_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.159     _/ _/              平成27年 4月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.159をお届けします。 17回目の開催を迎える「全国子供歌舞伎フェスティバルin小松」。地元小 松の子供達と全国から招待するゲスト団体が熱演を繰り広げます。ぜひ子供達 の迫真の演技をお楽しみください。 ●第17回全国子供歌舞伎フェスティバルin小松 とき:5月4日(月・祝)、5日(火・祝)11時開演(10時30分開場)   ところ:こまつ芸術劇場うらら大ホール 入場料: 桟敷席(1マス2席)7,000円(当日券8,000円) SS席(1階)2,500円(当日券3,000円) S席(1階)2,000円(当日券2,500円) 自由席(2階)1,500円(当日券2,000円) 自由席・高校生以下(2階)500円(当日券500円) ※3歳以上はチケットが必要です。3歳未満は事前予約の上、親子席での観覧 となります(うらら窓口のみ受付)。※当日券は残席がある場合のみ取り扱い ます。 チケット取扱窓口:こまつ芸術劇場うらら 0761−20−5501、チケ ットぴあ 0570 −02−9999 Pコード441−431(サークルK、サンクス、セブン -イレブン) 問合わせ:全国子供歌舞伎フェスティバルin小松実行委員会(文化創造課内)  0761−24−8177 ◆◆和田市長にココが聞きたい◆◆ ●今月のテーマは「平成27年度予算」です。 こまつちゃん 平成27年度予算に込めた市長の考えをお聞かせ下さい。 和田市長  政府が進める地方創生、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの 開催、北陸新幹線金沢―敦賀間開業の3年前倒しなど、社会は大きな変換期を 迎えます。小松市としても、2025年をターゲットにした「NEXT10年 ビジョン」を新たに策定し、国の大きな制度改革を先取りした政策を更に展開 していきます。 こまつちゃん  具体的には、どのような事業に取り組んでいきますか。 和田市長   主な事業に、まず「こまつ創生戦略」の柱として、人材育成があります。 現在、公立4年制大学設立協議会において、小松短期大学とこまつ看護学校の 再編に向け集中審議を行っています。地域医療や未来の産業を担うグローカル 人材の育成を目指す教育機関へ成長します。 やさしいまちづくりとしては、 4月から18歳以下・第3子以降の子供の保育料を、10月からは18歳以下 の全ての子供の医療費窓口負担を無料にします。また、環境に優しいエコなま ちを目指して「(仮称)エコロジーパークこまつ」を建設します。  更にこれからは、病気の治療だけでなく予防も考えなければいけない社会に なってきます。特定健康診査等費、成人歯科口腔健康診査費、生活習慣病予防 対策推進費を計上し、早期発見・早期対策に向けた予防対策に取り組みます。  市民の皆様一人ひとりの幸せを応援していくために、そして小松市が「北陸 の際立ったまち」へと成長していくよう、心を込めて全力で取り組んでまいり ます! ◆◆国際交流員ハファエレのVamos nos conhecer(仲良く なりましょう)◆◆ ●サウダージ 今回はポルトガル語の大事な感情表現を紹介します。  誰にでも、懐かしさや郷愁、憧れ、思慕、切なさ、人恋しい思いを感じたこ とがあると思います。例えば、昔の友人や青春時代を思い出して、良かったな、 あの頃に戻りたいなと感じる瞬間。好きな人やペットと一緒に居た時間を思い 出して胸がギューッとなった瞬間。このような喜びも悲しみも含む、複雑に重 なった多様な気持ちをポルトガル語では、一つの言葉「Saudade(サウ ダージ)」で表します。  今年の始めにブラジルへ一時帰国してからまた日本に戻ってきたとき、まさ にサウダージを感じました。ブラジルの家族や友達が恋しくなり、どこへ行っ てもブラジルに関するものを目で追ってしまうのです。ふとした瞬間にブラジ ルのことが思い出され、懐かしさと寂しさ、そして頑張ろうという気持ちが同 時に湧いてきます。