せせらぎの郷、サイエンスヒルズこまつの有料利用者を対象 に仮運用しており、施設に設置したタブレット端末にカードをかざすと、ルー レットが回り、1〜10ポイントが付与される。  施設利用のほか、健診や防災、ボランティア活動に参加した場合にも付与す る計画で、付与ポイントの詳細を今後詰める。Suicaなど他の電子マネー カードも利用できるようにする。  たまったポイントは「ぶっさんや」「空の駅こまつ」といった地元産品を扱 う購買施設などで電子マネーとして使える。他の電子マネーポイントとの合算 はできない。必要手続きを経て利用可能な施設を拡大する。 〈04〉2017年05月18日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎顕彰者に九谷焼のメダル 中堅、若手作家が制作 市が贈呈  小松市は、国際交流の進展に協力した人物を顕彰する新設の国際友好顕彰制 度で、顕彰者への記念品として、九谷焼のメダルを贈呈する。外国人も対象で、 海外に九谷焼の魅力を伝える。メダル制作は、市内在住の中堅、若手の絵付作 家に依頼していく方針で、市は作品が海外に知られることも後押しする。  顕彰制度は、「国際都市こまつ」の進展に功績があった市外居住の個人、団 体が対象となる。第1号の顕彰者には、英国ゲイツヘッド市議のミック・ヘン リー氏(69)と日・台文化交流サポーターの歌手寒雲氏(62)が選ばれて おり、23日に市役所で贈呈式が行われる。  初めて贈られるメダルは、九谷焼作家の吉田るみ子さん(55)=小松市高 堂町=が手掛けた。吉田さんは金襴手(きんらんで)彩色の使い手で、金箔 (きんぱく)をあしらう華やかな作風がメダルのイメージに合い、市の国際交 流事業に協力的であることから、市が制作を要請した。  吉田さんが作ったメダルは、横幅18センチ、縦幅13センチで、和菓子の 木型で模様を描き、鳥の羽根のようなデザインとした。リボンには、色鮮やか な加賀友禅を用いた。吉田さんは「友好の翼をイメージして作った。多くの人 が九谷焼を知り、焼き物を通じて世界がつながってほしい」と話した。  今後、市は九谷焼の絵付け作家でつくる小松九谷工業協同組合を通じてメダ ルの制作を依頼し、作家それぞれの持ち味や技法を生かしたメダルを作っても らう。担当者は「多彩な九谷焼を海外で広めたい」と語った。 〈05〉2017年05月13日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎いよっ、子供歌舞伎に喝采 小松市・お旅まつり開幕  小松市のお旅まつりは12日、3日間の日程で始まり、250年の歴史を誇 る曳山(ひきやま)子供歌舞伎が市中心部で繰り広げられた。今年の当番町で ある中町と龍助町の子供役者が豪華絢爛(けんらん)な曳山で熱演し、大勢の 観衆から拍手喝采を浴びた。  お旅まつりは、同市の菟(う)橋(はし)神社と本折日吉神社の春季祭礼で、 曳山行事は石川県の無形民俗文化財に指定されている。曳山を有する8町のう ち2町が4年に1度、当番町となり、子供歌舞伎を上演する。  中町は「神霊矢口(しんれいやぐち)の渡(わたし) 頓兵衛住家(とんべ えすみか)の段」を披露した。一目ぼれした男の身代わりとなり、実父に刺さ れて息絶える村娘の悲恋物語が涙を誘った。娘の揺れ動く心を表わした人形芝 居が見せ場を作った。  龍助町は「玩辞楼十二(がんじろうじゅうに)曲(きょく)の内 義士外伝 『土屋主税(ちから)』」を上演した。赤穂浪士の討ち入りを描いたサイドス トーリーを絶妙な掛け合いで表現した。世界的にヒットした歌も織り交ぜ、観 衆を沸かせた。 〈06〉2017年05月11日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松の秀作97点を堪能 美術展が開幕 サイエンスヒルズ  第57回小松美術展「こまつの美」(小松美術作家協会、北國新聞社主催) は10日、小松市のサイエンスヒルズこまつで開幕した。日本画、洋画、彫刻、 工芸、書、写真の6部門で、地元作家がこの1年間に手掛けた秀作97点を出 展し、熱心な美術ファンは、小松に息づく美術文化を堪能した。  