_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.169     _/ _/              平成28年 2月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.169をお届けします。 2月14日(日)バレンタインデーはJR小松駅周辺に出掛けましょう。当日は 「こまつハートフル鍋まつり」、「グローバルチャレンジフェア」、「ワーク ・ライフ・バランスフェスタ」が同時開催。ご家族そろってお越しください。 ●こまつハートフル鍋まつり こまつ地美絵鍋(シシ肉の味噌鍋)、里山の恵みおでん、安宅つみれ鍋など、 あったかグルメが盛りだくさん。また、市内音楽団体による演奏ステージなど もあります。身も心も温まろう! とき 2月14日(日)10時〜15時 ところ JR小松駅高架下(駅南側) ◎お得な前売券発売中!! 販売場所 小松市役所観光交流課、ぶっさんや(こまつ芸術劇場うらら1階)、 カブッキータウンこまつ 料金 500円(100円綴りの食券が6枚)※限定300枚 問い合わせ こまつグルメイベント実行委員会(観光交流課内) 0761・24・ 8076 ●グローバルチャレンジフェア  国際交流や海外留学に興味のある人、外国人とお話してみたい人などにぴっ たり!世界がぐんと近く感じられます。各種体験に参加または姉妹都市である ブラジル・スザノ市に送る絵本を3冊以上寄附すると、ミニチョコレート詰め 放題に参加できます。 とき 2月14日(日)10時〜15時 ところ こまつ芸術劇場うらら 内容 留学相談コーナーやグローバルカフェ(外国人とおしゃべりできるカフ ェ)、民族衣装体験など 入場料 無料 問い合わせ 国際都市推進課 0761・24・8039 ●ワーク・ライフ・バランスフェスタ〜みんなで“ほかほか・にこにこ”大会 〜 とき 2月14日(日)10時〜16時 ところ サイエンスヒルズこまつ 内容 【ほかほかファミリー教室】レクリエーションやデコレーションカップ ケーキ作り(参加費:500円)。【トークショー】出演:石川テレビアナウン サー稲垣真一さん、地元シンガー森田観光さん【みんなで“にこにこ”カフェ 】仕事・育児・家事に関する日頃の思いを話し合います。【ワーク・ライフ・ バランス写真展】ワーク・ライフ・バランスにちなんだ写真を募集しています。 そのほか ほかほかファミリー教室とみんなで“にこにこ”カフェは2月10日 (水)までの事前申し込みで特典がもらえます。当日参加もできます。 問い合わせ 市民協働課 0761・24・8217 ◆◆和田市長にココが聞きたい◆◆ ●今月のテーマは「全国が注目する住みよいまちとひとづくり」です。 こまつちゃん 住みやすさにおいて、小松市は全国から高い評価を受けていますね。 和田市長  集積されたものづくり産業、空港や鉄道などの優れた交通インフラ、里山や 木場潟の自然環境など、小松市には発展に欠かせない都市要素が充実していま す。また、曳山子供歌舞伎250年の歴史が証明するように、町人文化の伝統や 支え合いの精神が色濃く残っており、市民力や地域の絆が失われずに存在して います。  こうしたまちの魅力を背景に、子供からシニアまでの全ての人が夢を描ける、 はつらつと躍動した笑顔いっぱいのまちづくりを着実に進めてきました。その 成果が北陸の際立ったまち「国際都市こまつ」のブランド力向上や定住促進に つながっていると改めて感じています。 こまつちゃん 地方創生のモデルとしても全国から注目されていますね。 和田市長 コマツが本社機能の一部を東京から小松に移転するなど、小松市が地方創生の モデルとして注目されています。地方移転により雇用を創出し、地方の活力や 経済に貢献する取り組みですが、小松勤務になったことで子育てしやすい環境 が整い、勤務社員の子育てと仕事の両立につながっていると聞いております。 まちの活力と未来の創生において「ひとづくり」は欠かせません。小松には子 育て支援はもちろん、サイエンスヒルズこまつ、空とこども絵本館、航空プラ ザなど、子供の成長を応援する施設が数多く存在します。