_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.181     _/ _/              平成29年 2月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.181をお届けします。  冬は寒くて家に閉じこもりがちになりますが、思い切って外に出掛けてみま せんか。冬を楽しめるイベントを紹介します。 ●大杉雪広場の無料開放  大杉みどりの里の広場やそりすべり場を開放します。そりや雪像作り、クロ スカントリースキー体験などが楽しめます。 とき 2月12日(日)10時〜15時 ※積雪状況で中止する場合がありま す。 ところ 大杉みどりの里 内容   ◎そり・エアチューブ貸し出し  ◎雪像作り  ◎クロスカントリースキー体験   とき 10時〜12時(受け付け9時30分〜)、13時〜15時(受け 付け12時30分〜)   対象 小学生の親子    定員 各30人(当日先着順)  ◎クラフトとんとぅ作り   とき 13時〜15時(12時30分〜受け付け)   定員 30人(当日先着順) そのほか 館内のお風呂も無料開放します。着替え、タオルなどをご持参くだ さい。また駐車場が少ないため、相乗りなどでお越しください。 問い合わせ 大杉みどりの里 0761・46・1812 ●「SNOWFLAKE〜雪は天からの手紙〜」  プラネタリウム番組として世界で初めて、雪の結晶ができる様子や降雪のプ ロセスを科学的に映像化。雪の魅力と成り立ちの不思議をご覧ください。 とき 2月26日(日)までの土曜日:14時40分〜、日曜日・祝日:11 時10分〜、14時40分〜(約40分) ところ サイエンスヒルズこまつ 3Dスタジオ 観覧料 大人600円、高校生400円、中学生〜幼児(3歳以上)200円 問い合わせ サイエンスヒルズこまつ 0761・22・8610 ◆◆文化ガイド◆◆ ●第5回小松ビジュアル俳句コンテスト作品展  ビジュアル俳句とは「俳句」と「写真または絵」を組み合わせた作品です。 全国からたくさん集まった、思い入れのある全作品を展示しています。 とき・ところ 2月4日(土)〜12日(日)松雲堂、2月13日(月)〜1 7日(金)小松市役所1階エントランスホール ※表彰式は4日(土)13時 30分〜14時30分松雲堂にて行います。 観覧料 無料 問い合わせ 文化創造課 0761・24・8130 ●こまつKUTANI 未来のカタチーもう一度、世界を魅了するためにー  九谷焼の再興を目指し、有識者、つくり手、つなぎ手、使い手が一堂に会し、 こまつ九谷の新たな可能性を提案するシンポジウムです。 とき 2月18日(土)13時〜15時 ところ サイエンスヒルズこまつ 3Dスタジオ シンポジウム パネラー:白州信哉(文筆家)、吉田幸央(九谷焼作家)、中 矢進一(能美市九谷焼資料館館長)コーディネーター:赤瀬浩成(メイド・イ ン・ジャパン・プロジェクト株式会社代表取締役) 定員 120人(先着順、要申し込み) 参加費 無料 申し込み 文化創造課 0761・24・8130 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761・24・8016   FAX :0761・24・5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 小|松|ニ|ュ|ー|ス|// ---------------------------------------------------------------------- 01:石文化を紙芝居で教育 小松市 年度内、園児用に作成 02:九谷焼施設に一流の設計 小松市・花坂陶石の製土場 隈研吾氏が参画 03:7月に五輪合宿の第1弾 ニュージーランドのカヌー連盟小松市木場潟で 04:ボランティア活動拠点に改修 小松市の第一地区コミュニティセンター 05:高校野球大会で地域振興 地元校と県外強豪校が対戦 小松商工会議所 06:「石文化」を未来に継承 小松市創造会議 10年プラン策定へ 07:競技の枠を超え合同合宿 五輪へ中学高校のトップ選手 08:ぐい飲み手にはしご酒を16店で1杯目無料 粟津温泉観光協会  09:小中校体育館の9割を洋式化 避難所のトイレ、高齢者に優しく  10:イ草のしめ飾り好評 小松産 生産農家と花店が制作 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2017年01月27日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎石文化を紙芝居で教育 小松市 年度内、園児用に作成  日本遺産「小松の石文化」を生かしたふるさと教育を推進するため、小松市 は今年度内に、園児に小松の石文化を紹介する紙芝居を作成する。