_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.158     _/ _/              平成27年 3月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.158をお届けします。 昨年3月22日の開館以来、大勢の人に来館いただいたサイエンスヒルズこま つ。一周年の記念と一年分の感謝を込めて、たくさんのイベントを用意しまし た。サイエンスヒルズこまつはこれからも進化していきます。 サイエンスヒルズこまつ ひととものづくり科学館 開館時間 9時30分?18時(有料観覧受付は17時まで) 休館日 月曜日 ※祝日の場合は翌日、3月30日(月)は開館 観覧料 セット券:大人800円、高校生500円、幼児・小中学生300円 ほか お得な年間パスポートも好評販売中 春休み特別企画 テーマ (I"いつかきっと、宇宙へ。」 ●「触れる地球」を体験しよう  デジタル地球儀に 「宇宙から見たリアルタイムの地球」を映し出します。 とき 3月14日(土)−27日(金) ※14日(土)12時−、13時−、 14時−は解説あり。 参加費 無料 ●3Dスタジオ「オーロラの調べ−神秘の光を探る−」  プラネタリウム映像クリエーターKAGAYA氏の最新作を日本初公開。 とき 3月21日(土・祝)− ●宇宙アニメ上映&展示  とき 3月21日(土・祝)−4月5日(日) ○上映番組「宇宙兄弟 一点のひかり」10時30分−、14時15分−  「ナットのスペースアドベンチャー」12時−、15時30分− ○展示「日 本の宇宙科学の歴史」「月食と月の不思議−月を見る楽しみ方−」 参加費 200円 ※ただし3Dスタジオまたはワンダーランドの当日の観覧 券を持っている人は無料 ほかにもたくさんのイベントや体験教室があります。ホームページをご覧くだ さい。 http://science-hills-komatsu.jp/ 問い合わせ  サイエンスヒルズこまつ ひととものづくり科学館 0761 ・22・8610 ◆◆和田市長にココが聞きたい◆◆ ●今月のテーマは「まちをレボリューションします」です。 こまつちゃん 春は、卒業や就職など、新しいスタートの季節ですね。 和田市長  今年の春は、北陸新幹線金沢開業、全国植樹祭の開催と、小松市は大きな契 機を迎えます。全国から注目される大きなチャンスの年。  これまで「10年ビジョン」 で未来へ向けた新しいまちづくりのイメージ を共有し、実現に向けた取り組みを町内会や企業、市民の皆様と共に進めてき ました。その成果を全国や世界へ向けて発信することで、小松を更に進化・成 長させていきましょう こまつちゃん  市長が考える小松の未来像は、どのようなものですか。 和田市長   これからは、グローバル交流の時代です。観光やビジネスなど全ての分野 において交流が進み、そこから経済の活性化や未来を担う人材の育成、新しい 文化の創造が生まれます。小松に住む人はもちろん、訪れる人にとっても心地 良いやさしいまちであることが、これからの国際都市に求められます。今後も、 時代の流れを先読みした政策を更に強力に進めてまいります。  今月、サイエンスヒルズこまつは一周年を迎えます。もっと科学や宇宙の不 思議を体験できるよう進化していきます。また、22日 (日) には木場潟か ら憩いの森を歩くトレッキングコース (植樹祭メモリアルライン) が完成し ます。木場潟公園西園地に建設中の展望施設の完成も間近です。霊峰白山を望 む豊かな自然環境や水郷木場潟は、まさに世界に誇る景勝地です。先人から受 け継いだ地域資源と協働の精神で、大交流時代を迎える中、未来に飛躍するま ちを共に目指しましょう! ◆◆国際交流員ハファエレのVamos nos conhecer(仲良く なりましょう)◆◆ ●ここが驚きました!  海外に住むと、日常生活の中でもびっくりすることが何度もあります。来日 して5年になりますが、振り返ると、驚いたことがたくさんありました。  一つ目は、日曜日も働く人がたくさんいることです。ブラジルでは週末、特 に日曜日は教会に行ったり、家族と過ごしたりと休みを取る日で、娯楽関係の お店以外は全て定休日です。