こうした施設や市民 の皆様との共創力とアイデアで、ふるさと小松に愛着と誇りを抱いた子供達を 育み、小松に住むことに幸せを感じるまちを目指してまいりましょう。 ◆◆文化ガイド◆◆ ●こまつルネサンス2016−市民美術の祭典− 小松市民を中心にしたアマチュア美術公募展「こまつルネサンス」の入賞作品 を含めた全応募作品を展示します。 会期 2月27日(土)〜3月6日(日)9時〜17時(最終日は16時まで) ところ 市民ギャラリールフレ(小松市立博物館1階) 入館料 無料 問い合わせ 文化創造課 0761・24・8130 ●古代体験春まつり  古代ものづくり体験や古代食の試食など参加型の歴史学習イベント。 とき 3月6日(日)9時30分〜12時、13時30分〜16時 ところ 埋蔵文化財センター 対象 小学生以上(小学3年生以下は保護者同伴) 定員 各100人(先着順、申し込み) 参加費 無料 問い合わせ 埋蔵文化財センター 0761・47・5713 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761・24・8016   FAX :0761・24・5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 小|松|ニ|ュ|ー|ス|// ---------------------------------------------------------------------- 01:コンビニで住民票交付 小松市 マイナンバーの個人番号カードを活用 02:国際物流の拠点化に期待 小松―アゼルバイジャン貨物便が就航 03:絵本を交換、絆深める 小松市とブラジル・スザノ市 日本語学習に活用 04:新春彩る美の競演 「花・書・茶」展、小松市で開幕 05:小松市粟津の活気へ、廃旅館を落札 競売で温泉旅館協同組合 06:石の持ち出し阻止へ巡回 小松市那谷、菩提、滝ケ原の住民有志 07:曳山8基、昼にそろい踏み 「お旅まつり」 250周年を盛り上げ 08:「睦習館」で規則正しく 小松市松東中の寄宿舎 17人が入寮 09:小松市産の大麦でサプリメント 地元農産物の活用に期待 10:中心市街地と安宅町を重伝建候補地に 小松市 国に申請へ選定 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2016年01月26日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎コンビニで住民票交付 小松市 マイナンバーの個人番号カードを活用  小松市、能美市、津幡町は25日、マイナンバー制度の個人番号カードを使 ってコンビニエンスストアで住民票の写しなど各種証明書を取得できるサービ スを、石川県内自治体のトップを切って開始した。午前6時半〜午後11時ま で全国のコンビニで交付が可能になり、関係者が利便性向上に期待した。  交付サービスは、店内のマルチコピー機に個人番号カードを読み取らせると、 住民票の写しや戸籍証明書、印鑑登録証明書が印刷される。小松市は所得課税 証明書も発行できる。手数料は役場窓口と同額で、全国のセブン―イレブン、 ローソン、サークルKサンクス、ファミリーマートで利用できる。  小松市役所、能美市辰口町と津幡町加賀爪のコンビニでは、交付開始セレモ ニーが行われた。小松市役所にはマルチコピー機1台が設置され、小松市以外 の自治体のカードも使用できるようにする。  県内のほかの自治体もサービス導入の準備を進めており、中能登町が2月中、 金沢市が5月中の運用開始を予定する。 〈02〉2016年01月25日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎国際物流の拠点化に期待 小松―アゼルバイジャン貨物便が就航  カスピ海西岸に位置するアゼルバイジャンと小松空港を結ぶ国際貨物便が2 4日、就航した。首都バクーに本社を置く貨物専門航空会社「シルクウェイ・ ウエスト・エアラインズ」が日曜と木曜の週2便、チャーター便として運航す る。小松空港の国際貨物便路線就航は1994(平成6)年の欧州・カーゴル クス便に続く2路線目で、関係者は西アジアと結ぶ新路線の定期便化を視野に 入れ、日本海側の国際物流拠点化に期待を膨らませた。  