_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.162     _/ _/              平成27年 7月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.162をお届けします。   サイエンスヒルズこまつの今年の夏は「宇宙」をテーマに特別企画が目白 押し。ワンダーランドでは、7月18日にJAXAの宇宙実験棟の装置を用い た宇宙センターこまつが完成。宇宙での生活・実験・眺めが実感できる展示が スタートします。 夏休み特別企画 ◎いつかきっと、宇宙へ。「コスモアドベンチャー」  日本宇宙開発の父・糸川英夫氏のロケット開発の足跡をたどる企画展や無重 力感覚を味わうことができるアトラクション、宇宙船脱出迷路など盛りだくさ ん。 とき 7月18日(土)―8月31日(月) 入館料 大人(高校生以上)800円(前売り700円)、子供(3歳―中学 生)500円(前売り400円) ◎コスモアドベンチャー開催記念   的川泰宣氏講演会&展示解説「ペンシルからイプシロン、そして未来へ」 とき 7月18日(土)11時―12時 内容 日本の宇宙活動の「語り部」であり「宇宙教育の父」と呼ばれる的川氏 の宇宙開発への思いと夢を語る講演会と日本の宇宙開発の歴史をたどる展示の 解説。 定員 120人(先着順) 申し込み サイエンスヒルズこまつホームページから ◆◆和田市長にココが聞きたい◆◆ ●今月のテーマは「親子3世代の笑顔があふれるまちづくり」です。 こまつちゃん ひまわりの花が咲き始める季節になりました。 和田市長 夏休みを心待ちにしている子供達も多いのではないでしょうか。  今年の夏、サイエンスヒルズこまつでは「宇宙」をテーマにした特別企画を たくさん用意しました。18日(土)には、JAXAの宇宙実験棟を用いた宇 宙センターが完成します。また、夏休み体験教室や自由研究相談会など、楽し く学べて役に立つメニューも毎日開催します。ぜひ、皆様おそろいでお出掛け ください。 こまつちゃん 長い休みの間、家族や友人と過ごす時間も増えますね。 和田市長 帰省でおじいちゃんおばあちゃんと一緒に過ごしたり、地域のお祭りに参加し たりと、人とのつながりやふるさとの温かさを実感する機会も増えます。子供 達が地域や多様な世代と交流を持つことは、自分の住んでいる地域を見つめ直 し、ふるさとを愛する心を育むきっかけになります。シニアの皆様には、豊富 な知恵と経験を子供達のために発揮していただきたいと思います。  今回、Next10年ビジョンやこまつ創生総合戦略の重要テーマを実現す るため、組織機構の再編を行いま した。また、次代を担う子供達の教育を研究し、青少年の心のケアなどを行う ため教育委員会組織の拡充を図り、併せて地域の皆様が生涯を通してはつらつ と活動していただくため組織の見直しを行いました。  小松には、安全・安心な暮らしの基盤と市独自のきめ細やかなサービス、そ して市民の皆様と連携した取り組みがそろっています。親子3世代の笑顔があ ふれるまちを共に創っていきましょう! ◆◆国際交流員ハファエレのVamos nos conhecer(仲良く なりましょう)は今月お休みです。◆◆ ◆◆文化ガイド◆◆ ●第71回現代美術展小松展  現代美術展の中から県内を代表する作家の作品、入賞作品、小松市の作家の 作品、計154点を展示します。「小松の巨匠展?ふるさとの美の先駆者たち? 」「キラリ光る小松市中高生美術展」も同時開催。 とき 7月2日(木)−12日(日)9時30分−18時(入館は17時30 分まで) ところ サイエンスヒルズこまつ わくわくホール 観覧料 一般500円、高校生以下無料 問い合わせ 文化創造課 0761・24・8130 ●第2回 こしのくに 国府サミットin小松 −北陸の国府と交通・交流−  古代律令制下で国内最後に成立した加賀国。なぜこの時期に成立したのか。 そしてなぜ小松に国府が置かれることになったのか。最前線で活躍する考古学 者と歴史学者を講師に迎え、その謎をひも解いていきます。 とき 7月11日(土)13時30分−17時(開場は13時) ところ こまつ芸術劇場うらら大ホール 参加市 越前市、小松市、七尾市、高岡市、上越市 講師 坂井秀弥(奈良大学文学部文化財学科教授)、鈴木景二(富山大学人文 学部人文学科教授)、佐古愛己(佛教大学歴史学部歴史文化学科准教授) 入場料 無料 問い合わせ 文化創造課 0761・24・8130 ●博物館特別展 世界の昆虫・こまつの昆虫  世界の珍しい昆虫や身近に見られる昆虫など、約300匹の標本を一挙公開。 生きているヘラクレスオオカブトなど、普段図鑑でしか見られない昆虫も大集 合! 