_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.161     _/ _/              平成27年 6月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.161をお届けします。 こまつ笑顔フォトコンテストを開催します!今年のテーマは「食と笑顔」。  家族や友人、仲間との食を通じた触れ合いから生まれる笑顔の写真であればど んなものでも構いません。一家だんらんの食事やピクニック・遠足でみんなで 囲むお弁当の時間、野菜作りに汗を流している姿など、おいしさや楽しさが伝 わってくるような心温まる写真をご応募ください。 ■応募資格 市内に在住、在学、勤務する人 ■応募方法 応募票を添付し、下記の応募先へ郵送、持参またはEメールでご 応募ください。応募票は市ホームページからダウンロードできます。 ■応募点数 1人3点まで。画像データまたはカラープリント。被写体(本人) の承諾を得てください。 ■そのほか 入賞作品の版権及び著作権、応募作品の使用権は小松市に帰属し ます。応募作品は返却できません。画像データはJPEG形式、記録媒体での 持ち込みも可。カラープリントは四つ切り(ワイド可)サイズとします。組写 真、合成したものは無効。未発表・未公開の作品に限ります。 ■応募締切 9月30日(水)当日消印有効 ■応募先 〒923−8650 小馬出町91番地 小松市役所広報秘書課 「こまつ笑顔フォトコンテスト」係 専用アドレス  egao@city.komatsu.lg.jp 0761・24・8016 ◆◆和田市長にココが聞きたい◆◆ ●今月のテーマは「まちづくりの新たなスタートライン!」です。 こまつちゃん 全国植樹祭が好天にも恵まれ、大成功でしたね。 和田市長 市民の皆様と共に進めてきた取り組みが、大きな成果となって実を結びました。 天皇皇后両陛下をはじめ、全国のお客様にふるさとこまつの魅力と未来へ向け た大いなる決意を発信できました。開催に向け御尽力いただいた全ての皆様に 心からお礼を申し上げます。  また、植樹祭に参加された青少年達が心を込めて各自の役割を完璧にこなす 姿を見て、この貴重な体験を胸に、それぞれが夢に向かって頑張ってくれると 確信できました。 こまつちゃん 植樹祭を契機にまちづくりへの機運が更に高まりました。 和田市長 未来へ向けてまちが成長し、新しい時代を拓いていくためには、協働によって 様々な課題を乗り越えていかなければいけません。市民の皆様との対話を第一 に、これからもまちづくりの方向性を共有していきたいと思います。  今回「やさしいまちづくり」についてのご意見を募集する「やさしさねっと 」を新設しました。いかなる人にとっても住みやすく、訪れやすいまちには、 明るく元気な笑顔と活気が満ちあふれます。市民の皆様はもちろん、企業・町 内会など、様々なお声をお聞かせください。  また、26日から市内の加盟店で使用できる「カブッキープレミアム商品券 」を市役所(商工労働課)ほかで発売します。これは、国の地方創生交付金を 活用したもので、1セット1万円で1万1500円分のお買い物が 楽しめます。ぜひ、お買い求めいただき、取り扱いポスターの掲示のある店舗 や施設へお出掛けください。 ◆◆国際交流員ハファエレのVamos nos conhecer(仲良く なりましょう)◆◆ ●日本人から見たブラジル人の奇妙な習慣  日本を訪れる外国人は、日本の独特な文化に対し、大きなカルチャーショッ クを感じます。しかし、皆さんも実際に世界へ出て、外国人として人々と触れ 合うと、その国の習慣に大きく驚くことでしょう。私の日本人の友人が初めて ブラジルに行ったときには、次のようなことに驚いたそうですが、これらは全 部ブラジルでは当たり前の日常なんですよ! 1.あいさつのときは、公共の場でも頬にキスしたりハグしたりすること  これは日本人がお辞儀するのと同じです。キスの無いあいさつはブラジル人 では考えられません。スキンシップが無いと何か足りないように感じるのです。 よく知られていることですが、実際に見るとやっぱり驚くそうです。 2.スーパーマーケットで1カ月分の買い物をすること 日本では頻繁にスーパーへ行くので大量の買い物は不要ですが、ブラジルでは 月1回しかスーパーへ行かないこともあり、まとめて買い物をします。 3.友達と部屋でパーティーすること  日本でもするよ、と思うかもしれませんが、大きく違うのは時間帯。ブラジ ルのパーティーが始まるのは早くても夜10時で、翌朝5時まで続きます。