就航セレモニーが小松空港ビルで行われ、谷本正憲知事はあいさつで「小松 空港の国際化に厚みが増し、大きな弾みになった」と歓迎した。当面はチャー ター便として運航され、谷本知事は定期便化に向けて「関係方面への働き掛け に最善を尽くす」と意欲を示した。  ギュルセル・イスマイルザーデ駐日アゼルバイジャン大使も定期便化に加え、 両国間のビジネス交流や貿易の発展に期待感を示した。「シルクウェイ・ウエ スト・エアラインズ」のヌリッド・アリエフ・アジア太平洋地区副社長は「今 回の就航がうまくいくよう大いに期待している」と述べた。西田昭二石川県議 会副議長、竹村信一小松市副市長、深山彬小松空港国際化推進協議会長も祝辞 を贈った。  アゼルバイジャンの貨物便は、バクーにあるヘイダル・アリエフ国際空港を 出発後、小松空港に日曜と木曜の午後に降り立ち、ソウル経由でバクーに戻る。 就航第1便では、医療用検査装置や工作機械など約30トンが輸入され、自動 車部品など約10トンが輸出された。  日本とアゼルバイジャンは航空協定を結んでいないため、旅客、貨物とも定 期便はない。小松便は協定を締結していなくても運航できるチャーター便とな る。しかし、チャーター便は年度ごとに国の認可が必要になるため、まずは今 年度内の運航となる。 〈03〉2016年01月25日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎絵本を交換、絆深める 小松市とブラジル・スザノ市 日本語学習に活用  県内最多のブラジル人が居住する小松市が、姉妹都市の同国・スザノ市と絵 本の交換に乗り出した。日本語とポルトガル語の絵本を贈り合うことで、スザ ノでは日系ブラジル人や日本に興味のある現地の子供が日本語を学び、小松で はブラジル出身者が母国語を忘れないために役立てる。両市は定期的に絵本を 交換し合う計画で、小松市は市民からも広く絵本を募り、国際交流への理解を 深めるきっかけとする。  小松市によると、スザノの日本語教室で普段から使っている絵本が古くなり、 小松でもブラジル出身者が母国語を忘れないため読んでいるポルトガル語の絵 本が傷み始めたため、双方の事情を知った両市の担当者が絵本の交換を決めた。  まず昨年3月、小松市国際交流協会の会員らが絵本をはじめ、小学校の算数、 理科などの教科書約90冊を集め、スザノ市に贈った。昨年9月にはスザノ市 の代表訪問団が小松市第一小を訪れ、絵本や児童書など約200冊を寄贈した。  小松市によると、小松からの絵本などはスザノ市内の日本語教室や小中学校 に配布され、小松市の担当者の元には感謝のメールが寄せられた。スザノから 小松に贈られた絵本などは第一小の国際教室「あっぷるるーむ」のほか、市の 空とこども絵本館や市国際交流協会にも贈られ、ブラジル出身者に喜ばれてい る。 ●県内最多の641人  小松市内には1月1日時点で県内最多の641人のブラジル人が住んでいる。  市は2月14日に県こまつ芸術劇場うららで開く「グローバルチャレンジフ ェア」で、絵本を3冊以上持参するとチョコレートがもらえる企画を用意した。 3月にスザノへ絵本を贈る予定で、担当者は「市民の協力を受けて絵本の交換 を続けたい」と話した。 〈04〉2016年01月23日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎新春彩る美の競演 「花・書・茶」展、小松市で開幕  第29回花・書・茶こまつ展(北國新聞社主催、テレビ金沢、ラジオこまつ、 エフエム石川など後援)は22日、小松市民ギャラリー「ルフレ」で開幕した。 初日から多くの愛好者が訪れ、新春を彩る豪華な伝統美の競演を堪能した。  南加賀地区を拠点に活躍する華道家と書道家各32人、茶道宗匠(そうしょ う)8人の計72人が参加した。会場には、ペットボトルや発泡スチロールな どを用い、花材を大胆にあしらった意欲作や、力強い筆致に個性がにじむ書が 並んだ。茶席では生駒宗園社中がもてなした。  開場式では、砂塚隆広北國新聞社常務があいさつし、竹村信一副市長、高野 哲郎市議会副議長が祝辞を贈った。