留学生として日本に来た時、図書館へ行くと日曜 日なのに開館していて、しかも平日と同じように学生で満席でした。日本人に とって日曜日は平日と変わらず活動する日と知りました。  次に、ボランティアをする人が多いことです。日本には昔から町内会、消防 団など地域住民同士が強く結び付いて助け合う慣習があります。多くの人は意 識していないと思いますが、これはれっきとしたボランティアです。ブラジル ではボランティアは意識的にするもので、ボランティア活動に参加したことを 証明する文書などの発行が求められることもあるほどです。  それから、日本の高校生はいつも制服を着ています。週末でも部活の関係で 着ていることに驚きました。ブラジルの制服のある学校に通う高校生は制服は あまり好みじゃないようで、放課後は着替えます。また、驚いたのは夜11時 を過ぎると、高校生をあまり見かけないことです。ブラジルでは、16歳以上 なら、週末だと夜遅くまで外へ出掛けて遊ぶ人が多いからですね。  海外で暮らすと、それまでの自分の常識を超える事にたくさん出合います。 この文化や習慣の違いから来る「驚き」が視野を広げてくれると感じます。 ◆◆文化ガイド◆◆ ●アフタヌーン・ジャズLIVE  小さくて可愛い美術館で、ジャズコンサートを行います。申し込みは不要で す。 とき 3月8日(日)14時−15時 ところ 宮本三郎ふるさと館 出演 SAKURA(ヴォーカル)、後藤洋子(ピアノ) 入館料 無料(コンサート公演中) 問い合わせ 宮本三郎ふるさと館 0761・43・3032  ●博物館企画展「古九谷を目指して−歴代八十吉の作陶−」  九谷焼開窯360年を記念し、歴代八十吉が古九谷を手本に制作した作品を 紹介します。 とき 3月14日(土)−6月28日(日) ところ 錦窯展示館 入館料 300円(高校生以下無料) 問い合わせ 博物館 0761・22・0714 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761・24・8016   FAX :0761・24・5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 小|松|ニ|ュ|ー|ス|// ---------------------------------------------------------------------- 01:一般会計は406億6千万円 小松市新年度当初予算案 02:実験棟「きぼう」が身近に ヒルズこまつに実物大模型、夏休みに展示  03:認知症「ほっと犬(けん)」を考案 小松市がキャラで理解呼び掛ける 04:産業活性と情報発信を 小松市で地方創生フォーラム 05:箱わな使用者を養成 小松市がアライグマ対策強化 市民力で被害軽減へ 06:ゼミで全隊員の救助技術向上 小松市消防本部の特別隊が指南 07:ジビエに合う酒と器を土産に 小松市の実行委がセット、新年度にも販売 08:食育や仕事体験機能備える 旧大和小松店跡地の複合ビルで市が構想案 09:子供歌舞伎を1日短縮 小松市のお旅まつり 金〜日曜の3日間に 10:全国植樹祭へ向け清掃活動を強化 小松市、前倒し含め計5回に ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2015年02月26日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎一般会計は406億6千万円 小松市新年度当初予算案  25日に小松市議会に内示された市新年度当初予算案は、一般会計が前年度 当初比1・4%増の406億6千万円、全会計が1・0%増の936億896 0万円となった。市債残高は新年度末で1277億7457万円を見込み、6 年間で156億円減少することになる。  歳入は、市税が前年度比1・9%増の158億円を見込む。景気回復による 企業業績の改善で、法人市民税は18・8%増の19億円と伸び、個人市民税 は2・4%増の55億円となる。自主財源の割合は45・1%で、前年度の4 6・0%から低下した。  