ま た、誕生日、記念日、年越し、年明けなど多種多様な理由でたくさんパーティ ーを開きます。そしてパーティーには最後まで音楽が不可欠です。  他にもいろいろありましたが、今回はここまでです。皆さんも外国の文化に 触れて「あれ?」と思ったことをぜひ聞かせてください! ◆◆文化ガイド◆◆ ●特別講演会「こまつ原始の森と人 −弥生時代の森林資源利用技術を解く− 」  石の道具でどうやって大木を切り倒し、家を建て、道具を作ったのか。当時 の作業を再現した最新の実験結果から、その謎に迫ります。 とき 6月7日(日)13時30分? ところ 第一地区コミュニティセンター 講師 山田昌久(首都大学東京教授) 参加費 無料 ※申し込みは不要です。 問い合わせ 埋蔵文化財センター 0761・47・5713 ●新美術館散歩  宮本三郎美術館、宮本三郎ふるさと館、本陣記念美術館を各館学芸員の解説 付きで巡るバスツアーです。 お茶の時間もあります。 とき 6月13日(土)13時―16時 集合場所 宮本三郎美術館 定員 20人(先着順) 参加費 600円(入館料、お茶代含む) 申し込み 6月11日(木)までに宮本三郎美術館 0761・20・360 0 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761・24・8016   FAX :0761・24・5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 小|松|ニ|ュ|ー|ス|// ---------------------------------------------------------------------- 01:予防先進部を新設 小松市 02:「国際都市こまつ」と明記 ネクスト10年ビジョン 市が方針 03:空き事業所の実態調査 小松市が初、適正管理へ 情報提供、美観向上 04:安宅沖にも泥被害 手取川の濁流広がる 定置網破損、漁獲が激減  05:小松産の山菜を都内で販売 市民団体の協議会 06:ふるさとの森を未来へ 小松市で全国植樹祭 両陛下、丁寧にお手植え  07:東京五輪の事前合宿誘致へ 小松市がカヌーとトランポリン 08:「歌舞伎のまち」に熱気 小松市のお旅まつり開幕  09:堂々、勧進帳に喝采 全国子供歌舞伎フェスティバルin小松  10:文化土壌の豊かさ伝え 小松美術展、ヒルズで開幕 6部門に100点  ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2015年05月29日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎予防先進部を新設 小松市  小松市は組織機構を見直し、7月1日付で「予防先進部」と「環境共生部」 を新設する。10年間のまちづくりの指針となる「NEXT(ネクスト)10 年ビジョン」や、こまつ創生総合戦略で重点項目に掲げる、健康で安全に暮ら せる「予防先進都市」、最新技術を活用した農業などに取り組む「スマートシ ティ」に向け、迅速に政策を実行する。  予防先進部は、いきいき健康課、長寿介護課、保険年金課、市民病院で構成 する。健診対象年齢の拡大などで生活習慣病や認知症の予防対策の推進などを 図り、健康で介護に頼らない社会を目指す。  環境共生部は新設するエコロジー推進課のほか、農林水産課、環境王国こま つ推進本部を所管し、新ごみ処理施設を中心としたスマート農業ランド、IC T(情報通信技術)を利用した次世代農業を推進する。  生涯学習課は高齢者の学習や健康活動などを進める「はつらつ学習課」、児 童生徒の不登校などの問題に当たる「青少年育成課」に再編する。教委事務局 に「未来の教育課」を設け、教育センターを「教育研究センター」に改称し、 教育施策の立案、研究を行う。 〈02〉2015年05月27日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「国際都市こまつ」と明記 ネクスト10年ビジョン 市が方針  小松市は、今年度から10年間のまちづくりの指針とする「NEXT(ネク スト)10年ビジョン」で、目標とする都市像を「国際都市こまつ」と明記す る方針を決めた。建機大手コマツの粟津工場など世界的に展開する企業の集積 や、国際路線を持つ小松空港がある強みを生かし、国際的に活躍する人材の育 成や「スマートシティ」の推進に取り組む。  市が2011年6月にまとめた「10年ビジョン」には、都市像に関する記 述はなく、策定中の新ビジョンで「国際都市こまつ」を都市像として記すこと で、まちづくりの方向性を明確化する狙いがある。  