和田衞小松商工会議所会頭、北村嘉章市教 育委員、藤井義弘市文化協会長、飯田真寿小松地区華道連合会長、北野勝彦市 書道協会理事長、岩谷宗美市茶道協会長が加わり、テープカットした。  小松地区華道連合会、市書道協会、裏千家小松茶道会、表千家小松松晴(し ょうせい)会、墨(ぼく)游(ゆう)会、金沢玄心(げんしん)会、三湖(さ んこ)書道会、筆正(ひっせい)会、山斗(さんと)書道会、墨心(ぼくしん) 会が協力した。26日まで開かれた。 〈05〉2016年01月20日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松市粟津の活気へ、廃旅館を落札 競売で温泉旅館協同組合  粟津温泉旅館協同組合(小松市)は、同温泉の中心部にあり2012年に営 業を休止した老舗旅館「かみや」の土地と建物を買い取った。石川県内で温泉 地の組合が廃旅館を取得するのは珍しいという。組合は2年後の開湯1300 年へ建物を解体・撤去して跡地を活用する方針で、中心部を刷新し、湯の街の 活気につなげる。  粟津温泉旅館協同組合によると、かみやは1868(明治元)年創業で、客 室数は約40室、敷地面積は約4300平方メートルとなる。2012年に客 足が伸び悩んで休業となり、施設の利用方法が決まらないまま放置されていた。  土地と建物は昨年10月に競売に出され、11月に組合が1008万円で落 札した。すでに支払いを終えているという。同組合が廃旅館を取得するのは初 めてで、和倉、片山津、山代、山中の各温泉旅館協同組合によると、それぞれ の組合で廃旅館を買い取った例はないという。  粟津温泉は2018年の開湯1300年に向けて、昨年9月に組合員や町内 会、住民らでつくる「1300年祭実行委員会」を発足させた。中心部の廃旅 館を処分、跡地を有効活用して、節目の年の盛り上げを図る。  跡地は公園などにする案が出ている。毎年8月に行われている粟津温泉最大 のイベント「おっしょべ祭り」では、「かみや」の前に特設ステージを設け、 参加団体が列になって踊りを楽しんでいるが、手狭でステージや観客用スペー スが十分取れていなかった。  粟津温泉旅館協同組合代表理事で1300年祭実行委員長の桂木実さんは 「1300年祭に向けて、温泉街ににぎわいが生まれるような活用策を考えた い」と話した。 〈06〉2016年01月18日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎石の持ち出し阻止へ巡回 小松市那谷、菩提、滝ケ原の住民有志  小松市南部に位置する那谷、菩提(ぼだい)、滝ケ原の3町内会の住民有志 は17日、碧(へき)玉(ぎょく)や瑪瑙(めのう)など同地区で産出される 石が大量に町外に持ち出されることを防ぐため、パトロールを始めた。市がP Rに努める「小松の石文化」の知名度向上に伴い、原石を勝手に持ち去らない ように、住民は「地域の宝は地域で守る」と意気込んでいる。  3町内会の住民は各町内を定期的に巡回し、石を探したり、拾い集めたりし ている人に町外へ持ち出さないよう声を掛ける。住民は市から支給された「パ トロール中」の腕章を着用し、私有地で道具を使って掘り起こしたり、大量に 石を持ち去ろうとするなど悪質な場面を見つけたら、関係機関に報告して対応 する。  市によると、那谷、菩提、滝ケ原の各地区では、碧玉や瑪瑙のほか、紫水晶 (むらさきすいしょう)や流紋岩(りゅうもんがん)などが産出される。弥生 時代に管玉(くだたま)などの装飾品の素材として使われた碧玉は、岩脈の一 部が地表に露出した「露頭(ろとう)」が同地区で確認されており、市は監視 カメラの設置に向けて準備を進めている。  石の収集を趣味とする人は少なくなく、近年は鉱石を探すミネラル・ウオッ チングが全国的に人気を集めている。3町内会の住民によると、町外から谷あ いや川沿いに石を拾いに来る人もいるという。  市の担当者は「住民自ら立ち上がり、目を光らせてくれるのはありがたい」 と話し、滝ケ原町内会の谷口英則会長は「これまでは大目に見てきたが、今後 は厳重に監視し、地域の活性化につながる宝を守っていきたい」と語った。 