会期 7月18日(土)−9月13日(日)9時−17時(入館は16時30 分まで) 休館日 月曜日(祝日を除く)、祝日の翌日 入館料 一般300円、高校生以下無料 問い合わせ 博物館 0761・22・0714 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761・24・8016   FAX :0761・24・5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 小|松|ニ|ュ|ー|ス|// ---------------------------------------------------------------------- 01:現代美術展小松展に巨匠の作品 宮本画伯、初代徳田氏、初代魚住氏ら  02:イオンが今秋着工の意向 小松市・沖周辺地区 土地区画整理組合に説明 03:創作の心構えを指導 芸術院会員の塗師さんが初授業 小松市立高 04:全国育樹祭へ市民会議新設 小松市 共創のまちづくり推進 05:クマに襲われ男性重傷 小松市の林道、2頭と遭遇 06:小松市の那谷寺、ミシュラン一つ星に格付け 南加賀から初掲載 07:木場潟の水を4割入れ替え 「小松発」の水質浄化策、水門を閉鎖 08:コケの里に常駐ガイド 小松市日用町の群生地 特徴、手入れの技紹介  09:客室や駅へ夏の観光情報 こまつ観光物産ネットワーク  10:恐竜ロボが小松空港の「一等地」に 「目立つ場所へ」と要望受け  ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2015年06月30日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎現代美術展小松展に巨匠の作品 宮本画伯、初代徳田氏、初代魚住氏ら   7月2日に小松市のひととものづくり科学館「サイエンスヒルズこまつ」で 開幕する第71回現代美術展小松展(一般財団法人県美術文化協会、北國新聞 社、小松市など主催)に合わせ、市は現美創設者の一人で、洋画家の宮本三郎 画伯ら地元出身作家11人の作品を展示する。市内中高生の作品も並べ、小松 の豊かな文化土壌を発信し、「小松の美」をリードする後進の育成につなげる。  「小松の巨匠展〜ふるさとの美の先駆者たち〜」と銘打った展示では、洋画 の宮本氏、松本昇氏、西出外佶氏、清水源太郎氏、松村秀夫氏、工芸の初代、 二代、三代徳田八十吉氏、二代浅蔵五十吉氏、二代松本佐吉氏、初代魚住為楽 氏の作品を現美小松展会場の一角に飾る。  日本芸術院会員の宮本氏は昭和を代表する洋画家の一人で、現美第1回展で 審査員を務めた。  会場には、宮本氏の「二人の婦人」「花」をはじめ、現代九谷の礎を築いた 初代徳田八十吉氏の「暁天(ぎょうてん)波(なみ)二鶴之図花瓶(につるの ずかびん)」、銅鑼(どら)人間国宝の初代魚住為楽氏の「砂(さ)張(はり) 銅鑼」など、市内の個人や小中学校、市立博物館が所蔵する12点を並べる。  彩釉(さいゆう)磁器人間国宝三代徳田八十吉氏が「現代美術展ほど私を認 めてくれた展覧会はない」「主義主張の異なる作品が一堂に会する展覧会の難 しさを改めて知らされる思いであった」と県美術文化協会発行の記念誌に寄せ た文章も展示する。  サンシャインロビーには市内の中学校9校と高校5校の生徒の絵画や写真、 工芸作品が展示される。  市文化創造課の担当者は「県内美術界をリードする作家の作品とともに小松 の美術界の基礎を築いた巨匠の創作に触れることで、次世代を担う生徒に刺激 を受けてほしい」と話した。 〈02〉2015年06月28日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎イオンが今秋着工の意向 小松市・沖周辺地区 土地区画整理組合に説明  小松市沖町などの「沖周辺地区」の土地区画整理組合は27日、同地区で大 型商業施設の出店を予定するイオンモール(千葉市)の担当者を招き、出店計 画の説明を求めた。組合によると、6月2日に最大の課題だった用地確保にめ どがつき、イオン側は秋にも着工したい意向という。27日はイオン側の担当 者が「1日でも早く着工し、オープンできるよう努力している」と理解を求め た。  地権者らで組織する沖周辺土地区画整理組合は27日、沖町会館で総会を開 いた。総会後、イオン側の担当者は課題だった追加用地の市街化区域編入が正 式決定したと報告し、今後は施設建設へ行政手続きを進めるとした。  建設用地をめぐっては、イオン側が当初予定の約10ヘクタールでは駐車場 が不足するとして周辺の水田約2・5ヘクタールを追加整備する手続きを進め ていた。市などによると、県都市計画審議会が今年3月に水田の市街化区域編 入を了承した後、県と国土交通省が協議し、6月2日に区域編入が決定した。  