市内の全2 5小学校には、ゲームを楽しみながら石文化を学べるすごろくを配布し、高学 年児童には授業で使う石文化の副教材を配る。  小松の石文化は、約2300年前の弥生時代の碧玉(へきぎょく)製玉づく りを始まりとし、現在に至るまで、九谷焼の原料である花坂陶石、金や銅とい った市内で産出される鉱石などを活用した、ものづくりの文化が脈々と受け継 がれてきた。  紙芝居は、金城大(白山市)の学生が絵柄を担当する。小松中央ライオンズ クラブの寄付金などを作成費用に活用する。  すごろく「くるくる石探索こまつ」は、こまつ観光物産ネットワーク(小松 市)と県内の女性デザイナー集団「金澤女子店舗」が開発した。3月末に市内 の小学校に配布して教材として活用してもらう。  小学校高学年向けの副教材はA4判、16ページになる見込みで、新年度か ら石文化について学ぶ総合学習の資料となる。 〈02〉2017年01月23日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎九谷焼施設に一流の設計 小松市・花坂陶石の製土場 隈研吾氏が参画  石川県九谷窯元工業協同組合と小松市が進めている、九谷焼の粘土を製造す る製土場(せいどじょう)(同市若杉町)の建て替えで、新国立競技場をデザ インした隈研吾(くまけんご)氏が設計を手掛けることが決まった。新施設は 見学だけではなく、若手作家の創作の場にもなる。粘土の原材料・花坂陶石は 日本遺産「小松の石文化」を構成する一つで、新施設は世界的建築家の手で、 石文化と九谷焼の産業観光の拠点となる。  建て替えられるのは、約半世紀前に建てられた鉄骨造り平屋建て約1800 平方メートルの製土場で、老朽化が進んでいた。新施設の建設費などは、小松 精練(能美市)から市への「企業版ふるさと納税」1億円を活用し、市が事業 主体となる県九谷窯元工業協同組合に補助金を出す。  隈氏は近年、県内では認定こども園「キッズアカデミー太陽丘こども園」 (金沢市)や「大樋ギャラリー」(同市)のほか、小松精練(能美市)の展示 施設「fa―bo(ファーボ)」の設計を手掛けた。  隈氏が教授を務める東大では小松精練との連携で環境商材の展示会も開催し ている。県九谷窯元工業協同組合によると、同社から「施設の設計は隈氏にし てほしい」と要望があった。  隈氏は昨年末、製土場を訪れ、専用の機械と手作業で行われる粉砕や脱水な どの製造工程を見学した。案内した同組合の宮吉勝茂理事長によると、隈氏は 「九谷焼に欠かせない粘土を作る大事な製法を間近に見てもらう施設にしたい 」 と意欲を示したという。  宮吉理事長は、新施設のデザインを隈氏のアイデアに期待するとした上で、 「工場内の機械はそのままで、見やすく分かりやすいをコンセプトに、作家の 創作や来場者の陶芸体験の場も設けたい」と話した。  小松市によると、昔ながらの製法を用いた製土場は全国でも少なく、産業遺 産としての価値が高い。製土場はすでに観光ルートの一つとして認知されてお り、市は新施設を石文化や九谷焼の魅力を伝える施設にする方針である。   ★〔花坂陶石(はなさか・とうせき)〕  小松市花坂町で採れる九谷焼の原料。1811(文化8)年に陶工本多貞吉 が発見した。粘りのある加工しやすい粘土を作ることができるため、石川県内 のほとんどの九谷焼作家が使っている。日本遺産「小松の石文化」を構成する 資源の一つである。 〈03〉2017年01月19日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎7月に五輪合宿の第1弾 ニュージーランドのカヌー連盟小松市木場潟で  ニュージーランド(NZ)のカヌー連盟のグレッグ・オーウェン選手強化部 長らが18日、県庁に谷本正憲知事を訪ね、2020年東京五輪・パラリンピ ックに向けた強化合宿を小松市の木場潟で開催することを表明した。県内で五 輪関係の合宿が決まるのは初めてで、オーウェン部長は選手の強化にとどまら ず、高校生との合同練習などで地元との交流も深めていく考えを示した。  懇談で谷本知事が木場潟での事前合宿を呼び掛けたのに対し、17日に現地 を視察したオーウェン部長は「トレーニングキャンプにふさわしい場所だった。 半年後にナショナルチームを連れて合宿する」と答えた。