小松美術作家協会顧問で釉裏金彩(ゆうりきんさい)人間国宝の吉田美統氏 をはじめとする重鎮、新加入の会員や若手が意欲作を並べ、来場者は質の高い 展観を楽しんだ。昨年亡くなった日本画の吉田明久さんの遺作1点も寄せられ た。小松市立高生の力作も展示された。  開場式では浅蔵五十吉小松美術作家協会長、久保幸男北國新聞社取締役事業 局長があいさつし、来賓の和田慎司市長、梅田利和市議会議長が祝辞を述べた。 ●オープニングパーティーを開催  小松美術展のオープニングパーティーは10日、小松市のホテルサンルート 小松で開かれ、出席者は美術展の成功を期した。小松美術作家協会の曽我章理 事長があいさつし、関戸昌郎市文化協会理事長の発声で万歳を三唱し、小松美 術作家協会の中田一於副理事長が締めくくった。 〈07〉2017年05月09日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「石文化」小松市が独自に認定 6月に制度開始 人、技術、自然も対象  小松市は6月、市内の石にまつわる人や技術、自然などの地域資源を、市独 自の遺産として認定する制度を始める。認定者にのぼりなどのPRグッズを提 供し、資源の保存、活用に関する取り組みを財政的に後押しする。文化庁の日 本遺産に認定されている「小松の石文化」の魅力や、有形、無形の資源を掘り 起こし、住民が次世代に継承する機運を高める。  昨年4月に日本遺産に認定された「小松の石文化」は、弥生時代の装飾品で ある管玉(くだたま)の原材料「碧玉(へきぎょく)」や小松城の石垣、アー チ石橋群など31の資源で構成する。これらの資源は有形物が中心となってい る。  小松市が新設する石文化レガシー認定制度では、石材を使った河川の護岸や 石蔵など有形の資源のほか、人や技といった無形の資源も対象とする。  花坂陶石から九谷焼の陶土を作る製土場(せいどじょう)、滝ケ原や観音下 の石切り場が日本遺産の構成資源となっており、市は新たな認定制度で、陶土 製造や、石を切り出す技術、そうした仕事に携わる職人らの認定を想定してい る。  新制度は6月に創設し、個人、団体から募る。有識者や市内の関係者でつく る「こまつ珠玉と石の文化創造会議」が、歴史性や公共性などから、申請のあ った資源がレガシーとしてふさわしいか審査する。  認定された資源は、台帳に記載して市ホームページなどで公表する。認定証 を交付された認定者は小松の石文化のエンブレムが使用でき、市はPR用のフ ラッグやのぼり旗を提供し、資源を守るための防犯活動などの費用を補助する。  市の担当者は「市民一人一人が地域の魅力を再認識する機会にしたい」と話 した。 〈08〉2017年05月07日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎前田利常愛用の茶室を初公開 「如是庵」 小松市の那谷寺  小松市の那谷寺は、1640(寛永17)年ごろに建てられ、市文化財とな っている茶室「如是庵(にょぜあん)」を、6月に初めて特別公開する。加賀 藩3代藩主前田利常のために千家4代仙叟(せんそう)宗室が建てたとされ、 同寺によると県内に現存する最古の茶室で、寺が開創1300年を迎えたこと を記念し、公開する。  那谷寺によると、如是庵は、利常が寺を再興した際に造成した国名勝の庫裏 庭園の北西に位置し、利常が召し抱えた仙叟が建てた。茶室は6平方メートル ほどの広さで、頭を下げなければ入ることができない狭い入り口「にじり口」 はなく、立ったまま出入りができる「貴人口」が設けられている。  亭主の座る場所の壁には、通常の茶室に見られない小さな戸口がある。茶を 点てる利常が、何度も立ち座りしなくて済むように、隣の部屋から茶道具を受 け渡すために設けられたと考えられている。また通常の茶室よりも窓が大きく 作られており、庭園の景色を眺めることができる。  那谷寺によると、利常以外に如是庵で茶会を開いたとの記録は残っていない という。建物保護のため、人の出入りを禁じるとともに、雨露を防ぐ囲いを設 けるなどして、歴史ある茶室を守り続けてきた。  今回は、6月10日から3日間の特別企画「一筅讃(いっせんさん)白(び ゃく)茶会」の参加者にのみ公開する。