消費税増税に伴い、地方消費税交付金は同43・8%増の18億7千万円と 大幅な増加を見込み、地方交付税に臨時財政対策債を加えた実質地方交付税は 8・5%減の79億9千万円となる。 〈02〉2015年02月24日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎実験棟「きぼう」が身近に ヒルズこまつに実物大模型、夏休みに展示   国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」の実物大精密模型(モックア ップ)が、小松市のひととものづくり科学館「サイエンスヒルズこまつ」で展 示される。同市が子供の夢を育む「宇宙教育」を推進するため、新年度当初予 算案に事業費を盛り込み、筑波宇宙センター(茨城県つくば市)から譲り受け る。夏休みに合わせて展示し、来場者が船内実験室に入り、宇宙の生活を体感 できるようにする。  筑波宇宙センターによると、モックアップは1985(昭和60)年ごろ、 実物の設計の初期段階に機能性や動きやすさ、開発に重要な構造などを検討す る目的で製作された。同センターでは2008(平成20)年から展示してい るが、展示替えに伴い、全国の科学館や博物館などから引き取り手を募集して いた。  「きぼう」のモックアップは、実物と同じ船内実験室、船外実験プラットホ ーム、船内保管室、船外パレット、ロボットアーム、衛星間通信システムで構 成される。  小松市は、船内実験室の部分だけを譲り受け、サイエンスヒルズこまつに展 示する。奥行き11・2メートル、直径4メートルの船内実験室内では、宇宙 飛行士による実験や生活の様子などをモニターで放映する。国際宇宙ステーシ ョン内にあるトイレや寝室を実験室内に設けることも検討する。  筑波宇宙センターによると、「きぼう」の開発段階で製作されたモックアッ プが同センター以外で展示されるのは初めてとなる。  サイエンスヒルズこまつでは、最先端技術を用いた国内最大級の「3Dシア ター」で天体の動きを解説し、宇宙関連番組を放映している。市の担当者は 「モックアップの展示で、憧れだけでなく、宇宙を身近に感じてほしい」と話 した。 〈03〉2015年02月24日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎認知症「ほっと犬(けん)」を考案 小松市がキャラで理解呼び掛ける  小松市は、認知症への正しい理解を呼び掛ける啓発キャラクター「こまつ認 知症ほっと犬(けん)」を考案した。認知症患者やその家族を「ほっとかない 」 、気軽に認知症の相談ができ「ホッとできる」まちを目指し、ポスターや市ホ ームページなどに登場させる。子どもにも親しまれるデザインで、市は縫いぐ るみが作れる型紙を配って普及を図る。  ほっと犬は、小松市の安宅の関ゆかりの弁慶にちなんで「Ben(ベン)」 と名付け、弁慶と同じく白いずきんをかぶったデザインとなっている。厚生労 働省の認知症施策推進総合戦略「新オレンジプラン」にちなみ、オレンジ色の スカーフを着けている。  市は、ほっと犬の縫いぐるみを手作りできる型紙を作成し、市内のデイサー ビスセンターなどに配った。型紙に合わせて切ったフェルトや綿を縫い合わせ、 指先を使う作業を通して、高齢者の認知症予防につなげる。  認知症患者への接し方を学ぶ市の「認知症サポーター講座」受講者には、ほ っと犬を描いた缶バッジなどのグッズを配ることも検討している。  市は今月末までに、認知症の兆候や症状があるかを16項目で診断する「か んたん認知症チェック」を作成し、ほっと犬のイラスト付きでホームページに 掲載する。  認知症は自分自身では気付きにくく、周りの人と協力して早期に発見、相談、 治療することが重要となる。市の担当者は「愛らしいキャラクターを通して、 認知症を正しく理解して接することができる人が増えてほしい」と話した。 〈04〉2015年02月23日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎産業活性と情報発信を 小松市で地方創生フォーラム  政府主催の「地方創生フォーラム」北陸ブロック会合が22日、小松市のサ イエンスヒルズこまつで開かれ、地域で活動する企業や団体の代表ら5人が、 人口減少対策として、産業の活性化、情報発信の重要性について意見交換した。  