_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.166     _/ _/              平成27年 11月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.166をお届けします。  豊かな自然環境と、安心・安全で美味しい農林水産物に恵まれた小松市で 「第17回米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」が開催されます。コンクー ルでは全国から出品された自慢のお米の品質と味を競い合い、試食審査等によ り金賞米を決定します。当日は、辻口博啓パティシエ考案「大麦バウム」など のこまつもんブランド商品販売ブースも設置します。おいしいこまつの恵みを お楽しみください。 ●第17回米・食味分析鑑定コンクール:国際大会 ところ こまつ芸術劇場うらら大ホール 入場料 無料 【大会日程】 ◎11月22日(日)10時〜15時 内容 講演「グローバルな競争に打ち勝つ米づくり」(講師:国際名稲会会員 6人)、都道府県代表お米選手権 官能審査など ◎11月23日(月・祝)9時〜15時30分 内容 パネルディスカッション「安全・安心・おいしい食ブランドと地域づく り」〔パティシエ・辻口博啓、フードジャーナリスト・里井真由美、小松市長 ・和田愼司(敬称略)〕、全国農業高校お米甲子園など 問い合わせ 環境王国こまつ推進本部 0761・24・8078 ◆◆和田市長にココが聞きたい◆◆ ●今月のテーマは「先人から受け継いだ財産を未来へ」です。 こまつちゃん 秋も深まり、木々もすっかり色付いてきました。 和田市長 紅葉の名所、那谷寺が平成29年に開創1300年の節目を迎えます。今年6月には、 ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで一つ星の認定を受け、県内外はもと より、海外観光客の増加にも期待が寄せられています。 今月6日から21日までの毎週金曜日と土曜日には「那谷寺 秋の夜灯り」と題 してライトアップが開催されます。静寂な秋の夜長、昼とはまた違った幻想的 な表情を味わってみてください。 こまつちゃん 小松には他にも誇れる財産がたくさんありますね。 和田市長  小松の食を代表するものに「小松とまと」があります。北陸一の生産量を誇 り、その歴史は50年に及びます。先月には「小松とまとコミッティ」が発足し ました。トマトを使った新たなメニューの開発で更なる魅力を高めましょう。 例えば、「トマト大福」もおいしそうですね。  さて、昭和34年に県内初の文化ホールとして開館し、市民の皆様に晴れの舞 台や記念行事などでご利用いただいてきた公会堂。今回、展望塔の工事を行う ことに伴い、今月2日から開館当時の様子などを展示したパネル展を開催しま す。ぜひこの機会に思い出を振り返ってみてはいかがでしょうか。  先人がこれまで守り培ってきた美しい景観、おいしい食、誇れる文化など、 かけがえのない財産である地域資源を未来へつなげていくことは、今を生きる 私達の使命です。一緒にふるさと小松の魅力を高めてまいりましょう。 ◆◆文化ガイド◆◆ ●小松伝統芸能祭 「歌舞伎のまち小松」を支える団体が一堂に会し、日頃の稽古の成果を披露し ます。日本の伝統芸能の魅力をぜひご堪能ください。 とき 11月14日(土)13時30分〜16時25分(13時開場)    11月15日(日)13時〜17時35分(12時30分開場) ところ こまつ芸術劇場うらら大ホール 入場料 無料 問い合わせ 文化創造課 0761・24・8130   □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761・24・8016   FAX :0761・24・5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 小|松|ニ|ュ|ー|ス|// ---------------------------------------------------------------------- 01:スマホ使ってサルを一網打尽 小松市が大型わな 遠隔操作でゲート封鎖 02:イ草のある生活を 生産農家は1軒、産地復興へ 11月、初のフェア  03:「多太神社の回向札」「木造十二神将立像」小松市文化財に指定 市教委 04:コケの里、食で広まれ 小松市日用町、地元食材を活用 菓子、弁当考案 05:両陛下の野立所が野外舞台に 全国植樹祭の小松市木場潟公園 