如是庵の中を見学したあと、隣接する 茶室「自生庵」で茶会を開く。10日は宗和流、11日は裏千家流、12日は 遠州流と、利常とゆかりがある3流派の茶道家がもてなす。精進料理も提供す る。茶会は1日2回開き、申し込み先着順に各回12人参加できる。会費は2 万円となる。利常ゆかりの茶道具などを展示する宝物特別展も6月8日〜9月 30日に開く。  木崎馨山(けいせん)住職は「利常が愛用していたことを感じさせる特別な 作りの茶室を、ぜひ見てもらいたい」と話した。 〈09〉2017年05月05日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎勧進帳を熱演「いよっ」 全国歌舞伎フェスティバル、小松市で開幕   第19回全国子供歌舞伎フェスティバルin小松(北國新聞社特別協力)は 4日、小松市の石川県こまつ芸術劇場うららで2日間の日程で開幕した。地元 ゆかりの歌舞伎十八番「勧進帳」を熱演する子供役者が見えを切ると、大向こ うから「いよっ」と声が掛かり、晴れの舞台は大盛況となった。  弁慶、富樫、義経が織り成す「智仁勇」の物語は、小松の小中学生14人が 演じた。見せ場は、安宅の関を越えるために弁慶が知略を尽くす場面で、弁慶 と富樫の「山伏問答」では流れるような掛け合いで沸かせ、弁慶が義経をつえ で打ち据え、涙を流す立ち回りを迫力満点に演じきった。  役者ばかりでなく、演技を支える後見や長唄、囃(はや)子(し)方も特訓 を重ねた子供たちや市民が務め、晴れ舞台を一緒につくり上げた。客席から役 名や役者名を呼ぶ声が盛んに飛んだ。  拍手喝采を浴びながら「飛び六方」で花道を下がった弁慶役の中川稜太さん (国府中1年)は「出来は100点満点。練習よりもうまくできた」と笑顔を 見せた。義経役の橋本明都(みんと)さん(丸内中1年)は頭にかぶった笠 (かさ)が途中でずれ落ちるアクシデントがあったものの、「慌てずにできた。 一つ一つの動作をもっと丁寧にやりたい」と2日目の舞台へ気を引き締めた。  フェスティバルには県外2団体も出演した。浅草こども歌舞伎会(東京)は 「舌出し三番叟(さんばそう)」と「仮(か)名(な)手本忠臣蔵(でほんち ゅうしんぐら) 道行旅路花(みちゆきたびじのはな)婿(むこ)」を披露し、 軽妙な芝居で笑いを誘った。松の会こども歌舞伎(三重県)の「義経千本桜  道行初音旅吉(みちゆきはつねたびよし)野(の)山道行(やまみちゆき)の 場(ば)」では花道にせり上がって登場する舞台装置「スッポン」を使う演出 で、観客を驚かせた。  各上演の前には歌舞伎役者の中村雀右衛門さん、松本幸四郎さん、市川海老 蔵さんのビデオメッセージが順に映された。   ●「役者気分に」 体験コーナー人気  会場には「歌舞伎役者に挑戦!」と銘打った体験コーナーが初めて設けられ、 過去の公演で使った舞台セットが用意された。来場者は法被をまとって刀を構 え、歌舞伎役者になりきって記念撮影を楽しんだ。 〈10〉2017年05月02日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎集中力向上へ「時鐘」書き写し 小松商高3年生 就職、進学対策に活用  就職、進学対策として、小松商高の3年生が本紙朝刊1面のコラム「時鐘」 の書き写しに取り組んでいる。授業開始前の10分間、気持ちを落ち着かせて 書き写すことで集中力を高めるとともに、自分の考えをまとめる力や地域の話 題への関心を高める。  3年生による時鐘の書き写しは、今年で4年目を迎えた。3年生158人が、 専用のノートに「時鐘」のコピーを貼り、一つのコラムを3日間掛けて丁寧に 書き写し、見出しを考えた上で感想文も記す。卒業まで続ける。  学年主任の久徳徹教諭によると、書き写しは履歴書を書く練習となり、自分 の考えを簡潔にまとめることで小論文を書く力につながっているという。久徳 教諭は「社会に出てからも役立つ力を身に付けてほしい」と話した。 ---------------------------------------------------------------------- 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