_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.157     _/ _/              平成27年 2月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.157をお届けします。 2月12日(木)―18日(水)に小松市内の12店舗でジビエ料理を堪能で きる「こまつ地美絵−餐−」を開催します。小松の超一流料理人たちが、山の 恵み“ジビエ”をとびっきりの料理に仕立てました。白山麓のドングリをたっ ぷりと食べた猪が”こまつ地美絵”の主役です。この日のために作られた“オ リジナル地酒”と新作九谷酒器も合わせてお楽しみください。 事前にチケットをご購入いただく完全予約制「こまつ地美絵−餐−一日限りの 特別あつらえ」を提供する店舗と、チケットの購入が不要の「こまつ地美絵− 餐−地美絵ウィーク特別メニュー」提供店舗があります。皆様お誘いあわせの 上、ご都合に合わせてご利用ください。 ●こまつ地美絵−餐−一日限りの特別あつらえ 提供店舗 ○料亭まつ家 2月13日(金)18時―(0761・24・3800) ○料亭一浪 2月12日(木)、13日(金)、14日(土)18時―(07 61・22・0809) ○日本料理梶助 2月14日(土)18時―(0761・22・8314) ○レストランミューレミュー 2月13日(金)18時30分―(0761・ 21・2165) ○和食屋南 2月15日(日)18時―(0761・23・3151) ○和餐伸 2月13日(金)18時―(0761・22・0258) ●こまつ地美絵−餐−地美絵ウィーク特別メニュー 提供店舗 ○レストランミューレミュー(0761・21・2165) ○和膳西洋料理健(0761・21・3005) ○プラ・ド・シェール(0761・23・3924) ○Switch(0761・41・5671) ○ビストロドゥエドゥ(0761・25・1515) ○小松の欧風食堂ルーチェ(0761・48・4343) ○ワイン食堂Giglio(0761・21・2344) 問い合わせ こまつ地美絵実行委員会(小松商工会議所内)0761・21・ 3121 ◆◆和田市長にココが聞きたい◆◆ ●今月のテーマは「ますます元気!シニアパワー全開」です。 こまつちゃん 寒い日が続きますが、こまつは元気に活動されるシニアが多いですね。 和田市長 皆さんの笑顔にシニアパワーの素晴らしさを実感しています。その笑顔を応援 するため、今年度は高齢者総合相談窓口や介護予防事業の拡充などを進めてき ました。  健康づくりでは、大学と連携し、より専門的で効果の高い取り組みを新たに 始めました。水中運動講座の開催や生活習慣病予防の栄養指導もその一つです。 また、運動機能の衰えなどにより要介護になるリスクが高まる、いわゆるロコ モティブシンドローム予防のための「こまつロコモ体操」も考案しました。こ の体操は、関節や筋肉を鍛えるだけでなく、認知症の予防も期待されます。各 町の「いきいきサロン」でも積極的に取り入れて、健康づくりに役立てていた だきたいと思います。 こまつちゃん 今月21日(土)には、市民センターで「いきいきシニア推進大会」が開催さ れますね。 和田市長 健康づくりに関する講演会やレクリエーションなどがあります。ぜひ、ご参加 ください。  また現在、全国植樹祭に向け「フローラルこまつ推進団体」や「グッドマナ ーこまつ わがまち美化ピカ隊」の登録に取り組んでいます。町内会をはじめ、 多くの方のご賛同を頂いていますが、心からのおもてなしで天皇皇后両陛下を お迎えし、全国へこまつの魅力を発信するためには、引き続きシニアの皆さん のご協力が必要です。  植樹祭の大成功に向け、全町内登録を目標に一致団結して準備を進めていき ましょう。 ◆◆国際交流員ハファエレのVamos nos conhecer(仲良く なりましょう)◆◆ ●ブラジルの家庭料理 カンジャ・デ・ガリーニャ  今月は、鍋一つで手軽に作れるブラジルの家庭料理カンジャ・デ・ガリーニ ャ(Canja de Galinha)を紹介します。ポルトガル語で「カ ンジャ」はスープ、「ガリーニャ」は鶏肉を意味します。この料理の歴史は古 く、元々はポルトガルの伝統的な料理です。風邪を引いた時や、ちょっと体が 弱っている時にブラジルのお母さんが作ってくれる優しい味わいのスープです。 