7月に約2週間、選 手5〜7人が入る予定で、オーウェン部長は五輪本番の直前合宿まで4年間、 継続して実施するとした。  懇談後、記者団の取材に応じたオーウェン部長は木場潟を選んだ理由として、 カヌー専用コースや設備、水面の状況、練習に集中できる静かな環境などを挙 げた。訪問にはレネ・オルセン筆頭コーチ、カヌー日本代表のイスパス・オク タビアン・バジル監督、日本カヌー連盟専務理事に就く古谷利彦氏(寺井高教 諭)が同行した。  東京五輪の合宿誘致に関して県は、県内競技団体の人脈を生かした活動に力 を入れている。今回は県協会が日本カヌー連盟を通じ、ニュージーランドの連 盟に呼び掛けた。県によると、木場潟を「ホーム」とし、年間約150日の練 習を行う日本代表のオクタビアン監督が国際大会の際にニュージーランド側に 強く働き掛けたという。  懇談後、谷本知事は「他国に自信を持って合宿の誘致を働き掛けていく足掛 かりになる。幸先のいいスタートが切れた」と喜んだ。一行は小松市役所で和 田慎司市長にも合宿開催を報告した。 〈04〉2017年01月18日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ボランティア活動拠点に改修 小松市の第一地区コミュニティセンター  小松市は、同市白江町の第一地区コミュニティセンターを、市民のボランテ ィア活動の拠点施設に改修する。来年4月のリニューアルオープン時には、同 市社会福祉協議会の事務局をセンターへ移すとともに、各種ボランティア団体 が自由に使えるスペースを備える。大学と連携した通信講座を行う部屋も整備 し、地域福祉の進展と生涯学習を推進する。  市によると、同センターは現在、主に住民のサークル活動や会議、地元第一 校下の文化祭などに利用されている。ただ、部屋ごとの稼働率は2015年度 が34%にとどまり、市はボランティア団体の利用を促すことで、2018年 度に稼働率を60%に引き上げることを目指す。  改修では、利用頻度が少ない2階の休憩スペースに間仕切りを設け、ボラン ティア団体の活動場所に改修する。更衣室は、利用団体の収納庫として活用す るほか、音訳ボランティアグループが録音作業に集中できるよう、物置部屋を 録音室に変更する。  防音機能がある視聴覚室は、シアタールームに整備する。エントランスホー ルには、来館者がくつろげるオープンカフェを開設することなどを想定してい る。  子どもや高齢者、障害者に配慮したユニバーサルデザインにする方針で、市 の担当者は「多くの市民が集う施設に改修したい」と話した。 〈05〉2017年01月17日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎高校野球大会で地域振興 地元校と県外強豪校が対戦 小松商工会議所  小松商工会議所は、市内全6高校と県外の強豪校が対戦する高校野球リーグ 大会「小松勧進帳カップ」(仮称)の開催を決めた。市内外から大勢の人が観 戦に訪れやすい時期に催すことで、アマチュアスポーツの振興と、地元商店街 への経済波及効果と地域活性化につなげる。第1回大会は8月19、20日に 小松弁慶スタジアムで開き、各校OBだけでなく、全国の野球ファンを小松に 引き付ける。  小松勧進帳カップには、いずれも甲子園出場経験がある小松、小松明峰、小 松工、小松大谷の4校をはじめ、小松商、小松市立が参加する。県外からは今 年は1校、来年以降は2校が参戦する予定。今年は8月、来年以降は春休み時 期の開催を予定する。  計画では、予選リーグと、上位チームによる順位決定トーナメントを行う。 優勝チームには、九谷焼作家が制作した特製カップを贈る方針である。  小松商工会議所は、ハンドボールやカヌーなど競技力の高いアマチュアスポ ーツを生かした地域活性化を図る方針を掲げている。高校野球に焦点を当てた リーグ大会の取り組みは、その第1弾となる。  大会を通じて、高校球児の競技力を向上させるとともに、球児の熱戦を通じ て誘客を図り、まちなかの賑わい創出につなげる。国際便が運航する小松空港 を活用し、将来的には、国外からチームを招く構想もある。  同会議所は市と連携して大会準備を進める方針で、小松高野球部OBの西正 次会頭は「スポーツで小松を元気にして、地域振興を図りたい」と話した。 〈06〉2017年01月14日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「石文化」を未来に継承 小松市創造会議 10年プラン策定へ  小松市の「こまつ珠玉と石の文化」創造会議の第3回会合は13日、市役所 で開かれ、市側は、日本遺産「小松の石文化」の資源活用や未来への技術継承 を柱とし、具体的な数値目標を盛り込んだ10年プランを提案した。  