06:ミラノで毛筆細字を実演 小松市の田村さん 九谷焼の魅力発信 07:過去最多の600人が乱舞 小松市どんどんまつり 08:河田山古墳群、調べて楽しむ 小松市埋蔵文化財センター 09:JR小松駅にレンタカー 新幹線を見据え高架下に出店 10:笑顔の「こまつ姫御前」 専田、成田、薮さん ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2015年10月25日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎スマホ使ってサルを一網打尽 小松市が大型わな 遠隔操作でゲート封鎖  小松市は11月、農作物被害に悩まされるサルの群れを一網打尽にする対策 に乗り出す。従来の小型わなでは一度に捕獲できる頭数が限られることから、 スマートフォンなどで遠隔操作するICT(情報通信技術)を駆使した大型の 囲いわなを設置し、大量捕獲による被害の軽減を目指す。他県の先進地では、 装置の効果が確認されており、小松市は有効な手だてとして期待を寄せている。  装置は、囲いわなに侵入したサルをセンサーで感知し、パソコンやスマホに メールで知らせる。わなはカメラで常時監視しており、メールを開いて指定の アドレスをクリックすると、カメラの映像が映し出され、ゲートを閉じるボタ ンが表示される。わなに入ったサルの頭数を確認しながら狙ったタイミングで スイッチを押せば、サルの群れを一網打尽にできる。  装置は、三重県農業研究所と鳥羽商船高専、電子回路設計などを手掛ける 「アイエスイー」(伊勢市)が共同開発し、2012(平成24)年9月に実 用化された。同社によると、昨年度末までに17道府県で93台が導入され、 一挙にサル60頭を捕獲したケースもあった。  小松市によると、市内では数年前から中ノ峠周辺でサルの群れが出没し、今 年は50〜60頭の群れがより市街地に近い原町辺りでも確認された。畑や家 庭菜園のナスやトウモロコシなどを中心に被害があり、市は小型の捕獲わな5 基を住民に貸し出しているが、今年度の捕獲頭数はわずか2頭にとどまってい る。  このため、市は最大100平方メートルまで広げられる大型の囲いわなを導 入し、ICTを駆使した装置を取り付けることにした。現在、効果を最大限発 揮できる設置場所を選定している。  石川県によると、サルによる農作物被害は昭和50年代後半から白山麓で確 認され始めた。出荷される農作物の被害額は県内で2011年に136万円、 12年に158万円、13年に76万円を記録した。昨年の111万円の内訳 は、白山市99万円、金沢市8万円だった。  小松市内の被害は現在、家庭菜園の野菜がほとんどで、今後、出荷される農 作物への被害を未然に防ぐため、サルの群れが市街地に拡大しないよう先手を 打つことにした。担当者は「効率的に捕獲するシステムとして運用技術を磨き、 サルで効果が出れば、イノシシなど、ほかの有害鳥獣にも応用したい」と話し た。 〈02〉2015年10月24日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎イ草のある生活を 生産農家は1軒、産地復興へ 11月、初のフェア   イ草の生産農家が1軒にまで減った小松市で11月、イ草を使ったものづく り体験や商品を展示するフェア(北國新聞社後援)が初めて開催される。畳表 の材料だけでなく多様な用途を紹介し、「イ草のある生活」を提案して、55 0年の歴史がある産地の復興へ足掛かりとする。  生産者や畳店などでつくる「小松イ草拡大プロジェクト」が11月29日の 開催へ、計画を進めている。  ものづくりを体験するワークショップでは、イ草でクリスマスリースや正月 飾り、ミニ畳を作る。畳店の店主らが指導し、畳の作り方の仕組みを教える。  商品展示では、同プロジェクトが開発した、イ草の敷物や置き畳、ベンチ、 スツールなどを並べ、肌触りの良さやリラックス効果がある魅力をアピールす る。  小松高の郷土同好会が今年度の全国郷土研究大会で優秀賞に輝いた、小松イ 草の発表を上映し、畳の製造工程が分かる展示も行う。  小松はイ草生産の北限とされ、小松産の畳表は硬く丈夫で美しい光沢が特長 とされる。加賀藩3代藩主前田利常が生産を奨励し、産地として知られたが、 住環境の変化と中国産の安いイ草の台頭で需要が減少した。栽培に手間がかか ることも影響し、最盛期の昭和30年代に市内で約1400戸あった生産農家 は現在、宮本農産(白江町)だけとなった。  市内では、産地復興を目指して生産者や畳職人、デザイナーらが3年前に同 プロジェクトを始動させ、宮本農産も昨年から刈り取り体験を行うなど、イ草 に親しむ機会を増やしている。