市は新ビジョンの中に、都市像の実現に向けた重点方策として、ICT(情 報通信技術)を利用した次世代農業などを推進する「スマートシティ」、健康 で安全に暮らせる「予防先進都市」などを据える。  南加賀や北陸の中心都市としての役割を果たすため近隣自治体との共生、共 栄を図り、人材育成や産業創生、文化創造、行財政改革などにも取り組む方針 を示す。まちづくりの基本的な考え方として、市民や地域、企業、大学などと 一緒に作り上げる「共創」を柱とする。  新ビジョン策定には市議会の議決が必要で、市は9月定例会に議案を提出し、 10月ごろに完成、公表する予定だ。 〈03〉2015年05月23日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎空き事業所の実態調査 小松市が初、適正管理へ 情報提供、美観向上  小松市は、市内で使用されなくなった事業所の実態調査に乗り出す。後継者 不足などを理由に使われていない撚糸工場や商店街の店舗、飲食店などの数を 把握し、空き事業所を借りたい人へ情報提供することを検討する。アート創作 など多様な活用策も想定しており、空き事業所の適正管理を推進して市内の美 観向上を図る。  市が空き事業所の実態を調べるのは初めてで、3年ぶりとなる空き家調査と 合わせ、6月に市内の全町内会に依頼して実施する。  空き家対策として、市は「空き家適正管理条例」を県内の他市町に先駆けて 制定したほか、空き家所有者に対して40万円を限度に改修費を補助し、空き 家の借り主に家賃を月額2万円まで支援する制度を設けるなど支援体制を充実 させた。  その結果、2010年度開始の「空き家バンク」にこれまで登録された12 0軒のうち90軒で、賃貸もしくは売買契約が成立した。  市は、空き事業所についても同様の取り組みが可能かどうか検討するため、 実態を調べる。空き事業所の活用策として市は事業所としての再利用のほか、 芸術家のアトリエなどとしての活用も視野に入れている。  市建築住宅課の担当者は「空き事業所が使われないのはもったいない。有効 に活用し、地域の活性化につながる方策を見いだしたい」と話した。 〈04〉2015年05月21日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎安宅沖にも泥被害 手取川の濁流広がる 定置網破損、漁獲が激減   手取川上流域で発生した土砂崩れによる水の濁りが、白山市以外にも広がっ ている。石川県は金沢、野々市、能美、川北を含む5市町の県管理16河川で 濁流を確認し、梯(かけはし)川の河口となる小松市の安宅漁港では、入り込 んだ泥で定置網の漁獲量が激減する被害が出てきた。県や国土交通省金沢河川 国道事務所によると、手取川から取水する七ケ用水、宮竹用水などを通って各 河川に流れているとみられ、漁業や農業への影響拡大が懸念されている。  小松市内の漁業関係者によると、5月の大型連休後に梯川が濁り始めた。泥 水は梯川の河口から北西約2キロ沖合に仕掛けた定置網の周辺まで達し、5、 6月に漁の最盛期を迎えるフクラギやサゴシなどは、水の濁りを嫌うため、定 置網に掛からなくなった。  この時期、例年なら1日2〜3トンある漁獲量は、1週間ほど前から30〜 50キロに急減した。泥が定置網に網目が見えなくなるほど付着し、網を引き 揚げると重みで破れる被害も出ているという。  金沢河川国道事務所によると、手取川から取水する宮竹用水や、梯川の支川 で同用水とつながる鍋谷川から泥は運ばれているとみられる。梯川で濁りが確 認されているのは、河口から上流へ約7・4キロ地点の小松市千代町までで、 この地点で梯川と鍋谷川が合流している。  漁業関係者は「ここまで濁りがひどいのは初めてだ。大きな収入減で頭が痛 い」と肩を落とした。   〈05〉2015年05月20日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松産の山菜を都内で販売 市民団体の協議会  小松市の里山を生かした地域づくりに取り組む「こまつSATOYAMA協 議会」は今春から、ワラビなど小松産の山菜を都内で販売する試みを始めた。 里山の魅力や市独自の「山菜検定」を発信する試みで、今年度は野菜などを集 めたフリーマーケットで10回程度販売する。  こまつSATOYAMA協議会は、市内13地域で活動する市民団体などで 組織し、市環境王国こまつ推進本部が活動を後押しする。市職員が東京都渋谷 区の国際連合大学前でフリーマーケット「ファーマーズ・マーケット」が開催 されていることを知り、山菜販売を企画した。  