〈07〉2016年01月15日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎曳山8基、昼にそろい踏み 「お旅まつり」 250周年を盛り上げ  小松市の曳山(ひきやま)八基曳揃(ひきぞろ)え実行委員会は、5月のお 旅まつりで豪華絢爛(けんらん)な曳山が集結するメーン行事「曳山八基曳揃 え」の公開時間を延長することを決めた。曳揃え会場では夜間のみ上演してい た子供歌舞伎を昼間にも行い、1万5千人を超える観客が詰め掛ける最大の見 せ場を増やす。2011年に浮上した計画は東日本大震災の発生で自粛した経 緯があり、5年越しの取り組みとして、曳山子供歌舞伎250周年を迎える節 目のまつりを盛り上げる。  昨年の曳山八基曳揃え会場では、午後6〜8時に子供歌舞伎が上演され、当 番町の京町と大文字町の子供役者がそれぞれの曳山で1回ずつ披露した。  同実行委によると、例年5月の開催日は夜が更けるにつれて寒くなり、上演 途中で会場を後にする観光客も少なくない。帰宅時間が遅くなることを敬遠す る声もあることから、今年は5月14日に曳山8基が集結する曳揃えを約3時 間早めて午後3時ごろに完了し、昼間にも子供歌舞伎を上演することにした。  同実行委事務局を務める小松市は、お旅まつり期間中の宿泊客が多い粟津温 泉や旅行会社などに曳山八基曳揃えの変更点を周知し、例年以上の集客につな げたい考えである。  同実行委によると、曳山八基曳揃えは1990(平成2)年から始まり、市 役所前とJR小松駅前を会場に毎年交互に開催してきた。 ●東日本大震災で計画中止  曳山八基曳揃えの時間延長を計画した2011年は東日本大震災の発生を受 け、小松曳山八町連絡協議会が八基曳揃えの中止も一時協議したが、結局は夜 間のみ橋北地区の3基と橋南地区の5基に分かれる形で行われた。12年から は橋北に3基、橋南に5基が集まる昼の部、細工町交差点に8基がそろう夜の 部の2部構成となった。8基がそろった会場で子供歌舞伎が昼と夜の2度上演 されるのは今年が初めてとなる。  市の担当者は「ライトアップされた夜の曳山は見応えがあるが、昼間も迫力 十分だ。お旅まつりの一番の魅力を多くの人に伝えたい」と話した。 ★〔お旅まつり(おたび・まつり)〕  小松市の莵橋神社の春季例大祭、本折日吉神社の春季大祭で、1640(寛 永17)年ごろ始まった。曳山子供歌舞伎は1766(明和3)年ごろ上演さ れるようになったと推定され、現在は曳山を所有する8町のうち、当番町2町 の児童が曳山の上で歌舞伎を上演するのが呼び物となっている。 〈08〉2016年01月09日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「睦習館」で規則正しく 小松市松東中の寄宿舎 17人が入寮  県内小中学校唯一の冬季寄宿舎である小松市松東中の「睦習(ぼくしゅう) 館」で8日、今季の入寮式が行われ、1〜3年生17人が2月19日までの集 団生活を始めた。  安田均校長、石黒和彦市教育長があいさつし、寮長を務める釜井翔平君(3 年)が「規則正しい習慣を身につけ、より良い時間を過ごしたい」と決意を語 った。指導役を担う教諭や教員免許を持つ舎監2人が紹介され、入寮式終了後、 生徒らは昼食会を楽しんだ。  同校は中山間地に位置していることから、同館は積雪時に通学が困難だった り、観音下(かながそ)町や大杉町などの遠方に住む生徒を中心に受け入れて いる。  今年は男子14人、女子3人が一部屋3〜4人に分かれて寝食を共にする。 市内全域から通学できる「広域通学モデル校」に指定されており、校区外の生 徒5人も入寮した。  入寮生は平日は午前6時40分に起床し、全員で宿舎内を清掃してから登校 する。寮に帰った後は午後8時から約2時間の学習時間がある。携帯電話やゲ ーム、菓子などの持ち込みは禁止となっている。 〈09〉2016年01月08日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松市産の大麦でサプリメント 地元農産物の活用に期待  小松ソフィア病院(小松市)が小松産の大麦を使った健康補助食品のサプリ メントを開発した。