4代目の宮本隆史さん(56)と5代目の健一 さん(27)は「地元の皆さんに歴史あるイ草を知ってもらい、日常生活の中 で使ってもらえるようにしたい」と話した。 〈03〉2015年10月22日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「多太神社の回向札」「木造十二神将立像」小松市文化財に指定 市教委  小松市教委は21日、歴史資料「多太神社の回向札(えこうふだ)」と彫刻 「木造十二神将立像(もくぞうじゅうにしんしょうりゅうぞう)」を市文化財 に指定すると発表した。11月3日に県こまつ芸術劇場うららで認証式が行わ れ、市指定文化財は計73件となる。  多太神社(上本折町)は平安時代の武将斎藤別当実盛(さいとうべっとうさ ねもり)の兜(かぶと)(国重要文化財)を所蔵している。  同神社が所有する回向札は、遊行寺(ゆぎょうじ)の名で知られる時宗総本 山清浄光寺(しょうじょうこうじ)(神奈川県藤沢市)の住職が、実盛の成仏 を願う供養「回向」を行い、同神社に奉納した木製の札19枚。「南無阿弥陀 仏(なむあみだぶつ)」や年月、住職の名前などが記され、実盛回向を知る上 で貴重な資料で、歴史的、民俗的な価値が高いとされた。  十二神将像は1925年(大正14)年、瀬領村に薬師堂が建てられた際、 高野山(和歌山県)の寺院から招請して安置され、1980年からは湯ノ沢温 泉分湯場(瀬領町)で保管されている。製作時期は鎌倉時代後半と推定され、 市教委によると、鎌倉時代以前に作られたものは少なく、極めて貴重であると した。 〈04〉2015年10月17日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎コケの里、食で広まれ 小松市日用町、地元食材を活用 菓子、弁当考案  国内有数のコケの群生地で知られる小松市日用町(ひようまち)の「コケの 里」を「食」で周知する動きが広がっている。地元食材を活用し、コケや日用 杉をイメージした菓子が考案され、同町にある古民家で味わう弁当も登場した。 関係者は小松の名所の魅力を伝える商品として定着することを期待している。  菓子を考案したのは山上福寿堂(材木町)で、JA小松市のブランド米「蛍 米」の米粉を使ってスポンジケーキを作り、抹茶でコケの緑色を表現した。小 松産の大麦で作ったサブレなどで日用杉の幹を表現した。  小豆のようかんを挟んだ「和」と、チョコレートをサンドした「洋」の2種 類を作った。各2個入り970円(税込み)で、同店のほか、道の駅こまつ木 場潟、空の駅こまつで販売する。山上浩平代表は「菓子を通して、コケの里を 知ってほしい」と話した。  弁当の販売はホテルサンルート小松が始めた。市内で収穫された旬の野菜な どを使った「箱会席」を、古民家を改修した交流体験施設「ウィズダムハウス 」 で提供している。  同施設は旅行客の休憩や体験学習、会議、結婚式などに使われているが、食 事の提供はなかった。同ホテルの担当者は「日用杉の木立とコケが生える庭を 眺めながら食事を楽しんでほしい」と語った。 〈05〉2015年10月16日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎両陛下の野立所が野外舞台に 全国植樹祭の小松市木場潟公園  今年5月に小松市の木場潟公園で開かれた全国植樹祭で、天皇、皇后両陛下 が利用された「お野立所(のだてしょ)」が来春、野外ステージに生まれ変わ る。園内の丘陵地に移設した上で、両側に屋根付きの木製デッキを増設し、コ ンサートなどのイベントや休憩所に活用してもらう。保存を希望した地元の意 向に応え、両陛下が触れた「緑の祭典」のシンボルを後世に引き継ぐ。  お野立所は主会場となった同公園中央園地の多目的グラウンドに建てられ、 両陛下はこの場所に着席して、式典の様子を見守った。  式典後の利活用策を探っていた県が、市や公園を管理する地元団体の要望を 受け、現在の場所から南東に約250メートル離れた「わんぱく丘陵」に移設 することを決定。お野立所はそのままの形で移し、両側にそれぞれ広さ約40 平方メートルの屋根付き木製デッキを増設することにした。  増設部は木造平屋建てで、壁板は小松産の日用スギを、デッキや梁(はり) などの構造部材には県木「アテ(能登ヒバ)」を使用する。冠雪の白山をイメ ージしたドーム型の中央部と一体感が出るよう、お野立所を設計した小松市の 建築家、野尻順滋さん(64)に増設部分のデザインを依頼した。  