協議会は4月25日、ファーマーズ・マーケットに山菜を初出品した。タラ の芽や乾燥ゼンマイ、ウド、ノブキなどの全商品が完売し、次回の5月末以降 も継続出品し、山菜のほか有機野菜や「小松とまと」など特産野菜も販売する 方針を決めた。  都内での販売は、山菜の鮮度維持が課題で、低温で運ぶことができる宅配便 を利用した。販売価格は地元小松市での一般的な価格の2倍程度に設定した。  市は2011年、北陸3県で初めて「環境王国」の認定を受け、農産物や山 菜の発信に力を入れている。12年からは年1回、国内唯一の「山菜検定」を 実施し、県内外に受験を呼び掛けてきた。環境王国を発信する市の担当チーム 「環境王国こまつ推進本部」の山本ゆかり本部長は「山菜ビジネスの可能性を 探り、山菜を通して観光誘客にもつなげたい」と話した。 〈06〉2015年05月18日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ふるさとの森を未来へ 小松市で全国植樹祭 両陛下、丁寧にお手植え   第66回全国植樹祭は17日、天皇、皇后両陛下をお迎えして、小松市の木 場潟公園で開催された。初夏の日差しが新緑を引き立てる中、両陛下は緑の少 年団の子どもたちと、クロマツなど6本の苗木をお手植えし、石川の県木のア テなど4種類の種をお手播(ま)きした。来場者約1万1千人を前に「木を活 (い)かし 未来へ届ける ふるさとの森」の大会テーマが宣言され、石川の 里山里海の利用保全に向けた取り組みが全国に発信された。  石川県内での全国植樹祭は1983(昭和58)年に津幡町の県森林公園な どで開催されて以来、2度目となる。  プロローグに続いて、記念式典が始まり、ファンファーレの演奏が響く中、 両陛下が席に着いた。  大会長の大島理森衆院議長は「植えて育てる時代から、整備保全していく段 階へ大きな転換期を迎えている」と述べ、谷本正憲知事は、漆器産業など木と ともに生きる生活文化が石川に息づいているとした上で「森林資源の利活用の 輪が全国に広がることを願う」とあいさつした。  陛下は、石川の海岸線に多いクロマツのほか、山中漆器や輪島塗の木地など に使われるケヤキ、石川での前回の植樹祭で昭和天皇も植えたスギを植樹した。 皇后さまは里山の代表樹であるアカマツのほか、ケンロクエンキクザクラ、ヤ マモミジの3本を植えた。アテ、クヌギ、ヤマザクラ、トチノキの種も両陛下 でまいた。 ●素手で土固め  陛下は鍬(くわ)で土をかけるだけでなく、介添え役の緑の少年団員から苗 木を受け取って、自ら土のくぼみへ入れる作業も行った。皇后さまは地面に膝 を付け、団員と一緒に素手で土を寄せて固めるなど丁寧に植え込み、その姿に 会場から大きな拍手が湧いた。  大会のテーマを表現したダンスが披露され、両陛下は壇上から拍手を送った。 大会宣言の後、谷本知事から、次回開催県である長野県の阿部守一知事に植樹 祭のシンボルである「木製の地球儀」が手渡された。  宮内庁によると、両陛下は植樹祭当日の天気を気にしていたが、快晴となっ て喜んでおり、式典でのダンスも印象に残った様子だったという。 ●木場潟から白山を眺望  両陛下はその後、木場潟公園西園地展望休憩所に移動し、雪を頂く白山の眺 望を楽しんだ。能美市の県立九谷焼技術研修所も訪問し、研修生がろくろを回 したり、上絵付けしたりする様子を見て回った。  18日は金沢城公園を訪れ、午後に小松空港から特別機で帰京する。 〈07〉2015年05月13日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎東京五輪の事前合宿誘致へ 小松市がカヌーとトランポリン  2020年東京五輪・パラリンピックの出場チームの事前合宿について、小 松、輪島、志賀の3市町が東京五輪・パラリンピック組織委員会に誘致を申請 した。3市町は来年8月ごろから、トレーニング施設や宿泊施設などを組織委 のホームページ上で公開し、各国代表チームが合宿地に選ぶよう働き掛ける。  小松市はトレーニング施設に木場潟カヌー競技場と小松総合体育館を挙げ、 それぞれカヌーとトランポリンの合宿を呼び込みたい考えだ。木場潟では20 08年北京五輪で、日本とフランス、米国、ベルギーの代表チームが事前合宿 を行った。  県内分を取りまとめている県教委によると、誘致を申請する県内の自治体は 今後、増える見込みという。 〈08〉2015年05月09日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「歌舞伎のまち」に熱気 小松市のお旅まつり開幕   小松市のお旅まつりは8日開幕し、来年に上演250年を迎える曳山(ひき やま)子供歌舞伎が当番町の大文字町と京町で始まった。