能登町の農家民宿群「春(しゅん)蘭(らん)の里」実行委員会の多田喜一 郎事務局長は、外国人の受け入れ数が増加しているとし「日本の伝統を感じる 場所に泊まりたいという声が多い。地方の特色をきちっと打ち出すことが評価 につながる」と述べた。地元大学との連携、移住者向けの空き家対策も必要に なると指摘した。  加賀市山代温泉で旅館を経営するよろづや観光の萬谷浩幸社長は、加賀温泉 郷の女性グループ「レディー・カガ」の取り組みを説明し、「首都圏や外国人 の市場を取り込むため、マーケティング、デザインの観点を入れて情報発信す ることが大切だ」と話した。国の施策と方向性を合わせることが重要とも述べ た。  鋳物メーカー能作(高岡市)の能作克治社長はスズを使って食器、医療機具、 介護用品の開発を進めているとし、伝統産業も市場ニーズを把握しなければ生 き残れないと強調した。NPO法人十日町市地域おこし実行委員会(新潟県十 日町市)の多田朋孔事務局長、鯖江市を拠点に携帯用アプリを開発する「ji g.jp」(東京)の福野泰介社長も活動内容を紹介した。  フォーラムでは、伊藤達也内閣府大臣補佐官が講演した。伊藤氏は産業や人 口などのデータ解析ができる「地域経済分析システム」の運用を4月から始め るとし、危機感を持って人口減少対策を進めると強調した。冒頭、谷本正憲知 事、和田慎司小松市長があいさつした。  フォーラムは3月上旬にかけて全国9カ所で開催され、小松市は6カ所目と なった。 〈05〉2015年02月17日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎箱わな使用者を養成 小松市がアライグマ対策強化 市民力で被害軽減へ  小松市はアライグマの家屋侵入や農作物被害の防止へ、対策を強化する。市 が所有する箱わなを増やし、箱わなを使用できる捕獲従事者を養成する市民向 けの研修会を18日に開く。市内でのアライグマの捕獲頭数は増加傾向にあり、 生息域も市内全域に広がっているため、市は市民の力を借りて被害を軽減する。  外来生物法に基づくアライグマの防除実施計画を持つ市町は、箱わな技術研 修会の受講者を捕獲従事者として登録することができる。小松市は昨年3月、 県内で先駆けて研修会を開き、町内会長や、被害で困っている50〜70代の 20人を捕獲従事者として登録した。  捕獲従事者の登録者数をさらに増やすため、市は18日、県とともに市役所 で研修会を開く。市民15人が参加する予定で、専門家がアライグマの生態や、 箱わなの仕掛け方などを説明する。  市が所有する箱わなは、今年度に1基増やして9基となった。市は新年度、 さらに増やすことを検討している。箱わなは捕獲従事者に無料で貸し出してい る。  アライグマはペットとして一時人気を集めたが、飼い主に捨てられるなどし て野生化し、全国的に繁殖した。  小松市内では、2007年度に生息が頻繁に確認されるようになり、民家の 屋根裏に巣を作ったり、果樹を食い荒らしたりする被害が増えた。市によると、 箱わなによる捕獲頭数は07〜13年度の7年間で56頭となり、今年度は1 3頭を捕獲した。市の担当者は「市民の協力で被害を最小限に抑えたい」と話 した。 〈06〉2015年02月13日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ゼミで全隊員の救助技術向上 小松市消防本部の特別隊が指南  交通事故や火事などで高度な救助活動に当たる小松市消防本部のレスキュー 隊「特別消防隊」が、全消防隊員のレベル向上へ「レスキューゼミナール」を 開講し、若手有志が技能を高めている。同本部によると、ゼミは初めての試み で、特別消防隊員が専門的な知識が必要な救助工作車や資機材の使用法などを 伝授している。  特別消防隊員が講師を務めるゼミは昨年12月にスタートし、19〜29歳 の29人が受講を申し出た。特別消防隊員は救助資機材の基本的な使用方法を 伝えるため「レスキューノート」を作成した。ゼミは、ノートをもとに受講生 の若手隊員が研究発表し、特別消防隊員が助言、指導する方法で行われている。  