イオン側は今後、大規模小売店舗の新設や開発許可申請、建築確認申請など の手続きを順次進める見通しで、関係者によると、市が排水対策について協議 に入った。建設用地では今春から重機による整地・除草作業が行われている。  組合によると、イオン側は現時点での大型商業施設構想を示していない。早 期着工を要望してきた千田穰(みのる)理事長は「着工までの手続きを着実に 進め、1日も早くオープンさせてほしい」と話した。 ★〔小松市沖周辺地区の開発(こまつし・おきしゅうへんちくの・かいはつ) 〕  約30ヘクタールの地区でホームセンターや家電量販店など約20店舗・施 設が営業する。イオングループは2007年、「ジャスコ」などが入る棟と、 専門店の棟をショッピングモールでつなぐ「2核1モール」を想定した出店を 表明した。出店に反対する声もあり、着工時期が延期されてきた。 〈03〉2015年06月26日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎創作の心構えを指導 芸術院会員の塗師さんが初授業 小松市立高  日本芸術院会員の洋画家塗師(ぬし)祥一郎さん(83)=小松市出身、さ いたま市在住=は25日、小松市立高で初の授業を行った。芸術コース美術専 攻の3年生19人が制作した絵画を題材に、デザインや創作の心構えについて 指導した。  塗師さんは、生徒の描いた油絵や日本画などをじっくりと眺め、「見せたい ものをはっきりと表現すると絵に活気が出る」などと丁寧に講評した。  塗師さんはふるさとの後進育成に力を貸そうと、今後月に1回、同校を訪れ、 生徒に表現方法や描画技術について指導する。校内展覧会や卒業制作に向けて、 授業を行う。 〈04〉2015年06月25日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎全国育樹祭へ市民会議新設 小松市 共創のまちづくり推進  小松市のフローラルこまつ実施本部とグッドマナーこまつ推進本部の合同会 議は24日、市公会堂で開かれ、市民共創のまちづくりを推進する「スマイル こまつ市民会議」を設立することを決めた。5月の全国植樹祭を機に高まった 市民のもてなし力や花いっぱいの運動などを継続、発展させ、10年後とされ る全国育樹祭につなげる。  市民会議は秋ごろの発足を目指し、両本部や市内の飲食、宿泊業などでつく る「おもてなし市民ネットワーク」で組織する。それぞれ部会として設置し、 子供や高齢者、障害者らに優しいまち、環境先進都市などを目指して取り組む。  和田慎司市長はあいさつで、全国植樹祭の成功が市民パワーの勝利によるも のだと指摘し、「もっと素晴らしいまちづくりには総合力が必要で、両本部を まとめて市民会議にしたい」と述べた。  フローラルこまつの取り組みでは、市民向けの花と緑の講座やリーダー養成 講座の開設をはじめ、花育活動の推進、校下単位でのシンボル花壇の設置、桜 など新たな花の名所づくりなどを進めることを確認した。 〈05〉2015年06月21日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎クマに襲われ男性重傷 小松市の林道、2頭と遭遇  20日正午ごろ、小松市大野町の林道で、同市吉竹町の男性(68)が散歩 中にクマ2頭に遭遇し、うち1頭に襲われた。男性は内灘町の金沢医科大病院 に搬送されたが、顔面や手をひっかかれ、左手薬指の骨折や鼻などに重傷を負 った。小松署員と石川県猟友会能美小松支部のメンバーが付近を捜索したが、 クマは見つからなかった。  男性は、現場から約6キロ離れた自宅まで車で戻り、家族が119番通報し た。猟友会のメンバーや小松署員、市職員が付近を捜索したところ、現場で男 性のものとみられる血の付いたリュックサックが見つかった。  現場から約500メートル離れた場所には金野小など集落があり、小松署や 小松市消防本部が周辺地域をパトロールし、住民に注意を呼び掛けた。21日 も引き続き警戒する。小松市では今月6日、現場近くの花坂町、沢町でクマの 目撃情報が寄せられている。 ●鈴鳴らすなど自己防衛必要  県猟友会能美小松支部の秋田外喜雄支部長(66)=小松市吉竹町=は男性 が襲われた状況から「2頭は親子ではないか。親グマは子グマを守ろうとして 攻撃してくる」と説明した。今の時期のクマは山中で活発に餌を探しており、 秋田支部長は「クマの生息域の山に入るなら、最低でも3〜4人で行動し、鈴 やラジオを鳴らしながら歩くなど自己防衛に努めないと非常に危険だ」と注意 を促した。 〈06〉2015年06月19日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松市の那谷寺、ミシュラン一つ星に格付け 南加賀から初掲載  小松市の那谷寺が、15日にフランスで発売された旅行ガイドブック「ミシ ュラン・グリーンガイド・ジャポン」で一つ星に格付けされた。