絢爛(けんらん)豪 華な曳山の上で熱演する子供役者には、観客から「待ってました」「いいぞ」 と掛け声が飛び、「歌舞伎のまち」が熱気に包まれた。  お旅まつりは同市の本折日吉神社の春季大祭、菟橋(うはし)神社の春季例 大祭で、曳山子供歌舞伎は10日までに大文字町で8回、京町で9回上演され る。  大文字町では、子供役者が父を殺された兄弟のあだ討ちをめぐる物語「曽我 十二時揚巻助六(そがじゅうにときあげまきすけろく)の場」を上演した。き らびやかな衣装をまとった役者が見えを切ると、観客から大きな拍手が送られ た。  京町は、盲目の主人と妻の夫婦愛を描く「壺坂霊験記(つぼさかれいげんき) 」を披露した。見どころの早着替えが決まると歓声が沸き起こり、北陸新幹線 開業などの時事や流行語を織り交ぜた掛け合いが笑いを誘った。  9日午後5時には細工町交差点で曳山8基が勢ぞろいする。 〈09〉2015年05月05日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎堂々、勧進帳に喝采 全国子供歌舞伎フェスティバルin小松   第17回全国子供歌舞伎フェスティバルin小松(北國新聞社特別協力)は 4日、小松市の石川県こまつ芸術劇場うららで2日間の日程で始まり、小松の 小中学生が郷土ゆかりの歌舞伎十八番のうち「勧進帳」を堂々と演じ、観客を 感動の世界にいざなった。  小松の子供役者14人は約4カ月間の稽古で磨いたせりふと演技で、弁慶、 富樫、義経の「智仁勇」を表現した。富樫と弁慶の丁々発止の山伏問答や、弁 慶が勧進帳を読み上げる場面など見どころのたびに、客席から大きな声援と拍 手が起きた。長唄・囃子(はやし)方27人は見事な演奏と歌声で盛り上げた。  弁慶役の中谷賢太朗君(芦城中1年)が「飛び六方」で花道を去ると、「い いぞ」「うまい」と掛け声が飛んだ。共演者の励ましで安心して演じられたと いう富樫役の茶谷羽乃(ちゃやはの)さん(安宅中1年)は「今日の演技は1 00点満点です。絶対後悔しないよう、あと1日演じきりたい」と笑顔で話し た。  小松市以外の2団体の子供役者も伝統文化を受け継ぐ心意気を示した。5度 目の出演となる大阪府の松尾塾子供歌舞伎は「傾城反魂香(けいせいはんごん こう) 土佐将監閑居(とさのしょうげんかんきょ)の場」、初参加の酒田こ ども歌舞伎は「二人道成寺(ににんどうじょうじ)」を熱演した。 ●子供役者と記念撮影  今回新たに子供役者と記念撮影できるコーナーが設けられ、来場者や保護者 らが上演を終えたばかりの子供役者を囲み、カメラに収まった。各団体の子供 役者が上演直後に花道から再登場する試みも取り入れられ、子供役者が見えを 切るたびに拍手が沸き起こった。 〈10〉2015年05月01日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎文化土壌の豊かさ伝え 小松美術展、ヒルズで開幕 6部門に100点   第55回小松美術展「こまつの美」(小松美術作家協会、本社主催)は30 日、小松市のひととものづくり科学館「サイエンスヒルズこまつ」で開幕した。 重鎮や中堅、若手による6部門の意欲作100点(遺作2点含む)が、小松の 文化土壌の豊かさを伝え、来場者は小松に息づく美の精神に触れた。  地元作家が1人1品ずつ出品し、日本画5点、洋画29点、工芸33点、彫 刻1点、書24点、写真8点が並んだ。新進気鋭の若手から小松美術作家協会 顧問で釉(ゆう)裏金彩(りきんさい)人間国宝の吉田美統氏ら重鎮が出品し た。陶芸家美山直樹さんと仲田錦玉さんの遺作や、小松市立高生と同高卒業生 の15点も展示された。  会場では、愛好家が足を止め、作品との対話を楽しんだ。小松市立高芸術コ ース美術専攻の1〜3年生約50人が団体鑑賞に訪れた。徳田育美さん(3年) は「地元作家を身近に知ることができ、勉強になる」と話した。  開場式では、浅蔵五十吉小松美術作家協会長と砂塚隆広北國新聞社常務があ いさつし、和田慎司市長、宮西健吉市議会議長が祝辞を述べた。ホテルサンル ート小松で開かれたオープニングパーティーには約70人が出席し、小松市文 化協会の関戸昌郎理事長の発声で万歳三唱し、小松美術作家協会の山本勇理事 長が締めくくった。  美術展は「こまつの美入札展」も併催した。テレビ金沢、ラジオこまつなど が後援した。 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