この目まぐるしく感情が移り変わる状態を、ポルトガル語 ではほんの一言「ああ、サウダージを感じる!」と表現します。サウダージは 他の言語に訳すのは不可能だと言われています。  このサウダージという言葉は日本でも耳にします。映画や歌を始め、ラジオ 番組もあります。サウダージという感覚が日本人にも知られてきているようで とても嬉しいです。皆さんが人生の中で一番サウダージを感じるのは誰、何、 いつでしょうか。 ◆◆文化ガイド◆◆ ●曳山口上を体験!  口上独特の言い回しを分かりやすく解説します。 とき 4月11日(土)10時30分−11時30分 ところ こまつ曳山交流館みよっさ 講師 松島充明 定員 60人 参加費 無料 問い合わせ こまつ曳山交流館みよっさ 0761・23・3413  ●宮本三郎美術館特別展 「山本容子展 アリス!ふたつのワンダーランドー 不思議の国と鏡の国―」 とき 4月19日(日)まで 9時―17時(入館は16時30分まで)会期 中無休 ところ 宮本三郎美術館 入館料 一般500円、大学生200円、高校生以下無料 ※こまつミュージ アム・パス対応 問い合わせ 博物館 0761・22・0714 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761・24・8016   FAX :0761・24・5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 小|松|ニ|ュ|ー|ス|// ---------------------------------------------------------------------- 01:加賀の国府、特定へ発掘 小松市埋文センターが古府、小野町で調査  02:南加賀で四季折々の姿見て 白山の眺望点を5市1町が選定 03:旧大和小松店跡地ビルに大学キャンパス設置へ 市が構想案 04:北陸新幹線に愛着深める かがやきの巻歌舞伎市 「乗車体験」やアート 05:ボンネット型特急で花添える 「全国植樹祭」「新幹線開業」へ 06:小松空港に家族連れが続々 展望デッキをリニューアル 07:「小松市を体験」金沢市から誘客 新幹線開業に合わせ開始  08:「協力」登録が1000人・団体突破 植樹祭へ市の花植える取り組み  09:園児指導に役立てて 「こまつ子ども体育大学」の成果をDVD化 10:オーロラの3D映像上映 人気スタジオの作品 サイエンスヒルズこまつ ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2015年03月28日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎加賀の国府、特定へ発掘 小松市埋文センターが古府、小野町で調査   小松市埋蔵文化財センターは新年度から、平安時代前期の823(弘仁14) 年に成立した加賀国(かがのくに)の国府の位置特定を目指し、同市古府、小 野町で試掘調査に入る。政治経済の中心だった国府の位置は、文献などから両 町付近が有力視されてきたが、考古学的な調査は昭和30年代以降なかった。 2023年の立国1200年に向け、市は詳細な位置をつかみ、加賀国と源平 争乱にまつわる物語もPRして観光誘客につなげる。 ●昭和30年代以来  同センターによると、昭和30年代、国府に建てられた国分寺を巡る全国的 なブームに乗って、小松でも調査が行われ、古府、小野町がある国府地区の十 九堂(じゅうくどう)山(やま)遺跡から瓦が出土し、国分寺と推定されてき た。しかし、一帯の台地が昭和40年代に耕地に整理され、国府の位置を探る 機運は下火になった。  国分寺は全国で加賀国など68カ国に建てられたとされ、中心地として置か れた国府は、市街地などと重なっているため、調査が進んでいないのが現状と いう。  試掘調査では、職員が古府、小野町周辺を歩き、耕地に整理されず、昔の地 形が残っているとみられる箇所を選定して実施する。  小松市は、国府が置かれていたとされる七尾、高岡、越前、上越の北信越4 市と連携し、2013年から国府の歴史や遺跡の調査に取り組んでいる。