若手隊員は資機材のマニュアルに記載されていない「こつ」も研究し、これ までに要救助者を担架に乗せる体勢や、救助用ロープの取り付け位置などにつ いて発表した。  小松市消防本部はこれまで、特別消防隊員が救助用資機材の使い方を研究し、 主に隊員の間で成果を共有してきた。昨年3月に新しい救助工作車と資機材を 導入したことを機に、特別消防隊員がレスキューゼミを開講した。  ゼミは大規模災害時に迅速、確実な救助活動を展開することや、特別消防隊 員を目指す若手の育成につなげる。受講生の藤本誠也中署消防士(24)は 「資機材の適切な使い方について、曖昧に感じていた部分もとことん研究でき た」と話した。特別消防隊は「市民に対して力強く、優しいレスキューを全職 員で目指す」としている。 〈07〉2015年02月13日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ジビエに合う酒と器を土産に 小松市の実行委がセット、新年度にも販売  小松市の「こまつ地美(じび)絵(え)実行委員会」は、イノシシ肉などを 使ったジビエ料理と相性が良い地酒、九谷焼の酒器をセットにし、新たな土産 品として新年度にも販売する。12日に市内で開幕した食の祭典「こまつ地美 絵―餐(さん)―」(北國新聞社後援)では、イノシシ肉に合う辛口の地酒が 提供された。同実行委は土産品販売を通じ、小松の食文化と伝統工芸を発信し て誘客につなげる。  ジビエ料理用の酒を手掛けたのは、小松市の加越酒造で、主力銘柄「加賀ノ 月」をベースに、酵母を瓶の中で発酵させ、炭酸ガスを閉じ込めた生酒を使用 した。脂のある肉には辛口の酒が適しているとし、辛さの度合いを示す日本酒 度は、従来の加賀ノ月に比べて辛めの「プラス5」とした。  「こまつ地美絵―餐―」に合わせ、県九谷窯元工業協同組合が制作した素地 に、小松九谷工業協同組合の作家が絵付けした片口や杯など約50点が作られ、 参加店舗で使用されている。  実行委は、加越酒造のほか、小松市にある東酒造と西出酒造が今後開発する ジビエ料理用の地酒に、九谷焼の酒器を組み合わせた土産品の販売に向けて、 両組合と統一ラベルやパッケージなどの検討を進める。  「こまつ地美絵―餐―」は「地美絵ウイーク」と銘打ち、12日から1週間、 和食、洋食の計12店舗がイノシシ肉を使用した治部煮や赤ワイン煮込み、ミ ートソースパスタなどを提供する。同市栄町の料理店「一浪」では、角煮と鍋 が振る舞われ、参加者は「豚肉よりあっさりして食べやすく、おいしい」と話 した。 〈08〉2015年02月04日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎食育や仕事体験機能備える 旧大和小松店跡地の複合ビルで市が構想案  小松市がまとめた、JR小松駅西口の旧大和小松店跡地に建設する複合ビル の基本構想案が3日分かった。食育や仕事体験、多世代交流の機能を持った 「総合子どもセンター」や、外国人対応の客室を備えた市内最大規模のホテル などが入る8階建てビルとなる。ビルの建設、運営などによる経済波及効果は 約94億円を見込んだ。新年度に設計に入り、早ければ10月ごろに着工、2 017年春のオープンを目指す。  総合子どもセンターを構成する施設として、サイエンスヒルズこまつなど周 辺の既存施設との差別化と連携を図る「こどもパーク(仮称)」をはじめ、小 学生以下の子どもの遊び場「屋内型キッズランド(同)」、乳幼児の一時預か りなどを行う「子育て世代活動支援センター(同)」が示された。  1階のショッピングモールは、地元や話題の専門店、ブックカフェ、コンビ ニエンスストア、ホテルレストラン、行政相談窓口などを想定し、3階には教 育系施設の導入を検討する。  4〜8階のホテルは客室数100室とし、身長が高い外国人宿泊客が快適に 利用できるよう大型ベッドを備える。  建設費は約42億〜45億円、ビル運営による消費額は年間約23億円を見 込み、周辺の飲食店などへの経済効果を含めた総合波及効果は約94億円とし た。ビル運営に伴う雇用は140人程度とした。ビルの利用客や入り込み客は 1日平均約5千人と推定し、駅周辺で人の流れが生まれることから、市は周辺 地域の消費拡大に貢献するとみている。  