寒い時期にぴったりなので、ぜひ作ってみてくださいね。 【材料(2〜3人分)】骨付き鶏もも肉…500g、ベーコン…80g、野菜 (玉ネギ、ジャガイモ、ニンジン、トマト…各1個、セロリ、ブロッコリー… お好みで)、米…1/2カップ、お湯…2カップ、ニンニク…5片、パセリ… 少々、ローリエ…2〜3枚、塩・コショウ…適量、固形コンソメ…2個、オリ ーブオイル…少量 【下準備】鶏肉を小さく切り、塩・コショウで下味をつけ る。玉ネギ、パセリはみじん切り。ニンニクはすり潰す。ベーコン、ジャガイ モ、ニンジン、セロリは1p角に、トマトは湯むきして1p角に切る。【作り 方】@鍋にオリーブオイルをひき、玉ネギ、ニンニクを入れ、香りが出てしん なりするまで炒める。Aベーコン、鶏肉を入れ、きつね色になるまで炒める。 B他の野菜を入れて炒め、米、お湯、ローリエ、固形コンソメを入れて煮る。 C鶏肉が柔らかくなったらお湯、塩、コショウで味を調える。  後は盛り付け、パセリを振って出来上がりです。カンジャは家庭によってち ょっとずつ味付けは異なるけれど、どれも食べるとほっとする味です。 ◆◆文化ガイド◆◆ ●プロから学ぶ 歌舞伎 助六  歌舞伎「助六」を題材にしたワークショップ。プロの歌舞伎役者が講師を務 めます。 とき 2月8日(日)14時−16時 ところ 粟津演舞場(小松市井口町ヘ11) 内容 第1部「立ち廻り講座」立ち廻りの実演と解説・体験、第2部「助六が できるまで」役者の衣装や化粧を解説、第3部「助六」歌舞伎舞踊の鑑賞 出演 花柳辰藏、花柳寿美藏(NPO法人日本伝統芸能振興会) 定員 150人(当日先着順) 入場料 無料 問い合わせ 文化創造課 0761・24・8130 ●古文書講座  町方の古文書を読み解き、当時の町の生活風景を探ります。 ○小松の町役人 とき 2月8日(日)14時―16時 ○安宅町の諸相 とき 2月15日(日)14時―16時 ○町人の相続について とき 3月1日(日)14時―16時 ところ いずれも公会堂1階第1・2会議室 講師 袖吉 正樹氏(小松市史専門委員) 参加費 無料 申し込み 市史編纂事務局 0761・24・5315 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761・24・8016   FAX :0761・24・5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 小|松|ニ|ュ|ー|ス|// ---------------------------------------------------------------------- 01:全国植樹祭に子供歌舞伎の曳山登場 県が地元小松市の町内会に依頼 02:小松市の九谷焼作家、北欧デザインとの合作協議へ スウェーデンで2月 03:子供歌舞伎を大人に伝承 小松市が一般向け講座 指導者を育成へ  04:小松市とJAが「うまい米作り」支援 肥料購入費補助や講習会 05:給食調理を民間委託 「発想生かし魅力的に」 小松市教委検討 06:植樹祭会場、歩いて結ぶ 市がトレッキングコース 木場潟―憩いの森 07:観光推進へ初のバリアフリー調査 小松市が2月、飲食店や宿泊施設で 08:小松うどんの講師養成 つるつる創研、講座増加へ 09:産業観光に磨き 小冊子やツアー企画 小松市、専門家から2月助言 10:宇宙へ炭素繊維大型化 小松市の北陸ファイバーグラス ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2015年01月25日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎全国植樹祭に子供歌舞伎の曳山登場 県が地元小松市の町内会に依頼  5月17日に開催される全国植樹祭の主会場である小松市の木場潟公園に、 同市伝統の子供歌舞伎の舞台である曳山(ひきやま)が展示される方向となっ た。木製でくぎを一切使わない曳山は植樹祭のテーマの「森林資源の利活用」 に沿っているとして、主催者の県が市や地元町内会に協力を依頼した。天皇、 皇后両陛下がご臨席し、1万人の来場者が予定されており、関係者は「小松の 伝統文化を発信する機会にしたい」と歓迎している。  石川の伝統工芸や職人の高い技術をアピールするため、県は漆や金箔が施さ れ、名工が描いた天井絵、彫刻などが特徴である曳山の展示に向け、曳山を持 つ8町内会でつくる「曳山八町連絡協議会」などと協議を進めてきた。  