移設後は芝生のなだらかな斜面がお野立所を取り囲む形状となり、斜面を観 客席に見立てたステージなどに活用できる。給排水施設や電源設備も取り付け、 大規模なイベントにも対応できる環境を整える計画だ。  事業費は約4700万円で、来月上旬に着工し、来年3月の完成を目指す。  県は植樹祭で盛り上がった森林資源を見直す機運をさらに高めたい考えで 「地元のイベントなどに使ってもらい、両陛下が着席された場所の記憶と植樹 祭の意義を伝えていきたい」(公園緑地課)としている。 〈06〉2015年10月15日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ミラノで毛筆細字を実演 小松市の田村さん 九谷焼の魅力発信  小松市高堂町の九谷焼作家田村星都さん(35)が17日、1ミリ幅に極小 の文字を書き込む技法「九谷毛筆細字」をイタリア・ミラノで実演する。「世 界に誇れる卓越した技術」として、県がミラノ万博に合わせて石川の食文化提 案会を開く現地のホテルでの実演を依頼した。田村さんは湯飲みの内側に和歌 を書き込む作業を披露し、一子相伝の精細な手仕事を伝える。  毛筆細字の技法は約140年前、小田清山が確立し、清山を岳父とする田村 金星、金星の孫で星都さんの父敬星さん(67)が受け継ぎ、星都さんは4代 目となる。田村家では代々、直径約3センチ、高さ約6センチの洋杯の内側に、 百人一首の全首と詠み人を書き込めることで一人前とみなされる。  田村さんが実演する場所は、ミラノ中心部にあるプリンチペ・ディ・サヴォ イアホテルで、最高ランクの五つ星に格付けされている。  同ホテルでは、県の主催で、石川の食品や酒、伝統工芸などの商談会のほか、 著名なシェフ、バイヤー、メディア関係者らを招いた食文化提案会が開かれる。  田村さんは商談会と提案会の間の30分間を利用し、君が代の元となった古 今和歌集の和歌を湯飲みに書き込む。英文で童謡「マザーグース」の一節を記 した香炉も会場に飾る。  田村さんが海外で実演するのは2012年の米・ニューヨークに続いて2回 目となる。ニューヨークの実演では人だかりができて質問が相次ぎ、関心の高 さを実感したという。  田村さんは「美術文化の水準が高いイタリアで、日本の精緻な技術を披露で きるのは、九谷焼を知ってもらう良い機会になる」と意欲を示した。 〈07〉2015年10月12日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎過去最多の600人が乱舞 小松市どんどんまつり  第40回小松市どんどんまつり(北國新聞社特別協力)は11日、JR小松 駅周辺で行われ、来場者は節目に盛大な祭りが行えたことを喜び、小松繁栄の 礎を築いた加賀藩3代藩主で小松城主を務めた前田利常に感謝し、さらなる小 松の発展を誓った。フィナーレのどんどん小松輪踊りでは、過去最多の19チ ーム約600人が雨を物ともせずに乱舞し、中心市街地を熱気で包んだ。  オープニング式典に先立ち、芦城公園にある利常の銅像前で献茶式が行われ、 和田慎司市長らが利常をしのんだ。利常に扮(ふん)した公家装束姿の和田市 長や利常の三女満姫、四女富姫、家臣、町衆役の市民約40人が小松入城の様 子を再現。和田市長は小松の繁栄を象徴する灯火をかがり火台に着火し、会場 を盛り上げた。  輪踊りには市内の企業や団体などが参加し、大型あんどん7基を囲んで踊り の輪を広げた。コンテストでは歌舞伎メークの出演者がパフォーマンスを披露 して審査員にアピールし、かがり火が揺れる中、最後は出演者と観客が入り乱 れて総踊りを繰り広げた。  特設ステージでは、YOSAKOIソーランの演舞や和太鼓演奏などが披露 された。除雪車やコマツの建機などが並び、人力車や立ち乗り電動二輪車セグ ウェイの試乗が人気を集めた。アジア麺ワールドやグルメ横丁、音楽祭なども にぎわい、県外の交流都市5市の特産品や小松産トマトが販売された。小松地 区カメラ店会の写真コンテスト(本社後援)も催された。  小松たばこ販売協同組合とJT金沢支店は清掃活動と喫煙マナー向上を訴え た。小松東ロータリークラブがラオス支援を目的に、小松ライオンズクラブは 青少年の健全育成のため、それぞれチャリティーバザーを開いた。わくわくコ マツ館、サイエンスヒルズこまつでもイベントが開かれた。 〈08〉2015年10月11日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎河田山古墳群、調べて楽しむ 小松市埋蔵文化財センター  小松市埋蔵文化財センターは、市民らの考古学への関心を高めるため、古墳 の学術調査を実施、支援するボランティア制度を始めた。