小松は県内最大の大麦産地で、地元農産物の需要拡大やP Rを図る小松市が開発を依頼した。同病院は小松が北陸一の生産量を誇るトマ トを生かしたサプリメントも手掛ける予定で、関係者は小松産農産物の新たな 活用に期待を寄せている。  同病院と市、JA小松市、金大が連携して開発し、大佛堂製薬(奈良県御所 市)が製造を担当した。内容量や商品名など細部を詰め、今月から専門業者に 委託してインターネット上で販売する。  同病院や市によると、大麦に含まれる食物繊維には血糖値の改善効果がある ことが分かっており、開発したサプリメントにはダイエット効果や腸の調子を 整える効果が期待される。  小松市では、地元農産物の6次産業化推進に向け、市とJA小松市、建機大 手コマツが連携協定を結び、大麦のピューレや関連商品の開発に取り組んでい る。七尾市出身のパティシエ辻口博啓さんが手掛けたバウムクーヘン「大麦バ ウム」をはじめ、パンや菓子などが販売されているが、これまで地元産農産物 で作ったサプリメントはないという。 ●トマトや大豆でも  小松ソフィア病院は今後、抗酸化作用に優れ、美肌にも良いとされるリコピ ンを含むトマトのほか、大豆やニンジンでもサプリメントを作る考えだ。開発 担当者の服部香里診療技術部長は「医療の分野から第1次産業の農業を応援し、 地域が元気になればうれしい」と話した。 〈10〉2016年01月07日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎中心市街地と安宅町を重伝建候補地に 小松市 国に申請へ選定  小松市は、重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)選定に向け国に申請する 候補地に、こまつ町家の街並みが残る「中心市街地」と、北前船の交易で栄え、 歌舞伎「勧進帳」の舞台で知られる「安宅町」の2カ所を選んだ。今後、市は 伝統的建物や街並みの保存のあり方について、国や県と協議を進めていく。  重伝建の候補地選定に向け、市は市内全域を対象に市史や市景観計画などの 文献や資料を調査し、伝統的建造物などが集積する19地区を抽出した。さら に、文化財的な価値のある建造物の有無や景観のまとまり状況などを現地で確 認し、最終的に8地区を選んだ。  中心市街地は、北国街道沿いや、お旅まつりで子供歌舞伎を上演する「曳山 (ひきやま)八町」を中心に歴史的街並みが形成されている。安宅地区は、梯 川の左岸側が勧進帳の舞台で県史跡安宅の関跡があり、右岸側には北前船の船 主や廻船(かいせん)問屋の家並みが連なっている。  市によると、両地区の住民を対象に実施した、景観を生かしたまちづくりへ の意向調査では、必要に応じて伝統的な建物や街並みを保存すべきとの意見が 多数あることを確認した。一方で、伝統を継承する後継者がいないという課題 も見つかった。  両地区の他に候補地に挙がった6地区は、里山の豊かな自然景観や小松の石 文化を発信する「滝ケ原町」をはじめ、那谷寺や門前集落で風情のある街並み をつくる「那谷町」、日本有数のコケ群生地で注目を集める「日用町」などで、 重伝建以外による街並みの保存方法を検討する。  県内の重伝建は「東山ひがし」(金沢市)「黒島地区」(輪島市)「白峰」 (白山市)「加賀東谷」(加賀市)など8地区で、小松市にはない。市による と、重伝建に選ばれるまでには一般的に5、6年掛かるされる。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。 申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「小松ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・「ふるさとメール・小松」の申し込みや解除は、小松市や北國新聞社のホー  ムページから行うことができます。   小松市のホームページ   http://www.city.komatsu.lg.jp/   北國新聞社のホームページ http://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------