プラン案は「貴重な資源、先人の技と心を継承」を基本理念に掲げた。技と 心の継承、資源の保全と活用、知名度アップの3項目のミッション(使命)を 設け、実現に向けて、石材を使った新商品開発や海外からの誘客など、6項目 のアクション(行動)を定めた。  2025年までに、専門家の視察を30件、石の文化遺産の認定を60件に 増やすなどの達成目標を示した。委員からは「石文化に特化した博物館を造る べきだ」などの意見が出された。  会合には委員7人が出席し、和田慎司市長があいさつした。今後、市側が会 合で上がった意見を基に細部を検討し、プランを策定する。 〈07〉2017年01月13日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎競技の枠を超え合同合宿 五輪へ中学高校のトップ選手  2020年の東京五輪出場を狙う選手の育成を目指し、小松市は水泳(飛び 込み)、ハンドボール、カヌー、トランポリンの全国レベルの大会で上位入賞 した中高生を集めた合同合宿を初めて実施する。競技の枠を超えて互いを刺激 し合い、それぞれの競技への意欲を高める狙いだ。14日から1泊2日の日程 で、食事、精神面に関する専門知識の習得や体幹を鍛えるトレーニングに取り 組む。  合同合宿に参加するのは、飛び込みでは昨年のインターハイの板飛び込みで 優勝した中秀太郎選手(小松市立高1年)ら高校生4人、ハンドボールでは同 じくインターハイで女子ベスト16入りした小松市立高のメンバー4人が参加 する。カヌーでは昨年の国体で4位入賞した久保領雄音選手(同2年)ら高校 生4人、トランポリンではインド・パシフィック競技選手権で準優勝した田中 沙季選手(南部中1年)ら中高生4人で、総勢男女計16人となる。  合宿初日は、湯快リゾート粟津グランドホテルが会場で、講義が中心となる。  北陸体力科学研究所(小松市)の勝木保夫理事長がけがの予防や処置の方法 を解説し、同研究所のスポーツ栄養士は競技や選手に合った食事量などを説明 する。スポーツメンタルトレーニング指導士の資格を持つ村山孝之金大准教授 は最大限の力を発揮するために精神をコントロールする方法を伝授する。  2日目は、同研究所運動指導員の指導で腹筋や背筋など上半身を鍛え、朝食 後は会場を小松大谷高に移し、器具を使ったウエートトレーニングをみっちり 2時間半行う。  現在、異なる競技の選手が交流する機会はほとんどなく、合宿では同世代の トップ選手同士がどんな思いで競技に臨んでいるかや目標などを語り合っても らい、それぞれの競技にさらに打ち込むきっかけにしてもらう。 ●新年度以降も継続  市は合同合宿を新年度以降も継続する方針で、担当者は「小松出身の五輪選 手に追い付き、追い越す選手を育てたい」と話した。 〈08〉2017年01月12日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ぐい飲み手にはしご酒を16店で1杯目無料 粟津温泉観光協会   小松市の粟津温泉観光協会は温泉街の飲食店16店舗と連携し、各旅館で販 売する特製のぐい飲みを持参した客に対し、各店が日本酒1杯をサービスする キャンペーンを23日から始める。特典は購入した日に限られるものの、複数 の店舗をはしごしても全店で1杯目が無料となる趣向で、夜の粟津温泉に活気 をもたらすのが狙いだ。2018年の開湯1300年祭に向け、温泉旅館と飲 食店が一丸となって盛り上げを図る。  粟津温泉ぐい飲みキャンペーンと銘打ち、3月末まで行う。同温泉にある辻 のや花乃庄、のとや、法師、かたやま緑華苑、露天のゆ金閣、喜多八の6旅館 の宿泊客が対象となる。  各旅館は開湯1300年祭のロゴマークが入った九谷焼の記念ぐい飲みを5 00円で販売する。購入したぐい飲みを持って、すし店や焼き肉店、食堂など キャンペーン参加店舗に来店すると、日本酒を1杯無料で提供してもらえる。  参加当日に限り、全ての店舗で1杯目が無料で、同じ店舗での2杯目以降や 料理は別料金となる。西出酒造(同市下粟津町)の「春心」など地酒を中心に 提供し、飲み比べを楽しめるようにする。  同協会によると、夏は日が暮れてからも街歩きを楽しむ観光客が多いが、寒 い冬季には飲食店の客足が遠のく傾向にある。観光客が街に繰り出すことを促 し、飲食店のにぎわいにつなげようと企画した。担当者は「たくさんの店舗を 回って1杯飲んでもらい、お気に入りの店を見つけてほしい」と話した。 