2年 に1度の「こしのくに国府サミット」は今年7月に小松市で開催される予定だ。 市埋蔵文化財センターの担当者は「加賀国を観光資源として生かすには学術的 な裏付けが欠かせない」と話した。 ●源平争乱も発信  小松市には平安期、白山信仰の布教拠点の一つ、涌泉寺があり、寺と加賀国 の勢力が衝突して、源平争乱のきっかけになったとされる「安元(あんげん) 事件」の舞台となった。ほかにも平家物語に登場する「仏御前」、能の演目 「実盛(さねもり)」「安宅」など、小松を舞台に源平争乱を描いた物語が多 くあり、市は国府と一体で発信する。 ★〔加賀国(かがのくに)〕  823(弘仁14)年、越前国から分割されてできた。律令制国家の下で最 後に立てられた国とされる。国府は、国が地方を治める拠点として各地に設置 した役所で、加賀国の国府の所在地は立証されていない。 〈02〉2015年03月19日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎南加賀で四季折々の姿見て 白山の眺望点を5市1町が選定  加賀地域連携推進会議(オール加賀会議)を組織する南加賀5市1町は、霊 峰白山の眺望を生かした地域の魅力発信に乗り出した。四季折々の眺めを楽し める地点を「白山ビュースポット」に選定し、県と連携して、白山の位置や各 地点の情報を紹介する案内看板の設置を始めた。南加賀のシンボルである白山 のブランド化を進め、観光誘客につなげる。  オール加賀会議事務局の小松市によると、案内看板の第1号は、県が白山市 の小川町と美川大橋詰に整備した駐車エリア「寄り道パーキング」に設置され た。今年度内に、小松市が「こまつの杜(もり)」、白山市が西山地区とグリ ーンパーク、加賀市が中央公園に設置を予定している。  各市町は、県が作成した「白山眺望スポットガイド」を参考にビュースポッ トを選ぶほか、独自のスポットも選定する。小松市は世界最大級のダンプトラ ック「930E」が展示されている「こまつの杜」の一角を選んだ。野々市市 は新年度、野々市中央公園にある「椿山(つばきやま)」として整備する築山 (つきやま)の頂上に看板を設ける。  各市町は新年度以降も、看板の設置を進めていく方針で、ビュースポットの 情報はオール加賀会議のホームページで紹介する。  同会議は昨年5月、温泉の旅やグルメを発信する合同セールス、産業観光の 商品化を通じて誘客を図ることなどを目的に発足した。「霊峰白山」をキーワ ードに、これまでに木場潟から望む白山の写真を大きく配したポスターを作製 し、白山の四季折々の眺望をとらえた写真や絵画を対象とする「白山眺望大賞 」 の作品を募集している。  小松市の担当者は「白山の認知度を高め、南加賀をPRしたい」と話した。 〈03〉2015年03月18日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎旧大和小松店跡地ビルに大学キャンパス設置へ 市が構想案  小松市は、JR小松駅西口の旧大和小松店跡地で建設される複合ビルの3階 に、設立協議が進められている「公立小松大学」(仮称)のキャンパスを設置 する方向で検討に入った。1、2年生約500人が学ぶ場とし、駅周辺のにぎ わい創出につなげる。17日の小松市議会建設常任委員会で、和田慎司市長が 説明した。  公立小松大学は小松短大、こまつ看護学校を統合し、早ければ2017年春 の開設を目指す。小松短大が4年制大学移行へ設立協議会を設け、基本理念や 学部・学科の構成などを検討している。和田市長は小松短大理事、こまつ看護 学校理事長で、設立協議会の委員も務める。  建設常任委で和田市長は、公立小松大学について、1学年の定員を240人 とし、1、2年生が複合ビル3階で教養科目を学ぶとした。小松短大、こまつ 看護学校のキャンパスは、ものづくりや国際関係、医療など専門的な知識を得 られる場として存続させる。  和田市長は、小松短大と設立協議会が、こうした内容を市に要望する方針で あるとし、小松短大が3階フロアのレイアウト案を作成中であることを明かし た。  市がまとめた複合ビルの基本構想案では、3階に教育系施設の導入を検討し ていた。