曳山の輸送や組み立てには多くの人員が必要となることから、計画では8基 ある曳山のうち2基程度を式典会場に並べる。県などによると、会場以外での 展示も検討しており、引き続き、同協議会や市と話し合いを進める。  毎年5月のお旅まつりでは、当番町の子供役者が曳山の上で歌舞伎を演じる。 来年で上演250年の節目を迎える小松の子供歌舞伎は、近江長浜、武蔵秩父 とともに日本三大子供歌舞伎の一つに数えられている。  市の担当者は「子供歌舞伎の継承は、健全な森林を次代に伝えるという植樹 祭の理念に合う。曳山の展示を成功させたい」と語った。 〈02〉2015年01月28日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松市の九谷焼作家、北欧デザインとの合作協議へ スウェーデンで2月  2月2〜8日にスウェーデンの首都ストックホルムで開催されるデザインウ イークに、小松市在住の九谷焼作家3人が参加し、人気の高い北欧のデザイン を生かした九谷焼の合作ができないか協議を始める。3人は現地のデザイナー と交流するほか、カブトムシをかたどった九谷焼オブジェの展示や九谷焼を用 いた茶会を通じ、九谷焼の技術やデザイン性を伝える。  ストックホルムを訪問するのは、錦山窯(きんざんがま)の吉田幸央(ゆき お)さんと妻るみこさん=同市高堂町=、陶窯田村の田村星都(せいと)さん =同=。3人は昨年7月にスウェーデンなどを訪れた小松市訪問団の一員で、 同10月には同国の工芸デザイン協会「スヴェンスク・フォルム」の代表やデ ザイナーを小松の工房に招くなど交流を重ねている。  2002年に初開催されたデザインウイークは、60カ国以上から約4万人 の来場者と多数のメディアが訪れる、北欧デザインの世界最大のイベントとし て知られる。  3人が参加するのは、北欧諸国のデザイナーがアパートに作品を持ち込んで 集まり、意見を出し合うイベント「We Live Here(私たちはここ に住む)」となる。多くの作家が交流し、創作への刺激やアイデアを得る場に なるという。  庭園にはカブトムシ、クワガタムシをかたどった九谷焼の各5点が展示され る。小松、能美両市の九谷焼の若手作家でつくる「九谷塾」のメンバーが、九 谷焼の伝統的な技術による絵付けを施した。  茶会は、日本からイベントに参加する別の団体が企画し、吉田夫婦や田村さ んが作った湯飲みやマグカップ、ティーカップなどが使われる。  吉田幸央さんは「北欧のデザイナーとの交流は九谷焼にとって刺激になる。 コラボ作品は九谷焼の新たな可能性を探ることであり、数年掛けて検討してい きたい」と語った。 〈03〉2015年01月22日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎子供歌舞伎を大人に伝承 小松市が一般向け講座 指導者を育成へ   来年、上演250年を迎える子供歌舞伎を継承するため、小松市は新年度、 「大人の歌舞伎プロジェクト」を始動させる。大人も立ち回りやせりふ、化粧 などを学べる教室を定期的に開き、子供歌舞伎の指導者やスタッフとなる人材 の育成につなげる。  21日に開かれた市議会経済環境常任委員会で、市側が説明した。  市はプロジェクトの参加者に、お旅まつりの曳山(ひきやま)子供歌舞伎や、 全国子供歌舞伎フェスティバルin小松(北國新聞社特別協力)の出演経験者、 歌舞伎に興味のある人たちを一般公募する。  指導は市川宗家に協力を要請している。子供に限らず、大人も本格的な歌舞 伎に触れられる機会として、将来的に参加者による歌舞伎十八番「勧進帳」の 上演を目指す。  市によると、子供歌舞伎の指導者は高齢化が進んでおり、担当者は「10年、 20年先を見据えると、複数の指導者を育成することが必要になる」と話した。  曳山(ひきやま)子供歌舞伎の上演250年に向け、担当者は「市内に歌舞 伎ファンを増やし、子供歌舞伎を次世代に伝える機運を高めたい」としている。 〈04〉2015年01月18日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松市とJAが「うまい米作り」支援 肥料購入費補助や講習会  小松市は、11月に市内で開催される「米・食味分析鑑定コンクール国際大 会」に向け、米の魅力向上に取り組む農家に肥料の購入費を支援する方向で検 討に入った。