南加賀から初 めての掲載となり、2017年に開創1300年を迎える同寺は海外観光客の 増加に期待を寄せ、案内板の外国語表記を充実させる。  ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンは、豊かな自然や多彩な文化に触れ ることができる観光地を星の数で格付けして紹介している。南加賀と福井県の 観光地は1カ所も紹介されていなかったため、石川、福井両県が合同でミシュ ラン社に調査を要請していた。福井県からは永平寺が二つ星の格付けを得た。  那谷寺の木崎馨雄(けいゆう)副住職は「開創1300年に勢いがつく。英 語や中国語などで表記した案内板設置、ホームページ制作を進めたい」と話し た。  谷本正憲知事は18日、「両県で働き掛けた結果が出た。外国のお客さまが 来やすい状況が整い、北陸新幹線金沢開業と金沢以西への延伸に大きな弾みが ついた」と掲載を喜んだ。  このほか、石川県内では兼六園(三つ星)や金沢21世紀美術館(二つ星) など金沢、能登の38カ所が改訂前と同じ格付けで掲載された。 〈07〉2015年06月18日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎木場潟の水を4割入れ替え 「小松発」の水質浄化策、水門を閉鎖  小松市の木場潟の水質浄化に向け、11月に潟の貯水量を一時的に最大約4 割減らす壮大な実験が行われることになった。排水機場の水門を活用した全国 でも珍しい取り組みで、市の試算では水の循環を良くすることで環境基準指標 の化学的酸素要求量(COD)を16%削減する効果があるという。実験は金 大や国、県と連携して行われ、関係者は「小松発」の水質改善策の確立に期待 を寄せている。    実験は11月から1カ月間、木場潟の北端から約1・5キロ下流にある前川 の今江潟排水機場の排水ポンプや水門を有効活用して行われる。  まず水門を閉鎖してポンプで排水し、約36時間かけて木場潟の水位を70 センチ下げる。市によると、この水位低下により、192万立方メートルある 貯水量が約6割に減るという。  その後、いったんポンプによる排水を止め、日用川からの流入や大日川から の導水などで水位を20センチ戻し、再び排水して水位を20センチ低くする。 この作業を17回繰り返し、最後に排水をやめて約65時間かけて元の水位に 戻す計画だ。  市によると、水質悪化は水中の汚染物質の増加が原因で、実験で水の循環を 良くするのは、汚染物質が潟内で滞留する日数を7日間から4日間に短縮する のが目的である。短縮によりCODのほか、CODの発生原因となる植物プラ ンクトンの増殖を36%抑えられるという。  木場潟のCODは1990(平成2)年に1リットル当たり13・0ミリグ ラムで、全国の湖沼でワースト2位となった。その後、さまざまな市民団体な どによる活動で改善しているが、近年は7〜8ミリグラム前後で推移し、農業 用水基準の6ミリグラム、環境基準の3ミリグラムを満たしていない。  市の担当者は「今後の水質浄化に生かせるよう良い結果が出てほしい」と話 した。 〈08〉2015年06月16日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎コケの里に常駐ガイド 小松市日用町の群生地 特徴、手入れの技紹介   小松市日用町のコケ群生地を発信する団体「叡智(えいち)の杜(もり)」 は、町内に自生するコケを案内するガイドを常駐させ、こだわりの強い旅を好 む団塊世代などから好評を得ている。コケの特徴や手入れなどの技を紹介する ガイド目当てに訪れる人も現れた。コケの里の魅力と共に、コケの保全に向け た住民の熱意を知ってもらう機会となっている。  同団体から委託を受けた地元町民でつくる「日用苔の里整備推進協議会」の 山際富弥康(とみやす)理事がガイドを務める。  山際さんは「スギゴケは天気が続くと葉を閉じる」「ヒノキゴケは雨が降っ た後に触るとフワフワになる」などと特徴を具体的に説明する。日差しに強い 品種や塩素を含んだ水を与えてはいけないこと、竹ぼうきで小まめに落ち葉を 拾い集めることなど手入れのポイントも解説し、園芸愛好者らの好奇心を満た している。  山際さんは、3月22日からほぼ毎日ガイドをしており、平日で1日平均5 〜6人、休日などは多い日で約50人を案内している。県外客も多く、徐々に 増えているという。  インターネットで日用町のコケを知った坂井市丸岡町の会社員西浦進さん (65)は「自宅のコケの世話で毎朝1時間掃除しているが、これだけ行き届 いた手入れは大変だ。手入れの仕方を知ることができ、参考になった」と話し た。  