_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.183     _/ _/              平成29年 4月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.183をお届けします。  今年も小松に春を告げる歌舞伎の季節がやってきます。毎年5月に行われ、 今回で19回目を迎える「全国子供歌舞伎フェスティバルin小松」。全国か ら招待するゲスト団体と、地元の子供達が迫真の演技を繰り広げます。子供達 の情熱と心意気を存分にお楽しみください。   ●第19回全国子供歌舞伎フェスティバルin小松  小松市の子供達による歌舞伎十八番の内「勧進帳」と今回は東京都台東区  浅草こども歌舞伎、三重県東員町松の会こども歌舞伎の2団体が出演します。 とき 5月4日(木・祝)、5日(金・祝) ところ こまつ芸術劇場うらら 大ホール チケット料金(前売り) 桟敷席(1マス2席):7,000円、SS席:2 ,500円、S席:2,000円、自由席:1,500円、自由席(高校生以 下):500円 ※当日券は残席がある場合のみ取扱います。また、前売り料 金と当日料金は異なります。 チケット好評販売中 こまつ芸術劇場うらら 0761・20・5501(1 0時〜18時、水曜日休館) チケットぴあ 0570・02・9999(Pコード456―363)、サー クルK・サンクス、セブン−イレブン 問い合わせ 全国子供歌舞伎フェスティバルin小松実行委員会(文化創造課 内) 0761・24・8177 ◆◆文化ガイド◆◆ ●企画展「曳山250年―工芸の粋を結集した山車―」  細かい彫刻や見返りなど、工芸の粋に焦点を当てて曳山文化を紹介します。 会期 4月1日(土)〜5月28日(日) ところ 小松市立博物館 入館料 300円(高校生以下無料) 休館日 月曜日(祝日の場合は翌日) ◎ギャラリートーク とき 4月8日(土)、5月21日(日)いずれも11時〜、14時〜 問い合わせ 小松市立博物館 0761・22・0714 ●特別展「つながる茶の心 仙叟から小松人へ」  前田利常公と仙叟から始まり、今日の小松の茶道発展につながる事跡を資料 や美術工芸品を通して紹介します。 会期 4月21日(金)〜6月11日(日) ところ 本陣記念美術館 入館料 300円(高校生以下無料) 休館日 月曜日(祝日の場合は翌日) ◎ギャラリートーク とき 4月22日(土)、23日(日)、5月28日(日)いずれも11時〜、 14時〜 問い合わせ 本陣記念美術館 0761・22・3384 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761・24・8016   FAX :0761・24・5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 小|松|ニ|ュ|ー|ス|// ---------------------------------------------------------------------- 01:あんどん行列を充実 10月、小松市・どんどんまつり運営委  02:子供役者、気概新た 5月の小松市歌舞伎フェス、お旅まつり 03:「トマトこうじ」を6種の美味に 小松市のパン店が考案 04:勧進帳の三役「難関突破」 そろって小松高合格 小松市の南部中 05:ライトアップで幽玄に 小松市・日用苔の里 5月に初の試み 06:「オオマリコケムシ」を「芽」から駆除 加賀三湖土地改良区  07:稲荷社、手水舎改修へ 小松市の安宅住吉神社 最後の「平成の大改修」 08:「トマトカレー」を全国に流通 JA小松市、全国コンテストで最高賞 09:小松市全域で危険マップ作成 不審者事件続き 市教委が初の連絡会議 10:小松の石文化、親しみを感じて 管玉お守り、装飾品 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2017年03月29日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎あんどん行列を充実 10月、小松市・どんどんまつり運営委   第42回どんどんまつり(北國新聞社特別協力)の運営委員会は28日、小 松商工会議所で開かれ、10月に開く同まつりの主要行事として「あんどん行 列」の充実を図る方針を決めた。