和田市長は「1、2年生のキャンパスは駅周辺がベターという考えだ。 学生が駅周辺をかっ歩すれば、にぎわう」と述べた。 〈04〉2015年03月16日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎北陸新幹線に愛着深める かがやきの巻歌舞伎市 「乗車体験」やアート  北陸新幹線金沢開業を記念した「かがやきの巻 歌舞伎市」(北國新聞社後 援)は15日、JR小松駅前の中心商店街で開催され、来場者はクイズラリー やミニ新幹線の乗車を体験し、北陸に新時代到来を告げた新幹線への愛着を深 めた。市などの「こまつハートフル鍋まつり」も併催され、小松や海外のグル メを味わう家族連れらでにぎわった。  北陸新幹線に関するクイズラリーでは、来場者は会場周辺の曳山交流館みよ っさやサイエンスヒルズこまつなどを巡り、最速タイプや最上級車両の名前、 最高速度などを尋ねる5問に答えた。同市の観光大使「こまつ姫御前」が受け 付けを担当し、市のイメージキャラクター「カブッキー」をデザインした風船 や花苗などを参加者に手渡した。  八の市曳山通りに設けた「かがやきコーナー」では、約100メートルの直 線レールが敷かれ、最速タイプ「かがやき」の先頭車両の車体カバーをかぶせ たミニ新幹線が走行した。発車時は北陸新幹線の停車駅の発車メロディーが流 れ、多くの子どもたちが楽しんだ。  会場では、ペットボトルのキャップで作ったパネル「キャップアートDE (デ)北陸新幹線」が展示された。市内の保育園や小中学校で集めたキャップ 約1万個を使用し、市内の学生や生徒でつくる「小松ふるさと勉強塾」のメン バーが新型車両「W7系」を表現した。  グルメコーナーでは、イノシシ肉などを使った「猪(いのしし)鍋酒粕(さ けかす)仕立て」や、安宅漁港で水揚げされたカレイなどのつみれ鍋、ボルシ チ、トムヤムクンなども販売された。 ●市長が駅で出迎え  和田慎司市長とこまつ姫御前の2人は、小松駅の改札口前に立ち、乗降客に 「ようこそ」「いってらっしゃい」「おかえり」などと声を掛けてもてなした。 〈05〉2015年03月13日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ボンネット型特急で花添える 「全国植樹祭」「新幹線開業」へ  ボンネット型特急電車保存会(小松市)は、北陸新幹線金沢開業に合わせ、 14日から同市土居原町の公園で保存している車両の公開を始める。昨年より 1週間ほど公開を早め、新幹線で県内を訪れる鉄道ファンに応える。市内で開 催され、天皇、皇后両陛下が臨席される全国植樹祭の5月17日と前日には、 両陛下ゆかりのヘッドマークを車両に設置するなど多彩なイベントを展開し 「乗りもののまち」を発信する。  ボンネット型車両は「クハ489―501」で、赤とクリーム色の旧国鉄カ ラーが特徴となる。特急「雷鳥」などとして北陸線で活躍した。市がJR西日 本から譲り受け、委託管理する保存会が2013年4月から土日曜・祝日など に車両を公開している。  14日の公開時間は午後2時から1時間で、「特別急行『雷鳥』ヒストリー 写真展〜雷鳥誕生50周年記念〜」(北國新聞社後援)を4月4日まで開催す る。  5月16、17日には、木場潟公園を主会場に開催される全国植樹祭を記念 し、1959年に天皇、皇后両陛下のご成婚を記念して旧国鉄が臨時運行した ボンネット型電車の準急「ちよだ号」のヘッドマークを製作し、車両の前面に 取り付ける。  保存会は、車両の公開を終える12月までに、ほぼ月に1回のペースでイベ ントを開催する予定だ。岩谷淳平事務局長は「ファンや家族連れを飽きさせな いイベントを考えたい」と話した。 〈06〉2015年03月08日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松空港に家族連れが続々 展望デッキをリニューアル  改修工事が進められていた小松空港の屋上展望デッキが7日、リニューアル オープンした。入場が無料化されたこともあって家族連れらが次々と訪れ、見 やすくなった滑走路の眺めを満喫した。