JA小松市は2月に、過去の国際大会で最高賞の金賞を受けた生 産者を講師に招いた講習会を開く。「うまい米作り」に取り組む地元農家を官 民挙げてサポートしていく。  国際大会は米・食味鑑定士協会が主催し、例年11月下旬の連休中に開かれ る。全都道府県や米国、アジアから米が出品され、香りや粘り、粒ぞろいなど が審査される。  市によると、大会で金賞を受けた米は標準価格に比べて最高で約5倍の値を 付けることもある。  市は、大会での入賞を目指すことが、小松の米作り技術や農家の所得向上に つながるとし、農家が食味を良くするために購入する肥料の費用を補助する方 向で検討する。大会への出品が補助を受ける条件とし、詳細な内容は今後詰め る。  一方、JA小松市は2月7日に講習会を開く。金賞受賞者でつくる名稲会 (めいとうかい)会員を講師に迎え、おいしい米作りのための土作りや栽培方 法などで助言を受ける。  国際大会は、JR小松駅前の県こまつ芸術劇場うららを会場に開かれる予定 となっている。例年の大会には約500人が来場しており、市は生産者や家族 らに市内を観光してもらうことで、経済効果も期待している。  昨年11月23、24日に青森県田舎館村で開催された第16回大会では、 国際総合部門で護国寺生産グループ(小松市)の竹村敏則さんが県内で初めて 金賞に輝いている。市は農家への支援を通じて、小松産米の2年連続金賞と知 名度アップを図りたい考えである。 〈05〉2015年01月16日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎給食調理を民間委託 「発想生かし魅力的に」 小松市教委検討  小松市教委は、市内の全35小中学校が自校で調理している給食について、 調理業務の民間委託に向けて検討に入った。行政サービスを民営化する一環で 「民間業者の発想を生かし、魅力的でおいしい給食」(学校教育課)を目指す。 新年度にもモデル校を選定して効果を検証し、将来的には全校での導入を探る。  調理業務の民間委託は富山市や小矢部市、東京・足立区などで行われている。 市教委が昨年、先進地を視察したところ、業者が給食の安全を確保しながら魅 力アップに努め、保護者の評価も高かったという。  小松市では、学校ごとに配置した調理員が病気などで休んだ場合、補充者を 派遣している。市教委は「安全安心確保に万全を期しているが、調理員の高齢 化が進んでおり、人員配置が難しくなる可能性がある」とみる。近年は食物ア レルギーの児童生徒が増加傾向にあり、知識や調理技術を持つ調理員確保が課 題という。  市内の調理員は現在、正規、非正規職員を含め100人以上おり、市職員組 合とは民間委託への理解を求めて協議を進める。  県教委スポーツ健康課によると、白山市に民間委託の共同調理場があるが、 その他に学校給食で民間委託を取り入れた自治体は把握していない。坂本和哉 市教育長は「モデル校での効果を見極め、魅力ある給食を提供したい」と話し た。 〈06〉2015年01月14日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎植樹祭会場、歩いて結ぶ 市がトレッキングコース 木場潟―憩いの森  小松市で5月17日に開催される全国植樹祭を記念し、市は会場となる木場 潟公園と「憩いの森」を結ぶトレッキングコースを設定した。霊峰白山や小松 の街並みを一望できる高台、地元の食材が集まる道の駅などを通る全長12キ ロで、年度内にコースなどを記載した看板を設置する。植樹祭や北陸新幹線金 沢開業を見据え、木場潟周辺の魅力向上と交流人口の拡大を図る。  コースは、植樹祭の主会場である木場潟公園の中央園地を発着点とし、記念 植樹会場となる憩いの森をはじめ、蓮代寺小や小松バイパス、北陸電力小松変 電所、マウンテンバイクコース、道の駅「こまつ木場潟」などを通る。起伏の ある1・6キロの遊歩道「絆の森」もコースに組み込み、高低差は約90メー トルとなる。  中央園地と憩いの森に1カ所ずつ設置する総合案内看板には、コースの全体 図のほか、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)予防の体操を表記する。 コース途中にはチェックポイントの看板を設け、憩いの森や次のチェックポイ ントまでの距離を明記して、現在地が分かるようにする。  