日程は10月7、8日とする予定で、今年が 北陸線小松―福井間の開業120周年に当たることから、JR西日本と連携し た企画を検討する。  まつりの主会場はJR小松駅周辺とする。あんどん行列は昨年、24年ぶり に復活し、好評を得た。市民アンケートをもとに、大型あんどんの参加者増や 飲食ブースの拡大など内容の充実を図る。運営委では、小松商工会議所の坂井 修専務理事があいさつし、計画概要などが説明された。日程などは5月の委員 会で正式決定する。 〈02〉2017年03月19日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎子供役者、気概新た 5月の小松市歌舞伎フェス、お旅まつり  5月に小松市で開催される第19回全国子供歌舞伎フェスティバルin小松 (北國新聞社特別協力)とお旅まつりで歌舞伎を上演する子供役者が18日、 かつら合わせや師匠を招いての初稽古に臨んだ。今年は、小松の曳山(ひきや ま)子供歌舞伎上演250年を祝って2014年から続く「曳山250年記念 祭」の最終年に当たり、子供たちは伝統文化の重みを感じ、演じ切る気概を新 たにした。  歌舞伎フェスで「勧進帳」を披露する役者ら18人は、市役所でかつら合わ せを行った。かつらを製造するアート三川屋(東京)の職人が、役者の頭にか つらをかぶせ、大きさや形を調整した。本番用衣装の採寸も行った。  源義経役の橋本明都(みんと)さん(同市稚松小6年)は「かつらを着けて 気合が入った。完璧に演じたい」と気を引き締めた。振り付けを指導する寺島 浩さん(65)は「これから所作の細かい所を仕上げていきたい」と話した。 同フェスは5月4、5日、県こまつ芸術劇場うららで開かれる。  同12〜14日のお旅まつりで曳山子供歌舞伎を上演する当番町・龍助町で は、師匠の市川団四郎さん(77)=北海道函館市=による稽古が始まった。 役者を務める児童6人がこまつ曳山交流館みよっさに集まり、練習してきたせ りふを披露した。市川さんは「もっと憎たらしく」などと熱心に指導した。  市川さんは「心の中から出る生きたせりふが言えるように教えたい」と語り、 主人公「土屋主税(ちから)」に奉公する「お園」役の角谷優衣さん(小松市 芦城小3年)は「先生の指導はどきどきした。女らしい高い声を出せるように 頑張りたい」と意気込んだ。 〈03〉2017年03月18日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「トマトこうじ」を6種の美味に 小松市のパン店が考案  小松市今江町7丁目のパン店「あんずの木」は、小松特産のトマトを使った 和菓子やドレッシングなど6品を考案した。いずれもトマトピューレと米こう じを混ぜた独自の「トマトこうじ」を生かした、新たな味わいとなっている。 19日に市中心部で開かれるテント市で来場者に試食してもらい、今夏をめど に商品化するとともに、レシピ集も作成して魅力を発信する。  トマトこうじを練り込んだあんを用いた大福と水ようかん、あんパンのほか、 ところてん、マヨネーズ風のドレッシング、パンに塗って食べるシュガーバタ ーがそれぞれ試作された。あん作りは、同市河田町の和菓子店「河田ふたば」 に依頼し、あっさりとした味わいに仕上がった。  あんずの木の斎藤和美代表は、JA小松市女性部の活動に協力し、米こうじ を使った商品作りに取り組んできた。小松産トマトの消費拡大も図ろうと「ト マトこうじ」を発案し、生地に練り込んだ食パンを商品化している。  今回は、県産業創出支援機構の助成を受けて試作した。19日にこまつ曳山 交流館「みよっさ」前で開かれる「さんさん市」(北國新聞社後援)で来場者 に振る舞い、意見を聞いて商品化に生かす。  斎藤代表は、トマトこうじの長所を探るため県立大に依頼して成分分析も進 めており、「トマトこうじを使った商品をさらに開発し、小松産トマトの魅力 を広めたい」と話した。 〈04〉2017年03月16日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎勧進帳の三役「難関突破」 そろって小松高合格 小松市の南部中  小松市内の10中学校が毎年持ち回りで上演している歌舞伎「勧進帳」で、 昨年11月に源義経と武蔵坊弁慶、富樫左衛門の三役を演じた南部中3年生3 人が、そろって小松高に合格を決めた。