県や小松市などは、デッキの活用を通 じた空港の魅力向上や福井県との連携を図り、北陸新幹線金沢開業で見込まれ る空港利用者の減少に歯止めをかける。  改修では、フェンスの形状を金網からワイヤに変更し、航空機や航空自衛隊 小松基地の戦闘機が離着陸する様子を見やすくした。コンクリートの地面を一 部ウッドデッキに切り替え、テーブルセット3組を置いて利便性を高めた。見 学者ホールにはキッズコーナーを新設した。  飛行機を見るのが好きという長男(1)と訪れた松本彩乃さん(31)=小 松市蛭川町=は「無料になったので、これから何度も足を運びたい」と話した。  カード会員向けの待合室「スカイラウンジ白山(旧メンバーズラウンジ)」 も改装した。面積を1・5倍の140平方メートルに広げ、席数を26席から 42席に増やした。トイレと携帯電話ブースを新設し、メールプリントなどサ ービスを充実させた。  完成記念式典で谷本正憲知事は北陸新幹線金沢開業に触れ「小松空港にとっ て節目の年。新幹線と空港が共存する道を探り、空港の魅力向上に努力したい 」 とあいさつした。米田昭夫県議会副議長、和田慎司小松市長が祝辞を述べ、福 井県の幹部も出席した。  同市安宅中、同市立高の吹奏楽部が演奏を披露し、同市の観光大使「こまつ 姫御前」も盛り上げた。  小松空港ビルを管理する北陸エアターミナルビルは、空港近くの県立航空プ ラザや小松市と連携し、展望デッキを活用したイベントを展開する。2階出発 ロビーで行っているコンサートなどを展望デッキで開いたり、テーブル席で一 服しながら眺望を楽しめるようカフェの提供などを検討する。 〈07〉2015年03月07日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「小松市を体験」金沢市から誘客 新幹線開業に合わせ開始   小松市は、14日の北陸新幹線金沢開業に合わせ、市内を訪れる外国人観光 客が歌舞伎メークや九谷焼の絵付けなどを体験できる「KOMATSUアクテ ィビティ」を始める。100件近くの体験メニューを紹介する英語版リーフレ ットを、市内だけではなく、JR金沢駅やゲストハウスなど金沢市内8カ所で 配り始める。体験者には、小松の風景写真などを掲載した絵はがきを贈り、小 松での体験を強く印象付ける。  市は、名物の小松うどん作りや特産トマトの収穫、サイエンスヒルズこまつ での科学体験など地域資源を生かした体験メニュー約100件を用意した。リ ーフレットは、折り畳み式のポケットサイズで、着物の着付けや三味線演奏、 空手、剣道などが体験できる施設や時間なども紹介している。  体験可能な登録施設に掲示する共通ステッカーの位置が、リーフレットの地 図上に示されている。市ホームページでも体験メニューの情報を発信する。 ●絵はがき贈る  金沢市内でのリーフレット配布先には、外国人観光客に人気のゲストハウス 「Pongyi(ポンギー)」などを予定している。長期滞在する傾向がある 外国人観光客に、小松まで足を運んでもらう狙いだ。  外国人観光客に贈る絵はがきは、木場潟越しに見える白山や那谷寺の紅葉、 日用町の苔(こけ)の里、お旅まつりなど8種類を製作した。英語と中国語、 韓国語、日本語で表記した。小松市内の宿泊施設を利用した外国人客にも贈る ほか、一般向けに8枚セット300円(税込み)で販売する。  市によると、市内の外国人宿泊者数は近年、増加傾向にあり、2013年は 5109人が市内で宿泊した。 〈08〉2015年03月04日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「協力」登録が1000人・団体突破 植樹祭へ市の花植える取り組み   花木で街を彩る小松市のプロジェクト「フローラルこまつ」に取り組む団体 ・ 個人の登録数が、目標の千を超え、市は新年度、花に関する講習会や勉強会を 開催するなど、市民が花に親しむ機会を充実させる。桜の植樹も目標の千本を 突破し、目標数を3千本に上方修正した。木場潟公園を主会場に5月17日に 開催される全国植樹祭に向け、市では花と緑で来場者をもてなす機運の高まり を歓迎している。  フローラルこまつの登録数は、2月末時点で、団体が町内会や市民団体、企 業、小中学校、保育園など507、個人が531となった。