〈09〉2017年01月11日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小中校体育館の9割を洋式化 避難所のトイレ、高齢者に優しく   小松市は、災害時に避難所となる小中学校体育館のトイレの洋式化を推進し、 新年度、トイレを有する施設で整備率を約9割に高める。洋式は和式に比べて、 体への負担が軽いとされ、高齢者や障害者らに配慮するのが狙いだ。観光施設 についても、市内で増加傾向にある外国人客が和式に慣れていないため、日用 苔(ひようこけ)の里がある地元町会に改修費を補助し、小松を訪れる人が快 適に利用できる環境を整える。  小中学校体育館のトイレの洋式化は、2011年度から耐震化工事に併せて 計画的に進めてきた。新年度には丸内中と安宅中で、手すりの設置や段差を解 消したバリアフリーに対応した洋式トイレにする。  市教委によると、両校の改修によって、全35小中学校のうち、体育館にト イレがある30校で、少なくとも1基は洋式便器となる格好だ。洋式化の比率 も全113基の約90%に当たる102基になる。残る11基は、和式が使い やすい市民のために残す。  大規模な大会が開催されるスポーツ施設でも洋式化を進め、こまつドームで 7基、末広テニスコート(S・フォーティーンコート)と末広屋内・屋外プー ルで各3基を洋式に整備する。  市は、男女計6基がすべて和式の日用苔の里についても、外国人が好む洋式 便器が必要として、地元日用町に改修費を補助する。車椅子でも利用できる多 機能トイレとし、外壁には地元日用杉を用いて美観向上を図るため、補助費用 は700万円とした。  市施設にあるトイレの洋式化の比率(昨年10月時点)は66%で、市は今 年度内に策定する「やさしいまちづくり推進プラン」に数値目標を盛り込む。 担当者は「トイレは市の品格やイメージにつながる。きれいで使いやすいトイ レを増やしていきたい」と話した。 〈10〉2017年01月10日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎イ草のしめ飾り好評 小松産 生産農家と花店が制作  小松市内で唯一、イ草を生産する農家と花店が制作し、昨年末に販売したイ 草のしめ飾りが、購入者から「青々として香りがいい」などと好評を得た。畳 表には長さが足りずに処分していたイ草の有効活用にもなっており、関係者は イ草の用途を広げ、需要を開拓する新アイテムとして定着を目指したい考えだ。  イ草を使ったしめ飾りを手掛けたのは、宮本農産(白江町)と花の屋(日の 出町)で、長さ25センチのイ草を束ねて水引や縁起物の小物をあしらったし め飾り(1500円)と、長さ40センチのイ草と松の枝、水引などを用いた 一回り大きいしめ飾り(3500円)の2種類を作った。  宮本農産によると、しめ飾りに使用したイ草には、畳表を制作する際の工程 の一つである「泥染め」を施さず、小松産イ草そのものの色合いを残したとい う。  イ草のしめ飾りは一昨年末に試験的に市内2カ所で販売した。昨年末には大 小2種類のしめ飾りを計80個作り、花の屋、道の駅こまつ木場潟の市内2カ 所のほか、農産物生産加工販売の六星(白山市)を通じて白山、金沢の各1カ 所でも販売した。  生産地の北限とされる小松で育てられたイ草は、丈夫で青々とした色が長持 ちする特長がある。  市内では産地復興を目指し、宮本農産や畳職人、デザイナーらが5年前に 「小松イ草拡大プロジェクト」を始動させ、洋間でも使える「置きたたみ」や、 たたんで片付けられる椅子「たたみスツール」などを開発した。  イ草のしめ飾りについて、花の屋の東野健一代表は「イ草の新たな用途とし て興味を示す小売、卸売業者も多い」と話し、宮本農産5代目の宮本健一さん (29)は「水引を取り外して正月以外にも室内に飾ってもらうなど、1年を 通してイ草に触れてほしい」と語った。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。 申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「小松ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・「ふるさとメール・小松」の申し込みや解除は、小松市や北國新聞社のホー  ムページから行うことができます。   小松市のホームページ   http://www.city.komatsu.lg.jp/   北國新聞社のホームページ http://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------