頼朝に追われて「安宅の関」を越えた 物語のように、「難関突破」を果たした3人は「舞台の経験のおかげで目標を 達成できた」と喜びを分かち合った。  弁慶役の川潟桂也さん、富樫役の奥地勇斗さん、義経役の大桑夏妃さん=い ずれも(15)=の3人で、昨年11月に市中学校文化連盟の古典教室に当番 校として出演し、夏休みからほぼ毎日、稽古を重ねた。  川潟さんは「膨大なせりふを覚えて役をやりきったことが勉強の自信になっ た」と笑顔を見せた。奥地さんは「最後までやり抜く気持ちが身に付いた」と 話し、大桑さんは「舞台を通じて仲良くなり、勉強を教え合った」と振り返っ た。  室山勝信校長は「3人とも小松高に合格するのは珍しい。勉強も稽古も頑張 ったのは立派だ」と話した。 〈05〉2017年03月13日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ライトアップで幽玄に 小松市・日用苔の里 5月に初の試み  小松市日用(ひよう)町の住民でつくる「日用苔(こけ)の里整備推進協議 会」は5月の大型連休に合わせ、同町の「日用苔の里」でコケ庭をライトアッ プするイベントを行う。同協議会としては初となる企画で、幽玄の光景で国内 有数のコケ群生地の魅力を広くアピールする。12日は、ボランティア「苔の 里サポーター」の活動日数の倍増を図る取り組みを始め、参加者が美しい景観 維持へ決意を新たにした。  ライトアップは2日間の予定で、約1ヘクタールの広さがあるコケ庭に水銀 灯や発光ダイオード(LED)を複数設置して、夜のコケ庭の風情を来場者に 楽しんでもらう。同協議会は2009年に個人からコケ庭の管理を引き継いで おり、14年に一般開放を始めてからライトアップは初の試みとなる。  コケ庭の掃除や栽培を通年で手伝うボランティアを「苔の里サポーター」と して登録する仕組みは昨年、会員の人手不足を補うために始まり、県内外の約 20人が登録した。昨年の活動は土曜に7回だったが、今年は曜日を土日に拡 大し、14、15回に増やす計画だ。  活動拡大の初日となった12日は、冬季休園中の苔の里が19日に開園する のを前に、サポーター7人と会員8人が、コケの上を覆った落ち葉を拾い集め た。  昨年からサポーターを続けている主婦高松久美子さん(37)=同市有明町 =は「コケに触れるのが楽しい。町の人たちとの交流も楽しみで今年も参加し た」と笑顔を見せた。協議会の有川宗樹副会長(51)は「交流人口を増やし て景観を残していきたい」と話した。 〈06〉2017年03月10日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「オオマリコケムシ」を「芽」から駆除 加賀三湖土地改良区   加賀三湖土地改良区は、今江潟承水路に毎年発生し、農業用水の取り入れ口 を詰まらせる生物「オオマリコケムシ」の新たな駆除方法を検証する。東大や 西北陸土地改良区調査管理事務所の協力を得て10日、小松市拓栄町の水路で、 成長期に入る前の休眠状態にあるコケムシの「芽」をすくいとり、一網打尽に する方法を試す。同改良区は、妙手のなかった迷惑生物の駆除に期待を寄せて いる。 ●東大研が助言  今江潟は干拓によって湖面は消えたが、干拓地に水を供給する水路があり、 一帯の農業生産に欠かせない水源となっている。水路を管理する加賀三湖土地 改良区は、ポンプを詰まらせるなど水利の障害になるオオマリコケムシの駆除 に毎年頭を悩ませてきた。  オオマリコケムシは春から秋にかけてゼリー状の大きな塊を形成し、気温な どの条件によって大発生する。これまで駆除方法は、打ち上げられたり、水に 浮かんだりしている大きくて重い個体を引き上げるぐらいしかなかった。  同土地改良区は、西北陸土地改良区調査管理事務所を通じてより効果的な方 法を探り、コケムシの生態に詳しい東大大気海洋研究所の広瀬雅人博士の助言 を得て新たな駆除方法を検証することにした。  コケムシの寿命は1年で、冬に死ぬ際に植物の種に似た体長1ミリ程度の 「休眠芽」を放出して越冬、また大きくなるサイクルを繰り返す。今江潟の水 路では、風下のよどみに吹きだまったあぶくや浮遊物に休眠芽が多く存在する ことが同管理事務所の調査で分かった。  休眠芽を駆除すれば、成長する個体の数を一気に減らせる可能性があり、1 0日の作業では吸引機を使って水や浮遊物ごと吸い取る。同管理事務所による と、同種の方法は北陸では試みられたことはなく、担当者は「加賀三湖土地改 良区や東大と連携して効果を見極めたい」と話した。 ■予算案など可決  加賀三湖土地改良区は9日、小松市のこまつドームで通常総代会を開き、新 年度予算案などを原案通り可決した。今年度に始めた小水力発電事業の売電収 入は、2月までの実績が計画値の約96%に当たる2068万円だった。冒頭、 和田慎司小松市長、宮元陸加賀市長があいさつした。 ★〔オオマリコケムシ〕  北米原産。国内では1972年に山梨県河口湖で初めて確認された。水鳥に よって全国の湖沼に運ばれ、県内では柴山潟などにも生息する。直径数十セン チの球状から数メートルに及ぶ板状やひも状にもなる。水温が上昇すると塊の 中にガスがたまって浮かび上がり、奇妙な見た目に加え、強烈な腐敗臭を放つ。 〈07〉2017年03月07日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎稲荷社、手水舎改修へ 小松市の安宅住吉神社 最後の「平成の大改修」  小松市安宅町の安宅住吉神社は、遷座370年となる今年に向けて進めてき た「平成の大改修」の最後として、境内にある末社の稲荷(いなり)社と手水 (てみず)舎の改修に乗り出した。今夏には、境内全域が白木造りで統一され た荘厳な景観が現れる。節目の年を祝うとともに、「勧進帳」の舞台とされ、 「難関突破」の御利益があるとされる神社の魅力を高める。  神社は782(天応2)年に創建され、安宅町周辺の3カ所を移り、164 7(正保4)年に現在の二(ふたつ)堂(どう)山に鎮座したと伝わる。末社 の稲荷社は150年前、金刀比羅(ことひら)社は160年前に境内の現在地 に建てられた。  稲荷社の修繕は47年ぶりとなる。鉄筋コンクリート造りから「総木曽ひの き」造りに変わる。屋根は曲線が特徴的な「唐破風(からはふ)」の装飾を施 す。現在は朱色の鳥居を、表面を削って白木にする。  手水舎もヒノキで建て替え、御影石製の手水鉢を据える。一般的な手水舎よ りも多い14本の柱を使い、屋根には唐破風を施す。  1996(平成8)年に始まった「平成の大改修」では、同神社は本殿や幣 殿、拝殿をはじめ、授与所や金刀比羅社の大規模改修を行った。木造建築をす べて、ヒノキかヒバの白木造りにして、景観の一体感を醸成した。今年の稲荷 社と手水舎の改修で完了する。  境内の松林にあり、歌舞伎「勧進帳」にも登場する源義経と富樫泰家をまつ る末社・関ノ宮も玉垣を新調する。2015〜17年度に初老を迎えた氏子が 奉納する。  稲荷社のご神体は8月の正遷座祭で、仮遷座した安宅住吉神社から戻す。同 神社は9月に10年に1度の式年大祭を営む。北村嘉章宮司(62)は「きれ いな境内になり、ますます神徳が高まる。多くの人に参拝してもらえるように したい」と話した。 〈08〉2017年03月03日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「トマトカレー」を全国に流通 JA小松市、全国コンテストで最高賞  JA小松市は新年度から、同JAが商品化したレトルト食品「国産ビーフの 熟成トマトカレー」を広く全国のスーパーなどに流通させる。カレーは発売4 カ月で約7千食を売り上げるなど好評で、今年度のJAグループ6次産業化商 品コンテストでは部門別の最高賞に輝いた。同JAはカレーの販路を拡大し、 北陸最大の生産量がある小松産トマトの知名度向上と、原料となる規格外品の 利用推進を図る。  JA小松市は、2007年からトマトカレーの商品化に着手し、10年から 本格的に販売を始めた。水を使わずトマトなど食材の水分のみで煮込んだカレ ーで、シリーズ累計45万食を売り上げている。市内での販売を中心に、今年 度から英ロンドンへの輸出や東京の外国人向け高級スーパーでの販売にも乗り 出した。  熟成トマトカレーはシリーズ第7弾で、昨年10月下旬に発売した。酸味を やや抑えて内容量を増やし、29種の焙煎(ばいせん)スパイスで仕上げ、男 性を主なターゲットにしている。JAグループの6次産業化商品コンテストで は、「地元自慢のカレー部門」で最高賞の優秀賞に選ばれた。県内JAからの 受賞は初めてで、7日に東京で表彰式が行われる。  市内では年間1400トンのトマトが生産されている。JA小松市は、トマ ト農家から規格外品を加工食品用に買い取り、所得向上を図っている。トマト カレーの好調により、今年度に同JAが買い取った規格外のトマトは過去最多 の24トンとなった。  