コース設定には、小松ウオーキング協会と小松ノルディックウオーク協会が 協力した。  木場潟公園の利用者数は、記録が残る1985(昭和60)年度の6万92 40人から増加傾向にあり、2010年度には最多の61万7464人となっ た。ジョギングやウオーキングを楽しむ利用者が多く、市は利用促進へ「10 0万人構想」を打ち出している。  市の担当者は「木場潟から憩いの森へと足を伸ばすきっかけにしたい」と話 した。 〈07〉2015年01月12日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎観光推進へ初のバリアフリー調査 小松市が2月、飲食店や宿泊施設で  小松市は今年度から目標に掲げた「やさしいまちづくり」の具体策として2 月にも、市内の観光、宿泊、公共施設、飲食店などを対象にした初のバリアフ リー調査を開始する。各施設の障害者用駐車場や車いすの有無、スロープの傾 斜などの情報をインターネットで発信するとともに、施設職員や従業員の接遇 向上につなげ、障害者や高齢者が観光で訪れやすいまちづくりを官民一体で進 める。  市は、調査をNPO法人石川バリアフリーツアーセンター(金沢市)に委託 する。センター職員や車いす利用者が、対象施設の入り口の段差や、車いすの 貸し出しの有無、トイレが車いすでも使いやすいかどうかなどの項目を調べる。  民間施設については、調査を希望する事業所や店舗を対象とする。市は今月 29日に市公会堂で開くバリアフリー観光セミナーの参加者に、調査への協力 を呼び掛ける。  調査結果は、ワンポイントアドバイス付きで、石川バリアフリーセンターの ホームページ(HP)での公開を予定している。市によると、同HPは、全国 の障害者などが旅行先の選定に役立てているという。  市は、調査対象施設が障害者にとって使いやすいかどうかを、調査結果やセ ミナーを通じて従業員や職員に考えてもらうことで、接客改善にも生かす。  調査開始を前に昨年11月には、ひととものづくり科学館「サイエンスヒル ズこまつ」、道の駅「こまつ木場潟」で、モデル調査を実施した。  市によると、施設や店などの対応が不十分ではないかとして観光や外出を諦 める障害者や高齢者は多い。市はバリアフリー観光の需要は高いとみており、 担当者は「安心して観光できるまちとして、障害者や高齢者を呼び込みたい」 と話した。 〈08〉2015年01月11日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松うどんの講師養成 つるつる創研、講座増加へ  小松市の地元グルメ「小松うどん」のブランド化を目指す「小松うどんつる つる創研」は、地元の小学校などで開くうどん作り講座の講師養成を始めた。 今年度の講座が、昨年度の2倍の16回となる好評ぶりを受けて企画した。新 年度に講師と開催回数を増やし、地元の代表的な食文化として一層の発信と定 着を図る。  つるつる創研は2012年度から、地元の小学校や各町内会などを対象に、 うどん作りの講座を開いている。講座では、小松産の小麦粉を使い、こねる、 のばす、切るといった麺作りの工程を体験できる。俳聖松尾芭蕉が絶賛した逸 話など、歴史や特徴の解説もある。  これまでは、つるつる創研の研究員ら2、3人が交代で講師を務めてきたが、 講座の回数が増え、多いときは50人以上を1人で教えなければならない状況 になった。このため、講師養成の「小松うどんづくり講座」を今年度に新設し た。  小松うどんづくり講座では、こまつ市民博士の川矧T糎・気鵑蕕・蕁⊂・・エ に加える水の量や、生地ののばし方のこつをはじめとする技術を学ぶ。3月ま で全5回開催し、修了者は来年度以降のうどん作りの講座に、講師や補助役と して参加できる。  つるつる創研の担当者は「小松うどんを地元グルメとして定着させていくた めにも、うどん作りをよく知る人を増やしたい」と話した。 〈09〉2015年01月08日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎産業観光に磨き 小冊子やツアー企画 小松市、専門家から2月助言  小松市は産業観光推進へ、2月下旬、専門家を招いた講演会やワークショッ プを開催する。第一人者から助言を受け、地域資源に磨きをかけ、受け入れ側 の意識向上につなげる。