市が優先交渉権者に決めた青山財産ネットワークス(東京)と清水建設(同) が設立する特定目的会社(SPC)が、複合ビルを建設、所有する。市は全体 のデザインや共用スペースなどについて意見を出しており、1〜3階の入居者 については、市とSPCが共同で募集、誘致に取り組む。  市は複合ビルに、親子3代で利用できる子育て支援や、南加賀地域の市民へ の公共サービス、南加賀のターミナルにふさわしい都市の各機能を求めて検討 してきた。 〈09〉2015年02月03日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎子供歌舞伎を1日短縮 小松市のお旅まつり 金〜日曜の3日間に  小松市で5月に開催されるお旅まつりの曳山(ひきやま)子供歌舞伎で、今 年の当番町である京町と大文字町は、上演日数を1日短縮し、5月8〜10日 の3日間とすることを決めた。近年は土日を挟む4日間が定着していたが、今 年は最終日を日曜日とし、平日に会社を休んで子供歌舞伎を支えてきた住民の 負担軽減を図る。  子供歌舞伎は、10年ほど前から、土日を含む5月中旬に開催され、昨年ま での4年間は5月第2金曜から4日間となった。ただ、最終日が月曜日に当た ることから、住民は曳山の解体作業で火曜日も時間を取られ、会社員は2日間 連続で休暇をもらうことが負担となっていた。  子供歌舞伎を上演する8町でつくる曳山八町連絡協議会などによると、お旅 まつりはかつて、5月13〜16日に固定して開催されていた。しかし、開催 日が平日の場合、休日に比べて観客が少ない上、まつりを手伝える住民の確保 が難しかったため、土日を含むようになった。  お旅まつりは菟橋(うはし)神社の春季例大祭、本折日吉神社の春季大祭で、 約360年の歴史がある。曳山八町連絡協議会長で菟橋神社奉賛会の縄紘平会 長=京町=によると、同神社は来年以降のお旅まつりも、5月第2週の金曜か ら日曜の3日間にする方針という。  縄会長は「上演日数は3日間で十分と思う。上演日を短縮する分、中身を凝 縮し充実させたい」と話し、本折日吉神社奉賛会の釼矧m管m馗后疆貭・瓩マ 「子供歌舞伎を上演する町の意思を尊重したい」と語った。  来年で上演250年の節目を迎える曳山子供歌舞伎は、まつりの呼び物とな っている。 〈10〉2015年02月01日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎全国植樹祭へ向け清掃活動を強化 小松市、前倒し含め計5回に  小松市の木場潟公園を主会場に開かれる全国植樹祭に向け、市は住民ぐるみ の清掃活動を強化する。5月17日の開催日までに例年1回だった大規模な清 掃活動を、時期の前倒しを含めて計5回に増やす。清掃ボランティア「わがま ち美化ピカ隊」の登録団体に新年度、草刈り機の燃料を支給することも検討し ており、植樹祭で見込まれる1万人の来場者を美しい環境でもてなす。  市は毎年3月下旬、木場潟と梯川水系4河川でボランティア清掃「水辺クリ ーンデー」を実施しており、昨年度は約2700人が参加した。  今年は3月22日に予定している水辺クリーンデーに加え、4月18日に 「木場潟クリーン作戦」を展開する。例年6月末に安宅海岸で繰り広げる「ク リーンビーチいしかわinこまつ」は、4月5日に前倒しする。毎年5月最終 日曜日の町内会による清掃活動「全市一斉美化の日」も前倒しし、5月2日、 10日の2回に増やして実施する。  わがまち美化ピカ隊は、市施設で清掃ボランティアに取り組む住民や企業、 団体を市が支援する制度で、2009年7月に登録が始まった。登録団体数は 今年1月16日現在で174となっている。市は新年度、草刈り機の燃料支給 など支援メニューの充実を図る方針だ。  市環境推進課の担当者は「市民協働による美しいまちづくりを進め、全国か らの来場者に心地よく過ごしてもらいたい」と話した。 ---------------------------------------------------------------------- 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