同JAによると、トマトカレーを製造しているキャニオンスパイス(大阪府 泉南市)と取引する卸売業者が、熟成トマトカレーの品質を高く評価している。 今後、その業者を通じて全国のスーパーなどへ流通させる計画だ。同JA営農 企画課の吉本武司課長補佐は「小松産トマトを全国にPRし、産地を盛り上げ たい」と話した。 〈09〉2017年03月02日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松市全域で危険マップ作成 不審者事件続き 市教委が初の連絡会議  小松市内で今年度、小学生低学年の女児が不審者に狙われた事件が2件続い たのを受け、市教委は1日、児童の安全確保に関係する団体の連絡会議を初め て開いた。不審者が出没しやすい時期や場所、犯行の凶悪化傾向などが報告さ れ、出席者約50人が情報を共有した。市教委などは今後、市内全域で小学校 下ごとに危険マップを作るとともに、児童が、護身術などの訓練を行うことも 検討する。  小松市内では、昨年5月に男が女児をアパートの空き室に連れ込む事件、今 年2月には、男が女児を車に乗せて連れ去ろうとした事件が発生した。市内の 児童が狙われた事件では、過去に例がない悪質さだったことから、関係機関が 連携を図る場として、「登下校の安全を守るための関係団体連絡会議」が設け られた。  市役所での初会合では、小松署の岩本富美彦生活安全課長が2つの事件につ いて、被害に遭った児童は1人で下校していたことや、犯行現場は大きな幹線 道路の近くだったことなど共通点を説明した。その上で、被害防止には集団で の下校が有効と指摘した。  市教委の担当者は、不審者情報は5月と2月に寄せられることが多く、近年 は児童への声掛けが減る一方、身体への接触が増えるなど、乱暴な事案が増加 傾向であると報告した。その上で、不審者が何度も出没した地域などを地図に 記して、保護者や住民が事前に把握できるようにすることなど、今後の対策を 紹介した。  会合には、小松署や市防犯協会、市防犯交通推進隊、市校長会、市学校PT A連合会、各小学校わがまち防犯隊など8機関の代表者が出席した。今後も随 時開催して、児童を犯罪から守る取り組みを進める方針で、石黒和彦教育長は あいさつで「潜在的な児童への危険を解消するため、専門的な視点から協議し たい」と述べた。 〈10〉2017年03月01日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松の石文化、親しみを感じて 管玉お守り、装飾品  日本遺産「小松の石文化」をアピールするため、小松市内で石文化関連グッ ズの商品化が進んでいる。安宅住吉神社は4月から、弥生時代の装飾品「管玉 (くだたま)」をデザインしたお守りを、那谷寺は管玉のアクセサリーやスト ラップを売り出す。石文化を紹介するすごろくや、小松産の石を使った食器な どもあり、多くの人に石文化へ親しみを感じてもらう。  JR小松駅東側に位置する弥生中期の「八日市地(じ)方(かた)遺跡」か らは、当時の最先端技術で碧玉(へきぎょく)を加工して作った管玉などの装 飾品が多数見つかっている。  安宅住吉神社によると、碧玉は「不可能を可能にする」との言われがある。 お守りには、碧玉で作った管玉を輪切りにした絵柄を描き、表側には「大願成 就」と記す。神社の北村嘉章宮司は「お守りを新たな名物にしたい」と期待を 込めた。  那谷寺は、長さ3・2センチ、直径0・6センチの管玉を用いたネックレス とストラップを作成する。4月9日から始まる開創1300年大祭までに発売 する。木崎馨雄(けいゆう)副住職は「お守りとして身につけてもらいたい」 と話した。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。 申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「小松ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・「ふるさとメール・小松」の申し込みや解除は、小松市や北國新聞社のホー  ムページから行うことができます。   小松市のホームページ   http://www.city.komatsu.lg.jp/   北國新聞社のホームページ http://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------