登録団体には花苗 や種子、肥料の購入費などを助成し、2013年10月の制度創設からマリー ゴールドやパンジーなど9万9400株が植えられた。 ●講習会開催へ  市は、花木への愛着をさらに深めるため、企業などと連携し、花に関する講 習会の開催などを検討する。  桜植樹は「1千本の桜と一緒に迎えよう 全国植樹祭」をスローガンに掲げ て昨年3月から始まり、今年1月末時点で1002本となった。申し込んだ団 体は、町内会が86、企業が56、市民団体が34、小中学校・保育園が23 など計204で、市は「桜咲く美しい小松市」を目指し、目標数を3千本に引 き上げる。  市の担当者は「植樹祭がきっかけで深まった市民の花や緑を大切にする思い を継続させたい」と話した。 〈09〉2015年03月03日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎園児指導に役立てて 「こまつ子ども体育大学」の成果をDVD化  小松市は、年長児を対象に今年度開講した「こまつ子ども体育大学」の成果 を、市内全ての保育所と幼稚園に広める。幼児の運動能力やバランス感覚を養 う同大学の様子を収めたDVDを、金沢学院大の平下政美教授らの監修で作成 し、月内にも各施設に配る。「走る」「跳ぶ」「投げる」といった基本の能力 を高めるトレーニングや指導の要点を解説しており、各施設で役立ててもらう。  DVDでは、子ども体育大学に参加した年長児が体を動かす映像に合わせ、 「力強く地面を蹴らせる」「バンザイするように大きく腕を振る」「ボールを よく見る」など運動の仕方や注意点をテロップで表示する。  トレーニングによって養われる能力や期待される効果も説明する。平下教授 らが考案したリズム運動「てくてくワンダフォー」も収める。  子ども体育大学は、昨年9〜11月、毎週土曜の計12回、市内3カ所の地 区体育館で開催された。平下教授や金沢学院大の学生、北陸体力科学研究所 (小松市)の担当者が指導し、年長児32人が鬼ごっこや「障害物ダッシュ」 など、遊びの要素を取り入れたトレーニングを通じて基本的な能力を高めた。  市によると、トレーニング前と後の体力測定では、「立ち幅跳び」「両足連 続跳び越し」「捕球」、両手で体を支える「体支持持続」、「ボール投げ」で 記録の伸びが確認された。  優れたスポーツ選手の育成には、神経の発達が著しい幼児期の運動経験が欠 かせないとされる。市は幼児期のスポーツ教育に力を入れており、担当者は 「DVDの活用で運動好きの子どもを増やしたい」と話した。 〈10〉2015年03月02日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎オーロラの3D映像上映 人気スタジオの作品 サイエンスヒルズこまつ  小松市のひととものづくり科学館「サイエンスヒルズこまつ」は21日から、 最先端技術を用いた国内最大級の「3Dスタジオ」で、オーロラの魅力や発生 の仕組みを紹介する映像作品を上映する。独特の色彩感覚で定評のあるKAG AYAスタジオ(東京)が手掛けた最新作で、北陸新幹線金沢開業で来館者の 増加が見込まれる中、22日に迎える開館1周年の目玉として知名度向上を図 る。  作品は、プラネタリウム映像クリエーター・CG作家のKAGAYA(本名 ・ 加賀谷穣)さんが制作した。コンピューターで絵画制作を行うデジタルペイン ティングの世界的先駆者で、市によると、プラネタリウム番組「銀河鉄道の夜 」 は国内や中国、ギリシャなどで上映され、観覧者数100万人を超えるヒット 作となっている。  最新作「オーロラの調べ」は、アイスランドやアラスカで撮影したオーロラ の写真や映像を基にグラフィックデザインを作成し、オーロラが発光する仕組 みをCGで解説する。上映時間は約30分で、ナレーションはタレントの篠原 ともえさん、音楽はミュージシャンの姫神さんが担当した。  サイエンスヒルズこまつの担当者は「北陸新幹線などを利用して県外からも 多くの人に見に来てほしい」と話した。 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