建機大手コマツの工場や九谷焼の窯元など市内のスポ ットを紹介するリーフレットを作製するほか、春休みにはツアーも実施し、企 業が集積する「ものづくりのまち」を発信する。  講演会では、日本観光振興協会の見並陽一理事長が講師を務め、産業観光の まちづくりをテーマに語る。ワークショップでは、見並理事長、同協会の丁野 朗常務理事が市内の産業観光地を訪れ、市は利用客の受け入れや情報発信の手 法などで意見やアドバイスを受ける。  市が産業観光地に特定したリーフレットを作製するのは初めてで、市内外の 観光情報センターや宿泊施設などに配布する。3月下旬のツアーは、コマツや ジェイ・バスの工場、航空自衛隊小松基地、航空プラザなどを巡る予定で、ゴ ールデンウイークや夏休み時期の開催も計画している。  市内では、2013年11月に全国産業観光フォーラムが開催され、昨年3 月には、市がものづくり技術を伝え、人材育成の拠点に位置付ける科学館「サ イエンスヒルズこまつ」がオープンした。同10月には日本観光振興協会の 「産業観光まちづくり大賞」で銀賞に選ばれた。  市は「産業観光のまち」として、一層のイメージ向上に力を入れており、担 当者は「産業観光を通じて、誘客と、ものづくり人材の育成につなげたい」と 話した。 〈10〉2015年01月05日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎宇宙へ炭素繊維大型化 小松市の北陸ファイバーグラス  ガラス繊維製品の製造、加工、販売の北陸ファイバーグラス(小松市)は、 小惑星探査機などが地球に帰還する際に生じる大気との摩擦熱から機体を守る 耐熱材の大型化に成功した。大型化により、宇宙開発分野での幅広い活用が期 待される。同社は軽くて強度の高い炭素繊維織物の生産技術を自動車の軽量化 に生かす計画も進めており、新技術の実用化に向けて研究を加速させる。  北陸ファイバーグラスは2011年、JAXA(宇宙航空研究開発機構)に 提案した「高加熱に耐える3次元炭素織布耐熱材の開発」が採択された。岐阜 大と共同で、大気圏突入時に発生する高熱から探査機などを防護する耐熱材の 開発を進めてきた。  同社は昨年度までに、1立方センチメートル当たり0・2グラムの炭素繊維 集合体の開発に成功した。小惑星「イトカワ」の微粒子を地球に持ち帰った探 査機「はやぶさ」の耐熱材に比べて、5分の1の軽さを実現した。  今年度は、この耐熱材の大型化に取り組み、多層構造で炭素繊維織物を製作 できる織機の改良や試作、試験を重ねた。耐熱材の強度や軽さを維持しながら、 あらゆる大きさの耐熱材を製作できる技術を開発した。  同社によると、ロケットの場合、重量が軽ければ軽いほど打ち上げ費を抑え られる。軽くなった分、他の機材を搭載できるなど、耐熱材軽量化の利点は大 きい。このため、宇宙開発では丈夫で軽い耐熱材が求められている。  宇宙開発向けの一方、同社は国内の自動車メーカーと、自動車の軽量化に関 する研究も進めている。  地球温暖化対策に伴う排ガス規制への対応や低燃費の実現には、車体の軽量 化が不可欠とされる。同社によると、炭素繊維複合材を用いた自動車は現在の ところ高級車が中心で、今後、大衆車でも使用される可能性が出ているという。  自動車メーカーとの共同研究では、鉄やアルミを使った部品を軽量化するた め、炭素繊維複合材で作った部品を試作し、強度などを確かめている。将来的 には炭素繊維複合材を用いて軽量化した自動車の実用化を目指す。  北陸ファイバーグラスの北村雅之社長は「炭素繊維やガラス繊維を用いた複 合材の可能性は広がっている。自社の技術を生かしたい」と話した。   ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。 申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「小松ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・「ふるさとメール・小松」の申し込みや解除は、小松市や北國新聞社のホー  ムページから行うことができます。   小松市のホームページ   http://www.city.komatsu.lg.jp/   北國新聞社のホームページ http://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------