「叡智の杜」の担当者は「コケを見てもらうだけではなく、住民がコケを大 切にしていることを伝えたい」と語った。 〈09〉2015年06月12日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎客室や駅へ夏の観光情報 こまつ観光物産ネットワーク   こまつ観光物産ネットワークは、小松市内のイベントを紹介する冊子「小松 観光メール便」の配布先を増やし、同市の夏場のイベント情報の発信を強化す る。粟津温泉の各旅館の客室やJR金沢駅構内の県金沢観光情報センターでも 新たに配るほか、ポスターを物産店などで掲示し、北陸新幹線金沢開業効果を 後押しする。  昨年9月にスタートした「メール便」は、A4サイズを二つ折りにした全4 ページで、今号は日本プロゴルフ協会のコマツオープン(北國新聞社など後援) 、小松市どんどんまつり(本社特別協力)、おっしょべ祭り、航空祭など6〜 10月のイベントを掲載した。フルーツトマトや地酒など、おすすめギフトも 紹介している。  これまでメール便は、県こまつ芸術劇場うらら内「ぶっさんや」や小松空港 ビル内の「空の駅こまつ」、航空プラザやサイエンスヒルズこまつなどで配布 してきた。  粟津温泉や金沢駅など県外客が多く訪れる場所で配布することで、小松への 再訪を促す。  こまつ観光物産ネットワークの担当者は「より多くの人に小松の夏の魅力を 伝え、足を運んでもらいたい」と期待した。 〈10〉2015年06月08日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎恐竜ロボが小松空港の「一等地」に 「目立つ場所へ」と要望受け   北陸新幹線金沢開業で小松―羽田便が苦戦する小松空港で、ロビーの一角に 置かれていた福井県の「恐竜ロボット」が今月から、国内線到着ゲートの真正 面で目に付きやすい「一等地」に移った。石川県と観光で連携する福井県から 「もっと目立つ場所に置いてほしい」と要望を受け、空港ビル側が配慮した。 新幹線時代の小松空港は福井県からの利用増が鍵となっており、近く同県直営 の土産店が空港内に開業するなど「福井の空の玄関口」としての顔が広がって いる。  移設されたのは、勝山市で化石が見つかった肉食恐竜「フクイラプトル」を 復元したロボットで、大きさは約1・5メートル。恐竜は福井県にとって観光 資源の一つで、2年前の石川、福井県知事会談で西川一誠知事が骨格の空港内 展示を提案したことが契機となり、昨年11月にロボットが設置された。  目や歯、皮膚が精巧に作り込まれ、首をひねりながら動く。時折、大きな口 を開けて「ガオー」とほえ、子どもらの人気を集めている。  空港ビルを管理する北陸エアターミナルビルや空港の関係者によると、当初 の設置場所はロビーの隅で、1日からゲート正面に移されてからは、これまで 以上に観光客の注目を集めるようになった。「恐竜王国福井」のプレートがあ り「小松は福井県でしたか」と話す県外客もいたという。  航空会社は新幹線対策として小松―羽田便の運賃を値下げしており、今年の ゴールデンウイーク期間の利用客数は、全日本空輸が前年同期比36・5%減、 日本航空が13・3%減となった。  北陸新幹線に客が流れたことが一因とみられ、空港の活性化には福井県客の 掘り起こしや海外チャーター便の開拓などが迫られている。5日に小松市で開 かれた小松空港協議会総会で、日航北陸支店の伊東芳隆支店長は「平日のビジ ネス利用の減少が目立つ」として、福井県民の利用促進に意欲を示した。  「空港の新幹線対策」で広域観光の推進に力を入れる石川、福井両県は今年 から、共同の観光キャンペーンを強化し、福井側は入館者が年間約70万人に 上る県立恐竜博物館(勝山市)を広域観光の目玉に据える。福井県の直営店は 空港ビル2階の搭乗ゲート近くに設置される予定だ。  北陸エアターミナルビルの岡田靖弘社長は福井県が恐竜ロボの設置場所変更 を求めてきたことに「これまで以上に観光推進を図る意気込みを感じる」と話 した。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。 申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「小松ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・「ふるさとメール・小松」の申し込みや解除は、小松市や北國新聞社のホー  ムページから行うことができます。   小松市のホームページ   http://www.city.komatsu.lg.jp/   北國新聞社のホームページ http://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------