「こまつ古墳調査協 力隊」として自分の都合の良い日に参加でき、河田山(こうだやま)古墳群 (同市国府台)を舞台に、ふるさとの歴史ロマンを身近に感じてもらう。  体力に自信があり、高校生以上の県内在住者が隊員になれる。登録制とし、 今月20日ごろに1回目の調査を予定している。  活動場所は河田山古墳群で、隊員は古墳時代終末期に造られた9号墳の周辺 を下草刈りするほか、測量方法を見学する。凝灰岩を積み上げて造った切石積 横穴式石室があり、天井はアーチ形という全国的に珍しい12号墳の内部の清 掃や、発掘調査も予定し、調査のイロハを体験する。  調査は平安時代前期の823(弘仁14)年に成立した加賀国(かがのくに) の国府の位置を特定することが目的で、数年かけて実施する。  河田山古墳群は同古墳群史跡資料館が隣接しており、市埋蔵文化財センター は考古学に興味がある人にとって勉強しやすい絶好の環境とみている。古墳調 査協力隊の隊員は随時募集し、考古学ファンを増やしていきたい考えだ。 ●新幹線ルートの「弥生文化」展示  小松市埋蔵文化財センターの秋季特別展「小松発 北陸新幹線ルートの弥生 文化を探る」は10日、同市原町の同センターで始まった。八日市地方遺跡 (同市)をはじめ、小松式土器の文化圏とされる石塚遺跡(高岡市)、吹上遺 跡(新潟県上越市)、小泉遺跡(長野県飯山市)などの出土品が展示された。 12月6日まで。 〈09〉2015年10月02日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎JR小松駅にレンタカー 新幹線を見据え高架下に出店  JR小松駅の高架下で1日、レンタカーサービスが始まった。小松市内では 小松空港近くにレンタカー業者が集中し、駅周辺での本格的な営業は初めてと なる。北陸新幹線金沢開業によって金沢駅ではレンタカー利用が増えており、 北陸新幹線敦賀延伸を控えた小松駅では今後いっそう、加賀地域でドライブな どを楽しむ観光客やビジネス客らの需要が伸びると関係者は期待している。  JR西日本管内で「駅レンタカー」を展開するJR西日本レンタカー&リー ス(兵庫県尼崎市)が小松営業所を開設した。これまで市がJR西日本から借 りていた高架下に、営業所と普通車4台、軽自動車2台の駐車スペースを整備 した。  この日は予約はなかったが、30代のビジネスマンが飛び込みで利用したほ か、加賀温泉駅でレンタカーを借りたビジネスマンが北陸での出張を終え、返 却に訪れた。  同社は昨年度から、小松駅の利便性向上を図りたい小松市と出店に向け協議 を重ねていた。  同社は全国約260の駅に営業所を構えており、県内では小松のほか、金沢、 加賀温泉、和倉温泉の各駅周辺にある。JR乗車券の割引など列車と組み合わ せた商品が同社の強みだ。  全国展開する複数のレンタカー業者が小松空港近くで競争を繰り広げる中、 市内には建機大手コマツの粟津工場など製造業関連企業が多く、同営業所の担 当者は「当面はビジネス客を取り込み、新幹線の敦賀延伸などを見据えて観光 客にも利用してもらえるよう周知を図りたい」と話した。 〈10〉2015年10月01日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎笑顔の「こまつ姫御前」 専田、成田、薮さん  2015こまつ姫御前コンテスト(本社主催)の審査結果が30日発表され、 専田のどかさん(21)=白山市=、成田真琴さん(18)=小松市=、薮由 希奈さん(18)=あわら市=が選ばれた。3人は来秋までの1年間、観光大 使として小松の魅力を全国に伝える。  こまつ看護学校2年の専田さんは「おいしい食と自然をPRしたい」と抱負 を語った。JA小松市御幸支店で窓口業務に当たる成田さんは「生まれ育った 小松の魅力を多くの人に知ってもらいたい」と笑顔を見せた。薮さんは今年春 から通う小松短大で空港に勤務するグランドスタッフを目指しており、「姫御 前の活動を通して自分も成長したい」と意欲を示した。  こまつ姫御前は1次審査を通過した24人から選ばれた。11日の小松市ど んどんまつり(本社特別協力)での認証式を経て活動を開始し、県内外のイベ ントで小松の自然や食、伝統産業などを発信する。  コンテストは小松市と小松商工会議所が後援した。 ---------------------------------------------------------------------- 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